前回のラストといい、次回予告での不穏な空気といい…
作者は人の心とかないん?
とりあえず第35話、どうぞ!!
恭平はデルタ1とデルタ2を連れ、永遠たちの元へと戻っていた。永遠はデルタ1とデルタ2を笑顔で迎え、コーヒーを入れデルタ1とデルタ2に差し出す。
永遠「とりあえずコーヒーをどうぞ。会話するのは2度目だね?デルタ1」
デルタ1「そうですね。あの時は…申し訳なかったと思います」
デルタ2「本当に申し訳ないです…」
永遠「いやいや、謝られても…そっちは命令で動いてたんだから仕方ないよ」
デルタ1「しかしっ!!」
楓「落ち着いてください…永遠はもう気にしていないので…」
デルタ1「あなたは…」
楓「坂月 楓…聖女と呼ばれていた者です…今は普通の人間ですが…」
楓はデルタ1とデルタ2にそう言い、自己紹介をする。デルタ1とデルタ2は心底驚いていた。自分達が守り抜こうとしていた存在が目の前におり、その存在が会話を可能とし、車椅子ではあるが、歩行を可能としているからだ。
デルタ2「楓様は…お身体の具合は大丈夫なんですか?」
楓「"様"などは不要ですよ?楓と、そう呼んでください」
デルタ1「いえ!そんなの恐れ多いです…せめて楓さんと呼ばせてください!!」
楓「ふふっ、ではそれで…貴方がたはなんとお呼びすればいいでしょうか?」
楓のその問いにデルタ1とデルタ2は顔を合わせ、同時に言う。
デルタ1/デルタ2「「デルタとお呼びください!!」
恭平「それはコードナンバーみたいなものだろう?本名はないのか?」
デルタ1「俺達は元々が親から捨てられた孤児です…そんな俺達を拾ってくれたのがプロフェッサーです。名前なんてあってないようなもの…デルタが俺達の共通の名前なんです」
永遠「名前か…俺がつけようか?新しい名前」
デルタ1/デルタ2「「良いんですかっ!?」」
永遠のその言葉にデルタ1とデルタ2は驚く。まさか自分達にデルタ以外の名前がつけられるなんて夢にも思わなかったからだ。永遠はデルタ達の言葉に頷き、どんな名前にするか悩み始める。
永遠「どんな名前にしようかな?うーん…あっ!これにしよう!」
デルタ1「思い付いたんですか?」
デルタ2「どんな名前になるんだろう…ドキドキする!」
永遠「デルタ1は
柊「いえ…とても嬉しいです!柊かぁ…いい名前ですね!そうだろ、鈴蘭?」
鈴蘭「うん!とてもいい名前です、気に入りました!これからもよろしくお願いします!!」
デルタ1…柊とデルタ2…鈴蘭は名前をとても気に入り、嬉しそうにする。永遠もよかったと胸をなで下ろし、ひと息つく。恭平は名前をつけられた柊と鈴蘭の元まで行き、こう言う。
恭平「柊、鈴蘭、お前達はこれから学校に通わせようと思うんだが…勿論、保護者は俺が努める。お前達には普通に生活して欲しいと思ってるんだ。どうだろうか?」
柊「学校…正直、浮くとは思います…これまで学校に行ったことがないので…不安はあります。でも、鈴蘭も一緒ならそんな事はありません!」
鈴蘭「私も…柊と一緒なら行きます!なんなら、友達もたくさん作りたいです!!」
恭平「そうか…良い目をしているな。それなら俺の方で諸々の手続きは済ませようと思う。学校生活、楽しんでくれ」
柊/鈴蘭「「はいっ!!」」
雫「恭平が保護者ってことは…恋人の私も柊君と鈴蘭ちゃんの保護者ってことになるのかな?」
雫のその疑問に恭平は涼しい顔でこう答える。
恭平「そうだな。いずれは結婚もする訳だし、柊と鈴蘭は実質俺と雫の養子になるか」
永遠「そんなに涼しい顔で答えるなんて…雫ちゃんの彼氏は凄いよね!……って、雫ちゃん?固まってどうしたの?」
永遠は雫の目の前で手を何回も振るが、雫は顔を真っ赤に染めたまま、その場から動かずに放心状態だった。永遠が何回か肩を揺さぶると雫は正気を取り戻す。
雫「はっ!?もぉ!!恭平が急に"結婚"って言い出すから驚いたでしょ!!」
恭平「すっすまない…だが、いずれは結婚するんだろ?」
雫「それは…そうだけど!!」
楓「お二人は本当に仲がよろしいのですね…羨ましいです」
雫「楓ちゃんも永遠とは仲が良いよね?別に羨ましがる所なんてないと思うけど…」
楓「それは昔の話ですよ?今の私は永遠の好きな物、好きな事、好きな場所を何一つ知りません。だから、仲が良いとは言えないんですよ」
永遠「えっ…いやいや、俺は楓の事を大切に思ってるし、楓だってそうだろ?だから、俺は楓の傍にずっと居たいし楓と行きたい場所はいくらでもある。それでさ、楓が歩けるようになったら2人で楓の行きたい場所に行こう。俺は楓が行きたいって言った場所にはいつでも行けるから…」
永遠が楓に唐突にそう言う。楓は一瞬、時が止まったかのように動かなくなるが、何か理解すると顔を真っ赤に染め手で顔を隠す。楓以外は永遠を見てニヤニヤとする。永遠は理解できずにきょとんとしているとルナが永遠の肩を掴んでこう言う。
ルナ「お兄ちゃん…楓さんにプロポーズしたの?」
永遠「えっ?違うけど…」
航輝「"ずっと居たい"ってのは傍から見たら生涯ずっと共に歩むって意味と一緒なんだ。永遠は今、楓さんにそう言ったんだ、分かるだろ?」
永遠「えっ…あっ…いや!その…楓の事は好きだよ?でも…今までそういう事、経験なくて…だから今は答えを出せないけど…いつか、絶対に言うから…その時まで待っててくれる?」
楓「そっそうですね!私も…気持ちの整理がつかなくて…永遠と一緒にいると楽しいのですが…まだこれが恋愛としての好きなのかは分からないんです。だから、永遠が答えを見つけて、私に言うまで私も待ちますからね!」
永遠と楓、2人とも戸惑いながらもお互いにそう約束する。その光景を7人は微笑ましそうに見ていた。
―――――――――――――――――――
ロードは創始がいるであろう研究室へと赴いていた。その理由は…
ロード「星空 創始!!いるかっ!!」
創始「あぁ、いるとも…何の用だい?ロード」
ロード「その姿は…なるほど、お前がしそうなことだ…大方、不知火 絵月も同じような事をしているのだろう?……っと、用件がズレたな。市川 爆刃を知らないか?」
創始「爆刃君か…彼なら、何処かへと消えていくように去って行ったよ。何やら妙なアビリティカードを持ってね」
ロード「ッッ!?やはり…グリードを殺ったのは市川 爆刃だな!!」
ロードは創始の襟を掴み、口調を荒げながらそう言う。創始はロードの手を振り払い、こう言う。
創始「市川 爆刃君は欲望に満ち溢れている。グリードを殺ったのは彼が力を付けるため…仕方の無いことだ」
ロード「キサマッ!!俺達マキアは仮面ライダーの影響で減ってきているんだぞ!?お前は協力すると言うからここにいるだけでお前の事は俺は気に食わない!!これ以上…仲間を減らされてたまるか!!俺が直に出向き、仮面ライダー達…永遠を屠る!!」
ロードは勢いよく扉を開け、出ていく。創始は服のシワを伸ばしながらジェネシスドライバーを取り出し、ほくそ笑むのだった…
―――――――――――――――――――――
放送局…ここでは日々、様々な情報が発信されている。今日もまた、様々な情報を日本中に届けていた。
「マキアは地球外生命体説というのはご存知ですか?これはかなり昔から唱えられてきた説なのですが、マキアを長年研究している杉本博士が仮面ライダーとマキアの戦闘跡地に赴き、マキアの体液を採取した際、未知の物質で出来ているということで"マキアは地球外生命体なのでは?"というのが本当になってきています。そうですよね?杉本博士」
杉本「はい…私としましてもとても驚きの事であり、興味深い事でもあります。では、マキアはいつ、どこで地球に現れたのか…それは200年前に遡ります…当時、マキアと人間による機人大戦が起きたと資料には残っています。この時点でマキアはいましたが、私の見解ではそれ以前にもマキアは存在しており、人間社会に溶け込んでいたのでは?と思っています」
「そうですね。マキアの中には人の姿に化ける存在もいるというのはここ最近の仮面ライダーとマキアの戦いの中にも残っていますね。そう考えると人間社会に溶け込んでいたというのはあながち間違っていないのかもしれませ………」
「ここは関係者以外立ち入り禁止ですよっ!?止まってください!!」
司会者が話し終える前に、スタッフの1人が大声で言いながら、グレーのパーカーを羽織った青年を止めようとしていた。しかし、その青年は力が強くスタッフ1人の力ではどうしても止められなかった。
「どうしたんですか?その人は部外者でしょう…早く、立ち去らせてください。このままでは番組の続きが出来ない」
「しかし、力が強すぎて自分1人の力ではっ!?」
ロード「邪魔だ、どけ!!」
ロードはスタッフの頭を片手で掴み、投げ飛ばす。スタッフは壁に頭がぶつかり、血を垂れ流しながら気絶する。流石に司会者も困惑し、ロードに向かってこう言う。
「さっ、さっさと立ち去ってください!!警察に通報しますよっ!?」
ロード「構わない、このまま生放送で全国に流せ」
「ひぃぃぃ!?」
「まさか…マキア…なのか?本当に、今ここに?」
杉本博士は少々、興奮気味にそう言う。ロードはそんな杉本博士の近くに足を一歩、また一歩と進めていく。そして、杉本博士の首を掴み、絞めだす。
「ぐぅ、何をっ…」
ロード「博士…か、もううんざりだ、研究に没頭する奴は!!」
ゴキッ…首がへし折る音がする。杉本博士の首は支える力がないかのようにぷらんとなり、博士の目は光を失っていた。それを見た司会者やスタッフ達は大声で叫び、逃げ惑うがロードの大剣が刺さる音でその場は静まり返る。
ロード「さっさと回せ、そうしなければ…1人ずつ殺していく!!」
「ヒィィィ!?さっ、さっさと回してください!……早くっ!!」
「はっ、はい!!」
スタッフ総動員で番組を回す。その中央にはロードが毅然として立ち、映像内からでも分かるほどの気迫で日本中に宣言する。
ロード「人間及び仮面ライダーに告ぐ、これより我々マキアによる人類虐殺を始める…仮面ライダーよ、止められるか?」
――――――――――――――――――――
永遠は楓の歩行練習に付き添っていた。楓は順応性が非常に高く、少しずつではあるが歩けるようになっていた。そんな時、碧から緊急の連絡が入る。
碧『永遠っ!!大変なことになってる、今すぐテレビをつけて!!』
永遠「大変?一体何が…」
永遠はテレビをつけると、ロードが放送局を乗っ取り、日本中に宣戦布告をしている場面を目にする。永遠は驚愕し、すぐさま、放送局に行こうとするが楓に服の袖を掴まれ足を止める。
永遠「楓、どうしたの?」
楓「いえ…その、永遠のことが心配で…私の前からいなくならないですよね?」
永遠「勿論だよ!俺は楓の為にここにまた帰ってくる。楓は俺の事を信じて、待っててくれる?」
楓「はい…分かりました。必ず、帰ってきてくださいね?」
永遠は楓のその言葉を聞き、頷く。そして、その場から早足でロードのいる放送局へと向かう。その永遠の後ろ姿を楓は未だ心配しそうな眼で見ていると、朝陽に話しかけられる。
朝陽「永遠を信じていたらいいさ。永遠は必ず君のもとに帰ってくるって…」
楓「それでも…」
ルナ「信じたらいい…お兄ちゃんもきっと嬉しいと思う。私も、航輝の事を信じて待ってる」
楓「ルナちゃん…そうですね、私ももう少し永遠のことを信じてみます。永遠達が帰ってくるまでに私達でできることをしときましょう!」
ルナ「うん!お父さんも手伝って!」
朝陽「はいはい、父親としての務めだしなるべく付き合うよ」
――――――――――――――――――――
永遠はバイクを全速力で走らせ、放送局に行っていた。既に他の4人は放送局の前へ来ていると連絡があり、永遠もあと少しで着くところだった。数分後、永遠はバイクを停め放送局前で4人と合流する。
永遠「ごめん、遅くなった!それで状況は?」
大輝「全く変わっていない。ロード…中で何をしているんだ?」
航輝「そんな事、どうでもいいだろ?ひとまずは市民の安全が最優先だ、助ける一択だろ!」
恭平「しかし、俺達が来てからもロードが何か仕掛けてくるわけでもない…罠の可能性も考慮しなければならない」
雫「でもそれじゃあ、中の人たちは!!」
恭平「このまま…かもしれない」
雫「そんな…」
放送局の中には人がまだたくさんおり、雫は助けられない屈辱感に押し潰されそうになる。
その時、放送局の一室が爆破する。次から次にその爆破は起き、やがて放送局は崩壊し、5人は唖然とする。
崩壊し炎上する放送局の中から1人の影がこちらへ歩いてくるのが見える。永遠はその影をまじまじと見ると、ロードがこちらへと歩みを進めていた。
永遠「ロードっ!?なぜこんな事をっ!!」
ロード「永遠か…分かっているだろう?これしかないと…仲間は次々に死に…俺の傍にいた者もいなくなっていく…その現状を変えたいと思うのがマキアの王である俺の使命だ!!成長した仮面ライダー共よ!!俺に力を示せ!!」
永遠「ロード…今ここで、決着をつける!!」
ロード「掛かってこい、仮面ライダー!!」
『『『ENTITY DRIVER』』』
『GENESIS DRIVER』
『FORGE GEAR』
永遠、雫、大輝はエンティティドライバーを、恭平はジェネシスドライバーを、航輝はフォージュギアをそれぞれ装着し、フェンリルアブソーブカード、リカバリーフォースカード、ブーストイグニッションカード、プラネットアビリティカードを認証させ、インフェルノメモリアルカードを挿し込む。
永遠/大輝/航輝/雫/恭平「「「「「変身!!」」」」」
『ABSORB RISE』『BOOST RISE』『RECOVERY RISE』
『GENESIS RISE』
『ABSORB POWER.FENRIR』
『KAMEN RIDER SIGMA FENRIR.FORCE CONTROL』
『IGNITION SPEED.BOOST ENTITY』
『KAMEN RIDER PHI BOOST.LIMITED BOMBER』
『PROTECTION TEAMS.RECOVERY ENTITY』
『KAMEN RIDER BETA RECOVERY』
『SPACE CREATION.PLANET』
『RIDER SYSTEM GENESIS』
『HELL FLAME.INFERNO』
永遠、大輝、雫、恭平はカードを差し込み、仮面ライダーシグマフェンリル、仮面ライダーファイブースト、仮面ライダーベータリカバリー、仮面ライダージェネシス プラネットへと変身を完了させ、航輝はレバーを引き、仮面ライダーアルファ インフェルノカスタムへと変身を完了させる。
ロード「仮面ライダー…俺を止められるか?」
シグマ「止めてみせる!!」
アルファ「オラッ!!」
アルファはロード目掛けて拳を突き出す。ロードはその拳を何のためらいもなく、大剣で軽く受け止め、流す。アルファは自身の拳が受け流され、よろける形で体勢を崩す。ロードはその瞬間を見逃さず、下から上へと大剣を持ち上げ、アルファを空へと打ち上げる。
アルファ「っっ!?何っ!!」
ロード「もっと見せてみろ…インフェルノの力を!!」
ロードも空へと飛び、空中で身動きが取れないアルファに向かって大剣を振りかざす。アルファは咄嗟に防御の体勢に入るが、その防御を貫通し、振りかざした大剣とそれを握るロードと共に地面へと叩きつけられる。
アルファ「ぐはっ!?クソっ、なんてパワーだっ!!」
ロード「まだまだ、魅せてみろ!!」
ロードは再度、アルファへと攻撃を始めるが、ロードとアルファの前に突如、シールドが出現する。ロードは少し後ろへと後退し、アルファはその隙にその場から離れる。
アルファ「助かったぜ、雫!」
ベータ「ううん、それよりも回復するよ!」
ベータはアルファにリカバリーの力を行使し、蓄積されたダメージを癒す。それをロードが見逃すはずがなく、すぐさまベータへと標的を変え、攻撃をしようとするがジェネシスに邪魔をされる。
ジェネシス(P)「邪魔はさせない!!」
ロード「ほぅ…俺に一度、敗北をしておきながらまた俺に挑もうというのか…面白い!!」
ロードは機械を操作し、組み合わせ、レーザー砲のようなものを作り出す。そのレーザー砲にエネルギーを溜め、ジェネシス目掛けて一気に放出する。
ジェネシスは車の影に隠れ、直撃を防ぐがロードが一気に詰め、ジェネシスに大剣を振りかざす。ジェネシスは咄嗟のことで回避が出来ずに喰らい、ドライバーが壊れ、変身が強制的に解除される。
恭平「ぐっ……、ドライバーがっ!?」
ロード「まずは1人か…さて、次は誰だ?」
ファイ「俺だ…」
シグマ「俺もいるよ!」
ファイとシグマはロードの左右から挟み撃ちで攻撃する。ロードは右手でシグマの拳を受け止め、左手の大剣でファイの拳を受け止めると右手でシグマを引き寄せ、蹴りを放つ。シグマはその蹴りによって吹き飛ばさる。
シグマ「ッッ!?やるねっ!!」
ロード「ふん…そうでなくては面白くない!!お前ももっと楽しめ!!」
ロードは大剣で未だに受け止めたままのファイの拳を機械同士で磁石のようにくっつけ、重くさせる。ファイはその重さに身体が耐え切れず、地面へと叩きつけられる。
ファイ「ぐっ……重すぎるっ!!」
ロード「終わりだ」
ファイ「ぬっ!?なっ―――――」
ロードは大剣をファイの背中に刺し、そのまま力強く抑え込む。すると、地面にクレーターができ、中心には変身が解除された大輝が痛そうに横たわっていた。
ロード「2人目…次は…」
ベータ「ッッ!?」
ロードが次に目をつけたのはベータ。唯一の回復能力を持つベータはロードにとっても今すぐ潰さなければならない者であった為、ロードはベータ目掛けて歩みを加速させていく。
シグマ/アルファ「「させるかっ!!」」
ロード「ッッ!?ほぅ……」
アルファ「オラオラオラッ!!」
アルファはロードの大剣を壊そうと何度も殴るが、硬すぎてひびすらも入らず逆にロードは大剣をアルファ目掛けて投げ飛ばし、アルファは投げ飛ばされた大剣を弾く。その時には既にロードはアルファの目の前まで来ており、そのまま頭を掴まれシグマ目掛けて投げられる。
アルファ「ッッ!?あのヤロー!!」
シグマ「航輝、大丈夫っ!?」
アルファ「問題ねぇ…雫がヤベーな…永遠、行ってくれ!!」
シグマ「分かった!!」
シグマはロードとベータの間に入り込み、ロードの顔面へと拳を放つ、しかしロードは大剣で防御しシグマの首を即座に掴む。
シグマ「ぐっ!?」
ロード「弱くなったな…昔のお前なら一瞬でかたを付けられたというのに…"仲間"というものができたことによってフェンリルとしての孤独に強くなるという上昇志向さえなくなった…お前では俺には勝てない!!」
シグマ「たしかッ…に…俺は1人……じゃない…たけどっ!!そのおかげで今の俺がある!!君に仲間をバカにされてたまるかっ!!」
シグマはロードの腕に脚で絡み付き、そのまま地面へと抑え込む。流石にロードも予想外で対応し切れず、地面に倒れる。
ロード「ッッ!?そうだ…その意気だ!!永遠っ!!」
シグマ「ハッ!!」
シグマはロードの背中に蹴りを放ち、後ろへと後退する。ロードは何事もなく立ち上がり、興奮気味にこう言う。
ロード「戦いとはこうでなくては面白くない!!さぁ、もっとやるぞ!!」
シグマ「君の好きにはさせない!!」
『FENDRIVEBUSTER』
ロード「俺も
ロードは怪人態へと変貌を遂げる。体躯は銀色に、頭部には金色の王冠が背中には金黒のマントを羽織った姿をし、眼は紅く染まっていた。
シグマ「いくぞ!!」
ロード「掛かってこい!!」
2人とも目にも止まらぬ速さで駆け出し、ロードの大剣とシグマのフェンドライブバスターが衝突する。その威力によって近くの建物のガラスは割れ、車なども吹き飛んでいく。
アルファ「やべぇ!!」
ベータ「ッッ!?私達も、気を抜けば吹き飛ばされるっ!!」
恭平「くっ…」
大輝「クソっ!!」
シグマ「埒が明かない、スピードでケリを付ける!!」
ロード「ふんっ!!」
シグマは超高速でロードを翻弄する。ロードはその場から立ち尽くしたまま、シグマの攻撃を何通りも予測していた。
シグマは背後からロードを攻撃しようとするが、ロードの大剣によって防がれる。完全に予測され、シグマの攻撃は次々と防がれていく。何度も…何度も繰り返すが、ロードには一切届かずに防がれてしまう。
シグマ「これならどうだっ!!」
『STRIKE』『SKY』『SPARKING』
『TRIPLE REMIX』
『フュージョンリミックスブレイク』
ロード「…………」
シグマはアビリティカードを3枚、フェンドライブバスターに挿入し、必殺技を発動させ、ロードに喰らわすが、ロードは何食わぬ顔で片手で受け止め逆にフェンドライブバスターの攻撃をシグマに喰らわす。
シグマ「ぐわっ!?クッ……」
ロード「やはりな…永遠、お前は俺の相手にはなれない…昔ならいざ知らず、お前は弱くなりすぎた…それに、
シグマ「何が……ッッ!?」
その時、シグマの心臓が悲鳴を上げた。シグマは胸を抑え、苦しみだす。胸を抑え、苦しんでいるシグマに向かってロードは大剣を向けながらこう言う。
ロード「お前の命は今日で終わりだ…残念だが、お前に次はない、次があるとすればそれは…俺がこの世界を支配したあとだな…永遠…お前は終わりだ」
シグマ「俺は…諦め…な…い…」
その瞬間…変身が強制解除され、永遠の瞳は光を失う。心臓の鼓動は止まり、身体は冷えていく永遠を見て、4人はそれぞれ…
航輝「嘘…だろ?永遠っ!!起きろ、永遠!!」
大輝「こんなにも…別れが苦しいのか…」
雫「永…遠…」
恭平「これも…運命…なのか…」
ロード「永遠はこの世を去った…お前達はどうする?永遠の死を受け止め…無謀にもまた、俺に挑むか…永遠のように死んでいくか…2択を与えてやる。選べ…」
航輝「どっちにしろ待ち受けんのが死ってんなら、俺はお前を倒すだけだ!!」
大輝「そうだ…俺達は仮面ライダーだ!!決して…諦めない!!」
雫「永遠の意志は私達が受け継ぐ!!」
恭平「永遠に報いるために!!」
ロード「挑んで来るという訳か…いいだろう…お前達に絶望を与えてやる」
4人は再度、変身し、必殺技を放つ体勢に入る。ロードは余裕そうに4人を待ち構える。
『INFERNO』
『PHI BOOST』
『BETA RECOVERY』
『GAMMA』
『FINAL GEAR』
『SECOND BOOST』
『RECOVERY TWO』
『『『INSTALL』』』
『インフェルノブレイク』
『ブーストイグニッションフィニッシュ』
『フルカバリーフィニッシャー』
『ガンマランクフィニッシュ』
アルファ/ファイ/ベータ/ガンマ「「「「ハァァァァァァァ!!」」」」
ロード「散れ…」
アルファ/ファイ/ベータ/ガンマ「「「「なっ―――――」」」」
4人が必殺技を放つと同時にロードは時空を切り裂くほどの一撃を放つ。その一撃は4人の必殺技とぶつかり、そして押し勝つ。4人のドライバーは粉々に砕け散り、変身は解除されてしまう。その4人を背にロードは機械で作り出したカメラに顔を向け、こう言う。
ロード「全国民に宣言する!!今、俺は仮面ライダーに勝利した!!これより行うは世界に対する侵略行為だ!!俺に挑む愚か者共よ!!さぁ…どうする?」
航輝「クソっがっ!!」
大輝「撤…退だ…」
雫「ハァハァ…クッ…」
恭平「クソっ!!何も…出来なかった!!」
航輝達は冷たくなった永遠の身体を抱え、その場から撤退する。ロードは敗者には目もくれず、侵略を開始する。
それから、数日…日本は仮面ライダーが負けたことにより、マキアの侵略行為が広がり、北の半分の領土を失う事となった。
そして、永遠は………
永遠『…………ここは…どこ?』
『やぁ…初めましてかな?俺は龍神…名前はヴァン=アストリウム。君は……死にました!!』
永遠『えっ……えぇ?』
白く広がる空間で困惑していた…
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次回予告 CODE36 無限のS/智慧の覚醒
4人はドライバーが壊され、変身ができない状況でも戦いに身を投じる。
大輝「たとえ、変身能力を失っても俺達は仮面ライダーだ!!」
航輝「俺達は信じってっからなぁ!!永遠が戻ってくるって!!」
雫「諦めなければ絶対に勝てる!!」
恭平「俺達は戦い続ける!!」
永遠は……
永遠「俺を信じてくれる仲間がいる…大切に思ってくれる人がいる。その為に…この力を掴み取る!!」
永遠「俺は幸せな世界を創る!!……変身!!」
『SIGMA ZILLION』
仮面ライダーシグマジリオン爆誕!!