前回は絶妙な所で終わりましたね。
今回は優平君が活躍してくれるそうですよ?
それではどうぞ!!
大輝、雫、恭平は星王コーポレーションの一室…医務室で目を覚ます。目の前には立花 麗…以降、麗が心配そうな顔で大輝達の事を見ていた。
麗「よかった…目が覚めて、皆を呼んでくるわね?」
大輝「立花さん、ありがとうございます。星空 創始…強かった…今の俺では勝てない」
雫「手も足も出なかった…ジェネシスシステム…強すぎるよ」
恭平「ジェネシス…"創世"か…なぜ、星空 創始はそのようなライダーシステムを開発したんだ?」
麗「その事についてなんだけど…永遠君から話があるそうだよ。社長室にいるらしいから行ってみたら?」
大輝「分かりました、ありがとうございます」
雫/恭平「「ありがとうございます!」
麗「元気があってよろしい!いってらっしゃい!!」
麗は大輝、雫、恭平を見送り、ふぅとひと息つきコーヒーを飲みながらブレイキングタイムに勤しんでいき…そして、独り言のように呟く。
麗「早くこの戦いが終わってほしいよねぇ…そう思うでしょ?優里、黒須…」
―――――――――――――――――――
大輝、雫、恭平は社長室へと赴いていた。大輝は社長室の扉を開け、中へと入ると既に永遠と楓、碧がソファに座って待っていた。
大輝はひと言、遅れてすまないと言うが永遠は気にしないでと言い、ソファに座るように促し大輝達はソファへと座る。
永遠「それで星空 創始がなんでジェネシスシステムを作ったかについてなんだけど…200年前に星空 創始は画策していたんだ…どうすれば全智全能の力を己の意思で操れるのかを…」
大輝「己の意思?つまり、星空 創始は200年前からずっと、智慧の泉の力を独占しようと狙ってたのか?」
雫「それってつまり…楓ちゃんを道具のように扱おうとしてたってことだよね!?プロフェッサーもそうだけど…なんで科学者って人の事をモルモットみたいに扱おうとするんだろ?」
永遠「雫ちゃんの言ってることはごもっともだよ。でも、坂月さんは楓の事を守りたかったからそうするしかなかったんだ。あの人の中にあるのは娘を守りたいという気持ちだけだからね。でも、星空 創始は違う」
恭平「あいつは研究者の中でも異常な存在なのは見てて分かる…かなり野心に溢れた人物なのだろうとな…だから、言える。あいつはこの先、生きてはいけない」
永遠「うん、そうだね。そうして創り上げたのがジェネシスシステム…ジリオンと智慧の泉の力を持つ者が智慧の泉と繋がれるように、ジェネシスシステムは智慧の泉のリンクを単体で行えるようになっている。今はその機能は失われてるけど…それでも、世界を創世できるほどのエネルギーは秘めているんだ」
ジェネシスシステムは世界を創世できるほどの力を持っており、智慧の泉の力を行使することを可能にしていた。
その為、永遠自身も創始の事はかなり警戒しておりどこかのタイミングで智慧の泉の力を奪われるかもしれないと思っていた。
永遠「俺自身は星空 創始の事を警戒しつつ、他の人も警戒しておきたい」
大輝「市川 爆刃、不知火 絵月、プロフェッサー坂月…それから優平か?」
永遠「そう、特に優平君なんだけど…前に大輝から聞いた情報で大体分かってるんだけど、ヴェノム…あのマキアの力には気をつけて欲しい」
楓「ヴェノム…ヴェルさんの後ろをいつも付いて回っていたあの子ですか?」
永遠「うん、ヴェノムの能力はかなり特殊でね…未知の毒によって人間を
大輝/雫/恭平「「「!?」」」
永遠「3人が驚くのも無理はないよ…ヴェノムの力によって200年前もマキアに変えられた人間はいるから…」
大輝「まさか…」
大輝には何か思い当たる節があり、永遠は大輝の様子に違和感を感じ、大輝にこう聞く。
永遠「何か…ヴェノムの事について知ってることがあるの?」
大輝「ッッ!?いや…これは俺の問題だ…気にするな」
永遠「いや、大輝の様子がおかしかったから何かあるんじゃないかと思ってるんだけど…俺達に言えないことなの?」
大輝「…………お前達が聞いて、俺に失望するのが目に見えて分かる…だから、この事は言えない…」
恭平「俺達は仲間だろう?なんでもかんでも1人で溜め込むものじゃない。それに俺達がお前に失望すると思うか?それこそ、仲間を信じてみたらいいだろう?」
大輝「……分かった…この事は航輝にも後で俺が話しておく。俺は………」
そして永遠達は大輝の過去を知る。初めての仲間で大輝に対しても率先して接していたこと、何もない日は映画をよく観に行っていたこと…そして、その仲間はヴェノムによってマキアへと変えられ、大輝は仲間を手に掛けた事を永遠達に語る。
永遠達は大輝の話を真剣に聞き、決して失望することなく大輝の事を見ていた。大輝は涙を浮かべながらその場にいる全員にありがとうと伝える。
大輝「この事を話したおかげで多少は心が軽くなった。ありがとう…俺に失望しないでくれて…」
楓「失望もなにもないと思いますよ?大輝さんはその方たちの事を大切に思っていらっしゃったということが十分伝わりました。永遠もそう思っていますよ?」
永遠「楓の言う通り、俺も大輝はその人達のことが大切なんだなって思ったよ。そして、それは俺達の事も大切に思ってるって事だと思う…それに関して、凄く嬉しいよ!」
雫「でも…ヴェノムの力によってマキアに変えられた人って、智慧の泉の力でどうにかならないの?」
恭平「確かにそれは気になるな…そこはどうなんだ?永遠」
永遠「それなんだけど、完全にマキアに変えられたら無理だけど、人としての意識が残っているなら戻せると思う」
大輝「そうか…その事が聞けて安心したよ…悪いが少し外に出る。あいつらの墓に行かないといけないからな」
永遠「いってらっしゃい!気を付けてね…」
雫「あっ、待って!私も行く!!」
恭平「俺も!」
大輝が先に外へと行く中、雫と恭平も一緒に行くと言い大輝を追いかけていく。永遠は若干、苦笑しながらも楓と共に3人を見送るのだった…
――――――――――――――――――――
絵月は鼻歌を交えながらご機嫌な様子で手から体の隅々を丁寧に観察していた。その時、優平に声を掛けられる。
優平「その体…保ちそうなのか、お祖母様」
絵月「お祖母様なんて言わないでくださいよぉ、私はこう見えてもまだまだ現役なんですから………そうですねぇ、この体も保ちそうにないですね。私としてはこの体を使い続けたかったのですがねぇ…やはり、大輝君の体か一番なのかもしれませんねぇ」
優平「ふん、自分に合ってれば男でも女でもいいのか。とんだイカれ女だな」
絵月「随分なこと言ってくれますねぇ…ヴェノムの影響で性格も変わってしまったあなたに言われたくはないのですが…」
優平「変わった…ね。根本的なものは何一つ変わらない、俺は姉さんの為に戦うと決めている。その為に…不知火 大輝と二ノ宮 雫…二人の大切なものを奪い尽くす!!」
絵月「ふふっ、叶うといいですね…その願い…」
優平「叶えてみせるさ…このヴェノムの力でな!!」
優平はそのまま霧に包まれ、その場から消えていく。絵月は鼻歌を歌いながら何を思ったのかオルゴールを手元に持ってきて、レバーを引き鳴らしながら過去の出来事を思い出していく。
一方、大輝達は大輝がかつて共に戦った仲間の墓の前まで花束を持ってきていた。大輝は花束を墓の目の前に置き、手を合わせ目を瞑る。
大輝「お前達の無念は俺が晴らす…お前達は空から見ていてくれ…」
雫「名前…彫られてるんだね。大輝が頼んだの?」
大輝「あぁ…快斗、真昼、信介、春菜…この4人と俺でマキアと戦っていた。4人が使っていたゼータ、エータ、シータ、イオタは既に廃棄されているがな。だが、4人の形見は今なお俺の家に保管されている、それさえあれば俺は4人の事を忘れずに済む」
恭平「俺が仮面ライダーになった頃にはゼータ、エータ、シータ、イオタという名前は聞かなかった…"廃棄"というのは?」
大輝「そのままの意味だ、ドライバーに認証されず使えなくなったライセンスカード達だからだ…それもヴェノムのせいでな」
雫/恭平「「ヴェノムの?」」
大輝「ヴェノムはライセンスカードに自身の毒を付与し、それを用いてあいつらの体に侵食させた…そして、マキアとなり俺に襲いかかってきたんだ」
雫「それって…つまり、そういうことだよね?」
大輝「あぁ、公にはされていないが…マキアとなった4人を俺はこの手で殺した…だから、永遠が頬月 忍を手に掛けた時、俺もその事が頭によぎったんだ」
恭平「大輝も大輝で辛かったんだろう…しかし、今こうしてこの場にいるという事は、お前はその過去を…罪を背負って生きると決めているということだろう?」
恭平のその言葉に大輝は頷き、こう言う。
大輝「あぁ、俺は過去を背負って今を生きる…仲間を、そして家族に償うにはこうする他なかったから…」
優平「じゃあさ、死ねば?死んで俺に償ってくれよ、お兄ちゃん?」
突如、現れた優平に驚き、大輝達はその場から数歩離れる。優平は笑いながらもこう言う。
優平「びっくりした?そうだよねぇ…急に現れたんだから驚くよねぇ?てか、仲間の墓ってねぇ…ふざけんじゃねぇよ!!」
優平は拳を思いっきり握り締め、墓を破壊する。大輝はその事に唖然とし、頭が真っ白になる。
雫と恭平も驚きが隠せずその場に立ちすくむ。
優平「この墓ってそんなに大事なものなんだ…まっ、その顔を見れば何となく分かるんだけど」
大輝「優、平…お前は何をしたか分かっているのか?」
優平「"墓を壊した"事でしょ?分かってるよ、これもあんたを絶望のドン底に落とす為…どう?絶望した?」
大輝「ッッ!?優平っ!!」
大輝は優平の服の襟を掴もうと近づくが、優平の手で払われ逆に優平に服の襟を掴まれる。
優平「あんたが怒るのは最もだ…だが、俺も大切なものを失ったんでね、お相子だろ?」
大輝「ヴェルは俺から家族を奪った張本人だ!優平もいつまでその女の影に隠れてるつもりだ!!」
優平「俺は生まれたときから姉さんの元で育ったんだ、今更、家族面すんな!俺の家族は姉さんとヘイトリッド、ナイーブだけだ!!」
大輝「ッッ!?そこまで…そこまでヴェルを…」
雫「大輝…」
恭平「……これが現実か…」
優平「分かってんだろ、もう誰にも俺は止められない…この力で…お前達仮面ライダーを倒す!!………変身」
『POISONEST DRIVER』
『HYDRA LIBERATION SCAN』
『LIBERATION RISE』
『END OF WORLD.HYDRA INVASION』
『KAMEN RIDER VENOM POISON HYDRA』
大輝「そのドライバーとその姿は!?」
雫「永遠と同じような感じの…」
恭平「自分で創り上げたとでも言うのか!?」
ヴェノム「俺は…仮面ライダーヴェノム…仮面ライダーを倒す、仮面ライダーだ!!」
優平はポイゾネスドライバーを装着し、ヒュドラヴェノマイザーカードを認証させ、ドライバーに挿し込む。その瞬間、毒々しい見た目をした蛇が優平の身体を包み込み、弾ける。
中から出てきたのは毒々しい紫色をした装甲に蛇のような形をした黒色のマントを羽織り、頭部は蛇のような型になり、腕部と脚部は刺々しい紫色の装甲で覆われた姿をした仮面ライダーヴェノム ポイズンヒュドラだった。
ヴェノム「さっ、早く変身しろ…」
大輝「やるしかない!」
雫「うん!!」
恭平「人の幸せを踏み躙る奴は止める!!」
『『『ENTITY DRIVER』』』
大輝/雫/恭平「「「変身!!」」」
『BOOST RISE』
『RECOVERY RISE』
『GAMMA RISE』
『KAMEN RIDER PHI BOOST』
『KAMEN RIDER BETA RECOVERY』
『KAMEN RIDER GAMMA』
大輝達はそれぞれ、仮面ライダーファイブースト、仮面ライダーベータリカバリー、仮面ライダーガンマ ガンマライズフォームに変身を完了する。
ヴェノムはすぐさま、紫色の霧を生成し始める。それは毒の霧であり、一度でも吸ってしまえば体に電流が走り、麻痺する麻痺毒だった。しかし、ベータはリカバリーの力でファイとガンマにシールドを張り、その毒の攻撃を防ぐ。
ファイはその状態のまま、加速し一気にヴェノムの懐に入り込み、何発か腹に拳を放つ。そして、後退し今度はガンマがプライムライザーのソードモードで斬りつける。
しかし、ヴェノムには一切ダメージがなく、ヴェノムは埃でもはたくように肩をパンパンとする。
ヴェノム「この程度?」
ファイ「攻撃が通用してない…だと!?」
ガンマ「あり得ない…ダメージは相当与えた筈だ」
ベータ「一体どういう事!?」
ヴェノム「簡単な話さ…性能の差、マキアの力を使っているかどうか…かな?……今度はこっちからだ!!」
ファイ「なんだっ!!これっ!?」
ベータ「ヘ…ビ?」
ガンマ「来るぞっ!!」
ヴェノムは巨大なヘビのような霧を生成し、ファイ達にぶつける。そのあまりのでかさに対応が遅れ、ファイ達はその霧状のヘビを喰らってしまう。
すると、身体中が針に刺されたような痛みに陥り、ファイ達は苦しみ出す。
ファイ「くっ…これは!!」
ベータ「針が…刺さったような…感覚!!」
ガンマ「ッッ!!立ってるのがやっと……ぐらいの…今にも気絶しそうな痛さ……だ…」
ヴェノム「アッハッハッ!!悶え、苦しめ!!」
ファイ「うっ!?」
ヴェノムは動きの鈍くなったファイの首を掴み、何度も腹を抉るくらいの勢いで殴り続ける。しかし、ファイも抵抗し、ヴェノムの手を剥がそうとするが力が出ず剥がす事が出来ずにいた。
ヴェノム「姉さんを失った俺の気持ちはお前が今味わってる苦しみ以上だ!!もっと、もっと苦しめ!!」
ファイ「生…憎、俺はタチが悪いんでね…苦しんでたまるかっ!!」
ヴェノム「くっ!?」
ファイは辛うじて動く頭をヴェノムの頭にぶつけ、ヴェノムはファイの首から手を離し、ヴェノムは後退する。ファイは咳き込みながらも立ち上がり、ヴェノムの腹に一発、重い蹴りを入れる。
ヴェノム「ぐぅぅ!?」
ファイ「仮面ライダー歴を舐めるな、俺の方が戦闘技術の面では上だ」
ヴェノム「舐めやがって!!」
ベータ「私と恭平もいること、忘れないでよ!!」
ガンマ「油断禁物だ…」
ヴェノム「ぐぅぅ!!なっ――――」
ヴェノムはファイの背後から現れたベータとガンマのキックを受け止めるが、油断していたこともあり、防御が崩れ喰らってしまい、地面に転がる。
ヴェノムは立ち上がろうとしたが、何故か立ち上がれずその場に膝をつく。
ヴェノム「なぜだ…なぜ、足が言うことを聞かない!!」
ベータ「私のリカバリーの力よ…優平君の精神汚染、私が浄化する!!」
ヴェノム「ふざけるな……俺は誰にも負けないっ!!」
ヴェノムは巨大なヘビを生成し、ファイへとぶつける。ファイは一瞬、判断が遅れ、そのヘビに飲み込まれる。
ファイ「なっ―――――」
ガンマ「ッッ!?大輝っ!!」
ヴェノム「終わりだ…」
『POISONEST SPLASH』
『ヒュドラヴェノストライク』
ヴェノムはポイズンユニットの右部分を操作し、必殺技を発動する。右足は毒々しいオーラが放たれ、巨大なヘビに拘束されているファイ目掛けて放つ。
しかし、その必殺技はファイを助けようとしたガンマによって邪魔される。
ガンマ「させるか!!」
『ガンマランクフィニッシュ』
ヴェノム「ハァァァ!!」
ガンマ「ッッ!?ぐわぁぁぁ!!」
ガンマとヴェノムの必殺技の競り合いはヴェノムが勝利し、ヴェノムの足に纏わりついた毒はガンマに付着し、途端にガンマは苦しみ出す。
ガンマ「この…毒は!?うっ……ううううう…逃げろ…大輝、雫…逃げろ!!」
ファイ「ま…まさか!?」
ベータ「嘘…ウソでしょ!?そんな…恭平が…」
ヴェノム「キッヒッヒッ…これで1人…終わりだ」
ガンマ「ガァァァァァ!!」
『GAMMA INJECTION』
『MACHINA INJECTION GAMMA』
ガンマはそのまま、ヴェノムの毒の影響でマキアへと変貌する。その姿は緑を基調とし、植物を身に纏った姿をし、所々に木の根のようなものが生えていた……
一方、永遠は嫌な予感がし、楓と碧にその事を伝え、バイクに乗って大輝達がいる霊園に向かっていた。
その時、道路の真ん中で1人の男が立ちすくんでいるのが見え、バイクを停めその男にこう言う。
永遠「危ないじゃないか、ここは道路だよ?まさか、歩道と間違えた、なんて言うんじゃないよね?」
爆刃「間違えてこっち歩いてたわ、すまねぇな…ここから先は行かせられねぇんだわ、お前がとっととジリオンと智慧の泉の力を明け渡せば通してやるんだけどなぁ?」
永遠「それ、断らせてもらうよ。俺は世界を守る仮面ライダーなんでね…速攻で終わらせる!!……変身!!」
『LINK OF EARTH.CONTROL THE ZILLION』
『KAMEN RIDER SIGMA ZILLION.ENDLESS WISDOM』
爆刃「ハッ!やっぱ戦いがねぇと盛り上がらねぇだろよ…変身!!」
『GREED RIDER.WORLD IS MINE』
『KAMEN RIDER GREED ALPHA』
シグマ/グリードアルファ「「ハァァ!!」」
お互いに変身し、速攻で拳をぶつけ合う。しかし、圧倒的にシグマの方が強くグリードアルファは押される。
シグマはグリードアルファの右腕と左腕を弾き、グリードアルファの腹に蹴りを一発入れる。グリードアルファは狼狽えるが、すぐさま反撃する。
グリードアルファ「俺の欲望の糧となれぇ!!」
シグマ「構ってる暇はない!」
『ZILLIONIC RAISER』
シグマ「ふんっ!」
グリードアルファ「なんだぁ?」
シグマは蒼く輝く武器"ジリオニックライザー"を生成し、空にエネルギー弾を拡散させる。グリードアルファが油断していると、そのエネルギー弾はすべてグリードアルファに当たっていく。グリードアルファは成す術なく全弾当たり、かなりのダメージを負う。
シグマ「大人しく投降しろ」
グリードアルファ「ハハッ!!まだこれからだろぉ?」
シグマ「これだから戦闘狂は面倒なんだよなぁ」
グリードアルファ「オラオラッ!!」
シグマ「ふっ!」
シグマはグリードアルファの攻撃を受け流し、背後に回り込み、ジリオニックライザーで何度もエネルギー弾を放つ。
そして地面に触れ、物質創造でグリードアルファを拘束する。
グリードアルファ「こんなんで俺が止まると思うかぁ?」
シグマ「思わない、だからこうするんだ」
『ZILLION CHARGE』
『ジリオニックブラスト』
グリードアルファ「マジかよ…」
シグマは至近距離でジリオニックライザーの必殺技を放ち、グリードアルファはもろに受けそのまま変身解除へと追い込まれる。しかし、変身が解除されてもなお、爆刃は笑いながらシグマにこう言う。
爆刃「もう手遅れだぁ…お前にも止められねぇぞ?さぁ、見せてくれよ、絶望した顔をよ?」
シグマ「何が言いたい?」
爆刃「なんて言えばいいんだぁ?まっ、見に行きゃあ分かんだろ、とっとと行けよ、幸せの世界を創るんだろぉ?なら、出来るはずだよなぁ?」
シグマ「ッッ…まさか!?」
シグマはすぐに霊園へと向かう。霊園に着いたシグマは戦闘のあった場所を見るとそこには"マキア"へと変貌したガンマの姿とその姿に唖然とするファイとベータの姿があり、マキアとなったガンマの後ろではヴェノムが悪魔のような笑い声をあげていた。
ヴェノム「その絶望した顔…最高だよ!!お兄ちゃん?」
ファイ「また…繰り返すのか…俺は…また!!」
シグマ「大輝!!……あれは、恭平でいいんだよね?」
ファイに近づいたシグマはそう問うとファイは静かに頷き、ベータは依然として立ち尽くしたまま目の前の状況を飲み込めずにいた。
シグマはリカバリーの力を使おうとするが、ヴェノムによって邪魔をされる。
ヴェノム「ハッハッハッ、パーティータイムはこれからだろ?もっと良いもんを見せてやるからさ…また次の機会に会おう」
シグマ「ッッ!?待て!!」
ヴェノムとガンママキアは霧に包まれ、何処かへと消えていく。シグマは変身を解除し、現状の事を大輝達に聞こうとするが、大輝の目は死んでおり、ただ目の前の状況を飲み込もうと必死になっていた。
一方で雫は発狂しそうになったが、永遠によって気絶させられ、共に星王コーポレーションへと戻っていく。大輝は戻らず、その場にうずくまりながらこう言う。
大輝「俺は今度も仲間を…失うのか!!クソックソッ!!」
それを遠くから見ていた絵月は微笑しながらもこう言う。
絵月「果たして、大輝君はどうするのでしょうね…まっ、とっくに手遅れだと思いますがね」
絵月のその意味は一体なんなのだろうか…
TO NEXT CODE...
次回予告 CODE40 Fの覚悟/壊れる
大輝は恭平を取り戻すべく、1人、旧科学研究所へと潜り込む。
しかし、大輝が目にしたものは大輝自身がよく知る者たちだった。
大輝「なぜ…あいつらの…これは…クローン?」
優平「壊れていけ…お前も俺と同じように大切なものを失い続けろ!!」
ファイ「ハァハァ……ウワォォォォ!!」
その覚悟はファイを狂わせる…