前回は悲惨でしたね。
果たして今回はどうなるのか?
それではどうぞ!!
雫はドライバーとライセンスカード、アビリティカードを回収され、拘束された状態で旧科学研究所の一室に閉じ込められていた。
そんな雫とは対象的に目の前で話続ける優平は明るかった。まるで、イタズラが成功した子供のように……
優平「いやぁ、アイツの顔は最高だったね。雫さんもそう思うだろ?」
雫「私をどうするつもり!!殺すならさっさと殺せばいいでしょ!」
優平「"殺す"…ねぇ…俺がそんな事する奴に見えるかぁ?違うでしょ?俺はまだ、14歳…未成年だよ?殺すだなんてとんでもない」
雫「でも、恭平は君のせいで…!!」
優平「俺が直接手を下した訳じゃないんだから、当たるのは違うでしょ?」
雫「ッッ、それは…」
雫が言い返せるはずもなく、口を閉じる。優平は不気味な笑みを浮かべながら雫にこう言う。
優平「アイツが雫さんを助けに来た時どうしてやろうかな?雫は何かいい案ない?その案採用するからさ」
雫「………好きにすれば?」
優平「じゃあ……雫さんを甚振ったあと、タワーのてっぺんから落とすんだ!そうしたらアイツは更に絶望して、俺がヴェル姉さんを失った時以上の苦しみを味合わせる事ができる!!素晴らしいでしょ?」
雫「狂ってる……もう、君は人間じゃないんだね」
優平「………人間じゃないのはお互い様だろ…雫さんも智慧の泉の副産物の力を使っている時点で人間じゃないんだからさ………俺、もうそろそろ行くね。次に来る時が、アナタの最期だ」
優平はそう言い、ドアをそっと閉めて何処かへと行く。雫は気力もなく、力尽きたように眠っていく。
一方、星王コーポレーションでは戻ってきた永遠と大輝を全員が、顔を暗くしたまま出迎える。
楓「永遠…恭平さんは…」
永遠「………手遅れだった。雫ちゃんも連れ去られた…大輝は見ての通りだよ」
楓「そうですか……」
航輝「大輝…辛れぇかもしれねぇが、相談乗るぜ?友達だろ?」
大輝「今は……そっとしておいてくれ……すまないが…地下室を借りる」
碧「えっ、うっうん…別にいいけど…何するの?」
大輝「何も…俺は仮面ライダーではなくなった……誰も来ない場所で休みたいだけだ」
大輝は足元をフラフラとさせながら地下室へと向かう。その後ろ姿に全員が心配するが、誰も声を掛けるような事はしなかった。
ルナ「ひとまず…今後の事を話したら?お兄ちゃん…」
永遠「そう…だね…ちょっと、会議室で話そうか」
―――――――――――――――――――
会議室で永遠は先ほどの出来事を話していく。大輝のドライバーは壊れ、使用不可になったこと…現状、ドライバーを直す手立てがないことを話していく。
航輝「ドライバーなら、永遠がシグマジリオンの状態でリカバリーの力を使えば一瞬じゃね?」
永遠「それなんだけど、ドライバーから流れているエネルギーが尋常じゃないほど増幅していて、使っても相殺されて直せないと思うんだよね。なんでエネルギーが増幅してるのかは…多分だけど、大輝とファイの力の共鳴率が極限まで高まっているからと思うんだ」
ルナ「その状態だから、直せるものも直せないってこと?」
永遠「そうなんだ、ファイの力によって大輝は更に進化し続ける…ファイの力も大輝の影響を受けて進化し続ける…その繰り返しなんだ…多分だけど、大輝の血に神の血が混じっているから起きる現象だと思ってる。成長速度が半端ないほど高いって事だね」
楓「なら…自力で直すしかない…ですよね?」
永遠「それはそうなんだけど…生憎、ドライバーの設計図なんて持ってないし覚えてもないんだよね…だから、修復は無理かな」
「それなら、私が協力しよう」
永遠達はその声がしたほうを見る。そこには坂月 迅が両手をポケットに入れたまま立っていた。永遠は迅が来たことに驚き、こう言う。
永遠「迅さん、来たんですね。………あなたのしたい事が見つかったってことですか?」
迅「あぁ、私も平和を望んでいるからね。君達に協力するよ……楓も久しぶり」
楓「お父さん……その…お久しぶりです…」
航輝「はぁ、なんか気まずい空気してんなぁ、プロフェッサーも立ってないで座れよ」
迅「あ、あぁ…そうだね」
迅は航輝に促され、席へと座る。座った席は楓の隣であり、永遠はマジかと思っていた。
永遠「あの、なんで楓の隣に?」
迅「私は父親だけど?文句でもあるのかな、永遠?」
永遠「はいはい、ないよ……楓はいいの?」
楓「私は…構いません…」
迅「さて、本題に入ろうか…大輝君のドライバーの修復だったね?それならば、設備が整っている時点で可能だ。だが、修復するだけじゃダメなんだろ?」
永遠「分かってるね…大輝の今の成長に合わせたドライバーを作る必要があります、迅さんなら可能でしょ?ドライバーの製作者のあなたなら」
迅「勿論だ…永遠達は私がドライバーを製作している間、どうするんだ?」
迅のその問いに永遠はうーんと言いながらもこう言う。
永遠「雫ちゃんを救いに行く。ただ、戦意を喪失している大輝もどうにかしたいから楓、大輝の事…頼める?」
楓「任せてください!私、こう見えてもコミュ力お化けなので!!」
永遠「大丈夫…かな?」
楓は早速、大輝の元へと走って向かう。自身をコミュ力お化けと言った楓を心配した永遠だったが、迅がその心配を取り除く為にこう言う。
迅「楓は元々、社交的な方だから心配いらないだろう…楓はどちらかというとお母さん似だからね」
永遠「ふぅん、あなたもちゃんと見ているんですね…少し、見直しましたよ」
迅「ハハッ、そう言ってもらえると嬉しい限りだよ」
柊「あっ、あの!俺達は何をすれば?」
鈴蘭「できれば私達も雫さん救出に参戦したいです!」
永遠「ダメだよ、君達は子どもだ…大人のいざこざに首を突っ込まなくていい」
柊/鈴蘭「「ですが…」」
永遠「でも…大輝の新たなドライバー製作の手伝いをしてもらうよ。君達も頭脳の高さも評価しての事だから、迅さんの手伝いをしてもらいたいって思ってたんだ」
そう落ち込む柊と鈴蘭に永遠は付け加える形でそう言う。その言葉に柊と鈴蘭は驚いた表情で永遠の事を見る。
まさか自分達にそんな役をやらせるなんて思ってもなかったのだろう、永遠は笑いながら柊と鈴蘭にこう言う。
永遠「君達の将来の夢は?誰かを支える事でしょ?その為に厳しい訓練も受けて…今まで戦ってきた…違う?その戦って支えるを今度は創って支えてほしい…君達にはその資格が十分ある…頼むよ、未来の科学者!」
永遠は二人の頭を撫でながらそう言い、二人は照れたのか顔を赤くしながら"はい"っと良く聞こえる声で元気よく返事をする。
永遠「良い返事だね。迅さん、二人を頼みますよ………変な事はしないように」
迅「する訳ないよ、二人ともよろしく」
柊/鈴蘭「「よろしくお願いします!!」」
そうして迅、柊、鈴蘭の三人はラボの方へと行く。永遠は三人を見送りながらもある事を考える。
永遠(あとは大輝を立ち直らせるだけ…頑張ってくれよ、楓!)
――――――――――――――――――――
楓は大輝が引きこもっている、星王コーポレーションの地下室の扉前まできていた。楓がノックをすると中から誰だと低い声でそう聞かれ、自身の名前を出す。その名前を聞いた大輝は何の用だと聞かれ、楓はこう答える。
楓「あなたの…壊れたドライバーを直す手立てが見つかったので、呼びに来たんです。大輝さん、ここを開けてくれませんか?」
大輝『無理だ…俺には既に仮面ライダーの資格はない…結局、昔と同じように繰り返しただけだ…もう、立ち直る気力すらない』
楓「それはただの言い訳ではないのですか?これ以上…自分が傷付かない為の…私にはそう言っているようにしか聞こえません」
大輝「そう聞こえるにしてもだ…俺には仮面ライダーいる資格はない…もう行ってくれ」
楓「あなたに救いを求めている人が居ても…ですか?仮にあなたの目の前に助けを求めている人がいるとしましょう…あなたはその人に手を…差し伸べることができますか?あなたは優しい…私も智慧の泉の影響で動けない時、力を使い、あなたのことも見ていました」
大輝「ッッ!?」
楓「最初の頃は"復讐"を望む姿が多かったですが…永遠と…他の人と関わる事で…次第にあなたは笑顔を見せることが多くなりました…大輝さん、あなたは仮面ライダーです…なら、大切な人を失った人を救うのもあなたですよ?あなたにしかできないことです」
大輝「俺にしか…できないこと…」
大輝は楓のその言葉に昔の事を思い出す…それはかつての仲間との会話だった。
快斗『オメェはいちいち復讐に囚われすぎなんだよ、もっと目の前を見てみろ…見逃したら終わりだぜ?』
真昼『君は優しい人だと思うよ?だから、復讐なんかに囚われず…自由に生きてみよ?』
信介『大輝君のそのスピードなら…多くの人を救えるかもね?』
春菜『私は君の優しい所が好きだよ?ほら、前におじいちゃんが手荷物多くて階段上がるの苦労してた時も率先して手荷物持っておじいちゃんの事、手伝ってた見てたよ?ふふっ、その驚いた顔…面白いね!』
大輝「そうか…俺は、やり直してもいいんだな…いや、もう二度と繰り返さない!!」
大輝は地下室の扉を開け、楓と目が合う。大輝は楓に一礼だけすると、迅のいるラボへと向かっていくその姿を楓は笑顔で見送りながらこう思う。
楓(あなたに幸があらんことを…)
―――――――――――――――――――――
大輝は楓に見送られ、ラボへと来ていた。ラボの扉を勢いよく開け、中にいる迅に話しかける。
大輝「いたんだな、プロフェッサー」
迅「よく来てくれた、ドライバーと君の所持しているカードをすべて出してくれ」
大輝「あんたがドライバーを直すのか?だが、なぜマキア側にいたあんたが…俺のドライバーを?」
迅「私は人類を守る為にドライバーを作った…勿論、楓を救う事も視野に入れてだ…だが、楓は救われた…私に残されたのは人類を守る為という目的だけだ。その為に、君のドライバーを復元し新たなドライバーに生まれ変わらせる!!」
大輝「なるほどな…マッドサイエンティストだと思っていたが、正義の心はあったんだな…分かった、ドライバーとカードをプロフェッサーに預ける。たが、俺にドライバーを作らせてくれ」
迅「それはどういうことだい?」
大輝の唐突な発言に迅は戸惑う。しかし、大輝は淡々とその事について答える。
大輝「俺自身が掴み取るための力だ…あんたはサポート、柊と鈴蘭もプロフェッサーの助手についてくれ…優平が作れたんだ、俺に出来ないはずがないだろ?」
柊「分かりました、直ちに準備を始めます。ドライバーとカードをこちらに…」
大輝「分かった…早速、作成に入る。迅さん、俺が掴み取る力は誰かの手を取る力だ…協力してくれるんだろ?」
迅「勿論だ、設計図は頭の中に?」
大輝「あぁ、次元を超越したドライバーを作る!!」
大輝は柊にドライバーとカードを製作台に持って行かせる。そして、PCを使いドライバーの設計図を組み立てていく。迅は出来上がったドライバーの設計図をインストールし、製作を開始する。
大輝「1日で作り切る、時間も猶予もない。余裕だろ、迅さんと俺なら」
迅「ふっ、勿論だとも!」
それから淡々と作業は進んでいく。一度や二度ではなく限りなく多くの試行錯誤を繰り返し、最初からやり直す事もしたが、そのどれもが大輝にとって新鮮でありながらも急がなければいけないという気持ちもあった。
大輝「時間は!?………あと4時間で48時間…クソッ!!どうしたら完成する!!」
迅「焦るな、焦れば焦るほど作りたいものも作れなくなる。落ち着いていこう」
大輝「こうしてる間にもタイムリミットは近づいているんだぞ!!落ち着けるか!」
迅「大切なものを助けたいのなら…冷静になれ、分かったな?」
大輝「……………分かった」
大輝は頬を叩き、喝を入れる。そして、冷静になり作業を続ける。タイムリミットは刻一刻と迫る中、遂にドライバーが完成する。黒をベースとしたユニットを取り付け、ドライバーの右側は星々が輝いているような装飾になっている。カードは黒く星々のように輝いている。
大輝「できた…これが誰かの手を取る為の力…俺だけの力。迅さん、柊、鈴蘭…ありがとう!!雫、待っていろ…助けに行くぞ」
迅「君のその力はきっとこれからも役に立つ。誰かの手を取る為の力…以前の君なら掴めなかった手を取れるんだ。頑張れ!!」
柊「あなたの昔の仲間もきっと喜んでいると思います。頑張ってください!!」
鈴蘭「私達の分も、頑張ってくださいね!」
大輝「あぁ、行ってくる!」
大輝はラボの扉を出て、全速力で目的の場所へと向かう。その姿をすれ違った楓は振り返り、笑顔で見送る。もう大輝は過去を振り返らない、ただ全力で未来へと駆け出していく……
―――――――――――――――――――――
永遠は後部座席に航輝を乗せ、バイクを走らせ目的の場所である東京タワーの目の前まで来ていた。周りには人々が何事もなく歩いており、永遠と航輝はバイクから降りると周りを見渡す。
永遠「東京タワーの頂上を目指すよ、今の所は何事もないようだけど」
航輝「あぁ、ぜってぇ助ける!!」
「キャァァァァ!!」
永遠と航輝は東京タワーの中へと入ろうとする。すると悲鳴が辺りから聞こえ始める。永遠と航輝はそこを見ると、人々が多数のマキアに襲われていた。
永遠と航輝は瞬時にマキアから人々を守る為に動き出す。襲われそうになった人をマキアから守り、避難させていく。
永遠「大丈夫ですか!?早く、避難を!」
「は、はい!助かりました!!あの…航くんがいないんです!!彼、臆病で…見つけたら避難させてください」
永遠「分かりました、特徴だけ教えてもらえますか?」
「えっと…グレーの…グレーの帽子を被って緑の眼鏡を掛けた人です。突然、隣からいなくなって見たらマキアがいたんです!!きっと、彼相当怯えてるんだわ…とりあえずお願いします!!」
女性はそう言うとその場から避難していく。永遠は先程の女性が言っていた事に違和感を覚え、顎に手を添えて考え始める。そして、何かに気付いたのか航輝に大声で伝える。
永遠「航輝!!今、抑えてるマキア、人間かもしれない!!」
航輝「何っ!?………てことはこの辺りにいるマキアは人間…ヴェノムの毒を散布させたのか!」
永遠「あぁ、多分だけど…東京タワーの頂上から散布させてる…たちの悪い話だね。現状、俺達じゃ侵食された人達を助ける術はない…抑えるしかないないね」
航輝「そうだな」
『ENTITY DRIVER』
『FORGE GEAR』
永遠/航輝「「変身!!」」
『KAMEN RIDER SIGMA』
『HELL FLAME.INFERNO』
永遠と航輝はそれぞれ、仮面ライダーシグマ シグマライズフォームと仮面ライダーアルファ インフェルノカスタムに変身を完了し、即座にマキアの鎮圧に掛かり始める。
その様子を東京タワーの頂上から優平は雫を連れて覗いていた。優平の顔は計画が上手くいった子どものような顔つきになっていた。
優平「六峰 永遠達じゃ、俺の毒を取り除く事は出来ない…そしたらどうするか?殺すしかないでしょ!仮面ライダーが人を殺し…殺人犯となる、そして仮面ライダーの地位はドン底に陥る!!完璧な計画だ…どうだい、雫さん?」
雫「ッッ…リカバリーの力なら…救えるのに!!」
優平「ノンノン…リカバリーの力でも、救えない命はあるんだなぁ…だって、死者は蘇らないでしょ?所詮、その程度の力なんだよ!!」
雫「きゃっ!?」
優平「いい悲鳴だねぇ…まだまだ、これからでしょ?」
雫「ッッ!!」
優平は雫の頬を叩き、お腹を蹴り、殴るを繰り返していく。だが、雫の顔にもお腹にも傷らしい傷が出来ず、優平は納得したかのような顔をする。
優平「やっぱり、人間辞めてんじゃん…傷がすぐに回復する…こんなの普通の人間じゃないよ」
雫「私は人間よ、私がそう思っている限り…優平君、こんな事もうやめよ?ホントはこんな事したくないんでしょ?今なら遅くない…私もあなたのこと、助けるから!」
優平「…………知ったような口を聞くなよ、偽善者が!!いつ、俺が助けて欲しいって言った?お前達、仮面ライダーは俺が姉さんを失った時、助けようとしたか?違うよな!!あぁもういいや…オマエ…シンジャエ!!」
雫「くっ!?優…平君…もう、君は…手遅れ…なんだね…ヴェノムと意識統合をしたせいで、本来の君の人格は消えかかってる…ほら、私の手を…取って?お願い…」
優平「ウルサイウルサイウルサイ!!シネェェ!!」
雫「あっ…」
優平に首を掴まれた雫は苦しみながらも優平の事を気に掛けていた。既に優平はヴェノムと意識が統合されつつあり、本来の人格ではなくなっていた。
それを読み取った雫は助けようと自身の手を取るように優平に告げるが、優平は逆上し勢い良く雫の首から手を離す。勢い良く離された雫は東京タワーの頂上から地面へと落下していく。
雫(これで…恭平の所に…いける…待っててね…恭平…)
ただ、落下していくのを待っていた雫は恭平の事を想い、死ぬのを待っていた。その時、一筋の光が雫を包み込むと、その光は雫の事を抱きかかえ、地面へふんわりと降りる。雫はその姿に驚き、声を出す。
雫「大…輝?」
「待たせたな…雫…」
それは雫が東京タワーから落ちる数分前のこと…シグマとアルファはマキアとなった人々を攻撃出来ず、抑え込むことでしか対応のしようがなかった。
シグマ「このままじゃ、俺達が倒される…でも、この人達を助ける方法がない…どうすれば!!」
アルファ「とりあえず抑え込むしかねぇだろ!ジリオンの力でも無理なんだろ!」
シグマ「ちっ、一か八か…ジリオン、来てくれ!!」
ジリオン「イエス、マイマ―――――ッッ!?」
グリードアルファ「させっかよ!!」
シグマの元に行こうとしたジリオンだったが、グリードアルファによって邪魔をされ、弾かれ遠くへと飛ばされてしまう。グリードアルファはそのままシグマにスライディングキックを喰らわす。
グリードアルファ「シャッハー!!」
シグマ「ッッ!!爆刃、邪魔をしないでもらえるかな?」
グリードアルファ「俺は俺が暴れたいからてめぇらの邪魔してるだけだぜ?自由なのが俺のいいところだってんだよ!!」
アルファ「邪魔すんじゃねぇ!!オラッ!!」
アルファがシグマとグリードアルファの間に割り込み、拳同士をぶつけ合う。拮抗し合った競り合いはグリードアルファに軍配が上がり、アルファは吹き飛ばされる。
アルファ「ぐわぁ!?」
シグマ「航輝っ!!」
グリードアルファ「次はテメェだよ!!」
シグマ「なっ――――うわぁ!?」
今度はシグマが吹き飛ばされ、倒れる。グリードアルファはおもむろに上を見上げると不気味なぐらいの笑みを浮かべる。シグマは嫌な予感がし、空を見上げると雫が落下している場面が映し出される。
グリードアルファ「ハハッ、アイツイカれてやがんな…いや?ヴェノムとの共鳴率が極限まで高まったせいで意識が統合されつつあんのか…優平のヤロウ、終わってんな!」
シグマ「何?あっ、雫ちゃん!?」
アルファ「永遠、ここは俺に任せて早く行け!!」
シグマ「分かってるよ!!」
『SKY RISE』
『SIGMA SKY』
シグマはスカイライズフォームにフォームチェンジし、落下している雫を助けに行こうとする。しかし、グリードアルファが赤黒い龍を模したエネルギーを放出し、空にいるシグマを捕縛する。
シグマ「くっ…!?」
グリードアルファ「あの女が死ぬ瞬間をその目に焼き付けろ!!」
アルファ「クソがっ!!ここまでか!!」
アルファが悔しそうに地面を殴った瞬間、どこからともなく光が現れ、雫を抱きかかえると地面にふんわりと落ちる。その光が収まると仮面ライダーファイの新たな姿へと変身した大輝がそこにいた。
ファイ「待たせたな…雫…」
雫「大…輝?」
『PHI
複眼部分はゴーグルをつけ、全体的なカラーリングは赤をベースとしながらも所々に黒色を纏い、背面部分はマントを羽織り、腕部と脚部には赤と黒の色を混ぜ合わせたプロテクターを取り付けた新たなるファイ…仮面ライダーファイディメンションがここに誕生した……
TO NEXT CODE...
次回予告 CODE42 Fの次元/時の終わり
明かされる絵月の過去…
大輝は絵月と衝突する。
絵月「私は君を倒して更なる高みに登り詰める!!」
大輝「先祖の犯した罪は俺が消し去る!!」
更なる高みへと大輝は進化し続ける。