前回はファイが最強のフォームを手に入れ、雫を助けましたね。
今回は仮面ライダーファイディメンションの戦闘が見れますよ!
それではどうぞ!!
ファイ「待たせたな…雫…」
雫「大…輝?」
ファイは抱きかかえた雫を近くの壁に持たれ掛けさせる。そして、辺りを見渡し暴れているマキアに瞬時に向かう。
アルファ「そいつらは人間だ!!殺すな!!」
ファイ「分かってる…その為の力だ」
ファイはマキアに触れるとそのマキアは人間へと戻っていく。その行為を次々と繰り返し、この区域すべてのマキアとなった人間をもとに戻す事に成功させる。その光景を東京タワーの頂上から見ていた優平は驚愕に顔を染める。
優平「バカな…あの男のあのドライバーにカード…創り上げたのか!?それも…俺の毒の侵食を浄化させるような力を備えて…ふざけやがって!!」
優平は東京タワーから飛び降りて、仮面ライダーヴェノムへと変身し、ファイに蹴りを放とうとする。しかし、そうしようとした瞬間には既に
優平「一体何が…起こった?俺は確かにあいつを倒そうとしたはず…どうして!!」
ファイ「お前の未来は既に確定させた…俺はもう、誰も見捨てない!!」
優平「ふざけやがって!!」
優平はファイに殴りかかろうとするが、優平が殴りかかろうとした時には既に優平は東京タワーの真下でファイに足蹴にされていた。
優平「は?」
グリードアルファ「へぇ…どうやったか知らねぇが、面白れぇ力じゃねぇか!!」
ファイ「お前も既に未来は確定している」
グリードアルファ「なん…だと!?」
グリードアルファがファイに攻撃しようとした次の瞬間にはグリードアルファは地面に這いつくばっていた。これには永遠と航輝も予想外の反応を示す。
永遠「未来を変えた?」
航輝「俺からは大輝が爆刃の攻撃を受けた感じに見えたんだが…あれがあいつの掴み取った力なんだな…」
雫「大…輝…よかったね…」
雫はそう言い、静かに意識を遠ざけていく。ファイは永遠と航輝の方を向き、こう言う。
ファイ「そっちは頼んだぞ、俺は奪われたものを取り戻してくる」
永遠「任せてよ、大輝!」
航輝「こっちの事は気にすんな!派手にぶちまけてこい!!」
ファイは地面に倒れるように体を宙に預け、吸い込まれていく。ファイが次に目を開けると、そこは旧科学研究所の一室…雫のドライバーとカードが置かれた部屋に到着する。
変身を解き、雫のドライバーとカードを取り戻すと別の所に目を向ける。大輝はロッカーに手をかけ、開けると恭平のドライバーと壊れたライセンスカードを見つけ、回収しその場から去ろうとする。しかし、ある人物が行く手を阻む。
大輝「不知火…絵月…」
絵月「そのドライバーは置いていって貰えると…助かります。貴重な研究材料になるので…」
大輝「これは元々、こちらのものだ。俺は奪われたものを取り戻しに来ただけ…お前には関係ない」
絵月「違う…ライダーシステムは元々、坂月 迅、星空 創始、炎天 朝陽、そして私の4人で考え、製作したもの…私のものでもありますよ?」
大輝「だが、必要とする奴がいる…大切な思い出を守ろうとしたい奴がいる…俺はそいつに返してやりたいだけだ!お前のような奴に使われたくはない!!」
絵月「なら、強引に取り戻すしかないですね」
絵月は瞬時に大輝の背後に回り込み、大輝の持つドライバー達を奪おうとする。しかし、大輝は絵月の手首を掴み強引に投げ飛ばす。絵月は体勢を整えようとするが、大輝は既に目の前まで来ており、そのまま大輝に上乗りにされ両手首を抑えられてしまう。
大輝「大人しく投降しろ、悪いようにはしない」
絵月「お優しいんですね、
大輝「俺は殺しはしない…それは俺自身が仮面ライダーだからだ!!仮面ライダーは誰かを守る為の存在…俺はお前とは違う!!」
絵月「
大輝「お前のことも…守ってくれた奴がいるんじゃないのか?お前自身が守りたいと思った奴がいるんじゃないのか?お前の心はどこにある!!」
絵月「ふふっ…心ですか、私に心なんてないです…よ!!」
絵月は大輝の頭部に思い切り自分の頭をぶつけ、大輝をよろけさけ、拘束から抜け出す。頭からは少量ながらも血が垂れ、足元をふらつかせながらも立つ。大輝は油断したと言いながら、絵月にこう言う。
大輝「お前自身の事、知りたくなった…なぜ、今のお前が生まれたのか…見させてもらうぞ!!」
絵月「何を…」
絵月がそう言った瞬間、大輝は絵月にファイディメンションカードをかざし、次元断層を生成させ、その中へと入っていき、大輝は絵月の過去へと自身を飛ばしていく。
−2000年−
私は生まれた時から孤独だった…両親に捨てられ、山奥に建てられた孤児院で神父と他の子どもたちと共に育った…だが、その時からだろう…私は周りとは違う異常者なのだと自覚していた…
「絵月ちゃん、何してるの?」
絵月「昆虫解剖です…凄いと思いませんか?昆虫は人間とは生態系の組織が違う…血の色も人間のそれとは別です…他にも色々あるんですよ?見ます?」
「いや、その、私は、いいかな…」
その子は私が解剖したカマキリを見たあと、顔を青ざめながら去っていった。私にはその時の彼女の目がまるで化け物でも見るかのような目をしていることに気付いていた…だから、
人間の肉の感触というのは昆虫の感触とはまた違った快感を得られた。私は彼女の遺体を誰にも見つけられないように私しか知らない地下に置き、時間ができれば彼女の遺体を解剖し、骨などは森の奥に行き、炎で燃やし尽くした。私はその感触が忘れられず、神父様の隙を突いては子どもを殺し、解剖、燃やすということを繰り返していた。しかし、そんな日常も遂には終わりを迎えることになった。
神父「おぉ…絵月よ…なんてことを…今からでも遅くはない、やり直そう…私が君のことを守る!だから、心配しないでくれ…」
嘘だ…神父様は明らかに嘘をついていた。守るだなんて言っているが、神父様の目は私の事を畏怖の対象として見ていた。だって、怖いって思ってなかったら手足なんて震えないから…私は昔からその人の感情を見抜く事ができた。だから、神父様の僅かな手足の震えから私に畏怖の感情を抱いているのは明白だった。次の日、神父様はぴくりとも動かず、頭の骨が大きく砕けた状態で死んでいる所を残りの子ども達に見つかった。
「神父様…昨日、絵月ちゃんといる所…私、見た!」
「おれも!」
「あたしも!」
「僕も!」
あぁ、流石に気付かれた…もう全員、
−2010年−
16歳、それは思春期の子ども達なら一番重要な時…しかし、私にはそれすら分からない…だが、生活する上で私の評価された部分である
「なぁ、不知火さん?今度さ、俺達と遊びに行かね?」
絵月「……えぇ、いいですよ」
彼らが私に対して…何をするかは明白だった。人間の三大欲求というのは個々人で違うという認識であったが、私のように綺麗な女性は男を魅了してしまう…だから、性に溺れた男が寄ってくる。だが、対処は簡単だ…私が彼らに合わせればいい、快楽…などはないが彼らが満足すればそれでいい…
「ふぅ…すげぇよかったぜ!またやろうな!」
「いやぁ、不知火さんがそんなビッチだったなんて、思わなかったよ。ほら、どっちかっていうと清楚系じゃん?だよね、不知火さん?」
絵月「あなた達も日頃のストレスで溜まるものは溜まるのでしょう?私も人間…溜まるものはたまります。お互いの相互理解ということですよ…ただし、私のはこれからですが…」
「あっ?どういうこ…」
1人の男の声が消える。もう1人も既に息はなく、私はシャワーを浴び、お腹の中にある生温かいものをすべて外へと出していく。気持ち悪い…そのひと言に限る。人間というのはどうしてここまで醜いものなのか…人間は新しいステージに立つ必要がある…その為にも、この世界すべての人間を滅ぼさなければならなかった。
−2024年−
私は研究所に勤めていた。私の資産1000億の約1割を投資したのがきっかけだった。元々、私が探究心の塊だったこともあり、無事に採用となった。その研究というのが、地球の外から来た生命体、マキアの研究だった。その対象というのが大地 母夢…元々は炎天 朝陽の恋人だった彼女だったが、不慮の事故で死亡し、彼女の中にガイア・マキアが入り込んだのが今の研究所ができた理由でもあった。
絵月「刃、そこの資料は勝手に触らないでと言ったでしょう?いいですか?一度私が言ったことは守るんですよ?」
刃「わかっちょる…でも、姉ちゃんが研究ばっかでうちと遊んでくれへんから!!」
そう…私には今年、4歳になる妹がいた。というのも去年、唐突に私を捨てた両親が訪ねてきた。どうやって私の住所を知ったのかは知らないが、両親は訪ねてくると何も言わずに当時、3歳の刃を私の家の前に置いて何処かへと去っていった。そして、現在では私が仕方なく刃を育てていた。
刃「なぁなぁ、うち、友達できたねん!」
絵月「友達?へぇ…刃に友達ができるなんて意外ですね?どこの子ですか?」
刃「待ってて、連れてくる!」
友達…私には友達と呼べる存在はいない…私の手は既に何万もの人の血で汚れ、その時点で私には友達ができる想像が出来なかった。だが、刃は違った…純真無垢なあの子は明るく、元気で社交性も良かった。だから、友達ができるのだ…しかし、この研究所で刃と同年代というのは2人しか思い浮かばなかったが、まさか…と思いつつも刃がその友達を連れて私のもとへと来る。
刃「姉ちゃん!連れてきた!!」
永遠「えっと…永遠です、刃ちゃんにはいつもお世話になってます!!」
楓「楓です!!お姉さん、綺麗だね!!」
絵月「私は絵月…不知火 絵月です…妹を今後ともよろしくお願いします」
朝陽とガイアの間に生まれた子ども…永遠…そして、この研究所の所長の坂月 迅と神である鳳凰の子ども…坂月 楓…とんでもないスペシャルゲストを連れてきた刃の顔はどこか誇らしげでもあった。
刃「すごいやろ!姉ちゃん!!」
絵月「そうですね、凄いですね?さすが、私の自慢の妹です!!」
刃「えっへっへっへっ…姉ちゃんに褒められた!」
この時の私はこれまでの人生を忘れて過ごせていた…異常者であった私は既にその心の中にはなく、消え去っていたのだ。しかし、それが一瞬で崩れ去る出来事があった。そう…彼との出会いである。
研究所からの帰り…その日は雨が降っていた。刃と逸れないように手を繋ぎ、刃はカッパを着ながら私の横でスキップをしていた。そんな時だった…路地裏で倒れ込む、1人の青年に目がいった。その青年は全身が傷だらけで今にも死にそうなほど弱っていた。私は彼に近づき、声を掛ける。
絵月「大丈夫…ですか?」
「いや、その、心配…しないで…ケホッケホッ」
絵月「心配しないでと言われたら心配しちゃいますよ…とりあえず、うちに運びますね」
刃「姉ちゃん、その人…連れて帰るん?」
絵月「えぇ、応急処置だけ済ませて様子を見ます」
私は彼を家まで運び、救急キットを取り出して手当てをする。包帯が足りるか分からなかったがなんとか足り、彼はベッドの上で静かに寝息をたて、眠っていた。
刃「姉ちゃん、心配なんやろ?うち、永遠の所行っとくけん…姉ちゃん、その人のこと看病しとき」
絵月「そうしますね。刃、気を付けて行ってくださいね?」
刃「うん!」
刃は永遠君の所に遊びに行き、私は彼の看病をすることになった。決して嫌ではなかった…私自身、過去の過ちを悔やんでいたのだ。だから、こうした小さな善意で償おうとしていた。
看病を続けて3日が経った。彼は目を覚まし、私に目線を向けると話しかけてくる。
「僕を助けたのは君…だね…ありがとう、なんとお礼を言えばいいか…とりあえず助かったよ、ありがとね?あっ…名前、聞いてなかったね…名前を教えてくれる?」
絵月「不知火 絵月です…目が覚めてよかったです。覚まさなかったらどうしようかと思いました…所で、お名前を伺ってもいいですか?」
「時上 志朗だよ。よろしくね、絵月さん」
こうして、私、志朗君、刃との生活が始まった。幸いにも刃は志朗君の事を気に入り、懐いてくれた。私はそれが堪らなく嬉しく、思わず志朗君の手を握ってしまった。最初は困惑していた志朗君だったが、いつしか受け入れてくれ…それから1年後、私と志朗君は結婚を果たしお腹に1人の子どもを授けた。それが…絶望の始まりとも知らずに…
娘が15歳になった。私はその時、45歳であったがそこで初めて娘にある事を言われる。それは最も聞きたくなかった言葉だった…
「お母さんって見た目若いよね?私さ、お母さんと一緒に歩いててお母さんの事、お姉さん?って聞かれたんだよね。だから、不思議でさ…何かの病気じゃないかな?調べてもらったら?」
絵月「初めて言われましたね、そんな事…分かりました。検査してみますね」
私は研究所の方で検査させてもらう事にした。それで判明したのだが、私の身体はほぼ、不老と同じようになっていた。異常なことであり、私は仕事から帰ってきた夫を問いただしてみることにした。私自身、夫と結婚して以降…傷の治りが早いなどの違和感を感じていたが、夫の次の言葉で確信に至った。
志朗「僕、実は神なんだ…その、時の神…僕と君が結ばれた時に君に僕の力の一部が渡って…不老に近い体質になったんだと思う。ごめん!隠してて…その僕のせいで君の人生をめちゃくちゃにしたくなかったんだ…」
理解はできた…彼自身、どことなく人間離れした何かを感じていたからだ。私はそれを受け入れた…それだけの事…この時はまだ良かった…自分はまだ、正常に心を保てられていると…だが、その次の出来事で私の心は完全に
機人大戦が始まったのだ。人間とマキアによる戦争…当時、世界は混沌と化し、私はその戦争で夫を亡くした。夫は神の力の一部を私に託し、娘にまでも半分程の力を託していた。その時点で夫は人間に堕天していたのだ。夫を亡くした私の心は完全に砕け散ったのだ。
絵月「何が神だ…神でさえも簡単に死ぬ…人も…簡単に死ぬ…じゃあ、どうしたらよかった?私はどうしたら…そうだ…復讐だ…こんな世界にした神に復讐だ…私にはそれしか残されていない。志朗…私ともう一度…同じ時を過ごそう…すべての神を殺して…」
その一部始終を見ていた大輝は過去の次元から現在の次元へと戻っていく。目の前には不機嫌な顔を浮かべた絵月がじっとこちらを見ていた。
絵月「私の過去を覗いた…いや、過去という次元に跳んだといったほうがいいですね…」
大輝「不知火 絵月…まだ、やり直せるはずだ…何も復讐に囚われなくていい…別の生きる道を見つけるんだ!お前も分かっているはずだろ!!」
絵月「分かっている…えぇ、分かっているわ…でもね…あなたが許しても世界は私を許さないんです…それが業を背負うと決めた私の覚悟の表れでもある!!私は君を倒して更なる高みに登り詰める!!」
『CRONOSTASIS DRIVER』
『ANASTASIA RELOAD TIME』
絵月「変身…」
『SIGNAL TIME』
『TIME OVER ANASTASIA』
絵月はクロノスタシスドライバーを装着しアナスタシスアビリティカードを挿入し、ドライバー左側の時計の針を1周させ、仮面ライダーアナスタシアへと変身を完了する。
アナスタシア「正真正銘、私と君との命を懸けた決戦です…早く変身しなさい!!」
大輝「先祖の犯した罪は俺が消し去る!!」
『DIMENSION DRIVER』
『PHI DIMENSION OPEN THE GATE』
大輝「変身!!」
『DIMENSION RISE』
『BOOST DIMENSION.DIMENSION IN PHI』
『CONTROL OF SPACE』
ファイ「ふっ!!」
アナスタシア「ハッ!!」
大輝はディメンションドライバーを装着し、ファイディメンションカードを認証させ、挿入する。すると次元の亀裂が大輝を吸収し、大輝は仮面ライダーファイディメンションへと変身を完了させる。それと同時にアナスタシアに拳を振りかざし、アナスタシアもまた、拳を振りかざす。しかし、ファイの方が圧倒的に早く、重い一撃を繰り出したことによってアナスタシアは押し負ける。
アナスタシア「ッッ!?」
ファイ「まだこれからだ!!」
アナスタシア「ハァ!!」
ファイ「ふん」
ファイとアナスタシアは空中での高速戦闘へと切り替える。それと同時にファイは次元を切り替え、海の上へと場所を変える。アナスタシアはその事に驚きつつもファイに対しての攻撃をやめない。しかし、当たったはずの攻撃がすべて自身に傷として蓄積され、違和感を覚える。
アナスタシア(なぜ…私の攻撃は当たっているはず…なのに、大輝君にダメージが一切入っていない…どういうこと?)
ファイ「お前の未来は既に確定している…この力は俺が大切なものを失わない為に…選択を誤らない為の力だ!!」
アナスタシア「未来を選択しているということなの?とんでもない力ですね…私にその力をくださいよ!!」
『STOP TIME』
アナスタシア「如何に強い力だろうと時間の流れには逆らえない!!その力…貰いますね?」
アナスタシアはドライバーの秒針を0時の方向に回し、時を止める。そして、ファイの心臓部に手を突き立て、そのまま心臓を突き破る。しかし、次の瞬間にはアナスタシアは海上に
アナスタシア「なっ…」
ファイ「俺を殺す未来でも見たか?」
アナスタシア「確かに殺したはず…なのに…はっ!数多ある未来の中から自分が生き残る未来を…選択肢として未来という次元に加えた?」
ファイ「お前に話すことはない」
アナスタシア「ここまでの力…どうや―――ぐっ!?」
ファイ「ふんっ!!」
ファイはアナスタシアの首を掴んだまま、海中へと入っていき、アナスタシアはもがき苦しみながらも抵抗する。ファイは次元を切り替え、森の中へと移動しアナスタシアを投げ飛ばしてそのまま駆け出し、ファイは次から次へとアナスタシアに向かって徒手空拳で攻めていく。
アナスタシア「くっ!?また場所が!!」
ファイ「ハァァ!!」
アナスタシア(まだ…今!!)
『SLOW TIME』
ファイは自身のマントの中へと潜ると四方八方から次元を行き来し、アナスタシアへ攻撃し続ける。アナスタシアはその攻撃を受け切る事に精一杯になりながらも反撃の隙を窺う。そして、隙を突いてファイの時だけを遅くさせる。
アナスタシア「これなら…私の攻撃も当たるでしょ!!………えっ?」
ファイ「どうした?お前の時を操る力はその程度か?」
アナスタシアは地面に仰向けになっており、目の前には時を遅くしたはずのファイが何事もなかったかのように立っていた。
アナスタシア「時を止めてもダメ…時を遅くしてもダメ…出直す必要がありそうです…ね!!」
ファイ「ここは既に…俺の次元だ!!」
アナスタシアは空間を広げ、逃げようとする。しかし、その空間もファイが人差し指を上から下になぞることによって消し去られ、またファイによって次元が切り替わり、今度はどこか暗い洞窟の中だった。
ファイ「ふんっ!!」
アナスタシア「くはっ!?」
アナスタシアは顔面にファイの拳が直撃し、吹き飛ばされる。吹き飛ばされたアナスタシアは体勢を整えようとするが、いつの間にかファイの目の前に戻っていた。
アナスタシア「なにっ!?」
ファイ「ハァァァ!!」
アナスタシア「ぬわっ!?」
アナスタシアがまた、吹き飛ばされると同時にファイによって次元が切り替わり、東京タワーの真下へと戻される。永遠と航輝は突如現れたアナスタシアとファイに驚く。
永遠「大輝!!」
航輝「戻ってきたのか!?」
アナスタシア「ここは…東京…タワー?」
ファイ「お前に問う…投降するか、俺に倒されるか…選べ!」
アナスタシア「私に選択肢はない!!私は…私の思うがままに私自身の計画を遂行するのみ!!」
ファイ「そうか…残念だ…」
『DIMENSION ONE』
『DIMENSION TWO』
『FINAL DIMENSION』
アナスタシア「終わらせる!!」
『FIRST TIME』
『SECOND TIME』
ファイはユニットを3回押し、アナスタシアは秒針を2周させる。互いに高次元のオーラと時空のオーラを足に纏わせ、空へと飛び上がり、互いにキックを放つ。
『ディメンションフィニッシュ』
『タイムオーバーフィニッシュ』
ファイ「ハァァァ!!」
アナスタシア「ハァァァ!!」
グリードアルファ「この勝負、俺らの勝ちだな。威力が桁違いだ…絵月が勝つ」
永遠「果たして…どうかな?」
グリードアルファ「あぁん?どういう事だ!!」
永遠「見てれば分かるよ」
『DIMENSION』
ファイは自身の次元に入り込み、あらゆる未来の選択肢を見ていく。そして、アナスタシアが必殺技を放つ前を選び、それを未来として確定する。次の瞬間にはアナスタシアは必殺技を放つ前に戻され、驚く。
アナスタシア「なっ―――」
『ディメンションフィニッシュ』
ファイ「血の争いは終わりだ…」
絵月「ケフッ!?……君の…掴み取った力…は…いずれ…破滅にむか…う……」
ファイ「たとえそうだとしても…俺が掴み取るのは幸せだけだ」
絵月はそのまま消滅し、消えていく。ファイは少し、よろけるがその目はグリードアルファの方へと向く。グリードアルファは横に動かないままでいる優平を掴むとファイ達にむかってこう言い、去っていく。ファイはグリードアルファが去るのを確認すると変身を解除し、雫に近づき、体を揺さぶる。
グリードアルファ「ぜってぇ、お前達を倒して…俺様の世界を作る!!覚えとけよ!」
大輝「………雫…起きろ!!」
雫「うっ…うぅ…大…輝?」
大輝「そうだ、俺だ。雫、これを…」
大輝が雫に渡したのは雫のドライバーとカード、そして恭平のドライバーと壊れたガンマライセンスカードだった。雫は自分のドライバーを受け取るが、恭平のドライバーとカードは受け取らず、断る。
雫「恭平のドライバーとカードは大輝が持ってて。私が持ってると、いつまでも忘れられないから…」
大輝「…………お前がそこまで言うなら、俺が持っておくよ。立てるか?」
雫「ううん…自己治癒能力が上がっているとは言っても痛いのは事実だから、あまり立てない」
大輝「そうか…」
雫「えっ!?」
大輝は雫をいわゆるお姫様抱っこで抱えるとそのまま歩き始める。永遠と航輝はその光景を心地よく思い、静かに見守る。
雫「ちょっ!?私、重いでしょ?歩くから、降ろしていいよ?」
大輝「いいや、怪我人を放って置くわけにはいかない。帰ったら、まずは風呂だな、俺が洗ってやる」
雫「えっ…ウソウソ、待って…それだけは…」
永遠「あーあ、大輝がああ言うと止まらないから…頑張ってね?雫ちゃん!!」
航輝「まぁ…大輝なら変な気起こさねぇーし、大丈夫じゃね?」
雫「私が大丈夫じゃないんだけどぉぉぉ!!」
その日は徹底的に大輝に尽くされた雫であった。一方、身体は少しずつではあるが、崩壊に向かっていた絵月は壁に手をかけながらも歩いていた。
絵月「私はまだ…諦めない…あの人の為にも…私は!!」
「それってさ…そんなに重要なこと?」
絵月「ッッ…誰!?」
「そう警戒しないでよ…俺はヴァン…ヴァン=アストリウム…ただの神だ」
絵月「神……神が私に何の用ですか!!今更…助けたいと…そう言いたいのですか!!」
ヴァン「アッハッハッ!今更、君を助けるなんて…無理だよ。君みたいにたくさんの命を吸った人は…特にね?」
絵月「一体何を…」
ヴァン『
ヴァンがそう言うと、絵月の後ろに禍々しい門が出現し、その門が開くと中から無数の手が現れる。その手は絵月の全身を掴むと絵月をその門の中へと引きずり込もうとする。
絵月「いやぁぁぁぁ!!やめてぇぇぇ!!」
ヴァン「地獄の門…その先に待つのは君がこれまで奪った人達の魂だ…ほら、旦那さんも待ってるよ?」
「えるなぁぁぁ、えるなぁぁぁ!!」
絵月「お願い……助けて……なんで…私ばっかり…こんな目に……」
ヴァン「君達人間の都合なんて神様にはどうでもいいんだ…さっさと逝け…」
絵月「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
絵月の身体を完全に門の中へと引きずり込むとその門は閉じ、その場には絵月のドライバーとカードだけが転がり落ちていた。ヴァンはそのドライバーとカードを完全に破壊すると、自身の手の中にある時の神の力を眺める。
ヴァン「時の神の力…貰っておくよ。精々、その中で永遠の地獄を見ておくといいさ。…………待っててくれ…あと少しで…計画は進む…」
星王コーポレーションの社長室では、碧が皆には内緒であることをしていた。パソコンにはホウオウアイランドという島のサイトが開かれ、碧はそれをずっと眺めていた。
碧「さて、最近はマキアの動向も大人しいし、慰安旅行っていう体で皆に行かせようかな…ホウオウアイランド!!」
その一方で、防衛省では…とある機密組織が出撃の準備をしていた。
「我らが向かうは智慧の泉が隠されているとされる観光島"ホウオウアイランド"だ。そして、それに伴って行うのは六峰 永遠筆頭の仮面ライダーの抹殺および六峰 永遠の中に宿る智慧の泉の力の奪取だ。分かったな?」
「コードワン…弟は…永遠は殺さないでもいいんですよね?」
コードワン「あぁ、抹殺とあるがそれは六峰 永遠意外でいい…お前の弟は智慧の泉の力さえ抜ければお前に引き渡す。コードシックス…いや、六峰
滅「ありがとうございます!!………永遠、待っててね…お姉ちゃんが絶対に救ってみせるから…」
コードワンから滅と呼ばれた女性はペンダントの中にある1枚の写真を眺めるのだった……
TO NEXT CODE...
次回予告 CODE43 ∀の計略/支配する欲望
永遠達と爆刃達による対戦が始まる。
その中で航輝と雫は敵の支配に嵌まり…
グリードアルファ「俺の欲望に染まりやがれ!!」
永遠「ッッ!!大輝っ!!」
爆刃「じゃあな…後輩君」
ゆっくりと拳銃のトリガーに指を入れていく…