仮面ライダーシグマ   作:仮面執事

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前回は航輝が力を振り絞り、見事!爆刃を倒しましたね。

その変わりの代償が重かったですが…

今回は果たしてどうなるのか!?

それではどうぞ!!



CODE47 囚われるS/世界の創世

 

普段通りの会社…碧はその光景をとてもよく思っていた。あとは、永遠達が帰ってくるのを待つだけ…そう思って待っていた。しかし、永遠達の帰りを待つ前にあの男(・・・)がやって来た。

 

創始「やぁ、我が子孫…星空碧。君とこうして話すのは初めてじゃないかい?」

 

碧「星空創始!!なんであなたがここにいる!!永遠達は…どうした!!」

 

創始「そろそろ帰ってくる頃合いではないのかい?まぁ、爆刃君は負けた…だろうね。………楓も久しいね」

 

楓「創始…さん、ここまで来て…あなたは何がしたいのですか?今いち、目的が分かりません」

 

創始「その事については彼らが帰ってきたら話そう。今はこのひと時を満喫したい気分なんだよ」

 

碧「今すぐ、帰ってくれ…優里さんの顔をしたあなたを見たくはない!!」

 

創始「まぁまぁ、そう言わないでくれないか?悲しくなるじゃないか。おや?どうやら、帰ってきたらしい…英雄の凱旋といこうじゃないか」

 

創始はそう言うと、扉の方に目を向ける。碧達も仕方なく、扉の方に目を向けると永遠達が扉を勢いよく開けて中へと入る。永遠の目は1人の人物に目を向けたまま、警戒を解かずに碧達に近づく。

 

永遠「さっき振りだね…星空創始。ここまで来たのには何か理由があるようだし、とっとと話してくれる?」

 

創始「手厳しいなぁ…昔はよく話していたじゃないか…マキアの未来についてもね?」

 

永遠「その話は今はどうでもいいだろ!さっさと要件だけ言ってくれる?」

 

創始「そうだな…なんて言うか、そうだ!宣戦布告だよ!私は君達に宣戦布告を宣言しよう…勿論、私が勝てば優勝賞品の智慧の泉の力は貰うけどね。君達にとっても邪魔な私が消えるのは見過ごせない案件なんじゃないのかい?」

 

大輝「だったら今ここで!!」

 

創始「まぁ待ち給えよ。今、争った所で私に勝ち目はないのは分かっているだろう?だから、公平を期す為に永遠には一度、この場から消えてもらう」

 

航輝「何言ってやがる!!この…マッドサイエンティストがっ!!」

 

創始「優勝賞品である智慧の泉がポンポンと歩かれては困るからね?まだ、奪わないだけでもありがたいと思ったらいいよ。勿論、永遠はこの提案を受けてくれるだろう?」

 

創始は永遠にそう聞く。しかし、永遠にはその要求を飲む必要がない理由があった。それは…この場で創始を倒せばいいという単純な理由だった。永遠は創始に対してこう言う。

 

永遠「俺がその要求を飲むとでも?あんたが何かする前に俺達仮面ライダーなら止められる。今、倒す事だって出来るんだよ?」

 

創始「君が私に刃を向けるというなら…星王コーポレーションは爆破させてもらうけど…それでもいいのかな?仮面ライダー諸君よ」

 

大輝「ディメンションの力でそのような未来は起こさせない…決して!」

 

創始「君のディメンションの力は対象が生物でないといけない。無機物などはその対象外であり、ディメンションの力で出来ることの範疇ではない…仮に出来たとしてもその事象自体を変える為の莫大なエネルギーを君が消費することで君は戦線離脱せざる負えない。それに私のジェネシスは事象に干渉すら出来る…その意味は理解できるだろう?」

 

大輝「ッッ…見抜かれていたか!?」

 

創始「それで…永遠はどうするんだい?」

 

永遠「従うしか…ないか」

 

永遠はそう言い、創始は嬉しそうに感謝を述べる。そして、ジェネシスドライバーを装着し、ブラックホールのようなものを形成し始める。

 

創始「同意も得た事だから、永遠にはこの場で消えてもらうよ」

 

『GENESIS DRIVER』

 

『CREATION』

 

永遠「これは…」

 

創始「深い闇だよ…この中では何も感じない。拘束するにはもってこいだろ?」

 

永遠「この中に入ればいいんだな…」

 

楓「永遠っ!?」

 

ジリオン「マイマスターッ!?」

 

永遠はそう言い、深い闇の中へと体を沈ませていく。闇の中では何も感じず、永遠はひたすら脳内で思考を繰り返す事しか出来なかった。そして、闇へ続く穴を創始は閉じ、笑みを浮かべる。

 

創始「さて、楽しいゲームを始めよう!!これから私は目的の為にある場所へと向かう。残された君達でその場所を特定し、私を倒せば無事に永遠を返そう…もし、私を倒せなければ…智慧の泉の力は貰っていくよ」

 

大輝「ちっ…万が一、変なことをすれば永遠を殺す寸法か…」

 

航輝「そんで?てめぇはどうすんだよ。星空創始!!」

 

創始「私は目的の場所に移動するよ。ぜひ、君達には私の事を見つけて欲しいね。なんせ…世界を変える(・・・・・・)ぐらいの場所なんだから」

 

大輝「世界を…」

 

雫「変える?」

 

航輝「そんな事が可能な場所があるって事…か?」

 

創始「では、健闘を祈っておくよ」

 

創始はそう言うとジェネシスの力でワームホールのようなものを形成し、その中へと入っていく。そのワームホールが閉じると、一瞬のうちに部屋の中は静かになり、全員が緊張がほぐれたかのようにソファへと座り込む。

 

大輝「世界を変える…あいつの目的は依然として智慧の泉のはず…その為に必要な事はなんだ?分からないな…」

 

雫「世界を変えるにはまず、あの人自身を世界に認知させないといけない。でも…そんな場所、あったかな?」

 

航輝「世界…生放送…いや、違うな…あいつがしそうな事…なんだ?」

 

楓「あの…気になったのですが、今のこの時代に世界連合"GDO"は存在していますか?200年前にはマキアという脅威の存在が生まれたことで出来た連合なのですが…」

 

大輝「"GDO"…聞いたことがある。俺達仮面ライダーが所属する研究所とは違う防衛機関がその名前だったはずだ。しかし、星空創始が狙う理由があるのか?」

 

楓「創始さんは元々、世界連合に所属していました。しかし、内部抗争により高い地位にいた創始さんは蹴落とされ…マキア側についたのです。だから、今でも世界連合の事は憎んでいるかと」

 

航輝「その話が本当なら連合がやばいことになるな…場所は分かるか!?」

 

楓「場所が変わっていると思うので私には分かりません。すいません…お役に立てず…」

 

楓が悲しそうにそう言う。しかし、その中で雫が手を挙げる。大輝は「何だ?」と言い、雫は口を開く。

 

雫「私のお父さんなら知ってる…かも。お父さんって色んな場所に募金とかしてたりするから…世界連合にもしてるかも」

 

大輝「そうか…雫は父親に連絡を取ってくれ。俺と航輝の方でも探ってみる。楓さんも何か分かったら連絡してくれ…航輝、行くぞ!」

 

航輝「おう、絶対に止めてやる!!」

 

そうして各々が行動を取り始める中…創始は世界連合の本部へと足を踏み入れていた。

 

創始「ふむ…変わらないな、200年前とは。むしろ、懐かしさを覚えるほどかもしれない」

 

「侵入者発見…直ちに対処する」

 

創始「ほぅ…警備隊か。たかが、警備隊如きが私に勝てるとでも?」

 

「対象のデータを収集…星王優里と断定…本部長に連絡を繋げる」

 

『星王優里か…だが、何か違うな…探ってみろ』

 

「貴様は何者だ?星王優里という情報は合っていると思うが…」

 

創始「この体はそうだが、中身は違う…私の名は星空創始!!世界を統べる者となる存在だ」

 

「なっ…星空創始だとっ!?本部長!!」

 

『分かっている!!星空創始…生きていたのか!?』

 

優里の体を持つ創始がそう答えると隊員は本部長に即座に伝え、本部長は驚きを隠せずにいた。創始は笑みを浮かべ、連絡装置越しに本部長にこう言う。

 

創始「いやはや、生きていたとは…智慧の泉の呪いの影響かね?」

 

『貴様…今更何をしに来た!!』

 

創始「宣戦布告さ…私が世界を支配するためのね!!その為に…世界連合には消えてもらう」

 

『何だ…何をする気だ…まさか…本部を破壊するのか!?それだけはダメだ!!そうすれば世界は…どうなってしまうというのだ!?』

 

創始「今更私が知ったこっちゃない…200年前に私を切り捨てた恨み…今ここで果たす!!」

 

『止めるのだ…何としてでも星空創始を殺せ!!』

 

「了解…射殺許可を認証…対象を殺処分とする」

 

創始「そうでなくては面白くない……変身」

 

『GENESIS DRIVER』

 

『CREATE A WORLD.RIDER SYSTEM GENESIS』

 

創始は仮面ライダージェネシスワールドへと変身し、目の前の隊員に向かって歩き始める。隊員は銃を構え、いつでも撃てる体勢に切り替えるが、その時には既に自身の体は遥か空(・・・)に打ち上げられていた。

 

「なっ――――うわぁぁぁぁ!?」

 

ジェネシスワールド「残念だ…若いのにこんなにも早く命が尽きるなんて…」

 

肉が地面にぶつかるような音が響き渡る。隊員の体はぐちゃぐちゃな肉の塊となって絶命していた。ジェネシスワールドはその事に特に何も思わず、淡々と歩いていく。そして、道行く隊員達を肉の塊に変えていき、本部長がいる部屋の目の前まで来る。

 

ジェネシスワールド「仮面ライダーの負け…私の勝ちだね。所詮、彼らも有象無象の一部に過ぎなかったか…」

 

「待てっ!!」

 

ジェネシスワールドが扉に手を掛けようとした瞬間、その声が響き渡る。ジェネシスワールドが声のした方向に目を向けると、大輝、航輝、雫の3人が睨みつけるようにこちらを見ていた。

 

ジェネシスワールド「なぜ…ここだと分かった?世界連合の本部はすべての国にダミーを置いているというのに…」

 

大輝「雫の父親にも聞いたが分からないと言った。だから、一か八か碧の未来予知に賭けてみた。彼女は快く協力してくれた、その代償が重いと知っていても…」

 

ジェネシスワールド「ハッハッハッハッ!そうか、彼女を犠牲にしたか!!仮面ライダーともあろう者が…1人の市民を傷付けてまですることなのかね?」

 

雫「私達が1人に手を差し伸べる間に何百人も死ぬ…彼女もその事は分かっていたから協力してくれたの…それに、ここに来るまでに死体となった人を何人も見た!!私達がその人達の無念を晴らさないといけないの!!」

 

航輝「人の皮を被った怪物は…俺達仮面ライダーが倒す!!」

 

大輝「お前に智慧の泉は渡さない…お前に約束された未来はやって来ない!!」

 

『DIMENSION DRIVER』

 

『『ENTITY DRIVER』』

 

『PHI DIMENSION OPEN THE GATE』

 

『ALPHA PROCESS SCAN』

 

『RECOVERY FORCE SCAN』

 

大輝/航輝/雫「「「変身!!」」」

 

『DIMENSION RISE』

 

『ALPHA RISE』

 

『RECOVERY RISE』

 

3人はドライバーを装着し、カードをそれぞれスキャンさせていく。そして、掛け声と共にカードを挿入し、大輝は仮面ライダーファイディメンション、航輝は仮面ライダーアルファ アルファライズフォーム、雫は仮面ライダーベータリカバリーにそれぞれ変身する。

 

『BOOST DIMENSION.DIMENSION IN PHI』

 

『CONTROL OF SPACE』

 

『READY GO RIDER.ALPHA ENTITY』

 

『KAMEN RIDER ALPHA』

 

『PROTECTION TEAMS RECOVERY ENTITY』

 

『KAMEN RIDER BETA RECOVERY』

 

ファイ「ハァァァ!!」

 

ジェネシスワールド「ッッ!?」

 

「何だ!?……仮面ライダーか!!」

 

アルファ「本部長!早く逃げろ!!」

 

ベータ「あっちから逃げてください!!」

 

「わっ、分かった!」

 

ファイは加速してジェネシスワールドの目の前に移動し、顔面を一発殴る。その殴りで本部長の部屋の入り口を破壊し、中の本部長が驚く暇を与えずにアルファとベータは逃げるように促す。本部長は緊急脱出口から逃げ、それを確認したファイは更に加速してジェネシスワールドの懐に潜る。

 

ジェネシスワールド「流石に速いな…だが!」

 

ファイ「何だ?」

 

アルファ「地面が変わっていく!?」

 

ベータ「これもジェネシスの力なの!?」

 

ジェネシスワールドを中心として地面や周りの景色が変わっていく。そこは辺り一面に湖が広がり、ファイ達はその上へ立っていた。水は波紋を広げていき、ファイ達に襲い掛かる。

 

ジェネシスワールド「私は世界を創造する仮面ライダーだ…こんな事、造作でもないのだよ」

 

ファイ「そうか、その未来…変えさせてもらう」

 

ジェネシスワールド「何?……ぐはっ!?」

 

波紋はファイ達の目の前から姿を消し、ジェネシスワールドの目の前までいつの間にか来ていた。波紋の勢いは凄まじく、ジェネシスワールドは避けることなく直撃し、倒れる。

 

ファイ「さっさと永遠を返してもらおう」

 

ジェネシスワールド「私の…計画はこれからさ…これから始まる。この体がジェネシスの力に順応したその時!!私は初めて世界を作り変えられる!!」

 

アルファ「あいつ、何言ってんだ?」

 

ベータ「さぁ?」

 

ファイ「世界を…作り変える…はっ!?まさか…」

 

ジェネシスワールド「気付いたようだね…あと少しで私はこの体と完全に共鳴する!!その時、ジェネシスの創世の力が初めて使えるのだよ。200年前は永遠に邪魔されてしまったがね」

 

アルファ「させてたまるかよ!!」

 

ジェネシスワールド「インフェルノを失った君では…最早、私に勝ち目はない」

 

アルファ「ぐはっ!?」

 

ジェネシスワールドは徒手空拳で攻めてくるアルファの拳を華麗に受け流し、みぞおちにカウンターを決め、アルファはその痛みに苦しむ。そうしてるうちにジェネシスワールドはアルファの顔を掴み、地面に勢いよく叩き続ける。

 

ジェネシスワールド「全く、どいつもこいつも私の理想の邪魔をする。これだから凡人は理解できないのだ…どうして私が淘汰されねばならない!!君達凡人こそ、淘汰されるべき存在だろう!!」

 

アルファ「ぐはっ!?」

 

ファイ「航輝っ!?」

 

ベータ「航輝を離して!!」

 

ジェネシスワールド「君らでは私に勝てない…ジェネシスの力はすべてのドライバーの性能を遥かに上回るのだからね!!」

 

『GENESIS.CREATE』

 

ファイ「これは…壁を創造したのか!?こんなもの…壊してやる!!」

 

ファイは何度も壁に向かって攻撃するがびくともせず、ただその壁を眺めることしか出来なかった。ベータも同様に同じ事をするが壊れる予兆もなく、眺めることしか出来なかった。

 

ジェネシスワールド「少し、感情的になりすぎてしまったようだ…航輝君、まだ起きているだろう?」

 

アルファ「て…めぇ…何がしてぇんだ…」

 

ジェネシスワールド「なに…ほんの少し、話をするだけさ…私は前に君にブラックフレアカードを渡した時に言ったはずだ…"このアビリティカードは君の力になる"とね…その時から、私は君に注目していた。君なら、インフェルノの力を制御し、この世界すべてを燃やし尽くす炎を生み出せると!!しかし…結局は無駄に終わった」

 

アルファ「そりゃ…ご愁傷さまだぜ…俺はてめぇの思惑通りに……動かなかっただけだろ?」

 

ジェネシスワールド「君の復讐の炎は確かに燃えていた…だから、その炎を再熱させる為にルナを殺そうと画策していたのだが、それが爆刃君の思わぬ行動で実現したのだ。しかし、これもまた失敗に終わり、インフェルノはこの世から消え去った…実に残念だよ…君にも智慧の泉の力を扱う器があったというのに!!」

 

アルファ「なん…だと?」

 

ジェネシスワールド「知らないのも無理はない…元々、仮面ライダーというのは智慧の泉の力の器に耐え得る存在達のことを示しているのだから。その中でも永遠と航輝君の潜在能力は群を抜いている。大輝君も充分な素質があったが、彼はどちらかといえば時の神の器たり得る存在だから省いていた」

 

アルファ「まさか…優里もそうなのか?」

 

ジェネシスワールド「その通りだ…彼の器も智慧の泉の力を受け入れられる存在なのだよ。素晴らしいだろう?」

 

ジェネシスワールドはアルファに嬉々としてそう語る。アルファは終始、その話の内容を理解しようとしていたがあまりにも情報量が多く、処理に手こずっていた。ジェネシスワールドは情報整理をしているアルファの頭を自身の手から離し、こう言う。

 

ジェネシスワールド「さて…PHASE2といこうか。まだまだ、楽しませてくれ」

 

アルファ「また…景色が変わっていく…」

 

今度の景色はジャングルの奥地だった。アルファの近くにはファイとベータも立っていて、2人とも即座にアルファの前に立つ。

 

ファイ「航輝、星空創始と何を話していた?」

 

アルファ「それは…」

 

ジェネシスワールド「さぁ、もっと楽しませてくれ!!」

 

アルファ「そんな事よりも星空創始をぶっ倒すぞ!!」

 

ファイ「…………あぁ」

 

ベータ「そうだね…」

 

アルファを含む3人はジェネシスワールドに体を向け直し、戦闘の構えに入る。依然としてジェネシスワールドは余裕のような立ち振る舞いをしており、3人はその様子に警戒していた。

 

ジェネシスワールド「どうした?掛かってこないのかね?永遠がどうなってもいいということかな?」

 

アルファ「テメェ…その舐めた口二度と開けないようにしてやる!!」

 

『OPERATOR PROCESS SCAN.ORDER MISSION』

 

『OPERATOR RISE』

 

『MISSION IMPOSSIBLE.OPERATOR ENTITY』

 

『KAMEN RIDER ALPHA OPERATOR』

 

アルファ「テメェの居場所ごと空間を消してやる!!」

 

ジェネシスワールド「これは…空間を分断させたのか…やはり、オペレーターアビリティカードは空間支配に特化したアビリティカードなだけあるね。だけど…事象に干渉する力を持つジェネシスの敵じゃない」

 

アルファ「何だとっ!?」

 

アルファはオペレーターの力でジェネシスワールドのいる空間だけを切り取り、別の場所へ移動させようとした。しかし、ジェネシスワールドの事象を操る力によってオペレーターの一連の行動はすべて無効化されてしまう。

 

ジェネシスワールド「残念だったね?所詮、オペレーターはディメンションの劣化版でしかない。君がインフェルノの力を失わなければ…まだ、勝機はあったというのに…」

 

アルファ「クッソ…テメェ!!」

 

ファイ「航輝!!奴の挑発に乗るな!!」

 

アルファ「オラッ!!」

 

ジェネシスワールド「そうやって敵の挑発に乗る…全く、君って奴は単純だね。そうやって、大切なものを失い続ける!!君はそういう人間なんだ!!」

 

アルファ「ぐはっ!?」

 

アルファはジェネシスワールドの挑発に引っ掛かり、ストレートパンチを放つが、ジェネシスワールドが展開したシールドに阻まれ、ジェネシスワールドがシールドを解いた瞬間にカウンターパンチを喰らわされる。

 

ファイ「航輝は今は正気じゃない。雫、航輝を抑えておけ」

 

ベータ「航輝…ごめんね!」

 

アルファ「クッソ、離せ!!俺があいつを倒さねぇといけねぇんだよ!!俺が…俺がケリをつけねぇといけねぇんだ!!」

 

ファイ「すまない…だが、今のお前では無理だ。あとは俺に任せろ」

 

アルファ「ッッ!?………クソッ!!」

 

ベータ「ごめん…ホントにごめん!!」

 

ジェネシスワールド「大輝君…君が私を倒すと?」

 

ファイ「そうだ…世界を守る為に…」

 

『PLIME RAISER』

 

ジェネシスワールド「消えた!?………背後か!!ぬっ!?」

 

ファイはジェネシスワールドの背後に回り、プライムライザーソードモードで斬りつける。一瞬の隙を突かれたジェネシスワールドは斬撃を喰らい、倒れそうになるが何とか持ちこたえる。ファイは更に加速し斬撃を放ち続けるが、ジェネシスワールドも2度も同じ手をくらう筈もなく、シールドを展開して防ぐが…ファイは更に加速し、シールドが展開されるよりも先に斬撃が当たり始める。

 

ジェネシスワールド「ッッ……ぬぅぅ、ぐわっ!?」

 

ファイ「お前の未来はここで終わりだ…」

 

『DIMENSION ONE.DIMENSION TWO.FINAL DIMENSION』

 

『ディメンションフィニッシュ』

 

ジェネシスワールド「君は何か勘違いをしているみたいだ…私の未来は永久不滅!!そして、今がその時だ!!私こそが…神だ!!」

 

『ワールドエンドレスフィニッシャー』

 

ファイ「何っ!?」

 

アルファ「何だ…これ…」

 

ベータ「何が起こってるの!?」

 

ファイが必殺技を放った瞬間、ジェネシスワールドも必殺技を解き放つ。その力はまたたくまに世界を創り変えていき、世界は一瞬にして光に包まれる。ファイ達が次に目を開けた瞬間にはビルや家やらが廃墟と化していた。

 

大輝「いつの間にか変身も解除されている…これが、星空創始が望んでいた世界…終末の世界か…」

 

航輝「星空創始!!どこにいやがる!!」

 

雫「もう、ここには居ないみたい。でも、なんであの人はこの世界を望んだんだろう…」

 

大輝「考えても仕方ない。今はとりあえず星王コーポレーションの方が心配だ…何も起こってないといいが…」

 

雫「そうだね。航輝も行くよ!………航輝?どうしたの?」

 

航輝「……いや、なんでもねぇ。俺に力があれば…

 

航輝は誰にも聞こえないようにそう呟きながら、大輝と雫と共に星王コーポレーションに戻っていく。一方、創始は廃墟のソファで寛ぎながら、目の前の人物に話し掛ける。

 

創始「これが私の望んだ世界。実に素晴らしいと思わないかい?永遠…」

 

永遠「まさか、俺の中にある智慧の泉とジェネシスを繋げて世界を創り変えるなんて思わなかったよ。だが、あんたの望む未来は俺の仲間が必ず食い止める。そう信じてる…」

 

創始「彼らじゃ私には勝てないよ。ましてや今の私にはね?」

 

永遠「人の可能性を甘く見ないほうがいい…それが分からないようじゃ、あんたは絶対に負ける」

 

創始「私が負ける?いや、違うね…勝つさ!!」

 

創始は甲高い声で笑いながら、永遠にそう語るのだった……

 

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次回予告 CODE48 Aの誓い/月の願い

世界は星空創始の手によって変えられてしまった…

そんな中、航輝達は永遠奪還作戦を始めることに!

永遠奪還の要は碧が開発したトワソリン君だった。
トワソリン君の力によって南西と北西に反応があることが分かった航輝達は二手に分かれて向かうことに…

その先で待つのは…

創始「君の死地にはピッタリの場所だろう?」

航輝「優里の声と顔でそう言うな…気が散る!!それと1つだけ訂正させろ…ここはお前の死地だ!!」

創始と航輝…2人が衝突する…

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