とうとう最終回!!
この戦いの果てにあるのは何なのか?
さぁ、未来へ向けて行こう!!
星王コーポレーションの一室。そこでは、大輝に抱えられた気絶した状態の永遠がベッドの上で眠っていた。ベッド近くの椅子には楓が永遠の右手を握りながら、ただ、じっと見つめていた。
楓「永遠…」
迅「彼の事が心配かい?」
楓「お父さん…えぇ…とても心配です。永遠は…いつも無茶ばかりして…私の気持ちなんて…分かってない」
迅「でも…嬉しいんだろ?」
楓「はい…私の事を考えてくれる…でも、そのせいで永遠は私に囚われたまま…そんな事、私は望んでない!!」
楓は永遠の手を握る力を強くして涙を流しながら迅にそう語る。迅は何も言わずに楓を抱きしめる。楓は迅の胸の中に顔を埋めながらこう言う。
楓「私は悪い子です…永遠と一緒に居たいから甘えていく…私は永遠と一緒ならどこでだって生きていきたい!!」
迅「そうか…君がそう思っているなら…私は止めない。楓が行く道は楓自身で掴み取るんだ…私が言えることはそれだけだよ」
楓「はいっ!お父さん…ありがとうございます…それと…親不孝者でごめんなさい…」
迅「いいや…私の方こそ、君の人生を殆ど台無しにしてしまった。これからの人生は好きに生きてくれ…それが私の願いだ」
楓「ありがとうございます…お父さん、大好きです!」
迅「あぁ、私もだ!」
迅の楓を抱きしめる力が強くなる。それは…父として娘を想う故の行為だった。その時、楓が握っていた永遠の右手が僅かに動く。楓がそれに気付き、永遠の方に目をやると…永遠が目を覚ましていた。
永遠「…………ここは?」
楓「永遠っ!!」
迅「君は…ロードとの戦いでジリオンを失い…負けた。その時にドライバーも…永遠、分かっていると思うが…君はもう…」
永遠「仮面ライダーに
迅「そうだ…ロードの件に関しては…あとの3人がどうにかしてくれる。君はもう、何もしなくていい」
永遠「それってどういう…」
迅「そのままの意味だ。君は楓と…幸せになってくれ…もう、君1人で何もかも背負う必要はないんだ。分かるだろ?」
永遠「えっ…でも…ロードとの決着は俺が…」
楓「ダメです!!」
永遠が迅にそう言いかけたその時、楓の永遠を握る手がさらに強くなる。楓の手は物凄く震え、永遠もその手を通して直に楓の感情を知る。
永遠「楓…俺に行って欲しくないの?」
楓「はい…もう…失うのは嫌なんです!!永遠が…消えるなんて…私は耐えられない!!前にも同じ事を言いました…私は我儘なんです…ごめんなさい…永遠!!」
迅「永遠、あとは君に任せるよ…どの選択を取るかは君の自由だ…好きな方を選べ」
迅はそう永遠に言い残し、その部屋から出ていく。迅が出ていったあとの部屋は永遠と楓の沈黙が続いた。
永遠「楓…そんな悲しい顔をしないで?お願いだから…」
楓「でも…こうでもしないと永遠は私から離れていきます!!それだけは…嫌です!!」
永遠「楓…分かってくれ…人はいつか、別れが来る。どう足掻いても人生には限りがあるんだ。俺はその延長線上にいただけ…もう200年も転生を繰り返して生きてきたんだ。それに今世は楓と一緒に居れた…それだけでも満足だよ!」
楓「永遠…私も…あなたと過ごせて嬉しかった!!だから…最後に言わせてください」
永遠「うん…いいよ」
楓「私の事を好きになってくれてありがとう!私と…遊んでくれてありがとう!!永遠…愛してます!」
永遠「俺もだよ…楓!」
2人は互いに唇を合わせる。何分経っただろうか…いや、一瞬だったかもしれない。そんな長いか短いか分からない時間の間、お互いの唇を合わせ…そして、離す。楓の目元には涙が浮かび、永遠はその涙を人差し指で拭う。
永遠「じゃあ、行ってくるね」
楓「はいっ!いってらっしゃい!!」
永遠は部屋から出ていき、楓は永遠にこれ以上、心配させないように涙を拭く。部屋から出た永遠を待っていたのは迅だった。迅は永遠の胸にドライバーを置くとこう言う。
迅「最後の餞別だよ。この世界の未来は君に任せた!」
永遠「俺に任せるのは間違ってるよ。この先の未来は楓達が築き上げていくんだから…」
迅「そうかもね。じゃあ、よろしく!」
永遠「任せて…ロードとのケリは俺がつけるから!!」
永遠はそう言い、ドライバーを手に持って走り出す。迅はふっと笑い、その背中を見送るのだった…
一方、大輝、航輝、雫は永遠とロードの戦闘の最中に出来た巨大なクレーターの中心地へと来ていた。その中心にはロードジリオンが誰かを待っていたかのように立っていた。
ロードジリオン「永遠はどうした?」
大輝「永遠は来ない。あいつの幸せの為に…俺達がお前を倒すからな?」
ロードジリオン「ふん、ぬかせ…お前達では俺には勝てない」
航輝「へっ!やってみなけりゃ分からねぇだろ?」
雫「最後まで諦めずに戦う…それが私達仮面ライダーよ!!」
『DIMENSION DRIVER!!』
『UNITE DRIVER!!』
『ENTITY DRIVER!!』
『変身!!』
『DIMENSION RISE!』
『LUNA RISE!』
『RECOVERY RISE!』
『BOOST DIMENSION.DIMENSION IN PHI』
『CONTROL OF SPACE』
『UNITED LUMINAS!ALPHA LUNA UNITE!PROMISE FOR YOU』
『PROTECTION TEAMS RECOVERY ENTITY』
『KAMEN RIDER BETA RECOVERY』
ファイ「お前を倒して、この先の未来の平和を守る!!」
アルファ「俺達がケリをつけてやる!!」
ベータ「散っていった仲間達の為にも…未来へ繋げる!!」
ロードジリオン「そちらの大義など知るか…俺は…マキアの…俺の正義を貫くのみ!!」
『うぉぉ!!』
ロードジリオン「ふんっ!!」
アルファ「へっ!」
ベータ「ハッ!」
ファイ「ハァァ!!」
ロードジリオン「ちっ…!!」
アルファ「オラッ!!」
ベータ「タァァ!!」
ロードジリオンは向かってくるファイ達に大剣を横に斬る。その瞬間、アルファとベータは後退し、ファイのみがそのまま向かってくる。ファイに大剣が当たる直前、ロードジリオンが大剣を振る前に戻り、ロードジリオンの目の前にはファイの拳が迫っていた。
ロードジリオンは咄嗟に大剣を盾にし、ファイの拳を防ぐ。が、防いだ瞬間にはアルファとベータはロードジリオンの両隣に位置した場所へと移動し、ベータは蹴りを、アルファは拳をロードジリオンにぶつける。しかし、ロードジリオンの周りに見えない空間が発生し、その攻撃を防ぎ、衝撃波を放ってファイ達を吹き飛ばす。
ファイ「ぐっ…!?」
アルファ「ぐわぁっ!?」
ベータ「きゃあっ!?」
ロードジリオン「お前達がいくら足掻こうと、ジリオンとして覚醒した俺には勝てない!!」
ファイ「だとしても…俺達は何度でも立ち上がる!!お前を倒すまで!!」
アルファ「人間の根性…舐めんじゃねぇぞ!!」
ベータ「私達は…託された想いを果たさないといけないの!!」
ロードジリオン「つくづく腹が立つ…なぜ、希望を見る?俺と同じ智慧の泉の力を持つ永遠が負けたのに…なぜ、お前達の目は絶望に溢れていない?何故だ!!」
ファイ「俺達は誰だって…人を幸せにするために戦っているんだ。支配される未来に幸せは訪れない…だから、戦うんだ!」
アルファ「ルナから託された想いを無駄にしたくねぇ…俺は永遠にも幸せに生きてほしいって願ってんだ!!」
ベータ「私も私の力で人を幸せにするために戦う!!それが私達の答えよ!!」
ロードジリオン「
ファイ「まずい…逃げ…」
ロードジリオン「無駄だ…散れ!!仮面ライダー!!」
ロードジリオンは大剣にエネルギーを溜め、ファイ達に向かって一気に放つ。その瞬間大地は割れ、圧倒的なまでのエネルギーがファイ達を包み込み、衝撃波が放たれる。その衝撃波が収まると、変身が解除された大輝達が重傷を負って倒れていた。大輝達は立とうとするが力が入らず、立てずにいた。
ロードジリオン「お前達の負けだ…俺はこれから、智慧の泉の力でこの世界をマキアが幸せになれる世界に創り変える。何度か戦い合った仲だ…今回は見逃してやる。そこで見ていろ…世界が変わる瞬間を!!」
大輝「やめ…ろ!!そんな世界になった所で同じ事が繰り返されるだけだ!!お前はそれでいいのか…玲音さんはどうする!!」
ロードジリオン「あいつのことは関係ない…黙っていろ」
航輝「くっ…そっ…身体が動かねぇ…」
雫「まだ…戦える…はずなのに…力が…出ない…」
ロードジリオンが大剣にエネルギーを溜め、空へと放とうとしたその時、どこからか飛んできたエネルギー弾が大剣を弾き飛ばし、放たれるのを防ぐ。大輝達はエネルギー弾が飛んできた場所を見ると、バイクで大輝達の方角へ向かってくる人物がいた。そう、永遠であった。
ロードジリオンは永遠だと分かるとバイクに乗って向かってきている永遠にエネルギーの塊を放つ。が、永遠はそれをスレスレで回避し、バイクで飛び、大輝達の目の前にバイクを停める。
大輝「永遠…どうしてここに!?」
永遠「俺の使命を果たす為だよ。ロードとの決着は俺がつける!!」
航輝「だが、ドライバーは!?」
永遠「迅さんから託された…もう、誰にも俺の意志は止められないよ!」
雫「覚悟…してきたんだね」
永遠「まぁね。楓とも話せたし…こうして、皆とも会話できた。思い残すこともない…ロード、全力で君を倒すよ!!」
ロードジリオン「ふん…今さら、お前が俺に勝てると思っているのか?」
永遠「知ってるでしょ?俺は…諦めが悪いんだ!」
『ENTITY DRIVER!!』
『SIGMA PROCESS SCAN!』
永遠「変身!!」
『SIGMA RISE!』
『READY GO RIDER!! SIGMA ENTITY!! KAMEN RIDER SIGMA!!』
シグマ「君を倒して、皆の未来を守る!!」
ロードジリオン「やってみろ!!」
シグマ「ふっ!はっ!」
ロードジリオン「ジリオンを失ったお前など敵ではない!!ハッ!!」
シグマ「ぐわぁ!?」
シグマは拳を右、左とロードジリオンにぶつけるが、ロードジリオンの周りには特殊なシールドが張られ、シグマの攻撃はすべて防がれてしまう。その瞬間、ロードジリオンは衝撃波を放ち、シグマは吹き飛ばされる。
ロードジリオン「諦めろ…この世界は俺達、マキアのものだ!!」
シグマ「そんな事…させない!!200年前から続く争いは俺が止めてみせる!!」
『STRIKE PROCESS SCAN!』
『STRIKE RISE!』
『FIGHT IMPACT!STRIKE ENTITY!』
『SIGMA STRIKE!』
シグマ「ハァァァ!!」
ロードジリオン「無駄……ッッ!?」
シグマストライクへとフォームチェンジしたシグマはプライムライザーソードモードでロードジリオンを斬りつける。ロードジリオンは無数の車を盾にして防ごうとしたが、シグマのプライムライザーソードモードがそのすべての車を粉々に斬り裂いていき、ロードジリオンに一撃を浴びせる。
その一撃はロードジリオンに無数の斬撃を与え、ロードジリオンは少し、怯む。が、その瞬間をシグマは見逃さなかった。シグマはプライムライザーを上に投げ、徒手空拳でロードジリオンに何発も拳をぶつけ、上から戻ってきたプライムライザーソードモードでロードジリオンを斬りつける。
ロードジリオン「ぐおっ!?どこから…そんな力が!!」
シグマ「皆の想いが…俺に力をくれる!!俺はその想いに応えないといけないんだ!!」
『GAUNTLET PROCESS SCAN!』
『GAUNTLET RISE!』
『BURST FLARE!GAUNTLET ENTITY!』
『SIGMA GAUNTLET!』
シグマ「一斉射撃!!撃てぇぇ!!」
ロードジリオン「智慧の泉の力を舐めるな!!」
シグマ「くっ…!?」
大輝「永遠っ!?」
シグマ「大…丈夫!!俺は…諦めない!!」
シグマガントレットへとフォームチェンジをし、ロードジリオンにターゲットロックオンをして一斉に弾丸とミサイルを放つ。しかし、ロードジリオンは弾丸とミサイルに干渉し、逆にシグマに弾丸とミサイルをぶつける。弾丸とミサイルはシグマに直撃し、大輝は声を荒げ、シグマを心配するが、シグマは当たる直前にシールドを何重にも張っていたおかげで耐えていた。
シグマ「俺の戦いはまだまだこれからだ!!」
『TEMPEST PROCESS SCAN!』
『TEMPEST RISE!』
『STORM OF INTENSE!TEMPEST ENTITY!』
『SIGMA TEMPEST!』
シグマ「いけっ!!」
ロードジリオン「こんなそよ風、痛くも…なっ!?」
シグマ「そよ風…だって?俺のは暴風だよ!!」
ロードジリオン「ぐおっ!?だが、舐めるな!!うぉぉぉぉぉ!!」
シグマ「くっ…!?やっぱり、こんなのじゃダメージをまともに与えられないか!?」
ロードジリオン「永遠!!お前は俺には勝てない!!」
シグマ「ぐっ…!?ガハッ…!!」
大輝「永遠っ!?」
航輝「くっ…永遠っ!!」
雫「永遠っ!!」
シグマ「まだ…ここからだ!!」
『SPARKING PROCESS SCAN!』
『SPARKING RISE!』
『THUNDER VOLTAGE!SPARKING ENTITY!』
『SIGMA SPARKING!』
シグマ「ふんっ!!」
ロードジリオン「ッッ!?なんだ…この速さは!?」
シグマ「俺は…まだまだ成長する!!」
ロードジリオン「グハッ…!?」
シグマテンペストへとフォームチェンジをし、シグマを中心とした暴風を複数個発生させる。しかし、ロードジリオンは大剣にエネルギーを溜め、暴風目掛けて一気に放出させる。暴風はなくなり、シグマが無防備になったところをロードジリオンが大剣で上から叩き斬る。
シグマは吹き飛ばされるが、すぐにシグマスパーキングへとフォームチェンジを果たし、閃光の如き速さでロードジリオンを翻弄しつつ、一撃、また一撃とダメージを与え、ロードジリオンがシグマを見失った瞬間、先程とは比べ物にならないほどの重い一撃をロードジリオンに与え、ロードジリオンは数メートルほど吹き飛ばされる。
シグマ「まだまだ!!」
ロードジリオン「何がお前をそう駆り立てる!!お前達の敗北は決まっている…そのはずなのに!!」
シグマ「勝利の女神はまだ、どっちに微笑むかなんて分からない!!勝利の女神が微笑むまで…俺は君と戦い続ける!!」
『SKY PROCESS SCAN!』
『SKY RISE!』
『WING TO BLUE!SKY ENTITY!』
『SIGMA SKY!』
シグマ「空中での芸をご覧あれ!!」
ロードジリオン「ッッ……何をっ!?」
シグマ「ハァァァ!!」
ロードジリオン「ぐおっ…!?」
『SKY LOADING!』
『スカイウィングスラッシュ!』
ロードジリオン「ぐっ…ぐぅぅ!?」
シグマ「いっけぇぇぇ!!」
ロードジリオン「ぐはっ…!?」
シグマスカイへとフォームチェンジしたシグマはロードジリオンの両腕を掴み、空へと飛び立つ。そして、ロードジリオンの両腕を離し、空中へと投げ出すとプライムライザーソードモードにスカイアビリティカードを挿し込み、武器必殺技を発動させ、空中を自由自在に飛びながら斬撃を当て続ける。
ロードジリオンは抵抗しようにもシグマが放ち続ける斬撃がロードジリオンに隙を与えず、目にも留まらぬ斬撃が無数にロードジリオンを傷付け、ロードジリオンは地面へと落下する。
シグマ「今からは…俺の空間だ!」
『OPERATOR PROCESS SCAN ORDER MISSION!』
『OPERATOR RISE!』
『MISSION IMPOSSIBLE!OPERATOR ENTITY!』
『KAMEN RIDER SIGMA OPERATOR!』
ロードジリオン「なんだ…!?空間が…隔離されていく!?……させるか!!」
シグマ「無駄だ…この空間は既に…俺の支配領域だ!!」
ロードジリオン「くっ…!?」
大輝「アビリティカードの力が…活性化しているのか!?だから、智慧の泉の力に覚醒したロードに対しても有効打を与えられる…永遠なら、勝てるかもしれない!」
航輝「大輝の言う通りだ…アビリティカードがこれまでよりも遥かに強化されてる。永遠が智慧の泉の力を持っているからかもな」
雫「永遠…頑張って!」
シグマオペレーターへとフォームチェンジしたシグマはロードジリオンと自身の空間を今の空間から分離させる。ロードジリオンは大剣にエネルギーを溜め、シグマの空間支配領域を破壊しようとするが、大剣に溜められたエネルギーは空間を支配するシグマの力によって吸収され、一瞬でロードジリオンの目の前に移動したシグマのキックがロードジリオンに突き刺さり、シグマは空間を移動しながら何発も蹴りをロードジリオンに当てていく。
ロードジリオン「ぐおっ…!?これほどまでの力…なぜ、今になって…」
シグマ「ロード…君にない絆の力が俺に力を与えてくれる…だから、俺は君よりも強いんだ!!」
『SIGMA NOVA PROCESS SCAN.ALL CUSTOM!』
『NOVA RISE!』
『SELECT CUSTOM!NOVA ENTITY!』
『KAMEN RIDER SIGMA NOVA.LINK OF CUSTOM SYSTEM!』
シグマ「俺が今まで培ってきた力だぁぁ!!」
ロードジリオン「なっ…!?重っ!?」
シグマノヴァにフォームチェンジしたシグマの重力支配によってロードジリオンの身体は今の数百倍も重くされ、先程のオペレーターによって空へと移動させられたロードジリオンはその重さに耐えきれず、地面へと深く落下する。
シグマ「そのまま地球の中心まで落ちていけ!!」
ロードジリオン「ぐぉぉぉ!!」
シグマ「ッッ…なっ…!?」
ロードジリオン「くっ…今のは危なかったな…永遠っ!!」
シグマ「まだだ!!」
『FENRIR ABSORB SCAN!』
『ABSORB RISE!』
『ABSORB POWER!FENRIR!』
『KAMEN RIDER SIGMA FENRIR!FORCE CONTROL!!』
シグマ「ふっ!!」
ロードジリオン「くっ…!?速すぎる!?これが…フェンリル本来の力か!!」
『FENDRIVEBUSTER!』
シグマ「ハァァァ!!」
ロードジリオン「ぐおっ!?」
シグマノヴァの重力操作によって地球の中心まで追いやられそうになったロードジリオンだったが、重力を反転させ、何とか防ぎ地上へと戻ってくると、すぐにシグマに攻撃を仕掛ける。シグマはシグマフェンリルへとフォームチェンジをし、フェンドライブバスターを手に持ち、ロードジリオン目掛けて振りかざす。ロードジリオンはその攻撃に反応できず、ダメージを負う。
ロードジリオン「俺は…同胞の為に…何度でも立ち上がる!!」
大輝「ロード!!永遠の攻撃をかなり喰らった筈だが…ダメージがないだと!?」
航輝「ここまで智慧の泉の力が強力なのかよ…もう、勝ち目なんて…」
雫「でも…まだ、永遠は諦めてないよ!!」
シグマ「ロード!!」
ロードジリオン「永遠!!」
『うぉぉぉぉぉ!!』
大輝「くっ…グハッ!?」
航輝「どわぁ!?」
雫「きゃあっ!?」
シグマとロードジリオンの拳がぶつかる。その瞬間、衝撃波が凄まじい勢いで大輝達を吹き飛ばし、大地は更に割れていく。吹き飛ばされた大輝達は砂埃が舞うなか、シグマとロードジリオンの戦いの先を覗く。その結果は…
ロードジリオン「俺の…勝ちだ!!」
永遠「ぐっ…ロー…ド!」
大輝「ッッ!?永遠っ!!」
航輝「ヤベェぞ…永遠が死んじまう!!」
雫「私達で助けないと!!」
永遠「来ちゃダメだ!!」
ロードジリオン「仲間思いだな…永遠?」
永遠「そう…だよ…俺…は仲間に…幸せ…になってほしい…からね」
結果はロードジリオンの勝ちだった。永遠は変身が解除され、ロードジリオンに首を掴まれて今にも死にそうな勢いだった。大輝達は自分達で永遠を助けようとするが、永遠が力を振り絞って出した大声で止める。
ロードジリオン「永遠、残念だ…お前はここで死に…俺はこの世界を手に入れる。そして、マキアが幸せな世界を創り出す!!俺の願いが叶うんだ…お前も…良き理解者でいて欲しかった…」
永遠「無理…だよ…俺は人の…人間の幸せを望んでる!!色々な人を見てきた…人間もマキアもどちらも変わらないって思った…けど、結局はどちらか一方しか生きれない…共存共栄なんて無理な話だった。だから…俺の我儘だけど、楓の…人間の幸せを望むって誓ったんだ!!それが、人間とマキアの間に生まれた俺の役目だから!!」
ロードジリオン「巫山戯るな…なら、俺達はどうなってもいいというのか!!」
永遠「そんな事…思ってない!!俺も半分はマキアだから…分かる!!誰も不幸になんてさせない…人間もマキアも幸せにしたい…けど、どちらか一方しか選べないんだ…なら、俺は悔いのない方を選ぶ!!人間の幸せを!!」
ロードジリオン「クッ…ソがぁぁ!!」
永遠「ぐっ…!!」
『永遠っ!!』
永遠「もう…終わりにしよう、ロード!!」
ロードジリオン「あぁ、終わりだ…お前を殺してな!!」
「永遠!!頑張ってください!!」
ロードジリオン「!?」
永遠「!?」
大輝/航輝/雫「「「!?」」」
ロードの永遠の首を絞める手が強くなる。その時、鈴の音のような声が戦場に大きく響く。永遠達はその声がした方を見ると、楓が息を切らしながらも立っていた。
永遠「かえ…で?」
楓「私だけじゃありません!!」
昴「永遠お兄ちゃん!!頑張れ!!」
明里「永遠さん!!頑張ってください!!」
迅「Hey!永遠!!頑張れ!!」
嵐山「六峰!!お前ならやれる!!頑張れ!!」
碧「永遠!君の未来を掴むんだ!!」
柊/鈴蘭「「永遠さん!頑張れ!!」」
「仮面ライダーの兄ちゃん!頑張れ!!」
『仮面ライダー!頑張って!!』
永遠「みん…な…」
ロードジリオン「なんだ…これは…なぜ、人間がこんなに…」
楓「私が呼び掛けたんです…仮面ライダーを信じる人達に…」
大輝「そうだ…仮面ライダーは諦めない…人々の幸せを願う限り!!」
航輝「全く、その通りだぜ…」
雫「そうだね…恭平もそう思ってる…だから、諦めない!!」
『PRIME RAISER!!』
大輝「ハッ!!」
航輝「オラッ!!」
雫「やぁぁ!!」
ロードジリオン「ッッ!?人間風情が!!」
永遠「ケホッケホッ…皆、ありがとう!!あとは任せて!!」
大輝「あぁ、任せたぞ!!」
航輝「終わったら奢ってくれよ?」
雫「私達の分も託したよ!!」
絶体絶命の永遠だったが、楓が集めた総勢10万を超える人々が永遠にエールを送り、その光景に油断したロードジリオンの隙を突いて、大輝達がプライムライザーでロードジリオンを怯ませ、永遠を助ける。そして、永遠は大輝、航輝、雫に背中を押され、ロードジリオンとの決着を託される。
永遠「これが人間の力だよ、ロード。皆の声援が俺に力をくれる…そして、その力は永遠に紡がれるんだ!!」
『
ロードジリオン「何っ!?新たな…力だと!?」
永遠「これは…俺自身の力だ!!」
『ETERNAL UNIT SET!!』
『ETERNAL PRISMIC SCAN!!』
『GO ETERNAL FUTURE!』
永遠「変身!!」
『
『ETERNAL PRISMIC!!KAMEN RIDER SIGMA ETERNAL!! PROMISE FOR THE FUTURE!!』
永遠は新たにエターナルユニットという全体的に白く、虹色が少し混じったような色をしたユニットを創り出し、エンティティドライバーに取り付け、エターナルプリズミックカードをドライバーに認証させ、挿し込む。
その瞬間、永遠の身体は結晶に包まれ、割れると仮面ライダーシグマエターナルに変身を完了させる。フォルムは全体的に白く、虹色がかかった結晶のようなものを肩部と胸部、脚部と腕部に取り付け、腰には白のマントを付けて複眼は結晶のようで虹色かかった色合いをした姿をとっていた。
ロードジリオン「姿が変わった所で…俺に勝てると思うな!!」
シグマ「永遠の中に囚われろ…」
大輝「なんだ…ロードの動きが一定に固定されている?」
航輝「どういう力なんだ?」
雫「永遠…これは…無限ループ!?」
ロードジリオン「なんだ…他の動きが一切取れん!?なんだこの力は!!」
シグマ「俺が掴み取った力だ。お前を倒すまで何度でも繰り返してみせる!!」
ロードジリオン「ぐおっ!?」
シグマ「ハッ!!」
ロードジリオンが素早い動きでシグマに近づこうとする。その瞬間、つい先ほど居た所からシグマに近づく…その永遠の繰り返しにロードジリオンは囚われてしまう。シグマはその状態のロードの腹部に一発、重い膝蹴りを喰らわす。
ロードジリオン「くっ…だが、攻撃力自体はそこまでないようだな!!永遠…お前では俺には勝てない!!」
シグマ「だから、お前を倒すまで何回も繰り返し続けるんだ!!」
ロードジリオン「グハッ…!?」
シグマ「ハァァ!!」
ロードジリオン「クッ…カハッ!?」
シグマ「ずっと…繰り返す!!」
ロードジリオン「ガハッ!?何故だ…俺はループしてると自覚してるはず…なぜ…抜け出せないんだ!?」
シグマ「この力は…例えるなら、龍の尻尾と頭が繋がってる状態…俺が再度使わない限り…お前は永遠のループから抜け出せない!!」
ロードジリオン「クソがっ!!」
ロードジリオンは永遠のループに抗おうとするが、それでも自身の体はずっと同じ行動を繰り返し、その度にシグマにダメージを与えられる。それを…数十回…数百…数千…そして、一万を超える回数のループが行われていた。
ロードジリオン「ぐっ…俺は…マキアの王だ!!決して、人間などに屈しない!!」
シグマ「俺も同じさ…お前を倒すまで何度でも繰り返す!!」
昴「あの
明里「分からないわ…でも、応援しなくちゃ!」
嵐山「頑張れ…白い仮面ライダー!!」
迅「行け!!白い仮面ライダー!!」
柊/鈴蘭「「いけ!!白い仮面ライダー!!」」
大輝「あの仮面ライダーは…一体…いや、今は気にしなくていい…とにかく頑張れ!」
航輝「頑張ってくれ!」
雫「頑張れ!!」
楓「頑張ってください…仮面ライダー!!」
ロードジリオン「楓も含めて…誰も永遠を覚えていない?お前…その力の代償はまさか…」
シグマ「君が知る必要はない…もう、終わらせよう…ロード!!」
『PRISMIC TRUE!!』
ロードジリオン「お前の一撃に必ず勝つ!!」
シグマは右足に力を溜める。ロードジリオンも右拳に力を溜め、両者は構える。それを見ていた人々は両手を握りしめ、シグマが勝つことを祈る。そして、シグマは飛び上がり、ロードジリオンに向けてキックを放つ。
『エターナルプリズムフィニッシュ!!』
シグマ「ハァァァ!!」
ロードジリオン「俺は負けない!!うぉぉぉぉぉ!!」
シグマ「ッッ…いっけぇぇぇぇ!!」
『エターナルプリズムフィニッシュ!!』
ロードジリオン「ぐっ…ガハッ!?これが…お前の望んだ結末か…永遠!!」
シグマ「そうさ…これが俺の物語の結末だ…」
ロードジリオン「クハハハハッ!お前の勝ちだ…永遠…」
シグマ「さよなら…
ロードジリオン「あぁ…さよならだ…兄…者…」
シグマのキックがロードジリオンの拳を貫通し、ロードジリオンは結晶に包まれると爆発し、最後にシグマにそう言うと、その体を崩壊させ、消滅していく。シグマは変身を解除し、後ろにいる皆に目を向ける。
永遠「さよなら…皆」
楓「あなたは…一体…」
大輝「そうだ…お前は何者だ?」
航輝「ロードを倒したてめぇは誰なんだよ?」
雫「せめて…お礼はさせて?」
永遠「俺は何者…か…俺は…皆の幸せを願う仮面ライダーさ。じゃあね…」
楓「あっ…待って…!!」
永遠は全員から顔を背けたまま、そう言いその場から消える。楓は一瞬、止めようとしたが楓のその声を聞く前に永遠は消え去り、その場は沈黙の場となるのだった……
―――――――――――――――――――――――
深い森の中…永遠はここにいるであろう人物を探していた。そう、智慧の泉の本来の持ち主である鳳凰を探していたのだ。
永遠「多分、ここらへんだと思うんだけどな…おばさんどこにいるの!」
「おばさんおばさんとうるさい奴よのぉ…永遠、久しぶりだな」
永遠「お久しぶりです…鳳凰おばさん。智慧の泉を返しに来ました」
鳳凰「永遠よ…先の戦い見ておったぞ…己の身を犠牲にし、他者の幸せを望む覚悟…良かった。じゃが、我が娘の幸せはお前に託したかったのだが…その件はどうするのだ?」
永遠「それは俺に案があります。ひとまずはあなたに力を返します…その後でいいですよね?」
鳳凰「うむ…良かろう。力は返してもらう…やはり、人間にはまだ早かった力らしいしの」
永遠「はい…それでは…」
鳳凰「うむ…」
永遠がおばさんと叫ぶと真紅の髪色をした女性が不満そうな顔で姿を現す。鳳凰は永遠の戦いを評価し、その覚悟を認めるが、楓の件に関しては不満があったと告げる。しかし、永遠には何かしら案があるようで智慧の泉を返してからその件を話すことを鳳凰に告げ、智慧の泉を鳳凰へと返す。
鳳凰「確かに…力は返させてもらった。ついでに、貴様の消滅も無くしたが…既に貴様を覚えておる者もいないのだったな。それで…楓の件はどうするのだ?」
永遠「俺の消滅を無くしてくれたんですね…とりあえずは感謝します。それが俺にとっていいことか分かりませんがひとまずは置いときます。楓の件ですが…楓は200年も智慧の泉に拘束され過ごした。だから、今世はその200年の苦しみから解放された彼女が幸せになれるように楓を現代の人物として生きるようにして、その彼女の幼馴染として、俺の複製を用意します。そしたら彼女は幸せになるという事です」
鳳凰「ふむ…良かろう。貴様の娘を想うその意志に免じて、この世界の楓の過去を変え、幸せになるようにしよう…私も娘の身を案じる親だしの?………永遠よ、お主はホントにそれで良かったのか?」
永遠「はい…楓が幸せなだけで俺は嬉しいんです。それに、俺は楓の幸せを遠くから見守るだけでいいと思っているので…では、よろしくお願いします」
鳳凰「ふん…そうか、お主の幸せを奪ってしまったのは心が痛いが…気にしないというなら私もこれ以上、何も言わん。ついでだが…ロードによって破壊された街はすべて修復しておく…いいな?」
永遠「はい!構いませんよ?」
鳳凰「では…ゆくぞ?」
こうして、鳳凰は楓の過去をすべて変え、ロードによって破壊された街をすべて修復する。それから、一ヶ月が過ぎる……
―――――――――――――――――――――――
楓は噴水公園のベンチに座り、待ち合わせをしていた。普段とは服装も違い、白いワンピースに麦わら帽子を被った姿をしていて、周りの人も彼女の事をチラッと見ながら去っていく姿がいくつも見られる程だった。
「楓、お待たせ。ごめんね?遅くなって…」
楓「いえ、電車が遅れたんですよね?仕方ないですよ、では行きましょうか…
永久「そうだね、行こうか。時間的にもあと少しだし…急がないとね!楓が最近、嵌ってるドラマの映画なんだよね?」
楓「はい!なので、早く行きましょう!」
永久「ちょちょ、手を引っ張らないでよ〜」
永久と呼ばれた青年は遅れた事を申し訳なさそうにするが、楓は電車が遅れたから仕方ないと言う。永久が電車で遅れたことによって楓が見たいと言っていた映画の時間が刻一刻と迫っていく。楓は永久の手を取りながら走って映画館へと向かう。
楓と永久は幼馴染であり、小中高と同じ所に通っていた。周りからもお似合いだと言われたが、高校になっても恋人という関係には至らなかった。しかし、つい最近になって楓から告白し、見事付き合う事となったのだ。そして、今回が初めてのデートという訳で楓はかなり気合を入れておしゃれをしていたのだ。
永久「いや~、感動したなぁ…あの2人が最後、結婚して子どもまで出来てるなんて…幸せそうだったね!」
楓「はい!私達もいつか…幸せな家庭が出来ると良いですね!」
永久「そうだね。良い父親になれるようにが頑張るよ!」
楓「私も良い母親として頑張りますね!」
「きゃあっ!?」
楓「きゃっ!?」
永久「おっと…楓、大丈夫?そっちの子も…」
楓「ありがとうございます。助かりました」
「痛ったぁ…いやはや、ごめんなさい。私って背が低いから…恋人さん同士の邪魔しちゃ悪いんでこれで…あっ、これって、あなた達の落とし物ですよね?どうぞ…」
永久「あっありがとう?ん?王冠と旗のようなマークのカード?これ…俺達のじゃ…っていないし…なんだろ…これ?」
楓「分かりませんね…お父さんに聞いてみましょうか?」
永久「そう…だね。おじさんに聞いてみようか」
永久と楓の2人でそう話していると楓が誰かとぶつかる。永久が即座に楓の肩を掴み、倒れるのを防ぐが、もう片方の少女は尻餅をついて倒れる。しかし、痛がる素振りは見せながらもその少女はケラっとした態度で立ち上がり、永久と楓の邪魔をしないようにと立ち去ろうとする。
しかし、何かに気付き、永久に落とし物だと言ってカードのようなものを渡すと、永久が何か言う前に立ち去る。仕方なく受け取った永久と楓はそのカードを不思議に思いながらも帰路につくのだった…
『おい、イヴ…どこにいる?さっさと帰ってこないと軍事会議が始まるぞ?』
イヴ「ごめんね、お兄様。少し、この世界を見て回ってたの…次に仕掛けるのだったらこの世界と私たちが侵攻してる世界の両方がいいわね」
『ほぅ…別の地球か…面白い…その提案も視野に入れておいてやる。さっさと帰ってこい…"悪魔の子"イブよ…』
イヴ「分かったわ、お兄様…すべては我らが"ディメンター"の為に…」
イヴと呼ばれた少女は兄と呼んだ人物との通信を切ると、青く広がる空を眺めて、こう思う。
イヴ(いつか必ず自由を手に入れる…それが私の願い…)
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柊「史樹君と三葉ちゃん…ここの問題分かる?」
史樹「分かるって…君さ、僕の事舐めてるの?」
三葉「私たちがバカだって思ってるの?」
柊「い、いや…そんな事は…」
史樹/三葉「「舐めてる!!」」
柊「鈴蘭…どうしたら…」
鈴蘭「まぁ…頑張れば?」
柊「そんなぁ…」
柊は史樹と三葉…元ツーと元スリーに勉強を教えていた。この2人はあのホウオウアイランドでの戦いの後、星王コーポレーションに引き取られ、柊と鈴蘭が通う中学校に転入してきたのだ。今では、柊、鈴蘭、史樹、三葉、それともう1人の5人で星王コーポレーションからの支援を受けながらシェアハウスをしていた。
優平「何を騒いでるの?」
鈴蘭「優平君…えっとね、ゴニョゴニョ…」
優平「あー、そういう事ね。柊君、頑張ってね」
柊「優平君まで…僕の味方が誰もいない!!」
史樹「君に味方なんて居ないでしょ…」
三葉「何言ってるんだか…」
柊「うぅ…というか、優平君と鈴蘭ってあんな距離近かったけ?」
三葉「付き合ってるらしいわよ?学校でも一緒のこと、多いみたいだし」
史樹「君さ、鈍すぎるんだよね。なんで、長い時間一緒にいて気付かないのかな?」
柊「嘘でしょぉぉぉ!!」
優平と鈴蘭の距離の近さに疑問に思った柊は史樹と三葉に2人の距離が近いことを言うと、なんと優平と鈴蘭が付き合っていると言ったのだ。その答えに柊は泣き崩れるしかなくなるのだった…
大輝と雫はこの日、2人で恭平の墓の前で手を合わせていた。花を墓の隅に置き、恭平との思い出に浸っていた大輝と雫は静かに合わせていた手を離し、2人で話をする。
大輝「もう一ヶ月も経つのか…時が経つのも早くなったな」
雫「大輝、墓参りに付き合わせてごめんね?恋人がいるのに私と2人きりなんて…彼女さんが耐えきれないでしょ?」
大輝「別に…彼女はそんなに器の小さい人でもないし、気にしてないと言っていたぞ?それに…恭平の墓参りは必ず行くと決めているからな」
雫「そっ…ありがと」
大輝「航輝もルナ嬢の蘇生方法を探すために新設された国家防衛機関に行ったらしいぞ。ちなみに俺は喫茶店経営だ」
雫「私は今は碧の秘書をしてるんだ。誘われた身だからね!」
大輝「凄いな…俺は…っと、すまない…電話だ。もしもし?あぁ、分かった…帰りにオムツだな?分かってる。すまないな、苦労をかける」
雫「今のは滅さん?」
大輝「あぁ、どうやらオムツが切れたらしい。帰りに買って帰らないといけない…雫の事は送れなさそうだ」
雫「別にいいよ?私は歩いて帰れるしね!」
大輝「そうか、すまない…先に帰る」
雫「うん、ありがとう!またね!」
大輝「あぁ、また!」
雫と大輝はある程度、近況を話すと大輝のスマホから着信が鳴る。どうやら、赤ちゃん用のオムツが切れたらしく、大輝は帰りにオムツを買わないといけなくなったらしい。大輝は荷物を纏め、雫に先に帰ると伝えてそそくさと帰っていく。雫も大輝が帰ると荷物を纏めて帰ろうとする。その時、白髪で前髪に碧のメッシュが入ったとても綺麗な人物とすれ違う。一瞬、見惚れるが、雫はハッとし…そそくさと歩いて帰っていく。
永遠「雫ちゃん、大輝…お幸せに…」
その人物…永遠はボソッとそう言うといつの間にかその場から消えていく。一方、航輝は国家防衛機関からの任務をこなしつつ、ルナの蘇生の手がかりをバイクで駆けながら探していた。
航輝「ここもハズレかよ…ルナ、絶対にお前を生き返らせてやるからな。待ってろよ…」
航輝はそう言い、バイクに乗って次の目的地へと行く。アパートの一室…そこで、1人の女性…玲音はベッドの上で仰向けになりながらお腹を擦る。そして、彼女は涙をうっすらと流しながらこう言う。
玲音「絶対に幸せにするからね…
そして、永遠はビルの屋上から帰路につく楓と永久を見ながらこう言う。
永遠「楓、お幸せに!!」
世界が永遠を忘れても…永遠の戦いは終わらない。残ったマキアの殲滅…そして、皆の幸せを願って…永遠は1人、戦いに身を投じていく…
TO NEXT RIDER...
ということで仮面ライダーシグマ…無事、最終回を迎えました!!1年間、本当にありがとうございました!!自分でも驚く位の最終回でしたね。楓達から永遠との記憶は消える…そして、皆は幸せになる。そう言った展開を最初からうっすらと考えて、仮面ライダーシグマを書き続けました。そして、仮面ライダーシグマもこのままでは終わりません!!なんと…Vシネクスト枠の制作が決定いたしました!!どういった内容になるかは…予告をお楽しみください!!それでは…次回作の仮面ライダーレギオンをお楽しみに!!
最後に仮面ライダーシグマエターナルのスペックを載せています。ぜひ、ご覧ください!!
https://syosetu.org/novel/353280/3.html