~白玉楼~
空間が裂目を作り上げ中から人が現れて、その男はボサボサの黒髪で右半分が仮面を着けた黒づくめの男、九怨寺刀だった。
「よっと、ここが噂の幻想卿なのか? 見た目が暗い所だな…それにふわふわ浮いてる物体は何だこりゃ? 人魂か?」
周りを見渡すとちらほらと人魂が見え、刀はタバコを1本取り出し火をつけ吸いながら歩いてると立派な屋敷を見つけた。屋敷の庭の方から声が聞こえ、刀は声のする方へ向かった。
「せいっ! やっ! はっ!」
刀を持ち素振りしている白髪おかっぱの少女とその後ろに人魂がいた。
「鍛練かい? 精が出るね嬢ちゃん」
「みょん! 急に声を掛けないで下さい! って言うか貴方は誰ですか!!」
白髪のおかっぱ少女は縁側で腰をおろしてる刀に向かって叫んでいる。もちろんタバコを吸っているちなみに2本目。
「フー…俺か? 外の世界から来た外来人だよ」
「外来人? どう見たって貴方は不審者の間違いでは? 物凄く怪しいです」
「俺が不審者ねぇ……どこを見たら不審者に思えるんだ? 後俺は危害は加えないぞ」
「その右半分の仮面とか黒づくめの服装とか……後外の世界から来た人が幻想卿の事知ってるのがますます怪しいです」
白髪のおかっぱ少女は彼に向かって刀を降り下ろすが、白髪のおかっぱ少女にタバコの煙を吹き掛けて避けることに成功した。
「最近の子供は怖いねぇ、嬢ちゃん俺は何もしねぇよ。だから武器をしまってくれないかねぇ?」
「げほっ! げほっ! 煙で逃げるなんでこの卑怯者!! おとなしく私に斬られてください」
「人の話、聞いてたか嬢ちゃん?」
「私は嬢ちゃんではありません! れっきとした
「はいはい、魂魄妖夢ね中々良い名前じゃないか。おっと俺も自己紹介しなきゃいけないな 、初めまして妖夢俺の名は九怨寺刀だ。呼ぶときは九怨寺でも刀でも構わんよ」
警戒をとかない妖夢に対して苦笑になりタバコを取り出してまた一服をする。この行動をしてしまい妖夢が青筋立てて刀に話を掛ける。
「敵の前で余裕ですね?」
「そんなにかっかするなよ、先も言ったが危害は加えないし何もしないさ、ホラ」
両手を上にあげて降参をした。妖夢は呆然として刀を見つめて固まる。刀はまだ固まってる妖夢に近づき、腰に手を回して抱き寄せてニヤリと笑う。
「近くで良く見ると妖夢は可愛い顔してんだな。このままキスしても良いか?」
徐々に妖夢の顔に近づき、キスをした時。
「妖夢~~~、腹が減っ………妖夢そこから離れなさい!!」
ピンクの髪の女性が妖夢に叫ぶと正気に戻ると自分の状況を見た瞬間、耳まで真っ赤になり刀の元から暴れながら離れた。
「あ、ああああ貴方は、わ、わ私に何しようとしたんですが!?」
「何って可愛いからキスをしたんだが?」
「キキキキス!? この刀でサb「落ち着きなさい妖夢!」ゆ、幽々子様!?」
あたふたする妖夢の前に立つ女性、@の付いた変わった帽子と着物を着てる。その女性は真剣な表情をして殺気をこもった扇子を刀の方に突き出す。
「(妖夢の次は綺麗な女性が来たな、スタイルはあのシスターより大きいな…あの胸ロマンが詰まってる筈だな)おいおい…その殺気は洒落にならねぇぞおい!? 一旦落ち着こうぜ? あっ、もしかして妖夢にキs「貴方は一体何者かしら?」あぁん?」
幽々子って名前の女性は刀に質問を投げかけて刀は。
「一体何者って…、俺は九怨寺刀だ。それ以上でもそれ以下でもない!! 後俺は外来人だ」
「なら外来人の貴方から"西行妖"の妖気を感じるの何故かしら?」
幽々子の言葉で刀は何の事だ? って顔になり、タバコを火付けて幽々子にもう一度聞いた。
「あぁー…悪いんだが俺は君達に危害を加えないよ…ってあぶねぇ!? ちょ、攻撃すんな!?」
喋ってる途中で幽々子が攻撃してきた。
「ああ糞が!! 女性相手に傷つけるのは嫌だが、俺はまだ死にたくねぇから悪く思うなよ!! 相手の動きを止めろ邪木!」
「な、何よコレ!? うぐっ!」
「幽々子様!?」
刀が叫んだ時、幽々子の周りから木の根っこが飛び出し幽々子の体を巻き付ける。
「危ない危ない……殺される所だっ………おぉ、コレは破壊力が強いな」
刀が言ったのは邪木に巻き付けられた幽々子の姿がエロいって事になり、刀はじろじろと脳内に永久保存に入れている時に首から何かに突き付けられていた。
「直ぐに幽々子を解放しなさい、さもなくば貴方を殺しますわ」
「紫~~~助けてぇ~~~!!」
「(ッ!? いつの間に俺の後ろに!?)分かった、彼女を開放したら攻撃しないでくれ…、俺は争いはしたくないのでね。邪木! 彼女を解放しろ」
刀は命令すると邪木の根っこは幽々子から離して地中に戻ってしまう。
「約束だ彼女を解放したぞ」
「誰が動いて良いと言ったのかしら?藍、彼を調べなさい」
「はい、紫様」
紫と呼ばれた者は、俺の目の前に藍って名前の美しい女性だが九つの尻尾を生やしていた。
「九尾の狐か…久しぶりに見たな…」
「馴れ馴れしく私に話すな人間め!何だそのふざけた仮面は!!」
藍は右半分の仮面を取ろうとして。
「おいその仮面を取るな!! お前は狂いたいのか!?」
「何を訳が分からんことを言ってるのだ!こんな仮面は取ってやる!! ――――――――――ッ!?アアァァァぁあアアぁぁぁアアアアアアぁぁぁあああ!!!」
『藍(さん)!?』
藍は右半分の仮面を奪った時に彼の右目を見てしまった。右側の素顔は右目に縦に向かって刃物で斬られた跡があり、右目はドス黒く何でも飲み込む闇のように相手を狂い狂気に落とす真っ黒な瞳で藍の瞳を見て狂い叫び出す。
「ソノメデワタシヲミルナ! ミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナミルナ!!!!」
「どうしたの藍!? しっかりしなさい!!」
紫は狂った藍を正気に戻すために声を掛けるが聞く耳を持たず、ずっと声を「見るな」を連呼するばかりだ。刀は右半分の仮面を取り戻し藍に近づく。
「全く人の注意を聞かないからこうなるんだ」
「!? 藍に何する気なの!!」
「彼女の狂気を消すだけだよ……ちょっと失礼するよ」
藍の顎を持ち上げて虚ろな目の前でフィンガースナップ、用は指パッチンだ。
―――――――――――――パチン。
「ミルナミルナミルナミルナミル…………」
指を鳴らすと藍は糸が切れた人形みたく刀の方に倒れて刀は優しく藍を支えた。
「藍!?」
「もう大丈夫だ、彼女の狂い出した狂気は消えたよ。一先ず彼女を寝かせたいから場所を案内してくれ」
「お願い幽々子!」
「わ、分かった妖夢!!」
「は、はい此方です!!」
藍を姫様だっこにして妖夢の後に付いていき、俺の隣に紫が心配そうに藍を見ていた。