ブルーアーカイブif【連邦生徒会襲撃】   作:ネネッコ

1 / 6
拙い文ですがお許しください。

こういうのがあったんかなと感じている次第


サンクトゥムタワー襲撃

幕間

 

サンクトゥムタワー正面ーー

 

見えるもの遮るものそれら全てを屠ってここへ来た。

 

ここを守っていた人間。全てを屠った。殺してはいない。ただ、戦闘不能にするのみ。

 

銃は使っていない。己の拳ひとつで何とかなった。

 

各学校の秩序を護るもの達。私設自警団。ヴァルキューレ。

 

初めからこのためだけに練っていたルート。

 

地の利。

 

それら全てを利用した。

 

しかし、ここからは未踏の地。

 

襲撃の本拠地。

 

タワーの全体図は詳しく知らない。

 

以前の記憶。それと、外壁から想像される内装を予測した上で侵入ルートを絞る。

 

問題ない、この日のために全てを揃えた。

 

全てはこの組織の瓦解。連邦生徒会の失墜のため。

 

その後のことなど考えてもいない。

 

その為だけにきた。

 

「あと少し」

 

 

 

「小鳥遊ホシノが来ましたか」

 

「ええ。驚きです。この場所に到達させないための布陣を敷いて迎撃するつもりでした」

 

会長は依然として驚いた素振りを見せなかった。

 

「ふふっ…貴方は小鳥遊ホシノを知らなすぎたと言えます」

 

「と言いますと……会長は彼女が全てを突破してここに来ると確信していた…と?」

 

「えぇ、もちろんです。彼女ほどの存在を止められる人間は1人としていません」

 

会長ははっきりと言ってのけた。

 

キヴォトスに彼女を止められる人間はいないと。

 

今まで。つまり、これからは可能性があるということ。

 

そして、止められないのは一人の場合ということ。

 

「であれば、あとはSRTに任せるしかありませんね。戦闘のプロである特殊部隊なら問題は無いでしょう」

 

「ふふふっ……さて、どうでしょうね?

 

意外とここまで来てしまうかもしれませんよ?」

 

「貴方は先に避難した方が良いと思いますよ、行政官」

 

「……」

 

「会長。私がこの結末を見届けることは許されないのでしょうか」

 

「いいえ。お好きになさってください」

 

「……」

 

月が会長室を照らす。

 

美しく、儚げにこの部屋を。

 

何れかの終焉を招くかのごとく。

 

 

 

サンクトゥムタワー ロビー

 

『扉は普通に開いた。招かれている…?』

 

『いや、出られなくなったか……』

 

微かな月の光が窓から差し込むのみ。

 

ロビー全体は薄暗く、視界の通らない状態であった。

 

『2.3…7…8……か?』

 

気配でわかる潜んでいる人数、そして位置。

 

『全員正面にいる……背後からの狙い撃ちがあってもいい気がするが……』

 

間違いなくこの位置からの入場を意識した布陣。

 

だが、いくつかの欠点。地の利を捨てる形でもあった

 

『暗視ゴーグルなんかもあるな……こちらの姿は筒抜け……どう対処するかな』

 

小鳥遊ホシノ。本日二度目の臨戦態勢。

 

瞬時に視界限界までの情報を脳に刷り込む。

 

『隠れられる障害物はソファ……』

 

『いや……あれは裏に何かある。闇に紛れられるなら障害物なんかない方がいい…

 

天井からの即死トラップは無し……恐らくこの8人は精鋭……無闇に使い捨てられるわけじゃなさそうだ。

 

オマケに、トラップを阻害するものも無し。完全にないと見ていい。

 

ただ、動き次第では対応される

 

窓がある分外からのスナイパーには注意を払う必要がある。

 

通路……あれは戦闘後のことを考えてあるな。レーザーか……

 

最悪の場合を考えておこう…』

 

『現状全て問題なし。2分以内に屠って通る』

 

呼吸。それは合図となった。

 

刹那、正面から4人戦闘を仕掛けてくる。

 

『後ろ4人は援護か……』

 

ホシノは多対一の戦闘を得意としない

 

しかし、その得意では無い。は……

 

必ずしも悪い方向であるとは限らない

 

背後に回った2人の数瞬速く2歩前進。

 

正面の片方の攻撃を流し、背後に回った二人にぶつける。

 

直後ーー

 

予感

 

正面のもう一人を捌くことはせず拘束の後盾に。

 

刹那、銃撃が盾に8発着弾

 

うめき声が聴こえる。

 

『正面4人をブラフに張ってくるかね……予想はしていたけど、ほんとにやるとは』

 

正面を真っ直ぐに見据える。

 

幸い銃撃隊全員は単発銃のみ使用している。いかに広いロビーとはいえ、銃を乱射する訳には行かない。

 

加えて。

 

後ろの3人も、前の4人も追撃が来ないということは怯んだということ。

 

それはそうだ。SRTは特殊部隊。ホームグラウンドでの隊の脱落は有るまじき姿と言える。

 

それも、ただの一般生徒が相手となれば、尚更

 

『あの速度の連携からしてSRTか……ここで出てくるとなるとなかなか厳しいな……躊躇うべきじゃない』

 

『ここで、再起不能にする』

 

「後……7」

 

背後の3人を完全に無視し、正面に被弾した盾を投げつける

 

投げつけたと同時に正面に突撃

 

銃撃隊との距離を0にした後、最も近い距離にいた隊員の鳩尾に一撃。

 

すかさず銃を奪い、その地点から最も遠い位置にいたものに向けて発砲。

 

その玉は脳天に命中

 

『ラッキー!』

 

身を翻し追加の銃撃を躱すと

 

残り2人の銃撃隊の内、片方の足元に移動。

 

足元に向けて放たれる銃口の先を、下からの掌底で背後に来ていた一人に照準が会うように打撃を加える

 

引き金が引かれる刹那のタイミングでずらされた照準は背後の人間の脛に。

 

銃弾が命中すると、その1人が崩れ落ちた。

 

後に残り2人から障害物となるように気絶させた1人を盾にした。

 

この間のやり取り約1分

 

『まぁ、上出来……』

 

ガコンッ!!

 

何かが開く音。

 

一筋の光が指すと共に、小鳥遊ホシノの眉間に、一発のライフル弾が打ち込まれた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。