ゲキド街の日常   作:LEIKUN0227

2 / 3
ゲキド街を駆けるロードローラー

 

 

─────[第2話:ロードローラーダァ!!]─────

 

「ロォォォドォロォォォラァァァ!!」

 

街中を巨大な建設機械であるロードローラーが安全性をドブに捨た走行をしながら駆け抜けている、

搭乗者と運転手は共に金髪であり、少年少女のペアのようだ。

 

運転手と搭乗者は目の前をほぼ同じ速度で走行している車を追いかけているようでその距離は徐々に僅差になっている。

 

金髪少女「アタァァァックゥゥゥ!!」

 

運転手である金髪少女は更にスピードを上げ、

その差を縮める所か、接触しあい、

ロードローラーのローラー部分が車の車体をプレスし始めた。

 

煙と火をあげながらも走行する車を

逃がすまいとスピードを緩めない金髪少女、

少年の方は目の前の車をジッと見つめており、

その手には手錠を持っている。

 

そしてついに車が動きを止めて爆発を起こした、

金属音を響かせながら少しずつロードローラーによりプレスされていくのだが、

そこで潰されていく車の運転席側のドアが開いた(というかねじ切れた。)

 

「クッ!!またしても邪魔してくれる!!"鏡音リン""鏡音レン"!」

 

中から顔を出したのはモヒカン頭の目が血走った男性であり、

以降はモヒカンと呼称する。

 

金髪少女→リン「侵略を目論んで爆弾を設置するのが悪いよ」

 

金髪少女と金髪少年は鏡音リン、レンと言われている様であるようだ。

 

リンはレンに目配せをすると、

レンが車に飛び移ってモヒカンに近寄るのだが、

モヒカンは自力で抜け出してきて

少し驚いているレンの顔目掛けて拳を振りかぶる。

 

モヒカン「くらえっ!」

 

レン「ほっはっ!」

 

モヒカン「なっ!?ぐべっ!!」

 

不意打ちに近い一撃だったが、

それを難無く躱して、

お返しと言わんばかりにカウンターを食らわせてモヒカンの子を仰け反らせると、背中に周り、即座に手錠を掛けるレン、

手際の良さに驚くモヒカンだが、

レンが直ぐに首筋に手刀をかましてきた為気絶させられる。

 

リン「ナイス、そろそろ交差点だからスピード落とすよ!」

 

レン「OK。」

 

レンはロードローラーに素早く飛び移ると、

手錠を掛けたモヒカンをロードローラーの後部に括り付けて自身は手近な部分を掴んでロードローラーの減速を待つ。

 

リンはブレーキを踏んで減速し、

リンの操縦しているロードローラーは

火花を散らしながらスピードを緩めていき、

交差点直前に着く頃には完全に停止していた。

 

リン「ふぅ、一件落着かな?」

 

レン「…だと良かったんだけどね」

 

リン「あぁ、そういう…」

 

レンの言った言葉を理解して後部の方向を見れば、

遠くから同じ色の車が何台も走ってきていた。

 

その内2台程は屋根部分に機関銃が付いており、

先程拘束されたモヒカンと似たような見た目をしたモヒカンがそこで待機している。

 

明らかに拘束されたモヒカンの仲間であろうと思ったリンは

再びロードローラーのアクセルを踏んでスピードを上げ、

交差点を左折する。

 

廃車となった車のせいか、

一瞬だけ揺れたが、

リン・レンは特に何とも思わず走行を続けた。

 

モヒカンB「待ちやがれぇ!!」

 

《ダダダダダダッ!!》と機関銃から放たれた弾丸がロードローラーに当たり、

鈍い金属音を鳴らして少しの凹みを数箇所に作る。

 

それを見たリンは眉を寄せて嫌な顔をし、

アクセルを踏んで更にスピードを上げる。

 

レン「装甲は変えればなんとかなるけど、エンジンをやられたらヤバいね。」

 

リン「何かロケットランチャーとか持ってない?」

 

レン「生憎だけど不慣れなハンドガンしか持ってないよ。」

 

リン「なんでハンドガンを持ってきてるの」

 

レン「"スネーク"から『護身用に持っていけ』って渡された物だよ」

 

レンはスネークと呼ばれる存在から手渡された銃──コルトM1911A1(ガバメントと呼称)を横目で後部を見ているリンに見えるように見せる。

 

リン「成程ね、どうする?それしか無いんだよね?」

 

レン「うん、不慣れだけどこれで倒すしかないかも、下手に飛び乗ろうとしても機関銃で攻撃されるのがオチだし。」

 

モヒカンB「話してる余裕があるのかァ?」

 

モヒカンC「ヒャッハー!」

 

モヒカンBに加えモヒカンCも参戦し、

機関銃を乱射されてロードローラーの後部の装甲が乱射される度に悲惨な事になる、

唯一幸いな事は、モヒカン達はタイヤを狙っていないので、

パンクする心配は無い事だけだ。

 

逆にそれ以外は最悪だと言う事。

 

レン「どうしよ…俺がやるしかないのか」

 

「私が手伝おう。」

 

そう言いロードローラーの左サイドから顔を見せた"紫髪の少女"、と"黒髪の少年"にレンは驚きながらもその少女の方の名前を口にする。

 

レン「え、"デフォ子"?なんでそこに?」

 

─────[キャラクター概要]─────

 

金髪少女→鏡音リン

この街ゲキド街の住人。

初音ミクと同じ歳生まれであり

好きな物はみかんロードローラーと少し変わっている。

サポート寄りのパワー型でそこまで強くは無い、

中の上辺りの実力者。

 

金髪少年→鏡音レン

ゲキド街の住人、

鏡音リンと同じであり、

好きな物はバナナ。

リンと同じくサポート中心だが此方はタフ型であり、

打たれ強い、中の上辺りの実力者。

 

─────[第3話に続く]─────

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。