1年A組 ボーボボ先生   作:笛吹酒

12 / 22
成果を見せろ救助訓練!お腰に付けろきびだんご!

 

 

 

それぞれの職場体験を終え、久しぶりに顔を合わせるA組、教室はざわついていた

 

 

「おはようみんな 良い朝だな」

「え?いや…いや待てよ、お前誰だよ…?」

「なんだ、久々に会った友人の顔を忘れてしまったのか?」

「いや、顔は知ってる顔…だけどよ…?そんな10:0の髪型の澄んだ眼の奴は知らねえ…ぞ?」

「まったく、薄情な人達だ 僕の名前は爆豪勝己だよ!

マジでどうしちゃったんだよ!?誰だよお前!?

 

 

とても…有意義だったよ

「目覚めたのね、お茶子ちゃん」

気が高まる…溢れる…!

「やめて 怖いわ」

「B組の物間と一緒だったって聞いたよ!男女で共同訓練!もしかしてもしかして~??」

倒したよ…!

「倒したんだ」

 

 

 

「へェ…麗日さんも随分鍛え直したな 闘ってみたいな…!」

「お…尾白君だよね…?なんか随分雰囲気が…」

「おお、葉隠さん 君も強くなったか?組手でもしようか…?」

思考がだいぶバトルジャンキー(ミルコ)になってる!影響されやすいね君!

 

 

「砂藤はどうだった?指名もらってたよな?」

「あぁ、一生分の糖分を摂取したかと思うほどだったぞ」

「職場体験の話だよな?」

「一食でな」

「職場体験の話だよな!?」

 

 

「散々コキ使われたけどさ…純粋に女ってだけで許せる気がしたよオイラ」

「お前そろそろダメだぞ マジで」

 

 

「緑谷達はヒーロー殺しと戦ったんだってな」

「うん、ボーボボ先生に戦闘許可を貰ってたんだ」

「よく許されたよなそれ… そんで?あの合体ロボはなんなんだ?」

「俺達に聞かれても困る」

「なんだったんだろうな」

「当事者でもそれかよ…」

 

 

~~~~~~~~~~

 

 

「今回のヒーロー基礎学は…救助訓練レースだ!五人一組になってこの運動場γ…複雑に入り組んだ工業地帯を走り抜ける!救難信号を出している動けない要救助者役の、3人のボーボボ先生を素早く見つけ出して救出すればクリアだ!救出と言っても、今回は要救助者にタッチすればクリアになる、故に救助訓練レースだ!もちろん建物の被害は最小限にな!」

 

「…………」

「どーした爆豪?」

「いや…なんでもないよ?」

 

 

第1レース:緑谷、麗日、口田、爆豪、瀬呂

 

「全身にフルカウル7%…跳躍の瞬間部分的に12%…戦闘の無いレースならある程度の反動を許容しても大丈夫か…?いや、あまり速いと視認が追い付かなくて踏み外すかもしれない…9%くらいか?入り組んだ道なら無理に最高速度を出すより都度ルートを考えながら走った方が良いか?」ブツブツブツ

「身体と個性を切り離すイメージ…身体という物体を浮かせるだけ…そういうものとして動く身体のバランス…感覚を切り離す…物体を浮かせるというイメージ…イメージ…」ボソボソボソ

「小さきものたちよ集い拡がり助けを求める者への道を示すのです…だめか、虫はいないか…なら空から…翼持つものたちよ空から見通し私を導くのです…」ゴニョゴニョゴニョ

う…るせぇええ!!揃いも揃ってボソボソこいてんじゃねええ!!!bomb!

「あ、髪戻った」

 

 

 

『準備はいいかな?それじゃよーい…START!!』

 

 

開始と同時に、フルカウルで踏み出した緑谷と爆速ターボで飛び出した爆豪

 

──の前方に、その爆風を受けて大きく吹き飛ぶ麗日の姿があった

「なっ!」「ンだと!?」

 

 

 

「瀬呂か爆豪かと思ってたけど麗日がトップかよ!」

「緑谷もはえーぞ!なんだあの動き!」

「爆豪ちゃんみたいね」

「見てあれ 口田が大量の鳥に吊るされて運ばれてる」

「かわいー」

「おもしれー絵面」

 

 

 

先頭争いをする3人の前に、4つの影が立ち塞がった

「ケーッケッケッケ!ここは通さねえぞぉ!俺達は!」

「イエロードッグ!」

「ブルーモンキー!」

「グリーンドッグ!」

「レッドフェザント!」

「「「「人呼んでお供カルテットだ!」」」」

 

「犬被っとる!?」

 

すかさず緑谷が連絡のためモニターへ叫ぶ

オールマイト!不審者です!

倒していいよ!

分かりました!

分かんなや!

 

 

 

「お先~!」

その横を、瀬呂が通過していった

 

 

 

「クソが!邪魔するってんなら…死ねェ!!」

爆豪が特大の爆破を4人にお見舞いしようと手をかざすが…

 

「させねえよ!水陣:メイルシュトロム!」

ブルーモンキーが両手を合わせると、緑谷達の足元から水が噴き出し、渦を巻き始める

「終わりじゃねえぞ!炎陣:災紅乱(サイクロン)-炎-!」

レッドフェザントが手を突き出すと、熱風が吹き荒れ緑谷達を取り囲む

「とどめだ!葉陣:春うらら嵐風!」

グリーンドッグが手から生み出した葉っぱが、刃となり緑谷達に襲い掛かる

「えっえっ!何それ俺知らない!合体技!?いつの間に!?」

イエロードッグはおろおろしていた

 

 

「くっこいつら…!一発ネタのキャラなのに強い…!」

「あんまそういう事言わん方がいいと思うよデクくん!」

「とにかくなんとかしなきゃ!合わせて麗日さん!かっちゃん!」

「うん!」「命令すんじゃねぇ!」

 

 

「15%!テキサス…スマッシュ!!

霧と葉の暴風で作られた牢獄の一部が、緑谷によって風穴を空けられる

「くたばれぇぇ!!」

空いた穴に向かって、'無重力'状態で空中に横向き(スーパーマンのような恰好)になった麗日を爆豪が吹き飛ばす

勢いよく飛ぶ麗日が向かう先は当然、人狼ゲームに興じていたお供カルテット

「えっなんで今そん…じゃなくて!即席コンボ!彗星ストラーイク!!

「「「「ぎゃあああああ!!!」」」」

 

 

「よく分かんないけど…5人以上の方がいいぜ!」ビシッ

 

「麗日さん、それ決め台詞?」

「せっかくだしなんか言ってみたくなって…」

 

 

『終了~~~~!!!』

 

「え?」「へ?」「は?」

 

『口田少年、瀬呂少年、麗日少女が要救助者を救出したのでレース終了だ!お疲れ様!』

 

振り向くと、イエロードッグがよろよろと立ち上がり、いつものサングラスを掛けた

「お疲れ、お前ら」

 

「ま…まさか、ボーボボ先生!?」

 

「え?いや俺は犬だけど」

「あっハイ」

「ボーボボは口田が捕まえたのがそれだよ 俺は要救助者役の助っ人」

「あっそうなんですね 3人ともボーボボ先生なのかと」

「あいつの個性は分身じゃないぞ?そんなことできる訳ないだろ」

「く…釈然としない…!」

 

 

その後も、黒影(ダークシャドウ)を纏い空を飛ぶ常闇や、バキバキの眼でオールマイトじみた身体能力を見せた砂藤、「協力がダメだとは言われてないよね!」と芦戸がブースターを創造した八百万を背負って滑走するなど、職場体験で得た力を遺憾なく発揮した生徒達だった

 

 

 

~~~~~~~~~~

 

 

 

「ふむ…… 駄目だな、'スカ'か」

「えっ、もも物間君!いきなり何を!?」

「個性が発現したのが最近という事なら…幼少期からの力をストックする個性とかかな?」

「まさか僕の個性を'コピー'したの!?大丈夫!?四肢が爆散したりしてない!?」

「四肢が!?…ゴホン、かくかくしかのこでね、麗日君との賭けに負けて仕方なくだよ」

「そうか、麗日さんが…嬉しいけどなんでそこまで気にかけてくれるんだろう…」

「……本気で言ってるなら、彼女も気の毒だな」

「え?」







早く林間合宿に行きた~い
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。