1年A組 ボーボボ先生   作:笛吹酒

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「おい上鳴、女子にチア衣装を着せる策がある」
「お前懲りねーな峰田…やめといた方がいいぜ?」
「止めるなよぉ!消さなきゃいけねえんだあの悍ましい姿を!俺は!」
「いやそうじゃなくて…多分そのボーボボ先生もチアに混ざってくるぞ…?」
「…………」
「…………」
「……ぉぷ」
「やめようこの話!な!俺が悪かった!やめよう!」


1対1のガチバトル 目指すは天下一!

 

 

 

最終種目──個人戦トーナメントの組み合わせ表が発表された

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

しかし、シード枠になった切島の「俺だけ対戦数少ないのは有利だからダメだ!対等に戦いたい!」という主張をミッドナイトが「好み!認めます!」とアッサリ承諾し、

更に5位チームの拳藤が「B組から1人選ぶなら物間がいいんじゃない?」と言い出した

 

「第一種目を温存する作戦を立てたのは物間だし、何よりA組の開幕妨害を予測してたのは私らん中じゃ物間だけだよ ま、避けきれなかったけど」

「…僕としては鉄哲か塩崎がいいと思ってたんだけどな」

 

「いいわ!物間君の復活を認めます!」

「アンタいつまでその服着てんだぁ脱ぎなさいオラァァァァァ!!!」

「ミッドナイト先生がキレた!」「抑えろ抑えろ!」「セメントス先生早く!」

 

最終的にボーボボの決定によって、物間の出場が決定した

 

 

 

 

「ピヨピヨピヨ」

「ん」

「ピピピ ピヨピヨ」

「ん?」

「ピヨピヨ ピヨ?」

「ね」

「ピピピ」

「ふふ」

 

「なあ、なんで小大はボーボボ先生と会話できてんだ?」「私に聞かれましても」

「…あとなんでボーボボ先生は鳥になってんだ?」「私に聞かれましても…」

 

 

 

 

第一試合 A組 緑谷出久 VS C組 心操人使

 

シード枠を捨てた切島を馬鹿にする心操に思わず返事をした緑谷 個性によって'洗脳'されるも、場外寸前で'ワン・フォー・オール'が暴発、なんとか勝利を収めることが出来た

 

 

「めっちゃ強い個性じゃん洗脳…尾白はよく掛からなかったな?」

「話しかけられた時、彼の後ろに洗脳掛かったB組の人がいてね…その様子見て察したんだ」

 

 

 

第二試合 A組 轟焦凍 VS A組 瀬呂範太

 

開幕轟による大規模氷結攻撃、瀬呂は'テープ'を使ってこれを躱すものの、続けざまに放たれる氷結を避け切れずに両腕を凍らされ敗北

 

「あぁーくそっ!それやるのは読めてたけど避けきらんねー!攻撃範囲洒落になんねーって!」

 

 

 

第三試合 A組 飯田天哉 VS H組 発目明

 

繰り広げられたのはガチバトルとは名ばかりのテレビショッピング、飯田の攻撃をひらりひらりと躱しながら発明品の紹介をする発目

一度だけ飯田の蹴りが当たりダウンしたものの、数秒後機械人形のように跳ね起きた発目が何事もなかったかのように商品解説を続けた時には、会場中が軽く引いていた

 

「ウフフフ…まさか気付け用のベイビーまで実演させていただけるとは!いい人ですねあなた!」

「本当に嫌いだ君!!」

 

 

 

第四試合 A組 尾白猿夫 VS A組 芦戸三奈

 

「ふっふっふ…尾白!!自慢の尻尾が酸でハゲハゲになっちゃうのが嫌なら降参しなぁ!」

 

新技アシッドベールで全身を覆った芦戸だが、尾白は尻尾で割り砕いたステージの破片をひたすら投擲する力技な戦法で対応 芦戸も酸を飛ばして対抗するも、手数の差で敗北した

 

「くっそー!尻尾あるのずるいーっ!」

「僕の個性(ちから)じゃないか…!」

 

 

 

第五試合 B組 物間寧人 VS A組 切島鋭児郎

 

 

尾白と同じようにステージを砕き、破片を投擲する切島

 

「お前コピーの個性なんだろ!?じゃあ触らせねえ!何もさせねえ!」

 

だが、物間はそれをひたすらに躱す

「ふふ…当たらないさ あの時に比べたらなんてことない」

物間の脳裏に浮かぶのは、かつて共闘した友との記憶

 

 


 

「そっちいったぞ寧人!」「任せてよボーボボ!模倣(コピー)真拳奥義!

 

『模倣:ボンタン爆弾!』

「ぐあぁぁぁぁぁああああ!!」

 

 

「ここで、毛狩り隊の支部は最後だな」

「ああ…ようやく一区切りってとこかな?」

「寧人…これから戦いはいっそう激しくなる お前にも危険が…」

「今更何を言ってるんだい?もう君だけの戦いじゃないんだ 最後まで付き合うさ」

「……愚問だったな これからも一緒に戦ってくれ、相棒!」

 


 

 

(…………)

 

(なんだ今の記憶?)

 

物間は首を振り、今しがたの記憶を頭から追い出す

(ええいマズい!あの時から何かがおかしい!)

「そう…僕を取り戻さなきゃ…'僕'の戦い方をしなきゃいけない…!」

 

 

「ん?なんか言ったか!?」

「ふぅ…ああ、ごめんね切島くん やっぱりこういうのは()()()()()と思ったんだ」

「合わない?」

「ああ 男同士の戦いと言ったら…小細工なしの真っ向勝負が良い」

「……!」

「君も男なら分かるだろう?小手先じゃない、根性の張り合いこそに価値があると」

「……おもしれぇ!乗ったぜその勝負!」

(やっぱりね 単純なんだよA組)

 

 

『な、な、なんと!勝負の最中に堂々握手!そして…殴り合いだぁああ!暑苦しい!』

 

個性'硬化'をコピーした物間と、同じく硬化を発動した切島のインファイトが始まった

互いに退かず、避けず、流さずの真っ向からの殴打、当然結果は…

 

「オラァア!」

「ぐっ…ぅう!」

 

『お互いの顔面にクリーンヒットォ!しかし大きく弾かれたのは物間!消耗も大きそうだ!』

『切島のが筋量は上だからな '硬化'の練度も合わさりゃ…必然そうなる』

『試合始まって3()()()()()()()()ってのに激戦が過ぎるぜ!』

 

 

「ぜぇっ…ぜぇっ…、はあ…」

「お前を誤解してたぜ物間ぁ!漢だな!まだやれるか!」

「はぁ…やっぱり脳筋バカと正面からはキツいな…僕の戦い方は、こっちだ」

 

物間はそう言うと、'硬化'を解いた

 

「ん?なんだ?降参か?」

 

 

『ツインインパクト』

 

ガツン!!

 

「っっが!?」

先ほど物間に殴られた顔面、その時よりも強い衝撃が響き、思わずのけ反る

 

更に

ゴォォォォッ!!

 

踏ん張りの利かなくなった切島を突風が襲い、そのまま吹き飛ばした

 

 

「切島君場外!!物間君の勝利!!」

 

 

『な、なんだぁ!?何が起きたぁ!』

『'硬化'の殴り合いの衝撃を'ツインインパクト'で再発動、'コミック'で発生させた突風でそのまま吹き飛ばした B組の庄田と吹出の個性だな 試合が始まる直前にコピーしてたんだろうよ』

『なんだそりゃズリーッ!男らしく真っ向勝負って言ってたのもブラフかよB組物間!』

『乗った切島が悪ぃだろあれは』

 

 

 

ステージを後にし控室に戻る物間の前に、ボーボボが現れる

 

「…おや、奇遇ですね先生 それとも…卑怯な勝ち方への注意でも?」

 

「…お前の個性は'コピー'だったか 鼻毛に侵食されている理由が分かった」

「鼻毛に侵食」

「鼻毛真拳は強大な力だ このまま侵食が続けば…やがてお前はドラゴンになってしまうだろう」

「ドラゴン」

 

ボーボボはアフロを開き、輪っか状になった毛の塊のようなものを取り出した

 

「スネ毛で作ったアンクレットだ お前を鼻毛から守ってくれる」

「スネ毛?」

「とりあえずこれを付けておけ」

「これを?」

「2回戦、頑張れよ」

 

そう言い残して、ボーボボは去っていった

 

「????」

 

 

 

第六回戦 A組 上鳴電気 VS A組 青山優雅

 

渾身の全力ネビルレーザーを躱され、逃げ場のない全方位放電を前にした時の、どこか遠くを見つめるような青山の表情は、深く観客たちの印象に残ったという

 

 

 

 

第七回戦 A組 常闇踏影 VS A組 八百万百

 

 

『START!!!』

 

「行けっ!黒影(ダークシャ)…ッ!」

「フミカゲ!」

 

開始と共に常闇に飛来した弾丸を、黒影(ダークシャドウ)が弾く

反対の手に2つ目の拳銃を創造した八百万が、油断なく2つの銃口を向けていた

 

「安心してください非殺生弾ですわ!ですが、やはり弾かれますわね…!」

「容赦ないな八百万!だが黒影(ダークシャドウ)には通用しないぞ!」

「ヤッテクレルナ・・・!」

 

常闇を守るように正面に出る黒影、それを見た八百万は2つ目の銃を()()()()・・・発射した

 

「?どこを狙っ…ぐぁ!」

「フミカゲ!?」

横から飛来したゴム弾を脇腹に受け、膝をつく常闇

 

「ぐっ…'跳弾'…か!」

「こういう角度の計算は得意なんです!そして…準備は出来ましたわ!」

 

いつの間にかサングラスをしていた八百万が蹴飛ばした物体、それの正体を察すると同時に

「っまずい!」

 

「─────」

 

ステージを、閃光弾の光が満たした

 

 

「'影'というからには光に弱いと考えましたが…正解だったようですわね」

「……ヒデェヤ」

「……降参する」

 

 

『完!封!A組八百万、常闇に何もさせずに完勝!強すぎんだろ'創造'!!』

『知識あっての個性だけどな にしても…攻めに出るとこうも強いか』

 

 

 

第八試合 A組 麗日お茶子 VS A組 爆豪勝己

 

 

試合は一方的な展開が続いた

無謀に見えるような突撃をする麗日を、爆破で迎撃する爆豪 そんな事が何度も繰り返され、客席からはヤジが飛ぶ

 

 

「見てらんねえ!おい!それでもヒー「うるせぇえええええ!!!」ぎゃぁああ!?」

 

『ボーボボ!?なにやってんだ客席で!?』

『あー…ボーボボ、相手がプロヒーローなら対応は任せる 校長がなんとかしてくれるはずだ』

『イレイザー!?』

 

会場外に連れ出されたヒーローは、ボーボボのスパルタ教育の甲斐もあり無事に大型自動車の免許を取ることが出来た

 

 

「……なんか分からんけど…勝負はまだ終わってへんよ爆豪君…!」

「今の見て元の流れに戻せんのかよ… いいぜかかってこいや麗日ァ!」

「待って今のそれで認められるのなんか複雑なんやけど!!」

 

最終的に爆豪が麗日の策を真っ向から跳ねのけて勝利し、第一回戦は終了した

 

 

 

 

 

 

 

「心操君に洗脳された時…頭の中で、人のシルエットみたいなものが見えました 9人」

「そうか…それはきっとワン・フォー・オールの歴代継承…え、9人?」

「はい…ほとんどがぼんやりしてて曖昧だったんですが…背の高いアフロみたいな人もいて…」

「ナニソレ知らないッッ!!」

「知らないんですかっ!?」






生徒のタイマンにボーボボ乱入させるわけにもいかんので割と真っ当なヒロアカ二次になりました 箸休めということで
原作通りだったり波乱の無さそうな組み合わせはダイジェストです

物間くん書くの楽しくてどんどん出番増えますね 書き始めの頃のやりたいことリストには影も形もなかったのに
コピーとかいう個性、後腐れ無いAFOみたいなもんなんでそりゃ楽しいですよね
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