爆豪勝己のウワサ
ツッコミが出来そうな人に喉飴を配っているらしい
激動の体育祭を終え数日、緑谷、飯田、麗日の3人が教室に着くと…
──教壇の上に、血塗れの歌舞伎役者が横たわっていた
「…………」
「「おはようございます、ボーボボ先生」」「ああ、おはよう」
生徒たちは最早これくらいのことではツッコまない 慣れてしまっているのである
ただ一人を除いて
「っ先生!怪我をしているんですか!?なぜそんな恰好を…いやまずは保健室に!」
「落ち着いて飯田君、いつものやつだから!」
「しかし緑谷君!血が!」
「大丈夫だ飯田 これはただのマヨネーズだ」
「赤いですが!?」
「でも先生 食べ物粗末にしちゃあかんよ?」
(そこ!?)
「大丈夫だ あとでジョンが全部舐め取る」
「ジョンって?」
「こいつだ」
ボーボボの持つリードの先には、首輪をつけられたサボテンがいた
「そっか」
「ツッコむとこだよ麗日さん!?」
──慣れてしまっていた……
「『コードネーム』 ヒーロー名を考案してもらう」
「「「夢ふくらむやつきたぁああああ!!!」」」
体育祭は、多くのプロヒーローにとっても将来有望なヒーローの卵を見極める場となっている 特に注目を集めた生徒はプロから直接指名され、職場体験へ行くことになる
黒板に、指名数が投影される
真面目な話だったため、ボーボボは教室の隅で恵方巻を研いでいた
「とまあ、体験ではあるがヒーロー名を名乗ってヒーロー活動をしてもらうんだ 仮だからって適当なもんは…」
「付けたら地獄を見ちゃうよ!」
ミッドナイトが登場した
峰田がビクリと身体を震わせ目を瞑り、恐る恐る開いていた 難儀だ
「この時付けた名が認知されてそのまま名乗ってる人も多いからね!」
ふと気になった緑谷が、手を挙げて質問する
「その、ボーボボ先生はなぜそのヒーロー名にしたんですか?」
「俺か?俺のは本名だぞ」
「「「本名なんですか!?」」」
「えっえっお父さんもボボボーボって事…?」
「父の名はTUYOSIだ」
「「「TUYOSI!?」」」
「もういいでしょボーボボ先生 お前達も早く決めろ」
「そんな!気になります相澤先生!」
「ベベベーベ・ベーベベという兄がいてだな」
「ボーボボ先生も これ以上関係ない話はしないでください」
そんなこんなで、ヒーロー名を考えることになった
「フリップに書いてちょうだい!出来た人から壇上で発表ね!」
「おっ青山君早いわね!どうぞ!」
「行くよ…輝きヒーロー'
「そこは短縮形にした方が呼びやすいわね」
「それね、マドモワゼル☆」
「次アタシ!'エイリアンクイーン'!」
「2!?血が強酸性のアレを目指してるの!?やめときな!」
「ちぇー」
「大喜利みたいになってきたわね…はい
「ハジケヒーロー!'
「いいわね!コミカルだわ!」
「流れに乗りましょう!梅雨ちゃん!」
「小学生の頃から決めてたの '
「カワイイ!親しみやすくていいわね!」
「
「決意の名です……フードヒーロー'天ちゃん'!」
「帰れ」
「そんな!」
「んじゃあ俺!'
「
「覚悟の上っす!」
「なら俺も!施錠ヒーロー'パッチ・ざ・ロック'!!」
「権利的に危なすぎるわ!やめなさい荒天君!」
「なぜだぁ!」
「ヒアヒーロー'イヤホンジャック'!」
「いいわね!」
「次オレ!」
「あなたは駄目よ」
「!?」
「鮮血ヒーロー…'スタンダール'!」
「……ステ…!?……ッ…!?」
「ちょっとダークな感じね!良いと思…どうしたの飯田君?」
「い…いえ!何か今いた、ような…!…?」
「気分が悪いなら保健室よ!次!」
「'テンタコル'」
「触手のテンタクルとタコの掛けね!洒落てるわ!」
「施錠ヒーロー'ロックマン'!」
「だから貴方はなぜそうギリギリを攻めるの!?」
「'テイルマン'!」
「あいつと同じじゃねえか!」
「そうだけどそうじゃないの!尾白君のはOKよ!」
「'サービスマン'!」
「服を着なさい!」
「二倍ヒーロー'トゥワイス'!!」
「カッコいいわね!」
「そうだろ!俺も気に入ってんだ!クソみたいなセンスだろ!」
「薩摩ヒーロー'サイゴドン'」
「渋いわね!年季を感じるわ!」
「齢50…再び咲かすど正義の華」
「あら年上」
「'シュガーマン'!」
「あま~~い!シンプルで覚えやすいのも大事よ!」
「J」
「ちょっとシンプルすぎるかしら?地味な名前だと活躍も広がり辛いわよ!」
「黒太陽の後に自ずと名声は連なる 言葉は不要です」
「覚悟があるのなら良いわ!」
「'yomuna'!」
「人間に発音できるヒーロー名の方が良いわね!」
「nazeyonda」
………………………
「さて、あと決めてないのは緑谷君と飯田君と爆…爆豪君どうしたの?机に突っ伏して」
「おかしいだろどう考えてもなあ生徒より多いだろうが俺がおかしいのか?テレビで見た
呻く爆豪の肩に、手が置かれる
「…あ?」
振り向くと、耳郎が同情するような顔で爆豪の肩を叩いていた
「……てめぇクソ耳…やっぱり分かってスルーしてんな…ふざけんなよコラ…」
「いやぁ…たはは ウチじゃ捌き切れないと思って…頑張ってよツッコミ番長」
「…………」
爆豪が、フリップを持ち無言で壇上に立つ
「お、爆豪君出来たのね!じゃあ発表どうぞ!」
「爆殺王!!」
「ちょっアンタまでボケたら収拾付かないじゃん!」
「ボケてねぇわスルーしてんだよ!!!」
「ボケてないの!?その回答で!?」
「ンだと耳コラァ!!」
最終的に、
「尾白くんすごいねー!1000件以上も指名もらって!」
「ありがとう葉隠さん 今までこんな注目されたこと無いからちょっと困惑してるよ」
「ででどこ行くの?私指名なかったからさーすぐ終わっちゃって!」
「うーんそうだな…これだけあるとやっぱり時間がか…」
「わっすごい!『ドラグーンヒーロー リューキュウ』に『Worldヒーロー ヘレン』、『シシド』『ギャングオルカ』『ダンディマイン』!ビッグネームいっぱいだね!…?どしたの?」
「備前焼陶友会からのオファー…!」
「ヒーローですらないよ!?なんで目キラキラさせてるの!?」
「はっ…ゴホン!…冗談だよ?」
「尾白くん…」
放課後、応接室で緑谷とオールマイトが向き合っている
「…あの後
「ああうん…そんな気はしていました」
「だとすると何故OFAの中に彼の影がいたのか…何か心当たりはないか緑谷少年?」
「…………なんと言えばいいんでしょうか」
「言ってみてくれ」
「その……
「…………」
「…………」
「……………………」
「……………………」
「ところで君に指名が来ているんだ!」
(強引に話変えた!?)
名乗りの中にはボーボボ原作キャラじゃない人も混ざってるので、元キャラを予測する必要はありません