ジオン公国次元転移記(改定版) 作:masakoba(正博)
ヤマトはガミラスでの森雪と奇跡の再会を果たした。
遂にイスカンダル星へ到着、コスモリバースシステムを手に入れた。
そしてデスラー総統との死闘に勝利し地球への帰途についた。
だが何故かジオン公国機動船団は、ガミラス星から離れなかった。
「ユーリ訳を話せ」
「ギレン兄居るんだ、ここに『神の転移・転生者』が」
「だから何故分かる。ヤマトが帰路で潰されたらどうする」
「じゃあいい、みんなはヤマトの護衛を続けて。俺は『ブラッディ』で残る」
そうして1週間が経った時、ガミラス本星から通信が入った。
「しつこいね、君達も。ヤマトと帰ると思ったのに」
「貴様は何者だ!」
「ユーリ君、君なら分かるよね」
「ああ。『神の転移・転生者』でイレギュラーの笹本! 今はラスタ」
「流石同じイレギュラー全部分かるんだ」
「俺も初めてだよ。こんな臆病なイレギュラーは」
「俺が臆病だと。俺は専用戦艦の完成を待っていただけだ」
「臆病でなければ出て来いよ。デスラー艦のパクリをさっさと出せ」
「・・・・・待っていろ。今から殺しに行ってやる」
通信が切れた。
「よし、総員」
「待った、ギレン兄。悪いけど誰も手を出さないで。俺が始末する」
「何故だ」
「イレギュラーの役目だから」
「お前・・・・分かった。ただし、必ず生きて帰って来い」
「ありがとう。行って来る」
ユーリは『ブラッディ』の所に急いだ。
「兄上。大丈夫でしょか」
「ユーリは何かを隠している。イレギュラー今までは憑依出来なかった者と思っていたが。イレギュラー本当の意味は何だ。今はユーリを信じるだけだ」
ギレンの執務室ではモニターに映る、『ブラッディ』の発進を黙って見守るギレン達がいた。
ガミラス本星から巨大戦艦が、上昇して来た。
ラスタの出して来た艦は、デスラー総統が最後に使った特1等航宙戦闘艦デウスーラⅡ世の同型艦、特1等航宙戦闘艦ラスターⅢ世であった。
「どうだ! そんなバルキリーもどきで何が出来る。仲間を連れて来いよ」
「俺がもどき、てめえはパクリじゃないか」
「殺す!」
「いやー無理だわ。数回死んだけど、ノシ付きで送り返されるんだわ」
「撃てぇ、撃てぇ、撃ち落せ! 何回でも死なせてやる」
「流石にこれだけ大きいと、対空砲火が邪魔くさいな。あれ?ギレン兄」
「何だ、援軍か」
「絶対出さないでよ。あのさ、こいつガミラス人使えるのかな?」
「それはガミロイドを使えば! ウイルスを流してみるか」
「流石、頼んだよ」
「はははは。全然近寄ってこれないじゃないかユーリ君。それなら先に船団を消してやる!」
その瞬間ユーリの表情が変わった、モニター越しに見ている全員が凍りつく。
「ギレン兄、さっきの話無しだ。このクズは俺がぶっ殺す!!」
「・・・分かった」
「ラスタよ。聞こえなかったんで、もう『1回』だけ言ってくれ」
「何回でも言ってやるぞ。お前の船団を消し飛ばすって言ったんだよ」
「ありがとう。死ね! 『ブラッディ』妖刀モード・・・・霧雨」
『ブラッディ』とユーリの雰囲気がどす黒くなった。
「ガミラス砲用意」
だがガミラス砲いや独立戦闘指揮艦以外が全部塵となって消えた。
「お、お、お前、何をした!」
「・・・怖いか。くくくくっあっははは」
ギレン達はこれがユーリなのかと思う程、殺しを楽しんでる様な表情を見せた。
「それは・・・怖いよな! イレギュラーに殺されたら魂が無になって消えるんだもんな。もう死ぬかラスタ」
「ひー。俺の負けだ。謝るからさ。許してくれ」
「お前さ、もう46人消しているよな。同じ言葉言った奴も消したんだろう。何でてめだけが助かると思っているのか。もう死ねウザイ。『ブラッディ』惨殺モードぶち殺せ!!」
『ブラッディ』が消えた。
独立戦闘指揮艦が塵になっていった。
再び『ブラッディ』が現れた、どす黒さは無くなっていたが、ユーリが見えない。
キャノピーが真っ赤に染まっている為に。
「スクランブル! 大至急『ブラッディ』を回収せよ」
「兄貴。ユーリが言っていた事は本当か」
「事実だろう。イレギュラーの中に多分魂を無に帰す事が可能な者がいるのだろう。だからユーリは誰も出すなと言ったのだと思う。自分が無に帰る可能性があるのに」
ユーリが治療を受け始めたと連絡があった。
ただ全身に何故か刀傷が無数にあると連絡があった。
「兄上。やはり『ブラッディ』を封印した方が」
「キシリア。俺も乗って分かった。無理何だよ、魂が同調している限り」
「兄者。もう見ておれん。ユーリを出撃禁止に出来ないのか?」
「出来ない又する気も無い」
サスロが怒って出て行った。
ユーリは生死の境目にいた。
「もうそろそろかな、それとも見捨てられたかな。まあいいか、イレギュラーの事ばれたみたいだし気味悪がられても嫌だしな。さてとさっさと境を越えて再転生しますか」
「させると思うか」
ユーリは再び、大魔王様の部屋に転移させられた。
「こんにちは、よく会いますね。大魔王様」
「お前な、何度目だ。それも自殺に近いし」
「いやー何か体が弱いんですよね」
「お前まさかと思うが『イレギュラー』のステータス上げて無い何て言うなよ」
「???」
「『イレギュラー』の説明した時、教えたぞ」
「ユーリ君馬鹿だから覚えていません」
「ステータスオープン・・・早く言え」
「ステータスオープン!」
ユーリの前に本が出て来た。
「早く開け・・・お前普通のステータスも弄って無い馬鹿!」
「これって何ですか?」
「良いから1ページ目のステータスをまず上げろ」
「・・・・全部カンストしました」
「それじゃあ、次のページそれが『イレギュラー』のステータスだ上げろ」
「・・・・・・カンストしました」
「残りポイント多すぎだろ。上限解除とほれ上げろ」
「げっ上限消された。まあ体弱いから防御力に半分振って後は平気的に」
「見せろ・・・うわ、やりやがった。まあいいか、強い事だし」
「大魔王様、何かありました?」
大魔王様がニヤリと笑いこう言った。
「『イレギュラー』のステータスは、普通のステータス1万倍上がるからな。不死では無いがお前を殺そうとするなら核ミサイル10万発直撃せんと死なん様になった。お前超人だぞ。これで会う事も無いから最後に願いを言え」
「それじゃ、俺の仲間ジオン全員に俺と同じステータス、『イレギュラー』のステータスの方を反映させて、それと今まで会った奴とかこれから会う奴とかにも反映させて」
「仕方が無いの・・・・・ほれ、やってやったぞ。それじゃあ元気にやれ。行け」
俺は再び床が開き、その中へ落ちて行った。
「ここ何処だ?」
「病院だ、馬鹿者」
「だよねー」
「どうせお前の事だ。大魔王様に会って来たのだろう」
「大正解」
「喜ぶな馬鹿者。それで何をお願いして来た」
「ギレン兄。『イレギュラー』の事」
「ああ。だいたい理解した、兄妹達もだ」
「気味悪かったら出て行くよ」
「何度も言わすな。お前は大事な弟だ」
「ありがとう。ギレン兄、拳銃持っている。貸して」
「拳銃何かどうする。ほれ」
「こうするの」
ユーリは素早くこめかみに当てると引き金を引いた。
「パン」
「ユーリ!!・・・・馬鹿者。自殺何かしよって、大事な弟だと言っただろうが」
ユーリはむくりと起き上がった。
「本当にありがとう。ギレン兄」
「お前生きて・・・だが、弾は出た筈・・・お前、不死身になったのか」
「違うよ、一応死にます。大魔王様いわく核ミサイル10万発直撃したら」
「そんなもの殆んど不死身ではないか」
「ああ。言うのを忘れていたジオン全員と今迄会って来た仲間とこれから会う仲間、俺のステータスが反映されるから」
「お前ジオン全員を超人にしたんだぞ」
「死んじゃうよりいいじゃない」
ギレン兄は詳しく俺の話を聞くと、大魔王様の様にニヤリと笑った。
どうやら秘密の工房でカイザー用光子力エンジンを100倍にチューンアップしたのを完成させたが、流石に気が引けていた。
しかし俺が不死身に近くなったので、遠慮なくテストすると決めたらしい。
それで後日、テストは行われ無事終了。
まあ、整備士長は胃薬の量が増えたけど量産全ての機体・艦艇パワーアップされました。
そして長らくいた宇宙戦艦ヤマト2199の世界を旅立ちました。
そして新しい世界へ転移。
「ギレン兄。何か又街が崩壊している世界だけど旧作のヤマト?」
「いや違うな。宇宙ステーションがある俺にも分からん」
その時、ドズル兄が入って来た。
「兄貴。この世界の事を話したいって言う連中を連れて来たんだが」
「ちょうどいい。俺達にも分からんと話をしていた所だ、入れてやれ」
「おい、入れ!」
コスプレした3人が入って来た。
「失礼します! ゲッターチームの流 竜馬です」
「失礼します! ゲッターチームの神 隼人です」
「失礼します! ゲッターチームの車 弁慶です」
「この世界を知っているそうだな。話せ」
「この世界は真ゲッターロボの世界であります。敵は宇宙生命体インベーダーと呼ばれています」
「構わん、続けて話せ」
「インベーダーの狙いはゲッター線と言うエネルギーです。インベーダーは決まった形状を持たず、強力な攻撃しか通じません」
「この世界はゲッター線が1度破滅させかけたのですが、人類はまだ戦っております」
「そして戦っているのが各国のスーパーロボット達で、バヴェルタワーと言う移動要塞を中心にインベーダー殲滅に従事しています」
「移動要塞の司令は神 隼人と言います」
「つまり君達の本物がいる世界なんだね」
「その通りであります」
「成程分かった。ユーリ・ドズル各部隊へ指令だ。地球からインベーダーを駆逐せよ」
「はーい。ドズル兄、この3人借りて良い」
「構わんぞ」
「ついでにラルさん達も借りるね」
こうしてジオン公国機動船団はインベーダー駆逐作戦を開始した。
ユーリはランバ・ラル部隊と真ゲッターロボチームを連れて地球に降下した。
「いないね、インベーダー」
「気を付けてください。奴らは憑依・擬態と形を変えて襲って来ます」
「わかった。で、こいつがインベーダー何だ!」
『ブラッディ』がガウォーク形態のまま、光子力ビームガンポッドを道端の岩に撃ちまくり始めた。
「ギャアアアアア」
ビンゴ! 岩に擬態したインベーダーだった。
「見分けがつかん! ラル隊各自周囲を撃ちまくれ」
「ゲッタービーム!」
「ギャアアアアア」
「ギャアアアアア」
インベーダーが擬態を解き襲って来た。
ラル隊、真ゲッターロボが応戦するが数が分からん。
その時、上空から。
「ゲッタービーム!!」
「ギャアアアアア」
「ギャアアアアア」
ビームの嵐がインベーダーを消滅させていく。
そして黒いロボットが現れた。
「ゲッタートマホーク!」
「ギャアアアアア」
「ギャアアアアア」
それは洗練と言うより力任せの攻撃であったが、インベーダーを駆逐していく。
そしてインベーダーの気配が無くなった。
黒いロボットがこちらに振り向いた。
「てめらー何者だ!」
「俺はユーリ。ジオンから全員来ました」
「ジオン、知らねぇな。で! 何で真ゲッターロボがここにいる。パイロットは誰だ!」
「な、流 竜馬です」
「はあー」
「じ、神 隼人です」
「ほうー」
「く、車 弁慶です」
「てめら、俺をコケにするとはいい度胸だ。ぶった切る!!」
「待って、待って。本物の流 竜馬さん話を聞いて」
「何だ!」
俺達は本来この世界の者で無い事、インベーダーを駆逐しに来た事、そして3人は憧れて名前を付けている事を本物の竜馬さんに話した。
「全然理解できねえが悪い奴らじゃない事は分かった」
「竜馬さんは、これからどうするの?」
「ああ俺か。インベーダーを駆逐しながら、早乙女のジジイを見つけてぶち殺す」
「がんばってね」
「てめらはどうする気だ」
「同じく。インベーダーを駆逐しながら、バヴェルタワーに行こうと思ってる」
「バヴェルタワー? ああ、隼人の所か。まあ、そっちも気を付けてな」
「ありがとう。じゃあ行くね」
「おい、真ゲッターロボの3人! 俺達の名前に泥を付けるような真似したら。引導を渡しに行くからな!」
「はい、がんばります」
黒いロボット・ブラックゲッターは何処へともなく飛び去った。
それからインベーダーを駆逐しながら1週間経ったある日戦闘中のロボット達を見つけた。
「ラルさん、戦況悪そうだね。彼ら」
「そうですな。包囲されていますから。やりますか?」
「じゃラルさん達は右から、俺と真ゲッターロボは左から行くよ」
「分かりました。行くぞ続け!」
逆包囲してインベーダー殲滅した。
「ありがとう。助かりました」
「いえいえ、お兄さん達は何処へ?」
「1度、バヴェルタワーへ帰るつもりだ」
「バヴェルタワー! 俺達もついて行っていい」
「構わんが」
「じゃ、行こう」
助けたロボット達はバヴェルタワー所属だった。
ちょうど良かったので、ついて行く事になった。
そしてバヴェルタワーが見えて来た所で停止指示が来た
「そこの見かけないロボット達そこで停止しろ。インベーダーの擬態のチエックを行う」
「はーい。みんな停止ね」
検査は入念に行われ、3時間が過ぎた。
「よし、異常は無いみたいだな。だがその部隊の隊長と真ゲッターロボの3人は
こちらの指示でこちらに来てもらう」
「はーい。行くよ3人」
銃で武装した兵隊さんに連れられて、指令センターの神 隼人さんに会いました。
「初めましてユーリ言います。神 隼人さん」
「俺の名前を何処で聞いた」
「1週間程前に東の方で竜馬さんから聞きました」
「竜馬に会ったのか?」
「ブラックゲッターに乗っていて、インベーダーの殲滅を手伝ってもらいました」
「そうか・・・それで1つ質問だ。あの真ゲッターロボを何処で手に入れた?」
「あれですか。作りました」
「ふっ、冗談はやめておけ。あれを作れるのは早乙女博士だけだ」
「ゲッターチームって全員疑心暗鬼なの。それより隼人さん手術の準備をした方が良いですよ」
「何故だ?」
「車 弁慶さんがもうすぐ大けがのままここに来るからです。ほら来たようですよ」
その時、指令センターの扉が開き3人が入って来た。
「は、隼人か」
「親父、動いちゃダメだ」
「弁慶! 手術だ、手術用意をしろ。 急げ!」
取り合えず俺達は、監視付きで滞在を許可された。
それからしばらくして弁慶さんが動ける様になるまでに回復した。
「親父、私疲れているのかな。真ゲッターロボがもう1機見えるんだけど」
「いや渓。俺にも見える。だがまだゲッターロボになっていない。何故なら」
「何故なら魂が込められていないからですよね、號さん」
「あんた誰?」
「俺はユーリ。あの部隊の隊長です」
「ゲッターロボに魂が必要なのを何故知っている?」
「真ゲッタードラゴンがまだ蛹で、もうじき目覚めるのも知ってるよ」
「!」
「ああ、號さん。そんなに警戒しないで。俺は別に敵になるつもりはないよ」
「隼人に聞いたがお前竜馬に会ったんだって。元気にしてたか」
「元気過ぎるぐらい元気だったよ、弁慶さん。だけどおじさん達って同い年だよね。竜馬さんどう見ても20代だったよ」
「?」
「まあ、近いうちに会えるよ。ブラックゲッターに乗ってるからすぐ分かるよ」
俺達の監視が解けたある日、神 隼人さんから依頼が来た。
本物の真ゲッターロボと俺の部隊で、北極に調査に行く事になった。
真ゲッタードラゴンの反応が出たらしい。
北極での調査中、隠れて住んでる人達と出くわした。
だけどメタルビーストって言う機械に憑依したインベーダーに全員吸収されてしまった。
しかもこいつ吸収した人を体の表面に浮かび上がらせた。
人質のつもりらしい。
「親父。これじゃあ攻撃出来ない」
「全員、撃てえ!」
「あんた、あれが見えないの」
「見えてるよ。メタルビーストって言う奴でしょう。硬いなこいつ」
「違う! 人質が見えないのかって言ってるのよ」
「メタルビーストに吸収されるとインベーダーに寄生されている」
「でも助ける方法が!」
「あるの渓さんには。だったら助けろ!喚いてるだけでなにもしてないのは誰だ・やれないのなら邪魔をするな」
「分てるじゃないか。ユーリ」
「ごめん竜馬さん後始末頼んで良い。俺達の武器調整が難しくて」
「おう! 任せろ」
上空から降りて来たブラックゲッター。
メタルビーストの表面に浮かび上がる人質ごと「殴る、殴る、殴る、斬る、斬る、斬る」そして苦痛でメタルビーストの中身が顔を出した。
「ゲッタービーム!!」
「ギャアアアアア」
「よし。じゃあ、又なユーリ」
「じゃあね、竜馬さん」
ブラックゲッターはすぐに何処かへと飛んで行った。
「はい、撤収」
「待て、ユーリ何故あの人達を救おうとしなかった」
「渓さん、あんた何をしたの。わめく、叫ぶ、邪魔をする。自分で出来ない事を押し付けるな! あんたはただ見てただけ。苦しむ人地獄の苦しみから助けられるのなら自分でやれ。手を血で染めたくないなら戦闘マシンに乗るな『卑怯者』って言うんだよあんたみたいな人は」
「・・・・・・・・・・・」
「俺達や竜馬さんが好きでやってると思うのか。助けられるなら竜馬さんだってやっている。無いから苦しみから1秒でも早く解放させたかった。あんたは『卑怯者』だ」
俺達はただ立ってるだけの、真ゲッターロボを置いて撤収した。
真ゲッタードラゴンが遂に蛹から成長、真の姿を見せた。
だが覚醒にはまだ時間が必要で、現在も休眠中だ。
ただ蛹から成長した際地球上のゲッター線を全て吸収、宇宙に放出した。
地球のゲッター線汚染は全て無くなった。
だが大量のゲッター線放出は宇宙でインベーダーを呼び込むのろしとなった。
宇宙中のインベーダーが木星に集結、木星をゲッター線太陽とするべく動いていた。
インベーダーにとって不要となった地球を破壊するべく大量のインベーダーと木星の衛星ガニメデが地球に向け撃ち出された。
各国のスーパーロボット達が宇宙へと上り迎撃に向かった。
真ゲッターロボに乗りこんだ、竜馬、隼人、弁慶も宇宙へ上がった。
当然ジオン軍も宇宙へと上りインベーダーと激突した。
問題は地球にぶつける為に撃ち出されたガニメデ質量が有り過ぎて破壊出来ないうえにインベーダーの浸食を受けインベーダー化してしまった。
ジオン公国機動船団のソーラーレイと宇宙ステーションにあったハイパーレールガンが同時に撃ち出されたが威力が足らなかった。
誰もが諦めかけた時遂に真ゲッタードラゴンが覚醒宇宙に上がり、その巨体から放たれたゲッタービームでガニメデを破壊した。
さあインベーダーを駆逐すべく動き出そうとした真ゲッタードラゴンの前にジオンのゲッタロボ・ゲッタロボG・真ゲッターロボが立ち塞がった。
「あんた達、危ないわよ」
「渓さん。俺達にゲッタービームを撃ってください」
「そんな事出来ないわよ。死んじゃうわよ」
「俺達はゲッター線の進化にかけてみたいんです。お願いします」
「渓、撃ってやろう。彼らは本気でゲッターに魂を込める気だ」
「號、分かったわ」
「正気を保て気合を込めろ。でないとゲッター線に飲み込まれるぞ」
「はい、やってください」
「ゲッタービーム!!」
ガニメデを1撃で壊したビームが、3機を飲み込んだ。
「ぐうううう」
「ゲッター線に飲み込まれそうだ、ぐうう」
「號、危ないわよ」
「うちのメンバーを舐めて貰っちゃ困る。こいつらだってジオンで何年も戦ってきたんだ、半端な覚悟は持っていない」
「ユーリ様、負けるか!」
ジオンのゲッターロボ達は溶けだし始めた。
「號、もう限界だよ。もうやめよ」
「分かっているが、真ゲッタードラゴンが止めないんだ」
その時輝く光が9つジオンの3機のゲッターロボに衝突した。
3機は輝く光の中へと消えた。
「ユーリの馬鹿! 9人も死んだじゃない」
「渓! 落ち着け上を見ろ」
「落ち着いていられないわよ・・・上・・・・ウソ!」
「ね。舐めるなって言ったでしょ」
そこには金色に輝く3機のゲッターロボがいた。
そして輝きが消えるとゲッターロボはゲッターロボGにゲッターロボGは真ゲッターロボに真ゲッターロボは真ゲッタードラゴンに進化していた。
「進化までしてる」
「おーい。お前等、好きに暴れて良いぞ」
「ありがてぇ。腕がむずむずしてたんだ、大将行って来るぜ」
「口調まで変わってる何で?」
「あいつらは憧れてた本物になったのさ」
「気配から全部ゲッターチームだった。凄いな渓。俺達も行くぞ」
その頃本物の真ゲッターロボは無数のインベーダーと交戦中だった。
「はぁはぁ。くそったれ全然数が減らねえ。どうなっていやがる」
「お疲れの様で、下がってな」
「誰だ! ぶっ殺すぞ」
「俺達だよ。もう忘れたのか」
「真ゲッタードラゴン! 何でお前らが乗ってる」
「何でって俺達のだからだよ」
「竜馬。後ろを見ろ」
「真ゲッターロボ、ゲッターロボGだと。どうなってやがる」
「ぐだぐだうるせえな。口を動かさず、手を動かしやがれ」
「てめえ、後で落とし前つけてやる」
「面白れぇ。1度本物とさしでやりたかったんだ。逃げんじゃねえぞ」
「ちなみに聞くが後ろの2機にも俺達がいるのか」
「当たり。4人まとめてバトルロイヤルといこうか」
「好きにしろ」
少し遅れて来た真ゲッタードラゴンが、辺りの惨状に驚いた。
「何これって。もう敵いないじゃん、親父」
「4人の竜馬がケンカしながらやった結果だ。遅れて来て良かったぞ出なきゃ今頃ミンチだ」
「!でかい奴が来る。それも異常にでかい」
號の言う方向を見て全員一時黙った。
それは宇宙の亀裂、いや口だった・
それも惑星をも一飲みに出来るサイズだった。
「ありゃあストナーサンシャイン程度じゃダメだな」
「どうすんのさ」
「簡単だろう。俺達はドラゴンの乗っているんだぜ」
「そうか!ジジイなら積んでいる『シャインスパーク』を」
「しかも真ゲッタードラゴンが2機、真ゲッターロボが2機、ゲッターロボGが1機。余裕じゃねえか」
「號! お前が合図を出せ」
「全員の心を1つに合わせて・・・今だ! 『シャインスパーク!!』」
全ゲッターロボが1つの光に包まれて敵に突っ込んでいく。
「渓、號、凱。お前達はここまでだ」
「えっ。どういう事だよ、親父」
「ここから先は俺達の戦場だ。ゲッター線に魅入られた者のな」
真ゲッタードラゴンが1機光から外れた。
「俺達はついて行くぜ」
「お前等ついて来ても」
「ああ。帰されるだろうな。だが1度だけ見たいゲッタ―の世界をいつか行く為に」
「お前達も物好きだな、勝手にしな。じゃな渓」
「號! 渓を頼んだぞ。渓じゃな」
「親父!」
通信が切れた途端、渓達の真ゲッタードラゴンは口の前で停止した。
4機を包んだ光は巨大な口の中へと入り、そして巨大な口と共に消えた。
「流 竜馬。お前達を待っていた。後の者達にはまだ早い元の世界へ」
「分かっている。だが少しだけで良い。いつか来る日の為に少しだけ見せてくれゲッターの世界を」
「・・・・・分かった。1日だけやろう」
「ありがとうございます」
ユーリは待っていた消えたジオンゲッターロボ達を、そして『神の転移・転生者』を。
突然光の中からジオンゲッターロボ達が現れた。
本物の竜馬さん達はゲッターの世界に残り、今も戦っているんだろうか。
「お帰り。ゲッターの世界は楽しめたかい」
「それはもう」
「語らなくていい、それは君達の世界だ。いつの日にか行くんだろう。大事に心の中へ閉まっておきなさい」
「ありがとうございます。それで俺達をわざわざ待っていてくれたんですか?」
「うん、それもあるんだけどね。帰って来た所悪いんだけど一働きして欲しいんだけど」
「構いません。それで敵は?」
「おーい。スティンガーとコーウェン、それと早乙女いやイレギュラーいつまで隠れているつもりだ」
「そういやあいつら見かけなかったな。でも早乙女博士は」
「生きてるよ。ああ君達は早乙女に手を出したらだめだからね」
「分かりました」
「君達が帰って来たし待つのも飽きた。スティンガーとコーウェンは3機に任せたからね。あいつらはあの星に擬態してるよ」
「ゲッタービーム!」
「酷い事をするね。コーウェン君」
「うん全くだよ。スティンガー君」
「出やがったな。スティンガーとコーウェン。本物が心残りにしてたからな、ここで消滅させてやるぜ」
「物真似猿の分際で勝てる気でいるよ。コーウェン君」
「全く無知って怖いね。スティンガー君」
「はあっ。お前等恰好付けてるが敗北者だってな。全部聞いたぜ・戦いもせずに逃げたってな」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「エンペラーが怒って艦隊を出すって言うんで、俺達が始末するって言って来たんだ。さあ始めようか」
スティンガーとコーウェンは合体して巨大化した。
「やっとやる気になったか 『ゲッタートマホーク』行くぜ」
スティンガーとコーウェンは口から大量のインベーダーを吐き続けたが3機は邪魔だと言わんばかりに斬って捨てて行く。
焦った2人は更に大型のインベーダーを出すが3機は止まらず迫って来る。
「いい加減鬱陶しいだけで暇つぶしにもならん。もう消す『シャインスパーク!!』」
たった1発の『シャインスパーク』で2人は消滅した。
1日でこれ程変わるってどんな世界なんだろうね、ゲッターの世界って。
「ねえ、まだそのロボット完成しないの。だったら反応弾ぶち込むけどいい」
「馬鹿な奴。さっさと攻撃しておれば死なずに済んだものを」
「それはいいから何で早乙女に化けてるの?」
「ゲッターロボを作るのは早乙女博士に決まっているだろうが」
「なんだ期待して損した 『ブラッディ』斬殺モード・・・・落ち葉」
『ブラッディ』に変化は見られなかった。
「もう遅い。これこそが究極のゲッターロボ名付け・・・な・に・を・し・た・」
早乙女が倒れ伏した。
大量の血を流してその体には無数の刀傷があった。
早乙女が作っていたゲッターロボも粉々になり宇宙を漂った。
スティンガーとコーウェンを楽々倒したゲッターチームですら何があったのか分からずにいた。
「お互い暇潰しにもならなかったね」
「いやいやいや。今の何です。全然見えなかったんですけど」
「秘密」
ユーリは楽し気にジオン公国機動船団へ帰って行った。
「ギレン兄。今回は技術的には収穫少なかったね」
「まあゲッター線関係の技術と重陽子ミサイル程度だったな」
「重陽子ミサイル! どうやって取ったの?」
「ハッキングで簡単に取れたぞ」
「ギレン兄が喜んでるなら良いけどね」
ジオン公国機動船団はこの世界から姿を消した。