ジオン公国次元転移記(改定版)   作:masakoba(正博)

18 / 19
第18話 決戦編 (2)

 ジャブローは大騒ぎになった。

 突然、ジオン艦隊が地上50mに転移しそのまま着陸して下にあった、対空砲・ミサイル発射台・迎撃機発進カタパルト等の地上施設を圧し潰してしまった。

 

 

 ドズル「艦載機発進! 地下に潜れる機体は潜って地下をかき回し、ジャブローの支えとなる物を破壊して大穴を開けろ。他の機体はその穴から侵入せよ」

 

 

 ゲッターライガー・真ゲッターロボ・真ゲッターライガー等がすぐに地下に潜った。

 真ゲッターライガーはその巨体で侵入口を作っていった。

 

 

 ジオン隼人「おいおい。ここは連邦軍本部だろ、何でメカザウルスや百鬼ロボ、機械獣に戦闘獣がいるんだ」

 

 ジオン竜馬「隼人変われ! どうせ潰すんだ、構わん。おい、そこの奴らはそこらじゆうの柱を壊してまわれ」

 

 ジオン兵「でも貴方方だけであの数は」

 

 ジオン竜馬「お前あれぽっちにビビってんのか。それじゃゲッターの世界に行けねえな」

 

 ジオン兵「それは話の中で」

 

 ジオン竜馬「あるんだよ」

 

 

 1日だけだが行ったメンバー9人はその日が近いと感じていた。

 当然、転移出来る部隊は転移して内部に侵入したが、内部はMSだけでなく色々な機体でいっぱいだった。

 連邦軍?も色物軍隊に変わっていた。

 MA(メタルアーマー)・ARV(エアロゲイターラウンドバーニアン)・SPT・CB(コンバットアーマー)・AT(アーマードトルーパー)・機甲兵・HB(ベビーメタル)・WM(ウォーカーマシン)、ジオンが渡って来た世界のメカばかり。

 

 

 まずはSPTレイズナーで戦った無人機TS(テラーストライカー)のスカルガンナーとターミネーターポリスが大量に向かって来た。

 その後ろからMD(モビルドール)のトーラス・ビルゴ・ビルゴⅡが同じく大量に投入されてきた。

 

 

 ガルマ「感情の無い無人機か。こちらの疲労を待つつもりか。ジオンにそんなやわな奴等おらん。叩き潰せ!」

 

 

 ザクⅡJ型100機が光子力ビームマシンガンで叩き落す。

 無人機が減って来ると入れ替わる様に、次の部隊が動き出した。

 リーオー100機・有人トーラス100機・サーペント50機・トラゴス200機・ヴァイエイト・メリクリウス・トールギス・トールギスⅡ・ガンダムエピオンが攻撃を開始してきた。

 ザクⅡJ型に増援でドム50機が投入された。

 宇宙での戦いの様にこちらには傷一つ付かない。

 落ちるのは敵ばかりであった。

 

 

 別の場所ではMAとジオン軍が戦っていた。

ゲバイ100機・ダイン100機・ドラウ50機・ドーラ50機・シュワルグ50機・ダウツェン50機・量産型ギルガザムネ5機・ギルガザムネ2機。

 

 

マツナガ「量産機はお前等に任せる。俺はカスタム機をやる」

 

 

白狼率いるゲルググ200機とドム100機が突撃した。

ジオン軍に向けて各種攻撃が来るがジオン軍は素早く躱すかバリアで弾いた。

逆に光子力ビームライフルや光子力ビームバズーカは敵を貫通し確実に数を減らしていった。

白狼は高機動型ゲルググでギルガザムネ7機を相手にしていた。

だが相手は脳波コントロールで動いており、こちらにダメージは入らないものの苦戦していた。

ところが急に量産型ギルガザムネ5機が爆発し粉々になった。

 

 

マツナガ「何だ、急に?」

 

シュタイナー「白狼殿、大丈夫か」

 

マツナガ「サイクロプス隊! 何故此処にキシリア様に言われガルマ様の援軍になっている筈」

 

シュタイナー「そのガルマ様の命令で周囲の警戒をしていて、たまたま貴殿が苦戦しているので助けに入っただけよ」

 

マツナガ「かたじけない。後は自分で片づける。貴殿は任務に戻られよ」

 

シュタイナー「分かった。サイクロプス隊行くぞ」

 

 

ケンプファー3機とザクⅡ改が去って行った。

 

 

マツナガ「白狼が助けられたままでは恩知らずと言われるが、今はこいつらを潰すのみ」

 

 

白狼が本気になった。

ギルガザムネの動きを読み切り、高速移動先に光子力ビームライフルを撃ち込み撃破、もう1機か逃げようとしたところを撃破した。

部下も敵を潰したので、次の獲物を探した。

 

 

ガルマ「第1陣でこれか、次は何が出るやら」

 

ユーリ「ドズル兄は降りてこないの?」

 

ガルマ「簡単に降りられ過ぎて、罠を警戒して少し部隊を残したいそうだ」

 

ユーリ「そうなんだよね。MSガンダム系がやけに少ないしこっちにも罠がありそう」

 

ガルマ「ギレン兄上達は大丈夫だろうか」

 

ユーリ「それは大丈夫。喜んでいるよ今頃、敵が可愛そうだね。ギレン兄の贄になるんだから」

 

 

地上ではドズルの残した全軍に静かにする様に指示が出ていた。

ヒルドルブを始めその他の機動兵器もASRSを展開潜んでいた。

 

 

索敵員「ドズル司令、未確認機が多数やって来ます」

 

ドズル「下に降りた部隊を挟み撃ちにするか、停止している艦を狙いに来たんだろう」

 

 

待っているとミデア改を先頭に多数の輸送機と飛行出来るMS、地上からはビックトレーが多数が、量産型ガンタンクなどを引き連れてやって来た。

 

 

ドズル「攻撃始めぇ! 馬鹿どもを生きて帰すな」

 

 

ヒルドルブの大部隊は榴弾の雨を降らし、地上の敵部隊に大ダメージを与えた。

空へはVS―1S改とVF―25Ⅱが襲い掛かり、次々叩き落とした。

そしてドズルは残してあった機動兵器で止めを刺した。

 

 

ドズル「上空で待機しているレウルーラはサイド3に向かえ」

 

ユーリ「ドズル兄、ちょっと待って。VF達とゲッターロボ達それと宇宙で強い機体も一緒に戻して」

 

ドズル「なぜだ?」

 

ユーリ「バジュラとインベーダーが来るから」

 

ドズル「分かった。今言われた機体はサイド3に戻れ」

 

ユーリ「敵の分断作戦って分かっているんだけどね」

 

ドズル「仕方が無い。サイド3が落とされたら意味がない」

 

 

ゲッターロボ系とVF全機と宇宙でバジュラと戦闘経験のある機体はサイド3にレウルーラと共に帰した。

ラル隊も5名がサイド3に戻ったので、残り26名となった。

 

 

サイド3には、連邦軍、ベガ星連合軍、ギガノス帝国、ゼントラーディ軍、マゾーンが転移して来た。

宇宙を埋め尽くす大軍団に、ギレンは興奮を抑えきれなかった。

この様な戦いを楽しみにしていたのだ。

 

 

ギレン「全機、全艦攻撃始め!」

 

ハーロック「総帥、マゾーンとは私にやらせてください」

 

ギレン「好きに戦え。お前は自由の旗の下で戦えばよい」

 

 

ギレンの予想ではまだまだ敵は来ると思っていた。

 

 

ハーロック「ガンダムの世界でマゾーンと戦うか。フッ面白い。パルサーカノン撃てぇ!」

 

 

海賊船1隻とマゾーン艦隊10万隻との戦いが始まった。

 

ベガ星連合軍にグレンダイザーを先頭にスーパーロボット軍団がゼントラーディ軍にはバルキリー部隊がギガノス帝国にはMS以外の機動兵器が、連邦軍にはキシリア・ハマーン両軍がそれぞれと戦い始めた。

 

 

ハマーンは連邦軍の中に色々な『神の転移・転生者』」を見つけた。

 

 

ハマーン「ほう! カミーユ、クワトロ、そしてジュドーか。いやまだいるなシロッコか」

 

 

キュベレイの周りをZガンダム、百式、ダブルZガンダム、ジ・Oが囲んだ。

 

 

カミーユ「何でこんな戦いをするんだ、ハマーン」

 

クワトロ「昔のお前に戻れ、ハマーン」

 

ジュドー「ハマーンもうやめるんだ」

 

シロッコ「ハマーン・カーンか」

 

ハマーン「小賢しい『神の転移・転生者』」共たかが物真似の分際で、軽々しく人の名前を呼ぶな!!」

 

 

キュベレイからファンネルの嵐が巻き起こり4機はあっという間に消え去った。

 

 

ハマーン「愚か者共、分を弁えよ」

 

 

背後からキュベレイに迫る3機がいた。

 

 

ヤザン「ダンゲル、ラムサス。蜘蛛の巣を仕掛けるぞ」

 

ダンゲル「おう」

 

ラムサス「おう」

 

ハマーン「見えているわ。愚か者め」

 

 

先程と同じくファンネルの嵐に3機は消滅した。

 

 

ハマーン「プル隊、遊び相手が来たぞ。遊んでやれ」

 

 

2機のガブスレイのジェリドとマウアー、ポリノーク・サマーンのサラ、パラス・アテナのレコア、スーパーガンダムMK―Ⅱのエマ、メタスのファに20機のキュベレイMK―Ⅱが襲い掛かった。

それ以外にもゲーマルクのキャラ、ザクⅢ改のマシュマーが加わり一方的な蹂躙となった。

 

 

ハマーン「敵はまだまだいるぞ。食らいつくせ」

 

 

ハマーン軍は次の獲物に襲い掛かった。

 

 

ハーロックは宿敵マゾーンと戦える事に嬉しさを感じていた。

いかに本物になったと言われても、宿敵達と戦っていないのだ。

それが今初代が戦ったマゾーンと戦える喜びが沸き上がって来ていた。

だが喜びだけでは無い俺は今髑髏とジオンの旗を掲げているのだ。

負ける訳にはいかない。

 

 

ハーロック「速射砲撃てぇ・・・面舵403連装パルサーカノン撃てぇ!」

 

 

ジオンマークの髑髏の旗をなびかせて、アルカディア号はマゾーン大艦隊の中を突き進む。

 

 

ギガノス帝国とベガ星連合軍は既に壊滅した。

壊滅させたジオン軍の2つの部隊は共にゼントラーディ軍に襲い掛かった。

連邦軍も壊滅させたキシリアとハマーンは同じくゼントラーディ軍に掛かろうとした。

その時、ハマーンが停止し、別の方角を睨んでファンネルを撃ち出した。

 

 

ハマーン「以前の恨み、此処で晴らす。行けファンネル!」

 

 

そこには何も無い場所だったが突然ガミラスの雷撃機部隊が現れた。

ファンネルによってすぐ壊滅したが。

 

 

キシリア「良く分かったな。ハマーン」

 

ハマーン「七色星団の失態を繰り返すものか。全機周囲警戒! ガミラスの亜空間戦法だ」

 

 

ハマーンが警告した直後、周囲にガミラスの戦闘機、爆撃機、雷撃機が次々と現れた。

 

 

キシリア「ガミラスのお出ましか。かかれ!」

 

 

ガミラス艦隊も姿を現した、その数200万隻である。

 

 

ギレン「ジオン艦隊はガミラス艦隊を沈めろ。恐れる事は無い、撃って撃って撃ちまくれ!」

 

 

ジオン艦隊のレウルーラはガミラス艦隊を攻撃しだした。

以前とは逆にガミラスのビームは弾かれ、ジオンのビームは一撃で相手を粉砕した。

 

だがまだまだサイド3に忍び寄る影は多かった。

 

 

 

一方ジャブローでは、地上に突如現れたサイコガンダムが20機とデストロイガンダム40機が暴れ出した。

ヒルドルブ部隊が徹甲弾を撃ち込むが、全て装甲に弾かれてしまった。

地下には大き過ぎて入れなかったダイタン3とザンボット3が対抗した。

流石にサイコガンダム達が大きいと言ってもMSでの話。

40、50m級のMSが200m近いスーパーロボットに敵う筈も無く次々粉砕されていった。

 

 

そして地下に居る俺達はガンダムF91200機と交戦中だった。

 

 

ユーリ「数出して勝てるって言う訳でも無いでしょうが」

 

ラル「物量で勝つのが連邦軍。それらしくなってきたではありませんか」

 

ユーリ「そう言ってもね。いちいち道を塞がれるとストレスたまるよ」

 

ラル「そうですな。それに時間稼ぎが見え見えで」

 

ユーリ「ジャブローに格上の『イレギュラー』がいなければ、サイド3で遊んでいた方が良かった」

 

 

俺はそう言いながら、上から仕掛けて来た10機を光子力ビームバルカンでハチの巣にした。

 

 

ラル「MSは良いですが、乗り手が下手過ぎますな」

 

ユーリ「本当にね。バリアにかすりもしない。ガンダムが泣いてるよ」

 

ラル「そろそろ潰しますか?」

 

ユーリ「そうだね。『マサムネ』も覚えるもの覚えたみたいだしいいよ」

 

ラル「では。ラル隊潰せ!」

 

 

ラル隊26機の蹂躙が開始された。

ラル隊が攻撃に出て20分後、ガンダムF91は全て沈黙した。

 

 

ユーリ「さて、ラルさんここからはガルマ兄と合流してくれる」

 

ラル「ユーリ様。それは一体?」

 

ユーリ「これから先は君達の入る場所では無いんだ。俺と『神』との戦いなんだ」

 

ラル「な、なんですと『神』! 『神の転移・転生者』では無いのですか」

 

ユーリ「違うよ」

 

ラル「ルール違反だ! それなら我々の勝ちでは無いですか」

 

ユーリ「それも違う。我らジオンに負けは許されない。たとえ相手が『神』であろうと」

 

ラル「ユーリ様。今回だけは何と言われようと、一緒に戦わせていただきます」

 

 

ユーリはラルの方を向いて言った。

 

 

ユーリ「ランバ・ラルそして隊員の諸君。諸君達の武勲は俺が良く知っている。だが連れて行けない、何故ならば足手まといだからだ。それ程『神』の力は俺より格上である。そんな場所に『イレギュラー』の俺以外は不要である。よってここからガルマ部隊への合流を命じる以上だ」

 

ラル「ユーリ様。あなたはもしや最初から知っておられたのですか?」

 

ユーリ「まあね。これが俺の最後の戦いになる。誰にも見せたくないんだよ。分かってよ、ラルさん」

 

 

ラルと隊員は泣きながら素晴らしい敬礼を見せた。

 

 

ラル「ラル隊、これよりガルマ様と合流します」

 

ユーリ「ラルさん、みんな今迄ありがとね。じゃ行って来るね」

 

 

俺は1機で奥へと進んだ。

 

 

ラル「ラル隊これよりガルマ様の下・・・ラル隊戦闘準備、ユーリ様の後を追わせるな。…潰せぇ!」

 

 

ラル隊26機がジェスタ2000機と激突した。

怒りを込めて。

 

 

 

再びサイド3では地球から戻ったゲッターロボ達がインベーダーと激戦の真っ最中だった。

 

 

ジオン隼人「竜馬! いつかの星食いだ」

 

ジオン竜馬「くそっ。5つもいやがる。シャインスパーク1発だけじゃダメだな」

 

???「それは心配無用だ」

 

 

突然、声と共に巨大な手が宇宙に現れ、星食い達を握り潰した。

 

 

ジオン竜馬「ゲッターエンペラー何であなたが此処に?」

 

エンペラー「お前達を迎えに来たのが理由の1つだ」

 

ジオン竜馬「そうかその時が来たんだな。でももう後の理由は?」

 

エンペラー「『神』を倒す為だ。お前達の最後の相手は『神の転移・転生者』では無い。『神』自身だ」

 

ジオン竜馬「『神』! 『神』だとそんなのおかしいじゃねえか!」

 

ギレン「割り込んで済まんな。エンペラー殿、今言われた事は誠か弟が向かっておるのでな」

 

エンペラー「真実だ。弟さんは以前から知っておられた。それでも立ち向かっておられる」

 

ジオン竜馬「規則破りだ。相手が『神』自身なら俺達の勝ちだ」

 

ギレン「違う。 ユーリが向かっている以上『神』すらジオンの敵、倒すまで」

 

 

ギレンは叫んだ、いや吠えたのかギレンの声が戦場を駆け巡った。

 

 

ギレン「ジオン軍の諸君! 私達最後の敵は『神』だそうだ。弟ユーリは今『神』とすら戦おうとしている。ルール等もう無意味だ、だが私はユーリを信じ最後までサイド3を守る。勝つのは我らジオンだ!」

 

サスロ「神の軍勢を潰せ! 根絶やしにしろ」

 

キシリア「サイド3に触れる事すら許すで無いぞ」

 

ハマーン「ユーリの奴、負けるで無いぞ。『神』が相手『大魔王の転移・転生者』として望むところだ」

 

 

ゲッターエンペラーは前進を止めた。

 

 

エンペラー「貴方方は強いな。私のチームに迎えたいぐらいだ。私も待とう。人が『神』を倒すのを見たくなった」

 

ジオン竜馬「エンペラー済まないがそう言う理由なら時間をくれ。この戦いの最後まで」

 

エンペラー「構わん」

 

 

そこに又バジュラがバトルギャラクシー軍団がククトニアンの大部隊が連邦軍、ガミラス艦隊の第2陣が現れた。

それだけでは無いアニメに出て来たありとあらゆる侵略者が現れた。

 

 

ギレン「見よ。これが『神』も必死になっている証拠だ。人間に負けるのを『神』が恐れているのだ。ジオン軍の勇者よ勝てるぞ。恐れを抱いた者にジオンが負けるものか!」

 

 

そう言ってギレンも出撃していった。

 

 

 

ジャブローでもラルの連絡を受けたドズル、ガルマが怒りに震えていた。

 

 

ドズル「『神』だと・・・・・ジオン軍! 相手は『神』だそうだ。それをユーリが倒しに行った。ここまで来たら引かぬ、下がらぬ。『神』を相手にしている末弟に負けるか。地下に入れる者は全員突入だ。それ以外はサイド3の防衛に回れ」

 

ガルマ「出れる者は皆出よ。私も出る」

 

 

だがここでも色々な侵略者、連邦軍の増援等が現れた。

 

 

マツナガ「白狼の相手が雑魚か。ならば白狼の牙で食らい尽くすのみ」

 

 

白い高機動型ゲルググがFAガンダムを破壊していった。

ドズルのザクⅡFSは自慢のヒートホークで機械獣相手に無双していた。

 

 

ドズル「でかい図体だけで、勝てると思うなよ」

 

 

ガルマは部隊を引き連れて妖魔獣、化石獣と戦っていた。

 

 

ガルマ「こんな者共が私の相手か。弟が『神』ならこの程度蹴散らせ!」

 

 

だが相手の数が多い上、地下なので強力な武器も使えずに全員押し込まれ始めた。

 

 

宇宙でも同じくやはり数に押され段々と周囲を囲まれていった。

宇宙では強力な武器が使えたが、その後をすぐに敵が押し込んでくる。

もはや見渡す限りの宇宙空間が敵が95%で宇宙が5%と言った感じになった。

ギレンも諦めはしないが、流石に挽回する策も思いつかなかった。

 

その時5%の宇宙が10%に広がった。

そこにはMSヅダがいた。

最初にユーリが乗っていたヅダである。

 

又10%が15%に広がった。

そこにはストライク・フリーダムがいた。

ユーリの『ブラッディ』と一体化した筈の機体である。

 

そして『ブラッディ』まで現れ、光の鳥になって敵を消滅させていく。

 

 

ギレン「あれは全てユーリの機体だ。だが最初のヅダ以外は・・・」

 

ユーリ「何驚いていの。ギレン兄」

 

ユーリ「俺はユーリ君です。ギレン兄」

 

ユーリ「ジオン帝国を作るんでしょう。この程度で悩まないでよ。ギレン兄」

 

ユーリ「『神』が不正で勝つ気なら俺は各世界の俺を呼んだだけだよ」

 

 

今地球で戦っている筈の『マサムネ』に乗ったユーリまで現れた。

しかも見た事の無い機体に乗っている、笑って戦っているユーリが無数に現れた。

 

 

ユーリ「さあ、俺達楽しめ、そして敵を全部潰せ!」

 

 

それはユーリのユーリ達の戦いに変わっていった。

凄まじい勢いで敵を駆逐していく。

次から次へと出て来る敵も、みんな楽しそうに壊滅させていく。

 

 

ユーリ「あれーどうしたのみんな。早くしないと俺達が全部片づけるよ」

 

 

1人のユーリが語りかけて来た。

 

 

ギレン「・・・・! ジオン軍、ユーリだけに楽しませるな。全軍突撃!」

 

キシリア「末弟に全部持って行かすな、殲滅せよ」

 

ハマーン「始末に負えんな。1人いたら無数のユーリが居ると思えか」

 

サスロ「ユーリだけがジオンじゃ無いだろう。早く行け、遅れるな」

 

 

ギレン達は先程と違い、心から笑っていた。

 

 

地上でも同じであった。

無数のユーリが現れ、敵をドンドン楽しそうに倒すのだ。

ドズル達も本当に楽しそうに笑いながら敵を倒していった。

 

 

そしてこの世界のユーリも笑っていた。

 

 

ユーリ「間に合ってくれたか。ありがとな世界の俺達。さて最後の戦いを始めますか」

 

 

『マサムネ』は大きな空間に出た。

 

 

ユーリ「さあ、出て来い『オーディン』!」

 

オーディン「『神』に対して頭が高いな、小僧」

 

ユーリ「卑怯な奴に下げる頭は持っていない」

 

オーディン「フン。たかが人間の分際で」

 

ユーリ「ぐだぐだ言って無いで掛かって来いよ」

 

オーディン「そんな玩具と遊ぶ気等無いは。やれ!」

 

 

その声に出て来たのはサイコガンダムMK―Ⅱが100機であった。

 

 

ユーリ「ウザイ! カバラプログラム『オン・マケイシヴァラヤ・ソワカ』」

 

 

空間から小型バリオン創出ヘイロウが現れ、『マサムネ』の背後に接続しネオ・ヅダに変わった。

 

 

ユーリ「縮退砲連続発射!」

 

 

俺はサイコガンダムMK―Ⅱを全て消し飛ばした。

 

 

ユーリ「面倒だから隠しているのも全部出せ。ついでにお前も出て来い」

 

オーディン「『神』は最後に出るから偉いのだ」

 

ユーリ「あーはいはい。御託は良い、そのまま潰すぞ」

 

 

俺は『マサムネ』にフルパワーで縮退砲を撃てと命じた。

遮光ガラス越しでも目が眩みそうになる閃光が放たれ、ジャブローの広い範囲が開けた。

 

 

ユーリ「さあ、てめえが最後だぞ。そのまま消し飛ぶか『オーディン』」

 

オーディン「やかましい小僧だな! さっきから目の前にいるのが分からんか」

 

 

突然、『マサムネ』に衝撃が走り、壁まで吹き飛んだ。

そこにビームが放たれ、バリアを抜けて『マサムネ』の左腕が吹き飛んだ。

 

 

ユーリ「チッ。馬鹿でも『神』か。姿は見えない。ビームはバリアを抜けて来る」

 

 

再度ビームが今度は連続で放たれた。

俺は壁沿いに躱しながら、ビームの発射地点に光子力ビームバルカンを叩き込んだが命中したかは分からない。

暫く様子を見ようとしていたら『マサムネ』の横から衝撃が来て又吹っ飛ばされた。

しかも吹き飛ばされ転がった所に、ビームが飛んで来て右足を撃ち抜かれた。

 

 

オーディン「どうした小僧。もう終わりか。もっと楽しませろよ」

 

 

ビームの嵐が『マサムネ』を襲いメインカメラも左足も、殆どの部分が破壊された。

機体モニターランプは赤ランプでいっぱいだった。

 

 

オーディン「つまらんな。暇潰しにお前の兄妹や仲間達を無に帰しに行くか」

 

ユーリ「はいはい。何度言えば分かる。御託はいい。もう死ぬか『オーディン』」

 

オーディン「まだそんな口が利けるのか小僧。だがどうやってわしを殺す気だ」

 

ユーリ「俺は意外と神話にこ詳しくてな。北欧神話ラグナロクでお前死んだよな」

 

 

俺はオーディンが動揺したのを感じた。

 

 

ユーリ「ロキの息子!」

 

 

と言った瞬間、北欧神話の主神オーディンが動揺で姿を現した。

手には必殺の武器『グングニル』を手に持ち、俺に投げようとしていた。

俺はペンダントを握り締めていた。

 

 

ユーリ「フェンリルよ! 食らえ」

 

 

その声に空間から巨大な狼フェンリルの頭部が現れ、『オーディン』を1口で食べて消えて行った。

 

 

ユーリ「馬鹿が下手に偉ぶるからだ。てめえが相手だと分かった時に調べたんだよ」

 

 

その時、久しぶりに懐かしい声が聞こえた。

 

 

大魔王「ユーリ。良くやった、お前の勝ちだ」

 

ユーリ「大魔王様、違います。ジオンの勝ちです」

 

大魔王「うむ。ジオンの勝ちじゃ」

 

ユーリ「大魔王様それで、これから後は?」

 

大魔王「好きにするがいい。『自由』それが褒美だ」

 

ユーリ「ありがとうございます。大魔王様」

 

大魔王「これで本当に2度と会う事も無いだろう」

 

ユーリ「大魔王様もお元気で」

 

 

ジオンの勝利が確定し、敵は消え去った。

 

 

ユーリ「『マサムネ』『ブラッディ』『ストライク・フリーダム』『ヅダ』ありがとう」

 

 

ジオンは勝利に湧いた。

ホワイトスターを出しサイド3全体で喜んだ。

ギレン、サスロ、キシリア、ドズル、ガルマ、ハマーン全員で。

 

そうユーリは居なかった。

誰一人ユーリを覚えている者はいなかった。

その痕跡も何も残っていなかった。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。