ジオン公国次元転移記(改定版) 作:masakoba(正博)
それから4日目に世界が、揺らいだ。
「ギレン兄!」
「分かっている。ア・バオア・クーとソロモンからパトロール艦隊をだせ!」
結果、SEED又はDESTINYのどちらかで、月都市は消えていた。
劇場版もあるが作者が、まだ見て無いので外した。
・必要な個所に、Nジャマーを散布
・艦艇とMS、VF、リニアガンタンクに陽電子リフレクター装備
・艦艇にローエングリン装備
2日目、ア・バオア・クーに偵察型ジンが出没、SEEDで決定
サイド3近辺のパトロールをしてサイド3に戻ってきたら、港にアークエンジェルが停泊しているではないか。
港の兵士に聞いたら、敵に追われて武器、食料共に不足状態で、出来れば補給をしたいと立ち寄ったそうだ。
今ギレン兄の執務室に居るそうだ。
俺はギレン兄の執務室に急いだ。
「ユーリ大佐です」
「入れ」
ギレン兄は後ろで立っていろと、目で合図してきた。
「お話は分かってあげたいのですが、私達は中立でありたいのです」
「そこを何とか?」
「国民に戦火を浴びろと、言うのですか?」
「いえ、そこまでは・・・」
「ギレン兄、ちょっとだけ目をつぶって。そのうちに資材がほんの少し減るだけだから」
「分かった。お話は受けましょう。ただし、こいつに監視させますので」
「ありがとうございます」
「私は職務がありますので、後はこいつと打ち合わせてください。では」
ギレン兄は出て言った。
「連合、マリュー・ラミアス大尉です」
「ジオン公国、ユーリ・ザビ大佐です。気軽にユーリと呼んでください」
「それではユーリさんは、ギレン閣下と同じザビを名乗られましたが?」
「ここの5男です」
「そうですか。それでは補給の件を打合せしましょう」
「あ、専門の担当を呼びますので、ちょっと待っていてください」
携帯を取り出すと補給部署に繋いだ。
「もしもし、ユーリだけど港まで5人手配してくれるかな。うん、お願い」
携帯を胸に仕舞うと、マリューさんに向いた。
「補給担当の者が港に来ますので、行きましょうか」
「お願いします」
車を運転して港に着いた、補給担当5人は先に来ていた様だ。
「ごめん待たせた」
「いえ、今着いた所です」
「それじゃあ、武器以外はお願いするね」
「あのユーリ君、武器も欲しいのだけど」
「あ、俺が武器担当」
「ではナタル少尉そちらはお願い」
「はい。ではこちらへ」
「マードックさんちょっと来て」
「何です。艦長?」
「補給のOKが出たの、武器関係はこちらユーリ君に頼んでお願い」
「では、ユーリさん、こちらにどうぞ」
「はい」
格納庫から武器、弾薬庫へ入った。
「ヘルダート、コリントス、スレッジハマー、バリアントMK8、ガンバレル、リニアガン、イーゲルシュテルンと、うん覚えた。マードックさん必要数だけ書いて」
「へえ・・・・・こんな処です」
「あ、メビウス・ゼロは貫通系だけで良いの?」
「そうです」
「それでは・・・・2日後に持ってくるね」
「え、サンプルは?」
「覚えたからいらないよ」
ユーリは素早く消えた。
2日後、約束通り弾薬、ミサイルが届いた。
「あら、もう弾薬は届いたのね」
「艦長、ここってコーディネーターですか?」
「違う、全員ナチュラルだ」
「ナタルあなたまさか?」
「ユーリさんや兵士、ギレン閣下が自分で言われまして」
「検査したのね」
「はい」
「でも、こんな事って、ちょっと見ただけですよ」
「じゃあ、使えないの?」
「とんでもない、ぴったり正確に出来ています」
「とりあえず、出航後試し打ちをしましょう。それでいいわね」
3日後、アークエンジェルの出航の日が来た。
「ギレン閣下ありがとうございました」
「無事地球に着かれる事を」
「あら、ユーリさんは?」
「あいつも寂しいのでしょう」
その時、上空を飛ぶヅダが居た。
「え、あれはエールストライカーパック。どうして?」
「艦長、ありますぜ。エールストライカーパック」
「でもどうして?」
「対空砲火空を飛ぶ虫を殺す気で撃ち落せ!」
2分後、ヅダは近くの池に落ちた。
『酷いよ、ギレン兄。PS装甲無ければ死んでいたよ』
「貴様が悪い」
「あのう?」
「あいつには不思議な能力がありまして、機械の1部を見るだけで全部作れると言う特技がありまして」
「では、PS装甲も?」
「それは違います。我々はその理論にかなり前にたどり着き、量産機も既についています」
その時、ギレンの携帯に連絡が入った。
「こちらで処理する。ユーリ領海侵犯船5隻とMS70機だ。ラル隊と潰せ」
「それではみなさん、頑張って。ラルさん、行くよ」
池の中から20機のMSが現れた。
ユーリが飛び立つと、20機も飛びたった。
「ギレン閣下もしかして?」
「気にせず、出航なされよ」
「しかし・・・」
「ユーリも他の20人も歴戦の勇士。この程度訓練にもなりません」
「ラルさん、船沈めてくれる」
「洋子君3機連れて船を沈めて来てくれ」
「はい、3機お借りします」
4機のギラ・ドーガ改が離れていった。
「ラルさん、白いのが隊長機だから、遊んでみる」
『それは面白い。やりましょう』
「後はガンダム3機とゴミだけど、1機は光学迷彩しているから気を付けて」
戦闘の開始は口撃数だけ立派な、デュエルのイザーク君でした。
「ナチュラルがMS何て100年早いんだよ!」
ビームはヅダに当たる直前、Iフィールドにより霧散していた。
デュエルはビームライフルが効かないと判断したのか、ビームサーベルを抜き走り出した。
「判断が遅い!」
ヅダのビームライフルで、デュエルの右腕を吹き飛ばした。
「うあぁぁぁ、くそう」
「立ち直りが遅い、しゃべる前に動け!」
デュエルの両足を、吹き飛ばした。
「DESTINYに出て来なきゃ、消しているのに」
その時俺の直感が、背後に何かを感じた。
「そこか!」
ヅダの右足で背後を蹴っ飛ばした。
「うあぁぁぁぁ」
ミラージュ・コロイドで背後から近づいていた、ブリッツが吹き飛んだ。
「何でこの子が死ぬんだろうね。1番戦闘センスがあるのに」
『くそ、くそ、ナチュラルの分際で』
「何でこの子はDESTINYで、白服を着るんだろう。煩いだけなのに」
ブリッツはデュエルを背負うと、戦場から撤退していった。
バスターはギラ・ドーガ改の集中攻撃を受け、撤退していった。
ラルさんは久しぶりの好敵手に出会え、喜んでいた。
「ユーリ様の言う通り手強い!」
「この者もそうだが、全員強い。何故だ?」
シグーの突撃機銃が、ギラ・ドーガ改を狙うがするりと躱される。
お返しとばかりに、ビームマシンガンが撃ち込まれてくる。
シグーは回避する。
このやり取りが長く続いたが、突然母艦のヴェサリウスから救援信号が上がった。
「チィ! 艦隊の方で何か起きたか。全機撤退」
「洋子君か。まだ遊び足らんが、此処までにするか」
クルーゼが艦隊に戻ると、ヴェサリウスを除き後は撃沈されていた。
MSもブリッツのみ無事で、デュエル、バスターは大破、ジンは防空用に残した10機は撃破され、連れて行ったジンは3機がかろうじて帰還した。
大敗である。
「何だ、この戦場慣れは、異常な戦闘力。ジオンとはいったい?」
サイド3へ戻るユーリ達は。
「ラルさん、楽しかった?」
『ええ、なかなかやりますな。しかし、まだ手を隠しているようで』
「ふうん、そっか。まあ、お疲れ様」
それからしばらくしてアークエンジェルが、アラスカ基地に入ったとペンダントが教えてくれた。
「ギレン兄ちょっと地球まで行ってくる」
「アークエンジェルを助ける為か? 原作通りなら、普通に助かるが」
「行って介入したい。ついでにオーブを助ける」
ギレンはこめかみをほぐしながら言った・
「どうせ止めても勝手に行くだろうし、オーブを助けるのは悪くない。レウルーラで行ってこい」
「何故にレウルーラ?」
「ラル隊は勿論、MS1個中隊、VF1個中隊とゼーズール3個小隊連れていけ」
「何故にゼーズール?」
「原作ブレイクするのだったら、ブルーコスモスの潜水艦をサイクロプス起動前に沈めて来い。フレイ、ナタルも救助だ」
「ギレン兄、もしかしなくてもSEEDファン?」
「早く行け!」
「は、はい、急いで行ってきます」
ユーリはレウルーラに部隊を積み込んで、急ぎアラスカ基地を目指した。
「あのう、ガルマ兄。何故にレウルーラに乗っておられるので?」
「それは、フリーダム参上を生で見る為さ」
「はあ、それは分かりましたが、ギレン兄の許可は取ったの?」
「???」
「僕等は正式な許可を取って、正式な任務として行くんです。知りませんよ。ギレン兄の怒りを買って、又長期監禁食らっても」
その後、艦長室でギレン兄のそれは長いとても長い説教を、ガルマ兄は正座で食らっていました。
「全部録画して来るまで帰って来るなと言われた」
しばらく、そっとしておこう。
地球に着いてまず、ゼーズール部隊をアラスカ、パナマの中間地点に降ろした。
・アラスカ方面から逃げてくる潜水艦を拿捕
・乗員を降ろした後、撃沈
・ナタル・バジルールと言う女性を確保
・3日後集結ポイントにて回収
2日後、オペレーションスピットブレイクが発動、ザフトの一方的な虐殺だ。
フレイ救出があるので、俺達は待機だった。
フレイはラル部隊に任せてある。
アラスカ基地よりクルーゼが出て来た。
「後はサイクロプスで、終わりだな。フフフ」
「残念だがその少女を渡して貰おうか」
「・・・・・ジオン兵が何故?」
「おい、少女を確保しろ。気を付けろよ」
ラルさんの部下がフレイを無事確保した。
「それで最後は私を撃って終わりかね?」
「そんな指示は無かったので、我々がここを離れるまで大人しくしてもらおう」
「何! どういう事だ?」
「上の命令は私等には分からんよ。それに個人的にはMSで決着をつけたいのでな」
「あの時のパイロットか」
「そうだよ。では、さらば」
ラルさんと部下3人のMSが飛び立った
その直後、クルーゼのシグーの後ろから、もう1機飛び立った。
「もう1機隠れていたのか。アハハハ、ここまでコケにされたのは初めてだよ」
クルーゼは怒りと笑いが混じった顔で、シグーに乗ると飛び立たせた。
ラルさん達は無事レウルーラに、たどり着いた。
「フレイ嬢無事救出しました」
「こっちもナタル確保したって。潜水艦は全て海の藻屑」
「では、こちらも」
『全部隊出撃。オールフリーコンバット! 敵はザフト繰り返す敵はザフト』
ジオン軍はザフト軍に襲い掛かった。
特にVFは出番が来ないので、飢えていた。
しかもガウォーク、バトロイド形態で戦っている者がいる。
これは本来のバルキリーを見せられた、パイロット達が必死に訓練した賜物である。
本当のバルキリーも生産しており、MS適正を合格した者に渡していっている。
高速戦闘できるバルキリーの方が、SFSのMSより速く、次々とザフトを落としている。
だがMS隊もユーリが作り出した、テスラドライブで飛行可能、ドライブースターにより加速できる。
特にユーリのヅダには、ラムダドライバーが取り付けられており、思いを現実にする機能はパイロット次第では、どのような攻撃、防御、移動が出来る。
「沈め!」
ユーリはこの機能により、潜水艦を沈めて行っている。
ザフトが物凄い勢いで潰されていく。
アークエンジェルでは、この状況に混乱が生じていた。
「一体何が起こっているの、ミリアリア?」
「艦長、MS同士が戦っています」
「連合のMSはまだ、量産されていない筈」
「あ! 分かりました。ジオンです。ユーリ君の機体信号、ジオンの援軍です」
その時、1機のジンがアークエンジェルのブリッジにライフルを向けた。
天空がキラリと光、ビームがジンのライフルを撃ちぬいた。
そして白い影がジンを蹴り飛ばし、アークエンジェル前で背中を見せた。
「マリューさん、みんな無事?」
「キラ君なのね。そのMSは?」
「話は後で、後退してください!」
「それがダメなの。基地の下にサイクロプスが・・・」
「それは大丈夫、ブルーコスモスの潜水艦全部沈めたから起動出来ないよ」
「ユーリ君、君は」
「ほら、ザフトも終わり、俺の艦隊も到着したみたい」
空を覆いつくす艦艇の数100隻。
「ご苦労、今から送るポイントにゼーズールが3個小隊待っている、回収お願い」
『分かりました。ムサカ2このポイントに行き味方を回収せよ』
「救急部隊と陸戦部隊とメカニックチームを編成。陸戦部隊でメカニックチームを援護して、地下のサイクロプスを壊せ」
『分かりました』
「ユーリ君ありがとう」
「ねえ、あれってユーリ君の艦隊?」
「これでも大佐だからね。100隻は任されている」
「ジオンって何隻持っているの?」
「5000は越えている。それより港が使える様になった。やばい船から入って」
「わかったわ」
アラスカ基地も片づけが粗方終わり、アークエンジェルのクルーとユーリは、キラの待つ浜辺へと向かった。
キラはザフトのパイロットスーツを着ていた。
「ザフトに居たのか?」
「はい、ぼくはザフトではありません。同じく連合でもありません」
「キラ、お前」
「あれは?」
「補給の事でしたら」
「いりませんよな。核動力、Nジャマー・キャンセラー付きだよな」
「ユーリ君・・・今ユーリ君が言った通りです。データーを取りたいと言うなら立ち去ります。奪ってでも、言うなら戦ってでも守ります。これを託されたぼくの使命だから」
「分かったわ。この事は口外を禁じます。ユーリ君あなたも」
「ジオン以外でしゃべらん」
「ジオンでも黙っていて欲しいのだけど」
「それは無理、過去の遺物、何て見向きもせんから」
「過去の技術って、お前」
「ジオンは既に核何て動力使ってない」
「それじゃあ、何の動力で?」
「プラズマ・ジェネレーター」
「もう、冗談はやめて」
「信じる、信じないは人それぞれ」
アークエンジェルは修理と補給とが終わると、オーブを頼ると出航していった。
俺はギレン兄に経過報告をした。
艦隊をいつまでも置いておく訳にいかないので、1度サイド3へ帰った。
そしてユーリは工房に籠った。
「フフフフフ」
ユーリ専用工房からは、1日中不気味な笑い声が聞こえて来た。
3日後。
「出来た! ハハハハハ」
ユーリの嬉しそうな魂の叫び声が聞こえて来た。
そこには、フリーダム? 細かな所が違うストライクフリーダムだ。
だが、これはストライクフリーダム(仮)であった。
動力炉は最近できた、ブラックホールエンジン。
武装もドラグーンではなく、ファングが混じっているファングドラグーン。
PS装甲、サイコフレーム、等いろんなギミックが詰め込まれていた。
本物の2・5倍のパワーが出る。
ユーリは無限収納に収めた。
「親方! 頼んだもの出来ている?」
「出来ています。シャンブロ3機」
ユーリはニュータイプ兵にシャンブロを与え、訓練させた。
慣熟訓練も成功したし、又地球のオーブ高高度で艦隊にASRSを展開させた。
既に連合はパナマを失っており、マスドライバーを求めてオーブと交渉を始めていた。
交渉と言うか恫喝で、3日目にオーブに攻め込むと言う物だった。
オーブの領海外でシャンブロ3機とゼーズール3個小隊を海に降ろした。
3日目に連合の艦が通過しようとすれば、全部沈めろと言う物だった。
そして艦隊はオーブ背後から来る、であろう空挺部隊撃退準備をしていた。
3日後、連合からオーブ政府に最後通告が出されオーブは即時に蹴った。
「来るぞ、船1隻、飛行機1機もオーブ領内へ入れるな、攻撃開始!」
まずはオーブ領海に近づいていた連合の艦隊が襲われた。
「何事だ! まだオーブ領海内にも入っていないぞ」
「アズラエル理事長、水中よりの攻撃です」
「司令! 水中対策は取って有った筈だ!」
「MSの様です」
「ザフトか?」
「多分」
「チィ!」
シャンブロの巨大アームが、艦を易々と引き裂いて行く。
ゼーズールは艦底に穴を開け、沈めて行った。
連合艦隊の司令が気づくと、アズラエル理事長の姿が消えていた。
新型MS3機が発進するのが見えた。
「あの野郎、俺達を見捨てやがった」
シャンブロのアームが、艦橋を貫いた。
5分後、海は静かになった。
「了解良くやった。VF発進、艦砲射撃用意、コンバットフリー!」
連合の護衛戦闘機は、VFに叩き落とされ、輸送機は艦砲射撃の的になった。
100隻対20機では、1分もかからずに、戦闘は終わった。
「戦闘終了、VF回収。レウルーラ4海兵隊の回収頼む、司令後は頼む、俺はオーブに行ってくる」
「はい、お任せを」
「遅いな。警告した時間を2時間も過ぎているぜ。レーダーに反応は?」
「フラガ大尉、ありません」
「諦めてくれたらいいのに」
「奴らはマスドライバーとモルゲンレーテが欲しい。絶対来る」
『残念な事に、不幸な事故があって、来られなくなったみたいだよ』
「この声、ユーリ君!」
「正解」
「じゃあ、ジオンが片付けたのか?」
『フラガ大尉、不幸な事故と言っている』
「不幸な事故ね」
『だからオーブに連絡して、戦闘解除頼む』
「分かったわ」
『ただし、キラはもう少しその場にいて、お客さんが来るから』
「僕にお客さん。あれはMS!」
『こちらザフト特務隊アスラン・ザラ。フリーダムのパイロットと話がしたい』
「アスラン!」
フリーダムとジャスティスは、浜辺に降り立ちパイロットが降りて来た。
「本当に生きていたんだな、キラ」
「アスラン」
「俺の使命はフリーダムの回収又は破壊。そして秘密を知った者の全員の殺害だったのだが」
「Nジャマー・キャンセラーのデーターは誰にも渡してない。ラクスとの約束だからね」
「そうか」
「でもNジャマーも、Nジャマー・キャンセラーも独自に作った人ならいる」
「馬鹿な! あれはプラント最高科学の結晶だぞ。ナチュラルに解析できるか!」
「解析じゃない。作ったんだ!」
その時、ジャスティスの足元で声がした。
「成程、こうなっていたのか」
「誰だ! 隠れてないで出て来い」
アスランが拳銃を抜き構えた。
キラはその声がユーリである事に気が付いた。
「(あ~。ジャスティス、コピーされたな。アスランかわいそう)」
「あー撃たないで。一般人です」
「済まない。怖がらせてしまって。でも何をしていたのですか?」
「MSが珍しくて」
「そうですか」
「ええ、特にファトゥム00のシステムに」
「えっ! ちょっと待て、何故ジャスティスの事を、詳しく知っている!?」
アスランは再び拳銃を向けた。
「詳しくも何も、見たら分かるよ」
「ふざけるな! 答えろ」
「アスラン彼だよ。自分でNジャマーもNジャマー・キャンセラーも作ったのは」
「じゃあ、今あいつを殺せば、この事を知っているのはキラと俺だけになる」
「それは無理だよ。彼はジオンの第5王子。戦争する気なの、アスラン」
「あのMSを独自に持っているジオンか! そうかNジャマー・キャンセラーの量産をしたんだな」
「違うよ。核じゃない動力を作ったんだ」
「何だと! どのみちNジャマー・キャンセラーが作れるんだ。核だって使い放題じゃないか?」
「今の言葉、自分にも言っているよ。連合はNジャマーのせいで核が使えない。どうしてプラントはNジャマー・キャンセラーを作ったの。プラントも核兵器が使えるよね。どうして?」
「それは・・・・」
「それにプラントでは巨大なガンマ線放射機を作っている。あれは防衛装置からは外れているよね。何故必要?」
「それは嘘だ。プラントでは見た事が無い」
「当たり前、ミラージュ・コロイドで隠しているもの」
「・・・・・・」
「アスラン君はプラント第1で考えている。だから、プラントでも作っているNジャマー・キャンセラーをよそが持てば危険な国だと言う。俺も言うよ、核が使えなくなった世の中にわざわざNジャマー・キャンセラーを作ったプラントは危険な国だって」
「それは・・・・・」
「キラはね。帰って来た時こう言ったんだ。『僕はザフトでもない、連合でもない、ジオンでもない。第3者です』凄くない?」
「キラ、お前」
「アスラン、第3者のアスランを1度考えてみて。何が正しいのか、何が間違っているのか」
「第3者のアスランか」
「またね!」
ユーリは街中に消えて行った。
「ラスクからも同じ事を言われたんだ」
「アスラン」
その時2人に駆け寄って来る、足音が聞こえた。
「お前生きていたんだな。心配したぞ」
「うわっ! カガリ!?」
カガリがアスランに飛び着いた。
それから3人の話で盛り上がったが、遅くなって来たのでアークエンジェルに帰る事にした。
「マリューさん、これからフレンドリーコードの無い機体が、行きますけど敵じゃ無いのでハッチ開けて貰えますか?」
「ユーリ君から聞いているわ。右がいっぱいなので左に入って貰える」
「分かりました!?」
「キラ、どうした?」
「アークエンジェルのMSって、僕とフラガ大尉が乗るストライクだけなのに、いっぱいだなんて?」
「ふふん。今はユーリが作ってくれた、私のMSが乗っている」
「ああ、後はユーリ君の機体か。分かった」
「そう言う事。あ、アスラン拳銃は預かるぞ。一応ザフトだからな」
「どうぞ」
アークエンジェルに入った、キラとアスランは驚いた。
もう1機フリーダムがあったからだ。
「何で!? フリーダムがもう1機・・・・」
「キラ! お前、フリーダムのデーターをオーブに売ったな!」
「そんな事はしていない! データーにはロックと認証が掛けてある。盗まれることは無いんだ」
「じゃあ、目の前にある、あれは何だ!」
そこでキラは気づいた、誰が犯人かを。
「ユーリ君居るんだろう、返事してよ」
すると目の前のフリーダムのコックピットから、ユーリの声がした。
「な~に~?」
キラは笑い出した。
「話には聞いていたけれど、ここまで再現出来るなんて。ユーリ君天才だよ」
「キラ! 何を笑っている。フリーダムをコピーされたんだぞ。ユーリ! 降りて来い」
「カガリ例の物は?」
「ちゃんと、預かっている」
「それじゃあ、降りるね」
ユーリがタラップで降りて来た。
アスランが詰め寄った。
「貴様! フリーダムのデーターを、どうやって盗んだ!」
ユーリは手に持っていた、物を広げた。
「これ、なんだ!」
アスランは声が出せない程、驚いた。
「こ、これは。ジャスティスの、せ、設計図!?」
「ねえ、凄いでしょう。ユーリ君砂浜でコピーしたんでしょ?」
「正解」
「嘘だ! 俺はこいつを、コックピットに座らせていない!」
「ファトゥム00を見ていたものね」
「そんなたった一部で、ジャスティスの
設計図を描いたのか!?」
「まあね。それにこれフリーダムじゃないし。乗せた方が早いか」
ユーリ達はタラップでコックピットに上がると、キラを座らせた。
そしてユーリがキラに尋ねた。
「キラどう、同じかい?」
「良く似ているけど違う。パワーゲージが2・5倍もある」
「ジャスティスも兄弟機だから良く分かる。違う機体だ」
「ナチュラルのお前に乗れるのか?」
「酷いカガリ。乗れるよ。扱えないなら作らないよ」
「私のルージュ大丈夫だろうな?」
「ルージュはストライクの1・5倍で止めているよ。ただし動力はプラズマ・ジェネレーターだけどね」
「「「何?」」」
カガリ達はルージュに向かった。
「凄い! パワーゲージは確かに1・5倍だけど、余裕がまだある」
「しかも動力炉だから、戦闘時間とPS装甲、気にせず戦える」
「これがプラズマ・ジェネレーター」
「ユーリ、これオーブで量産してもいい」
「いいよ、もう要らないからね。カガリ必要なら100個サンプルにあげるよ」
「本当、やった!」
翌日、モルゲンレーテのエリカ・シモンズ宛に、プラズマ・ジェネレーター100個と設計図が届いた。
PS装甲、プラズマ・ジェネレーター、Iフィールドの設計図であった。
そしてアークエンジェルではストライクに、プラズマ・ジェネレーターとIフィールドが取り付けられた。
モルゲンレーテでもアストレイにPS装甲、プラズマ・ジェネレーターとIフィールドの取り付け作業がどんどん進められていった。
そうして又連合が攻めて来た。
今度のユーリは海兵隊に船を沈めさせるだけで、連合のMS上陸はさせた。
実戦経験を積ませるためである。
「何だ、これは! すぐに奴らを出せ!」
アズラエル理事長が焦るのも当然である。
連合のMSダガーが、一方的にやられているのである。
新型MS3機が出た瞬間、ユーリのヅダが現れ3機を細切れにしたのだ。
「弱い。シャンブロ沈めろ」
アズラエル理事長を、乗せた船は沈んだ。
これで後はプラントかと思っていると、ギレン兄がプラントを占拠したと連絡があった。
SEEDも終わりかと、ユーリは思った。
プラントではザラ議長が味方に撃たれ死亡、連合もアズラエル理事長が消えて全て終わった。
ユーリは誰にも何も言わず、オーブを去った。
サイド3に戻ると、次何処へ行くかで揉めていた。
何処でもいいやと、ユーリは眠りについた。
次はマジンカイザーにちょっと寄り、マクロスFに行きます。