ジオン公国次元転移記(改定版)   作:masakoba(正博)

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すみません。マクロスF3部作のつもりが、全部乗せてしまいました。
読んだ方お疲れさまでした。



第4話 SEED DESTINY

ジオン公国機動船団は久しぶりに、コズミック・イラの世界に帰って来た。

 

もっとも、続編DESTINYの世界である。

 

 

「ギレン兄。ちょっとプラントに行って来る。

 

「MS強奪事件に介入するのか?」

 

「大正解、行って来るね」

 

 

ユーリはストライクフリーダムを、プラントに向けて飛ばした。

 

だがもう既に新型MSは盗まれ、それを追いかけて居た新造艦ミネルバは敵の罠に捕まり、巨大な隕石にワイヤーで固定されていた。

 

 

「艦長! 岩に向けて一斉砲撃、そしてスラスターで脱出を」

 

「それしかなさそうね。議長よろしいですね?」

 

「任せる、艦長」

 

 

その時、オープンチャンネルで、通信が入った。

 

 

『そんな無茶しなくても、ワイヤーぐらい、切ってあげるよ』

 

「誰!」

 

『後でね。ファングドラグーン行け!』

 

 

ミネルバを固定していたワイヤーが、細切れになった。

 

 

「助けてくれてありがとう。それで貴方は?」

 

「艦長、機体はフリーダムの様ですが」

 

「フリーダムでは、キラ・ヤマト?」

 

『正解』

 

「嘘をつくな! お前ユーリだろう」

 

『あ、ばれたか。えーとアレックス、おひさー』

 

「アレックス君。ユーリと言うのはジオンのユーリ・ザビの事かな」

 

『流石は現プラント、デュランダル議長』

 

「私の事をご存じとは恐れ入る」

 

『それよりも連合の奴ら逃げちゃったよ』

 

「アーサー敵艦は?」

 

「すみません。ロストしました」

 

『うーん。ミラージュ・コロイド使われたね。もう無理みたい』

 

「艦長、彼の言う通りだ。ここまでだ」

 

「ふぅ、仕方ありません。メイリン全機引き上げさせて」

 

「はい」

 

「艦長!緊急通信です。ユニウスセブンが地球に向けて、落下軌道に乗ったそうです。現在メテオブレイクを、積んだイザーク隊が急行中の事」

 

「タリア艦長我々も行こう。嫌な予感がするのだ」

 

「分かりました。アーサー面舵20ユニウスセブンへ最大速度で」

 

『俺も行こう』

 

 

ミネルバは最大速度で、ユニウスセブンに向かった。

 

1機の野次馬と共に。

 

 

 

ユニウスセブンに到着すると、何故か戦闘が行われていた。

 

相手はジンハイマニューバ、ザフト同士が戦っていた。

 

 

「メイリン!全機発進させて」

 

「はい」

 

 

ユーリはいち早く、ユニウスセブンに降りていた。

 

 

「フリーダム!何故貴様がここに居る?」

 

『君、全然進歩してないね』

 

「キラじゃない。貴様ジオンの!」

 

『君、何故か白服になったんでしょう。周りの状況判断出来ないの?』

 

 

ユーリは後ろから斬りかかって来た、ジンを後ろ回し蹴りで蹴り飛ばし、ビームライフルで止めを刺した。

 

前から2体のジンが斬りかかって来たが、ビームライフルで撃破した。

 

なんだか急にユーリに向かって来ている様子、何故に?

 

通信を聞いて納得。

 

 

「貴様ジオン兵か! ジオンさえいなければ、ザラ議長の正義が・・・」

 

「ジオン兵! ザラ議長の無念を思い知れ・・・・・」

 

 

さっきのイザークとのオープン通信で、俺がジオンの人間と分かり、ザラ派を捕まえたジオンである俺を殺したがっている訳だ。

 

知るか!あれは兄貴達がやった事でユーリ君無関係です。

 

ユーリ君関係ない、恨むなら兄貴達を恨め。

 

むかついたので潰す!

 

ビームライフルを左に持ち替え、ビームサーベルを右手に持った。

 

ジオン許さじと襲ってくる、ジンハイマニューバ残り21機。

 

Iフィールドで相手のビームを拡散、お返しにビームライフルで撃破。

 

斬りかかって来る奴は、超ハイスピードで細切れにした。

 

ユーリは残りに向かって前進した。

 

『邪魔! 邪魔! 邪魔だ!』

 

あっという間の出来事であった。

 

バジュラとの激戦を潜り抜けた俺にとって、今の攻撃はスローモーションも良い所、瞬く間に殲滅完了。

 

ユーリの攻撃を見ていた、ユニウスセブン破砕班の手が止まっていた。

 

 

『お前等! ユニウスセブンを落としたいのか! 早く動きやがれ』

 

 

ユーリの一括に作業を再開した破砕班、ユーリはユニウスセブンの下側に潜ってファングドラグーン・フルバーストを撃ち続けた。

 

ジオンから部隊を連れてくる時間はもう無い、仕方ない奥の手を使うか。

 

 

『ギレン兄。時間が無いから、奥の手使わせてよ』

 

「ユニウスセブンか・・・・良かろう、気を付けてやれ」

 

『ありがとうギレン兄「来い! ブラッディ」』

 

 

ジオンの格納庫のブラッディに光が灯り、エンジンが吠える。

 

時間が惜しいのか格納庫で、フルパワーになると滑走路手前でテイクオフして、そのままフォールドに入った。

 

 

「くそう! 奴らに潰されたメテオブレイカーの分で威力が足りん。何でも良いこいつを削れ!」

 

「こいつを落としてたまるか!」

 

「議長! 済みませんが、ミネルバは最後まで破砕作業する為このまま地上に降ります」

 

「ああ、構わんよ」

 

 

破砕作業を続けるアレックスが、それに気が付いた。

 

 

「少しでも裂け目を大きく・・・・・何だあれは?戦闘機何でこんな所に」

 

戦闘機はユニウスセブンの下に潜ると、金色の輝きが宇宙を照らした。

 

 

『ユーリより議長さん聞こえていたら、上の連中を撤退させてくれ。奥の手を使ってユニウスセブンを消す』

 

「出来るのかね?」

 

『出来る! だからみんなを退けてくれ』

 

「・・・信じよう『こちらデュランダルだ。破砕作業している皆に済まないが、こちらで破砕作業を行うので、諸君には即刻退去を命じる。すぐ行動してくれたまえ』」

 

「議長は何を考えている。イザーク隊撤退だ」

 

『議長さんありがとう。さあ、ストライク・ブラッディこいつを粉砕だ!』

 

「先程のジオンの機体が変わっています」

 

「アーサー。正面モニターに出して・・・金色の翼のフリーダム?」

 

 

皆が見ている前で突然機体が姿を消した。

 

代わりに金色の大竜巻が現れ、ユニウスセブンを包み込んだ。

 

10分程時間が過ぎた時、金色の大竜巻は消え、ユニウスセブンも粉々に粉砕されていた。

 

そして金色の輝きの翼を持つ、フリーダムは宇宙を漂っていた。

 

 

「ユーリ大丈夫か。おい、返事をしろ」

 

『なーにー・・ちょっと・・今回は・・しんどかった・・・』

 

「アレックス君。彼をミネルバに運び入れてくれたまえ。恩人を宇宙に置いて帰る訳にはいかないからね」

 

「議長、よろしいんですか?」

 

「彼は大惨事を未然に防いでくれた恩人なんだ。艦長、彼の事は私が責任を持つ」

 

「分かりました」

 

 

アレックスがストライクフリーダムに触れようとした時、翼が突然分離して戦闘機に変形して何処かへ飛び去ってしまった。

 

アレックスは驚いたがまずは、ストライクフリーダムをミネルバに連れて帰った。

 

ストライクフリーダムを格納すると、アレックスは駆け寄った。

 

 

「ユーリ、ユーリ、おい降りて来いよ・・・・・おかしい。ハッチを開ける」

 

 

アレックスがハッチを開けると、血の匂いと倒れ伏したユーリの姿があった。

 

 

「担架だ、誰か担架を持ってきてくれ!」

 

 

ユーリは医務室に運ばれ診断の結果、貧血で輸血すれば大丈夫と分かった。

 

そして今は静かに輸血をして寝ていた。

 

ユーリが目覚めたのは1時間程経ってからだ。

 

 

「ユーリ! 目を覚ましたんだな。心配したぞ」

 

『やーあーカガリ、おひさーと、えーあっ!アレックス』

 

「もういい、アスランで。それよりもお前の機体どうなっている? 翼が勝手に動いたり、コックピット内に輸血装置が有ったり、前には無かったぞ」

 

『そうかブラッディは帰ったのか』

 

「ブラッディ物騒な名前だな」

 

「もしかしてあの戦闘機と輸血システムに、何か関係があるんじゃあないのか?」

 

『秘密事項です。それより此処ってミネルバの中?』

 

「その通りだ。ユーリ・ザビ君」

 

『ありがとうございます。デュランダル議長。それとユーリで良いですよ』

 

「私も議長で良い。それよりジオンが又現れたと言う事は、プラントはジオンの支配下に置かれるのかな?」

 

『喧嘩を売る様なマネをしなければ大丈夫ですよ』

 

「それは助かる。それと色々助けて貰って、ありがとう」

 

『たまたまですよ。しかし地球連合の馬鹿はまだ続いているのか。やっぱりブルーコスモスでなくロゴスを潰さないとダメかな』

 

「これは驚いた、私以外にもロゴスの存在に気付いているとはさすがはジオン」

 

「議長、ロゴスとはいったい?」

 

『カガリ、ロゴスとはブルーコスモスの親玉組織、死の商人だよ』

 

「じゃあ、ロゴスを潰せば、戦争は無くなるんだな!」

 

『無理、無理、先にオーブが潰れるよ。オーブにだってセイラン家って言うロゴスに繋がった氏族がいる。つまりロゴスとは、色んな組織、会社、個人それが正体でありロゴスが名前として上がらない理由。まあ心配する必要は無いよ。議長がメンバーのリストを押さえている、公表するタイミングを待っているだよね議長』

 

「これは全部お見通しか。そう言う訳でもう少し待ってもらえるかな姫」

 

『ところでカガリは何故プラントに。オーブ代表になったけど首になって亡命?』

 

「そんな訳あるか。視察と会談だ」

 

『カガリって、コロニーに行くとMS強奪事件に巻き込まれるね。お祓いしてもらったら』

 

「人が気にしている事を!」

 

『あっ! 無理か、強奪した人が恋人じゃあ』

 

「ユーリお前!」

 

「ふふふ。私はそろそろお暇するよ。それでは」

 

デュランダル議長は医務室を出た。

 

「(ジオンは何処まで知っている。もしや私の計画までも)」

 

 

 

その頃、ミネルバの格納庫では。

 

「何で此処にフリーダムがあるんだよ?」

 

「こいつはフリーダムじゃない。別の機体だ」

 

「ジオンのユーリって人の機体らしいわ」

 

「ジオンって、オーブを2度連合から救ってくれたあのジオンか?」

 

「そうだしかもその時の司令本人だそうだ」

 

「しかもユニウスセブンを粉砕したのもその人らしいわ」

 

 

ユーリは2時間で復活した。

ザフトの軍艦それも新鋭艦である為、動き回れず食堂で時間を潰していた。

そこへ先程の3人がやって来た。

 

「シン、シンってば、あそこにいる人がユーリって言う人よ」

 

「どこ、どこって、子供じゃないか?」

 

「シン。お前今のが聞こえていたら、不敬罪で銃殺だぞ。ジオン第5王子ユーリ・ザビ様だぞ」

 

『聞こえているよ。シン君、レイ君、ルナさん』

 

「シン謝って来なさいよ。私達を巻き込まないで」

 

「同感だ。早く謝るべきだ」

 

「分かったよ。行きますよ」

 

シンは緊張しながら、ユーリに近づいて行った。

 

『なーにー。シン・アスカ君。赤服でMSインパルス・ガンダムのエース』

 

「えっ、何で俺の事を?」

 

『同じく、レイザ・バ・レル君。ザク・ファントムのエース』

 

『紅一点ルナマリア・ホークさん。ザク・ウォーリアのエース』

 

「凄い、全部当たっている!?」

 

「当たり前だ。手元をよく見ろ、データがハッキングされている」

 

ユーリは暇つぶしに、食堂の注文用端末を弄り、ミネルバのデータベースにアクセスしていた。

 

「すみませんがやめて貰えませんか。軍機上の機密もありますので」

 

『うん、もう良いよ。全部見終わったし』

 

「えっ! 個人情報全部ですか?」

 

『違うよ。ミネルバの全部』

 

「そんな馬鹿な」

 

『じゃあさ、個人情報に搭乗MS名記入する。新型のセカンドステージだっけ』

 

レイは艦内用通信端末に行き事の顛末をブリッジに報告した。

急いで艦長のタリアと議長が入って来た。

 

「困ったお人だ」

 

「どうやって。レイそれ見せて。これ艦内カメラどころか武器コントロールユニットまで全てが動かせますよ。個人的に欲しいぐらいです」

 

『問題点とその対処法と、この艦の改善案も記入してあるから』

 

「何てお人だ。1時間足らずで、ミネルバを裸にしてしまった」

 

『違うよ。MSも問題点と対処法。それぞれに改良案も作ったから』

 

 

ユーリはアスラン達の部屋へ移された。

 

 

「議長これ本当に凄いですわ。これだけの事でミネルバの推力が30%も上がるなんて」

 

「流石はジオンの開発第一人者だけの事はあるか」

 

「そんなにも凄いんですか?」

 

「開発力、戦闘力でもトップクラス。ユニウスセブンを見ただろう」

 

「見た目は温厚そうなのに」

 

「彼は政治力でもギレン総帥に並ぶと言う」

 

「戦争はしたくないですね」

 

「全くだ」

 

 

ミネルバはアーモリーワンに戻った。

ユーリはすぐ行きたい所があると言って出て行った。

ただ帰る前に議長にプレゼントを手渡して帰った。

議長はそれを見ると、一瞬顔がこわばりすぐに笑い出した。

タリアにも見せると、驚き暫くして笑い出した。

ユーリの手渡した物はハイパーNスタンピーダーの設計図と『お騒がせしました』の文字だった。

 

 

 

ユーリは1度ジオンに戻って来ていた。

輸血用の血袋の改良と新しい血液の補充の為であった。

それが済むとラル隊を引き連れて地球に降りた。

 

目的は、ラスク暗殺阻止の為であった。

キラ達はカガリの別荘に住んでいる。

ラル隊にはザフト暗殺部隊の排除をお願いした。

夜半過ぎに海から上陸してきた暗殺部隊。

砂浜の半分まで来た所で、ラル隊に集中攻撃を貰い、別荘に辿り着いた者はいなかった。

暗殺部隊の壊滅を知ったザフトのMS隊が強攻手段に出ようと海から上がる瞬間全機体はユーリのストライクフリーダムから発射されたファングドラグーンで細切れにされ海に沈んでいった。

 

 

朝キラ達が起きる頃には、浜辺は綺麗になっていた。

ただポストには『ラスクの命が狙われている注意』と書かれたカードが入っていた。

ジオンマーク付きで。

それを見たキラは、ユーリが帰って来た事と自分達に危機が迫っていたのを、排除してくれたのを感じた。

ちょうどカガリが帰って来ていたので、相談して一時的にアークエンジェルに匿う事にした。

 

 

 

暫くは静かになるかと思ったら、今度はロゴスが動いた。

ユニウスセブンの急な消失は、プラントが連合の月面基地破壊の為、落下実験をした結果失敗した事による物だと言う。

その証拠にMSの残骸やメテオブレイカー等の映像が流された。

だが報復活動に出ようにも、今だ核は封じられており人民を煽る事しか効果は無かった。

まあ核があっても、ユーリ製ハイパーNスタンピーダーが6隻完成しており、連合艦隊の全滅の未来しか見えなかったが。

 

 

 

「暇だよう。退屈だよう」

 

「五月蠅い、馬鹿者。「神の転移・転生者」達でも探してこい」

 

「うん、地球に降りてくる」

 

 

その頃ミネルバは地上のカーペンタリア基地で、スエズ攻略を命じられていた。

カーペンタリア基地を発進後、セイバーを受領したアスランと合流した。

しかしマハムール基地に補給に寄った際、カルナハンのローエングリンゲートの攻略を命じられた。

そして地元民より重要な情報がもたらされた。

ローエングリンゲート付近に通じる洞窟があり、インパルス・ガンダムの分離状態ならば辛うじて通過できると言う物だった。

シンにこの重大な任務が任された。

シンは気合を入れて出撃した。

 

 

ユーリはいつも通りストライクフリーダムで地上に降りた。

そして暇つぶしを思いついた。

 

『そういや、この辺りだよな、ローエングリンゲートってあれなら原作ブレイクとは大してならない筈』

 

ユーリはカルナハンの谷間を、一直線にローエングリンゲートを目指した。

連合はただちに臨戦態勢に入った。

 

「単機で特攻でもする気か!? MS隊を上げろ」

 

ウィンダム10機がストライクフリーダムに襲い掛かった。

 

「ファングドラグーン・フルバースト」

 

ウィンダム10機が出撃したが、瞬殺された。

 

「奴は化け物か! 全MS出撃させろ。ローエングリン砲用意。ゲルズゲーも念の為出動させておけ」

 

「ファングドラグーン・フルバースト!」

 

40機も出撃したが、5分と持たず全機撃破された。

 

「ローエングリン砲、撃て!」

 

だが陽電子リフレクターで受けながら、ユーリは更に進んだ。

 

「奴は化け物だ。ローエングリン砲格納。ゲルズゲー時間を稼げ!」

 

「ファングドラグーン行け!」

 

ゲルズゲーは手足を斬り落とされ、ストライクフリーダムにゲートに蹴り飛ばされビームライフルで爆発した。

至近距離で爆発が起きた為に、ローエングリン砲も誘爆してしまった。

 

「こんな物か、帰ろ!」

 

ユーリはストライクフリーダムを宇宙に向けた。

 

そこへセイバーで囮役をする筈だった、アスランが到着した。

アスランは辺りの惨状に混乱を起こした。

大量のウィンダムの残骸と、燃え盛るローエングリンゲート。

その黒煙の中で微かに見えるMSがあった。

冷静なアスランならば、残骸が切り裂かれているのに気づいたのだが、今は混乱している為に間違いを起こした。

 

「キラ! お前なのか!?」

 

そこへ必死でようやく洞窟を抜けて来たシンが合体した。

そしてシンも辺りの惨状に。混乱を引き起こした。

 

「ア、アスランこれ全部あんたが?」

  

「ち、違う。キラだよ、あいつにしかこんな事出来ない。あそこを見ろ!」

 

アスランの勘違い発言と、既に遠く行きはっきりとしない姿を、シンはフリーダムと思ってしまった。

 

「ちくしょう!どんなに苦労して洞窟を抜けたと思っているんだ。馬鹿野郎!」

 

シンの心の片隅にフリーダムへの、嫉妬が生まれた。

作戦はシンが成功させた事になった。

上としても第3者がやりましたでは立場が無いのだ。

この事が更にシンの嫉妬を大きく黒くし始めた。

更に何も知らない仲間たちの喜ぶ声が心の黒い物を憎しみへと変えた。

 

 

それからしばらくして、ユーリは黒海へ飛んだ。

ミネルバと連合の艦隊戦を見る為に。

オーブはユーリがセイラン家がロゴスである事をバラしたので結婚は無しにつまりオーブが参戦していない。

だがユーリは黒海上空でミネルバを襲撃しようと待ち構えていたウィンダム40機の中に突っ込んでしまった。

 

「ファングドラグーン 切り裂け(カチッ) あれ (カチッ)(カチッ)(カチッ) 出ない」

 

ファングドラグーンが1発も発射されなかった。

トラブルか仕方が無い、ラムダドライバー赤ランプ点灯まじですか! すると一斉に赤ランプが点灯を始めた。

Iフィールド、陽電子リフレクター、PS装甲、防御装置全滅、攻撃装置8割故障、機動力50%ダウン、まじでやばい。

このところ格納庫へ通うの面倒と邸か総帥府の屋上にストライクフリーダムを置いていたから、メンテナンス作業してもらって無かった。

ビームライフルだけは動いている。

これで1機1機落としていこう。

だが甘かったミネルバを落とす為、選ばれた連合のエースパイロット。

当たらない、このところファングドラグーンで楽しているから訓練もさぼっていた報いだろうか。

 

「ステータスは問題なし、まじでストライクフリーダムがトラブっている」

 

ユーリは無理やりにでも、撃ち落そうとしてビームライフルを撃った。

 

『ドウウウウゥゥゥゥンンンンン』

 

ユーリは気付いていなかった、敵を相手に動いている間に高度が下がっていた事に。

ユーリは気づいていなかった。ビームライフルの照準自体が狂っていた事に。

ユーリは気づいていなかった、狂った照準が狙ってはいけない物を狙った事に。

ユーリは信じられなかった、撃ったビームが当たって壊した事に。

 

ユーリの目の前で大穴を開け燃え盛る、ミネルバのタンホイザー。

しかも不幸は続く、来る筈の無いアークエンジェルが来た事。

アークエンジェルの来た理由は、ミネルバがオーブに立ち寄った時マリューとタリアは出会っておりミネルバの援護に来たのである。

更に不幸は続く、状況に油を注ぐ男アスランがセイバーで出て来た。

 

「フリーダム、キラお前何をするんだ!」

 

叫んだ相手はユーリ、そして余りの展開にパニックを酷くさせていた。

 

「答えろ、キラ・・・答えなければ斬る!」

 

アスランはセイバーでユーリに斬りかかってきた。

ユーリはいつもの癖でアスランの2撃目を躱しビームサーベルを抜いた

あっ!壊れているんだと思ったらビームが出て、セイバーの手足とメインカメラを斬ってしまった。

 

つまりユーリ君は原作ブレイクで無く、原作再現をしてしまったのである。

更に更に続く不幸にストライクフリーダムは動きを止めた。

その時、ウィンダム部隊から一斉攻撃を食らいユーリは気絶海へと沈んだ。

最後の不幸はユーリが海に沈んだ後、本物のフリーダム・キラが来てしまった。

ウィンダム部隊と戦うフリーダム。

 

「タンホイザーの消火と収納を急いで。トリスタンとイゾルデ用意。目標アークエンジェル!」

 

「ミネルバ被害が大きく無ければいいけど『ズドウウンン』ミネルバからの攻撃何故?」

 

「第2弾装填・・・撃てぇ!」

 

「回避! キラ君戻って、フリーダム収容後、潜水して1度はなれましょう」

 

「艦長! アークエンジェル潜ります」

 

「潜られたらこの艦に攻撃方法はないわ。攻撃中止、MSの状況は?」

 

その頃、ユーリは気絶からは回復したが、まだパニック状態であった。

 

「どうしょう、どうしょう。原作ブレイクはやっていない。でも原作再現っておこられるかな!?」

 

 

ジオンに帰って来たユーリは、格納庫にストライクフリーダムを入れると足取り重く邸に帰り、ギレン兄の部屋に行った。

 

「もう1度話せ!」

 

「あのね。黒海の戦いを見物しようとしたら連合のMSと戦闘になったんだけどマシントラブルで必死に応戦してたら俺の撃ったビームがね・・・ミネルバのタンホイザーを撃ち抜いたの。そこにアークエンジェルが何故か来ちゃったの。その後アスランが斬りかかって来て反射的に斬っちゃった。その後は気絶していたので、良く分かりません。以上です」

 

「ユーリ。1度ブラッディに、フルパワーで24時間乗って来い」

 

「死ぬ、死んでしまう」

 

「すまん、言い方が悪かった。言い直そう、死んで来い、馬鹿者が!」

 

「キシリア姉」

 

「最近頭痛が酷くてな、馬鹿のせいで」

 

「ドズル兄」

 

「知らん」

 

「ハマーン姉」

 

「キシリアと同じ。馬鹿は死んでも治らない。当たってるな」

 

「ガルマ兄」

 

「ユーリいつかガウに乗せてあげるシャアと一緒に」

 

結局ユーリは無期限の謹慎を食らった。

 

翌日、ギレンの執務室にキシリアが居た。

 

「馬鹿が無茶苦茶にしてくれたお陰で原作通りなのか、原作ブレイク中なのか読めん」

 

「暫く様子を見るしか無いでしょう」

 

「仕方が無い。オーブとザフト戦まで様子を見る」

 

 

ユーリは後悔して泣いていた。

ギレン兄達が様子見する事を決めてから、知り合いの行方不明が続いているのだ。

 

・フリーダムが落とされキラ生死不明

・同じくアークエンジェルも行方不明

・アスランがシンに落とされ生死不明

 

そして又ロゴスのリーダー、ロード・ジブリールをオーブが匿っているとの理由で、ザフトが攻め込もうとしているのを聞いた。

 

ユーリは恐怖した、最後の友達であるカガリさえ失うのかと。

そしてジオンからユーリは消えた最凶の機体と共に。

 

 

オーブではまさに火蓋がきられ様としていた。

 

「オーブに告ぐ。ジブリールを引き渡せ、さもなくば攻撃する!」

 

『ジブリール等いない。何度でも言う、いない者は引き渡せない』

 

「時間の無駄だな。全軍攻撃開始!」

 

ザフト艦より大量のミサイルが発射された、遂に開戦である。

オーブはMSムラサメ隊が奮戦するも、新型ガンダムが出て来てやられていく。

カガリも新型MSアカツキに乗り、奮闘した。

しかしシンの乗るデスティニー・ガンダムの、フラッシュエッジ2で左腕を斬り飛ばされた。

シンがアロンダイトを構えた時、アカツキの前に戦闘機がやって来た。

 

「カガリ・・・誰にやれられた・・・」

 

「ユーリ、ユーリか! あいつだ、あいつにやられた」

 

カガリはデスティニー・ガンダムを指さした。

 

「・・・分かった・・・カガリ下がれ・・・奴らはコロス!!」

 

「ユーリあいつ変だ。おかしい、しかも奴らを殺すって」

 

ブラッディがガウォークに変形すると、デスティニー・ガンダムの前に立ち塞がった。

 

「お前は誰だ?」

 

「お前等を殺す者だ!」

 

「その声は! ユーリさん。あんたには関係ないじゃないか?」

 

「死ね・・・シン・アスカ」

 

ファイターに戻ると、突然、機体の雰囲気が変わった。

 

「妖刀モード、ブラッディ殲滅開始!」

 

シンはアロンダイトを抜くと斬ろうと構えたが、ブラッディが消え、次の瞬間上から何かが通り過ぎた。

シンが気づくと機体の両腕が無くなり、ついでにビームランチャーの砲身が半分になっていた。

たった一瞬で攻撃手段が無くなり、シンはミネルバに帰るしかなかった。

ユーリはそんなシンに見向きもせず、ザフトに襲い掛かった。

攻撃はブラッディの翼で斬るだけだが、コックピットを狙って斬っていた。

兎に角水中、海上、空中、地上お構いなしに斬っているのだ。

ゴムボートで脱出した人間が斬られた。

最早ザフトは逃がさんと飛び回る。

ミネルバがタンホイザーの照準に、ブラッディを捕らえた。

 

「撃てぇ!」

 

陽電子の光に、ブラッディが飲み込まれ終わったと誰もが思った。

突然タンホイザーが爆発し、バトロイドが現れた。

バトロイドは修理を始めたデスティニー・ガンダムを引きずり倒しメインカメラを踏み潰した。

次にカタパルトに固定されていた、レジェンド・ガンダムを引き倒し同じくメインカメラを踏み潰すとファイターモードになって外に出ると殺害を始めた。

 

「総司令撤退を具申いたします!」

 

「・・・・・・・・・・・・・」

 

「旗艦より通信有りません」

 

「仕方がありません。アーサー撤退信号を」

 

 

だが誰1人撤退出来ないのだ。

逃げ様とする方向に、ブラッディが現れるのだ。

 

「誰1人逃がさないつもり。アーサー降伏を」

 

でも止めない、止まらない、逃げられない。

 

「オーブ降伏するので止めさせて」

 

「私も言っているのだが、殺すとしか返事が無い。済まない、何とか逃げてくれ」

 

「逃げれば良い。次はプラントだ!!」

 

カガリは思った、こいつは誰だ、ユーリはこんな事をしない。

こいつは一体!?

 

 

「愚弟が済まない。後始末は我らが行う、逃げたまえ」

 

「・・・・・ギレン達か・・・・ころすと言いたいが・・・時間切れだ(ピッ)・・・」」

 

「疲れたい・・・・・相棒あの世で・・・又遊ぼう(ピッ======ピィー)」

 

「ドガガガガンンンンンンン・・・・・・・」

 

ユーリはブラッディと共に爆炎に消えた。

 

 

 

ユーリは今大魔王様の前に居た。

 

「大魔王様、もう転移・転生結構ですので、死人の列に並ばせてください」

 

「それは無理だ。前に言った条件で死ぬか、ゲーム終了まで続くんじゃ」

 

「それは過酷ですね。まだ地獄めぐりの方が楽そうだ」

 

「それにお前、仲間が死んだとか言っておったが誰1人死んでおらんぞ」

 

「死んで無い? あっあああああ!」

 

「お前、原作見ていたんだろうが」

 

「そうだ、アークエンジェル無事で、キラもアスランも救われる話だった」

 

「考え無しで死ぬでは無いわ」

 

「どうしよう。ブラッディも壊したし」

 

「お前、何の為にペンダント授けたんじゃ」

 

「あ! ペンダントで直せば良いのか。あれ、ストライクフリーダムの時も」

 

「何か儂の方が楽になりたいわ」

 

「何度もすみません」

 

「それではもう良いな?」

 

「はい、お願いします」

 

「行って来い」

 

いつもの様に床が開き落ちた、さあ復活だ!

 

 

 

ここは、サイド3の路地裏。復活したんだ。でもな皆に殺すって言ったし、どうしよう」

 

「どうするもこうするも無いであろう。馬鹿者が」

 

「(ギクッ)その声はギレン兄では無いですか。どうしてこの様な所に?」

 

「大魔王様からの伝言で総帥殺人未遂の犯人を送ると言われ待っていたのよ」

 

「(ビクッ)そうですか。それではお邪魔でしょうから。これで」

 

「確保!!」

 

「「「「「「「「「「はあ!」」」」」」」」

 

「いーやー」

 

「連れて行け!本当に馬鹿者が」

 

ギレンの顔は、久しぶりの笑顔だった。

 

 

ユーリは総帥府のギレンの執務室だった。

そこで長い時間拷問と言う名の説教を受けていた。

 

「馬鹿だ、馬鹿だと思っていたが、ここまでとは思わなかった」

 

「原作を忘れる程馬鹿だからな」

 

「ゴキブリより質の悪い生命力だ。完全に死んでも甦るとは」

 

 

こう言うのを延々と7時間、正座で食らった。

そして迷惑をかけたみんなへ「ごめんなさい」を言って回る事。1週間。

最後にオーブ領空。

 

「こちらオーブ管制官。所属と姓名、入国の目的を告げられたし」

 

「こちらはジオン、ユーリ・ザビ。カガリ代表に会いに来た」

 

「ふざけないで! もう1度」

 

「こちらはジオン、ユーリ・ザビ」

 

「ふざけるな! 貴殿の入国は認められない、早急に退去を勧告する」

 

「だからユーリが・・・・・」

 

「スクランブル! ユーリ様を語る不明機が領空を侵犯中」

 

「だから本物だってば」

 

「ふざけるな! ユーリ様はとっくにお亡くなりになっている。これ以上侮辱するなら撃墜する!」

 

「お亡くなりになって、亡くなったけど甦って」

 

「構わん、撃墜を許可する。ユーリ様を侮辱するなど許すな」

 

「どうしよう」

 

 

この情報はオーブ国防本部に連絡がいった。

 

「カガリ様。オーブ管制官より、ユーリ・ザビを語る不明機が接近中との事」

 

「許さない。ユーリは目の前で亡くなったんだぞ。私も出る!」

 

 

 

ユーリただ今オーブ領空侵犯中。

 

「何だあの機体。フリーダム? 馬鹿にしやがって」

 

「何処だ、あれか・・・キラの事まで馬鹿にするのか」

 

「カガリ? 良かったカガリ、ユーリ。ユーリだよ」

 

「ひっ!・・・ゆ、ゆ、幽霊だ。成仏してくれ」

 

「カガリ? カガリってば、生きているの。ちゃんと生きています」

 

「ほ、本当に生きているのか?」

 

「カガリ、本当にごめんなさい」

 

「ユーリ、ユーリだ、死んだと思たんだぞ」

 

「まあ、色々事情がありますが、生きています」

 

その日は1日オーブで歓待を受けた。

 

 

 

ジオンに帰るとアルカディア号にラル部隊を乗せて月へ向かった。

連合のダイダロス基地のレクイエム第1射を止める為に。

それとジブリールを捕獲又は殺害。

 

ユーリは本当の意味で生まれ変わった。

原作通りであろうが、原作ブレイクであろうが自分のやりたいようにやる。

助ける、守るに理由なんかいらない。

助けたいから助け、守りたいから守るそれだけだと。

ギレン兄妹達にもそう言った。

お前らしいとそう言われた。

 

 

 

「艦隊を持って行くのか?」

 

「ラル部隊とアルカディア号だけで、正面から叩き潰す」

 

「良かろう、お前らしくやればいい」

 

「ありがとう。行って来る」

 

 

アルカディア号には念の為、ステーション・ワンの破壊を頼んだ。

そしてラル部隊31機と共にダイダロス基地へ向かった。

 

「みんなMAにはビーム兵器は効かない。それと大型MAがいるからね」

 

「みんな聞いたかほとんど格闘戦だ!」

 

「じゃあみんな正面突破で行くよ」

 

 

ダイダロス基地に緊急警報が鳴り響いた。

 

 

「何事だ?」

 

「ジオンの攻撃の様ですな。たかが32機です。すぐ終わります」

 

 

デストロイド・ガンダム、ゲルズゲー、ザムザザー、ダガーL,多種多様なMA。MSが大量に出て来た。

 

 

「ラルさん、この戦場任せるね」

 

「はっ! お任せを」

 

 

 

ラル部隊のスーパーロボットやMS、小型、中型マシンが連合のMS部隊を物凄い勢いで潰していく。

 

 

「何だ、これは! 一方的にやられておるでは無いか」

 

「基地内のMSを全機出せ!」

 

「全機に告ぐ。最後の部隊らしい遊んでやれ」

 

「残念でした。残り全機頂きます」

 

上空からVF―1Sがミサイルを発射、敵機に命中した瞬間全機消滅した。

 

「洋子君、反応弾は無いだろう」

 

「早い物勝ちです」

 

 

その頃、アルカディア号はステーション・ワンの破壊に成功した。

後は護衛の連合艦を沈めていた。

 

 

「後は俺だけか。じゃあ行きますか」

 

 

そう言うとユーリはレクイエムの砲口内へ飛び降りた。

 

「ファングドラグーン 切り裂けぇ!」

 

 

砲身内をズタズタにしながら下に降りて行った。

底に着くと発射装置関係も全て切り裂き、発射出来なくした。

 

 

「ユーリ様、ジブリールの乗っている艦を発見しました」

 

「洋子さん、反応弾残っている。うんそれじゃあ港事消して」

 

 

ジブリールは光の中へ消えた。

 

 

 

 

ダイダロス基地を殲滅すると、アルカディア号は広い場所に降りて来た。

ラル部隊と共に急いで乗船し、アルカディア号はコペルニクスへと急いだ。

艦内ではラル隊が陸戦装備に着替えていた。

目的はラクスの暗殺阻止とミーアの死亡阻止だ。

 

キラ達より先に野外劇場へ来たユーリ達は、散開して先に隠れていたザフト特殊部隊を、静かに排除していった。

スナイパーのジェフ君にはサラと言う女の特徴を教えて必ず殺す様にお願いした。

 

暫くするとラクスが現れ、ミーアと会った。

サラが動揺しているのが良く分かる。

ラクスとミーアが会った瞬間に銃撃が始まる筈それが無い。

サラは自身で実行しようと、バックから銃を取り出そうとした瞬間頭部を撃ち抜かれて死んだ。

キラは葉書が落ちていたのを拾い読んで納得した。

 

・ラクスとミーア暗殺阻止  サラは議長の犬  ジオン

 

それを見てミーアも自分が不要となり殺される所だったのを理解した。

 

 

 

さあ、最後の戦いをしましょうか。

 

 

 

「ギレン兄。ネオ・ジェネシスの破壊に行って来る」

 

「神の転移・転生者が誰か分かったのか?」

 

「全然全く分かりません。ギレン兄は?」

 

「デュランダル議長だと思っているが、最後に撃たれて死ぬ筈。最後まで分からん」

 

「メサイア落とすまで、兎に角注意しておくよ」

 

「本当に注意しろ。ここまで隠れた奴は初めてだからな」

 

 

兎も角ネオ・ジェネシスを撃たせる訳にいかない。

アルカディア号はメサイアの居る宙域へ飛んでもらった。

 

 

「アルカディア号はネオ・ジェネシスの破壊をお願い。きっとミネルバが邪魔をするので排除してからでいい。ラル部隊には邪魔者の排除をお願い。新型ガンダム2機は俺が相手にする」

 

 

一方、メサイアでは。

 

 

「オーブが相手と思ったが、ジオンとは全軍かかれ!」

 

 

「あの艦を落とせば、勝ちだ」

 

「やってやる。ジオンが何だ」

 

「あたしはメサイアの防衛に回る」

 

 

ストライクフリーダムが2機のガンダムを発見した。

 

 

「来たな。レジェンド・ガンダムとデスティニー・ガンダム!」

 

「ドラグーン 行けぇ!」

 

「「ファングドラグーン 切り裂けぇ!」

 

 

レイのドラグーンとユーリのファングドラグーンでは、数においても操作能力においてもユーリの圧勝で、レイのドラグーンは全部切り裂かれてしまった。

 

 

「化け物だな、あのパイロット」

 

 

ユーリは兎に角レジェンド・ガンダムを狙い、ドラグーン発射装置、左腕、左足を切り裂いて戦闘力を低下させた。

 

 

「すまん。1度下がらせてもらう」

 

「大丈夫か、レイ?」

 

「気を付けろ。今までと何かが違う」

 

「兎に角気を付ける。心配するな」

 

 

レイが下がるとシンはSEEDを覚醒させた。

ユーリは気づいた、シンのまとっていた雰囲気が違う事に。

そして何度か会った雰囲気である事に。

 

 

「成程、そう言う仕組みだった訳ね。こりゃあ分からなくて当然か『神の転移・転生者』さん」

 

「そうか、お前が『大魔王の転移・転生者』か」

 

「SEEDが覚醒しないと出て来られないとは、不便いや不憫か」

 

「俺は気にせん。ただ主人公の癖に負け組になる、こいつが許せなかっただけだ」

 

「あー分かる。最後何て馬鹿にしていたアスランにボロ負けだもの」

 

「だから俺が勝ってやる」

 

「アスラン達になら勝てたかもね。俺相手じゃ結末は同じだけどね」

 

「ほう、戦ってもいないのに余裕だな」

 

「戦っていないのはお前だけだよ。俺は最初から戦っていた、決着だよ」

 

 

ファングドラグーンが周囲を飛び回っていた。

 

 

「何を言っている・・・・動かない、動け、動け! お前がやっているのか!?」

 

「お前鈍いな。決着って言ったじゃないか」

 

「ほどけ、ほどけ!」

 

「お前原作見ていたんなら分かるだろ」

 

「原作は最後にバラバラにされて、まさかそんな」

 

「お前とっくにバラバラ何だよ。じゃあな「神の転移・転生者」さん。バイバイ」

 

「嫌だ、嫌だ、俺は」

 

 

ユーリはビームサーベルを抜くと、デスティニーのコックピットを貫いた。

遠くでメサイアが沈んでいった。

 

 

「こちらユーリ、作戦終了。全機撤収」

 

 

 

ユーリ達はジオンへと帰って行った。

後には何かを探すインパルス・ガンダムの飛び回る姿が寂しげに見えた。

 

 

 

「そうか、特異な状態で無いと出て来ない場合があるのか。兎も角良くやった」

 

「これからは『神の転移・転生者』を探しにくくなるかもね」

 

「探すさ、どんな手を使っても俺達の世界に決着をつける為に」

 

「決着が着いたらさ、俺は又旅がしたいよ」

 

「そうだな。漂流国家ジオンって言うのも面白いかもな」

 

 

ジオンは又静かに、この世界から消えて行った。

 




次は宇宙戦艦ヤマト2199です。
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