あの後、セリカちゃん達後輩みんなと先生の活躍で襲ってきたヘルメット団は無事に制圧されたよ。
今度こそ、ヘルメット団の問題も片付いて、一安心だよ~~。
みんな、本当にお疲れ様!!
これで、少しはゆっくり出来るかな?
それにしても……あの夜のシロコちゃん達かっこよかったな~。
襲い掛かってくる大勢のヘルメット団相手に、一歩も引かず立ち向かって行ってたし、夜だから周りが暗かったのに、街の方に被害が広がらないように注意して戦ってたし。
なにより───みんなすっごく強くなってたよ!!
いやほんとに、ちょっと前とは比べ物にならないくらい戦い方に磨きがかかってるっていうか、周りをちゃんと見れるようになったっていうか、一人でから回ったりしなくなってるていうか、動きに自身が出ていたっていうか……
とにかく、凄かったよ!!
前に皆で賞金首の生徒を捕まえに行った時とは大違いで………うん!うん!今思い出してもとってもかっこよかったってと思うよ!!
だから今日は、そんな頑張ったみんなの事を目一杯褒めてあげなくちゃ!
ちょっと子供扱いみたいになっちゃうし、セリカちゃんやアヤネちゃんは、恥ずかしいからって、避けるかもしれないけど……。
でも……やっぱり頑張ったんなら、その分ちゃんと褒めなきゃだめだよね!
私が皆の事カッコイイと思ったことや凄いと感じたこと含めて、伝えないと!
こう言う事はしっかり言葉にしなくちゃ伝わらないと思うし……。
なにより!努力をちゃんと認めることは、大人とか子供とか関係なく大事な事だと私は思ってるからね!!
よーーしっ!!そうと決まれば、今日はいつもより早めに学校に行って、皆に会わなくちゃ!!
………って、思ってたんだけどな。
「…ん。ヨルハ先輩、準備はいい?」
「ちょっと!ぼーっとしてないで!真面目に相手してよね!!」
「うふふ♪ヨルハ先輩、よろしくお願いしますね☆」
「私も精一杯頑張ります!」
私の目の前にはシロコちゃん達、後輩の皆が何故かスンゴイやる気で私めがけて銃を構えている。
「ん!全力でいく!」
「ふえええん…。どうして、こうなっちゃたの……?」
傍から見れば完全にリンチ寸前の構図にしか見えないが……当然そういった理由ではない。
では、この状況は一体何のかというと……
「ん。ヨルハ先輩に相手してもらうの、すごく久しぶり!」
シロコちゃんの言う通り、これからみんなと戦う敵役……要するにみんなの戦闘訓練のお付き合いってやつだ。
「あはは……。お手柔らかにお願いね。シロコちゃん。」
「んっ!んっ!んっ!」
「あ、これ聞いてないやつだ……。」
シロコちゃんは、普段じゃ絶対に見せないくらいハイテンションなご様子で、無いはずのしっぽがブンブンッ!て、振られているような気がするよ。
そ、そんなに楽しいものかな……戦闘訓練って。
シロコちゃんとノノミちゃんが入って来たばっかりの頃、やってた時はここまではしゃいで無かったと思うけど……。
まあ、嬉しそうにしてるしいっか。
それにしてもシロコちゃんの言う通り、本当に久し振りだな~。
ユメ先輩の卒業や私の生徒会長の引き継ぎなんかで忙しくて、思えば今年度になって初めてじゃないかな。
そうなると、セリカちゃんとアヤネちゃんと、初めて戦うことになるんだね!
そう思うと、なんだか少し緊張してきちゃうかも!
「ねえ。一応、確認しとくんだけど、ヨルハ先輩大丈夫よね?」
「え?何がですか~。」
「えっ!?いや、その~……。怪我とかさせちゃうんじゃないかなって……。」
「怪我……ですか?」
「ああ!ヨルハ先輩が強いってことはちゃんと知ってるわよ!!……でもなんていうか。」
「うん。言いたいことは分かるよセリカちゃん。私もどっちかというと同じ気持ちだからね。」
「あら、あら、アヤネちゃんもですか?」
「……はい。普段のヨルハ先輩を見てると、ちょっと不安で。」
「だよねー。」
「…………うふふっ♪そんなこと、ぜーんぜん心配することありませんよ♪」
「本当に?」
「ええ♪と言うより……多分そんなこと気にしてられなくなりますから☆」
「え?それってどういう」
「よーし!やると決めたら全力で行くからね!!皆準備はいい!!」
「ん!いつでもいい!何処からでもかかってくる!」
「ちょっと!?シロコ先輩!?」
シロコちゃん気合い十分って感じだね!
これは私も先輩として負けてられない!
皆の先輩としてカッコ悪いとこ見せられないし、何より下手に手加減することは皆にとっても失礼だから私も気合い入れて行こう!!
「シロコちゃん威勢がいいね!それじゃあ遠慮なくっいっくよーー!!」