ハリーポッターと十六夜咲夜   作:暇をなくした暇人の集

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ハリーポッターと十六夜咲夜 ハリーポッター、莫大な遺産

「ここはどこなの?セシリア」

船酔いのような感覚に包まれながら私は聞いた。

「ダイアゴン横丁だよ、咲夜。」

 

ここが・・・ダイアゴン横丁・・・

本の中に入ったみたい・・・

「すごいわね・・・」

「まあとりあえずグリンゴッツに行こうか」

そう言ってセシリアは目の前にある巨大な建物を指した。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

グリンゴッツの中には人間だけでは無くゴブリンのような種族

・・・小鬼と言うらしい

 

など、様々な生物が仕事をしていた。

驚くことにこの銀行は小鬼により設立、

ドワーフによる建造、

魔法使いによる管理という三種の種族がかかわったものらしい。

「グリンゴッツ712番金庫から財産を引き出したい。」

「鍵はお持ちですかな?」

「はい。咲夜、鍵を」

「わかったわ。

 ・・・これで良いかしら。」

「712番の鍵で間違いないようですね。

 ルートの関係上、トロッコの相席が発生する場合がありますが、よろしいでしょうか。」

トロッコの相席って人生で初めて聞いたわ・・・

「ええ、大丈夫よ。」

 

トロッコ乗り場はグリンゴッツの地下三階にあるようで、そこには複数の小鬼、

そして眼鏡をかけている痩せ細った少年と、セシリアが子供に見えるほど大きな男がいた。

「ハグリット、久しぶりだな。」

「おお、お前さんセシリアか?」

なるほど、あの男はハグリットというのね。

「ああ。この子が咲夜だ。じゃあ、頼んだよ。

 咲夜、こちらはホグワーツの森番をしているハグリットだよ。

 ここからはハグリットに案内してもらうことになってるんだ。

 ・・・本格的に孤児院の財政がヤバくなってきたせいで、仕事が増えてきたんだ。」

そんなに危険な状態だったのあの孤児院・・・

魔法で何とかならないものなの?

何か制限でもあるのかしら。

それとも単にセシリアが魔法下手なの・・・

「こんにちは、ハグリットさん。

 これからよろしくお願いします。」

「おお、こちらこそ。

 さんは付けなくてええぞ。

 ほらハリー、挨拶せんかえ」

ハリーか。ダイアゴン横丁でだれかが噂しているのを聞いた限り、

結構な有名人のようだ。

「よろしく、ハリーポッターです。」

「よろしくね、ハリー。」

「ハリーの金庫は687番、学校の用事は713番、サクヤは・・・712番か。ちょうど良いな。」

「それじゃあ咲夜、買い物楽しんできなさい。

 帰りはハグリットが送ってくれるそうだから、安心してくれ。」

その言葉の最後が聞き取れるか聞き取れないかのうちに、トロッコは走り出した。

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