グリンゴッツ地下金庫、なかなかカオスな所ね。
滝あるし・・・
白骨落ちてるし・・・
ドラゴンの吠え声聞こえてくるし・・・
それ聞いてハグリットがトロッコから乗り出してるし・・・
ハリーは顔蒼くなってるし・・・
「・・・ねえサクヤ。このトロッコいつになったら止まるの?」
「知らないわよ・・・ハグリットに聞いてみれば?」
「さっきから呼んでるんだけど・・・」
「この鳴き声、ウクライナ・アイアンベリー種じゃねえか。
なあ小鬼さんよ、あのドラゴンどこで買ったんだい?」
「その質問に答えることは私の業務に入っておりません。」
「ガリオン金貨一枚やるから。」
「・・・出来ません。」
「教えてくれちょったてバレやしねえさ。」
「ちょっとハグリット、
ハリーが死にそうなんだけど。」
「おおハリー、大丈夫か?
気分が悪なっちょるなら言ってくれればええじゃねえか。」
「さっきからずっと呼んでたわよ・・・」
「そりゃすまん。」
「なんでサクヤは大丈夫なの・・・」
まあそりゃ時間止めて休んでますからね。
「逆に何したらそこまで酔うのよ。」
「小鬼さんよ、あとどのくらいで止まるんだい?」
「一分程です。」
「一分だとよハリー。」
「頑張るよ・・・」
「ねえ小鬼さん。この銀行って破られたことあるの?」
「一度もございません。
故にグリンゴッツはホグワーツと並んで世界で最も安全な場所と言われるのです。」
「なるほど・・・」
まあ時間止めれば盗めそうね・・・
「さて、687番金庫に到着いたしました。
鍵を頂けますかな?」
「ハリー、鍵渡してって言ってるわよ。」
「ああごめん。ちょっと気分が戻らなくて・・・
これで良いんだよね?」
「はい。それでは少し離れてください。」
重厚な扉が開くとそこには金貨や銀貨が山のように積み上げられていた。
・・・そういえば私魔法界の通貨知らないわね。
「ハグリット、魔法界の通貨について教えてくれない?」
「まずはガリオンそこの金ぴかのやつだ。次にシックル、銀でできたやつだ。最後にクヌート、
これは銅貨だ。
1ガリオンが17シックル、一シックル29クヌートになっちょる。
一ガリオンで五ポンド。
まあ200ガリオンありゃ十分だろうよ。」
「この袋をご利用ください。」
「ああ、ありがとう。」
「・・・これで大体200枚かな。」
「それでは712番金庫に向かってよろしいでしょうか。」
「ええ、よろしく。」
「次はもう少しゆっくり行ってくれませんか?」
「速度は一定になっております。」
「サクヤ、吐いたらごめんね。」
よし、絶対にハリーと私の間にハグリットを座らせよう。