ハリーポッターと十六夜咲夜   作:暇をなくした暇人の集

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英検二級保持、英語の最大偏差値72の人でも八割取れない中間テストの英語・・・
よし、焚火に突っ込もう!!


ハリーポッターと十六夜咲夜 キングズクロス駅

いよいよ今日はホグワーツに入学ね。

セシリアの話によると四つの寮に分かれるらしいけど・・・

私はどこに入れられるのかしらね。

 

そんなことを考えながら能力で内部の空間だけを拡張した巾着袋に投げナイフやサバイバルナイフにアーミーナイフ、スイスアーミーナイフを詰めていく。

理由は簡単、セシリアに昨晩ホグワーツには敵対的な化け物だらけと聞かされたからだ。

実は私、以前孤児院にナイフをもった強盗が侵入したときからナイフ戦闘やナイフ投げを練習していたのである。

あの時はセシリアが殴り飛ばしてみんな引いてたけど、今思えば魔法使ってたんでしょうね。

「咲夜、入って良いかい?」

「ええ、どうぞ。」

「準備は終わったかい?」

「多分大丈夫だと思うわ。」

「それじゃあ、キングズクロス駅に行こうか。」

 

この孤児院からキングズクロス駅へはバスで20分ほどなので、一人でも行くことができる。

・・・切符が9と3/4とかいう訳が分からないものでなければ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「さて咲夜、ここがキングズクロス駅の9・10番ホームだ。ここから先は自分で行ってみなさい。」

「9と3/4番線への行き方なんて考えてもわかるわけ・・・っていない!!」

今度帰ったらどうしてやろうかしら。

・・・まあ良いわ。最悪他の魔法使いを探して聞けばいいんだし。

「もしかしてサクヤ?」

「ハリー?久しぶりね。」

「うん。ところで9と3/4番線への行き方知ってる?」

「あら奇遇ね、私も今同じこと聞こうとしてたのよ。」

「どうしよう・・・」

ん?

「ハリー、あそこにいる赤毛の家族、魔法使いじゃない?」

「・・・どれ?」

「あなたどれだけ目悪いのよ・・・

 あそこに大きなトランクや大鍋にフクロウを連れた赤毛の集団がいるわ。」

「絶対魔法使いだよ、それ。

 じゃあその人達に聞いてみようか。」

 

 

「フレッド、次は貴方よ」

「僕フレッドじゃなくてジョージだよママ。まったく、本当に僕らの母親かい?」

双子と思わしき少年が、恰幅の良い女性に文句を言う。

「あら、ごめんなさいねジョージちゃん」

「冗談だよ。僕がフレッドさ」

フレッドは言うが早いか逃げるように柱の中に消えていった。

その後を追うようにジョージが柱の中へと消えていく。

「まったく、なんて息子なのかしら」

恰幅の良い女性は少し眉をひそめたが、怒ってはいないようだった。

私は恐る恐る恰幅の良い女性に話しかける。

「あの、すみません」

「あら、貴方たちも今年からホグワーツ? うちのロンもそうなのよ」

恰幅の良い女性は最後に残っていたハリーや私より少し背が高く、赤毛でそばかすだらけの少年の肩を抱く。

「それで、九と四分の三番線には、どのようにしていけば……」

ハリーが聞くと、恰幅の良い女性は微笑みながら言った。

「心配しなくていいわ。あの柱に向かって歩いていけばいいの。怖かったら少し走るといいわよ。さあロン、お手本を見せてあげて」

ロンと呼ばれた少年は少し表情を固くすると、覚悟を決めて柱へと走っていく。

そしてそのまま柱の中へと消えていった。

「ね? 簡単でしょう? 心配いらないわ」

ハリーと私は顔を見合わせる。

どちらが先に行くか、ハリーの目はそれを訴えていた。

「れ、レディーファーストというわけにはいかないかい?」

「貴方がそれでいいなら別にいいけど……」

腰が引けているハリーを置いて、私は柱へとカートを押していく。

そしてそのまま柱を突き抜け、紅の蒸気機関車が止まっているプラットホームへと出た。

私は周囲を見回して九と四分の三番線という文字を確認する。

どうやら無事に目的のプラットホームへとたどり着けたようだ。

「凄い、機関車だ!」

後ろからついてきたのであろうハリーが機関車を見て目を輝かせている。

「ハリー、私も人生で一二を争うほど感動はしてるんだけど、早く汽車に乗り込んだ方がよさそうよ。じゃないとホグワーツまでトランクの上に座っていくことになるわ」

私は停まっている汽車の窓を指さす。

既に先頭から三両ほどは生徒でいっぱいだ。

その後ろの客室が埋まるのも時間の問題だろう。

「それが良さそうだね」

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