峰田実の性欲は現実に考えると本当に異次元。「個性」っていう特異な力が浸透してるとは言え、実際に風呂覗こうとしたりクラスメイトにわざわざチアガールの恰好をさせようとしますか?しないよね。こわ。
峰田くん、優秀な時はほんとに優秀なんだけど……性欲ありあまりすぎてるよ。君多分もう少し隠すことを覚えてたらもっとモテてた、っていうか彼女できてたと思うよ。浮気しなければ多分。
轟くんは本戦からしまっちゃおうねぇされたけど、そんなんばっかりじゃなく良い影響だってあるんです多分。見ててくださいよやり遂げるんで多分。ええ多分。
それでは本編どうぞ。
峰田をモテさせるか迷う。
あれは汚い善逸枠だよね。
『一時間程昼休憩挟んでから午後の部だぜ!じゃあな!!!オイイレイザーヘッド飯行こうぜ……!」
『寝る』
『ヒューッ』
「悔しいわ、三奈ちゃん。おめでとう」
「爆豪、轟の氷対策で私入れてくれてただけで。実力に見合ってんのかわかんないよ──」
「麗日くん。俺は負けてしまったが、緑谷くん達と一緒に頑張ってくれ」
「飯田くん……惜しかったね」
「いいや、完敗さ。五毛くん……彼らは強かった。緑谷くんもだ。だが、どうにも緑谷くんとは張り合いたかったんだ」
「男のアレだな〜〜」*1
彼らは皆、揃って会場の外へと向かった。ランチラッシュの食堂は今日も運営しており、そこで食事を摂る者もいれば、運良くチケットを手に入れて観戦に来ている家族と一緒に食事をする者もいる。
しかし五毛楽は親族がおらず、また、耳郎響香の両親もチケットを取ることはできなかった為家からテレビで見ている──ので、必然的に彼らは前者。食堂へと向かっていった。
昼休憩終了。
『最終種目発表の前に、予選落ちの皆へ朗報だ!あくまで体育祭!ちゃんと全員参加のレクリエーション種目も用意してんのさ!』
「「………………」」
「え?」
『本場アメリカからチアリーダーも呼んで一層盛り上げ……ん?アリャ?」
『なーにやってんだ……?』
『どーしたA組!!?』
そこには、チアリーダー服を全員きっちり着用してポンポンまで装着したA組女子が立ち並んでいた。
「峰田さん上鳴さん!!騙しましたわね!?」
「「ひょー」」
昼に──(午後は女子全員ああやって応援合戦しなきゃいけねえんだって!)(聞いていないですが……)(信じねえのも勝手だけどよ……相澤先生からの言伝だからな)という会話を経て、今のこの状況があった。
「何故こうも峰田さんの策略にハマってしまうの私……」
「ゴモラのいない隙に、アホだろアイツら……。ちゃんと先生に確認とれば良かった」
「まァ本戦まで時間空くし張りつめててもシンドイしさ……いいんじゃない!!?やったろ!!」
「透ちゃん、好きね」
葉隠透は至極ポジティブに捉えていた。先程峰田が後ろに回ってとても形容し難い顔で服の中を覗こうとしていたが、蛙吸梅雨が未然に防いだ。彼は少し反省を覚えた方が良い。
耳郎響香は上鳴電気・峰田実を紅潮させた顔で睨み、ポンポンを投げ捨てて照れを隠していた。
『さァさァ皆楽しく競えよレクリエーション!それが終われば最終種目、進出チーム総勢十六名からなるトーナメント形式!!──一対一のガチバトルだ!!』
「トーナメントか……!毎年テレビで見てた舞台に立つんだあ……!」
「去年トーナメントだっけ」
「形式は違ったりするけど、例年サシで闘ってるよ」
「それじゃあ組み合わせ決めのくじ引きしちゃうわよ。組が決まったらレクリエーションを挟んで開始になります! レクに関して進出者十六人は参加するもしないも個人の判断に任せるわ。息抜きしたい人も温存したい人もいるしね」
壇上でミッドナイトがLotsと書かれたくじ引き用の箱を抱えている。トーナメントの場所の結果次第では対戦相手の相性によってすぐに負けてしまう可能性も、逆に言えば相性の良い相手を引けば楽に勝ち上がれる可能性もあるので、出場者は皆一様に異様な雰囲気でその箱を見つめていた。
「というわけで、組はこうなりました!」
一回戦一戦目
発目vs緑谷
二戦目
瀬呂vs小大
三戦目
心操vs切島
四戦目
五毛vs尾白
五戦目
青山vs常闇
六戦目
麗日vs爆豪
七戦目
乕間vs庄田
八戦目
耳郎vs芦戸
「相手は発目さんかぁ」
「緑谷さん!実はですね、折り入っての話がありまして──」
「ええ?!それは、先生に聞かないと──」
「あんただよな?切島鋭児郎って」
「応!いかにも俺が切島だ!って、あん時の宣戦布告の──」
「…………」
「麗日?」
「(ヒィィー!)」
『よーしそれじゃあトーナメントはひとまず置いといて、イッツ束の間!楽しく遊ぶぞレクリエーション!』
「……どしたんゴモラ」
「いや、その」
彼は、耳郎響香の隣で頬をポリポリと掻いた。少しそわそわしていて目線も合わないし、何より少し顔が赤い。要するに、照れていた。
「目のやり場に、困って」
「──……あ」
彼女は今、チアリーディングの服を着ているので、当然露出している部分が多い。ゴモラが目を向けられない理由としては、おへそが丸見えで──スカートがとても短い。とてもとても短い。大切なことなので、二回頭の中で唱えた。膝からスカートの裾までの距離が五、六十センチはありそうな超ミニスカートであった。
彼は峰田実を恨んだ。普段は彼女の顔を見てもなんともないというのに、まるで顔の可動域を釘で打ち留めたかのように視線を向けられない。太ももも脇もほぼ全て出ているその服は、純情な五毛楽少年には過激であった。
「いや、その……これは、峰田と上鳴のアホ達が──」
「わ、わかってるんだけどね」
「…………」
だめだ、意識しないようにすればするほど、頭の中を煩悩が駆け回る──と、彼はそわそわするのをやめられない。可愛いとか、似合ってるだとかいう言葉がこびりついて離れない。
「ゴモラ!」
「え?な、なんでしょう」
「こっち向きな」
「うわっ」
彼女は隣のゴモラの方に向き直って、耳のプラグを伸ばす。彼の頬を左右から押さえて強引に彼女の方を向かせた。
「あの、耳郎さ──」
「ゴモラ。別に、ゴモラに見られても嫌じゃないから。別に」
「…………えっ」
「そりゃ、騙されて着させられたってわかった時は嫌だったかもだけどさ!別に、もう色んな人に見られてるし……今更!ゴモラに見られた程度じゃ嫌じゃないっつの!」
「……ははっ、そっか」
しかし言い切ったは良いものの、今度は彼女の顔が更に赤く色づき、耐えきれないかのようにふいっと目線を逸らしてしまった。
「あっ」
「やっぱ見んな!あっち向いて……!」
「ええぇ」
なんとも理不尽な物言い。しかし、五毛楽は素直に聞いて従った。嫌ではなかったし、照れている耳郎響香がとても──とっても可愛いと思ったので、つられて、自分の顔ももっと朱に染まりそうだったから。
「あの、耳郎さん」
「………ぁに」
「似合ってる。めっちゃ可愛い」
「──〜〜ッ!!」
「あイタ!」
残念ながらそのあと、耳郎響香はチア服を着替えて体操服に戻ってしまったが──彼としては、まともに彼女と話せる状態に戻ったのわけなので、満更でもなかった。
「A組の切島鋭児郎だよな。俺は、お前の対戦相手の心操人使だ。──少し、話があるんだが、いいか?」
「おお?いいぜ!ここじゃできない話か?」
「──できれば、別のところがいい」
「っし、わかった。上鳴、俺ちょっと行ってくるわ」
「おー。じゃ俺も借り物競走行ってくるよ」
彼らは人のいない場所に向かって歩き出す。だが心操人使の顔はすぐれず、何か思うところがあるようであった。思わず切島鋭児郎が心配の情を抱いてしまうほどに。
「──休憩してたのに、すまねえ」
「別にいいって!んで、話ってなんだ?」
「……要領を得ない話だと思うが、聞いてほしい。さっきの騎馬戦で俺は、ヒーロー科に入りたくて焦り、結果としてそれは失敗したんだが──ヒーローになるなら相応しくない行為をした」
「………………」
彼は持久走やチーム決めの際、適当に話かけた人物を問答無用で操って駒のように扱った。凍りつく地面の上、神輿のように担がせたりもした。
「だが、ヒーロー科の青……青山は俺を咎めず、剰え俺が上手なだけだったと他二人を宥めたんだ」
「……そうか」
「俺はヒーロー科に在籍する奴と自分の差、みたいなものを思い知った。ただ勝ち上がっても、精神がそうじゃなきゃヒーローとは言えない」
彼はヒーロー科の
「あー、爆豪みたいなやつもいるし……」
「あいつは例外だ、そうだろ?あの時は俺も煽ったが、すまなかった。──それで、どうしようもない焦りが沸いて……お前に、俺の『個性』を話しに来た」
「──お前──漢らしいぜ!!」
「へっ?」
切島鋭児郎は、クッ!!と何かを堪えるような表情で急に彼を称えた。何かに感嘆し、自分のことを言っているのだと彼が気づくまでに、数秒を要した。
「あいつらに感化されて、反省したってことだな?それで、俺と正々堂々戦う為に自分の手札を伝えにきた!!」
「……まあ、そうな──」
「すげえよ、お前は!だが、
「……っ」
「お前のチームの尾白っているだろ?その、青山ともう一人のB組のやつはわかんねえが、そいつ……尾白は相当の実力者だ!それに技を食らわせたお前がすげえ、ってこった。だから、その上で──俺はお前、心操の個性の話は聞かねえ!」
「っ!だ、だが──」
「心操が堂々と俺に話をしに来たように、俺もお前と真摯に戦う為に聞かねえ。気にすんな!俺は全力で戦うだけだ!それを下したなら、お前がもっとすげえって皆がわかるだけだ!」
「……やっぱりお前ら、眩しいよ」
「はっはっは!心操もなりてえんだろ?来いよ、ヒーロー科で待ってるからさ!」
「──……」
「じゃあな!」
心操人使には、切島鋭児郎を追いかけることはできず、ただその去る背中を見つめていた。動けば涙が溢れそうだった。
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「オッケー、もうほぼ完成」
『サンキューセメントス!
ヘイガイズ、アァユゥレディ!?
色々やってきましたが!!結局これだぜガチンコ勝負!!頼れるのは己のみ!ヒーローでなくてもそんな場面ばっかりだ!わかるよな!!心・技・体に知恵知識!!総動員して駆け上がれ!!
ガチンコタイマン、始まりだァァ!!』
次回、タイマン開始!
バチボコに殴り合うやでぇ!
対戦カードは厳正にルーレットをば。何回戦かはちょっと弄りましたけどね!
どう?うまくイチャつけさせられてた?口から砂糖でた?いや、そんな甘くないかこれ。心操くんは脳みそ焼かれた?ねえ、焼かれた?ヒーロー科まぶしいねえ!書いて欲しいシチュエーションとかあったらガンガンアイデアちょうだいください!
ストックが本格的にない。今日中に一話完成させなきゃ明日の投稿は難しい……
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ではまた!
皆さんの好きなヒロインはだぁれ?※本文に影響するかは未定
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