な、難産……ッ!!書けん、書けんぞッ……
とくと味わえ。週一だぁ!
大学からの合格通知来た。嬉しす。
高校、留年しないように気をつけにゃが……
内容薄め?ちょっと短め?
本編どうぞ!寛大な心でお願いします。
つきりとした頭のいたみが引いて──
「ここは……?」
「体育祭特設の医務室だよ。明らかに異常だったからねぇ、眠らせて運ばれてきたのさ」
「リカバリー……がーる……」
「心拍やら体温やらに異常はなし、今はミッドナイトの眠り香で少し朦朧としてるだけさね」
しかし彼のあずかり知らぬことではあるが、ここに運ばれる直前までその体温は生物の域を遥かに飛び越えていた。細胞が死ぬ……どころではなく、普通ならば脳死してもおかしく無いほどの体温。全身の血液が文字通り沸いていたのだ。
ステージ上で暴走した時の姿。……それは、どう見ても生物として矛盾しているような、端的に言えば悍ましさを孕んだ姿であった。不自然かつ歪な膨らみ方をした身体もそうだが、それ以前に憤怒を思わせる体表の焼けた火箸のような──
ガチャリ。
「すいません、ゴモラ、居ますか」
「ゴモラ?──ああ、この子かい」
「……じろーさん」
医務室の扉を開き、恐る恐る入ってきた耳郎響香が動かない頭の視界の端にちらりと映りこんだ。見たところではあるが、少し目元は赤いものの涙はとうに引いているようだ。
「……うわ、なんかポヤポヤしてる。コイツどうしたんすか」
「ミッドナイトに眠らされた直後だからねぇ。寧ろ、この短時間で目を覚ましたことの方が驚きだよ」
「あー、それは確かに?」
ぺしりぺしりと頬にわずかな刺激が走っている。彼は肌の鈍った感触から、おそらくプラグの先端ではたかれているのだろうと推測した。えくぼをくりくりといじられた圧で顔が横を向いていく。
「じろ……さん、くすぐったい……」
「……なんだろ、なんかこう、クる」
つんつん、ぐにぐに。
「うぅー……」
「フッ」
「んん…………?
────────っ!?」
「あ、起きた」
ガバっ!と身を起こし、彼は急速に意識を覚醒させた。なんだかよくわからないが恥ずかしいいじられ方をされた気がする!と、赤面。よりにもよってリカバリーガールという人の目があるところでのやりとりに彼は身悶えした。
「さっきのとは別の意味で赤くなってんじゃんね」
「あ、あんまり弄らんでほしいなぁ……なんて……」
「楽しいからヤダ」
「あんまりだ──」
しかし、その会話はこれ見よがしな大息によって遮られる。二人揃ってそちらを向けば、軽く顔を顰めた
「ハイハイ、何ともないんならさっさと戻りなさいや。ここは休憩所じゃないんだよ?それとアンタ!今は異常ないけど、しっかり気をつけるんだよ」
「はい」
「ん、行こっか」
「ありがとうございました」
「いきなり赤くなってて、マジでどうしたのかと思ったってさっきほんと焦ったんだから」
「あはは、面目ない……」
彼は先程の試合を思い返す。試合が終わった今でも、心操人使の個性の条件がわからない。なにがなんだかという状態で、知らぬうちに──
「──あっ!」
「え、急になに」
「じっ…耳郎さん!俺、勝った?負けた!?」
「……あー」
彼女は得心がいった。明らかに先程の彼の状況は通常でなく、そして意識がなかったように見えた。つまり、行動がおかしくなった瞬間からの記憶が曖昧なのであり、勝敗についても記憶がない。
「どっちだと思う?」
「うぅっ……俺、洗脳くらっちゃったし……」
だが、それだと彼女の態度が軽いことにほんの少し違和感が残る。うんうん唸りつつ首をかしげ、真実を想って悩む彼を見て彼女は少し吹き出した。
「ジョーダン!勝ってたよゴモラ」
「かってた……えっ、勝ってたの??やばい、全く試合が思い出せない……いやいや、というか俺洗脳くらった、くらってたじゃん」
「うーん、何て言ったらいいんだ?なんていうか、止まったあとに命令されたゴモラが──赤くなっててさ」
「赤くなってて??」
「ぼこっぼこって変な感じに膨れて」
「ボコッボコッ???」
「なんか心操ぶっとばした」
「????」
彼は必死に朧げな思考を辿る。──そういえばなんというか、血が沸騰するような気分だった──
どくん。
「……んー?」
「?どしたんゴモラ」
「ん、いやぁ……えと、なんだか現実味がわかなくって」
「そりゃわかるけど。明らか異常だったし」
「VTRほしいなぁ、家帰って録画見直そ」
「あーいいじゃん」
彼女は一瞬、一緒に見ないかと誘いをかけそうになった。だが、それを言葉にするのはまだなんとなく気恥ずかしかったのでそっと口をつぐんだ。
「う〜ん。でも確かに、尋常じゃない感じの力が沸いてたような」
「あの状態ってプラス要素あるんだ?」
「や、わかんないけどね」
「あったらロマンあるけど」
「……確かに。暴走形態?をモノにするって感じにできれば」
「強くなるうえに、なんかかっけーじゃん」
「………おおー!」
彼は急に溢れだしたやる気を感じた。自身の強化につながる上に──耳郎響香に「かっこいい」と言ってもらえるならば、頑張らない道理はない!と。
不純と言ってはいけない。純粋な思惑がないではないのだ。
「あ!おーいゴモラ!大丈夫だったかー?」
「うん、大丈夫だってさ。ありがと」
「切島はなんともなかったのにねー」
席に座っていた切島鋭児郎が立ち上がって駆け寄ってきた。彼と対戦相手を同じくし、その顛末に異常を抱えたことに不安を覚えたのだ。まあ、己が身よりも真っ先に五毛楽のことを心配していたのはさすがヒーロー科といったところか。
「もう二回戦の最終戦、始まっちまったぜ」
「え、ほんと?……あ、本当だ。爆豪と常闇の試合、もう終わってる」
「マジじゃん。えー、常闇負けたの?めっちゃ強かったのに」
「いやぁ……なんというか、相性がなァ……」
「相性?」
「爆豪が戦闘中に気づいたらしいんだがよ、常闇の個性は光が苦手らしい」
「あぁー……『ダーク』シャドウだからか」
「なるほど」
一戦目、青山優雅。二戦目、爆豪勝己。
そしてもし、逆境を見事乗り越え更に勝ち上がっていたならば、二分の一で『光の戦士』乕間雨にぶち当たっていた。なんとも不憫な試合構成な男なのであった。
『ここまで圧倒的に勝ち上がってきたものがかつていたかよ!?現在ダントツ一位候補ォ──乕間雨!!
その暴威を乗り越え、勝ち上がることができるのかァ?!頑張れ
「始まるね」
「頑張れよなァ……」
乕間雨は、ただ圧倒的な勝利を重ねた。その威光に誰も彼もを寄せ付けぬかのように。倒れ伏す芦戸三奈のもとに降り立ち、そっと抱え上げる。ハンソーロボに歩み寄り、そっと担架に彼女を載せた。
彼は過剰な火力の攻撃を加えることもしなかったし、いたぶるような嬲るようなこともやらなかった。だが、それでも芦戸三奈の勝ち目など見えないほどに圧倒的に勝った。
強き矛を見せたわけではない。──攻撃の面だけを見れば、現時点では、「最強」とは言いづらいかもしれない。彼の抑えた攻撃は爆豪勝己・轟焦凍・五毛楽の火力に劣るか劣らぬか……だが、確実に「無敵」だ。
他を寄せ付けず、手の届かない孤高の強さをありありと皆に見せつけているのだ。
「………………」
誰しもがその身に「殺す力/殺せる力」を宿している。がしかし、彼のそれは頭ひとつ抜けているどころでは留まらないといえよう。その光は少し熱量を解放すれば人間の血肉など蒸発する。少し鋭さを与えればたちどころに相手の体が泣き別れだ。少し制御を解いてパワーが上がれば当たったモノなど爆散する。
彼は騒ぎ立てる実況にも反応せず、黙りこくって会場を後にした。
「えらい強さだな」
「……ッチィ」
「わかっちゃいたけど、遠いなぁー背中」
「容赦がねぇ」
「俺じゃあ飛ばれるとなんもできねえ」
「ケロ、大体の子は皆そうだわ」
「やばいよねぇー」
「ウチの個性も……触れたとしても障害にならんわ」
「っぱB組も強えのがいるんだな」
「やっぱり最後の方にもなると、次の試合までが早いね」
「つーか、
「うん。経営科からなんか買ってくる」
「あーい」
彼は席を少し離れ、通路を練り歩いているカゴを抱えた生徒に話しかけた。彼らは経営科生徒。基本的に体育祭に参加するメリットはなく、生徒を例にしてマーケティングのシミュレーションや、売り子業務などに勤しんでいる。酒類は扱えないので、そこはプロに任せることになるが。
「ホットスナックいかがっすかぁー」
「一緒に冷たいドリンクいかがっすかァ〜」
「おーいお二人さん、買うよ。ちょっと待って」
「あいよー!まいど!」
「どれにしやすか?」
「えーと……そうだね、コーラとソーダをお願いします。あとロングポテト」
「「まいどー!」紙トレイおつけしまーす」
「ありがとう」
「こちらこそー!」
学生とは思えないほど、異様に居酒屋とかのアルバイト感の強い二人だった。元気の良さと掛け声の快活さはかなり素晴らしい。サービス業や接客業で彼らは即戦力たり得るであろう。
その手際の良さに感心しながら、ペットボトル二本とスナックの刺さったトレイを受け取って礼を言う。二人は軽く手を振って行ってしまった。
「ただいまー」
「おかえり」
現在スタジアムでは、先程も活躍されていたチアガールの方々やアイドルヒーローの方々が余興を行い、場を盛り上げている。
「ドリンクも買ってきたから、一緒に食べようよ。コーラとソーダ、どっちがいい?」
「え、マジ?いーの?さんきゅ。……じゃあコーラで」
あくまで校内イベントのものであり、それなりに安いものだ。彼はそれなら一人で食べるより、仲のいい女の子と一緒に何か食べる方が断然楽しいし、美味しいと思うタイプだ。
「はいどーぞ。こういうロングポテト、美味しいよね」
「ウチ、初めて食べるかも」
「ほんと?どうぞどうぞ」
「──お、ウマい」
「ちゃんとカリカリだ。ちょっと嬉しいな」
普通のポテトとは違うが、マッシュにされたじゃがいもを細長くして揚げられたそれは、均一なじゃがいものサクもち食感に食べ応えのあるサイズのホットスナック。抜群に美味しい訳ではないが、なぜか食べたくなる逸品だ。
マッシュしている関係上、ふにゃつきにくい。好みによるが、人によっては欠点なのかもしれない。
「っはぁ〜!コーラうまっ」
「ははっ、いい飲みっぷりだねー」
「ソーダ一口ちょーだい」
「え?あっ」
「うまー」
「あ、あの……その、俺、口つけてた……んだけどな……」
「…………………………………………っ!!
…………………………………………っっ!!
──いやっ、もうさっ!かかっ間接キスとか気にする年でもな、ないでしょっ?!べっ……別に気にしないって!」
「そ、そうだよね!ごめん!」
「ウチも!ごめんっ!そう、デリカシー!デリカシーなかった!」
「いやいやいや!こっちこそっ」
「しっ、しまったぁ〜」
「か、間接キス……!いやいや!何考えてるんだ俺!」
お互いにババっと顔を逸らし、忙しなく視線を揺らす。五毛楽の尻尾はソワソワ震えて、耳郎響香のプラグは絡まりそうになっている。
両者共に互いが見えていないが、双方これでもかとばかりに赤面し、彼に至ってはまるで茹ってしまう直前のようだ。スタジアムの余興が全く耳や視界に入らない。頭の中は互いのことや自身の言動でいっぱいなのだ。
「(さっきまで美味しかったポテトの味がわからないっ)」
「(ヤ、ヤバ……ウチ、引かれてないよね……!?)」
「お!俺っ、次試合だしっ!早めに行ってくるよ!」
「うっ、うん!頑張ってゴモラ!」
もう一本だけポテトを皿から抜くと、彼は足早に離れていった。恥ずかしかったので、今はまともに彼女の顔を見れる自信がなかったのだ。
一方その頃二つ隣の席の留学生、リアージュ=ボンバーは、近くの席に座る生徒から詳しくは聞き取れぬものの、その溢れるリア充波に抗うべく脳内でニトログリセリンの構造式を唱えていた。峰田実は髪をもいでもいないのに血を流していた。
作者は炭酸飲料が飲めないので、おいしさがわかってない炭酸にわかだ!こりゃ大人になってもビールは飲めませんな。焼酎!ウィスキー!ワイン!梅酒!ひゃっはー!酒飲みの血は流れてるんだぜぇえ!初呑みはお父さんと行きたいですね。
この作者、無性愛……つまりノンセクシャル疑惑がですねぇ……ありまして。二次元のキャラには可愛いとかかっこいいとか思ったりするんですが。耳郎さんと五毛くんのやり取りの描写に自信があんまりなくて、もしきゅんともピンとも来なかったらバシバシ指摘してください。そっちの方が助かります!
読んでくれてありがとう!
よろしければ是非──
どしどし送ってくださるとめっちゃ嬉しい!
またねー!
ー追記ー
え?日間38位???
この駄文が?????
皆さんの好きなヒロインはだぁれ?※本文に影響するかは未定
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