ハンターはアクノロギアを狩りに行くそうです   作:初心ライター

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楽園の塔にて

黒のドラゴン、アクノロギアに吹き飛ばされ海で気を失っていたハンター、ハルは塔のある島に流れ着く。

 

島の兵士A「ん?なんだこいつら?」

 

島の兵士B「しかも、傷だらけだな。よし、こいつら二人とも牢の中にぶち込んどけ、そうすれば牢の中にいるあいつらも怯えて何もできなくなるだろ」

 

そうして、ハンター、ハルは牢の中に入れられた。

 

〈楽園の塔・牢獄〉

兵士A「おいお前ら、仲間が二人増える。まあ、すぐ死ぬだろうがな」

 

そういって兵士Aは傷だらけのハンターとハルを牢の中に入れた。

 

ハンター達に一人の少女が近寄る。

 

少女「ジェラール大変、この人達すごいケガを負ってる!」

 

ジェラールと呼ばれた少年はハンター達のもとに向かう。

 

ジェラール「ほんとだエルザ、この人達すごい重症だ。ロブ爺、どうしたらいい?」

 

ロブ爺と呼ばれた白い髭が生えた爺さんが答える。

 

ロブ爺「そうだな、取り合えず清潔な布で彼らの傷口を覆って、応急処置をするしかない。みんな手伝ってくれ」

 

ロブ爺の合図で、牢の中にいる人たちはハンターたちの応急処置を施す。

 

数日の間、ハンターたちの状態は少しずつ回復していたが気を取り戻すことはまだなかった。

そんな中、ハンター達がいる牢に脱獄をしようと企てている者がいると看守にばれてしまった。

ジェラールが自分が企てたといったが、看守は計画を企てたのがエルザだと気づかれてしまい。懲罰房という名の拷問部屋に入れられてしまった。

 

およそ半日における拷問は終わりを迎え、エルザはまた牢の中に戻ってきた。

 

ジェラールがエルザに駆け寄ると、エルザの右目がつぶれていることに気が付いた。

ジェラールは何も守れなかったことに泣き出してしまったが、エルザが「みんなを守れてよかった」という言葉に罪悪感を抱いてしまった。そんな中、

 

ハンター「ん?ここは」

 

ハンターが目覚めたのである。

 

目覚めたハンターは周りを見渡す。

 

牢獄のような場所、ボロボロな服を着ている人中には子供もいる。牢の入り口付近にはひどく泣いている少年と、片目がつぶれている少女の姿が目に入った。

 

ハンター「すいません、ここってどこですか?あと、なんであの少年は泣いていて、少年の近くの少女の片目はつぶれているんですか?」

 

と、ハンターが近くの男に聞いた。

 

すると、男から聞く話から少しずつ怒りがハンターの中に溜まっていく。

 

ハンターはポケットから『いにしえの秘薬』を取り出し、少女の近くに寄る。

 

ハンター「嬢ちゃん、名前は?」

 

エルザ「エルザ」

 

ハンター「そうかエルザ、つらかったな。とりあえずこれを飲め」

 

そう言ってハンターはエルザに『いにしえの秘薬』を飲ませる。

『いにしえの秘薬』を飲んだエルザは、つぶれたはずの右目が治っていることに驚く。

 

エルザ「治ってる、つぶれたはずの右目が!」

 

エルザのその声で牢の中にいた人々は歓喜する。

エルザのそばにいた少年はエルザを見て嬉し泣きをする。

すると、ハンターにエルザが近づく。

 

エルザ「えっと、治してくれてありがとう。あなたの名前は?」

 

そう聞かれ、ハンターは

 

ハンター「俺の名前はルインだ」

 

エルザは顔を少し赤く染めて「ルイン」と呼ぶ。

 

ルイン「あ、そうだ。おい、坊主」

 

すると、ルインはジェラールを呼ぶ。

 

ジェラール「な、なんでしょう」

 

ルイン「そんなかしこまらなくてもいいぞ。ジェラールだったか?あのエルザの右目のことはそこまで気にするな、俺が治してやったし」

 

ジェラール「は、はい!」

 

ジェラールと少し話したルインはハルを起こす。

 

ルイン「ハル、起きろ」

 

ハル「うーん、お肉が一個、お肉が二個」

 

ハルがのんきに夢を見ているところを見て

ルインが「ハル、今すぐ起きないとティガレックスの狩猟を一人で行かせるぞ」と言うと

ハルは飛び起きて

 

ハル「ティガレックスだけは勘弁ニャ、絶対ニャ」

 

と言ってきた。

 

言葉を話すハルを見たエルザたちは「「「「ね、猫がしゃべったぁぁぁぁぁ!!!!」」」」と驚いていたが

ルインは牢の人々に聞こえる声で話す。

 

ルイン「俺は、この塔が大っ嫌いだ!だから、この塔をぶっ壊す!そして自由を掴む!自由が欲しい奴は俺について来い!」

 

と言い、牢の壁をワンパンで吹き飛ばす。

その音で寄ってきた看守をルインはカーサスチェーンを取り出す。ルインはなぜ装備していないはずの武器が手元にあるのを困惑したが、次から次へと来る看守、敵に意識を移し戦い始める。

 

あるものは殴られ、あるものは蹴られ、またある者はカーサスチェーンに切られたりしていた。

 

一時間すると、塔の看守やその関係者を気絶、捕獲することに成功した。

 

ようやく自由を掴み取った、牢の中の人々は喜びを分かち合っていた。

 

しかし、エルザとジェラールは自分たちを助けてくれたルインがいないことを気にし始める。すると、

 

ドガァァァン!!!

 

塔の内部から、とんでもない爆発音がしたかと思うとルインとハルがエルザとジェラールの前に着地した。

ルインは目の前の二人に気づき

 

ルイン「おお!生きてたか、エルザ、ジェラール!」

 

ルインは二人を抱きしめる。

 

ジェラールは少し恥ずかしくなり、エルザは顔を赤く染めていたが、泣き出してしまっていた。

数分すると、泣き疲れてしまったのか眠ってしまっていた。

 

「さて」とルインは捕まえた黒魔術教団の連中に向き直る

 

助けてくれや、命だけは、と懇願する教団の奴らにルインはそうやって懇願してきたやつをお前らは何人殺した?と聞くと黙ってしまった。

少しすると、教団のメンバーが所有している船が見つかり中には金銀財宝があった。

それらをエルザ達で分け、船で陸まで行くことにした。

 

船旅では、エルザがルインに好みの女性を聞いたり、ジェラールが強くなるための秘訣を聞いてきた。

しかも、エルザやジェラールなどが着ていた服はあまりにもボロボロだったため、大人には船にあった服を着せ、子供には伸び縮みしやすい素材の服を与えた。

 

陸に着くと、人々は故郷に帰ったり、旅をする者に分かれたりした。エルザとジェラールはロブ爺に聞いたフェアリーテイルというギルドに行きたいそうだが、年のためロブ爺はついていくことができなかった。そのため、ルインが連れて行くことになり、ルイン、ハル、エルザ、ジェラールの三人と一匹でフェアリーテイルまで行くのであった。

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