デジクちゃんの!強くてニューゲーム! 作:今作の狙撃銃は強い気がする
ブルーピーコックで働き始めて10日、ダチカ先輩にありがたいアドバイスを貰って仲間を探すことにした。幸いにも雇うためのお金は十分あるしここでの経験も溜まって人を雇えるような人望も溜まってきたと思う
「えっと社内求人…」
ダチカさんに言われた仲間を雇うための掲示板を首を振ってよく探す 食堂に入ってすぐで分かりやすい掲示板だって聞いたけど…
「社内求人を探しているの?」
「へっ?」
突然声をかけられて変な声が出てしまった 振り返ると童顔のツインテールの子が話しかけてきた
「あの…あなたは一体誰なんですか?」
「デジク、9等級国民だから敬語は要らないよ」
「そ、そうなんですね」
笑って話しかけてくる様子に毒気が抜ける 目がちょっとだけ怖いけどいい人そうだ
「それで仲間を探しているんでしょう?」
「はい、ダチカ先輩に言われて社内求人を探しに食堂に来たんですが見つからなくて」
「社内求人は食堂の奥よ、ダチカはいっつも厨房から食堂に向かうから勘違いしたんでしょうね」
「あ…ほんとだ、ダチカ先輩が厨房から出てきた」
見たことない芋料理を持って厨房から出てくるダチカ先輩は頬が分かりやすく上がっていた
「ダチカはいつも自分で料理を作るの、故郷の料理らしいわ」
よく見ると厨房近くの席に座る先輩の奥にホワイトボードが見える 紙がちらほら貼ってあって周りに若干の人溜まりもある
「あの、ありがとうございました」
「別に構わないけど…ひとついいかな?」
「なんですか?」
「私を雇ってくれないかな」
そうデジクさんが言った瞬間あたりの視線が一斉にこちらに向く
「聞いた?今の言葉」「マルフーシャの妹に取り入るつもりかな」「あのデジクもマルフーシャの権力は欲しいんだねー」
…嫌な話が周りで展開される それなのに目の前の彼女は笑みを浮かべたままで私の返答を待っている
「えっと、まだ求人を見てから判断したいので今は断ります」
「そう、気が向いたらいつでも言ってね」
思ったより早く引き下がってくれてほっとする 目がさらに暗くなって怖くなった気がするけど…
「じゃあ私は求人を見に行くので後で返事に行きます」
「うん、じゃあね」
…まだいる!ずっと後ろで笑顔でついてきてる!求人の紙取った時すごく怖い気配がする!
「あの…なんでまだついてきて」
ニコッ
怖い!助けてお姉ちゃん!
「デジク、あんた何してんのよ」
ダチカ先輩!芋の欠片が口元についてるダチカ先輩!
「あんたが他人に懐くなんて久しぶりね、スネジンカの仲間になりたいの?」
ダチカ先輩!?
「えぇ、出来れば今すぐにでも」
デジクさん!?
「なら今書類あるからはやく書いちゃいなさい、今のあんたなら信用出来るわ」
ダチカ先輩!!??
「書きましたよ、あとはスネジンカさんのサインだけです」
早い!しかも字が綺麗!
「え、えっと…」
「…嫌なら断ってくれても構いません、私はあなたの意思が一番ですので」
今までの笑顔が消えてこちらを心配する顔になる ダチカ先輩もあまり本気にはしておらず断れる雰囲気はある、けど…
「…分かりました、デジクさんを雇います」
この人は信頼出来る気がする ちょっと目が怖いけど優しそうだし立ち振る舞いから強そうな感じもするし
「!、ありがとう!」
今まで見た中で一番の笑顔を浮かべてこちらの手が両手で握られる 不思議と目にも光が戻っているような気もする
「あ、あのそろそろ手を…」
「あぁごめん、これじゃ書類が書けないね」
「デジク、ちょっと来なさい」
手を離す代わりにペンと書類を渡されてダチカ先輩の方に向かう 書類書いてるけど手のひらで書くの結構難しいな…デジクさんはスラスラ書いてたのに…
「?」
デジクさんがダチカ先輩と話していたのにデジクさんのことを思った瞬間にこっちを向く、笑顔で
怖いよー!
「デジク、あんたほんとに良かったの?」
「スネジンカが私の目的だからね、彼女の仲間になれて良かったよ」
「はぁ、やっぱり今のあんたはよく分からないわ、前の全てに従ってたのと比べたら断然こっちのがいいけどね」
「私も嫌いだよ」
「…今のあんたも嫌いよ」
(クルッ、ニコッ)
「…急にスネジンカ見てどうしたのよ」
「彼女からの視線を感じたからね、つい振り返っちゃったよ」
「今のあんた、結構怖かったわよ」
「」
「ちょ、ちょっと何本気で落ち込んでるのよ。私のご飯あげるから元気だしなさい」
チャレンジモードでのリシチカちゃん強いね 200超えてる人は誰使ってるんだろうか