コードギアス反逆のルルーシュ ロストカラーズ 補完編 作:アシッドレイン
まぁ、ありえないかなとも思いましたが、あえてやってみました。
ジャンルは、昼ドラですwww
残酷なシーンとか駄目な人は、ご遠慮ください。
まぁ、今回はあまりありませんけど…。
なお、この話は、途中の話がデータ破損や紛失の為、ありません。
よって、現在サルベージできる分を、補完の方に掲載しております。
ご了承ください。
そこはいつもの生徒会室のハズだった。
何気ない日常を作り出していくハズだった場所。
そして、そこに集う者たちに笑い、泣き、思い出を作り出していくハズだった場所。
だが、今、その場所を支配しているのは、非日常の光景。
すべてをねじ伏せる悪夢のような場所へと変わり果てていた。
そして、そこに呆然と佇むのは一人の少女。
クセっ毛をまとめてお下げにした髪と大きな眼鏡が特徴的なおとなしい筈の少女。
たがその心に隠されたのは激しいまでの凶暴的な愛。
そして、狂気へと走らせるほどの甘く熱い思い。
彼女は、床に転がるかって人であった肉の塊を見下ろしていた。
「ミレイちゃんが…悪いの…」
ぼそりとその少女が呟くのと同時に手の力が抜けて、持っていた血みどろのナイフが床に落ちた。
「ごめんね…ミレイちゃん」
少女の口から呟きが再び漏れる。
そして、きりきりと口の形が三日月を作り出していく。
その形が表すのは、残忍な笑み。
「でも…ライさんは…私の王子様なの…」
眼鏡に隠された瞳に宿るのは狂気の色。
「だから…私から王子様を取り上げようとする人には報いか必要なの…。
それは親友であるミレイちゃんでも…同じ」
淡々と口から言葉が流れる。
まるで自分に言い聞かせるように。
「だから、ごめんね。そして……さよなら」
そう最後を締めくくると少女はその場を立ち去った。
はぁ…。
溜息が自然と漏れる。
どうしたんだろう…私…。
PCのデータ入力の手を止めて、テーブルの上の写真に目を向けた。
そこには、生徒会役員の全員の姿が写っている。
そして、その中の一人に自然と目が向いてしまう。
白銀の髪の優しそうな少年の姿。
ミレイちゃんが拾った男の子。
なんかとても卑猥な響きがするけどその通りだったりするから、問題はないと思う。
でも、何でだろう…こんなにも気になるのは…。
私は、男の子は苦手で駄目なはずなのに…。
いつの間にか彼のことばかり考えるようになっていた。
今まで、男の子は私に苦痛と蔑む視線しか与えてくれないものとばかり思っていた。
でも、彼だけは違っていた。
こんな愚図な私にも一人の女の子としてきちんと対応してくれて、思いやりのある言葉と優しい笑顔、それに暖かい手を差し伸べてくれた。
そんな対応をしてくれた男の子は彼が初めてだった。
それに、私の無理な注文も笑顔でやってくれて…そしてナイトメアが暴走した時、私を抱きかかえるように庇ってくれたりもしてくれた。
もっとも、その後は気を失っていたらしく記憶があやふやなのは、今思えばほっとする反面残念に思えてしまう。
もし、気を失わなかったのなら、私はどうしたのだろう。
感激してキスくらいしていたかもしれない。
そう思っただけで、身体が火照ってしまい自らを慰めてしまいそうになる。
こんな事は、ユーフェミア様以外ありえない事だった。
そう、ユーフェミア様が私の天使様なら、彼は私の王子様かもしれない。
ふと、そう思うことがある。
そうなるといいな…。
そう思ってしまう甘い自分がいたりするから、今更ながらに自分自身驚いていたりする。
ミレイちゃんが散々言っていた「恋をすれば人生変わるわよ」っていう意味がやっとわかったような気がした。
生徒会室に入るとPCの前でぼーっとしているニーナの姿があった。
いつもいろいろな作業に没頭している彼女にしてみれば、珍しい光景だ。
「どうしたんだい、ニーナ?」
気軽な感じで声をかける。
あのナイトメア暴走の事件でギアスにより記憶を消して以来というもの、彼女の事が気になって仕方なかった。
特に…事故とはいえ、重なり合った唇に自然と目がいってしまうのは、若い男のサガというものかもしれない。
あの時は慌てていて実感できなかったが、すごく柔らかかった気がする。
まぁ、記憶がないとはいえ、僕も健全な男だから色恋沙汰には興味あるわけで…。
そんな事をぼんやり考えて彼女の横顔を見ていると僕に気が付いて慌てるニーナ。
「あっ…ライさんっ。えーっと…」
真っ赤になりながらあたふたしている。
その対応に僕も釣られるように慌てふためいてしまう。
「あ、き、気にしなくていいんだ…。ち、ちょっと気になったから…」
ああ、僕は何を言っているのだろう。
支離滅裂な対応をしてしまっている。
それで余計に混乱し、あたふたしてしまっていた。
そんな僕の対応が面白かったのだろう。
ニーナは、きょとんとした後、くすくすくすと笑い出す。
それにつられて僕も笑い出していた。
「ご、ごめんなさい。笑ったりして…」
笑い終わった後、おどおどとしてすまなさそうな表情で謝ってくるニーナ。
そんな感じもかわいいと思ってしまうあたり、僕もかなり彼女に惹かれているのかもしれない。
「ああ、いいんだ。気にしてないし、それに…」
「それに?」
眼鏡の奥のくるくるとよく動く瞳が僕を覗き込んで聞いてくる。
「こうして楽しく話せているから、問題ないよ」
そう言って微笑むと彼女も真っ赤になりつつも遠慮がちではあるが微笑み返してくれる。
いい雰囲気だな…。
もう暫くこのまま続いてくれないかな。
そう思った時、第三者の声が介入してきた。
「あら~っ、いい雰囲気じゃないのっ。お邪魔だったかしらんっ」
小悪魔的な微笑みを浮かべミレイさんが生徒会室の入り口に立っていた。
「あ…違うのっ、ミレイちゃん」
慌てて言い訳するかのように答えるニーナ。
僕はミレイさんにそう思われて満更ではなかったけど、ニーナが否定している以上、残念だけど彼女に合わせておくべきかなと思って彼女に合わせる。
「そ、そうですよ。ただ話が盛り上がっていただけですから」
その言葉に少し不満そうな表情を見せた後、ミレイさんはそれ以上追及してこなかった。