コードギアス反逆のルルーシュ ロストカラーズ 補完編   作:アシッドレイン

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ネタ系ですw


ロスカラがアドベンチャーゲームだったら……その1

生徒会室に向かって歩いていると、ドアのところに人だかりがある。

シャーリーにカレン、さらにニーナが何やら聞き耳を立てているみたいだ。

「どうし……」

そう言いかけてカレンに口を塞がれる。

「今、いいところなんだからっ」

シャーリーがすごい真剣な表情でささやく。

それで僕も中の様子に耳を傾ける事にした。

「会長っ、実は俺……」

緊張した声はリヴァルだ。そして、言葉からどうやらミレイさんもいるらしい。

周りの皆がごくりと唾を飲み込む。もちろん、僕もだ。

しかし、聞いている方が緊張するのは何故なのだろうか。

「俺、会長……じゃないっ。ミレイさんが……好きなんだっ」

ありったけの勇気を絞って話すリヴァル。

思わず同じ男として応援したくなる。

よく言ったっ。がんばったな、リヴァル。

そして、ミレイさんの返事が……。

「ごめんね。私、リヴァルの事、そんな風に見れないの」

少し申し訳なさそうなミレイさんの言葉。だが、その言い方は正しいのかもしれない。

彼女にとって、リヴァルは生徒会役員であり、友人の一人という認識なのだろう。

さすがに空気が読めないリヴァルもその意味を悟ったのだろう。

「そっか……」

溜息とトーンダウンした言葉が、リヴァルの激しい落ち込みを表していた。

残念だったなリヴァル。でも、お前の事をわかってくれる女の子がきっといるさ。

そう思っていると、とんでもないことをリヴァルは言い出した。

「やっぱ、会長の好きな相手って……ライ?」

その言葉の瞬間、僕の周りの女性たちがより真剣に聞き耳を立てているように感じたのは気のせいだろうか。

しばしの沈黙の後、「うんっ……」微かだが、確かにミレイさんはそう言った。

その瞬間、僕と一緒に聞き耳を立てていた女性たちの視線が僕を向く。

その目は、とてつもなく真剣というより、殺気立っているといった方が正しいと思うほどだ。

「ど、どうしたのかな……みんな……」

思わず、後ずさりしてしまうのは、身体が警戒信号を発しているためだろうか。

ともかく、無意識的にじりじりと後ろに下がる。

ずりずりと近づいてくる彼女達。

ヤバイ……。

キケンだ……。

僕は身体の向きを変えると一気に走って逃げ出した。

 

こうして、ミレイさんの一言で、なんとか危ういバランスを保たれていた僕の平穏な日常は吹っ飛んだ。

そして、後に残されたのは、僕という獲物を奪い合う女性たちの血で血を洗う争いの日々だった。

え?

僕の意見ですか?

そんなもの……最初っからスルーされています。

ああ、僕は貝になりたい……。

そして、どこか一人で静かに平穏に暮らしたい。

そう強く願った。

 

 

…………………ばっどえんど…………………………

 

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