「こら、待てー!」
そう叫んで、一つの集団を追いかけていた。
その集団は指名手配犯で、捕まえれば賞金が貰えるそうだ。
目標は9億だ。一朝一夕で稼げるような金額ではない。
だから最近はバイトをしつつ、片っ端から指名手配犯をしばき倒し、ヴァルキューレに差し出していた。
「つかまーえた♡」
「キッショ」
まず1人、足払いをかけ、そのまま縄で縛り上げる。
「ちょっ、おい!何すんだ」
文句を言ってくるが気にせず、そいつを仲間のとこにぶん投げる。
これで全員捕まった。
最近ではこれが日常だ。毎日毎日、自分のことを棚に上げ、指名手配犯を追いかけまわし、縛る。縛る、差し出す、金を貰う。その繰り返し。少しずつ罪悪感が募る。自分は他の犯罪者とは違う、56人殺した真の犯罪者とも言える存在。姿を見られたことが一度しかないため、指名手配されたりはしない。
初めての殺人からもう1年ちょい、その間に、さらに55人を殺した。
勿論悲しいさ。殺したくなんてない。でも、段々慣れてきている自分がいた。そんな自分が一番嫌いだ。殺人が、自分の中で軽くなっている。それが嫌だから、償いのために、自分のために、様々な学校の問題に助力した。完全な解決はできない、やはり、犯罪者には救えないのだろうか。金を稼ぎ、それを寄付したり、問題児を捕えたり、誘拐された人を助けたり、たまに相談に乗ったり、色々なことをした。
だからといって許されることではないのだが。
〜ゲヘナ〜
(눈_눈)が攫われているのを発見した。
誘拐犯は車で逃走しているが、俺には関係ない。
最近わかったことだが、俺の身体は脆い。他の人達は銃弾を受けても貫通したりしないのに対して、俺の身体は貫通してしまう。その代わり、身体能力が異次元に高い。走れば車に追いつくし、殴れば大抵の人間は気絶する、ジャンプすればビル一つは飛び越えられる。
だから
「お久しぶりでーーす」
「なんで追いついてんのよ!」
この美食研究会とか言う奴らは、そろそろ反省して欲しいものだ。
車を壊すわけには行かないので普通に乗る。
そして、銃弾は全部避けて、ぶん殴る。
これで捕まえられる。
本当、フウカさんは可哀想で仕方ない。
次は風紀委員の仕事を手伝いに行く。
書類仕事は苦手なので、近くの不良を片っ端から捕らえて連れて行く。
「いつもありがとう」
「大丈夫、金も貰ってるし、ヒナさんと会えて嬉しいよ」
「そ、そう?ありがとう」
ほんと、苦労人だな。めちゃくちゃ深いくまができている。たぶん徹夜でもしたんだろ。一回万魔殿潰すか。
頑張って原作キャラのセリフ書けるようになりたい。
そして、主人公を滅茶苦茶曇らせたい。
主人公の名前はまだ考えてません