残火、見滝原にて再燃す 作:灰の人兼ヒカセン
原作:魔法少女まどか☆マギカ
タグ:R-15 ボーイズラブ ガールズラブ オリ主 神様転生 残酷な描写 アンチ・ヘイト 転生 性転換 クロスオーバー FF14 FF16 ダークソウル
※2024/10/02:コンセプトだけにしました
が繰り返される物語だと思って貰えればだいたいあってる
…転生、というものを知っているだろうか。
私、門脇簾(かどわきすだれ)は、数奇なものを持ってこの世界に…『魔法少女まどか☆マギカ』とかいう作品らしい世界に生まれ落ちた。一応言っておくが女だ。だが、神は『強すぎる力』の対価として、魔法少女としての素養を奪った。
その強すぎる力とは何なのか、だって?
ああ、語るとも。
その名も『英傑』。大まかに3種類の能力を引っ提げた、ブッ壊れた力だ。
『ダークソウル3の残り火を使う力』。
ただし、魔術や奇跡、呪術や武器防具などは使用できない。
『己の身に神を降ろす力』。
FF16の召喚獣、およびFF14の疑似蛮神のうち、いずれか3つまで選択して己の身に宿す能力。
そして、『稀なるつわもの』を呼び出す力。
言うなれば、ヒカセンが常用しているコンテンツファインダーの能力だ。
これがために、私は魔法少女にはなれない。
だが…原作ってやつにいない『例外』を放り込んだ以上、神はその世界に救済を与えようとしていることは明白だ。
―――ならば、最善を目指すまで。この残り火が、見滝原という都市で再び燃え上がった以上、それは成さねばならない。
…中学校での話だ。
暁美ほむらという転校生が入ってきた。そして、私の席の隣にいるまどかを見て、その直後私を見て…『驚愕』した。
その後、放課のタイミングでまどかを連れ保健室へ行った。
放課後、まどかとさやかの付き添いとして(学年同じだけど)CDショップに行った。
口酸っぱく、さやかに対して「上条恭介を救おうなどとは考えるな」、「あいつに絶望など与えてはならない」、「あいつ自身に絶望を克服させる力を与えてやれ」と言っているのだが…結局こうなってしまうようだ。
そうして呆れて、店の外で待ちぼうけしていると…
『助けて』
…空気を伝って聞こえたわけではない、脳に焼き付くような声が聞こえた。
ふと見てみると、改装中のフロアへと走って行く2人が見えた。
―――クソッタレ!
心の中で放送禁止用語を連呼しつつ、その後を追った。
そして、追いついた時にはやや面倒なことになっていた。
2人の前に、転校生。転校生はコスプレしているだけではなく、殺傷性のある銃の引き金に指をかけていた。
「そいつに近付かないで」
彼女はそう言っていた。
…無言のままでいたが、あえてここで口を開けた。
「転校生か…。それで?武器まで持って、コスプレまでして…、一体何をしたいって言うんだ?」
「あなたには関係ないわ」
ほむらはそう言って帰れ、と言いたげな表情を浮かべる。
「そうも言っていられないんだよな。私を見て『何だアイツ』みたいな表情を浮かべて、挙げ句私服に着替えてたと思ったら銃刀法違反までしでかす。…免許を持っている私以上にタチが悪いぞ…。さて、答えてもらおうか。『ここで何をしでかそうとしていたのか』をな…」
「あなたが知る必要はないわ」
相変わらず表情は硬い。全くもって、話が進まない。
ならば、意地でも『取り付く島』をつくる。向こうの興味をそそる『モノ』を示せば、向こうも噛みつくに違いないだろう。
「…闇よ」
虚空から、漆黒に染まった刀を展開する。
愕然としたように、彼女は私を見る。
そんな折、急に景色が霞み、歪み始める。
「な、なに…!?何が起きてるの…?」
「まどか、あたしたち夢見てるんじゃないよね?」
「…こんなときに限って…!」
3人は驚嘆と焦燥に駆られていたが、私は違った。
今しがた出した残鉄剣を消し、右拳に力を込める。
「…来い、イフリート!」
空間が歪みきり、無数の鋏が降ってきて、まどかたちの前に異形が現れると同時に。
その異形とまどか達の間に割って入るように、火の蜥蜴のような獣人が出現していた。
「何よ、あれ…!」
ほむらが、獣人を見て狼狽していた。
獣人…すなわち私は、異形を睨むや否や、吼える。
『かかってこい…、クソ野郎…!』
そうして、火の玉を連射する。敵の攻撃はいなすか、まどか達に支障がありそうならブリムストーンで受け止める、動きを止めた瞬間にスピットフレアを叩き込む。
その直後、爆音が響く。
それと同時に無数の銃弾が降り注ぎ、足元の雑魚が軒並み一掃されていく。
一部危ない弾があったもんだから、ブリムストーンを焚かされた。
「あ、これ、顕現しっぱなしだと死ぬ」と悟り、大人しく顕現を解除する。
「危ないところだったわね」
暗がりから、誰かが歩いてくる。あの轟砲の主犯だろうか、金髪縦ロールとかいう意味不明な髪型な上に、やはりというかコスプレ衣装に似た服を着ている…。
「その制服…、私と同じ見滝原ね。それに…あなた…さっき火の蜥蜴から戻っていたけど、魔法少女かしら?」
「違いますぅ!そんなぶっ飛んだ、意味不明なヤツじゃないです!」
どっちかっていうと戦場の支配者だ!とツッコミを入れたい気持ちを抑えつつ、眼前の少女に目を向ける。
「あら、貴女も魔法少女?」
その少女は、ほむらに向けて言った。
ほむらはただ黙り…、逃げようとした。だが…
「私に対して抱いた違和感…。それを、説明する義務が、お前にはある」
咄嗟に出したガルーダの腕でほむらをとっ捕まえて…逃げようとするほむらを引きずりながら、金髪縦ロールに問う。
「それで…、生憎と、私は魔法少女ではないわけだが…、そこの白くてボロいナマモノはなんなんだ?」
「白いナマモノ?…あら、キュウべぇ!ひどい怪我…。あなた達が、助けてくれたのね」
どうやら白いナマモノはキュウべぇと言うらしい。
「いや私は、そのキュウべぇとかいうナマモノを助ける気持ちは毛頭なかったんだがな。
急にまどかとさやかの2人が改修中のフロアに走って行ったのが見えたもんだから…」
普通に、滝のように汗をかきながら言葉をメッチャ早口で紡ぐ。
「ふぅ…。助かったよマミ。危うく、そこの魔法少女に殺されてしまうところだった」
その白いナマモノの発言を境に、3秒ほど静寂が訪れる。
金髪縦ロール―――マミとかいう少女はほむらを睨み。
私は私でガルーダの腕で握ったほむらへの圧力を強くし―――可能ならば、FF14のダイヤウェポンがやったように、パシャらせてやろうかと考えた。
「ちょっと、実際の銃火器を用いた動物虐待は許せねぇなぁ?幾ら、相手に知性があるとはいえ、相手の所業を鑑みないものとしても事情だけは聞かないと困るなぁ?」
なんなら今すぐにでも完全アルテマぶっ放して直火焼きしてやりたい。
「キュウべぇはね、私の大切な友達なの。貴女が何を考えているのか知らないけど、絶対に手出しはさせないわ」
ドス黒い意志を感じる発言まで、マミから飛び出した。
ちなみにクッソ力を入れない場合、ガルーダの腕から逃げることはできない…が、マミのドス黒い発言に半分怖気付いたのを境に、いつの間にかいなくなっていた。
「逃げやがった…。だが、何かおかしい。いくら緩んだとはいえ、抜け出すにはかなり時間がかかるはずだ…」
と呟いた後、白いナマモノが私達に語りかけてくる。
「ふぅ。傷のほうも落ち着いてきた。助かったよ、鹿目まどか、美樹さやか、門脇簾」
「あたしたちの名前、知ってるの!?」
とさやかがツッコむも、まどかは何故か己の名前を知っているが故に恐怖して何も言葉を言えなくなっていた。
「…どこで聞いたんだ、お前」
「…申し訳ないけど、簾には魔法少女の才能はない。でも、まどかとさやかには魔法少女の才能がある。簾については、目の前で魔法まで使われたから、声をかけざるを得ないんだよね」
とキュウべぇが言う。
深くため息をつき、マミに連れられる形で、その場を後にした…。