乱世の外史 董卓伝   作:ウォーリー

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今回は少し短めで悠と出会う直前からの香風視点と村での一幕の話になります。


第3話 小話~出会い&村編~

 ~悠と出会う日の香風~ 

 

 う~ん、今日もぉ…ぽかぽかで……。

 ふぁあぁぁ。

 ……。

 …。

 う~ん。

 気持ちいいからぁ~

 少し寝ちゃったかなぁ~

 それでぇ~。なにしようとしてたんだったけ~

 う~ん?

 とりあえず朝おきてたけど~、お日様が気持ちよくてぇ、また寝ちゃったんだんだぁ。

 よ~し、休んだことだしぃ、きょうも、空を飛ぶ特訓するぞ~。

 

 

 

 

 

 うん、このくらいにしてぇ~。ごはん~。ごはん~

 いつか~空飛べるように頑張る。

 そのために力をつけなきゃ。

 お腹すいたら力でないもん。

 

 

 

 

 

 ふぁ~ぁ。ごはん食べたし、今日はどうしよう~

 よし、歩こうぉ。

 どっちにぃ~いこうなぁ?

 う~ん。

 …。

 ……。

 ………。

 あっ。きれいな蝶が飛んでる。

 まってぇ~

 

 

 

 

 

 あれぇぇ。

 蝶、どこだろぉ。

 見失っちゃった。

 きれいだったなぁ~

 あれぇ?

 まわりが何にもないやぁ~

 まぁ~いいかぁ。

 う~ん、歩こう。

 あれ、なんかぁ空がいつもよりぃ明るい?

 わっ‼

 ………。

 ……。

 …。

 …うう~ん。

 ぴかっと空が光った?

 びっくりしたぁ。

 けどぉ~どうしたんだろ~

 あれぇ?

 なにかぁ~、へんなぁ感じがする。

 うえから?

 う~ん。

 あっ。

 

 

 

 

 

 …うぅ、いたい。

 なにかに~ぶつかったぁ?

 あれれぇ。

 だれかぁ~いる~

 あっ、謝ってきたぁ。

 まぁ~、だいじょうぶかなぁ。

 謝ってきた彼はつきもりゆうっていうみたい。

 なんかぁ、よくわからない言葉を時々いってたけど、

 なんだろ~?

 こすぷれぇ?

 まぁ、いいや。

 彼は一緒に人がいるところまでいくみたい。

 そうだぁ、彼に聞いてみよう。

 空から落ちてきたんだし、もしかしたら空を飛べるかも。

 わくわく。

 でも、聞いてみたら知らなかった。

 残念。

 うん、ちょっと期待してたのにぃ。

 あれ、飛びたい理由を聞いてきた。

 でもぉ、教えてあげない。

 秘密~。 

 

 

 

 

 

 う~んと、彼─悠はこことは違うところからきたみたい。

 にほん?ってとこ。

 こことは全く違うところ。

 ほえ~悠のいたところでは空を飛べるものがあるみたい。

  うわぁ~いってみたいなぁ。

 悠の話すこと全然私は知らないことばかりだぁ。

 いっぱい話してたけど、あれっ?

 もしかして悠って真名知らない?

 聞いてみる。

 ふぁ~やっぱり。

 聞いたら真名がないんだぁ。

 そしたら、悠が真名になるのぉかな?

 ふぇえ、男の真名読んじゃった。

 どうしよう。

 う~ん。

 そうだ。

 こっちもあげちゃえばいいかぁ~

 これでおあいこ。

 うん。

 それに、悠なら大丈夫な気がする。

 勘だけど。

 

 

 

 

 

 ふぇぇ、何この味。

 食べたことない。

 うまうま~

 ちょこれーと?とくっきーってお菓子。

 うん。

 もっと食べたいなぁ。

 駄目だといわれてしまった。

 うーん。けち。

 また、明日ねだってみよう~。

 

 ~悠と出会う日の香風 END~ 

 

 

 ~村での悠と香風~

 

 村に着いた僕と香風はとりあえず泊まれるような場所を探すことにした。

 

「香風、どこか当てはある?」

「ない」

 

 きっぱりと言われた。

 じゃあ、とりあえず人に聞くのが一番か。

 近くにいた人に聞いてみる。

 

「すいません。どこか泊めてもらえる場所ありませんか」

「うん。どうしたんだ坊主。旅人か?」

「ええと、そんなとこで」

「そうかぁ、うちの村はそこそこ大きいが、宿がないんだよなぁ」

「うちは人を泊まらせてやるほど場所がないしなぁ。お~い誰か人を泊めてやれる奴いねぇか?」

 

 村の人が周囲の人たちに聞いてくれた。

 暫くして、一人の老人が

 

「ワシのところでいいじゃろう。場所もたくさんあることだしのぉ」

 

 そういってきた。

 

「おぉ、そうだ。村長のところなら確かに泊まれるな」

 

 と僕が最初に声かけた村の人が言う。

 

「坊主、よかったな」

「ええっと、ありがとうございます。ほんとに泊まっても大丈夫なんですか」

「うむ、別に構わんよ。場所は余っておるのでな」

「それに、そこのお嬢さんも一緒なのじゃろう。なら部屋が複数あるほうがいいだろうて」

 

 と村長は快く僕たちを泊まらせてくることを承知してくれた。

 

 

 

 

 

 村長に家まで案内された僕と香風。

 村長の家は周りの家よりも一際大きく、確かに人を泊めても大丈夫なスペースはありそうだった。

 香風は歩いている最中に食料などを得るために村の仕事を手伝うことを村長に伝えていた。

 僕も何もしないのはマズイな。

 

「僕も何か手伝えることはありますか?」

「うむ、家の家事を手伝ってもらおうかの」

 

 と家事を任されたんだけど…。

 斧を持たされ、まき割りをすることになった。

 やったことないんだけど。

 とりあえず、斧を持たされた後に一通りの手順やコツを教えてもらった。

 しかも、村長自ら見せてくれた。

 元気だなぁ。

 よし、やってみよう。

 持ち手をしっかり持って、肩に担ぐように振り上げて、振り落す。

 一回ではなかなか割れないから何回か繰り返す。

 振り上げて、振り落す。

 何度かその工程をすることでまきは割れたけど。

 結構、疲れる。

 これは腕にくるなぁ。

 でも、少しずつだけどコツも掴めてきた。

 よし、もう一頑張りしよう。

 

 

 

 

 

 あ~疲れた。

 体中に疲労感を感じながらもまき割りを終わらせ、夕食をとることにした。

 ご飯は美味しかった。

 訳も分からず、元の世界とかけ離れた今だからこそわかる。

 ご飯を食べれることがこんなにも有難いことだなんて。

 ふと僕は家族の料理を思い出し、目頭が熱くなった。

 

 

 

 

 

 うん、もう疲れたし、寝るか。

 そういえばこの時代はもちろんのこと日本とは違うこの国では風呂に入る習慣はまずない。

 濡らした布で体を拭くぐらいだろう。

 とりあえず、布を貸してもらい、体を拭こうとする時だった。

 

「わたしも」

 

 と僕の前で香風が脱ぎ始めようと、って

 

「わっ、わっ、しゃ、香風、何してるの⁉」

 

 ただでさえ少ない布地部分を脱ごうとする香風を止める。

 

「?、どうして?」

 

 いや、疑問に思われても困る。

 

「体全部拭くの、めんどくさい」

「だからぁ、悠拭いてぇ」

 

 へっ?めんどくさいからって男に頼むかなぁ。

 

「だめぇ?」

 

 じっと見つめる香風。

 うっ、なんか断りづらい。

 何度か似たようなやり取りを続ける。

 溜息。

 これでは埒が明かない。

 

「じゃあ、腕と背中だけだよ」

 

 結局、彼女の根気に折れることとなった。

 まさか女の子の体を拭くことになるとは。

 とりあえず、背中を拭く。

 

「ん。」

 

 香風が声を出すたびに心臓が縮み上がりそうになる。

 いけない、いけない、平常心だ。

 こんなことで狼狽してはいけない。

 さっさと拭いてしまおう。

 しかし、きれいな肌と髪だなぁ。

 それになんかいい匂いが…って何考えてるんだ。

 拭き終わるまでに精神力をほとんど持っていかれた僕は、今日の疲れもあってその後すぐ意識を手放した。

 

 

 

 

 

 何日か過ぎて分かったことだけど、香風はだらしない。

 主に私生活がである。

 村での仕事はきっちりとこなす。

 しかし、私生活に関しては朝起きるところから、服装の身だしなみ、体を拭くことまでめんどくさがる。

 服は動きやすければいいやとのことらしく、だからこそ、あんな服装になってしまっている。

 他にも暇なときは何か考えているのか、思考が上の空になっていることが多い。

 気付いたらどこかに行ってしまいそうで心配になる。

 兎も角、これはどうにかしなければと思う僕だった。

 でも、そんな香風のだらしなさから保護欲が湧くのか、

 何とも愛らしく感じてしまう。

 これは、まぁしょうがないのかなぁとも感じてしまう僕がいて、今日も朝から香風を起こすことから一日が始まろうとしていた。

 

 ~村での悠と香風 END~

 

 

 

 

 

 

 




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