可愛い銀髪美少女天使カードとして転生した私、マスターを導く   作:にゃっとう

57 / 72
53.私はこれでターンエンド。そして――

先攻7ターン目:光華ノゾミ

光華ノゾミ (保有中の特殊能力)自分が相手にチャージさせた枚数:5
ライフ:8Ar:ジャッジメント・ワールド

Se:【審判】の熾天使イヴリエル(A12000/H12000)

Ene:11
手札:6→7

無空メイ (保有中の特殊能力)場を離れた虚構定理:12
ライフ:8Se:無給の使用人アズリ(A1000/H2000)

Se:虚夢の精霊ホルボルポルン(A5000/H5000)

Se:虚構天使ホロエル(A12000/H12000)

Ar:完全虚構証明

Se:虚仮コッコウ(A0/H2000)

Ene:10(2)
手札:3

 

 

「私のターン、ドロー。この瞬間、私のターンスタートを迎えたことで『【審判】の熾天使イヴリエル』の他のカードの効果を受けない効果が終了します。以後、イヴリエルは問題なく効果で除去できるようになりますので、ご安心を」

 

 私――光華ノゾミは、私を鋭く見据える銀髪の少女と向かい合う。

 彼女の名は、無空メイ。教団の行方を追う私の前に突如として現れた、虚構なる天使の片割れに憑りつかれた哀れなる少女。

 虚無の巫女……すなわち虚無の天使の依り代としての素質が不十分だったイサネとは異なり、真なる巫女の資質を見出されたという彼女のデュエルの実力は、まさしく圧巻と言うほかなかった。

 

 条件を満たさなければ場に存在することすら許されない『虚構定理』の能力を持つカード群や、それ単体ではなんの役にも立たないスペル『虚無』をも自在に使いこなす洗練された技巧。

 カードを使用する順番や使用するタイミングによって生じる絶妙な差異を正しく認識し、針の穴を通すかのように、その時々で最適な行動を取り続ける優れた判断能力。

 相手の一つ一つのプレイの些細な所作からそのデッキの構想理念を暴き、弱点となる要素を見逃さず的確に突く脅威的な分析力。

 彼我の優劣やアドバンテージの差を絶えず意識し、見えない手でデュエルの流れを支配しようとするかのような、先の先を見据える戦術眼。

 

 どれ一つ取って見ても、この私に勝るとも劣らない。

 いや……部分的に見れば、あるいは私を上回っている要素すらあるだろう。

 

 彼女の実力は紛れもなく本物だ。

 だからこそ私も正しく理解し、自分に戒めねばならない。

 

 私が今、デュエルを有利に進めることができているのは、あくまで私が情報アドバンテージの面で圧倒的な優位を保持していたからに過ぎない。

 私は無空さんのデッキの構想のおよそ八割を知り尽くし、それに有効な対策を練った上で勝負に臨んだ。

 一方で彼女は、私のデッキがどのような戦術を扱うかを知り得てはいなかったらしく、デュエルの中でその手がかりを探るしかなかった。

 

 もっとも、当然ながら情報操作はしていたため、仮に私について調べられたとしてもそこまで痛手ではなかっただろう。

 過去行われたデュエルでも、私は一度としてエースである『【審判】の熾天使イヴリエル』を出したことはなかった。

 情報とは武器であり、同時に弱点だ。

 絶対に勝たなければならない局面――教団ヌルを従える虚構なる天使や、かの天使を守護する禍々しき黒き風と相対した時に備えて、最大の奥の手は常に隠し続けなければならない。

 

 しかし……。

 

「あなたがターンスタートを迎えたこの瞬間、私は墓地の『虚壁少女ノーバスティ』の効果を発動する」

 

虚壁少女ノーバスティ
コスト6 種別:虚数/魔術 
属性:無 ATK 0 HP 0 

サーヴァント 

 - 効果 - 
①『虚構定理』=条件:ATKとHPの値が0。

②『ガード』

③自分のターンエンド時に発動可能。1層の『バリア』を得る。カードを2枚引き、エナジーを4回復する。

④【墓地で有効】相手のターンスタート時に発動可能。手札の「虚無」1枚と、自分のあらゆるカードの置き場にある「虚壁少女ノーバスティ」を消滅させる。このターン、自分は以下の特殊能力を得る。

☆手札の「虚無」を公開し続ける。手札に「虚無」があるなら、自分のライフカウンターが同時に2つ以上破壊される時、それを1つにする。その後、手札のランダムな「虚無」1枚を消滅させる。

 

「ここで効果を使用してきますか」

 

 前の無空さんのターン、彼女が『無知なる代償』の効果で墓地へ送っていたカード『虚壁少女ノーバスティ』。

 あのカードは、以前のクラス代表対抗戦高等部一年生の部における彼女とエミリアさんとのデュエルでも、デュエルの終盤に墓地へ送られていた。

 最後までカードそのものが使われることこそなかったものの、積極的に墓地へ送ろうという姿勢から、墓地で発動する類の効果を有している可能性は予想できていた。

 加えて、相手のターンスタート時を発動タイミングに要求するとなれば、おそらくは防御に関する効果――。

 

「ノーバスティは相手のターンスタート時、手札の『虚無』1枚と私のあらゆるカードの置き場にあるノーバスティを消滅させることで、このターン中に限り私に新たな特殊能力を付与する」

「ほう」

「この特殊能力を有している間、私は手札の『虚無』を公開し続ける。そして私のライフカウンターが2つ以上同時に破壊される時、手札の『虚無』を1枚消滅させることで、破壊される数を1つに変更する」

 

 公開された『虚無』の数は、1枚。

 つまり彼女はこのターン、1度だけライフカウンターへの攻撃を弱体化させることができる。

 

 ……なるほど。

 現在、私の場にいるサーヴァントは『ストライク4』を持つ『【審判】の熾天使イヴリエル』のみ。

 仮にこのイヴリエルの攻撃に対して特殊能力を適用した場合、削ることができるライフカウンターは4つから1つと、一気に3つ分も減少する。

 そうなれば、無空さんのライフカウンターは残り7つ……。

 このターン中に勝負を決め切ることが困難になるわけだ。

 

 圧倒的不利な状況下に置かれてなお、彼女の目に諦観の色が浮かぶことはない。

 私の一挙手一投足すら逆転の手がかりとして見定めんとする強き眼は、さながら餓えた獣のようだ。

 ほんのわずかでも隙を見せれば取って喰われるだろうというプレッシャーが、私に欠片ほどの驕りも許さない。

 

 無空メイ……やはり、彼女は手強い。

 彼女の存在を知った時から、こうして対峙することになる最悪の事態を想定し、すでに幾度となく脳内で彼女とのデュエルをシミュレートし、思索を広げてきた。

 そうして私が出した結論は、彼女に対して確実に勝利を収めるためには、私が来るべき日に備えて温存し続けてきた最後の切り札――『【審判】の熾天使イヴリエル』を切るしかないというものだった。

 

 情報面でのアドバンテージを活かし、今は私が優位を得てはいるものの、互いに条件が五分となる2戦目以降ではこうも簡単にはいかないだろう。

 彼女のもっとも恐ろしいところは、デュエルを通して相手の戦術を学習し、たとえ窮地に追い込まれようとも、後一歩というところで相手に踏み込ませない常軌を逸した適応力にある。

 

 ……いや、すでにその才覚は発揮され始めていると言える。

 前のターン、彼女は『ジャッジメント・ワールド』の除去を狙わずに、不自然に防御を固めた。

 あの時こそ私は想定外の行動に思考が混乱し、彼女の意図が理解できなかったが……。

 今にして思えば、あれは私が『ジャッジメント・ワールド』の除去に備えて『再臨する天使』を手札に握っていたことを読まれていたがゆえのものだったのだろう。

 

 無空さんはすでに私が事前に行ったシミュレートを逸脱し、そのシナリオが描く敗北の結末を塗り替えんと、私が立つ視座に指をかけ始めている。

 これ以上、デュエルを長引かせるのは明らかに危険だ。

 彼女が私の戦略に完全に適応し、定まった未来を覆す前に、敗北の結末を突きつけなければならない。

 

 そしてそのための絶対なる一手は、すでに私の手の内にある。

 

「まずは0エナジーで『天使の悪戯』を詠唱します」

 

天使の悪戯
コスト0 属性:光/地 

スペル 種別:天使 

 - 効果 - 
【制約】:[複合属性]


①『Qアクション0』=相手のターンスタート時。

②カードを1枚引く。

③相手のデッキの上から1枚目を消費状態でエナジーにチャージさせる。

 

「カードを1枚ドローし、無空さんのデッキの上から1枚目を消費状態でエナジーにチャージさせます……ふむ。次に、前のターンに『再臨する天使』の効果で手札に戻した2体を含めた、合計3体の『【守護】の熾天使ブロキエル』を召喚します」

 

【守護】の熾天使ブロキエル
コスト10 種別:天使 
属性:光 ATK 5000 HP 10000 

サーヴァント 

 - 効果 - 
①【手札で有効】このサーヴァントを召喚するために必要なコストは-Xされる。(Xは相手のエナジーの最大値と同じ数)

②『アクセル』

③『ガード』

④このサーヴァントは「ジャッジメント・ワールド」の効果を受けない。

⑤場にある限り、相手の場のすべてのサーヴァントのコストを2上げる。

⑥破壊された時、または場からエナジーにチャージされた時に発動可能。以下の効果から1つを選択して適用する。

・カードを1枚引く。

・ライフカウンターを1つ回復する。

⑦自分の場に「ジャッジメント・ワールド」があるなら、自分のターンエンド時に発動可能。攻撃権を回復する。

 

「このサーヴァントは相手のエナジーの最大値の数だけ召喚に必要なコストを軽減します。よって0エナジーで召喚が可能。ブロキエルの効果。場にある限り、相手の場のすべてのサーヴァントのコストを2上げます。3体いることで、その合計は6。イヴリエルの同系統の効果と合わせて、あなたのサーヴァントのコストが合計12上昇します」

「まずいわ……! 無空さんのエナジーの最大値は11! これで無空さんのサーヴァントはまた全員、『ジャッジメント・ワールド』の効果で……!」

「メイ様……!」

 

 これで、前の無空さんのターンに彼女の場に召喚された『虚仮コッコウ』の『ガード』も無効。

 彼女に私の攻撃を防ぐ手立てはなくなった。

 

「攻撃宣言です。『【審判】の熾天使イヴリエル』でライフカウンターへ攻撃。そしてイヴリエルの効果、『ストライク4』」

「っ……ライフで受ける!」

 

無空メイ ライフ:8→7

 

「『虚壁少女ノーバスティ』で付与された特殊能力の効果! 手札の『虚無』を消滅させることで、2つ以上のライフカウンターの破壊を1つに変更する……!」

「ですが、これであなたの手札の『虚無』は0枚。その特殊能力がこれ以上適用されることはなくなります」

 

 攻撃を受ける直前、無空さんが一瞬だけ困惑に表情を歪めていたのを見逃さなかった。

 しかし、その意図は理解できる。

 

 このターンの初めに『虚壁少女ノーバスティ』の効果によって無空さんに付与された特殊能力は、あくまでその適用は任意ではなく強制だ。

 つまり2つ以上のライフカウンターが破壊される際には、必ず手札の『虚無』を消滅させて1つに変更しなければならない。

 

 そしてイヴリエルは『ストライク4』。つまり一度に4つものライフカウンターを削ることができる。

 もしも私がこのターンに勝負を決め切るつもりなら、『フルアクセル』を持つ『ストライク3』以下のサーヴァントを召喚し、そちらで先に攻撃した方が削ることができるライフカウンターの数が増えたというわけだ。

 そして無空さんも私がこのターン中に勝負を決め切ろうとすることを予測し、そういった展開になることを想定していたはず。

 イヴリエルの攻撃に対して特殊能力を適用するなどという最高のシチュエーションは、ある意味で彼女にとって想定外の事象だった。

 

 しかし、これでいい。問題はない。

 元より私は、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()のだから。

 寸分違わず、すべては予定通り。あとは詰めデュエルのごとく、ただ詰めていくだけだ。

 

「『【守護】の熾天使ブロキエル』は『アクセル』により、場に出たターンでもサーヴァントへ攻撃ができます。私はさらに3体のブロキエルのうちの1体で『虚仮コッコウ』へ攻撃」

「……『虚仮コッコウ』のATKは0。ブロキエルにダメージは与えられない」

「しかし『虚仮コッコウ』もまた1層の『バリア』を消費して、自身へのダメージを無効にできる。よってこの戦闘によって互いのサーヴァントがダメージを負うことはなく、互いに場に残る……そうですね?」

「……」

 

 破壊はできなかったものの、これで『虚仮コッコウ』の『バリア』は剥がれた。

 次だ。

 

「続いて2体目の『【守護】の熾天使ブロキエル』で『虚構天使ホロエル』に攻撃」

「っ……!? ……私の場を離れた『虚構定理』の数は12。よって『虚構天使ホロエル』のATKとHPは12000まで上昇している。ATK5000のブロキエルじゃ、ホロエルは倒せない」

「構いません。これでホロエルのHPは残り7000。そして12000のダメージを受けたブロキエルは破壊されます。破壊されたブロキエルの効果。カードを1枚ドローします」

 

 ドローしたカードは……スペル『虚無』。

 少し前に『虚夢界実現(ドリームワールド)素敵な贈り物(シュガーギフト)】』の効果でデッキに紛れ込まされていた無空さんのカードだ。

 これ単体ではなんの意味も為さないカードだが、もはやドローなど大した問題ではない。

 

 私は『虚無』から視線を外し、別のカードに手をかける。

 

「私は8エナジーを消費し、『【豊穣】の熾天使アースエル』を召喚します。大地に恵みを齎せし豊穣の化身よ、再臨の時です」

 

【豊穣】の熾天使アースエル
コスト8 種別:天使 
属性:光/地 ATK 6000 HP 6000 

サーヴァント 

 - 効果 - 
【制約】:[複合属性]


①『ストライク2』

②『ガード』

③召喚時、または種別:天使を持つカードの効果で場に出た時に発動可能(上限:同名/1ターンに1回)。以下の効果から1つを選択して適用する。

・デッキの上から2枚をエナジーにチャージする。

・合計コストが相手のエナジーの最大値以下になるように、光属性サーヴァントを2枚までエナジーゾーンから選択して場に出す(転生サーヴァントは選べない)。その後、この効果で場に出た種別:天使を持つサーヴァントの数だけデッキの上からカードを消費状態でエナジーにチャージする。

④自分・相手の場のサーヴァントが破壊される時、代わりにそれを消費状態でエナジーにチャージさせる。(上限:各プレイヤーごとに1ターンに2回)

⑤自分の場に「ジャッジメント・ワールド」があるなら、自分のターンエンド時に発動可能。攻撃権を回復する。

 

 蔦を纏う大天使が再び私の場に舞い降りる。

 

「2枚目のアースエル!? メイちゃん……!」

「『【豊穣】の熾天使アースエル』の効果。これが召喚された時、または種別天使を持つカードの効果で場に出た時、2つの効果から1つを選択して適用します。私が選ぶのは2つ目の、相手のエナジーの最大値以下のコストを持つ光属性サーヴァントをエナジーから場に出す効果です」

 

 今、無空さんのエナジーの最大値は11。

 つまりコスト11のサーヴァントまでなら場に出せる。

 

「私が選ぶのはコスト10の天使、『【煉獄】の熾天使アグニエル』1体」

「っ、また新しい天使……!?」

「断罪の執行者。煉獄の罰を以て、咎人を裁断せよ。『【煉獄】の熾天使アグニエル』!」

 

【煉獄】の熾天使アグニエル
コスト10 種別:天使 
属性:光/火 ATK 10000 HP 10000 

サーヴァント 

 - 効果 - 
【制約】:[複合属性]


①『ストライク3』

②『ガード』

③召喚時、または種別:天使を持つカードの効果で場に出た時に強制発動。自分・相手の場の他のサーヴァントすべてに10000ダメージを与える。自分の場に「ジャッジメント・ワールド」があるなら、自分・相手の場の他のサーヴァントすべてではなく相手の場のサーヴァントすべて。

④戦闘時に強制発動。戦闘を行う相手のサーヴァントに10000ダメージを与える。

 

 冷たき眼で敵を見下ろすイヴリエルの意志を執行するかのごとく、断罪の剣と槌を手に炎を纏う天使が姿を現す。

 

「天使を場に出したことで、それと同じ数、つまり1枚のカードをデッキの上から消費状態でエナジーにチャージします。そしてアグニエルの効果。これが召喚された時、または種別天使を持つカードの効果で場に出た時、他のサーヴァントすべてに10000のダメージを与えます」

「全員に10000!? なにそのめちゃくちゃなダメージっ!」

「でも、他のサーヴァントすべてということはノゾミ先輩のサーヴァントも対象になってしまうはず……! このサーヴァント、まだなにか続きの効果があるわ!」

 

 センカさんが悲痛な声を上げ、エミリアさんが大声で無空さんに注意を促す。

 

「正解です、エミリアさん。アグニエルのこのダメージを与える効果は、私の場に『ジャッジメント・ワールド』がある場合に限り、その対象が他のサーヴァントすべてではなく相手の場のサーヴァントすべてに変更されます。よって私の場のサーヴァントはダメージを負うことなく、無空さんの場のサーヴァントだけにダメージを与えられるというわけです」

「……!」

「アグニエルよ、虚構なる天使とその眷属を焼き払いなさい!」

 

 アグニエルが烈火を纏う剣を横薙ぎに振るう。

 業火が無空さんの場を焼き払い、その熱に耐え切れず『虚構天使ホロエル』、『虚夢の精霊ホルボルポルン』、『無給の使用人アズリ』、『虚仮コッコウ』が破壊される。

 

「『【豊穣】の熾天使アースエル』の効果。これが場にある間、破壊されるサーヴァントは墓地へ送られる代わりに消費状態でエナジーにチャージされます。この効果は各プレイヤーごとに1ターンに2度までしか適用させられませんが、同時に複数体を破壊した場合、それは1度としてカウントされます」

「……盤面ロックを狙うのをやめて、わざわざ私の場のサーヴァントを除去しにかかったのは、私のエナジーの最大値を一気に増やさせるため?」

 

 アグニエルの派手な効果に惑わされず、無空さんが冷静な分析力で私の狙いを看破する。

 

「さすがは無空さん。瞬時にそこに気づくとは、やはりあなたは侮れませんね」

「……アグニエルの効果で破壊されたサーヴァントの数は4体。でも、『虚夢の精霊ホルボルポルン』は転生素材を1枚有している。転生素材は転生サーヴァントの一部として扱われるルール。つまり……」

「はい。転生素材も含めたカード、合計5枚があなたのエナジーに消費状態でチャージされます」

 

 これで無空さんのエナジーの最大値は16。私の残りエナジーは3。

 ()()2()0()()()()()1()()()()()

 

「……エナジーへ送られた『虚仮コッコウ』の効果。これが場を離れた時、カードを1枚引く」

「構いません。続けて私はターン中行動の権利として手札から1枚、カードをエナジーにチャージ」

 

 合計20に到達――これで条件は整った。

 

「さあ……行きますよ、無空さん。手札のこのスペルは、相手のエナジーの最大値と同じ数だけ詠唱に必要なコストを減少させます」

 

 私は手札のうちの1枚、燦然と輝くそのカードを見せつけるように掲げる。

 

「このスペルのコストは20。あなたのエナジーの最大値は16。よって4エナジーで詠唱が可能です」

「っ……そのカードは、『【審判】の熾天使イヴリエル』の効果で生成していた……」

「――嘆きは止まず、悲劇は終わらない。嗚呼、全能なる神々よ。私はもうあなたたちには祈らない。人々を救う者がいないのなら、たとえ神ならざる身であろうとも、私こそが世界を導く標となろう。燦然たる誓いの証、スペル『審判の日』!」

 

審判の日
コスト20 属性:光 

スペル 種別:天使 

 - 効果 - 
【制約】:[詠唱制限](他のカードの効果で詠唱不可)


①【手札で有効】このスペルを詠唱するために必要なコストは-Xされる(Xは相手のエナジーの最大値と同じ数)。後攻9ターン目以降なら、さらに追加で-10。

②このターンが自分のターンで、エクストラターンでなければ、自分はこのターンが終わった後にエクストラターンを得る。

 

 私がスペルを詠唱したその瞬間、世界のすべてが灰色に染まった。

 時の輪廻が巻き戻り、その進行を停止させ、歪んだ時空がイヴリエルのもとで再定義される。

 

「この現象は……生徒会室で、あなたが私にデュエルを挑んできた時の……」

「ええ。『審判の日』。これはあの時使ったカードと同じカードです。そして詠唱された『審判の日』の効果。私はこのターンが終わった後――もう一度、自分のターンを行います」

「っ――!? エクストラターンを得る効果っ!? それじゃあ……!」

 

 対戦相手である無空さんを除き……ホムラさんもエミリアさんもセンカさんも、そしてイサネも、誰もがこの停止した世界を認識できていない。

 私がスペルを詠唱する直前の状態のまま、その時間を止めてしまっている。

 静寂に満ちた世界の中で、ただ私と無空さんだけが呼吸をし、その中で起こる事象を認識していた。

 

「言ったはずですよ、無空さん。あなたの勝利の可能性は潰えた。偽りの天使とその眷属へと判決が下り、審判の天使の名のもとに世界は裁定されたのだと」

「っ……くっ……!」

「私はこれでターンエンド。そして――」

 

 

先攻7ターン目(Extra):光華ノゾミ

光華ノゾミ (保有中の特殊能力)自分が相手にチャージさせた枚数:11
ライフ:8Ar:ジャッジメント・ワールド

Se:【審判】の熾天使イヴリエル(A12000/H12000)

Se:【守護】の熾天使ブロキエル(A5000/H10000)

Se:【守護】の熾天使ブロキエル(A5000/H10000)

Se:【豊穣】の熾天使アースエル(A6000/H6000)

Se:【煉獄】の熾天使アグニエル(A10000/H10000)

Ene:12
手札:2→3

無空メイ (保有中の特殊能力)場を離れた虚構定理:16
ライフ:7Ar:完全虚構証明
Ene:16(2)
手札:2

 

 

「――再び、私のターン」

 

 ターンが切り替わると同時に、止まっていた時間が再び動き出す。

 

「……えっ? あ、あれっ!? お、お姉ちゃん! エミリアさん! い、今……なにが起こったの!? 確かあの生徒会長の人が、すっごいコストが高いスペルを詠唱して、それから……!」

 

 突如として変化した状況に、デュエルを観戦していたセンカさんが戸惑った声を上げる。

 

 ホムラさんとエミリアさんも同様に、最初こそ目を瞬かせて驚愕をあらわにしていた。

 しかしその後すぐに、二人はまるで確認し合うように互いに顔を見合わせる。

 

「……はっきりとはわかんない、けど……会長の人のサーヴァントの攻撃権が回復して、ターンの開始に戻ってる……ねえエミリア、これって……!」

「ええ……おそらくこれは、エクストラターンを得る効果――!」

 

 ……どうやらホムラさんとエミリアさんは、『審判の日』以外にもエクストラターンの効果を持つカードを目にした経験があったようだ。

 一瞬にして変貌した戦況にすぐさま適応し、その表情を険しくさせる。

 

「エ、エクストラターンッ!? もう一回、生徒会長の人のターンが始まっちゃったってこと!? そ、それじゃあメイ様は……!」

 

 センカさんはデュエルの才能だけ見れば、ホムラさんたちと比べても見劣りはしない。

 しかし彼女はまだ若く、自身を脅かすほどの強敵との実戦経験に不足している。

 だからこそ焦りが顔に出てしまう。

 けれどその一方で、経験が豊富なホムラさんやエミリアさん、そして無空さんの顔にはまだ完全には絶望の二文字は浮かんでいなかった。

 その理由は明白だ。

 

「ううん。確かに厳しい状況だけど……まだ大丈夫だよ、センカ」

「お、お姉ちゃん?」

「前のメイちゃんのターン、メイちゃんは『レプリカント・プラン』で『虚仮コッコウ』を手札に加えてるはず……メイちゃんの場は今がら空きだから、この状況なら自分の場にサーヴァントがいないっていうコッコウの『Qアクション』の条件を満たして、相手の攻撃に反応して『虚仮コッコウ』の『Qアクション2』を使える」

 

 ホムラさんは噂を耳にした限り、デュエルが関わっていない時は頭の回転が速いとは言いがたい。

 しかしデュエル中に限って言えば、その直観力は何度も鍛造された鋭き刃のように研ぎ澄まされ、群を抜いた攻撃性が牙を剥く。

 集中力が高まっているらしい今の彼女は、デュエル中と同等の思考力を発揮しているようだった。

 

 ホムラさんに同意を示すように、エミリアさんが頷きを返す。

 

「そうね……ホムラの言う通りだわ。イヴリエルの攻撃に対して『虚仮コッコウ』を使って『ガード』すれば、残るは『ストライク3』のアグニエルと『ストライク2』のアースエル、そしてストライクに関連する効果を持たないブロキエル2体……その合計は7よ。そして無空さんのライフカウンターの数も、同じ7」

「じゃあ、今の会長の人の場にいるサーヴァントだけじゃダイレクトストライクまでは詰め切れないってこと? もう新しくサーヴァントを場に出せる空きもないし、それなら……!」

「――いいえ。無空さんはすでに詰んでいます」

 

 観客席で議論を交わす三人の言葉を遮り、私はイヴリエルとともに静かに無空さんを見下ろす。

 

「まさかこの私がライフを詰め切れないにもかかわらず、むやみにエクストラターンを得たと思いますか? 私と同じコントロールデッキ使いである無空さんが『Qアクション』を駆使することなど折り込み済み。当然、その対策も用意してきています」

「……」

「『審判の日』……このスペルを使った時点で、私はあなたのライフを詰め切れるだけの確実な道筋が見えているのです。その証拠を今、お見せしましょう」

 

 私は手札から1枚のカードをデュエルガントレットに叩きつける。

 

「私は12エナジーを消費し、すべての『Aエフェクト』を適用してこのスペルを詠唱します。スペル『秩序の実現』!」

 

秩序の実現
コスト0 属性:光 

スペル 種別:天使 

 - 効果 - 
【制約】:[詠唱制限](このターン、他のカードを使用しているなら詠唱不可)


①自分の場のサーヴァント1枚を選択する。このターンのターンエンド時、そのサーヴァントの攻撃権を回復する。

②『Aエフェクト4』=このターン、お互いのプレイヤーはサーヴァントを召喚できない。

③『Aエフェクト4』=このターン、お互いのプレイヤーはスペルを詠唱できない

④『Aエフェクト4』=このターン、お互いのプレイヤーはエリアを展開できない。

⑤このスペルのすべての『Aエフェクト』が適用されているなら、このターン、お互いのプレイヤーはすべての特殊能力が無効化され、ライフカウンターを回復できず、墓地のカードの効果を発動・適用できない。

 

「このスペルは私の場のサーヴァント1体を選択し、このターンのターンエンド時、その攻撃権を回復させます。私は『【煉獄】の熾天使アグニエル』を選択。さらにこのスペルの『Aエフェクト4』を1つ適用するごとに……このターン、お互いのプレイヤーのサーヴァントの召喚、スペルの詠唱、エリアの展開を禁止します」

「っ、カードの使用を禁止する効果……!?」

 

 無空さんは大きく目を見開かせた後、その整った顔立ちを苦々しく歪ませた。

 

「……『Qアクション』は、あくまで条件を満たした時に即座にカードを使用する能力……それは各々のカードの種類によって、それぞれ召喚、詠唱、展開に分類される。つまり……」

「ええ。3つすべての『Aエフェクト4』を適用したことで、あなたはあらゆる種類のカードの『Qアクション』を使用できなくなりました。無論、私も他のカードの一切を使えなくなりますが……勝負を決め切れるのであれば、なにも関係はありませんね。そしてさらに……」

 

 未だ諦めていない様子の無空さんに、私は咎人に死刑を宣告するように淡々と告げる。

 

「このスペルのすべての『Aエフェクト』を適用した時。このターン、お互いのプレイヤーの特殊能力をすべて無効にし、ライフカウンターの回復と、墓地のカードの効果の発動と適用も禁止します」

「……これは、さすがに……」

「メイ様……」

「……」

 

 センカさんとエミリアさんの瞳の奥に、ついに諦観の色が浮かび始める。

 しかし、それもしかたがないというものだ。

 逆転の芽は摘まれ、もはや結末は見え透いている。

 勝敗の行方は、火を見るよりも明らかだ。

 

 唯一、ホムラさんだけはまだ無空さんを信じるような強い意志が宿った眼で彼女を見つめていたが……現実は無情だ。

 どれだけの信念や信頼があろうとも、敗北という絶対の結末が覆ることはない。

 

 ……本当に……ギリギリの戦いだった。

 私の反応を観察しているだろう無空さんに対して隙を晒さないためにも、あくまで常に余裕に満ちた態度を取ってはいたものの……。

 このスペル『秩序の実現』を引いていなければ、私はライフを詰め切ることができず、無空さんにターンを返すほかなかっただろう。

 スペル『レプリカント・プラン』で『虚仮コッコウ』を手札に複製しておくという、盤面ロックをされている状況では一見無意味にも思えた彼女の行動は、確かに私を苦しめていた。決して無駄などではなかった。

 

 もしも『秩序の実現』を握っていなければ、あるいは敗北を喫していたのは私の方だったかもしれない。

 だが事実として、私は『秩序の実現』を手札に握っていた……結局のところ、それがすべてだ。

 私の場に『【審判】の熾天使イヴリエル』が出た時点で、このデュエルの勝敗の行方は、やはりすでに決していたのだ。

 

「さあ、幕引きです無空さん。終わりにしましょう。このデュエルを」

「――ッ!」

「攻撃宣言。『【審判】の熾天使イヴリエル』でライフカウンターに攻撃。『ストライク4』です」

「……ライフで、受ける」

 

 イヴリエルが射出した無数の光の剣が、無空さんのライフを削り取る。

 

無空メイ ライフ:7→3

 

「ぐぅ、ぅ……!?」

「『【煉獄】の熾天使アグニエル』でライフカウンターに攻撃。『ストライク3』」

 

無空メイ ライフ:3→0

 

「くっ……あぁぁっ!?」

 

 アグニエルが放った業火の衝撃に耐え切れず、無空さんが吹き飛ばされる。

 すぐに地面を手をついて立ち上がるものの、その足はすでにフラフラだ。

 

 ――サレンダーなんて、私はしたことない。するつもりもない。私はまだ生きてる。死んでない。どれだけ死にかけでも、か細い命だとしても。この小さな命が潰える最期の一瞬まで、私はホロエルと……私とホロエルを笑って受け入れてくれた皆と一緒にいることを、諦めるつもりはない。絶対に。

 

 ふと、彼女が私に言い放った啖呵が頭を過ぎる。

 

 ……哀れですね。

 彼女なら『秩序の実現』の効果を耳にしたその瞬間に、自分の敗北が確定したことに気がついたでしょうに。

 その時点ですぐにサレンダーしてしまえば、このような痛みを味わうこともなかったというのに……。

 敗北の結末を目前にしながら、それでも立ち続けるのは、勝ち続けることでしか生きられない運命に囚われてきたゆえのものなのだろうか。

 

「終幕です――」

 

 だとしたら、この私が彼女に敗北を与えることで、今こそその残酷な運命から彼女を解き放つとしよう。

 

 無空メイ。

 彼女はイサネと同じ……虚構なる天使に人生を翻弄された、哀れな存在だ。

 

 虚構なる天使が、虚無の巫女などという傀儡として彼女を選んだことで、彼女は人生の幸せを奪われた。

 虚構なる天使が、偽りの優しさで彼女の心を誑かしたことで、彼女の未来は暗く閉ざされ、その行く末は欺瞞と喪失の運命に覆われた。

 

 無空さんは今まで数え切れないほどに苦しんできた。悲痛を味わってきた。

 彼女には、これから多くの幸せを享受するだけの権利がじゅうぶんにある。

 

 教団も、虚構天使も関係ない。

 ただの一人の普通の女の子として、屈託なく笑って生きていく毎日を送る権利が、彼女にはあるんだ。

 

 救わなければ。助けなければ。

 私は……かつてのイサネを救えなかった。助けられなかった。

 だからせめて、彼女だけでも私の手で――。

 

「私は『【守護】の熾天使ブロキエル』で、無空さんにダイレクトストライク」

「ッ――――」

 

 ブロキエルは無空さんの方へ目掛けて飛び立つと、大盾を振り上げ、思い切り床に叩きつけて衝撃波を生み出す。

 土砂と瓦礫を巻き上げ、衝撃波は勢いを増しながら無空さんへと迫り、瞬く間に彼女の全身を飲み込んだ。

 

 砂埃が煙のように立ちのぼる中、私は構えていたデュエルガントレットを下ろす。

 

「これが、あなたがその人生で味わう最後の痛みです。あなたはもうこれ以上……苦しむ必要はありません。どうか虚構なる天使を手放し、その存在を忘れ、普通の幸福を享受してください。それが……あなたが幸せになる唯一の方法なのですから」

 

 無空さんのいるであろう場所に向かってそう告げると、私はただ静かに、祈るように瞼を伏せた。

 

 ――勝負はついた。

 この私、光華ノゾミの勝利で、ついにこのデュエルの幕は引かれたのだった。

☆光属性を含む複合した属性を持つカードをエナジーにチャージする時、消費状態でチャージする制約を無視する。(【制約】:[複合属性]を無視し、未消費状態でチャージする)

☆エナジーを2消費して使用可能。お互いのプレイヤーはデッキの上から1枚目を消費状態でエナジーにチャージする。次の自分のターンスタート時まで、相手の場のすべての「ジャッジメント・ワールド」の効果を無効にする。(特殊能力を失っても無効状態は継続する)

☆光属性を含む複合した属性を持つカードをエナジーにチャージする時、消費状態でチャージする制約を無視する。(【制約】:[複合属性]を無視し、未消費状態でチャージする)

☆エナジーを2消費して使用可能。お互いのプレイヤーはデッキの上から1枚目を消費状態でエナジーにチャージする。次の自分のターンスタート時まで、相手の場のすべての「ジャッジメント・ワールド」の効果を無効にする。(特殊能力を失っても無効状態は継続する)




↓ネタバレ注意・反転↓
次回、決着。
↑ネタバレ注意・反転終了↑

カード制作裏話
・虚壁少女ノーバスティ
虚壁とノーバスティ(胸無し)で2度も貧乳を強調している、あまりに酷すぎる名前のカード。いったい誰がこんなカード名考えたんだ…。効果としては、場では自分のターンエンドごとに2ドローと4エナジー回復をしてくるため放置ができず、かと言って除去しようにもバリアがあるというウザ性能。墓地でも相手の攻撃を弱体化させる効果が利用できるので、虚無を活用する型ならじゅうぶんに採用を検討できる1枚。

・天使の悪戯
0コスト1ドローというやってはいけないことをしているスペル。しかし相手にエナジーチャージさせるという圧倒的利敵行為も同時に行っているため、たぶん許される。クロワッサンがDCGとして存在する掲示板世界では、これを3積みした天使型デッキ破壊デッキが存在するらしい。

・【守護】の熾天使ブロキエル
3積みぶんすべてが場に出た。積み込みやめてください(>︿<。)

・【豊穣】の熾天使アースエル
展開の起点。おそらく3積みされている。会長のデッキ事故率すごそう(小並感)

・【煉獄】の熾天使アグニエル
天使デッキ用全体除去サーヴァント。「煉獄の鉄槌」の主。全体10000ダメは自分の場にジャジワがあると相手の場のみが対象になるが、ジャジワ無しでアースエルと合わせて自分の場のサーヴァントを一気にエナジー送りにする戦法もそれなりに有用そうに見える。戦闘時10000ダメを相手に与える効果も有しており、こちらのダメージは戦闘によるダメージ計算が行われる前に発生するので、HP10000以下のサーヴァントではアグニエルを戦闘で破壊することはまずできない。ガードを持っているのも偉く、ガード→戦闘時10000ダメと繋げられる。軽減効果なしのコスト10と非常に重いものの、総じて高スペックな1枚。

・審判の日
皆大好き(大嫌い)エクストラターン効果持ちカード。そのターン中に連続で2枚以上使ってもエクストラターンは1回分しか得られず、エクストラターン中はエクストラターンを得られないので、コストの重さも相まってバランスは取れているはず。しかしとある古き本格スマホEスポーツでは、スペルを詠唱するという緩い条件で下限無しでコストが下がっていき、連続で2枚以上使うと連続で自分のターンが得られる上に、その効果で得たターン中に再び使ってもまた追加ターンが得られる頭のおかしなカードが存在したらしく、このカードはそれを参考にしている。

・秩序の実現
Aエフェクト4でそれぞれ召喚・詠唱・展開を禁止するカード。すべて適用したなら特殊能力・回復・墓地効果も封じる。他のカードを使用しているとそのターンこのカードは制約で詠唱できなくなってしまうので、自分のターンの初めに詠唱することになるだろう。基本的には作中のようにQアクションによる防御を貫通する役割を担う使い方が主。しかし場の展開に寄与しないばかりか、コストが重く直接的なアドバンテージも稼げないので扱いは難しい。とは言え、流行っているQアクションカードや環境次第ではじゅうぶんに採用が検討できる。
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