可愛い銀髪美少女天使カードとして転生した私、マスターを導く 作:にゃっとう
「次は私の番ね。火属性と風属性。今回紹介する六つの属性の中で、『攻撃』の役割を担う二つの属性の解説は終わったわ。ここからは『バランス』の属性に入っていくわね。まずは私の得意な水属性からいきましょうか」
先生役の交代。エミリアの解説が始まる。
「水属性について話す前に、まずは『バランス』の分類とはなんなのかという点を明確にしておくわね。端的に言えば、『バランス』は他の属性の欠点を補う、あるいは長所を伸ばすことを得意とする属性のことよ」
【つまり、他の属性と混ぜやすいってこと?】
「ええ。たとえば『攻撃』の火属性の長所は爆発力だから、攻め手に回ってこそ存分に長所を発揮できるわ。でもその性質上、自ら受けに回る『防御』の光とは相性が悪いの。耐えてから一気に勝負を決めに行くような戦術もあるから、戦い方によってはシナジーすることもあるのだけど……短期戦向きの火と長期戦向きの光では、どうしても方針の不一致が起きやすくなるわ」
「バ、『バランス』に分類されてる属性は、そういった他の属性との相性の悪さがほとんどないんですよね……」
「モモリ先輩の言う通りよ。水、地、闇。『バランス』に分類される三つの属性は、組み合わせる属性を選ばないのが長所の一つね」
【じゃあ、『バランス』の属性は単体だと機能しないの?】
この質問に対してエミリアがどう答えるかはわかっていた。
だが、この講座の趣旨は各属性の特色を基礎から振り返ることだ。
わかりきっていることでも、改めて言語化することには意義がある。
「そういうわけではないわ。『バランス』に分類される属性に明確な欠点は存在しないから、むしろ属性単体でデッキを組んだ場合の完成度は『攻撃』や『防御』に偏った三属性と比べて上回る可能性が高いと言っていいわね」
【メインにもサポートにも回せる、まさに万能の分類が『バランス』ってことだね!】
「ふふ、その通りよ。敢えて挙げるとするなら、偏りがないからこそ少し決め手に欠けるのが『バランス』の欠点かしら」
私が質問した意図を察してくれたのか、「ありがとうね」と告げるようにエミリアが微笑みかけてくれる。
「さて、それでは水属性の解説に入るわ。まずはこちらのカードを見てちょうだい」
| 敵情視察 | |
|---|---|
| コスト3 | 属性:水 |
| スペル |
|---|
| - 効果 - |
|---|
| ①『Qアクション0』=条件:相手によって自分のライフカウンターが同時に2つ以上破壊された時。 ②カードをX枚引く。(Xは相手の場のカードの数。Xの下限値は2) |
「水属性の特徴はリソース回復に優れたカードが多いことね。カードを引く効果自体は水属性固有のものではないけれど、他の属性と比べて水属性には豊富な種類のドローソースがあって、一度にたくさんのカードを引けるのが特徴なのよ」
【これ、もしかして1枚のカードから最大で6枚引けるって書いてある……?】
エミリアが見せてくれた『敵情視察』は、相手の場のカードの数だけドローする効果を持つスペルだ。
ルール上、場のカードの上限枚数は各プレイヤーごとに6枚。
つまりこのスペルは、状況次第で6枚ものカードをドローできるトンデモカードということになる。
「すごいでしょう? カードを使う余裕さえあるなら、いくらでも手札のリソース回復を行うことができる。これが水属性の最大の恐ろしさよ」
エミリアが自慢げに胸を張って、言葉を続ける。
「他にも相手のサーヴァントのATKを下げたり、光属性ほどではないけどライフカウンターの回復をこなすことも可能よ。そしてなんと言っても水属性最大の特徴は、カードの複製ね」
【複製! マスターもよくやるやつ!】
「ふふ、そうね。でも私の知る限り、複製の性質を持つカードは本来水属性だけの特権なのよ。他の5つの属性には複製の効果を持つカードは存在しないわ」
複製とは、指定したカードと同じカードを無から生成する効果のことだ。
初期デッキに入れられる同名カードの上限枚数は3枚だが、複製の効果を駆使すれば、そのゲーム中に限り4枚以上もの同名カードの使用が可能になる。
| 飽和増殖 | |
|---|---|
| コスト1 | 属性:水 |
| スペル |
|---|
| - 効果 - |
|---|
| ①手札・場のカード1枚を選択する。それを3枚複製してデッキに加える。いずれかの同名カードがデッキに7枚以上あるなら、カードを1枚引く。 ②『Aエフェクト1』=効果:「①」で複製する枚数+3。 ③『Aエフェクト1』=効果:「①」で複製する枚数+3。 |
「手札のアドバンテージだけを見るなら、このスペルはただの条件付きの1枚ドローに過ぎないわ。けれど特定のカードを本来の上限枚数を超えて増やすことの価値は、無空さんやホロエルちゃんなら身をもって理解してくれているはずよ」
「最大で9枚の複製……確かに、ホロエルがこれだけたくさんいてくれれば負ける気はしない」
【ホロエル最強! ホロエル最強!】
「ホロエルちゃん楽しそう……」
「あはは。でも実際ホロエルちゃんをこんなに増やされちゃったら、対面してる相手としてはたまったものじゃないよね」
どんなデッキにも戦術の核となる、その存在の有無で勝敗を大きく左右し得るキーカードというものが存在する。
一口にキーカードと言っても、その性質は様々だ。
1枚だけ使えればそれでいいというようなカードもあれば、何度も使い回すことでこそ真価を発揮するカードもある。
前者で言うなら、エミリアが操る『機械竜メガルーク・ナイン』*1。
後者で言うなら、マスターが駆使する私こと『虚構天使ホロエル』*2がわかりやすい例だろう。
複製という効果は、後者のように繰り返し使うことでこそポテンシャルを発揮できるカードに対して絶大な相乗効果をもたらす。
「大量のカードのドローと、そのデッキで最も有効なカードの複製、そして光属性に次ぐ防御能力。これらが水属性の魅力よ。ホムラが挙げた火属性の弱点……息切れのしやすさを補うにも、水属性はパートナーとしてうってつけだと言えるわね」
【ホムラとエミリアも仲良いもんね! 納得!】
「おおー! 言われてみれば確かに!」
「そ、それとこれとは関係ないと思うけど……まあ、そうね。ホムラが火で、私が水。私たちの関係性でホロエルちゃんたちが属性への理解を深めてくれるなら、悪いことじゃないのかしらね」
顔を綻ばせるホムラを横目に、エミリアは照れくさそうに苦笑しながら水属性の解説を締めくくる。
それから少し思案した後、エミリアはトンとペン先で闇属性の枠を叩いた。
「そうね……せっかくだから、このまま闇属性についても触れてしまいましょうか」
皆の顔を見渡すと、エミリアは小さく息を吸い込んで語り始める。
「『バランス』の2つ目――闇属性の特色は、なんと言っても墓地に関連したカードが多いことよ。使用したり破壊されたカードは墓地へと送られるから、どんなデッキにとっても馴染み深い概念だと思うわ」
「墓地は第二の手札、なんて言われることもあるくらいだもんね」
「ええ。特に闇属性にとってはその傾向が強いでしょうね。デッキからカードを墓地へ送る効果や、逆に墓地からカードを回収したり場に出す効果。直接手札に加えるよりも墓地を経由した方が効果的にポテンシャルを発揮できるカードもあるから、相性の良いデッキテーマにとっては是が非でもほしい能力だと思うわ」
| 死霊術・腐敗蘇生 | |
|---|---|
| コスト5 | 属性:闇 |
| スペル |
|---|
| - 効果 - |
|---|
| ①墓地のコスト10以下のサーヴァント1枚を場に出す(転生サーヴァントは選べない)。それに『アクセル』を付与する。それは次の相手のターンエンド時に破壊される。 ②『Aエフェクト4』=効果:「①」を追加で1回行う。「①」によって場に出たサーヴァントすべてに以下の効果を付与する。 ・このサーヴァントは破壊されない。(HPが0以下になった場合は破壊される) |
「このカードは、墓地からコスト10以下のサーヴァントを場に出すコスト5のスペルよ。場に出たサーヴァントはデメリットで次の相手のターンエンド時に破壊されてしまうけれど、本来そのエナジーの数では出せない高コストのサーヴァントを一時的とは言え場に出せる効果は間違いなく有用よ」
「『フルアクセル』持ちのサーヴァントなら破壊されるより先に攻撃して役目を果たせるし、破壊された時に効果を発動するサーヴァントだったらコンボにもなるね!」
「そ、それに『Aエフェクト』まで適用できたら、破壊への耐性が付与されて自壊するデメリットを帳消しにできますね……! 2体目も出せるようになるので、非常に強力です!」
エミリアが提示したカードに対し、ホムラとモモリが所感を添える。
三人の意見を聞きながら、マスターは熟考するように顎に手を添えていた。
「他にも破壊やHPを下げることによる除去にも長けているわ。自分のサーヴァントやライフカウンターをわざと破壊して、高いリターンを得る効果を持つカードも存在するわね」
| 呪血の方陣 | |
|---|---|
| コスト3 | 属性:闇 |
| エリア | 種別:呪術 |
|---|
| - 効果 - |
|---|
| ①展開時に強制発動。自分のライフカウンターを1つ破壊する。カードを1枚引く。 ②カードの効果や特殊能力によって自分のライフカウンターが破壊された時に強制発動。相手の場のサーヴァント1枚をランダムに破壊する。 |
「背負うリスクが大きければ大きいだけ、リターンも大きくなるわ。失ったぶんのアドバンテージを、自分が望む要素のアドバンテージに変換するようなイメージかしら」
「アドバンテージの変換……」
「たとえば、攻めに偏重した速攻デッキでライフカウンターが大量にあってもしょうがないわよね? それなら余分なライフをドローや相手のサーヴァントの除去に変えてしまえば、攻撃のための有効な一手に転じさせることができる」
「た……確かに、そう考えると理に適ってますね……!」
「まあ、これはほんの一例だけれどね。失った以上のものを取り返せる確証がないと、なかなか踏み切るのは難しいと思うわ。だからこれはあくまで闇属性の一側面として捉えるのが大事よ。一番大きな長所は、やっぱり墓地の有効活用ね」
そこまで語ると、エミリアは一息をつくように肩の力を抜いた。
「ひとまず、闇属性についてはこんなところかしら。専門外だから、抜けてる説明もあるかもしれないけど……」
「ありがとうエミリア! わかりやすかったよ!」
【ありがとう、エミリア!】
「ありがとう」
「あ、ありがとうございます……!」
皆からの感謝にエミリアは嬉しそうに微笑みを返すと、モモリへとペンを手渡した。
これで『バランス』に分類される三つの属性のうち、水と闇の二つの属性の解説が終わった。
残るは、モモリが得意としている地属性だ。
「で、では……『バランス』の3つ目に該当する地属性について、私からお話させていただきます!」
「頑張って! モモリ先輩!」
「う、うんっ!」
モモリは胸の前に手を当てて、小さく深呼吸をする。
ここまで話し合いながら講座を進めてきたことで、モモリも皆と話すことに段々と慣れてきたようだ。
ホムラからの応援に力強く頷きを返すと、彼女は幾分か落ちついた様子で話し始めた。
「まずは……他の属性にはない、地属性だけの特色について説明したいと思います……! 地属性の特徴は、なんと言ってもエナジーに関連する効果を持つカードが多いことです! エナジーをチャージする効果や回復する効果、自分のエナジーゾーンからカードを回収する効果などが該当します!」
「水属性が手札、闇属性が墓地に干渉する面で優れているとするなら、地属性はエナジーゾーンを活用する能力に長けているというわけね」
「はい……! 例を挙げますので、まずはこちらのカードをご覧ください!」
| アース・エナジー | |
|---|---|
| コスト2 | 属性:地 |
| スペル |
|---|
| - 効果 - |
|---|
| ①『Qアクション0』=条件:相手によって自分のライフカウンターが破壊された時。 ②デッキの上から1枚を消費状態でエナジーにチャージする。その後、エナジーゾーンからカード1枚を手札に戻してもよい。 |
「このスペルは、地属性の代表的なカードの1枚です! エナジーチャージを行うとともに、任意でエナジーゾーンからカードの回収を行うというシンプルな効果のカードで……コスト2と低いコストで詠唱でき、ライフカウンターの破壊をトリガーとする汎用的な『Qアクション0』も持ちますので、序盤から終盤まで使い時を選ばない点が魅力です!」
「通称アスエナだね! 私も地属性を使う時は必ず入れてるよ!」
「私もよ。とてもメジャーなカードだから、無空さんとホロエルちゃんも見たことはあるはずよね」
「ん。地属性が入ってるデッキには、まず採用されてる印象」
【スーパー汎用カード!】
ホムラ、エミリア、マスター、そして私。全員がこのカードの存在を知っていた。
それほどまでに使用頻度の高い有名なカードである。
「他にはこんなカードもありまして……!」
| 豊穣祈願 | |
|---|---|
| コスト3 | 属性:地 |
| エリア |
|---|
| - 効果 - |
|---|
| ①エナジーを2消費して発動可能(上限:1ターンに1回)。以下の効果から1つを選択して適用する。 ・サーヴァント「地の精」1枚を生成して消費状態でエナジーにチャージする。 ・手札1枚を消費状態でエナジーにチャージする。エナジーゾーンからサーヴァント1枚を手札に戻す。 |
エリア『豊穣祈願』。
1ターンに1度エナジーを2消費することで、エナジーチャージか、エナジーゾーンからカードを回収するかのいずれかを選択して適用することができるエリアだ。
場に置いた瞬間こそなにも起きないが、1回場に置いてしまえば毎ターン継続的に恩恵を得られるデザインになっている。
「地属性の強みは、このように安定したエナジーサポートを提供できることです……! すべてのカードはエナジーというコストを支払うことで使用していますから、その最大値をいち早く増やすことができるエナジーチャージという効果は、それだけでとても強力なんです!」
ルール上、プレイヤーは1ターンに1回手札からエナジーにカードをチャージする権利が与えられる。
これを毎ターン行って、少しずつ使えるエナジーを増やしていくのがデュエルの基本だ。
しかしこういったカードの効果によるエナジーチャージは、ターンごとのチャージの権利とは別で扱われる。
つまり、1ターンに2枚、3枚とエナジーをチャージすることが可能になるわけだ。
「デッキの回転率が上がるのはもちろんのこと、高いコストを持つカードを早く使えるようになる点が一番の強みで……言い換えれば、地属性は高コストのカードを最大限に活用したい時に一番光る属性と言えます!」
「高コストのカードって、使う前に決着がついちゃうことも多くてどうしても採用しづらいからねー……」
「地属性のエナジーサポートがあれば、そういった高コストのカードも積極的に採用できるようになるわね」
基本的にコストが高ければ高いほど、カードの効果は強力になっていく。
1枚で複数の役割を担うカードや、1枚で戦局を大きく変え得るカード。
それらを多く投入することは1枚1枚のカードの質の向上にも繋がり、少ない手札だとしても複数の強力な選択肢を持てるようになる。
「それから、こちらのカードもご覧ください……!」
| 大地の贄 | |
|---|---|
| コスト2 | 属性:地 |
| スペル |
|---|
| - 効果 - |
|---|
| ①お互いのプレイヤーは自分自身の場のカード1枚を消費状態でエナジーにチャージする。 ②『Aエフェクト2』=効果:「①」で相手がチャージするカードは自分が選ぶ。さらにサーヴァント「地の精」1枚を生成して消費状態でエナジーにチャージする。 |
スペル『大地の贄』。
お互いのプレイヤーに対して、自分の場のカード1枚をエナジーにチャージさせることを強制させるスペルだ。
お互いのと書いてあるが、自分の場にカードがなくて相手の場にだけカードがあれば、相手だけにエナジー送りを強要する挙動を取るので、覚えておくとより有効に活用ができるだろう。
「地属性が持つ除去効果は、このように相手のカードをエナジーにチャージさせることで行われるのが特徴です! 相手が使えるエナジーの量を増やしてしまうことでもあるので、自分で自分の首を絞める結果にもなり得ますが……地属性以外の属性はエナジーゾーンへの干渉手段が限られていますので、使いどころを適切に見極めれば再利用を許さない強力な除去手段となります……!」
【私に対しては使わないでください……】
「……大丈夫、ホロエル。無属性にもエナジーからカードを回収する手段はあるから」
私が芝居がかった泣き真似とともに訴えかけると、マスターがポンと私の頭を撫でながらフォローを入れてくれる。
マスターの言う通り、無属性にもエナジーゾーンに干渉する手段はある。
しかし当然のことながら、それを専門とする地属性と肩を並べられるほどの性能はない。
地属性の除去に対して無属性のカードだけで対処するのは骨が折れるので、そういう意味でも地属性のカードを混ぜるメリットはじゅうぶんにあると言えるだろう。
「地属性については以上です! い、いかがでしたでしょうか? わかりにくいところとか、ありましたか……?」
「全然! すっごくわかりやすかったよモモリ先輩! さすが地属性のスペシャリストだね!」
【すごく上手だった!】
「そ、そうですか……? あ、ありがとうございます……! えへへ……」
ホムラと私に褒められると、モモリは頬を赤らめながらも嬉しそうにはにかんだ。
エミリアはホワイトボードに目を走らせると、確認するように口を開く。
「さて……これで残るは一つ。唯一『防御』に分類される光属性ね。ノゾミ先輩がこの場にいてくれれば解説を任せられたのだけど……」
「あ、それなら――」
「そ、それでしたら……! 光属性についても、私から説明させていただいてもよろしいでしょうか……?」
モモリがおずおずと手を上げると、声を被せられたホムラが驚いたように顔を上げた。
「え? モモリ先輩、光属性のことも詳しいの?」
「く、詳しいというほどではありませんが……基本的なことくらいでしたら、私でも説明できると思いますので……!」
「おおー! じゃあ光属性も、このままモモリ先輩にお願いしちゃってもいい?」
「私からもお願いするわ。いいかしら? モモリ先輩」
「はい! 私でよければ……!」
おそらくは今回の講座の言い出しっぺとして担当しようとしていたであろうホムラが、モモリの意志を汲んで快く役目を彼女に譲る。
モモリはノゾミと同じ生徒会のメンバーで、この中で最も彼女との付き合いが長い。
くしくも都合が合わず講座に参加できなかったノゾミの友達として、その代役を務めたいという健気な想いがあったのかもしれない。
「で、では……光属性の解説を始めさせていただきます!」
モモリは気合いを入れるように小さく拳を握り込むと、ホワイトボードの光属性の円をペンで指し示した。
「光属性は防御と回復に特化した属性で、『ガード』を持つサーヴァントの数が最も多いとされています。『ガード』を持つサーヴァントは自身の攻撃権を消費することで、相手の攻撃対象を自身へ変更することができます……!」
| 聖盾の乙女ローリエ | |||
|---|---|---|---|
| コスト2 | 種別:ウォリアー/ナイト | ||
| 属性:光 | ATK 1000 | HP 3000 | |
| サーヴァント |
|---|
| - 効果 - |
|---|
| ①攻撃できない ②『ガード』 ③ダメージを受けた時に発動可能。HPを全回復する。 ④相手によって自分のライフカウンターが破壊された時に発動可能。攻撃権を回復する。 |
モモリは鞄の中から光属性のサーヴァントのカードを取り出すと、皆に見えるように机の上に置いた。
「この『聖盾の乙女ローリエ』は、光属性の特色をよく表したカードだと思います。『ガード』を持つだけでなく、ダメージを受けた時に自身のHPを全回復する特殊能力も持っていて、相手から与えられるダメージが3000未満である限りは何度でも破壊から免れます……!」
「加えて、ライフカウンターが破壊された時には自身の攻撃権を回復して再びそのターン中の『ガード』が可能になる……速攻デッキにとってはとことん厄介なサーヴァントと言えるわね」
「センカとかすっごく嫌がりそうなカードだね……」
以前センカのデュエルを見た限りだと、彼女はHP1000のサーヴァントとそのサポートカードを主軸に据えた速攻デッキを好んで使っているようなので、確かにこの『聖盾の乙女ローリエ』は彼女のデッキにとって天敵と言えるだろう。
仮にこれを処理するための手段が手札になかった場合、速攻デッキの持ち味である素早い勝負を封じられ、相手にペースを握られてしまう最悪の展開になりかねない。
そして処理する手段があったとしても、それが『アクセル』などの戦闘を介した除去であった場合、ローリエのATKは1000なので相打ちにまで持っていかれてしまう。
さながら速攻キラー。中盤以降は力不足に陥ることもあるだろうが、序盤を凌ぐには非常に有効な一枚と言える。
「こういった防御に優れたカードの他に、ライフカウンターを回復するカードはもちろんのこと、いわゆるメタカードと呼ばれるカードが数多く存在するのも特徴です……!」
「メタカードは、相手の特定の戦略や動きを妨害することを目的としたカードのことね」
「はい! カードの使用を無効にしたり、攻撃権の回復や『フルアクセル』を封じたり、特定のカードの使用コストを増やしたり……使いこなすことさえできれば、一方的かつ継続的に相手の行動を縛り続けるコントロールデッキの中核を担うことができます!」
| アントゥリヌ・ヴェヌトゥスの威光 | |
|---|---|
| コスト7 | 属性:光 |
| エリア | 種別:プリースト |
|---|
| - 効果 - |
|---|
| ①展開時に発動可能。以下の効果から1つを選択して適用する。 ・ライフカウンターを2つ回復する。 ・相手の場のサーヴァント2枚の攻撃権を消費させる。次の相手のターンスタート時まで、それらは攻撃権を回復できない。 ②場にある限り、自分・相手の場の『フルアクセル』を持つサーヴァントすべては場に出たターン中にライフカウンターへ攻撃できない。 |
「このカードは、光属性が保有するメタカードの一例です。光属性のカードは強力ですが、そのぶんメリットもデメリットもお互いに対して同じ効果を及ぼすことが多く、扱いが難しいんです……」
エリア『アントゥリヌ・ヴェヌトゥスの威光』。
このエリアで最も重要なのは、効果欄の②――場にある限り、『フルアクセル』を完全に封じ込む効果の方だろう。
しかもエリアなので戦闘による除去は不可能で、ほとんど永続的にその制限を適用させ続けることができる。
だが、あくまでこの制限はお互いのプレイヤーに対して適用がされるものだ。
このエリアを展開した瞬間、相手だけでなく自分も『フルアクセル』を活用した戦術が機能しなくなってしまう。
「……こういう妨害カードを採用したいなら、自分のデッキはあらかじめその妨害を受けないような構築にしておかないといけないってこと?」
「はい! たとえばこの『アントゥリヌ・ヴェヌトゥスの威光』を採用するなら、『フルアクセル』に頼らない戦術をメインの勝ち筋に据える必要があると思います……!」
モモリが掻い摘んだ答えに、マスターは思案するように顎に手を添える。
自分はその制限に囚われず、相手にだけ非効率な動きを強要することでこそ、光属性のメタカードはその真価を発揮する。
【でもそれって、相手もそのメタカードが刺さらない構築だったら意味がなくなっちゃうよね? たとえば相手も『フルアクセル』をまったく採用してなかったりとか】
少しでもマスターの力になれればと私が質問を投げかけると、モモリは一瞬言葉を詰まらせた後、神妙に頷きを返した。
「それは……はい。その通りです。それがメタカードの難しい部分でもあると思います。メタカードは自分のデッキよりも、相手のデッキとの相性に合わせて使う側面が強いカードなので……闇雲に採用しても良い結果には繋がらないことがあります」
「そこをうまくやりくりできるかどうかが腕の見せ所だね!」
「そうね。それに妨害が相手のデッキに刺さらなかったとしても、自分のデッキの弱点を消すための備えとしてメタカードを採用しておくことは悪いことじゃないのよ。防御を固めて長期戦に持ち込むデッキなら、『フルアクセル』を封じる『アントゥリヌ・ヴェヌトゥスの威光』が入っているだけでデッキの安定性や対応力は底上げされるはずだもの」
【なるほど! メタカードが役に立つならそれでよし。出番がないなら、自分が得意な土俵で戦えるっていう保険を確保できてる状態なわけだね!】
「……理解できた。ありがとう」
無属性のカードのみで戦ってきたマスターは、こういった多角的な視点を加えたデッキ構築をした経験がない。
加えてマスターが使うデッキには常に私こと『虚構天使ホロエル』という指針があり、それを軸としてデッキの方向性がある程度固定されてしまっていた。
仮にプレイングスキルがMAXだとするなら、デッキ構築スキルはまだまだ伸びしろありと言ったところ。
こうして意見を交わし合い、デッキ構築に関する見識が深まることは、今後間違いなくプラスに働くはずだ。
「光属性に関しては、こんなところです……! 防御や妨害に特化しているぶん直接的な除去は不得手で、光属性単体では戦うのに苦労しますが……うまく使いこなすことができれば、デュエルの流れそのものを支配するポテンシャルを秘めている属性だと思いますっ!」
【ありがとうモモリ! とっても勉強になった!】
モモリが一礼すると、パチパチと小気味よい拍手が教室に響く。
モモリは恐縮したように身を縮こまらせつつも、皆の役に立てた嬉しさが滲むように、ふにゃりと柔らかな微笑みを浮かべていた。
「さて。これで、六属性すべてのおさらいが終わったわね」
ホワイトボードには各属性の特徴が簡潔にまとめられ、見返すだけで大まかな概要が一目で把握できるようになっていた。
どれもこれも、デッキ構築の指針となる有益な情報ばかりだ。
「いやー、改めてまとめてみるとやっぱり面白いね。属性ごとに得手不得手がはっきりしてて、できることが全然違うんだもん」
火と風――『フルアクセル』を持ち、火力の高さに定評のある『攻撃』の属性。
水と闇と地――多彩な働きを見せてくれる『バランス』の属性。
光――守りと妨害のプロフェッショナルである『防御』の属性。
「でもさ。六属性の特色を一通り聞いてて思ったんだけど……メイちゃんが使ってる無属性のカードって、この中だとどれに分類されるんだろう?」
「……そうね。無空さん自身は、無属性をどういう属性だと思っているのか。良ければ聞かせてもらってもいいかしら?」
いつかその問いかけが来ることを、マスターは予測していたのだろう。
皆の注目が集まる中、マスターは小さく息を吸い込むと、ゆっくりと口を開いた。
「無属性は……固有の特性は、デメリット効果の『虚構定理』以外に存在しない。無属性自体がなにか唯一無二のことをできるかと言われたら、たぶんノーだと思う」
「唯一無二の特性がない……じゃあ逆に、無属性っていったいどんなことができるの?」
「簡単に言うと、全部の属性の特色が少しずつできる。火や風みたいな攻撃的な効果も、水や闇みたいな手札や墓地への干渉も、地属性みたいなエナジーへの干渉も、光属性みたいな防御も。あらゆる属性が持つ特色と似通ったことができる。ただ……」
「ただ?」
「それを専門とする属性と比べたら、その性能は明らかに低い。エミリア、『マーキュリー・ウォーター』は持ってる?」
「ええ。持ってるわ」
マスターとエミリアがそれぞれカードを1枚ずつ取り出し、比較するように机の上に並べる。
その2枚は、どちらもコスト3でカードを2枚ドローするスペルだった。
| マーキュリー・ウォーター | |
|---|---|
| コスト3 | 属性:水 |
| スペル |
|---|
| - 効果 - |
|---|
| ①『Qアクション0』=条件:相手によって自分のライフカウンターが破壊された時。 ②カードを2枚引く。エナジーを1回復する。 |
| 無辜なる祈り | |
|---|---|
| コスト3 | 属性:無 |
| スペル |
|---|
| - 効果 - |
|---|
| ①カードを2枚引く。 |
「こ、これって……」
2枚のカードを見比べて、モモリがかすかに目を見開かせる。
「そう。『無辜なる祈り』はコスト3で2枚ドロー。だけど水属性の『マーキュリー・ウォーター』はコスト3で2枚ドローに加えて、エナジーを1回復。そのうえで『Qアクション0』まで持ってる。純粋なカードパワーで見れば、無属性はそれを得意とする本来の属性には遠く及ばない」
「なるほどね……複合属性のカードが属性を多く含むほど強力になっていくのに対し、無属性のカードは属性が存在しないぶん、1枚1枚のカードパワーが抑えられてしまっているのね」
エミリアの考察は的を射ている。
マスターの無属性デッキがデッキとして成り立っているのは、『虚構天使ホロエル』や『虚無龍ヴァニタス』と言った、本来デメリット効果に該当する『虚構定理』を有効活用できる特殊なカードが軸として存在するからこそだ。
だがその点を差し引けば、無属性は高性能なカードが揃っているとは決して言えない。
「……でもさ。これって逆に考えるとすごいことだと思わない?」
「すごいこと?」
「だってメイちゃんが使ってる無属性って、エナジーの属性を必要としないうえで、全部の属性の特色が少しずつできる属性なんでしょ? そうなると無属性って本来、これ以上属性を増やしたくないけどその属性の特色が欲しいっていう時にこそ一番輝く属性なんじゃないかなって思うんだ」
「……それは……」
核心を突くようなホムラの推測に、マスターは少し驚いたように目を瞬かせた。
無属性はあらゆる属性の特色を内包し、しかしそれを専門とする属性と比較してその性能は明確に劣る。
それは紛れもなく事実だが、同時に少ない採用枚数で多様性を実現できるという無属性だけの利点もある。
それは、無属性単一のデッキだけで戦ってきたマスターには気づくことのできなかった視点だ。
「メイちゃんは無属性に唯一無二の特性はないって言ったけどさ。すべての属性の特色をほんの少しずつ実現できること――きっとそれが無属性固有の特色なんだよ。デッキの足りないところを補って、支えてくれる『バランス』の分類の一つ。無属性のカードは、間違いなく有用で必要だよ」
「……そっか」
そう小さく呟いたマスターの頬がほんのわずかに緩んでいることに、私は気がついた。
……もしかしたらマスターは、自分自身と無属性のカードの在り方を重ね合わせて考えていたのかもしれない。
無属性のカードは世間にほとんど出回っておらず、虚無の教団ヌルだけが製造方法を確立していると思しき特殊なカードだ。
誰にも認知されず、必要とされない異端のカードたち――だが、それは違うのだと。
無属性のカードは、属性を持つカードと組み合わせてこそ真価を発揮する属性である。
ホムラが示してくれた、その新たな可能性。無属性のカードを必要だと肯定してくれるホムラの言葉は、同じ無属性のカードの1枚である私としても身に沁みて嬉しいものがあった。
「よーし……それじゃあ全部の属性のおさらいが終わったところで、次は複合属性のカードの話に行っちゃおっか!」
「そうね。複数の属性を組み合わせる上での利点と、デッキを組む際の注意点について触れていきましょうか」
ホムラとエミリアが頷きを交わし合い、講座が次のステップへ移行していく。
複合属性のカードを用いる際のメリットやリスク。デッキに属性を混ぜる際の適正枚数。属性の偏りが招く事故の危険性。覚えておくべき実戦的なノウハウの数々。
窓の外が夕暮れに染まり、西日が教室に長い影を落とし始めるまで、私たちは語り合いを続けた。
①【手札で有効】召喚する際、消費するエナジーの代わりとして手札から種別:メカを持つカードを捨ててもよい。この時、1枚につき1エナジーとして扱う。(上限:同名/1ターンに1回)
②『ストライク2』
③召喚時、[アップデート]を2回行う。
④場に出た時に発動可能。プレイヤーはゲーム中永続する以下の特殊能力を得る。(同じ特殊能力は重複して得られない)
☆このゲーム中に自分が[アップデート]を行った回数に応じて、自分のあらゆるカードの置き場にある「#レプリカ」と名のつくサーヴァントに以下の効果を付与する。
・1回以上:『アクセル』を得る。
・2回以上:エナジーにチャージできない制約を無視する。
・3回以上:場にあるならATKを+2000する。
・4回以上:召喚に必要なコストを半分にする。(端数切り上げ)
・5回以上:ライフカウンターへ攻撃できない効果を無視する。
・6回以上:『フルアクセル』を得る。
⑤破壊された時に発動可能。墓地の種別:メカを持つサーヴァントを合計コストが9以下になるように任意の数だけ選択して手札に戻す。サーヴァント「機械竜メガルーク・ナイン#レプリカ」1枚を生成して手札に加える。
①『虚構定理』=条件:「自分の場を離れた『虚構定理』を持つカードの数」が5以上。
②『アクセル』
③『ガード』
④場にある限り、このカードのコストは「自分の場を離れた『虚構定理』を持つカードの数」と同じとして扱う。
⑤ATKとHPを+X。(Xは「自分の場を離れた『虚構定理』を持つカードの数」×1000)
⑥「自分の場を離れた『虚構定理』を持つカードの数」がX以上なら発動可能。以下の効果から1つを選択して適用する。(Xは指定された数)
・X=10:エリア「完全虚構証明」1枚を生成して場に出す。
・X=15:このカードを「虚構堕天使ホロエル」に書き換える。
・X=20:???
⑦自分のターンエンド時に発動可能。カードを1枚引き、攻撃権を回復する。
カード製作裏話
・敵情視察
最低2枚ドロー保証のコスト3スペル。相手の場のカードの数が多ければ多いほどドロー枚数が増え、最大6枚ドローと非常に強力な反面、それほどまでに相手の盤面が広がっている時にドローしか効果がないカードに3エナジーも支払う余裕があるかどうかは状況次第と言ったところ。できればQアク0を狙いたいが、同時に2つ以上のライフ破壊が条件と頼りにするには不安が残るうえ、結局ドロー枚数は相手依存。同じコスト3のドロソとして、汎用性なら「マーキュリー・ウォーター」、最大値なら「敵情視察」と言ったデザイン。
・飽和増殖
指定したカードを大量に複製してデッキに加えるスペル。手札に直接加えるわけではないので即効性に欠けるのが難点だが、増やすカード次第では強力なコンボを実現できるだろう。ちなみに「飽和増殖」そのものを増やしまくればデッキを尽きさせることなく永遠にドローし続けることができる。それ単体ではなんの意味もない動きだが、スペルの使用やドローを条件とするカードとのコンボでは有用かもしれない。
・死霊術・腐敗蘇生
コスト踏み倒し蘇生スペル。転生サーヴァントは蘇生できない。モデルにしたカードは「フェイタルオーダー(sha)」と「インフェルノ・ゲート(デュエマ)」。場に出たサーヴァントは次の相手のターンエンド時に破壊されるが、元々破壊耐性を持っているサーヴァントであれば破壊されず場に残り続けることができる。また、相手のターンエンドまでは生き残るので、『ガード』持ちを蘇生して一時しのぎをしたりと言った使い方も可能。シンプルがゆえに強力な蘇生カード。
・呪血の方陣
効果や特殊能力で自分のライフカウンターが破壊されると相手の場のサーヴァント1枚をランダムで破壊するコスト3エリア。攻撃による破壊には反応しない。展開時に自傷してセルフで効果を起動する。もしも相手が効果でライフを破壊してきたらそれに対しても反応してくれる。自傷のついでで相手のサーヴァントを破壊できるようになるので使い方次第では強いのだが、積極的に活用しようとするとどんどんライフが減っていってしまうのが一番の難点。ご利用は計画的に。
・アース・エナジー
コスト2のエナジー加速。普通に使っても強いうえにQアク0まである。地属性採用するならとりあえず入れとけ枠。Qアク0によるエナジー加速ももちろん強力だが、その際に相手の盤面に応じたカードをエナジーから好きに持ってくるという手も強力。なお作中で「アスエナ」と呼んでいるが、これは公式がこの呼び方を推しているだけで、掲示板民などはもっぱら「アナジー」と呼称している。
・豊穣祈願
1度展開してしまえば、2エナジー支払うごとに毎ターン延々とエナジー加速とエナジーからのカード回収を行えるようになるエリア。どっしり構えて戦いたいなら有用。ただしエナジーの消費は相応に嵩むので、ご利用は計画的に。
・大地の贄
コスト2の確定除去。除去対象にコストやカードの種類などの制限がなく、高コストのサーヴァントやエリアも除去範囲に含まれる点が優秀で、相手が「アントゥリヌ・ヴェヌトゥスの威光」などの高コストカードをポン置きした時などに使えるととても気持ちよくなれる。ホロエルに対して使うとメイちゃんが嫌な顔をしてくれるという隠された効果がある。
・聖盾の乙女ローリエ
速攻絶対殺すガール。ダメージを受けて生き残れば即座に全回復し、『ガード』させて攻撃権がなくなった隙に猛攻をと言った手も封じる攻撃権回復効果まである。外付けでHPを増やすことができれば中盤以降でも役立つ効果をしており、使い方次第ではデッキの中核になり得る。センカちゃんに対して出すとセンカちゃんが嫌な顔をしてくれるという隠された効果がある。
・アントゥリヌ・ヴェヌトゥスの威光
『フルアクセル』に対するメタカード。コスト7と重めのエリアだが、展開時にサーヴァント2体の攻撃権とその回復を封じることができるので置く隙を作ること自体はそこまで難しくないはず。ちなみに『フルアクセル』の効果を封じるだけなので、転生サーヴァントであれば場に出たターン中でも問題なくライフカウンターへ攻撃できるという抜け穴がある(転生サーヴァントの場に出たターン中にライフカウンターへ攻撃できる特性は『フルアクセル』によるものではなく、転生サーヴァントというカードそのものの特徴)。このカードとは別に「抑止の法皇アントゥリヌ・ヴェヌトゥス」というサーヴァントが存在し、それがイラストに映っているという裏設定がある。
・マーキュリー・ウォーター
マキュ水。水属性の初期カードという設定。「アース・エナジー」と同様に知名度が高く、水属性と言えばこのカードと言ったイメージが根付いている。
・無辜なる祈り
マキュ水や敵情視察の劣化ドロースペル。水属性を採用したデッキではまず出番はないが、用途や無属性専用のサポートカード次第ではお鉢が回ってくることもあるだろう。