大怪獣バトルウルトラモンスターズEternal   作:リクソンLv.6

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Pixivに上げているものと同じになりますのでよろしくお願い致しますm(_ _)m


序章:地球編
第1話:開幕!大怪獣バトル!!


 

「ぎぃいいやぁぁぁぁああああああ!!!」

 

神崎ハル。17歳。今、諸事情あって怪獣に追われているのだが、どうしてこんな運命に身を投じる事になってしまったのか。それは、十数年ぶりに怪獣が次々と現れたあの日に遡る――

 

今日も教室は騒がしい。俺は机に肘をつきながら窓の外に目をやる。

空は雲一つない快晴だ。鳥が気持ちよさそうに飛び交っているのが見えた。

「……いい天気だな」

俺には眩しすぎるくらいに綺麗だった。

 

――その瞬間、目の前が暗転し光が戻る。そこは怪獣が闊歩し街を蹂躙する地獄さながらの風景に切り替わっている。辺りは炎に包まれまともに建っている建造物などありもしない。

「なんだよ…これ。」

俺は絶句した。いや、この惨状をみて絶句しない人など居ないだろう。そう思う程に辺りは崩壊していた。

眺める事ぐらいしかできない俺は一体の怪獣と目が合った。その姿はまるで悪魔の様で地獄のような身体をしていた……

 

「――い…おい…おいハル! 授業中寝るんじゃねぇ!」

先生の声で現実に引き戻される。

「すんません……」

素直に謝ると、先生は大きなため息をつく。そして黒板に向かいチョークを手に取った。

(なんだったんだ…?あの夢……)

俺は欠伸をしながら教科書とノートを取り出した。

「じゃあここの問題、次までにやっといて」

先生が言った直後にチャイムが鳴り、先生が教室から出て行く。それと同時にクラスメイトたちが席を離れ、食堂に向かう者も居れば楽しげに会話を始める者もいる。

俺もその流れに乗るように鞄から弁当箱を取り出す。すると隣の席に座っていた女の子が話しかけてきた。

「またお昼寝?」

「うるさいなぁ」

彼女は呆れたような顔をする。

「そんな事ばっかりしてると留年しちゃうわよ? 高校二年生にもなって、また同じ学年をやるなんて嫌でしょ?」

「わかってるよ」

ぶっきらぼうに返事をする俺を見て、彼女――七瀬綾香はやれやれと呆れた表情を見せた。

「どうせいつも通り屋上に行くんでしょ? 私も一緒に行ってあげるわ」

「何だよその上から目線……別に一人で大丈夫だって」

「私が心配なんだもの。それに、二人の方が楽しいじゃない」

「ハイハイ、そーですか。」

「ちょっと!」

俺たち二人は教室を出て廊下を歩く。途中同級のやつに声をかけられたりしたが適当にあしらった。

階段を上がり、一番上の階にある扉を開く。心地よい風が吹き込んでくる。目の前に広がる光景はいつもと変わらない平凡なものだ。

普段入ることはできないが故に汚い部分も多々あるが、そこは大目に見ざるを得ない。何しろ俺は無断で入っている。勿論、綾香も同罪な訳だが。俺は隅の方の塀に背中を預ける。それを見た後、綾香も隣に座った。

「それで、今回はどんな夢見たの?」

「……覚えてない」

「嘘ばっかり」

綾香は笑いながら言った。

「あーでも、嫌な夢だった気がする…」

「例えば?」

「えっと……なんかこう……怪獣に襲われるみたいな感じの夢だったかな」

半ば消えかけている夢の内容を模索しながら口に出す。

「怪獣好きのあんたがそんな夢見るなんて、珍しいものね。」

「だろ? 自分でも驚いてるよ」

――その時だった。視界の端に大きな穴が現れた。いや、現れたというより突然開いたという表現の方が正しいだろう。黒い穴の中から四次元怪獣ブルトンと一筋の光が飛び出てきた。ブルトンはふよふよと浮きながら触覚を突き出し震わせる。

すると辺りにどんどん穴が増え、様々な怪獣が姿を現す。そのどれもが凶悪な面構えをしていた。そして全ての怪獣に共通する特徴としてブルトンに操られている様に見えた。

(まさか!? 最後に出たのは十数年も前だぞ!?それとも、俺はまだ夢を見てるっていうのか!?)

『怪獣警報発令! 怪獣警報発令!』

けたたましいサイレンの音と共に、鳴り響くアナウンスの声が、街を駆け巡る。

『市民の方々は直ちに避難してください。繰り返します。市民の方々は直ちに避難してください。』

人々は慌ただしく動き出す。あるものは家に戻り家族の安全を確認し、またある者は近くの避難所に向かうために走り出した。そして皆一様に空を見上げると絶望に満ちた表情を浮かべた。なぜならそこには五体を超える数の怪獣がいたからだ。

最初に現れたブルトンが触手を伸ばし怪獣を操る。その動きに合わせて他の怪獣たちも行動を開始した。

「夢と同じだ……。」

今まで動画や写真だけでしか怪獣を見た事が無かったが無差別にビルや建物を破壊していく姿はあまりにも強烈で夢の光景が一気にフラッシュバックさせる。

「こんなことって…」

唾を飲むことすら忘れ、俺は街を破壊していく怪獣を見ながら呟く。

「ゴルザにメルバ、超コッヴまで…」

ゴルザは高層ビルを押し倒し地面を力強く踏みつけ、大空を駆け回るメルバは目からの破壊光線は頑丈な建物をいとも容易く突き破った。

「おいお前ら! 何をボサッとしてんだ! 早く逃げるぞ!」

恐らく先生が下の階から大声で叫んだ。下を見ると、ほとんどの生徒が既に避難を始めている。どうやら呆然としている間に、随分時間が経ってしまったようだ。

「ほらハル! 行くよ!」

綾香が手を差し伸べてくる。俺は無言でその手を握り立ち上がる。

俺たちは扉から勢いよく飛び出し階段を降りる。

「ねぇ、これからどうなると思う?」

「知らね。ただ一つ言えることは、俺たちはもう普通に暮らすことはできないだろうな。」

「……そっか。」

綾香は悲しそうな顔をしながら俯いた。

街に出ると、人々が逃げているであろう影が幾つも見えた。

 

『こっち………。』

 

「…え?」

背後から何か聞こえてきた気がしたが気のせいだろうか。俺は振り返るが特に変わった様子はない。

「どうかした?」

綾香が不思議そうな顔をしてこちらを見てくる。

 

『こっち……。』

 

今まで体験したことの無い不思議な感じがした。脳に直接呼びかけられたと言うべきか、言葉にするなら『テレパシー』というものだろうか。

「綾香。俺、ちょっと行ってくるわ。」

「え?どこに? って、ちょっ、待ってよ!」

「大丈夫だって。すぐ戻ってくるから」

それだけ言うと、俺は全速力で駆け出した。声に導かれるままに。

「ここかな?」

たどり着いたのは大きな建物の裏側にある小さな広場のような場所だ。そこの中心には古びた噴水があり水が溢れ出ている。

 

『こっち…。』

 

「またこの声が……一体誰なんだ?」

そう思った時、頭の中に一つの映像が流れ込んできた。傷だらけのゴモラと共に戦う宇宙人が100を超える怪獣たちと相対している。その背後には幻影のような、禍々しい『何か』が怪獣たちを操っていた。その身長差は50m程あるが、人間大の宇宙人の方から明らかな善性が伝わってくる。

 

「これを、バトルナイザーを使って…『繧後>縺カ繧峨▲縺ゥ』を倒し…て……」

「え?」

 

『…ごめん……なさい…………』

 

ブチッ……。

そこで映像は途切れた。

「今のは何だったんd…ああああ!!!」

気がつくと俺の手には謎の機械が握られている。恐らくコレがバトルナイザーとかいうやつなんだろう。

バトルナイザーには『古代怪獣ゴモラ』の姿が映し出されている。

「ゴモラ…?なんで?」

その時だった。突然目の前の空間に大きな穴が現れ、そこから怪獣が現れた。その怪獣は、赤黒い禍々しい骨のような姿をしている。破壊獣 モンスアーガーにも似ている様に見えるが明らかに顔が違う。

「グオォォオン!!」

怪獣は雄叫びを上げながら、辺りの建物を破壊していく。そしてその視線はまっすぐ俺の方へと向けられていた。

「嘘だろ……なんでこんな時に……」

その時、俺の心の中には二つの感情が渦巻いていた。

「怪獣が怖い」という気持ちと「戦いたい」という気持ちだ。

「くそッ! やってやるよ!」

俺は右手に握ったバトルナイザーを天高く掲げた。

「行けぇっ!!ゴモラァァッ!!!」

 

To be contenued…

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