ボンバーバトル黎明期のボンガ世界に転生しました。   作:ハニボン

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 アクアの元ネタや設定が情報過多だったのでちょっと書くのが大変でしたわ……。

 今回ネトフリアニメの悪魔城ドラキュラをほんのちょっぴり参考にしています。


風雲アクア城

 超巨大企業『アンノウンズ』。

 

 ボム日本を始めとし全世界の各地に支社を展開し、今もなお成長し続けているIT企業である。

 

 アンノウンズの特徴はなんと言ってもそこに勤めている社員達であり、そのほとんどが妖怪やモンスターなどの人外のキャラクターであることだ。それは普通の人間は入社できないとかではなく、人外が多いのには訳がある。

 

 俺が生まれる前のずっと大昔の時代の話。ドラキュラと呼ばれる魔王の吸血鬼が存在していた。

 

 ドラキュラは世界を掌握するため、地獄の底から蘇った魔の軍団でもって毎夜人間達の街を襲撃していた。無論人類側も無抵抗でいる筈もなく、ドラキュラ一党を滅ぼすためベルモンド一族のヴァンパイアハンターが立ち上がり、ハンターと魔の軍団との闘いは熾烈を極めていったのだ。

 

 永遠に続くかと思われた戦争だが、とある女性の人間がドラキュラの前に現れたことで人と吸血鬼の戦争は終戦を迎えることとなった。

 

 なにがあったのか。結論から言えば、二人は恋に落ちたのである。

 

 どのような経緯があり大恋愛があったのかは語り継がれていないためわからないが、ドラキュラと恋に落ちた女性は必死に彼を説得した。我々は共存できることを、吸血鬼が持つ科学の知識を使って多くの者達を救えることを。

 

 彼女の必死の願いを聞き届けたドラキュラはすぐさま使者を送り、休戦を提案。和平交渉を持ちかけ、今までの被害にあった人や建物の損害賠償をすべて支払い、ドラキュラが持つ科学の知識を使って社会貢献をしていくということで人類側も受け入れて、永きに渡る戦いは終わり、平和が訪れたのである。

 

 そして現在、ドラキュラの一族を筆頭に魑魅魍魎たちが企業を立ち上げ大手として今も活躍している……それが大企業『アンノウンズ』である。

 

 さて。長々と超有名会社の説明をしたのには、今回ブロッカースカウトに来た件と大いに関係があるからだ。

 

 アンノウンズの社長は代々ドラキュラの一族の者達が担っており、その家名はアクアブルー。

 

 これから俺がスカウトしに行くのは、アンノウンズの社長令嬢であるレウィシア・アクアブルー……ボンバーガールでおなじみの蒼い月夜の吸血鬼・アクアである。

 

 いやーテンション上がるねー楽しみだねー! とワクワクしながら俺はアクア城へと向かったわけだが……。

 

「広ぉ……」

 

 守衛をしていたアクアのサーヴァント……ミンボーの亜種である、青いハネミンボーに主人の元まで案内してもらっているのだが、それはもうとてつもなく広い。そして広いだけでなく、城内の装飾やオブジェクトもまた圧巻である。

 

 3回見たらで有名な大きな絵画だったり、なんかよくわからない天使? のような銅像があったりと、とりあえず高価な物なんだろうなという思考停止じみた小学生並みの感想ばかりが出てきてしまう。

 

 城と言えばTとDでLな某夢の国の城しか知らなかったので、なんだか別の世界に来てしまったかのような感覚になってしまっている。普段着ているビジネススーツだけど、大丈夫だよね? 場違いとかではないよね?

 

 そんなことを心配しながらサーヴァントに付いていくと、到着したのは玉座の間であった。

 

「あら、なんて冴えないお顔……貴方がハニーが言っていた優秀な指導役ね?」

 

 開口一番の傲岸不遜。発せられた言葉は玉座の方からで、そこには蒼い髪の少女が座っている。

 

「初めまして。私はレウィシア・アクアブルー。アクアブルー家の次期当主ですわ。せいぜい私を退屈させぬよう、有意義な時間にしていきましょう? 下僕様?」

 

 高貴さとエレガント、魔の恐ろしさと魅力のすべてを兼ね備えたカリスマ。崇高な吸血鬼の姫君が、そこに君臨していた。

 

 




 ちょっと短いですが、次回は少し長くなると思います。
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