ボンバーバトル黎明期のボンガ世界に転生しました。   作:ハニボン

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 バトル回に入るための導入回……に入るための導入回になります。

 前半コナミの説明ですが、半分くらいジェッターズについて説明回みたいになってます。


この世界の『573』

 573(コナミ)と聞いてみんながイメージするのはなんだろう?

 

 多くの人がゲーム会社を先に思い浮かべるだろう。次に思いつくのはスポーツクラブだろうか? 俺は無論ゲームメーカーの方をイメージしている。

 

 573オタクというわけではない。遊んだことがあるのは押し入れの中でまだ生きていたファミコンや64の、573ではなくまだハドソンの頃だったボンバーマンシリーズ。573のゲームならプレステのメタルギアシリーズくらいである。ボンガに出会うまでアーケードすらろくに遊んだことがないと断言できる。マジアカもボンガで初めて573のゲームだと知ったくらいだからね。

 

 とにかく前世の573グループはゲームソフトやアミューズメント機器の製造・販売とスポーツクラブの運営などを手掛ける持株式会社であり、この世界でもそれは変わらないのだが……ゲームメーカーとは別に、573はもう一つ別に会社が存在していた。

 

 それが『573ファクトリー』。ゲームソフト、スポーツクラブ運営の573グループとは違い、573ファクトリーは映画やドラマ、放送、新聞、出版、インターネットなど多様なメディアコンテンツを傘下に収める巨大な複合企業(メディア・コングロマリット)である。

 

 つまりは某夢の国の会社と同等レベルの帝国企業として573はこの世界に君臨していたのだ。前世の世界の573を知っている身からすると、あまりの天下ぶりに調べていた時は変な笑いが出たのを覚えている。

 

 前世の記憶を取り戻す前から存在を知っていた会社なのだが、喫茶店強盗とチアモ尋問からようやく帰ってきた俺は改めてネットで調べていた。なぜかというと、先日のチアモとの出会いがきっかけである。俺はチアモと会うまで、コラボ系のキャラは存在していないと勝手に決めつけていたからだ。

 

 記憶取り戻した時点で色々調べとけよと思われるが、もちろん俺も調べていた。実際、最初に調べたのは『ジェッターズ』の存在である。

 

 話がかなり逸れてしまうが、大切なことなのでじっくり説明させてもらうとジェッターズは存在している組織である。ちゃんとホームページがあり、かつて存在した宇宙窃盗団ことヒゲヒゲ団の悪事を阻止する活動記録が公式でまとめられていた。

 

 見つけた時は滅茶苦茶興奮したが、流石に俺の知っている原作そのものではなく、パラレル的なもので俺の知っている本人達ではないだろうと思っていた。そもそもボム宇宙人とボンバー人で種族設定から違うし……そう思いながら活動記録を見ていくと、ジェッターズの主人公たるシロボンの名前が見つかった。それ以外の当時のメンバーの名前はもちろん、マイティの名前も見つけられたのでマジで油断してたからこの時は心臓が飛び出そうになった。

 

 名前だけで写真などは存在せず、名前以上の詳しい情報は何もなかったので同名の別人の可能性もあったのだが……ボンバーマンジェッターズ本編の事件がこの世界でも起こっていた記録が見つかったのだ。

 

 ネタバレしたくないから要点だけ言うと、惑星が一つ消滅するかもしれなかった銀河を揺るがす大事件。本当に大きな事件であったのだろう、ホームページ以外の過去のニュースサイトでも当時の記事がいくつも確認できた。その内容を読んでみると、アニメ終盤の展開と全く同じ内容の戦いであることがわかった。主犯であるDr.メカードの名前も載っている記事があったので、ほぼ確実と言っていいだろう。

 

 もうここまで来るとドーパミンどぱどぱ状態でテンションおかしくなっていたが……記事の年号をよく確認してみると、およそ50年近く前の事件なのがわかったのだ。

 

 知った時は、シロボン達が守ってくれた世界にいるのだという感動と、関わることが最初から叶わなかったのが残念な2つの気持ちが俺の中に生まれていた。

 

 後者の理由については我が儘、傲慢だと非難されることを承知で意見させてもらうと……ジェッターズ本編であるとするならば、マイティの悲劇があったということで……原作の悲劇阻止は転生者の特権! な考えが浮かんでしまい、もう60年か70年早く生まれていれば助けられたのでは? と傲慢なことを思ってしまったのだ。

 

 自己満足を満たすための自分勝手な偽善なのは、認める。俺もこの感情を抱いた時は流石に醜いと自己嫌悪したくらいだ。

 

 それに……真のボムが使えない俺では何の役にも……。

 

 ……星を救った功績で入隊志望が続出し、元々宇宙自警団だったジェッターズは組織力が強くなって今では全惑星公認の宇宙警備隊として全宇宙を飛び回る大規模な組織へと成長を遂げていた。

 

 ヒゲヒゲ団も事件後は小規模ながら活動こそしていたものの、やはりメカードの被害が大きかったため縮小の一途を辿り、自然と解体されたと記録されている。

 

 ほんと〜に話が長くなってしまったが……とりあえずはジェッターズの歴史に満足してしまって、調べるのをそこで止めてしまった。指導役としての将来の勉強もあったし、何より戦士の修行をつけてくれるシン師匠ともその時出会ったので、修行とボンバーバトルで忙しくなったので情報収集が疎かになってしまったのである。

 

 まさしく俺は情報弱者……メスガキ風に言うなら情報ざぁ〜こ♡ である。ここで話は573とチアモに戻り、俺は他作品からゲスト参戦しているコラボキャラもこの世界に存在しているのでは? と調べていたのだ。

 

 まず調べていたのはコラボキャラ達がいる所在地で、Studio Roots社、マジックアカデミー、きらめき高校、どんぶり島が実在しているのを確認できた。これは確実にいると確信し、スカウトするためにもう少し情報を集めようとしたところで、ふとチアモが573ファクトリーのボンバーチームに所属している話を思い出した。

 

「………」

 

 もしやコラボキャラ全員、573ファクトリーに所属している……? いやいやまさかそんな……まさかねえ?

 

 少しだけ嫌な予感がして、冷や汗を拭う。念のためにと俺は573ファクトリーの公式サイトを開き、ボンバーチームのメンバー一覧を見てみるとそこにはツガル、グリム・アロエ、藤崎詩織、パステル、最愛チアモの名が並んでおり――――。

 

「スゥ――――」

 

 大きく息を吸って、吐く。心を落ち着かせて、俺はスマホを手に取ってスタッフさんに連絡を取った。

 

「あっもしもしスタッフさん? 573ファクトリーにデービーバックファイトを申し込もうと思うんですけど……」

 

『はっはっはっ、駄目に決まっているでしょう??』

 

          ●~*

 

 スタッフさんから疲れてんのか? と軽い説教と心配をされてから翌日。セピアからスカウトの件で話をしようと連絡を受けて、俺は愛の教会『サンクチュアリ』へと赴いていた。

 

「ユキトさん、改めて昨日はブラスを助けていただいてありがとうございました。帰ってからブラスとお話して、今回ユキトさんにお願いがあってこうして場を用意させていただきました。本当なら私の方からそちらに向かうべきなのですが……」

 

「いえいえ、元々こちらから会合の約束をしていたので気にしないでください。昨日の今日で都合を合わせていただけて感謝しかありませんよ。ブラスちゃんも元気そうで……えっと、元気で良いんですよねこれ……?」

 

 教会の応接室。そこには俺、セピア、ブラス、パプル、セイジャの教会メンバーのほとんどが揃っていた。セピアのボンバーチーム加入か否かの重大な話をしているのだが……俺は隣に座っているブラスの状態について言及した。

 

 ブラスは今、横から俺の胴体に抱き着いて顔をうずめていた。教会に来てから俺を見つけたブラスはすぐさま飛んできて、ずっとこんな感じなのである。

 

「大丈夫です。ブラスのことは気にせず、お話を続けてください……」

 

「ダメだよブラス、お話の邪魔しちゃ!」

 

 近くにいたパプルがブラスを剥がしにかかるが、乱暴はしたくないようであまり力が入っておらず引き剝がせずにいた。ん〜! と2人して唸っている。

 

 ……なんでブラスはこんなにも俺に懐いているんだ?

 

 たしかに昨日は同じ危機を共にした仲ではあるけど、それにしたってかなり好感度が高いように感じた。

 

 ここに来て抱き着いてきた時も「マスター、会いたかったです」と眩しいくらいの微笑みを向けられたし、緊張していた初対面の時と比べてかなり流暢に話してきたので二重の驚きがあった。ブラスのために口には出さないが、ずっと困惑しっぱなしなのが正直なところである。

 

「うふふ♡ それは愛ですよ、ユキトさん」

 

 顔に出ていたのか俺の心中を察したのか、セピアが一言答えるように愛だと囁いてきた。

 

「ブラスとユキトさんは昨日の愛の試練を共に乗り越えたことで、2人だけの絆という愛が育まれました。ブラスはその愛の確認をしている最中なんですよ」

 

「たしかに昨日でブラスとの距離は少しは近くなったと思いますけど……それほどの活躍をしたわけではないのでどうにも。俺もセピアさん達や最愛さんみたいにもっとカッコ良く事態を解決できれば良かったけど、結局みんなに助けられて……俺は何もできていませんよ」

 

「実力よりも行動だろ。何も腕っぷしが強ければ良いわけじゃないし、お前はお前でブラスを守ったんだ。適材適所というか、その時できる最善をやった。それで充分だろ」

 

 暗にブラスの今の感情は吊り橋効果のようなもので一時的だと遠まわしに伝えたつもりが、自分に自信が無いように聞こえたのだろう。セイジャが滅茶苦茶良いこと言って俺の行いを肯定してきてくれた。ちょっとジーンと来ちゃった…。

 

 ブラスとパプルも『そうです!』と一緒にセイジャの話に同意し、セピアも「やはり……愛!」と感動していた。う、うーん。俺の話をしたかったわけじゃないんだけど……まあブラスのこの状態は今だけで、すぐに元に戻るだろう。若い子はすぐに新しいものに目移りするものだからな!

 

「愛はいつまでも見ていられるものですが……そろそろ今日の本題に入りましょう。ほら、ブラス。ちゃんとお話を聞く姿勢にならなきゃ駄目ですよ?」

 

「はいです、セピアママ……マスターもパプルお姉ちゃんも、迷惑をかけてごめんなさい」

 

 セピアに諭され、ようやくブラスは俺から離れて俺とパプルに謝罪する。俺は気にしていないよ〜と答え、パプルはあんまり迷惑かけちゃ、めっだよ? と姉らしい注意をして、ようやく話をする雰囲気となった。

 

「事前に聞いていた話の確認ですが、セピアさんは一度チームバトルの体験をしてそれから加入を決めたい、ということでよろしいでしょうか?」

 

「はい♡ ブラスが私のことを心配してくれるのは嬉しいですけど、そもそも私とブラスはなんとなくのイメージだけで、ボンバーバトルのことをよくわかっていないのが実情です。だから一度体験バトルをしてみて、ちゃんと知ってみてから判断をすべきとみんなで話し合いました」

 

 それに、とセピアは続けて話す。

 

「ここにユキトさんを招待したのも、指導役をしている人とお話をしてみたかったのです。ユキトさん、よろしければボンバーバトルのことでも関係のない話でもいいので、一緒にお茶会でもしながらお話ししませんか?」

 

「私からもお願いします、マスター。最近始めた私じゃバトルのことをちゃんと説明できなくて……」

 

「俺もパプルと同じだな。バトルについちゃ話ができねえってのと、そもそも交流自体が足りてねえと思ってたから丁度良いだろってのが本音だ。指導役としても悪くない話だろ?」

 

「ブラスもマスターのお話、聞きたいです」

 

 セピアに続くように他3人も話をしようと、交流を求めてきた。そこまで言われては断れないし、たしかに細かい交流もちゃんとできていないしこれは問題であると気づいたので、俺はその提案に乗ってお茶会に参加することにした。

 

「関係のない話が逆にできないけど……ボンバーバトルのことなら任せて。バトルの魅力ならたくさん話すことができますよ」

 

 それからテーブルの上にはお菓子や紅茶が並べられ、応接室はお茶会の場へと早変わりした。

 

 お話というが、ほとんど俺がボンバーバトルの魅力をアピールしている感じとなった。

 

 セピアとブラスの2人のために、ボンバーバトルを1からおさらいしていく。最初にルールから簡単に説明して、その次に各ポジションの特徴や役割、基本的な動きとバトルの流れを話す。

 

 噛み砕いて、できるだけわかりやすく。今度はボンバーバトルの戦略性やバトルの奥の深さを語っていく。そこからは熱が入っていき、現行の新ルールはもちろん旧ルールのバトルも話題に持ち上げて両方込みで熱弁する。

 

 大会で結果こそ残せなかったが……それでも俺には戦士の修行とボンバーバトルで宇宙を旅した経験がある。一年と少し短い旅だが、人生の中でも濃い期間であった。

 

 密林のジャングルに覆われた緑の惑星や炎が飛び交う火山惑星、美しき海の星や一年中雪が降りしきる極寒の星など……様々な惑星のボンバー大会に参加した話をした。

 

 思えば昔の思い出を語る機会など無かったので、懐かしく振り返りながら話は進み、時々誰かしらが打つ相槌がさらに口を滑らかにしてくれる。シン師匠との出会い話もして、こんなに長く話したのはいつぐらいだろう。そう思うほどに語り尽くして――――。

 

「……ごめん、1人で話し過ぎた」

 

 ようやく気付いて俺はみんなに謝罪した。あまりにも一人で喋り過ぎて、話に入れ込んでいた熱は失態を自覚して急激に冷めていく。やらかした後悔を抱いたが、この場で静かに話を聞いていたみんなの表情はニコニコとした笑顔をしており、俺のことを微笑ましく見ていた。

 

「いいえ、謝る必要なんてありません。とても面白い話を聞かせていただけましたし、ユキトさんのバトルに対する愛をしっかり理解することができましたから♡」

 

「はい、セピアさんの言う通りです。マスターのこと、よく知らなかったので……今の話みたいにマスターの色んなことを知れて良かったです。本当にボンバーバトルが好きなんですね!」

 

「ドが付くタイプのバトルバカだな。すっげえ楽しそうに話していたぞ?」

 

「マスター、もっとお話聞かせてください…!」

 

 セピアの言葉を皮切りにパプルが話を聞けて良かったと続き、セイジャが悪魔らしいニヤニヤした顔で俺を揶揄うように評価していて、ブラスは純粋に俺の話に目を輝かせていた。

 

 こんなに自分の話をしたのは初めてだったが、聞いてくれたみんなは楽しんでくれたみたいでそれは良かったと思う。ただなんというか……なんか恥ずかしいような、居た堪れないようなむず痒い気分だった。

 

「あっマスター。そういえば一つ質問したいことがあるのですが……」

 

 俺が1人心中悶えそうになっていると、パプルが思い出したように俺に質問をしてきた。ちょっと話を変えたいと思っていたので、俺は「いいよ、なんでも聞いて」と質問を快く受け入れる。

 

「アクアさんとの話なんですが……一緒に組んで練習する機会が多いからよくお話しているんです。マスターの指導を受けている時のアクアさんってすごく嬉しそうで、マスターのことをよく褒めているんですよ。ボムの連鎖が上手いとか、着眼点が素晴らしいとか」

 

「あ、アクアちゃんはちょっと俺のこと持ち上げ過ぎなとこあるから……」

 

 まさかこの場にいないアクアから狙撃されるとは思わなかった。わ、話題を変えたいだけなのに……いや質問受けてる時点で変わってはいないのだが…。セピアも「まあアクアさんが!」とアクアの名前が出てきて喜んでいた。

 

「あ、あはは……そ、それでですね。マスターの指導も喜んではいるんですけど、アクアさんとしてはマスターにもボンバーバトルの公式戦に出てほしいって話をしてたんです」

 

「公式戦っていうと……今の新ルールのバトルでってこと? いやでも今のは女性限定だし……旧ルールでの参戦になるのか……?」

 

 新ルールが今流行しているだけで、旧ルールのバトルが無くなった訳じゃない。全盛期ほどの盛り上がりはないけど、過疎ってるわけじゃないからね。今もなお絶対無くならないのを見てると、ボンバーマン魂を持つ身としては実家のような安心感がある。

 

「おそらく、そうなんじゃないかと思います。それでさっきの質問になるのですが……マスターは公式戦でバトルはしないのかなって。さっきの話でバトルが大好きなのは伝わったし、アクアさんの話を聞いてて私もちょっとだけ興味を持ってしまいまして……」

 

 あはは、と少し恥ずかしそうにパプルは苦笑していた。アクアの推し活……と言うと自惚れているようであれだが、パプルもアクアの影響で俺のボンバーバトルを見てみたいようだった。

 

 うーん、でもなあ……今は自分がバトルするよりも指導に専念したいのが、今の気持ちである。……せっかく聞いてきたパプルには申し訳ないが、俺は気持ちをそのまま伝えさせてもらうことにした。

 

「フリーの野良バトルなら全然やるんだけど……公式戦は今の時期は遠慮しときたいかな。今は君達のために時間を費やしたい。それにバトル大好きなのは本当なんだけど……シン師匠お墨付きのバトル下手くそでもあるからなぁ……もしかしたら失望させちゃうかも」

 

 意図して言ったわけではないが、最後の方がどうにも暗くなってしまった。しまったと思いすぐさま笑って誤魔化してみたが……それでもやはりパプルは少し困ったようにしてて、セピアとセイジャもまたパプルと同じようにどう言ったものかと口を噤んでいた。ブラスはよくわかっていない感じで疑問符を浮かべている。

 

 い、いかんいかん、何困らせているんだ俺は……! 今のは間違いなくバッドコミュニケーション! 無理矢理でもいいから今すぐ話題を変えなければ……!

 

 なんでもいいから何か言おうと口を開いた、そのタイミングだった。

 

「――――お兄ちゃん♡ ボンバーバトルよわよわなんでちゅか〜?」

 

「――――ほぉわぁー!!?」

 

 脳を溶かしつくすどろどろの毒のような、甘ったるい声。それが耳元で囁かれ脳に到達すると同時に俺は悲鳴を上げて、さながら猫の如く反射的に座った状態でバク転をして距離を取った。

 

「あは♪ なにそれ〜猫みたぁ〜い♡」

 

 小馬鹿にするように、こちらに振り向いているシスターの少女がそこにいた。

 

 少女が着ている修道服はセピアやパプルと同じもので、艶やかな白い髪に薄らと紅く光る瞳は妖艶さを醸し出す。少女の最大の特徴は頭に生えた小さく短い2本のツノで、ボム宇宙人特有の導火線の尻尾は悪魔を連想させる黒い尻尾となっていた。

 

 馴染みあるいつもの私服ではないが……これだけの特徴が揃っていて、この少女が誰なのかわからないわけがない。その情欲を誘う蠱惑的な声で、少女は自己紹介をした。

 

「初めまして。教会でお手伝いをしているグリムアロエだよ♪ よろしくね、お・に・い・ちゃ・ん♡」




 気のせいかなチアモ出た辺りから語尾に♡マークが多くなった気がする……。

 戻ってこれなくなってもいい。帰ってこれなくなってもいい。その覚悟で次回は心をメスガキにして書きます。多分。
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