「「「「コウノトリのゆりかご」だこれ!?」だよね!?」じゃん!?」ですわ!! 作:こまつな
:角付き
うーむこれは初めてのパターン
:ネームレスメイド
おや、貴女がこちらに顔を出すのは珍しいですね
:ネームレスメイド
幕間とはいえ上からのお達しもありましたし
あまり気を抜かないほうが良いのではないでしょうか?
:角付き
いやぁ、その節はご迷惑を……
流石に演技指導が入るのは心胆を寒からしむるよ
:ネームレスメイド
あまり重要な部分だとは思いませんでしたが……
:ネームレスメイド
今はお客様が見ておられますからね
状況が複雑化しているので些細な部分も見過ごせないのでしょう
:ネームレスメイド
爆心地に居るはずですが何か問題は?
:角付き
ありすぎてわかんない
:お嬢様飼育員
こちらもです
:ネームレスメイド
心中お察ししますが精々頑張ってください
:ネームレスメイド
我々にも限界がありますからね
:ネームレスメイド
ガヤを入れるのは得意です
:ネームレスメイド
通常進行に関してはともかく
石積みに関しての通達はありましたか?
:角付き
あーそれね、とりあえず額面通りのスキルとしての扱いでいいってさ
文面に書いてないから積み石崩しに関しては無視しちゃっていいよ
まあ、事実上の弱体化ってことになるのかなぁ?
:ネームレスメイド
了解しました
:ネームレスメイド
もう本格的に存在意義が謎ですね
:ネームレスメイド
高ランクの盾役も補充できていますし問題ないのでは?
:ネームレスメイド
楽しそうで何よりです
:ネームレスメイド
しかし、彼女が先に進まないのもある意味貴女に要因があると言えなくもないです
:ネームレスメイド
無駄に遅延してないでさっさと堕とされてくれませんか?
好きなんですよね?演技とかじゃなくて
:角付き
えっとぉ……そういう意見が出るのもわかるんだけどさ、もうちょっと待ってくれない?
そりゃ演技抜きでも好きだし、ずっと幼馴染やってるのも悪くはないんだよ?
だけどやっぱりその、心の底から伝えたい言葉もあるっていうか……
:ネームレスメイド
絶対こじらせてますよこいつ
:ネームレスメイド
シチュエーションにこだわりすぎてタイミングを逃すタイプですので
:お嬢様飼育員
大概面倒くさいことになってそうですね
:角付き
だーかーらー!お嬢様がやらかしてくれたから良くも悪くも前に進みそうなの!
どういう形で落ち着くにしても何かしらの変化はありそうだし!
:ネームレスメイド
それは否定しませんが貴女がヘタレなのも否定するべきではないでしょう
:ネームレスメイド
他の方の攻略ルートに入ったときにひたすら愚痴り通していたのは忘れておりませんよ?
:ネームレスメイド
どうせその時が来ても言葉に詰まるのが目に見えています
:角付き
ちゃんと言えるに決まってるでしょ!
ハッピーバースディ トゥー ユーってね!
角付き
「「コウノトリのゆりかご」だこれ!?」だよね!?の主人公
――だった少女の配役を担っているかなり古参の名無しの鬼
モデルになった人物はとうの昔に浄罪を終えて輪廻に還っている
【石投】スキルは開始時点でランクアップにより名称が変わっており、その本質は【石積】
賽の河原の鬼の役目は積み上げられた石を崩すことであり、そのためこのスキルを使用すると優先的に狙われるようになる
レベルや進行度が一定以上積み上がった場合、強制的にそれを崩す執行役が配置される
また、白髪は黒髪と対を成す、確定で最高位まで成長する証
交配アーツの質に関わらず極めて稀に生まれる突然変異であり
絶対にAランクまでしか育たない黒髪の上を行く天然モノは黒百合聖教にとって見過ごせない相手でもある、という設定も存在している
本質的に名前はなく、石塚リンネという配役に就く舞台装置に過ぎない
――わけでもなく、輪廻の末にゆりかごの住人となった本人だったりする
こいつまだやってんのかというあきれと、そんなに自分のこと好きなのかという照れと
その他諸々の面倒くさい感情を抱きながら今日も彼女は