自分にも刺さる内容だったけど、挑戦すること・努力することの大切さを学べる素晴らしい回だった…葦原先生ありがとうございます
突貫で作ったので手直しするかも知れません、誤字脱字や感想ありましたらお教えいただけると幸いです
それではどうぞ
五戦目の2日後、那須隊の隊室にて
『玲さーなんか最近三雲君に構い過ぎじゃない?次で何度目の訓練?』
『そんなことないわよ、ただ最近は体の調子がよくて暇な時間が多いだけ…チームの作戦会議や個人戦にもよく参加してるでしょ?』
『確かに今日なんかいつもの玲の家じゃなくて、隊室で第五戦目の反省会と次の打ち合わせまでしちゃったわね。こうなってくると本格的に模様替えした方がいいかな…』
『とりあえず体調が優れない時の為に、私用のベットだけ用意してもらったけど殺風景だものね』
『でも茜がいなくなるまで後数週間なのに大きく変えるのも違うし、簡単なお茶会出来るようにティーセット用意するか。…それで三雲くんとなんか進展あった?』
『もーだからそんな事ないって…あっ迎え来たみたいだし私行くね、明日調子よかったら個人戦の会場行くの着いて来てね!』
翌日の那須隊ルーム
『そそそれってやっぱりこ、恋ってやつなんじゃ?』
『でも玲って院内学級からの女子校育ちで、元々そう言うのに疎いから友達以上親友未満の可能性もあるかもなんだよね』
玲が来るまでの間、早速用意したティーセットで試し飲みしながらオペレーターの小夜子と相談してみたがやっぱり確証が持てない
『…うーん埒が開かないな…でも三雲君に直接聞くのもなぁ…』
下手に突いて雰囲気を崩しては意味がないし…でも親友の玲に芽生えたかもしれない恋心は応援したい…
『そうだ!』
『うわっいきなり大きな声出さないでください…』
『ボーダーに玲の親戚がいるじゃない!』
『…それで俺に三雲と那須にそれぞれ互いの事をどう思ってるか聞いて来てほしいと』
ちょうどスナイパー訓練が終わって歩いていた奈良坂透に事情を伝えてみたが…
『お願い!奈良坂君なら玲も打ち明けてくれるかも』
『いや、むしろ親友の熊谷さんに言わない事を俺に言うのはまず無いと思いますよ』
『三雲に聞くにしてもいきなり話題を振ったら怪しまれますし…俺は三雲と話したことはほぼ無いですから』
『そっかーいい案だと思ったんだけどな』
『そういうことなら俺より適任がいます』
『えっ誰?』
『菊地原です。あいつならサイドエフェクトで心音から言葉で聞くよりも正確に分かりますよ』
『なるほどその手があったか』
『おーす!奈良坂、熊谷さんと何話してんだ?』
今日の分の個人戦を終えて隊室に戻る途中の米屋陽介が通りがかる
『陽介、実はな…』
『なんだそれめっちゃ面白そうじゃねーか、任せろ!菊地原には俺が頼んでみる』
『大丈夫?米屋君、変に茶化したりストレートな聞き方して台無しにしない?』
『俺もついていくからそこは心配ないですよ』
『おっ奈良坂も乗り気じゃん』
『那須さんの体の健康の事もある…三雲に注意するついでだ』
『ありがとう二人とも、答えが分かったら教えてね』
『了解!』
その後那須が家からボーダーに着くと前と同じく熊谷と一緒に個人ランク戦ブースへ向かった
『それでも今回も都合よく知り合いがいるかな…』
『前回は照屋ちゃんがいたもんね、今回は知らない人でも声かけて見てもいいんじゃない?』
ブースに到着して辺りを見渡してみる…前回ほどざわついた雰囲気はなくみんなそれぞれ自分の事に集中している。何人かファンっぽい隊員が那須さんの方を見てチラッチラしているが戦い始めれば気にはならないだろう…
ちょうど個人戦の試合の一つが終わったらしくブースから木虎藍が出てくる
『あっ木虎ちゃん!』
『那須先輩・熊谷先輩こんにちは。那須先輩を個人戦で見かけるのは初めてかも…最近体調いいんですか?』
『ええ、そういえば木虎ちゃんと戦った事ってなかったわね』
『ちょうど出水先輩の鳥籠の攻略方法を模索してて…もしよろしければ今から戦いませんか?』
『もちろん!A級の胸を借りるつもりでお願いするわ』
『今回も都合よく見たかったわね、じゃあ私も戦ってくるね』
『うん、いってらっしゃい!』
木虎との10本勝負は休憩を挟んで4セットほどでお開きとなった。結果は16-24で中盤からスパイダーを使われて接近戦に持ち込まれ、終盤には那須も逆に木虎の動きに対応して押し返したものの那須がやや負ける形となった
木虎との試合後
『那須先輩最近体調良さそうですよね、基地で見かけることも増えましたし』
『そうかしら』
『そうですよ、心なしか顔色もいいですし(元から整った顔立ちだけど。なんだかさらに綺麗になってるような)』
『それよりスパイダーって思ったより手強いのね』
『まあ一応トリオンで作ってあるのでひっつけられると瞬時に切り離すにはブレードとかが必要ですね、私のは特別性で銃から発射して巻取り式ですが使おうと思えばそれこそ三雲君でも教えれば数日で使いこなせますし』
『えっ』
(前に話してたアドバイスってスパイダーの事だったんだ)
『彼にこの前教えたんですよ、一人で戦える力が欲しいなんて見当違いの努力をしていたのでつい口出してしまいました』
『…木虎ちゃんって三雲君と仲良いの?』
『いえ嵐山さんに射撃のコツを教わりに隊室に来る際にたまにしゃべる程度です』
『私も(スパイダーを)今度教えてもらおうかな…』
『えっ那須さんも嵐山さんに教わりに来るんですか?』
『ううん何でもない、今日は戦ってくれてありがとうまた機会があればよろしくね』
『はいよろしくお願いします』
その頃のボーダーのいくつかある休憩ルームの一つで修は奈良坂と米屋に那須の事を聞かれていた
『ようメガネボーイっ!出水から聞いたぞ、最近よく那須隊長と訓練してるんだってな?』
『はい最初は合成弾のコツを聞いて今は実践訓練をしています』
『へーそれで合成弾は使えるようになったのか?』
『いえ…作れるようにはなりましたが、実戦ではまだ使い物にならなさそうです』
『まー訓練と実戦は違うしな、ところでなんか奈良坂から聞きたいことがあるんだと』
『なんでしょうか?』
『お前が那須と訓練してるって聞いてな、那須の病気のことは知ってるか?』
『いえ、普段は外出できないけどトリオン体なら普通に動けるって事くらいで…』
『あいつは生まれながらに身体が弱くてな、あまり無理はさせないように注意してくれ』
『こいつ那須さんと親戚でちょっとお前の事気になってたみたいでよ、まあ用事はそれだけだから、わざわざ声かけてすまなかったな』
『いえ、全然大丈夫です』
『どうだ?なんか心音に変化とかあったか?』
その休憩ルームの死角で出水と呼び出された菊地原がこそこそ様子を伺っていた
『いえ病気について聞いた時に少し動揺したくらいで…あれはそういう気無さそうですよ』
『かー朴念仁かよあいつ』
『というかこんな事のために僕呼び出されたんですか?』
『まあ後でジュースでも奢ってやるから』
『いやせめて昼ごはんくらい奢ってくださいよ』
『…やっぱりお前に頼むんじゃなかったか、にしても進展なしかよ…あいつランク戦の事で頭いっぱいなのかもな』
『いきなり呼び出されて状況がよく分からないんですけど…』
『いや実はな』
『…そんな事になってたんですか』
『なーあいつも隅に置かないと思ってたけど脈なしかな〜?』
(実際は少し心音に変化あったけどここで言うと面倒な事になりそうだな…)
こうして修の心中は菊地原の胸の中にしまわれる事となった
今回から色々な人が出て自分でも状況説明がうまく行かなくてごちゃごちゃしてますね、直せる部分あったら直します
あと同じ隊の日浦茜には熊ちゃんが相談しないのか?と思ったんですか、彼女には何も知らないで過ごして欲しいなと思ったので伝えないと思います
奴は何も知らない…隊長周りの恋愛ごとも…でもそれが茜ちゃんの良いところなのかもしれない…