ポケットモンスター SPECIAL Lapis lazhward Story   作:三毛猫 タクマ

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 必死こいてやっとこさのふらふらで1000文字執筆。
 しかも文章下手すぎ。
 読みづらいかもしれませんが、よろしくお願いします。


第1章 常盤に生まれて 第1話 瑠璃色の物語

「生まれたか!」

 

 部屋の扉を開けた男性の、最上級の期待を載せた声が響いた。

 

「お父さん! 生まれたばっかりなんですからお静かに!」

 

 お産婆さんの声も聞こえていない様子で、いや、もはやお産婆さんの姿すら見えていないのだろう。押し退ける様に赤ん坊のもとへ駆け寄った。

 赤ん坊が元気に泣いている姿を見て、喜色満面の表情を隠そうともしない。見る人が見るなら、将来親バカになりそうな印象を持つだろう。

 我が子の誕生を喜ぶ父親の顔に、母親になった女性も疲労の写る顔で微笑んだ。

 

「あなたったら、そんなにはしゃいで。赤ちゃんは逃げませんよ」

「ああ、お前もよく頑張ったな。お疲れ様」

「いいえ、これからよ。この子を立派に育てていくんですから」

「そうだな。でもやっぱり、お疲れ様」

「フフフ。ありがとう、あなた」

 

 手を握り合って、赤ん坊を見つめる母親と父親。これから起きる数々の問題や少しずつ大きくなっていく子供の成長を見据えて、二人はそれでも微笑んだ。

 きっと色々大変だろうけど、よろしくな。こちらこそ、よろしくね。

 言葉は耳に届かないが、二人の間には確かなやり取りが交わされた。

 

「あらあら、仲睦まじい事ですね。でも私が居る事を忘れていませんか?」

 

 はっ、と二人とも現実に帰ってくる。

 見れば赤ん坊の世話をしているまだ若いお産婆さん。見た目は二人とそう大して変わらない年齢の女性。

 そういうのは二人だけの時にしてほしいですねぇ。

 半ば愚痴に近い事を赤ん坊を見ながら呟いた女性を見て、少し惜しむ様に二人は手を解いた。

 

「しかし、まだあの噂を信じてわざわざこのトキワにやってくる方が居るとは思いませんでした」

「『トキワで生まれた子供はポケモンと心を通わせる』。所詮は噂に過ぎないんでしょうね。でももし本当なら、それって素敵じゃない?」

「まぁ所謂ゲン担ぎみたいなものですよ。どちらにしてもここトキワは緑が多い。子供にはいい環境でしょう」

「それもそうですね。ああ、そういえばお父さん。この子の名前は考えているのですか?」

「勿論。考えてきているよ」

「あらそうなの。あなた、どんな名前にしたのか聞かせて」

 

 父親はお産婆さんに世話をされている赤ん坊を横から見て、まるで赤ん坊に伝える様にこう注げた。

 

「この子の名前はな、ラピス。ラピスラズリだ。この子の誕生石で、群青の空の色と言う意味だ」

「あら、あなたにしては素敵な名前ね。一体誰の入れ知恵かしら?」

「ははは、敵わないなおまえには。友人にストーンゲッターをしている奴がいてね、そいつからのアドバイスだったよ」

「ラピスラズリ、ラピスちゃんか。ちょっと男の子には可愛すぎる名前かもしれないわね。でもそれに見合う可愛い子に育つといいわね」

「きっとお前に似れば可愛い子になるさ」

「あら、ありがとう。あなたに似ればちょっと冴えない顔になりそうだから、ラピスちゃんは私に似るようにね」

「人が褒めてるのに」

「フフフ。じゃあ、これからよろしくね。ラピスちゃん」

 

 母親の伸ばした手の指を、赤ん坊が小さな手で握った。

 こちらこそ。

 二人にはきっと、そう見えただろう。

 

 

 To Be Continued...

 

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