カードファイト!! ヴァンガード BraveBeyond   作:バビロン@VG

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♯5 Heat Haze/Ⅲ

 

「《砂塵の双銃 バート》☆」

 

 

砂塵の双銃 バート

ノーマルユニット 〈0〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - ヒューマン 

パワー6000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットがライドされた時、あなたが後攻なら、1枚引く。

― 雷の銃撃が、戦端を開く。

 

 

「《スパークキッド・ドラグーン》」

 

 

スパークキッド・ドラグーン

ノーマルユニット 〈0〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア/なるかみ - ヒューマン 

パワー6000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットがライドされた時、あなたが後攻なら、1枚引く。

― 竜の子と少年は、神鳴る雷の到来を告げた。

 

 

テーブル上、2枚のカードが向かい合った。

 

微笑んでいるナヅキと無表情のユヅル。

翠色の瞳と紺碧色の瞳。視線が交差する。

 

手を伸ばして――

 

「私のターン!」

 

弾むような声を出して。

ナヅキがカードを引き、1枚を捨てた。

 

「《砂塵の彩撃 カラレス》にライド!」

 

ナヅキの場で、カードが重なる。

 

 

砂塵の彩撃 カラレス

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - ヒューマン 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが「砂塵の轟弾 ロアノード」にライドされた時、あなたの山札の上から5枚見て、「砂塵」を含むカードを1枚まで選び、公開して手札に加え、山札をシャッフルする。

― 砂塵を彩る、青き稲妻。

 

 

「《エネルギージェネレーター》をセット!」

 

カードを掲げるナヅキ。

 

 

エネルギージェネレーター

(ライドデッキクレストをライドデッキに1枚だけ入れられる)

【自】【ライドデッキ】:あなたがライドした時、このカードをクレストゾーンに置き、あなたが後攻なら【エネルギーチャージ】(3)。

【永】:あなたはエネルギーを10個まで持てる。

【自】:あなたのライドフェイズ開始時、【エネルギーチャージ】(3)。

【起】【ターン1回】:【コスト】[【エネルギーブラスト】(7)]することで、1枚引く。

 

 

楽しそうな表情。

うきうきとしながら、ナヅキがカードを置く。

 

にっこりと笑みを浮かべながら――

 

「ターンエンドです☆」

 

手札を片手に、ナヅキが宣言した。

ニコニコとしているナヅキ。ご機嫌な表情。

 

赤黒い殺気が、その背後からかすかに溢れる。

 

「俺のターンだ」

 

冷たく響く声。

ユヅルが流れるようにカードを引く。

 

カードを掴んで――

 

「《レッドリバー・ドラグーン》にライド」

 

鈍い音と共に、カードが盤面に置かれた。

 

 

レッドリバー・ドラグーン

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア/なるかみ - ヒューマン 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットがクランが《なるかみ》のみのグレード2にライドされた時、あなたの山札から「永遠に轟け真紅の雷」を1枚まで探し、公開して手札に加え、山札をシャッフルする。

【自】【(R)】:このユニットがブーストした時、グレード3以上のクランが《なるかみ》のみのあなたのヴァンガードがいるなら、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、相手の後列のリアガードを1枚選び、バインドする。バインドしなかったら、【ソウルチャージ】(2)してよい。

― 赤き竜騎士は、溶岩が如き熱量で敵を屠ったと云う。

 

 

「スキルで1枚ドロー。《エネルギージェネレーター》をセットし、エネルギーチャージ」

 

 

エネルギージェネレーター

(ライドデッキクレストをライドデッキに1枚だけ入れられる)

【自】【ライドデッキ】:あなたがライドした時、このカードをクレストゾーンに置き、あなたが後攻なら【エネルギーチャージ】(3)。

【永】:あなたはエネルギーを10個まで持てる。

【自】:あなたのライドフェイズ開始時、【エネルギーチャージ】(3)。

【起】【ターン1回】:【コスト】[【エネルギーブラスト】(7)]することで、1枚引く。

 

 

カードを置くユヅル。

迷いなく、その指がカードを動かす。

 

「レッドリバーでアタック」

 

淡々とした宣言。

ユヅルのヴァンガードが横向きになった。

 

 

レッドリバー・ドラグーン パワー8000

 

 

「ノーガードです☆」

 

機嫌よく答えるナヅキ。

ユヅルが「ドライブチェック」と言い、手を伸ばす。

 

カードが表になって――

 

「ノートリガー」

 

ユヅルの手の中、金色の不死鳥が表になった。

 

 

ライジング・フェニックス

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア/なるかみ - ハイビースト 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】【ドロップ】:あなたのターンにあなたの効果でいずれかのカードがバインドされた時、クランが《なるかみ》のみのあなたのヴァンガードがいるなら、【コスト】[【ソウルブラスト】(1)]することで、このカードを(R)にコールしてもよい。

【起】【(R)】:【コスト】[このユニットを退却させる]ことで、あなたのユニットを1枚選び、そのターン中、パワー+5000。

― 不死なる霊鳥は幾度も蘇り、常に雷の傍に在った。

 

 

「ダメージチェック、ノートリガー!」

 

カードをめくるナヅキ。

ダメージゾーンにカードが置かれる。

 

 

砂塵の襲弾 オズワルド

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - ヒューマン 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットが「ユージン」を含むヴァンガードをブーストしたバトル終了時、相手のヴァンガードがグレード3以上でリアガードがいないなら、【コスト】[【カウンターブラスト】(1), 手札から1枚捨てる]ことで、あなたのヴァンガードを1枚選び、【スタンド】させ、そのターン中、クリティカルとドライブを1になるまで増減させる。

― 砂塵の狩り――その神髄、見せてあげるよ。

 

 

ナヅキ ダメージ0→1

 

 

微笑みを崩さないでいるナヅキ。

ユヅルが静かに手札を構えた。

 

「ターンエンドだ」

 

冷え切った表情。

凍えるような視線が、ナヅキへと向けられていた。

 

青白い威圧感が、戦場の熱を奪っていく。

 

「私のターン!」

 

冷気を吹き飛ばすような声。

口元に笑みを浮かべながらカードを引くナヅキ。

 

カードを手に持って――

 

「《砂塵の轟弾 ロアノード》にライド!」

 

勢いよく、ナヅキがカードを振り下ろした。

 

 

砂塵の轟弾 ロアノード

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ドラゴンエンパイア - ヒューマン 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが「ユージン」含むグレード3にライドされた時、【コスト】[【エネルギーブラスト】(3)]することで、2枚引き、あなたの手札から1枚選び、ソウルに置く。

【自】【(V)/(R)】:このユニットがアタックした時、相手のリアガードが2枚以下なら、そのバトル中、このユニットのパワー+5000。

― くははっ!心地の良い轟音だ!

 

 

「カラレスのスキル! 山札の上からラグニットを手札に!」

 

 

砂塵の彩撃 カラレス

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - ヒューマン 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが「砂塵の轟弾 ロアノード」にライドされた時、あなたの山札の上から5枚見て、「砂塵」を含むカードを1枚まで選び、公開して手札に加え、山札をシャッフルする。

― 砂塵を彩る、青き稲妻。

 

 

カードを指でずらすナヅキ。

山札の上を見て、1枚を表にする。

 

 

砂塵の燦弾 ラグニット

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ドラゴンエンパイア - ヒューマン 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【起】【(R)】:あなたのヴァンガードが「ユージン」を含むグレード3以上なら、【コスト】[【ソウルブラスト】(1),このユニットを【レスト】させる]ことで、相手のリアガードを1枚選び、退却させる。

【自】【(R)】:あなたのバトルフェイズ開始時、相手のリアガードが1枚以下なら、このユニットを【スタンド】させ、そのターン中、このユニットのパワー+5000。

― 後詰めはあなたよ。しっかり仕留めてきなさい!

 

 

無言のままでいるユヅル。

ナヅキがカードを手札に加え、にっこりと笑った。

 

その口を開いて――

 

「ロアノードでアタック!」

 

ナヅキが、カードを横向きに動かした。

 

 

砂塵の轟弾 ロアノード パワー15000

 

 

「ノーガード」

 

興味なさそうに言うユヅル。

ナヅキがカードを掴む。

 

「ドライブチェック、ノートリガー!」

 

 

忍妖 シェンリィ

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - ゴースト 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットがブーストした時、相手のリアガードが1枚以下か、このターンにあなたがオーダーをプレイしているなら、そのバトル中、このユニットのパワー+5000し、そのバトル終了時、【コスト】[このユニットをソウルに置く]ことで、1枚引く。

― キミはどーやってボクを楽しませてくれるのかな?

 

 

カードを見せつけるナヅキ。

不敵な瞳をユヅルへと向ける。

 

「ダメージチェック、ノートリガーだ」

 

つまらさそうに、ユヅルがカードを場に置いた。

 

 

魔竜の仙女 カシン

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ドラゴンエンパイア - ドラゴンマン 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【永】【(R)】:あなたのヴァンガードのクランが《なるかみ》のみなら、このカードは《なるかみ》のみ属する。

【自】:このユニットが手札から(R)に登場した時、あなたのヴァンガードのクランが《なるかみ》なら、あなたの山札の上から7枚見て、「ヴァーミリオン」を含むカードか「永遠に轟け真紅の雷」を1枚まで選び、公開して手札に加え、山札をシャッフルする。公開したなら、あなたの手札から1枚選び、ソウルに置くか、捨てる。

【自】【(R)】:このユニットがアタックした時、あなたのヴァンガードが「ヴァーミリオン」含むか《なるかみ》のみのグレード3以上なら、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、そのバトル中、このユニットのパワー+10000。そのバトル終了時、このユニットをバインドする。

― お主に、紅の雷へ手を伸ばす覚悟があるのかえ?

 

 

ユヅル ダメージ0→1

 

 

互いにヴァンガードのみ、ダメージ1点の状況。

鏡合わせのような盤面がテーブル上には広がっている。

 

にぱーっとした笑みを浮かべて――

 

「ターンエンドです☆」

 

ナヅキが、自らのターンを終えた。

じりじりと進んでいく戦い。張りつめた空気。

 

重苦しい緊張感が、戦場を包み込んでいく。

 

「それがお前の擬態か」

 

冷めきった表情。

ユヅルが静かにカードを引いた。

 

手札の1枚を捨てて――

 

「なんだっていい。さっさと本性を見せろ」

 

ユヅルが、ナヅキを睨みつけた。

激しい威圧感。空気がびりびりと震えていく。

 

青い光が弧を描いて――

 

「《サンダーストーム・ドラグーン》にライド」

 

竜の騎兵が描かれた1枚が盤面に置かれた。

 

 

サンダーストーム・ドラグーン

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ドラゴンエンパイア/なるかみ - ヒューマン 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットがクランが《なるかみ》のみのグレード3にライドされた時、あなたの山札の上から7枚見て、クランが《なるかみ》のみのカードか「永遠に轟け真紅の雷」を1枚まで選び、山札をシャッフルする。

【自】:このユニットが(R)に登場した時、クランが《なるかみ》のみのあなたのヴァンガードがいるなら、【ソウルチャージ】(1)し、そのターン中、このユニットのパワー+5000。

― かつて、己が闘気と雷を成す、嵐呼ぶ竜騎士が居た。

 

 

「レッドリバーのスキル。山札から《永遠に轟け真紅の雷》を手札に」

 

 

レッドリバー・ドラグーン

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア/なるかみ - ヒューマン 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットがクランが《なるかみ》のみのグレード2にライドされた時、あなたの山札から「永遠に轟け真紅の雷」を1枚まで探し、公開して手札に加え、山札をシャッフルする。

【自】【(R)】:このユニットがブーストした時、グレード3以上のクランが《なるかみ》のみのあなたのヴァンガードがいるなら、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、相手の後列のリアガードを1枚選び、バインドする。バインドしなかったら、【ソウルチャージ】(2)してよい。

― 赤き竜騎士は、溶岩が如き熱量で敵を屠ったと云う。

 

 

デッキを掴むユヅル。

1枚のカードを、顔の前で掲げる。

 

 

永遠に轟け真紅の雷

ノーマルオーダー 〈3〉

ドラゴンエンパイア

このカードはドロップからでもプレイでき、「ヴァーミリオン」を含むクランが《なるかみ》のみのあなたのヴァンガードがいるならプレイできる!

あなたのヴァンガードを1枚選び、そのターン中、『【永】【(V)】:相手のリアガードがこのユニットにヒットされて(R)から退却する際、退却ではなく、バインドする。』と『【永】【(V)】:相手のリアガードがいないなら、あなたの前列のリアガードすべてのパワー+5000。』を与える。このカードをドロップからプレイしたら、このカードをバインドする。

― 荒れ狂う真紅の雷は、限界を撃ち抜く刃に他ならない。

 

 

その指がカードをはさんで――

 

「シェンリィをコール」

 

ヴァンガードの裏。

可愛らしい妖怪が描かれたカードが場に置かれた。

 

 

忍妖 シェンリィ

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - ゴースト 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットがブーストした時、相手のリアガードが1枚以下か、このターンにあなたがオーダーをプレイしているなら、そのバトル中、このユニットのパワー+5000し、そのバトル終了時、【コスト】[このユニットをソウルに置く]ことで、1枚引く。

― キミはどーやってボクを楽しませてくれるのかな?

 

 

「まぁ、気が合いますね☆」

 

嬉しそうな響き。

ナヅキが目を輝かせて盤面を見つめる。

 

細い指が動いて――

 

「サンダーストームでアタック」

 

流れるように、ユヅルがカードを動かした。

 

 

サンダーストーム・ドラグーン パワー23000

 

 

「ノーガードです☆」

 

きらきらとしながら答えるナヅキ。

ユヅルの手がカードを掴む。

 

「ドライブチェック」

 

鋭く響く言葉。

カードが表になって――

 

「ゲット、クリティカルトリガー」

 

凍てつく雰囲気を纏いながら。

ユヅルの声が、戦場に溶け落ちていった。

 

 

コンダクトスパーク・ドラゴン

トリガーユニット 【☆】+10000

(クリティカルトリガー) 〈0〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - サンダードラゴン 

パワー5000 / シールド15000 / ☆1

― 電気をため込み、憎き怨敵へと叩きつける。

 

 

くすりと、ナヅキが微笑む。

 

 

砂塵の躍弾 グリニス

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - ヒューマン 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】【(R)】【ターン1回】:あなたのメインフェイズに相手のリアガードが退却した時、あなたのヴァンガードが「ユージン」を含むグレード3以上なら、このユニットを【スタンド】させ、そのターン中、このユニットのパワー+5000。

【永】【(G)】:あなたのヴァンガードが「ユージン」を含むグレード3以上なら、このユニットのシールド+5000。

― 獲物を狩り尽くしたら、街に戻って祝勝会よ!

 

 

襲獲祭

ノーマルオーダー 〈3〉

ドラゴンエンパイア

あなたのヴァンガードを1枚選び、そのターン中、『【自】【(V)】:あなたのメインフェイズに相手のリアガードが退却した時、あなたは1枚引く。』を得る。

― 追い立て、仕留め、確実に戦果を積み上げる。

 

 

ナヅキ ダメージ1→3

 

 

ダメージに立ち並ぶカード。

均衡が崩れ、戦況が傾いていく。

 

「シェンリィのスキルで一枚ドロー」

 

 

忍妖 シェンリィ

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - ゴースト 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットがブーストした時、相手のリアガードが1枚以下か、このターンにあなたがオーダーをプレイしているなら、そのバトル中、このユニットのパワー+5000し、そのバトル終了時、【コスト】[このユニットをソウルに置く]ことで、1枚引く。

― キミはどーやってボクを楽しませてくれるのかな?

 

 

淡々とカードを動かすユヅル。

手札を片手に、その目をかすかに細めた。

 

「ターンエンドだ」

 

つまらなさそうな表情。

氷のような瞳が、ナヅキの姿を見据える。

 

瞬間、辺りに異様な威圧感が溢れ出て――

 

「ふふふ」

 

ころころと弾むような声。

赤黒い殺気を纏いながら、ナヅキが笑った。

 

深淵が昏く、這い上がっていく。

 

「いいですねぇ、あなたのその感じ」

 

唄うような口調。

いつになく楽しそうに、ナヅキが喋っていく。

 

翠色の瞳、瞳孔が開いて――

 

「――燃えそうですよ」

 

ゾッとするような気配と共に。

ゆらりと、ナヅキの手がカードを掴んだ。

 

殺気が迸る。

 

「私のターンッ!!」

 

響き渡る声。

赤黒い光が弧を描く。

 

雷が落ちる音が轟いて――

 

「《砂塵の獄炎 ユージン》にライドーッ!!」

 

盤面上、歴戦の傭兵が描かれたカードが叩きつけられた。

 

 

砂塵の獄炎 ユージン

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

ドラゴンエンパイア - ヒューマン 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

【永】【(V)】:このユニットは「砂塵の重砲 ユージン」としても扱う。

【起】【(V)】【ターン1回】:【コスト】[リアガードを2枚【レスト】させる]ことで、縦列を1つ選び、その縦列の相手のリアガードすべてを退却させる。

【自】【(V)】【ターン1回】:このカードがヴァンガードにアタックした時、【コスト】[【カウンターブラスト】(1),【ソウルブラスト】(1)]することで、あなたの山札を上から5枚見て、グレード3以下のユニットカードを2枚まで選び、それぞれ同じ縦列の(R)にコールし、山札をシャッフルし、そのターン中、このユニットのパワー+5000。相手のヴァンガードがグレード3以上で、ユニットのいない相手の(R)が3つ以上なら、そのターン中、この能力でコールしたユニットすべてのパワー+5000。

― 起きろ、獄炎、お前の出番だ。

 

 

赤く燃え盛る殺意。

戦場に熱風が吹き荒れ、地獄の様相を呈していく。

 

「ロアノードのスキル!! 手札の1枚をソウルに置き、2枚ドロー!!」

 

 

砂塵の轟弾 ロアノード

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ドラゴンエンパイア - ヒューマン 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが「ユージン」含むグレード3にライドされた時、【コスト】[【エネルギーブラスト】(3)]することで、2枚引き、あなたの手札から1枚選び、ソウルに置く。

【自】【(V)/(R)】:このユニットがアタックした時、相手のリアガードが2枚以下なら、そのバトル中、このユニットのパワー+5000。

― くははっ!心地の良い轟音だ!

 

 

愉しそうな表情。

荒々しく、ナヅキがカードをソウルに置く。

 

カードを指で挟んで――

 

「ラグニット、フォルド&リバルティスをコール!!」

 

鋭い音と共に、ナヅキの盤面にカードが投げ出された。

 

 

砂塵の燦弾 ラグニット

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ドラゴンエンパイア - ヒューマン 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【起】【(R)】:あなたのヴァンガードが「ユージン」を含むグレード3以上なら、【コスト】[【ソウルブラスト】(1),このユニットを【レスト】させる]ことで、相手のリアガードを1枚選び、退却させる。

【自】【(R)】:あなたのバトルフェイズ開始時、相手のリアガードが1枚以下なら、このユニットを【スタンド】させ、そのターン中、このユニットのパワー+5000。

― 後詰めはあなたよ。しっかり仕留めてきなさい!

 

 

翔陽時在 フォルド&リバルティス

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ドラゴンエンパイア/ダークステイツ - ドラゴロイド/ギアドラゴン 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【自】:バトルフェイズ以外にこのユニットが手札から(R)に登場した時、【ソウルチャージ】(1)し、そのターン中、このユニットのパワー+5000。その後、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、以下を1つ行う。

・グレード2以上の相手のリアガードを1枚選び、退却させる。

・あなたのソウルからグレード2以下を1枚選び、(R)にコールする。

― 溢れる情熱を薪と焚べ、縦横無尽に時を駆け巡る。

 

 

にやりと、ナヅキが笑う。

 

「フォルド&リバルティスのスキルで、ソウルのシェンリィをコール!!」

 

 

忍妖 シェンリィ

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - ゴースト 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットがブーストした時、相手のリアガードが1枚以下か、このターンにあなたがオーダーをプレイしているなら、そのバトル中、このユニットのパワー+5000し、そのバトル終了時、【コスト】[このユニットをソウルに置く]ことで、1枚引く。

― キミはどーやってボクを楽しませてくれるのかな?

 

 

先程ユヅルが使用していたのと同じカード。

可愛らしい妖怪の少女が、再び戦場にその姿を現した。

 

ナヅキの盤面に、カードが立ち並ぶ。

 

「さぁ――」

 

すっと、手を伸ばすナヅキ。

赤黒い殺気が火花のように弾けて――

 

「もっと、熱くなりましょうよ」

 

低い声と共に、ナヅキが妖しく微笑んだ。

異様な威圧感。辺りの景色が捻じ曲がっていく。

 

「……ふん」

 

ナヅキの殺気にあてられ、呟くユヅル。

手札を片手に、鋭い視線を向ける。

 

空気が重く張り詰めて――

 

「ラグニットでアタック!!」

 

沈黙を裂く鋭い宣言。

ナヅキがカードを横向きに動かした。

 

 

砂塵の燦弾 ラグニット パワー15000

 

 

「ガード」

 

迷いない声。

ユヅルがカードを選ぶ。

 

 

コンダクトスパーク・ドラゴン

トリガーユニット 【☆】+10000

(クリティカルトリガー) 〈0〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - サンダードラゴン 

パワー5000 / シールド15000 / ☆1

― 電気をため込み、憎き怨敵へと叩きつける。

 

 

弾かれる攻撃。

戦場に鈍い衝突音が響いて――

 

「ユージンでアタック!!」

 

溌剌とした声。

勢いよく、ナヅキがカードを動かした。

 

「スキル発動!! 山札の上から5枚見て、ダスティンとシェンリィをコール!! ユージンのパワー+5000!!」

 

 

砂塵の獄炎 ユージン

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

ドラゴンエンパイア - ヒューマン 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

【永】【(V)】:このユニットは「砂塵の重砲 ユージン」としても扱う。

【起】【(V)】【ターン1回】:【コスト】[リアガードを2枚【レスト】させる]ことで、縦列を1つ選び、その縦列の相手のリアガードすべてを退却させる。

【自】【(V)】【ターン1回】:このカードがヴァンガードにアタックした時、【コスト】[【カウンターブラスト】(1),【ソウルブラスト】(1)]することで、あなたの山札を上から5枚見て、グレード3以下のユニットカードを2枚まで選び、それぞれ同じ縦列の(R)にコールし、山札をシャッフルし、そのターン中、このユニットのパワー+5000。相手のヴァンガードがグレード3以上で、ユニットのいない相手の(R)が3つ以上なら、そのターン中、この能力でコールしたユニットすべてのパワー+5000。

― 起きろ、獄炎、お前の出番だ。

 

 

ダメージのカードを裏返すナヅキ。

炎が吹き上がり、新たな傭兵が戦場に現れる。

 

 

砂塵の榴砲 ダスティン

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ドラゴンエンパイア - ヒューマン 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが(R)に登場した時、あなたのヴァンガードが「砂塵の重砲 ユージン」なら、【コスト】[手札から1枚ソウルに置く]ことで、1枚引き、グレード2以上の相手のリアガードを1枚選び、退却させる。

【自】【(R)】:このユニットがアタックした時、【コスト】[【ソウルブラスト】(1)]することで、ユニットのいない相手の(R)1つにつき、そのバトル中、このユニットのパワー+2000。

― 霧払いは済みました。さぁ、本丸を落としましょう。

 

 

忍妖 シェンリィ

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - ゴースト 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットがブーストした時、相手のリアガードが1枚以下か、このターンにあなたがオーダーをプレイしているなら、そのバトル中、このユニットのパワー+5000し、そのバトル終了時、【コスト】[このユニットをソウルに置く]ことで、1枚引く。

― キミはどーやってボクを楽しませてくれるのかな?

 

 

銃を構える傭兵。

赤い甲冑の竜騎士へと狙いを定める。

 

 

砂塵の獄炎 ユージン パワー18000

 

 

「ノーガード」

 

手札を見ることもなく答えるユヅル。

静かな雰囲気のまま、殺気を受け流す。

 

ナヅキが笑い声を零した。

 

「ツインドライブ!!」

 

高らかな宣言。

ナヅキの手が、カードをめくっていく。

 

「ファーストチェック、ノートリガー!! セカンドチェック、ドロートリガー!!」

 

 

ツインバックラー・ドラゴン

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - プラズマドラゴン 

パワー6000 / シールド0 / ☆1

【永】:守護者(守護者を持つカードはデッキに合計4枚まで入れられる)

【自】:このユニットが(G)に置かれた時、あなたのユニットを1枚選び、そのバトル中、ヒットされない。あなたの手札が2枚以上なら、手札から1枚選び、捨てる。

― 炎と雷。その双方を巧みに操り、災厄を退ける。

 

 

フレアヴェイル・ドラゴン

トリガーユニット 【引】+10000

(ドロートリガー) 〈0〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - フレイムドラゴン 

パワー4000 / シールド5000 / ☆1

【永】【(G)】:相手のヴァンガードがグレード3以上なら、このユニットのシールド+5000。

― 朱の翼はあらゆる害意を燃やし尽くす。

 

 

赤い竜が描かれたカード。

ナヅキがさらにカードを引く。

 

「パワーはダスティンへ!!」

 

戦場を駆ける銃声。

竜騎士の脇腹を、銃弾がかすめていった。

 

 

スパークスパイク・ドラゴン

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - サンダードラゴン 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【永】【(R)】:あなたのヴァンガードのクランが《なるかみ》のみなら、このカードは《なるかみ》のみ属する。

【永】【(R)】:あなたのヴァンガードのクランが《なるかみ》のみなら、このユニットと同じ縦列のあなたの他のリアガードすべてのパワー+5000。このターンにあなたのヴァンガードのアタックが2回以上ヒットしているなら、+5000ではなく+10000。

【(R)】:このユニットがブーストしたバトル終了時、このターンにあなたのヴァンガードのアタックが2回以上ヒットしているなら、【コスト】[【エネルギーブラスト】(3)]することで、1枚引く。

― ボルテージ、上がってきたぜェ!!

 

 

ユヅル ダメージ1→2

 

 

「フォルド&リバルティスでアタック!!」

 

容赦なく続けるナヅキ。

紅蓮の炎が戦場の空気を焦がしていく。

 

 

翔陽時在 フォルド&リバルティス パワー28000

 

 

「ノーガード」

 

変わらぬ無表情。

ユヅルが粛々とカードをダメージに置く。

 

 

ラフクルハンマー・ドラゴン

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

ドラゴンエンパイア - フレイムドラゴン 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

【自】【(R)】:このユニットがアタックした時、このターンにあなたがノーマルオーダーをプレイしているなら、そのバトル中、このユニットのパワー+5000。そのバトル終了時、さらに【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、1枚引き、このユニットをバインドする。

【自】【バインドゾーン】:あなたがノーマルオーダーをプレイした時、「ヴァーミリアン」を含むクランが《なるかみ》のみのあなたのヴァンガードがいて、このカードと同名のあなたのリアガードがいないなら、このカードを(R)にコールしてよい。

― ここで潰れる様なら、端から器じゃねぇって事さな。

 

 

ユヅル ダメージ2→3

 

 

「シェンリィのスキルで1枚ドロー!」

 

 

忍妖 シェンリィ

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - ゴースト 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットがブーストした時、相手のリアガードが1枚以下か、このターンにあなたがオーダーをプレイしているなら、そのバトル中、このユニットのパワー+5000し、そのバトル終了時、【コスト】[このユニットをソウルに置く]ことで、1枚引く。

― キミはどーやってボクを楽しませてくれるのかな?

 

 

場のカードを動かすナヅキ。

山札からカードを引く。

 

指をカードの上に置いて――

 

「ダスティンでアタック!!」

 

高らかな声が響き、

 

「ノーガード」

 

感情のない声が、その上に覆いかぶさった。

 

 

ベリコウスティドラゴン

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ドラゴンエンパイア/かげろう - フレイムドラゴン 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【永】:あなたのヴァンガードのクランがいずれかのクランのみで、あなたのGゾーンにカードがないなら、このカードは以下をすべて得る。

・【自】:このユニットが(R)に登場した時、【コスト】[【エネルギーブラスト】(3),手札から1枚ソウルに置く]ことで、2枚引く。

・【自】【(R)】:あなたのヴァンガードがアタックした時、そのターン中、このユニットのパワー+5000。

― 灼熱の炎が、ひとつの時代を築き上げた。

 

 

ユヅル ダメージ3→4

 

 

無抵抗に並ぶダメージのカード。

ナヅキが愉しそうに笑う。

 

「シェンリィのスキルで1枚ドロー!!」

 

先程と同じスキルを発動させるナヅキ。

着々と、手札のカードが増えていく。

 

嬉しそうな笑みを口元に讃えながら――

 

「ターンエンドです!!」

 

異様な気配をその身に纏って。

ナヅキが不敵な表情を浮かべながら、そう告げた。

 

赤黒い不気味なオーラが、うねるように狂い咲く。

 

雨音が激しさを増し、そして――

 

「なるほど」

 

鋭く響く声。

紺碧色の瞳を向けて――

 

「お前、他の連中とは違うみたいだな」

 

ユヅルが、静かな威圧感を放ちながらそう呟いた。

張り詰めていく空気。雷光が2人を照らす。

 

青白い威圧感が這い上がって――

 

「俺のターン」

 

響き渡る低音。

無造作に、ユヅルが手札の1枚を投げ捨てる。

 

稲妻の紋章が描かれたスリーブのカードを手に――

 

「ライド。ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン」

 

謳いあげられる名前。

細い指の周り、青白い光が弾けて――

 

「――“THE BLOOD”」

 

勇猛なる皇帝の名を冠する竜。

雷鳴と共に、真紅の竜が戦場へと降臨した。

 

咆哮と共に、雷撃が戦場に溢れて飲み込んでいく。

 

 

ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン “THE BLOOD”

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

ドラゴンエンパイア/なるかみ - サンダードラゴン 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

【永】【(V)】:あなたのターン中、あなたのソウルに「ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン」があるなら、このユニットのパワー+5000し、さらに相手のヴァンガードがグレード3以上なら、このユニットのクリティカル+1し、あなたの前列のリアガードすべてのパワー+5000。

【起】【(V)】【ターン1回】:【コスト】[【ソウルブラスト】(1)]することで、そのターン中、このユニットがアタックする際、相手の(R)を2つ選び、相手のヴァンガードと、選んだ(R)のユニットすべてとバトルする。

【自】【(V)】【ターン1回】:このユニットがアタックしたバトル終了時、このターンにあなたがノーマルオーダーをプレイしていて、相手のダメージゾーンが4枚以下なら、【コスト】[手札から1枚捨てる]ことで、相手のヴァンガードを1枚選び、1ダメージ。

― 鮮血が如き真紅の稲妻は、幾万の敵を屠ったとされる。

 

 

「ヴァーミリオン……」

 

噛みしめるように呟くナヅキ。

どこか嬉しそうな感情が、その声には込められている。

 

ユヅルが指をデッキの上に置いた。

 

「サンダーストームのスキル。山札の上を見て、その中の《ライジング・フェニックス》を手札に加える」

 

 

サンダーストーム・ドラグーン

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ドラゴンエンパイア/なるかみ - ヒューマン 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットがクランが《なるかみ》のみのグレード3にライドされた時、あなたの山札の上から7枚見て、クランが《なるかみ》のみのカードか「永遠に轟け真紅の雷」を1枚まで選び、山札をシャッフルする。

【自】:このユニットが(R)に登場した時、クランが《なるかみ》のみのあなたのヴァンガードがいるなら、【ソウルチャージ】(1)し、そのターン中、このユニットのパワー+5000。

― かつて、己が闘気と雷を成す、嵐呼ぶ竜騎士が居た。

 

 

ライジング・フェニックス

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア/なるかみ - ハイビースト 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】【ドロップ】:あなたのターンにあなたの効果でいずれかのカードがバインドされた時、クランが《なるかみ》のみのあなたのヴァンガードがいるなら、【コスト】[【ソウルブラスト】(1)]することで、このカードを(R)にコールしてもよい。

【起】【(R)】:【コスト】[このユニットを退却させる]ことで、あなたのユニットを1枚選び、そのターン中、パワー+5000。

― 不死なる霊鳥は幾度も蘇り、常に雷の傍に在った。

 

 

カードを見せつけるユヅル。

山札をシャッフルすると、手札の1枚を掴む。

 

「ベリコウスティをコール」

 

赤い竜のカードが、皇帝竜の横のサークルに置かれる。

 

 

ベリコウスティドラゴン

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ドラゴンエンパイア/かげろう - フレイムドラゴン 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【永】:あなたのヴァンガードのクランがいずれかのクランのみで、あなたのGゾーンにカードがないなら、このカードは以下をすべて得る。

・【自】:このユニットが(R)に登場した時、【コスト】[【エネルギーブラスト】(3),手札から1枚ソウルに置く]ことで、2枚引く。

・【自】【(R)】:あなたのヴァンガードがアタックした時、そのターン中、このユニットのパワー+5000。

― 灼熱の炎が、ひとつの時代を築き上げた。

 

 

「スキルで《永遠に轟け真紅の雷》をソウルに置き、2枚ドロー。さらにカシンをコール」

 

流れるようにカードを出すユヅル。

半蛇の妖女が艶めかしい姿を見せる。

 

 

魔竜の仙女 カシン

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ドラゴンエンパイア - ドラゴンマン 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【永】【(R)】:あなたのヴァンガードのクランが《なるかみ》のみなら、このカードは《なるかみ》のみ属する。

【自】:このユニットが手札から(R)に登場した時、あなたのヴァンガードのクランが《なるかみ》なら、あなたの山札の上から7枚見て、「ヴァーミリオン」を含むカードか「永遠に轟け真紅の雷」を1枚まで選び、公開して手札に加え、山札をシャッフルする。公開したなら、あなたの手札から1枚選び、ソウルに置くか、捨てる。

【自】【(R)】:このユニットがアタックした時、あなたのヴァンガードが「ヴァーミリオン」含むか《なるかみ》のみのグレード3以上なら、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、そのバトル中、このユニットのパワー+10000。そのバトル終了時、このユニットをバインドする。

― お主に、紅の雷へ手を伸ばす覚悟があるのかえ?

 

 

「スキル発動。山札の上から7枚見て、ヴァーミリオンを手札に加えそのままソウルに置く」

 

 

ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

ドラゴンエンパイア/なるかみ - サンダードラゴン 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

【起】【(V)】【ターン1回】:【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、クランが《なるかみ》のみのあなたのユニットを2枚選び、そのターン中、パワー+5000。そのターン中、このユニットがアタックする際、相手の(R)を2つ選び、相手のヴァンガードと、選んだ(R)のユニットすべてとバトルする。

【自】【(V)】【ターン1回】:このユニットがアタックしたバトル終了時、このターンにあなたがノーマルオーダーをプレイしていて、相手のダメージゾーンが4枚以下なら、【コスト】[手札から1枚捨てる]ことで、相手のヴァンガードを1枚選び、1ダメージ。

― 黙示録の雷は、遍く時代にその名を馳せる。

 

 

カードを見せつけるユヅル。

ナヅキが面白がるように盤面を見つめる。

 

ユヅルがカードを選んだ。

 

「手札の《ライジング・フェニックス》をコール。さらにスキルで自身を退却させ、ヴァーミリオンにパワー+5000」

 

 

ライジング・フェニックス

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア/なるかみ - ハイビースト 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】【ドロップ】:あなたのターンにあなたの効果でいずれかのカードがバインドされた時、クランが《なるかみ》のみのあなたのヴァンガードがいるなら、【コスト】[【ソウルブラスト】(1)]することで、このカードを(R)にコールしてもよい。

【起】【(R)】:【コスト】[このユニットを退却させる]ことで、あなたのユニットを1枚選び、そのターン中、パワー+5000。

― 不死なる霊鳥は幾度も蘇り、常に雷の傍に在った。

 

 

盤面に置かれ、すぐさまドロップへと消える不死鳥。

ユヅルの指がソウルのカードを抜き取った。

 

「ヴァーミリオンのスキル。ソウルブラストしてスキルを獲得。さらにドロップの《永遠に轟け真紅の雷》を使用し、さらにスキルを獲得」

 

 

ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン “THE BLOOD”

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

ドラゴンエンパイア/なるかみ - サンダードラゴン 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

【永】【(V)】:あなたのターン中、あなたのソウルに「ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン」があるなら、このユニットのパワー+5000し、さらに相手のヴァンガードがグレード3以上なら、このユニットのクリティカル+1し、あなたの前列のリアガードすべてのパワー+5000。

【起】【(V)】【ターン1回】:【コスト】[【ソウルブラスト】(1)]することで、そのターン中、このユニットがアタックする際、相手の(R)を2つ選び、相手のヴァンガードと、選んだ(R)のユニットすべてとバトルする。

【自】【(V)】【ターン1回】:このユニットがアタックしたバトル終了時、このターンにあなたがノーマルオーダーをプレイしていて、相手のダメージゾーンが4枚以下なら、【コスト】[手札から1枚捨てる]ことで、相手のヴァンガードを1枚選び、1ダメージ。

― 鮮血が如き真紅の稲妻は、幾万の敵を屠ったとされる。

 

 

永遠に轟け真紅の雷

ノーマルオーダー 〈3〉

ドラゴンエンパイア

このカードはドロップからでもプレイでき、「ヴァーミリオン」を含むクランが《なるかみ》のみのあなたのヴァンガードがいるならプレイできる!

あなたのヴァンガードを1枚選び、そのターン中、『【永】【(V)】:相手のリアガードがこのユニットにヒットされて(R)から退却する際、退却ではなく、バインドする。』と『【永】【(V)】:相手のリアガードがいないなら、あなたの前列のリアガードすべてのパワー+5000。』を与える。このカードをドロップからプレイしたら、このカードをバインドする。

― 荒れ狂う真紅の雷は、限界を撃ち抜く刃に他ならない。

 

 

カードを導いていくユヅル。

オーダーがバインドされ、竜にさらなる力が宿った。

 

強烈な力の発露。電気が戦場を渦巻いていく。

 

すっと、その手を伸ばして――

 

「いくぞ、化け物」

 

ユヅルが鋭い目をナヅキへと向けた。

溢れ出る青白い威圧感。圧倒的な力の気配。

 

ナヅキが目を見開き、笑った。

 

雷の音が轟いて――

 

「ヴァーミリオンでアタック。スキルでユージン、フォルド&リバルティス、ダスティンに同時攻撃」

 

ユヅルが指を使い、カードを動かした。

 

 

ヴァーミリオン “THE BLOOD” パワー23000 ☆2

 

 

戦場に鳴り響く雷鳴。

紅き竜の全身から放たれる闘気が大気を震わせる。

 

ヒュッと、空を切る音がして――

 

「ガードッ!!」

 

心の底から楽しそうに、ナヅキがカードを投げ出した。

 

 

バーニングフレイル・ドラゴン

トリガーユニット 【☆】+10000

(クリティカルトリガー) 〈0〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - フレイムドラゴン

パワー4000 / シールド15000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットがブーストしたバトル終了時、【コスト】[このユニットをソウルに置く]ことで、あなたのユニットを1枚選び、そのターン中、パワー+2000。

― 潰れるだけでは済まされない。

 

 

白光竜 パラソラース

トリガーユニット 【治】+10000

(ヒールトリガー) 〈0〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - ディノドラゴン 

パワー5000 / シールド15000 / ☆1

(【治】はデッキに4枚まで入れられる)

― 赤子は生命力の塊。ディノドラゴンとなれば尚更だ。

 

 

「ツインドライブ」

 

冷たく宣告するユヅル。

カードをめくる。

 

「ファーストチェック、ノートリガー。セカンドチェック、ヒールトリガー」

 

 

ツインバックラー・ドラゴン

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - プラズマドラゴン 

パワー6000 / シールド0 / ☆1

【永】:守護者(守護者を持つカードはデッキに合計4枚まで入れられる)

【自】:このユニットが(G)に置かれた時、あなたのユニットを1枚選び、そのバトル中、ヒットされない。あなたの手札が2枚以上なら、手札から1枚選び、捨てる。

― 炎と雷。その双方を巧みに操り、災厄を退ける。

 

 

白光竜 パラソラース

トリガーユニット 【治】+10000

(ヒールトリガー) 〈0〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - ディノドラゴン 

パワー5000 / シールド15000 / ☆1

(【治】はデッキに4枚まで入れられる)

― 赤子は生命力の塊。ディノドラゴンとなれば尚更だ。

 

 

ユヅルの前で表になる2枚。

その手がダメージのカードを掴む。

 

「ダメージ1回復。パワーはベリコウスティへ」

 

 

ユヅル ダメージ4→3

 

 

微笑むナヅキ。

青白い雷が降り注ぎ、戦場を薙ぎ払った。

 

ナヅキの場のリアガードが全滅する。

 

「お前の場からリアガードがいなくなったので、俺の前列のリアガードのパワー+5000。さらにオーダーを使用しているので、手札を一枚捨てて1ダメージ」

 

 

永遠に轟け真紅の雷

ノーマルオーダー 〈3〉

ドラゴンエンパイア

このカードはドロップからでもプレイでき、「ヴァーミリオン」を含むクランが《なるかみ》のみのあなたのヴァンガードがいるならプレイできる!

あなたのヴァンガードを1枚選び、そのターン中、『【永】【(V)】:相手のリアガードがこのユニットにヒットされて(R)から退却する際、退却ではなく、バインドする。』と『【永】【(V)】:相手のリアガードがいないなら、あなたの前列のリアガードすべてのパワー+5000。』を与える。このカードをドロップからプレイしたら、このカードをバインドする。

― 荒れ狂う真紅の雷は、限界を撃ち抜く刃に他ならない。

 

 

ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン “THE BLOOD”

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

ドラゴンエンパイア/なるかみ - サンダードラゴン 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

【永】【(V)】:あなたのターン中、あなたのソウルに「ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン」があるなら、このユニットのパワー+5000し、さらに相手のヴァンガードがグレード3以上なら、このユニットのクリティカル+1し、あなたの前列のリアガードすべてのパワー+5000。

【起】【(V)】【ターン1回】:【コスト】[【ソウルブラスト】(1)]することで、そのターン中、このユニットがアタックする際、相手の(R)を2つ選び、相手のヴァンガードと、選んだ(R)のユニットすべてとバトルする。

【自】【(V)】【ターン1回】:このユニットがアタックしたバトル終了時、このターンにあなたがノーマルオーダーをプレイしていて、相手のダメージゾーンが4枚以下なら、【コスト】[手札から1枚捨てる]ことで、相手のヴァンガードを1枚選び、1ダメージ。

― 鮮血が如き真紅の稲妻は、幾万の敵を屠ったとされる。

 

 

手札を捨てるユヅル。

竜が天に向かって吼え、曇天が空を覆い尽くした。

 

一筋の雷が降り落ち、歴戦の傭兵の身体を貫く。

 

 

砂塵の燦弾 ラグニット

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ドラゴンエンパイア - ヒューマン 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【起】【(R)】:あなたのヴァンガードが「ユージン」を含むグレード3以上なら、【コスト】[【ソウルブラスト】(1),このユニットを【レスト】させる]ことで、相手のリアガードを1枚選び、退却させる。

【自】【(R)】:あなたのバトルフェイズ開始時、相手のリアガードが1枚以下なら、このユニットを【スタンド】させ、そのターン中、このユニットのパワー+5000。

― 後詰めはあなたよ。しっかり仕留めてきなさい!

 

 

ナヅキ ダメージ3→4

 

 

「ベリコウスティでアタック」

 

畳みかけるユヅル。

ナヅキが目を閉じた。

 

「ノーガードです☆」

 

はきはきとした声。

ナヅキの場にダメージが置かれる。

 

 

翔陽時在 フォルド&リバルティス

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ドラゴンエンパイア/ダークステイツ - ドラゴロイド/ギアドラゴン 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【自】:バトルフェイズ以外にこのユニットが手札から(R)に登場した時、【ソウルチャージ】(1)し、そのターン中、このユニットのパワー+5000。その後、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、以下を1つ行う。

・グレード2以上の相手のリアガードを1枚選び、退却させる。

・あなたのソウルからグレード2以下を1枚選び、(R)にコールする。

― 溢れる情熱を薪と焚べ、縦横無尽に時を駆け巡る。

 

 

ナヅキ ダメージ4→5

 

 

ダメージ5。追い詰められるナヅキ。

ユヅルが手を伸ばして――

 

「カシンでアタック」

 

刃のような言葉。

白い指が、盤面の上で躍った。

 

「スキルでカウンターブラスト。パワー+10000」

 

 

魔竜の仙女 カシン

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ドラゴンエンパイア - ドラゴンマン 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【永】【(R)】:あなたのヴァンガードのクランが《なるかみ》のみなら、このカードは《なるかみ》のみ属する。

【自】:このユニットが手札から(R)に登場した時、あなたのヴァンガードのクランが《なるかみ》なら、あなたの山札の上から7枚見て、「ヴァーミリオン」を含むカードか「永遠に轟け真紅の雷」を1枚まで選び、公開して手札に加え、山札をシャッフルする。公開したなら、あなたの手札から1枚選び、ソウルに置くか、捨てる。

【自】【(R)】:このユニットがアタックした時、あなたのヴァンガードが「ヴァーミリオン」含むか《なるかみ》のみのグレード3以上なら、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、そのバトル中、このユニットのパワー+10000。そのバトル終了時、このユニットをバインドする。

― お主に、紅の雷へ手を伸ばす覚悟があるのかえ?

 

 

魔竜の仙女 カシン パワー30000

 

 

艶めかしい笑みを浮かべる蛇の妖女。

電気の弾ける音が戦場に響く。

 

嬉しそうな笑みを口元に浮かべて――

 

「ガードです!!」

 

歓喜の表情と共に。

ナヅキが手札のカードを投げ出した。

 

 

フレアヴェイル・ドラゴン

トリガーユニット 【引】+10000

(ドロートリガー) 〈0〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - フレイムドラゴン 

パワー4000 / シールド5000 / ☆1

【永】【(G)】:相手のヴァンガードがグレード3以上なら、このユニットのシールド+5000。

― 朱の翼はあらゆる害意を燃やし尽くす。

 

 

フレアヴェイル・ドラゴン

トリガーユニット 【引】+10000

(ドロートリガー) 〈0〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - フレイムドラゴン 

パワー4000 / シールド5000 / ☆1

【永】【(G)】:相手のヴァンガードがグレード3以上なら、このユニットのシールド+5000。

― 朱の翼はあらゆる害意を燃やし尽くす。

 

 

戦場に響く衝突音。

ユヅルの攻撃が防がれる。

 

フッと、鋭く息を吐いて――

 

「カシンのスキル」

 

感情を抑えた声。

ユヅルの手がカードを掴んだ。

 

「攻撃後、自身をバインド。さらにドロップの《ライジング・フェニックス》2体をコール」

 

 

魔竜の仙女 カシン

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ドラゴンエンパイア - ドラゴンマン 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【永】【(R)】:あなたのヴァンガードのクランが《なるかみ》のみなら、このカードは《なるかみ》のみ属する。

【自】:このユニットが手札から(R)に登場した時、あなたのヴァンガードのクランが《なるかみ》なら、あなたの山札の上から7枚見て、「ヴァーミリオン」を含むカードか「永遠に轟け真紅の雷」を1枚まで選び、公開して手札に加え、山札をシャッフルする。公開したなら、あなたの手札から1枚選び、ソウルに置くか、捨てる。

【自】【(R)】:このユニットがアタックした時、あなたのヴァンガードが「ヴァーミリオン」含むか《なるかみ》のみのグレード3以上なら、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、そのバトル中、このユニットのパワー+10000。そのバトル終了時、このユニットをバインドする。

― お主に、紅の雷へ手を伸ばす覚悟があるのかえ?

 

 

戦場から消える蛇の妖女。

金色の光が大地より溢れ、不死鳥が姿を現した。

 

 

ライジング・フェニックス

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア/なるかみ - ハイビースト 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】【ドロップ】:あなたのターンにあなたの効果でいずれかのカードがバインドされた時、クランが《なるかみ》のみのあなたのヴァンガードがいるなら、【コスト】[【ソウルブラスト】(1)]することで、このカードを(R)にコールしてもよい。

【起】【(R)】:【コスト】[このユニットを退却させる]ことで、あなたのユニットを1枚選び、そのターン中、パワー+5000。

― 不死なる霊鳥は幾度も蘇り、常に雷の傍に在った。

 

 

ライジング・フェニックス

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア/なるかみ - ハイビースト 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】【ドロップ】:あなたのターンにあなたの効果でいずれかのカードがバインドされた時、クランが《なるかみ》のみのあなたのヴァンガードがいるなら、【コスト】[【ソウルブラスト】(1)]することで、このカードを(R)にコールしてもよい。

【起】【(R)】:【コスト】[このユニットを退却させる]ことで、あなたのユニットを1枚選び、そのターン中、パワー+5000。

― 不死なる霊鳥は幾度も蘇り、常に雷の傍に在った。

 

 

並び立つ不死鳥。

ナヅキが嬉しそうに手札を構えた。

 

赤黒い殺気と青白い威圧感がぶつかって――

 

「ライジング・フェニックスでアタック」

 

「ガード!!」

 

 

コンダクトスパーク・ドラゴン

トリガーユニット 【☆】+10000

(クリティカルトリガー) 〈0〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - サンダードラゴン 

パワー5000 / シールド15000 / ☆1

― 電気をため込み、憎き怨敵へと叩きつける。

 

 

「もう一体でアタック」

 

「ガード!!」

 

 

バーニングフレイル・ドラゴン

トリガーユニット 【☆】+10000

(クリティカルトリガー) 〈0〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - フレイムドラゴン

パワー4000 / シールド15000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットがブーストしたバトル終了時、【コスト】[このユニットをソウルに置く]ことで、あなたのユニットを1枚選び、そのターン中、パワー+2000。

― 潰れるだけでは済まされない。

 

 

2人の間、言葉とカードが交差していった。

戦場に響く激突音。歴戦の傭兵が真紅の竜を見上げる。

 

火の粉が舞う戦場に、雷の音が轟いた。

 

「ターンエンドだ」

 

淡々と告げるユヅル。

向かいに座るナヅキの姿を見下ろす。

 

暗い空。雨が窓に打ち付けられて――

 

「……フフフ」

 

2人の間に響く笑い声。

薄暗い喫茶店内、暗闇が蠢いていく。

 

その顔をあげて――

 

「――あぁ、本当に素敵です!!」

 

ナヅキが、熱っぽい声を出した。

 

「この熱、この緊張感!! あの時、最期に知ったこの感覚をまさか3000年ぶりに味わえるだなんて!! 生まれ変わるのも悪くないですねぇ~☆」

 

恍惚とした表情。狂気さえ感じる雰囲気。

ユヅルが訝しむように目を細めた。

 

ダンッと、手をデッキの上に叩き置いて――

 

「――それじゃあ、続けましょう?」

 

地獄の底から響くような声で。

ナヅキが凄まじい笑顔を浮かべ、そう訊ねた。

 

赤黒い殺気が揺らいで、辺りの景色が歪んでいく。

 

「言われるまでもないな」

 

ナヅキの狂気を受け流しているユヅル。

青白いオーラを纏いながら、見下したような目を向ける。

 

「御託はいい。お前の力を見せてみろ」

 

鋭く言い切るユヅル。

絡み合う殺意。赤色と青色が混ざり合う。

 

殺意が渦巻く中で、2人が睨み合った。

 

ざわめく空気。運命の戦場。

ゆっくりと、ナヅキの手が動き出す。

 

そして――

 

「――私の」

 

そう、ナヅキが言いかけた瞬間。

凄まじい轟音と共に落雷の光が視界を覆って――

 

ガラスの砕け散る音が、辺りに響き渡った。

 

「きゃああーッ!!」

 

甲高い悲鳴。

ナヅキとユヅルがハッとなって振り返る。

 

風で吹き飛ばされた看板が、窓ガラスを突き破っていた。

 

店内に吹き込む激しい雨粒。

同時に、割れた窓から突風が店の中へと侵入していく。

 

黒い風が吹き荒れ、そして――

 

「あっ」

 

ナヅキの気の抜けた声と共に。

風にあおられて、テーブルの上のカードが吹き飛んだ。

 

「なに?」

 

かすかに目を丸くするユヅル。

呆然としたように、目の前の盤面を見つめる。

 

2人のカードが混ざり合い、ぐちゃぐちゃになった。

 

「…………」

 

「…………」

 

黙り込む2人。

店内の騒乱を背後に、微動だにしないでいる。

 

僅かな沈黙の後――

 

「……ここまでか」

 

いかにも不服そうな声で。

ユヅルが手札を投げ出し、吐き捨てるように言った。

 

ナヅキもまた、肩を落とす。

 

「うーん、仕方ないですねぇ……」

 

同じく不満そうな様子のナヅキ。

ぶつぶつと言いながら、その手を伸ばす。

 

散らばったカードを、2人が仕分けていった。

 

「これも惑星クレイの導きってやつか?」

 

冷ややかな声色。

皮肉っぽく、ユヅルが訊ねる。

 

「さぁ? どうなんでしょうねぇ~?」

 

はぐらかすように答えるナヅキ。

とんとんとカードの束を整え、デッキケースに仕舞う。

 

「まぁ、今日はこれくらいにしておきましょうか。もう一回っていうのも、さすがに無粋ですし~」

 

不満たらたらに話しているナヅキ。

ユヅルが頷いた。

 

「いいだろう、貸しにしといてやる」

 

不遜な態度を崩さないユヅル。

ナヅキが「貸し~?」と眉をひそめた。

 

分厚い雲に覆われた暗い空。雨音が響いて――

 

「次はケリをつける」

 

鞄を肩から下げながら、ユヅルが立ち上がった。

黒い髪を揺らし、紺碧色の瞳を向けているユヅル。

 

青白い威圧感が、その身体から放たれている。

 

「えぇ、そうですね」

 

にっこりと微笑んでいるナヅキ。

翠色の瞳を見開いて――

 

「次は、アンダーグラウンドファイトでやりましょう」

 

赤黒い殺意を剥き出しに。

ナヅキが低い声で言い、妖しい笑みを浮かべた。

 

2人が再び睨み合い、そして――

 

「……ふん」

 

ほんのかすかに感情をこめながら。

ユヅルが短く言葉を漏らすと、気だるげに歩き出した。

 

靴の音が響き、その姿が店の外へと消えていく。

 

「……はぁ~」

 

大きく息を吐くナヅキ。

両腕を伸ばし、ソファーへともたれかかる。

 

天井を見つめながら――

 

「……燃えそうだったのになぁ」

 

ぽつりと、すねたようにナヅキが呟いた。

 





♯5 Heat Haze FIN



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