カードファイト!! ヴァンガード BraveBeyond   作:バビロン@VG

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♯6 Coin Scramble/Ⅲ

 

暗い空間に、激しい熱気が渦巻いた。

 

飛び交う歓声。興奮した息遣い。

熱狂が溢れかえり、世界を小刻みに揺らしていく。

 

周りの熱にあてられながら――

 

「あわわわわ……!!」

 

天神宮ミユキが、情けなく声をあげた。

ごくりと、唾を飲み込むミユキ。緊張した目。

 

光に照らされたステージへと視線を落とす。

 

「さ、サヤちゃん先輩の引退試合が、いつのまにやらコインの争奪戦に……!? て、展開に追いつけないよ。どうしてこんなことに……!?」

 

おろおろと狼狽した様子のミユキ。

ひどく不安そうに、サヤの姿を見つめる。

 

コツンコツンという靴音が近づいて――

 

「――おい」

 

暗闇の中から響く声。

ミユキが「へ?」と顔をあげる。

 

凍てつくような気配を漂わせながら――

 

「そこ、座らせてもらうぞ」

 

さっきまでナヅキが座っていた席――

誰もいない椅子に、一人の人物がドカッと腰を下ろした。

 

その紺碧色の瞳が、ステージへと向けられる。

 

「……ふん」

 

いかにも不機嫌そうな表情で。

黒髪の青年――冴導ユヅルがその目を細めた。

 

ミユキが大きく息を呑む。

 

(ら、"雷鳴の帝王"ー!? 野生のラスボスー!?)

 

はちゃめちゃに動揺しているミユキ。

青い顔で震え、その目をぐるぐると白黒させる。

 

薄暗闇の中に、騒がしい大歓声が響いていく。

 

「ディープオーシャン、アビサルゾーンか」

 

小さく呟くユヅル。

光の中、静かに手札を持つ黒髪の少年を見据える。

 

その身に青白い威圧感を纏いながら――

 

「どれくらいやれるか、見せてもらおうじゃねぇか」

 

冷徹に観察する目を向けて。

ユヅルが鋭く言い、その場で足を組んだ。

 

視線の先、白い光がなだらかに広がって――

 

「《フルバウ》!!」

 

 

フルバウ

ノーマルユニット 〈0〉 (ブースト)

ケテルサンクチュアリ/シャドウパラディン - ハイビースト 

パワー6000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットがライドされた時、あなたが後攻なら、1枚引く。

― 蘇りし映像は、黙示録と奈落の激闘だった。

 

 

「《砂塵の双銃 バート》☆」

 

 

砂塵の双銃 バート

ノーマルユニット 〈0〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - ヒューマン 

パワー6000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットがライドされた時、あなたが後攻なら、1枚引く。

― 雷の銃撃が、戦端を開く。

 

 

「《秘めたる一閃 影潜者 セレンディス》!!」

 

 

秘めたる一閃 影潜者 セレンディス

ノーマルユニット 〈0〉 (ブースト)

ケテルサンクチュアリ - ヒューマン 

パワー6000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットがライドされた時、あなたが後攻なら、1枚引く。

― 影に潜み、呼吸を殺し、その一閃は放たれる。

 

 

「《士官候補生 エリック》」

 

 

士官候補生 エリック

ノーマルユニット 〈0〉 (ブースト)

ストイケイア/アクアフォース - アクアロイド 

パワー6000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットがライドされた時、あなたが後攻なら、1枚引く。

― 今は遠き日の誓い。決意を込めた、始まりの波音。

 

 

それぞれのカードが、光の中で表になった。

高まる緊張感。歓声が渦巻き、空気が震えていく。

 

「シャドウパラディン……」

 

「アクアフォース……?」

 

呟くナヅキとサヤ。

相手の場で表になったカード。見たことのない名前。

 

ばっと、手を伸ばして――

 

「てめェら地下のゴミとはレベルが違うって事、思い知らせてやるよォ!!」

 

ビャクヤが、吠えたてるようにそう宣言した。

くすりと笑うナヅキ。手札を構える。

 

白い光が降り落ちて――

 

「あたしのターン!」

 

高らかな声。

サヤがデッキからカードを引き、1枚を捨てた。

 

「《斉駆の刃 影潜者 オニュクス》にライド!」

 

盤面で重なるカード。

影に潜む暗殺者が描かれた1枚が場に置かれる。

 

 

斉駆の刃 影潜者 オニュクス

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ケテルサンクチュアリ - ヒューマ

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが「秘めたる一閃 影潜者 セレンディス」にライドして登場した時、【コスト】[ライドデッキから「モーダリオン」を含むグレード3を1枚公開する]ことで、あなたの山札から「監視された密会」を1枚まで探し、公開して手札に加え、山札をシャッフルする。

【永】【(R)】:あなたのターン中、あなたのオーダーゾーンに「監視された密会」が2枚以上なら、このユニットのパワー+2000。

― 今際に見るのは刃の煌めき。

 

 

「《エネルギージェネレーター》をセット! さらにスキルで《監視された密会》を手札に!」

 

 

エネルギージェネレーター

(ライドデッキクレストをライドデッキに1枚だけ入れられる)

【自】【ライドデッキ】:あなたがライドした時、このカードをクレストゾーンに置き、あなたが後攻なら【エネルギーチャージ】(3)。

【永】:あなたはエネルギーを10個まで持てる。

【自】:あなたのライドフェイズ開始時、【エネルギーチャージ】(3)。

【起】【ターン1回】:【コスト】[【エネルギーブラスト】(7)]することで、1枚引く。

 

 

カードを置くサヤ。

さらに山札を掴むと、その中の1枚を表にする。

 

 

監視された密会

セットオーダー 〈2〉

ケテルサンクチュアリ

(セットオーダーはプレイ後、オーダーゾーンに置く。)

このカードはドロップからでもプレイでき、あなたのヴァンガードが「影潜者」を含むなら、プレイできる!

【自】:このカードがオーダーゾーンに置かれた時、あなたの山札の上から7枚見て、1枚まで選び、このカードの影潜者ゲージとして裏で置き、山札をシャッフルする。

― 闇に無数の目が光る。

 

 

手札にカードを加えながら――

 

「ターンエンドよ!!」

 

威勢よく、サヤがターン終了を宣言した。

吹き上がる闘志。相手を睨みつけているサヤ。

 

すっと、ゆっくり手を伸ばして――

 

「僕のターン」

 

冷たい水のような響き。

流れるように、ミザクがカードを引いた。

 

「《ティアーナイト テオ》にライド」

 

鋭く置かれる1枚。

白を基調とした水兵のカードが厳かに現れる。

 

 

ティアーナイト テオ

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ストイケイア/アクアフォース - アクアロイド 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが、クランが《アクアフォース》のみのユニットにライドされた時、あなたの山札から蒼嵐艦隊カードを1枚まで探し、公開して手札に加え、山札をシャッフルする。

【永】【(R)】:あなたのターン中、「メイルストローム」を含むあなたのヴァンガードがいるなら、このユニットのパワー+5000。

― 痛みも犠牲も厭わない。それが彼らの矜待であった。

 

 

「《エネルギージェネレーター》をセットし、エネルギーチャージ。さらに1枚ドロー」

 

 

エネルギージェネレーター

(ライドデッキクレストをライドデッキに1枚だけ入れられる)

【自】【ライドデッキ】:あなたがライドした時、このカードをクレストゾーンに置き、あなたが後攻なら【エネルギーチャージ】(3)。

【永】:あなたはエネルギーを10個まで持てる。

【自】:あなたのライドフェイズ開始時、【エネルギーチャージ】(3)。

【起】【ターン1回】:【コスト】[【エネルギーブラスト】(7)]することで、1枚引く。

 

 

淡々とカードを動かしていくミザク。

さらにその手が、ドロップのカードを掴む。

 

「ライドコストとして捨てた《海鳴のブレイブ・シューター》のスキル。エネルギーブラストし、さらに1枚ドロー」

 

 

海鳴のブレイブ・シューター

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ストイケイア - アクアロイド 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このカードが手札から、(G)に置かれた時かライドデッキからライドする際に捨てられた時、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)か【エネルギーブラスト】(3)]することで、1枚引く。

【自】:このユニットが(R)に登場した時、このターンにあなたがペルソナライドしているなら、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)か【エネルギーブラスト】(3)]することでドロップから、このユニットと別名の守護者を持たないグレード2以下のノーマルユニットか、オーダーカードを1枚選び、手札に加え、あなたの手札から1枚選び、捨てる。

― 針路はいつだって、海の聱が知らせてくる。

 

 

カードを見せつけるミザク。

エネルギーを抜き取り、デッキから更にカードを引く。

 

その指をカードの上にのせて――

 

「テオでヴァンガードにアタック」

 

どこまでも冷たい声色で。

ミザクがカードを動かし、攻撃を宣言した。

 

 

ティアーナイト テオ パワー8000

 

 

「ノーガードよ!」

 

手札を持ちながら言うサヤ。

ミザクがデッキからカードを表にする。

 

「ドライブチェック、ノートリガー」

 

 

ホイール・アサルト

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ストイケイア/アクアフォース - アクアロイド 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットがブーストしたバトル終了時、「メイルストローム」を含むあなたのヴァンガードがいるなら、【コスト】[【ソウルブラスト】(1)]することで、あなたのリアガードを2枚選び、それらの位置を入れ替える。

― 進化に深化を重ねた戦略で如何な嵐を乗り越えた。

 

 

サヤの盤面にカードが置かれた。

 

 

貫穿の騎士 影潜者 ゾイス

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

ケテルサンクチュアリ - ヒューマン 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

【永】【(R)】:あなたのオーダーゾーンに「監視された密会」が2枚以上なら、このユニットのパワー+5000し、相手のカードの効果で退却しない。(相手ターンも有効)

― 唸るのは、貫き穿つ一陣の影。

 

 

サヤ ダメージ0→1

 

 

「ターンエンド」

 

どこかつまらなさそうに告げるミザク。

揺らめく黒い威圧感。観察するような目。

 

歓声が飛び交い、熱気がさらに勢いを増していく。

 

「あたしのターン!」

 

カードを引くサヤ。

迷うことなく、手札の1枚を叩き捨てる。

 

「《監視鳥遣い 影潜者 オンファ》にライド!」

 

サヤの盤面で、カードがさらに重なり合った。

 

 

監視鳥遣い 影潜者 オンファ

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ケテルサンクチュアリ - エルフ 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが「斉駆の刃 影潜者 オニュクス」にライドして登場した時、【コスト】[ライドデッキから「モーダリオン」を含むグレード3を1枚公開する]ことで、あなたの山札から「監視された密会」を1枚まで探し、公開して手札に加え、山札をシャッフルする。

【永】【(R)】:あなたのターン中、あなたのオーダーゾーンに「監視された密会」が2枚以上なら、このユニットのパワー+5000。

― 無数の瞳が、すべての秘密を暴き出す。

 

 

「スキルで《監視された密会》を手札に!」

 

再びデッキからカードを表にするサヤ。

先程と全く同じ1枚を、ミザクに見せつける。

 

 

監視された密会

セットオーダー 〈2〉

ケテルサンクチュアリ

(セットオーダーはプレイ後、オーダーゾーンに置く。)

このカードはドロップからでもプレイでき、あなたのヴァンガードが「影潜者」を含むなら、プレイできる!

【自】:このカードがオーダーゾーンに置かれた時、あなたの山札の上から7枚見て、1枚まで選び、このカードの影潜者ゲージとして裏で置き、山札をシャッフルする。

― 闇に無数の目が光る。

 

 

手札の1枚を指で挟んで――

 

「《翻然の騎士 影潜者 デイラ》をコール!」

 

勢いよく、サヤがカードを盤面へと投げ出した。

 

 

翻然の騎士 影潜者 デイラ

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ケテルサンクチュアリ - エルフ 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが(R)に登場した時、あなたのヴァンガードが「影潜者」を含むグレード3以上か、クランが《シャドウパラディンのみなら、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、あなたの山札の上から5枚見て、「影潜者」を含むカードか、クランが《シャドウパラディン》のみのカードを1枚まで選び、公開して手札に加え、山札をシャッフルする。

【自】【(R)】:このユニットがグレード3以上にアタックした時、あなたのヴァンガードが、「影潜者」を含むグレード3以上か、クランが《シャドウパラディン》のみなら、【コスト】[【ソウルブラスト】(1)]することで、そのバトル中、このユニットのパワー+10000。

― 彼女の大鎌には、死神さえも追いつけない。

 

 

「ふーん……」

 

冷たく見つめているミザク。

サヤの手がダメージのカードを裏返す。

 

「デイラのスキル発動! 山札の上から5枚見て、《暗躍の爪 影潜者 ティグリス》を手札に!」

 

 

翻然の騎士 影潜者 デイラ

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ケテルサンクチュアリ - エルフ 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが(R)に登場した時、あなたのヴァンガードが「影潜者」を含むグレード3以上か、クランが《シャドウパラディンのみなら、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、あなたの山札の上から5枚見て、「影潜者」を含むカードか、クランが《シャドウパラディン》のみのカードを1枚まで選び、公開して手札に加え、山札をシャッフルする。

【自】【(R)】:このユニットがグレード3以上にアタックした時、あなたのヴァンガードが、「影潜者」を含むグレード3以上か、クランが《シャドウパラディン》のみなら、【コスト】[【ソウルブラスト】(1)]することで、そのバトル中、このユニットのパワー+10000。

― 彼女の大鎌には、死神さえも追いつけない。

 

 

デッキの上を見るサヤ。

その中の1枚、影に潜む獣が描かれたカードを表にする。

 

 

暗躍の爪 影潜者 ティグリス

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ケテルサンクチュアリ - ハイビースト 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットがブーストしたバトル終了時、【コスト】[【エネルギーブラスト】(2)]することで、このユニットを手札に戻す。

【自】:このユニットが(G)に置かれた時、【コスト】[ドロップから「影潜者」を含むカードを1枚山札の下に置く]ことで、そのバトル中、このユニットのシールド+5000。

― その爪は決して悪を逃がさない。

 

 

カードを構えて――

 

「そのままティグリスをコール! そしてドロップの《監視された密会》をセットオーダー! 山札の1枚を影潜者ゲージに!」

 

サヤの盤面に、カードが次々と置かれていった。

 

 

暗躍の爪 影潜者 ティグリス

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ケテルサンクチュアリ - ハイビースト 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットがブーストしたバトル終了時、【コスト】[【エネルギーブラスト】(2)]することで、このユニットを手札に戻す。

【自】:このユニットが(G)に置かれた時、【コスト】[ドロップから「影潜者」を含むカードを1枚山札の下に置く]ことで、そのバトル中、このユニットのシールド+5000。

― その爪は決して悪を逃がさない。

 

 

監視された密会

セットオーダー 〈2〉

ケテルサンクチュアリ

(セットオーダーはプレイ後、オーダーゾーンに置く。)

このカードはドロップからでもプレイでき、あなたのヴァンガードが「影潜者」を含むなら、プレイできる!

【自】:このカードがオーダーゾーンに置かれた時、あなたの山札の上から7枚見て、1枚まで選び、このカードの影潜者ゲージとして裏で置き、山札をシャッフルする。

― 闇に無数の目が光る。

 

 

立ち並ぶカード達。

さらに1枚のカードが裏向きでセットされる。

 

大きな歓声が沸き上がった。

 

『鶴見サヤ、得意のセットアップで着実に盤面をつくりあげていくー!! このまま序盤のペースを掴むことができるかー!?』

 

盛り上げるように言うシキ。

ミザクは無表情のまま、盤面を眺めている。

 

ばっと、サヤが勢いよく腕を伸ばした。

 

「オンファでアタック!!」

 

闘気を纏いながら告げるサヤ。

ヴァンガードのカードが横向きになる。

 

 

監視鳥遣い 影潜者 オンファ パワー10000

 

 

「ノーガード」

 

手札を見ることもなく答えるミザク。

サヤの指がデッキの一番上のカードを掴んだ。

 

白い光に照らされながら――

 

「ドライブチェック、クリティカルトリガー!!」

 

サヤの手の中で、漆黒の竜がその姿を現した。

 

 

ヴァリションリガー・ドラゴン

トリガーユニット 【☆】+10000

(クリティカルトリガー) 〈0〉 (ブースト)

ケテルサンクチュアリ - アビスドラゴン 

パワー5000 / シールド15000 / ☆1

― 汝に、意志を貫く力を授けよう。

 

 

さらに沸き立つ観客達。

キッと、サヤがミザクを睨みつける。

 

「パワーはデイラ、クリティカルはオンファに!!」

 

効果を振り分けるサヤ。

戦場に斬撃が降り注ぎ、空気を切り裂いていった。

 

ミザクがカードをめくる。

 

「ダメージチェック、ノートリガー。セカンドチェック、クリティカルトリガー。パワーはテオに」

 

 

海鳴のブレイブ・シューター

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ストイケイア - アクアロイド 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このカードが手札から、(G)に置かれた時かライドデッキからライドする際に捨てられた時、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)か【エネルギーブラスト】(3)]することで、1枚引く。

【自】:このユニットが(R)に登場した時、このターンにあなたがペルソナライドしているなら、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)か【エネルギーブラスト】(3)]することでドロップから、このユニットと別名の守護者を持たないグレード2以下のノーマルユニットか、オーダーカードを1枚選び、手札に加え、あなたの手札から1枚選び、捨てる。

― 針路はいつだって、海の聱が知らせてくる。

 

 

ティアーナイト コスタス

トリガーユニット 【☆】+10000

(クリティカルトリガー) 〈0〉 (ブースト)

ストイケイア - アクアロイド 

パワー5000 / シールド15000 / ☆1

― お前はここでッ!藻屑と消えろッ!!

 

 

カードを見せるように持つミザク。

2枚のカードが、そのダメージゾーンに置かれていった。

 

 

ミザク ダメージ0→2

 

 

「デイラでアタック!」

 

畳みかけるサヤ。

暗殺者の少女が大きく鎌を振りかぶる。

 

 

翻然の騎士 影潜者 デイラ パワー28000

 

 

「ガード」

 

動揺することなくカードを選ぶミザク。

 

 

戦場の歌姫 ドルセア

トリガーユニット 【治】+10000

(ヒールトリガー) 〈0〉 (ブースト)

ストイケイア - マーメイド 

パワー5000 / シールド15000 / ☆1

― 大海に歌声が響く限り、正義が折れることはない。

 

 

ぱさりと1枚が場に置かれ、攻撃が弾かれる。

 

「ターンエンドよ!」

 

手札を持ちながら宣言するサヤ。

油断ない視線。集中した雰囲気を漂わす。

 

ミザクが手を伸ばした。

 

「僕のターン」

 

一縷の動揺もなく。

ミザクが淡々とした様子でカードを引いた。

 

そのまま、1枚を捨てる。

 

「《潮騒の水将 アルゴス》にライド」

 

厳かな口調。

ミザクの盤面でカードが重なる。

 

 

潮騒の水将 アルゴス

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ストイケイア/アクアフォース - アクアロイド 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが、クランが《アクアフォース》のみのユニットにライドされた時、あなたの山札を上から7枚見て、クランがアクアフォースのみのユニットカードか〈ティア―ドラゴン〉を1枚選び、(R)にコールし、山札をシャッフルする。

【自】【(R)】:このユニットがアタックした時、このターンの4回目以降のバトルで、「メイルストローム」を含むグレード3以上のあなたのヴァンガードがいるなら、そのバトル中、このユニットのパワー+5000し、『【自】【(R)】:このユニットのアタックがヒットした時、1枚引く』を得る。

― 潮騒の音が永久に語り継ぐ、誉れ高き水将の武熟を。

 

 

「テオのスキル。ライド時、山札から蒼嵐艦隊カードを1枚選び、手札に」

 

 

ティアーナイト テオ

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ストイケイア/アクアフォース - アクアロイド 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが、クランが《アクアフォース》のみのユニットにライドされた時、あなたの山札から蒼嵐艦隊カードを1枚まで探し、公開して手札に加え、山札をシャッフルする。

【永】【(R)】:あなたのターン中、「メイルストローム」を含むあなたのヴァンガードがいるなら、このユニットのパワー+5000。

― 痛みも犠牲も厭わない。それが彼らの矜待であった。

 

 

カードを指でずらすミザク。

山札の中から1枚を表にし、掲げ持つ。

 

 

審判下す裁きの嵐

セットオーダー/蒼嵐艦隊 〈3〉

ストイケイア

(セットオーダーはプレイ後、オーダーゾーンに置く。)

「メイルストローム」を含むあなたのヴァンガードがいるなら、プレイできる!

【自】:このカードがオーダーゾーンに置かれた時、以下すべてを行う。

・あなたのドロップから、クランがアクアフォースのみのユニットカードか〈ティア―ドラゴン〉を1枚まで選び、(R)にコールする。

・あなたのリアガードを1枚選び、あなたのオーダーゾーンの他の「審判下す裁きの嵐」1枚につき、そのターン中、パワー+5000。

― 伝説の蒼嵐艦隊は、戦場を完全に掌握したとされる。

 

 

「セットオーダー……? ストイケイアで……?」

 

訝しむように呟いているサヤ。

ミザクがデッキを置いた。

 

薄蒼色の瞳が、射抜くようにサヤを見据える。

 

「さらにライドコストとして捨てられた《ダンシング・カットラス》のスキル。エネルギーブラストして、1枚ドロー」

 

 

ダンシング・カットラス

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ストイケイア/グランブルー - ゴースト 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【永】:あなたのヴァンガードのクランがいずれかのクランのみで、あなたのGゾーンにカードがないなら、このカードは以下をすべて得る。

・【自】:あなたの、ライドフェイズかメインフェイズにこのカードが手札から捨てられた時、【コスト】[【エネルギーブラスト】(3)]することで、1枚引く。

・【起】【ドロップ】:【コスト】[ドロップからこのカードと同名のカードを2枚除外する]ことで、【カウンターチャージ】(1)。

― 魔法の剣はお買い得。何年経っても切れ味抜群。

 

 

「またドローですって……!?」

 

警戒した表情のサヤ。

ミザクが淡々とエネルギーを支払い、カードを引く。

 

大量の手札を抱え、そして――

 

「アルゴスでヴァンガードにアタック」

 

それ以上は何もすることもなく。

ミザクが冷静な声と共に、攻撃を開始した。

 

 

潮騒の水将 アルゴス パワー10000

 

 

『嘉祥ミザク、このターンも展開はせずヴァンガードのみでの攻撃ー!! 連続ドローは次のターンへの布石か、それとも何か別の狙いがあるのかー!?』

 

疑問を投げかけるように言うシキ。

ミザクは無言のまま、その言葉を無視していく。

 

一瞬だけ悩むような表情を見せ、そして――

 

「……ノーガードよ!」

 

サヤが、手札を持ちながらそう言い放った。

意を決した表情。選択に身を委ねるサヤ。

 

ミザクの手がカードをめくった。

 

「ドライブチェック、ノートリガー」

 

 

ティアーナイト イリクリニス

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ストイケイア - アクアロイド 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【永】【(R)】:あなたのヴァンガードのクランが《アクアフォース》のみなら、このカードは《アクアフォース》のみ属する。

【自】:このユニットが(R)に登場した時、あなたのヴァンガードのクランが《アクアフォース》なら、あなたの山札の上から7枚見て、「メイルストローム」を含むカードか蒼嵐艦隊カードを1枚まで選び、公開して手札に加え、山札をシャッフルする。公開したなら、あなたの手札から1枚選び、ソウルに置くか、捨てる。

【自】【(R)】:このユニットがアタックしたバトル終了時、あなたのヴァンガードが「メイルストローム」含むグレード3以上なら、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、あなたのリアガードを1枚選び、そのユニットとこのユニットの位置を入れ替える。

― 己が正義をこの刃に籠める――ただ、それだけだッ!

 

 

雄々しき水兵が描かれた1枚。

サヤもまた、カードをめくってダメージへと置く。

 

 

せるがおん

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ケテルサンクチュアリ - ハイビースト 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットがブーストした時、あなたのリアガードが相手より多いか、このターンにあなたのオーダーをプレイしているなら、そのバトル中、このユニットのパワー+5000し、そのバトル終了時、【コスト】[このユニットを退却させる]ことで、あなたの山札を上から2枚見て、1枚選び、手札に加え、残りを山札の下に置く。

― 氷原を往くのは、誇り高き忠儀の爪牙。

 

 

サヤ ダメージ1→2

 

 

高まる緊張感。

次の言葉を待つサヤと観客達。

 

退屈そうに目を細めて――

 

「ターンエンド」

 

ミザクが、何の動きもなくターンを終えた。

かすかにざわめく声。暗闇の中にどよめきが広がる。

 

「な、何もしない……!?」

 

驚いたように言うミユキ。

隣りに座るユヅルは何も言わずに戦況を眺めている。

 

空気が不気味に沈み込み、張りつめていった。

 

(な、なによコイツ。やる気ないわけ……!?)

 

心の中で呟くサヤ。

対面のミザクは、まるで揺らぐことなく佇んでいる。

 

その見下したような目を見て――

 

『サヤちゃんって、天才じゃなかったんだね』

 

いつかの幼い記憶が、再びサヤの中に蘇った。

 

「ッ!!」

 

顔をしかめるサヤ。

嫌な記憶が心を蝕み、脈拍がかすかに乱れる。

 

ギリッと、歯を食いしばって――

 

「――あたしのターンッ!!」

 

かすかな怒りの感情を込めて。

サヤが大きくカードを引き、カードを捨てた。

 

影の蜘蛛が描かれたスリーブのカードを手に持って――

 

「《沈黙の毒騎士 影潜者 モーダリオン》にライド!!」

 

鋭い声と共に。

サヤが叩きつけるように、カードを盤面に出した。

 

彫刻のような美しさを讃えた暗殺者が、音もなく現れる。

 

 

沈黙の毒騎士 影潜者 モーダリオン

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

ケテルサンクチュアリ - エルフ 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

【永】【(V)】:あなたのターン中、あなたのオーダーゾーンに「監視された密会」が3枚以上なら、「影潜者」を含むあなたのユニットすべてのパワー+5000。

【起】【(V)】【ターン1回】:【コスト】[【エネルギーブラスト】(2)]することで、あなたの山札の上から7枚見て、あなたのオーダーゾーンの影潜者ゲージのない「監視された密会」と同じ枚数まで選び、影潜者ゲージのない「監視された密会」にそれぞれ1枚ずつ影潜者ゲージとして裏で置き、山札をシャッフルする。

【自】【(V)】:このユニットがアタックした時、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、あなたの影潜者ゲージから「影潜者」を含むカードを2枚まで選び、それぞれ同じ縦列のRにコールする。

― 黒暗の騎士が姿を消したのち、彼が影潜者を統率している。

 

 

ミザクを指差して――

 

「そのムカつく澄まし面、ぶっ潰してやるわッ!!」

 

サヤが、叫ぶようにそう言い放った。

派手な宣戦布告。観客達が一斉に盛り上がる。

 

「まったく、野蛮だね……」

 

ため息をつくミザク。呆れたような声が出る。

サヤが先程捨てたカードを掴んだ。

 

「ドロップの《監視された密会》をプレイ! 山札から影潜者ゲージをセット!」

 

 

監視された密会

セットオーダー 〈2〉

ケテルサンクチュアリ

(セットオーダーはプレイ後、オーダーゾーンに置く。)

このカードはドロップからでもプレイでき、あなたのヴァンガードが「影潜者」を含むなら、プレイできる!

【自】:このカードがオーダーゾーンに置かれた時、あなたの山札の上から7枚見て、1枚まで選び、このカードの影潜者ゲージとして裏で置き、山札をシャッフルする。

― 闇に無数の目が光る。

 

 

カードを裏向きに置くサヤ。

さらにそのまま、カードを表にして――

 

「ゲージとなったオブスクデイトのスキル! ソウルブラストすることで、ゲージからスペリオルコール!」

 

 

在りし日の黒暗の騎士 影潜者 オブスクデイト

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

ケテルサンクチュアリ - ヒューマン 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

【起】【ゲージゾーン】:このカードが影潜者ゲージなら、【コスト】[【ソウルブラスト】(1)]することで、このカードを中央後列の(R)にコールする。

【永】【(R)】:あなたのヴァンガードが「影潜者」を含むグレード3以上なら、このユニットは中央後列からアタックでき、パワー+10000、(相手ターンも有効)

【自】【(R)】:このユニットが中央後列からアタックした時、あなたのヴァンガードが「影潜者」を含むグレード3以上で、相手のヴァンガードがグレード3以上で、このターンにあなたのリアガードがアタックしたバトルでドライブチェックしていないなら、【コスト】[【ソウルブラスト】(1)]することで、そのバトル中、このユニットのバトルではドライブチェックを行い、このユニットのドライブ-1。そのバトル終了時、このユニットを山札の下に置く。

― その姿は光に見えた。

 

 

サやの盤面に、カードが置かれた。

漆黒の鎧を身に纏う大柄な騎士。凛々しい姿。

 

暗殺者と騎士が、盤面にて並び立つ。

 

「モーダリオンのスキルで影潜者ゲージをセット! さらにゾイスをコール!」

 

 

沈黙の毒騎士 影潜者 モーダリオン

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

ケテルサンクチュアリ - エルフ 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

【永】【(V)】:あなたのターン中、あなたのオーダーゾーンに「監視された密会」が3枚以上なら、「影潜者」を含むあなたのユニットすべてのパワー+5000。

【起】【(V)】【ターン1回】:【コスト】[【エネルギーブラスト】(2)]することで、あなたの山札の上から7枚見て、あなたのオーダーゾーンの影潜者ゲージのない「監視された密会」と同じ枚数まで選び、影潜者ゲージのない「監視された密会」にそれぞれ1枚ずつ影潜者ゲージとして裏で置き、山札をシャッフルする。

【自】【(V)】:このユニットがアタックした時、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、あなたの影潜者ゲージから「影潜者」を含むカードを2枚まで選び、それぞれ同じ縦列のRにコールする。

― 黒暗の騎士が姿を消したのち、彼が影潜者を統率している。

 

 

再びカードを裏向きでセットするサヤ。

さらに手札よりカードを場へと置く。

 

 

貫穿の騎士 影潜者 ゾイス

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

ケテルサンクチュアリ - ヒューマン 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

【永】【(R)】:あなたのオーダーゾーンに「監視された密会」が2枚以上なら、このユニットのパワー+5000し、相手のカードの効果で退却しない。(相手ターンも有効)

― 唸るのは、貫き穿つ一陣の影。

 

 

サヤの盤面が一気に埋まった。

 

『鶴見サヤ、ここでスキルを駆使した連続コール!! 攻撃の体勢を整え、一気に仕掛けていきますー!!』

 

吼えたてるシキ。

観客席から声があがり、地鳴りのように会場が揺れる。

 

カードに指を置いて――

 

「いくわよ!!」

 

どこか必死な表情で。

サヤが力を込めて、カードを動かした。

 

「ゾイスでアタック!!」

 

 

貫穿の騎士 影潜者 ゾイス パワー18000

 

 

「ノーガード」

 

熱気を冷ます声。

ミザクのダメージにカードが置かれた。

 

 

ホイール・アサルト

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ストイケイア/アクアフォース - アクアロイド 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットがブーストしたバトル終了時、「メイルストローム」を含むあなたのヴァンガードがいるなら、【コスト】[【ソウルブラスト】(1)]することで、あなたのリアガードを2枚選び、それらの位置を入れ替える。

― 進化に深化を重ねた戦略で如何な嵐を乗り越えた。

 

 

ミザク ダメージ2→3

 

 

「ティグリスのブースト、デイラでアタック!!」

 

続けざまカードを動かすサヤ。

暗殺者の少女が再び大鎌を振りかぶる。

 

 

翻然の騎士 影潜者 デイラ パワー18000

 

 

「ガード」

 

ぱさりと、盤面にカードが投げられた。

 

 

晴朗の乙女 レェナ

トリガーユニット 【引】+10000

(ドロートリガー) 〈0〉 (ブースト)

ストイケイア - バイオロイド 

パワー4000 / シールド5000 / ☆1

【永】【(G)】:相手のヴァンガードがグレード3以上なら、このユニットのシールド+5000。

― こんなに良いお天気なのですよ?お散歩しましょ~♪

 

 

防がれる攻撃。

サヤの手がエネルギーを抜き取った。

 

「ティグリスを手札に!! モーダリオンでヴァンガードにアタック!! スキルで影潜者ゲージからデイラとオニュクスをスペリオルコール!!」

 

 

沈黙の毒騎士 影潜者 モーダリオン

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

ケテルサンクチュアリ - エルフ 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

【永】【(V)】:あなたのターン中、あなたのオーダーゾーンに「監視された密会」が3枚以上なら、「影潜者」を含むあなたのユニットすべてのパワー+5000。

【起】【(V)】【ターン1回】:【コスト】[【エネルギーブラスト】(2)]することで、あなたの山札の上から7枚見て、あなたのオーダーゾーンの影潜者ゲージのない「監視された密会」と同じ枚数まで選び、影潜者ゲージのない「監視された密会」にそれぞれ1枚ずつ影潜者ゲージとして裏で置き、山札をシャッフルする。

【自】【(V)】:このユニットがアタックした時、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、あなたの影潜者ゲージから「影潜者」を含むカードを2枚まで選び、それぞれ同じ縦列のRにコールする。

― 黒暗の騎士が姿を消したのち、彼が影潜者を統率している。

 

 

ダメージを裏返すサヤ。

影が揺らぎ、盤面に2枚のカードが一列に置かれた。

 

 

翻然の騎士 影潜者 デイラ

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ケテルサンクチュアリ - エルフ 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが(R)に登場した時、あなたのヴァンガードが「影潜者」を含むグレード3以上か、クランが《シャドウパラディンのみなら、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、あなたの山札の上から5枚見て、「影潜者」を含むカードか、クランが《シャドウパラディン》のみのカードを1枚まで選び、公開して手札に加え、山札をシャッフルする。

【自】【(R)】:このユニットがグレード3以上にアタックした時、あなたのヴァンガードが、「影潜者」を含むグレード3以上か、クランが《シャドウパラディン》のみなら、【コスト】[【ソウルブラスト】(1)]することで、そのバトル中、このユニットのパワー+10000。

― 彼女の大鎌には、死神さえも追いつけない。

 

 

斉駆の刃 影潜者 オニュクス

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ケテルサンクチュアリ - ヒューマ

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが「秘めたる一閃 影潜者 セレンディス」にライドして登場した時、【コスト】[ライドデッキから「モーダリオン」を含むグレード3を1枚公開する]ことで、あなたの山札から「監視された密会」を1枚まで探し、公開して手札に加え、山札をシャッフルする。

【永】【(R)】:あなたのターン中、あなたのオーダーゾーンに「監視された密会」が2枚以上なら、このユニットのパワー+2000。

― 今際に見るのは刃の煌めき。

 

 

ゆらりと構える美しい暗殺者。

持っていた刃が妖しげな煌めきを放った。

 

 

沈黙の毒騎士 影潜者 モーダリオン パワー13000

 

 

その指がカードを掴んで――

 

「ガード」

 

感情のこもっていない声で。

ミザクがカードを選び、場に出した。

 

 

憧憬の乙女 アラナ

トリガーユニット 【☆】+10000

(クリティカルトリガー) 〈0〉 (ブースト)

ストイケイア - バイオロイド 

パワー4000 / シールド15000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットがブーストしたバトル終了時、【コスト】[このユニットをソウルに置く]ことで、あなたのユニットを1枚選び、そのターン中、パワー+2000。

― はい!もう一輪プレゼント♪

 

 

舌打ちするサヤ。

ばっと、デッキに手を伸ばす。

 

「ツインドライブ! ファーストチェック、ノートリガー! セカンドチェック、クリティカルトリガー!!」

 

 

竜刻守護者 エスラス

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ケテルサンクチュアリ/シャドウパラディン - ヒューマン 

パワー6000 / シールド0 / ☆1

【永】:守護者(守護者を持つカードはデッキに合計4枚まで入れられる)

【自】:このユニットが(G)に置かれた時、あなたのユニットを1枚選び、そのバトル中、ヒットされない。あなたの手札が2枚以上なら、手札から1枚選び、捨てる。

― 守護の盾は朽ちる事無く、秘術の成就を支え続けた。

 

 

ブレードフェザー・ドラゴン

トリガーユニット 【☆】+10000

(クリティカルトリガー) 〈0〉 (ブースト)

ケテルサンクチュアリ - コスモドラゴン 

パワー4000 / シールド15000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットがブーストしたバトル終了時、【コスト】[このユニットをソウルに置く]ことで、あなたのユニットを1枚選び、そのターン中、パワー+2000。

― この翼は飛ぶ為だけにあるのではない。

 

 

光の中で表になる白い鱗の竜。

サヤが手をかざす。

 

「効果は全てオブスクデイトへ!! さらにオニュクスのブースト、デイラでアタックよ!!」

 

カードを動かしていくサヤ。

勢いに乗ったまま、連続攻撃を放つ。

 

 

翻然の騎士 影潜者 デイラ パワー20000

 

 

「ガード」

 

ミザクもまた、カードを場へと投げ出す。

 

 

戦場の歌姫 ドルセア

トリガーユニット 【治】+10000

(ヒールトリガー) 〈0〉 (ブースト)

ストイケイア - マーメイド 

パワー5000 / シールド15000 / ☆1

― 大海に歌声が響く限り、正義が折れることはない。

 

 

戦場に鳴り響く衝突音。

白の水兵と黒の暗殺者、互いの視線が交わる。

 

漆黒の影が揺らいで――

 

「オブスクデイトでアタック!!」

 

いつのまにか背後に立っていた黒衣の騎士が、

その手に持つ大剣を水兵へと振り下ろした。

 

 

黒暗の騎士 影潜者 オブスクデイト パワー33000

 

 

「ノーガード」

 

目を閉じて宣言するミザク。

剣が一閃し、水兵の身体に斬撃が叩きこまれる。

 

ミザクの場に、ダメージが並んでいった。

 

 

蒼嵐竜 メイルストローム

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

ストイケイア/アクアフォース - ティアードラゴン 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

【起】【(V)】【ターン1回】:【コスト】[手札から1枚捨てる]ことで、あなたのソウルから、クランが《アクアフォース》のみのユニットカードか〈ティア―ドラゴン〉を1枚選び、(R)にコールし、そのターン中、『【自】【(R)】:このユニットがアタックした時、相手のヴァンガードがグレード3以上で、このターン1回目のバトルなら、【スタンド】させる。』を与え、そのターン終了時、ソウルに置く。

【自】【(V)】:このユニットがヴァンガードにアタックした時、このターン4回目以降のバトルなら、1枚引き、相手のリアガードを1枚選び、退却させる。

― 蒼き竜は世界を統べる秩序を求め

その果てに絶対なる正義を体現した。

 

 

ティアーナイト イリクリニス

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ストイケイア - アクアロイド 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【永】【(R)】:あなたのヴァンガードのクランが《アクアフォース》のみなら、このカードは《アクアフォース》のみ属する。

【自】:このユニットが(R)に登場した時、あなたのヴァンガードのクランが《アクアフォース》なら、あなたの山札の上から7枚見て、「メイルストローム」を含むカードか蒼嵐艦隊カードを1枚まで選び、公開して手札に加え、山札をシャッフルする。公開したなら、あなたの手札から1枚選び、ソウルに置くか、捨てる。

【自】【(R)】:このユニットがアタックしたバトル終了時、あなたのヴァンガードが「メイルストローム」含むグレード3以上なら、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、あなたのリアガードを1枚選び、そのユニットとこのユニットの位置を入れ替える。

― 己が正義をこの刃に籠める――ただ、それだけだッ!

 

 

ミザク ダメージ3→5

 

 

一気に増えるダメージ、敗北の手前。

サヤの「ターンエンド!!」という声が会場内に響く。

 

両手を広げて――

 

『素晴らしい攻撃ー!! "壮麗なる舞踏者"こと鶴見サヤ、トリガーと併せた怒涛の攻撃で嘉祥ミザクを追い詰めていくー!! ダメージは2対5!! 鶴見サヤ、大きくリードですッ!!』

 

シキがそう告げると同時に、

爆発するような歓声が巻き起こった。

 

薄暗闇の会場に、大きな声援が飛び交っていく。

 

「サヤちゃん先輩……!!」

 

嬉しそうな表情になるミユキ。

ユヅルはつまらなさそうな目を向けている。

 

手札を見ながら、サヤが思考を巡らせた。

 

(よし、順調な展開だわ。トリガー運も良いし、手札の内容も悪くない。この勢いのまま、一気に押し切って――)

 

そう、サヤが考えた瞬間。

漆黒の闇が静かにその身を震わせて――

 

「愚かだね」

 

全てを凍りつかすような冷たい言葉。

静かな威圧感が溢れ出て――

 

「たかだかこの程度のリードで、僕を追い詰めたと。僕に勝てると、本気で思ってるの?」

 

ミザクの声が、会場の空気を引き裂くように震わせた。

波のように揺らめく漆黒の殺意。冷たい瞳。

 

凄まじい殺気が、その身から放たれていく。

 

「な……ッ!?」

 

絶句するサヤ。

怯えたように、僅かに後ろに下がる。

 

すっと、その細い指を伸ばして――

 

「――僕のターン」

 

静かな口調。

淡々とカードを引くミザク。1枚を捨てる。

 

神秘的な記号が描かれたスリーブのカードを構えて――

 

「風を横糸、海を縦糸に紡いで生まれし竜よ。深淵からの声に応え、あるべき底に」

 

睨むような目を向けるミザク。

その手の中でカードが翻る。

 

空気が重く沈み込み、そして――

 

「ライド。《蒼嵐覇竜 グローリー・メイルストローム》」

 

低く、威厳に満ちた声と共に。

ミザクの場に1枚のカードが置かれ、重なり合った。

 

暴風が巻き起こり、嵐の化身たる蒼鱗の竜が降臨する。

 

 

蒼嵐覇竜 グローリー・メイルストローム

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

ストイケイア/アクアフォース - ティアードラゴン 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

【永】【(V)】:あなたのターン中、あなたの、(R)かソウルに「蒼嵐竜 メイルストローム」があるなら、このユニットはそれらが持つ【起】能力をすべて得て、あなたのオーダーゾーンの蒼嵐艦隊1枚につき、このユニットのパワー+5000。

【自】【(V)】:あなたの「蒼嵐竜 メイルストローム」がヴァンガードにアタックした時、そのターン中、そのユニットのパワー+5000し、このターン4回目以降のバトルなら、1枚引き、相手のリアガードを1枚選び、退却させる。

【自】【(V)】:「メイルストローム」を含むあなたのユニットがアタックした時、【コスト】[オーダーゾーンの蒼嵐艦隊を2枚【レスト】させる]ことで、そのバトル中、相手は手札から守護者を(G)にコールできない。

― 其の嵐こそ、蒼き竜が下す最後の裁きであった。

 

 

戦場に吹き荒れる黒い嵐。力の渦。

海水が降り注ぐ中、美しき暗殺者が渦の中心を見上げた。

 

蒼き鱗の竜が、大きく天を仰いで――

 

「さぁ――嵐の時間だ」

 

竜の咆哮と共に、ミザクの瞳に神秘的な光が宿った。

揺らめく漆黒の威圧感。鋭く放たれる殺気。

 

海の底に沈んだように、空気が重くなっていく。

 

「ッ!! こいつ……!!」

 

巨大な力の片鱗を感じ取り、

サヤの額に冷や汗が浮かんでいった。

 

白い光が降り注いで――

 

「……サヤちゃん先輩」

 

ぼそりと、手札を片手にナヅキが呟いた。

サヤ達の方へと顔を向けているナヅキ。浮かぶ無表情。

 

伸びた手が荒々しくカードを掴んで――

 

「てめェ、どっちを見てやがるッ!!」

 

ビャクヤが、大きな声で吼えたてた。

憤怒の形相。凄まじい殺気がその身をうねっていく。

 

髑髏と鎌が描かれたスリーブのカードを振りかぶって――

 

「ライド・ザ・ヴァンガードッ!! 《ファントム・ブラスター・オーバーロード》ッ!!」

 

叩きつける音と共に。

ビャクヤの場でカードが重なり邪悪な闇が吹き上がった。

 

深淵の果てより、強大なる奈落竜がその姿を現す。

 

 

ファントム・ブラスター・オーバーロード

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

ケテルサンクチュアリ/シャドウパラディン - アビスドラゴン 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

【永】【(V)】:あなたのソウルに「ファントム・ブラスター・ドラゴン」があるなら、このユニットのクリティカル+1。

【自】【(V)】:このユニットがアタックした時、【コスト】[リアガードを2枚退却させる]ことで、あなたの、ソウルかドロップから「ブラスター・ダーク」を1枚選び、(R)にコールし、相手のヴァンガードがグレード3以上なら、そのターン中、そのコールされたユニットとこのユニットのパワー+10000。

― 数多の絶望集いし剣、奈落竜は真の姿を発現させた。

 

 

「……オーバーロード」

 

横目で盤面を見ているナヅキ。

戦場を闇が覆い尽くし、視界が暗い色に閉ざされていく。

 

奈落竜の目が妖しい光を放って――

 

「絶望の底に叩き落としてやるよ、クソ女ッ!!」

 

ビャクヤの瞳に、神秘的な光が宿った。

闇に溢れかえる殺意。激しい威圧感が降り注ぐ。

 

手札を構えて――

 

「口の悪いお姫様ですねぇ。ラブ&ピースの精神がまだ足りないみたいです」

 

赤黒い殺気を纏いながら、

ナヅキがそう言って不敵な笑みを浮かべた。

 

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