遊戯王 決闘探偵 -雲と鉄-   作:T3PO

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第八話「ラッシュ!ラッシュ!!ラッシュ!!!」

第八話「ラッシュ!ラッシュ!!ラッシュ!!!」

 

 

 

結局のところ。結局のところは、だ。

 

 

 

そばかす娘「・・・っくそ。結局元から持っている奴には勝てないの?・・・もういやだよ・・・」

 

 

意地も筋も道理も気概も流儀も度胸も恩讐も

 

 

お嬢「うっそ。嘘よ。こんなの。こんなのどうしようもないじゃない。」

 

 

知性も精神も予想も願いも希望も時間も場所も

 

 

探偵「・・・許さない。何重にもこめて、潰すよ。」

 

 

決闘の前には、ただ平等に無価値・・・ッ!!!

 

・・・

 

 

 

 

・・・デュエルカンパニゼーション 第二会議所 

 

部長「つうううう!あの探偵風情が!!大企業部長の俺に逆らいやがって。」

 

サバゲー女「部長。来週に行われる作戦の事を、逃げ出した小娘は知っています。どうしますか?」

 

部長「どうするもこうするのもない。作戦は決行だ。変わらずな。あの小娘がやそれを聞いた探偵が歯向かうなら俺達で叩き潰せばいい事だ。おい神父!!」

 

 

すッ

 

仮面神父「ここに。」

 

部長「お前。あの探偵について詳しいんだよな。弱点を言え!それもゴージャズな奴でな!!!」

 

仮面神父「であるならば。単に戦略上の弱点よりも、心の弱点を突いた方がいいかもしれまんね。」

 

部長「心、だと?」

 

仮面神父「ええ。そうですとも。あの探偵には人には言い難い過去がある。その傷を抉れば勝つことは容易いのです・・・ふふふふふ。」

 

部長「まあ。いい。潰せるのならb,ゴホッ!!ゴホッ!!!!」

 

仮面神父「大丈夫ですか?」

 

 

部長「・・・余計な事を言わなくていい。では作戦の細かいところはまかせた・・・おれは。すこし、やすむ。おまえらはでていけ。」

 

 

ぎいいいいいい ばタン・・・

 

 

仮面神父「貴女も大変ですね。やっと成り上がったと思ったら、このような雑な扱いを受けるなんて。」

 

サバゲー女「仕方がないさ。命令に従えればいいってのも楽なもの。そうすればいずれ、より大きな「力」を得る機会が得れるのだから。あのバカな後輩もそうしておけば良かったものを。もし奴らが歯向かってきたのなら。あたしはあの小娘を叩き潰して再教育してやる。」

 

仮面神父「それは勇ましいですね。」

 

 

あああ あああああああああああ!! ぐふあそそそしぇへへへへっへへへへへへっへへへへへへへ!!!超きもちいちちいちちちちちいいいいいいいい げへへぇ。

 

サバゲー女「!?・・・部長か。あのおっさん、薬でもやってるのか?きもいな。」

 

 

仮面神父「そうでしょうね。かなりのジャンキーなのでしょう。幸せな男です。「奇跡」的な幸せを実感できるのですから。」

 

 

 

 

同時刻 探偵事務所

 

探偵「いっへいしゅうへき?」もぐもぐもぐ

 

そばかす娘「一斉襲撃。一週間後にこの街でデュエルイベントあるよな?ちょっとしたデユエル大会みたいですが、結構盛り上がるみたいで。」

 

探偵「はんかふぁおおほうふぉふぁ?」もごもごもご

 

そばかす娘「そ。別の地区にも子飼いにしている強盗チームがいるから、そいつ等で大会参加者や観客を襲撃しようって。それでレアカードを手あたり次第強奪する、という計画をあたしは聞いて。3日後にはチーム集めてミーティングするみたい。」

 

 

探偵「ふぉっか、ふぉれは」もごもご

 

 

お嬢「いい加減食べながらしゃべるな!!!」

 

 

探偵「うごおおお」ばしんっ!

 

 

ワイド「肯定、行儀が悪すぎます。」

 

 

探偵「いてててて。しょうがないだろ。このカレー、滅茶苦茶おいしくて。」

 

 

そばかす娘「そ、そう///あんがと//また作るよ///」

 

 

お嬢「カレーなんて誰でも美味しくできるでしょ。」

 

 

そばかす娘「何よ!」ふん

 

お嬢「で。そーゆうゴタゴタは置いといて。もっと説明しなさいよ。あのおっさん達は何でそんな事しているのよ。十分に小金や社会的地位だってあるのに。」

 

 

そばかす娘「知らないよ。けど、あの会社で詳しく「強盗」を知っているのは部長と、その直属の部下数人だけ。あの時、変な迷彩服着た女がいたでしょ。・・・あの人もあたしと同じで貧乏人の強盗チームあがりで、今強盗チーム全体の指揮している。そういう子飼いの部下を使ってやっているみたいだし。」

 

 

お嬢「「ダメ特命係長」みたいな感じね。別地区っていうのはどのあたりなの?」

 

 

そばかす娘「詳しくは知らないけど、少なくともあたし達みたいなグループが4つはある。チームの人数も、うちらと大体同じ位、だから全体で100人位いるみたいね。」

 

お嬢「そんなにいるの!?そんな数が大会で決闘者が集まっているところに仕掛けてきたら・・・ヤバすぎじゃない!?大混乱だわ。」

 

そばかす娘「どうしよう・・・。」

 

お嬢「そんなのセキュリティに言うしかないわ。大会の警備をさせて捕まえさせるのよ。」

 

そばかす娘「!!待って!!セキュリティに突き出すのはやめて!!あたしみたいな金に困ってたり脅されたりして仕方なく強盗してる奴が殆どなんだ!!」

 

お嬢「知ったことじゃないわよ。情状酌量は捕まえた後の話でしょ?まとめて一網打尽してあげるのが慈悲ってもんよ。」

 

そばかす娘「ッ!でも!!そんなの酷いよ!!!」

 

お嬢「じゃあどうするのよ?具体的に対策言ってちょうだいよ。」

 

そばかす娘「ううううううう」がるるるるるるるる

 

探偵「いや、セキュリティに説明するのはもっと後だ。」

 

お嬢「?何か解決する方法あるの?」

 

探偵「今はない。けど、セキュリティに報告するのはいつでも出来る。それに恐らくだけど、その襲撃でとっ捕まえても、またトカゲの尻尾切りよろしく、首謀者の「部長」達まで捕まえる事は出来ない、と思う。だから、その日より前に首謀者を直接たたく方法を探した方がいい、な。そばかす娘のいう事も無視しがたいしな。」

 

そばかす娘「う、ふん//あんがと//」

 

お嬢「随分甘いわね。まあ確かにいつまでもアイツ等に安全地帯で見物させているのも腹が立つわ。・・・あれ。お師匠、なんかこの「襲撃」って。」

 

探偵「お。流石。うん。僕もそれは思う。」

 

お嬢「そうよね。全然安全地帯じゃないわよね・・・」

 

そばかす娘「???何言ってんだよ?あたしにも説明してよ?」

 

探偵「いやね。今までの強盗チームの手法は、「決闘派遣サービス」の情報に基づいて、レアカードを持っているターゲットを絞った方法だったよね。しかもストーキングとかもして、一人きりの時に確実に襲撃できるようにしていた。だからこそ、これまであまり露見する事がなかった「安全な強盗」のに、今回の「大会」の件は?」

 

そばかす娘「!!人がたくさんいるし、レアカードを持っているとは限らない、って事!?」

 

探偵「そう。それだけ一度に襲撃すれば僕らがセキュリティに告げ口しなくても捕まる子は出てくるだろうし。そこから「計画者」である「部長」まで日の目を浴びてしまうかもしれないのに。つまりね。今回の「計画」、これまでの方針と全く趣旨が合わないんだよ。この目的の変化をどう捉えるか・・・。」

 

お嬢「元々の目的は大々的な強盗で今までは力を蓄えていたのかしら?でも、あの大企業の管理職がわざわざそんな危険犯さないし。強盗チームの件だって自分に辿り着かない感じだったし。なんか妙ね。」

 

そばかす娘「っへ。そんなの単に気分が変わったとか、何となくとかじゃないの?考えてもしょうがないでしょ?」

 

 

お嬢「世の中の全員が貴女みたいにノリと感情で生きているワケじゃないのよ。そんな理由なワケないでしょ。」

 

そばかす娘「あ!?今あたしの事バカにした?」

 

お嬢「あら。それ位の国語能力はあったのね。」

 

そばかす娘「あ゛っ!?そうやって人をバカにするのはどうなの!?むっかつく!!」デュインッ

 

お嬢「OKよ。貴女の脳筋肉達磨どもを流して、吸って、縛ってあげるわ。」デュインッ

 

探偵「バカバカ。君ら仲良くしろよ。そんなしょうもない事でデュエルするんじゃあない。」

 

そばかす娘「はい」しゅん

 

お嬢「・・・で、どうするのかしら、お師匠サマ。あの部長たちを引きずり出すのでしょ?」

 

探偵「そうだな。・・・攻めるべき時は、」

 

 

 

 

 

三日後 20時 市内遊園地 コントロールルーム

 

 

子供「えーもう帰るの!?まだあーそーびたーい!」

 

親「そんなこと言ってると置いてけぼりにしちゃうわよ。」

 

 

ワイド「―――ご主人、閉園時間まであと1時間程度です。」

 

探偵「ん。まあどちらかと言えば閉園してからが正念場だろうけどさ。」

 

お嬢「本当にここにチームが集まるの?」

 

そばかす娘「連絡メールじゃそう書いてあった。この遊園地も例の企業のグループ傘下だから、閉園時間後に融通が利くみたいね。この中のどこかであたしみたいな強盗チームリーダーがいるハズ・・・そいつらに話をつける事が出来るならば、あたし達の勝ち、なのね?」

 

探偵「そっ。この前のゴタゴタの一件もワイドが記録してくれているし。スタンスとしては、「今度の大規模強盗は既にリークされているから、泥船から降りとけ。ちゃんと今まで盗んだカードを返却か弁償するなら通報しない。」っていう、まあ脅しだよね。でもその分、この前の部長どもの映像っていう「法の場に立った時に絶対勝てる武器」を渡すからっていう「保障」を織り交ぜて。あくまで「既にリークした」だからな。「これからリークするぞ」だと、「その前に始末しなくちゃ」になり兼ねない。どうせちょっとした洗脳されているだろうしさ。」

 

お嬢「了解したわ。」

そばかす娘「分かった!」

 

探偵「とりあえず、だ。園内に連中がたむろしてないか探そう。・・・ワイドはお嬢さんと一緒に。そばかす娘は僕と一緒に行くぞ。」

 

 

・・・っぴ。

 

 

仮面神父「と、十分前に入口付近でカメラに映った映像と音声です。まあ予想通り彼らはやってきましたよ。」

 

サバゲー女「まんまと罠へ嵌ってくれたか。あのバカ。何故力あるものに歯向かうのだ・・・。」

 

仮面神父「ゥ~~~ん。では貴女自ら再教育をするのが相応しいのでは?」

 

サバゲー女「当然。裏切り者のそばかす娘は私が相手する。貴様は?」

 

仮面神父「そうですねぇ。探偵さん、と言いたいところですが、見せ場は上司に譲るべきですからね。あの金持ちのお嬢さんと踊りましょう。」

 

サバゲー女「・・・部長は「城」で待つそうだ。誘導は私がやる。いくぞ。」

 

仮面神父「ええ。行きますとも。」

 

 

 

 

 

 

・・・

 

探偵「中々いないな。・・・寒くないか?なんかココアでも飲んでいくか?それとも観覧車にでも乗っていくかい?」

 

そばかす娘「乗らねえよバカ・・・い、今はな///。大丈夫だし。これ以上アンタにお金借りるわけにはいかないよ。」

 

探偵「そ。まあ全く気にしない」ってのは、腹立つけど、そこまて思い詰める必要もないからな。」

 

そばかす娘「分かっている!!でもさ、実際問題500万円って額、大きいよ。まだ謝りに行ってない強盗した人たちもいる。強盗チームの子だって聞いてくれるかわからないし。て、アンタの根暗がちょっと移った・・・(妙な色々妄想)・・・なわけないし///」

 

探偵「酷い言われ様だな。まあでも。根暗になれただけ良かったよ。」

 

そばかす娘「はあ?」

 

探偵「なんて言うのかね。そういう細かい現実にグダグダ気分重くなれるのは、とりあえず最低限の生活あるから、というかな。「どうせ月曜日は学校くる、仕事ある、行きたくない」は、明日も変わらずあるって信じているから。ネガティブになれるのは、また明日もあってしまうのか、って家で安心して飯食えるから、ってね。」

 

そばかす娘「???普通そうじゃないのかよ?」

 

探偵「そういう普通の明日だの日常を確信できないからこそ、ありえない「希望」を作って前向きにしようとするんだよ。若いと特にね。・・・「革命」とか言い出したりとかさ。」

 

そばかす娘「~~~~~~///やめろよ///そういうネタは///」ぴしぴし

 

探偵「おうおう叩くな叩くな。だからな。実りのないポジティブなんかよりは、現実に生きている実感のあるネガティブの方がいいって事だよ・・・お嬢さんがいたら、「そういう回りくどいやり方の自己肯定、むなしくないの?」とか言いそうだな。」

 

そばかす娘「何となくわかったようなわからないような・・・けど励ましてくれているんだよな。・・・アンタ、お人よしだね。本当に。ありがと。」

 

探偵「へーへ。ついでにもう一つ感謝されておこうかな。これ、エクストラデッキに入れておきな。」ッ「カード」

 

そばかす娘「これは?」

 

探偵「「BK」の強化カード。確か「レッドデーモン」は盗品だったから返却したんだよな?どうせそれで勝ち筋減ったと思って。これまでのデュエル、君はとにかくパワーを追及して殴り合いを狙っていたけれど、本来のBKはもっと小技を効かせたテクニカルなデッキだ。それこそ、老獪なボクサーの様にな。」

 

そばかす娘「そういうモンなの?ひたすらリードブローで圧迫してパワー勝ちすればいいと思っていたけど。」

 

探偵「だからその発想がな、・・・そばかす娘、ディスク構えて。」

 

そばかす娘「え?・・・!!!」

 

 

ざッ!!!

 

サバゲー女「・・・弱いくせにノコノコと来やがって。利口になれよ馬鹿が…」

 

 

そばかす娘「先輩・・・ッ!!」

 

探偵「流石に見張られているよな、どうせ。」

 

サバゲー女「・・・部長は北エリアのアトラクション「ロストキャッスル」で、探偵。貴様を待っている。そこでこの件の決着をつけるそうだ。嫌とは言わないな?」

 

 

探偵「伝達ありがとう。直接交渉で解決できるなら都合がいいしありがたいよ。君が部長さんのところまで連れて行ってくれるのかな?」

 

サバゲー女「一人で行け。私はそこのバカな裏切り者に用がある。構えろ。」ウィン

 

そばかす娘「探偵さん。行って。この位一人で大丈夫だから。」うぃーん

 

 

探偵「分かった。・・・デュエルに勝つのは別に、高くて持っている奴だけじゃない、からな・・・がんばれ。」

 

そばかす娘「大丈夫だって!!さっさと行ってよ!!!」ばしん!!

 

探偵「暴力しないの。まあアレだ。後でな。」

 

たっ

 

サバゲー女「ふん。「企業」の力を裏切ったと思えば、今度はあの男の庇護に走ったか。弱い女の生き方そのものだな。色目でも使ったのか?」

 

 

そばかす娘「違う!!・・・確かにあたしは媚びて生きているのかもしれないけど・・・探偵の事をバカにするな!!」

 

サバゲー女「口答えするじゃあない。まさかお前。私に勝てるとでも思っているのか?お前が私に一度も勝てた事のないのを忘れているのなら、思い出させてやるよ!」

 

そばかす娘「っく!!出たとこ勝負ッ!!」

 

 

デュエル!!!

 

 

 

・・・同時刻、アトラクション「海皇コースター」入り口付近。

 

 

お嬢「さっきからこっちの方に気配感じるのよね。」

 

ワイド「肯定。生体反応が多数あります。しかし、同時に話し声が全く関知されません。」

 

お嬢「?まさか寝ているとか・・・あるワケないわよね」

 

がさっ

 

 

レンジャー服の少年「ZZZ」

軍服風の少女「zzz」

その他大勢13人「Zzzzzz」

 

 

お嬢「マジで!?」

ワイド「彼ら彼女らが強盗チームであると推定します。」

 

お嬢「なんで呑気に寝ているのよ。強盗するならもっと気合入れて会議しなさいよ。バカじゃないの?」

 

ドクン!!!

 

ワイド「――――――反応―――――――あり。5年ぶり。です。」

 

お嬢「なにがよ・・・!人影・・・そこの木の裏にいるのは誰かしら?姑息に隠れているなら火つけるわよ?」

 

 

っす。

 

仮面神父「・・・ぅ~~ん。本当に蛮勇溢れるお嬢様だ。どの様な巡りわせでそうなったのでしょうかねぇ。」

 

お嬢「アンタは、クソ部長と一緒にいた、変態ね。この展開そのものは読めたけど。あの爆睡っぷりもアンタの仕業?」

 

仮面神父「どうでしょうかねぇ。どう思いますか?これだけの人数を争った形跡もなく眠らせるなんて。私に出来ると思いますか?」

 

お嬢「知らないわよ。知るワケないわよバカじゃないかしら?睡眠薬でも入れたんじゃあないの?・・・もしくはアンタが相当の体術の使い手、だったら、ちょっとヤバいけど。アンタ、暴力に頼るタイプ?」

 

仮面神父「成程成程。貴女は極めて現実性の高い方ですね。常に現実性の高い想定とその対策を考えている。だからこそ、一見ありえないような「野望」を、具体的な現実の計画として進めているのですねぇ。」

 

お嬢「質問ガンスルーなんて腹立つわ。」

 

ワイド「お嬢様。あの男は危険です。あの男から発する反応は。」

 

仮面神父「そんな貴女に、「奇跡」をお見せ、いやお魅せしましょう。「姫様」。お出で下さい。」

 

 

かっ!!!

 

 

❓❓❓「余に仕事をさせるなんて、貴様は本当に気に入らんのお。」

 

 

蒼き閃光とその化身。

花嫁のヴェールの様な翼。

人で非ず事を示す長く美しい尾。

 

まさか!!

 

 

ワイド「―――――精霊反応、100%、感知。」

 

 

仮面神父「さあ、決闘の時間です、「奇跡」、受け取りなさい。」

❓❓❓「霊憑きと戦うのは久しいのう。」

 

お嬢「・・・っ。上等よ。何が出てこようと、やるべき事を一つ。叩いて流してぶっ潰すだけよ!!」

 

デュエル!!!

 

 

 

30分後 アトラクション「ロストキャッスル」入り口。

 

探偵「・・・ふう。どうせ、またデュエルんだろうな・・・」

 

まあ正直なところ。冷静に考えて、相手からすれば僕を消せばいいのだから何もデュエルでダメージ食らわせなくてもいいんだよね。つまり。もっと物理的にコロコロしちゃえばいいわけで・・・くっそどうしよう。絶対そういう流れだよ。こんな事ならワイドも一緒に僕の方に来てもらえば良かったな。でもそれやると大人の尊厳ないしなぁ・・・あ、「今僕を殺すと実家に隠した真相を記録したデータファイルが公開される」とかハッタリしてみるのもアリだな。それなら殺されない・・・いや。そういうのよくスパイ映画であるけど、「じゃあ殺した後で徹底的に家探すわ」ってならないのかな。というか「殺したら自動で公開」ってなんだよ冷静に考えて。くっそ、もうボク詰んでないか、どうしよ、今からでもセキュリティに頼、

 

 

ぎいいいいいいいいいいい ばタン

 

・・・アトラクションの扉があいた。

早く来いって事か。考える暇も与えさせてくれない、か。

 

ま、考えてもしょうがないんだよね。なにが出てくるかは知らないけど、どうせ、あの頃に比べれば大した事なんてないし。

 

行くか・・・・

 




今回は決闘3本立て
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