生きるか死ぬか、0から始まるゴールドラッシュ!
第九話 大決闘時代の冒険者達
デュエレスト社員一斉逮捕事件より ・・探偵事務所4月24日
忙しなくパソコンへの向かう探偵と、少し血行の良くなった頬をムスーと膨らませる、そばかす娘。
探偵「・・・」かちゃかちゃかちゃかちゃ
ワイド「―――――肯定。クリア。―――――否定。再開」ヴィーん
そばかす娘「たんてェー。飯食おうぜー。うどんだよー。」
探偵「先食べていて」かちゃかちゃかちゃかちゃ
そばかす娘「のびちゃうよ!!折角作ったのに!!」
探偵「ん」かちゃかちゃ
そばかす娘「そんなパソコンに引っ付いてさ!!何やっているのか知らないけど、いい加減休んでよ!!アンタ体こわすよ!!!」げきおこォ!!
探偵「ごめ、わぁ!?」
そばかす娘「はい食卓に強制転移~~。食うよ!!!」がし
探偵「ちょ。ちょっとあと少しいま」
ワイド「―――――――否定―――――。ご主人、食事にしましょう。機械的には疲労はありませんが、ご主人には体力という限りがあります。」
探偵「・・・分かったよ。」
そばかす娘「ちぇ。あたしのいう事は聞かないくせにワイドさんのいう事はちゃんと守るのかよ。」ふん
探偵「ごめんごめん。すまない。」
そばかす娘「いいよ。んじゃ」
「「いただきます」」
・・・・
探偵「御馳走様でした。」
そばかす娘「お粗末。でさ」どすん!
探偵「!?」びくっ
明らかに不機嫌そうな顔を向けて仕事に戻ろうとする逃げの一手を潰しに掛かるそばかす娘。腐っても元強盗チームの首領。ちょっとしたドスの利かせ方は理解している。
そばかす娘「いい加減話してくれよ。ここ一か月ずっと調べていた事をさ。そりゃあたしはガキだしバカだけどさ。ちょっと位信用してくれてもいいじゃないか。」むすー
探偵「・・・そうだね。悪かったな。あの事件以来、結構調査に専念しちゃっていたし。」
そばかす娘「結構どころか完璧にだよ!というか!居候し始めたばっかりなのに放置過ぎて気まずかったよ!!料理位しか恩返し出来てないしさ!!」
探偵「あー。そっか。道理で美味しくなっていたわけだ。レパートリーが増えたのも、そーゆう。」
そばかす娘「そうだよ!!アンタ、堅い顔して話しかけにくかったしさ!!!料理で語るしかないじゃん!!!」
探偵「いやあ美味しかったよ。特にこの前の酢で煮た鶏肉とか。」
そばかす娘「そう思うならその時言ってよバカ!!!」
探偵「あーすまんなー。」
そばかす娘「で、そうよ。探偵さん。何を調べていたのよ?なんかセキュリティにも行っていたみたいだけどさ。」
探偵「ん。この前の首謀者の部長さんさ、言動がかなり危うかったのは覚えているよな?」
そばかす娘「確かに。こういう事言っちゃいけないけど、アイツってあんなアタマヤバい奴だったけ?もっと屑いというか、ゲスいというか。あんな興奮しちゃうタイプじゃなかったと思う。大体、デュエルはアイツにとってあくまで手段の一つなのに、結局精神攻撃込みとはいえデュエルでの問題決着だけしか用意してなかったし。」
探偵「正にそう。あの時、部長さんは正常じゃなかった。「興奮」「理性の欠如」「攻撃衝動」…あとアレだ。「短絡的行為」。そういう印象を受けた。・・・ま、僕もあの時は似たような感じだったか。ハハ。」
そばかす娘「いや全然笑えないからなそれ。「アンタのソレ」はそれで、滅茶苦茶聞きたんだからな?」
探偵「・・・藪蛇った。あー話戻すと、あの異常は、人為的に起きたものだった。セキュリティに聞いたところ、確保されてからもしきりに「デュエル」を求めているそうだ。「デュエルさせろ!!デュエルさせろ!!」ってな。」
そばかす娘「なにそれ。」
探偵「あまりにも状態が異常だから病院で検査をしたそうだよ・・・結果は当然、黒。脳の一部から無尽蔵にアドレナリンが出ていて、しかも神経に伝達信号も狂っていたそうだ・・・何ていうか知っている?」
そばかす娘「・・・?わからないけど。」
探偵「「麻薬症状」。この場合は「デュエル」することに対して異常な程の快楽を発生させて、依存させる。そんなモノ。」
そばかす娘「げェ、アイツ薬物やっていたの?」
探偵「いや。薬物をやっていれば本来出るはずの身体的症状は全くなかったそうだ。」
そばかす娘「そんな事ってあるの?」
探偵「普通はない。恐らく、脳内麻薬を生み出す何らかの手段・・・恐らく「映像」だろうな。。あの人は「観た」って言っていたし。「サブリミナル」なり科学の力なり、下手すりゃオカルトな方法で観た人に「デュエル」への執着をさせる、呪われた「映像」。・・・今、セキュリティと協力してその出所を調査している。特にお嬢さんを倒した「仮面神父」…彼だけは行方くらましてるし目下関係者と見て、背景を洗いざらいにしているんだ。悪かったね、ほったらかしにしちゃって。」
そばかす娘「ううん。こっちこそよく分かってないのにグチャグチャ言ってごめん。・・・その、なんていうか。あたしじゃ頼りになれないかもしれないけどさ。辛い事あったら言ってくれよ。アンタがあたしにしてくれたみたいに。あたしだってこうアンタを助けたいんだからさ。」
探偵「・・・メンコいなー。」
ワイド「肯定です。」
そばかす娘「ちょ///バカにすんなし!!//」
探偵「本当にメンコいわー。お嬢さんもこの位メンコいといいんだけどなー。」
そばかす娘「そういうやアイツ最近来ないな。弟子入り修業しているのに良いのか?」
探偵「大丈夫。彼女には幾つか宿題を出しているし。」
そばかす娘「宿題?」
探偵「ん。あの子。この前負けたのが相当悔しかったみたいでね。今までやりたがらかったデッキ改造とかもやるようになったし。ま、明日あたり来ると思うよ。」
そばかす娘「へー・・・」
探偵「君も欲しいカードあるなら買ってあげるからな?」
そばかす娘「いらねえよ!!あたしを甘やかすな!!」
探偵「本当に?」
そばかす娘「う・うん」
探偵「ウソつけ。この前「セスタス」で勝てた時嬉しかったのだろう?新しいカードで勝てる時は最高の瞬間だ。そして今度は別のカードを入れ始め、あの瞬間を再現しようとする・・・何も、「脳内麻薬」だけじゃない。誰だって少なからず中毒者なんだよ。前にも言ったけれど「素直になって」。」
そばかす娘「~~~。必ず、働いて返す。アルバイト先ももう見つけているし。だから少し前借したい。お願いします。」
探偵「Ok。いいよ。」
そばかす娘「よっしゃ!」
・・・・同時刻 デュエル塾 「スカイエイジ」
決闘用ドームに約50人の生徒達が集まる。その誰もが声を抑え、頭に広がる興奮を隠そうとするも、荒い呼吸を隠せず、結局熱気が包みつつある。
教師達が入場すると更に沈黙がこの場に加えられた。
そう。今日は。
塾講師「諸軍らは待ちに待っていただろう。本日は塾内ランキング戦を行う!!」
生徒たち「「「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」」」」」
塾講師「ルールはスタンダード4000のスタンディングデュエル、一本勝負だ。今から順に行うので呼ばれた学生番号の者は前に出ろ。№12、№16!!」
お嬢「はい!!」
デブ「はい。」
塾講師「第一試合は君たちからだ。期待しているぞ。」
お嬢「もちろんです。」
デブ「はい。ありがとうございます。」
すたすたすた
塾生徒A「うわー「暴食」と当たっちゃったっか~~。お嬢辛いなー。」ぼそ
塾生徒B「あの人そんな強いんですか?」ひそひそ
塾生徒A「君、知らないの?デブはうちの塾で一番強いんだよ。ジュニアユースでも入賞しているし。」ひそ
塾生徒B「へー。対戦する女の子の方は?」ひそ
塾生徒A「あっちも強いけどね。うちじゃ3番目位に強いかな?強いしカッコいいデュエルするんだけどどうも安定しないというか。デブの方は逆に超タフで安定して強いっていうタイプだし。ちょっと厳しいかな。」ひそ
塾生徒A「それに。あのデブ、今日の試合に勝てば勝率7割越えて、ジュニア段位が上がるんだって。気合が違うよ。」
・・・聞こえているわよ。全く、勝手に敗戦濃厚めに見てくれちゃって。確かにこの相手はかなり強い。
悔しいけど格上、かしら。
デブ「ふう~~~~はーーーーーー」
お嬢「そんなに深呼吸するとまたお腹減るわよ」
デブ「はは。緊張しちゃってさ。お嬢相手だと何されるかってビクビクしちゃうよ。でも嬉しいよ!!お嬢って派手でカッコいいしさ!!いい勝負しようぜ!!」
そう。一番腹が立つのは、コイツ、超イイ奴なのよね。無駄に爽やかだし、大らかだし。デブのくせにとか言えない程に。・・・しかも彼のキャリアアップがかかったデュエル。普通ならちょっとでも躊躇すべきなのだろうけど。
デブ「よ~~しいくぞ!」
だからこそ、この勝負は貰う・・・あたしの野望は、広いデュエル世界の中で誰もが知るべき存在になる事。イイ奴だろうが悪い奴だろうが、出世も降格も、知ったことじゃない。「今」「負けない」「勝つ」。三つの言葉で十分だわ。
お嬢「ククク。お願いするわ。」
デブ「さあ勝負!!」
「「デュエル!!」」
デブ VS お嬢
デブ「先行は俺だ!うわ・・・行くよ。「終末の騎士」を召喚!召喚成功して、墓地に闇属性を送る・・・「ゾンビキャリア」を送る!更にカードをセット。それでターンエンドっさ!!」
お嬢「私のターン。ドロー!!・・・手札より永続魔法「召喚雲」発動。このカードは場にモンスターがいない場合、手札、または墓地より雲魔物を特殊召喚できる。現れなさい。「雲魔物アシッドクラウド」」
召喚雲 永続魔法
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、自分の手札または墓地からレベル4以下の「雲魔物」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。この効果は1ターンに1度だけ自分のメインフェイズに使用する事ができる。墓地から特殊召喚した場合はこのカードを破壊する。
雲魔物アシッド・クラウド 効果モンスター 星4/水属性/天使族/攻 500/守 0
このカードは戦闘によっては破壊されない。このカードが表側守備表示でフィールド上に存在する場合、このカードを破壊する。このカードの召喚に成功した時、フィールド上に存在する「雲魔物」と名のついたモンスターの数だけこのカードにフォッグカウンターを置く。このカードに乗っているフォッグカウンターを2つ取り除く事で、フィールド上の魔法または罠カード1枚を破壊する。
お嬢「更にもう1枚の「アシッドクラウド」を召喚。効果発動よ。自身を含めた場の雲魔物分、雲魔物カウンターを乗せる。つまり2カウンターよ」
デブ「げ~っと。それの効果って魔法か罠破壊だよね?」
お嬢「そうよ。2カウンターで1枚割れるわ。そのまま発動!セットカードを割るわ!」
デブ「ちくしょ!」
「禁じられた聖槍」⇒破壊
お嬢「ククク。削り成功。そのまま二体のアシッドクラウド・・・二体の天使族でエクシーズ召喚!!現れなさい、「フェアリーチアガール」!!!」
フェアリー・チア・ガール エクシーズ・効果モンスター ランク4/光属性/天使族/攻1900/守1500天使族レベル4モンスター×2
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。デッキからカードを1枚ドローする。「フェアリー・チア・ガール」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
デブ「げえ嫌らしいな!」
お嬢「貴方のエースに比べれば可愛いものよ。チアガールの効果発動、オーバーレイユニットを一つ送り、1枚ドローするわ。ドロー。そしてバトル、終末の騎士に攻撃!」
デブ「いたたたた!」
フェアリー・チア・ガール攻撃力1900 VS 終末の騎士攻撃力1400
デブライフ 4000-500=3500
お嬢「イイ感じにダメージ1ね。このままターンエンドよ。」
塾生徒B「アレ?あっちの女の子の方が優勢みたいだけど?」
塾生徒A「いや。こんなケチな差はすぐに埋まっちゃうんだよ・・・あのデブにかかるとな。」
デブ「俺のターン、ドロー!・・・よし。いくっか!!相手だけにモンスターがいる時、手札からレベル5モンスター、「バイスドラゴン」をステータスを半減させて特殊召喚できる!」
バイス・ドラゴン 効果モンスター 星5/闇属性/ドラゴン族/攻2000/守2400
(1):相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。この方法で特殊召喚したこのカードの元々の攻撃力・守備力は半分になる。
デブ「そして、手札からレベル3チューナーモンスター、「ダークリゾネーター」を召喚!」
お嬢「来るわね・・・!!」
塾生徒B「この組み合わせ、レッドデーモンズド」
塾生徒A「じゃないんだなぁ。」
デブ「レベル5のバイスドラゴンに、レベル3のリゾネーターをチューニング・・・シンクロ召喚!!」
「食って食って食って。その勇ましき貪りが、勇者を退く盾になる!!」
「出でよ、「魔王龍ベエルゼ」!!!」
魔王龍ベエルゼ シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守3000 闇属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードは戦闘及びカードの効果では破壊されない。また、このカードの戦闘または相手のカードの効果によって自分がダメージを受けた時に発動する。このカードの攻撃力は、そのダメージの数値分アップする。
鉄壁の体を持つ魔王降臨…!
お嬢「出たわね、「蠅の王」・・・!」
デブ「よっしゃいくぞおおおおおお!!イエイ!ベエルゼ!!チアガールへ攻撃!」
お嬢「ッく!」
魔王龍ベエルゼ攻撃力3000 VS フェアリーチアガール攻撃力1900
お嬢ライフ 2900
デブ「よしよし!!こりゃいい感じだ!これでターンエンド!!」
お嬢(魔王龍ベエルゼ・・・攻撃力3000ってだけでなく、戦闘・効果を問わず破壊されない超耐久モンスター。こいつが突破できず押しつぶされるかのように負けた塾生徒が沢山いるのよね。・・・まさにBloo-Dが欲しい場面だわ・・・もしくは・・・あのカードでも・・・)
お嬢「ドロー!!!「こっち」がきた!!」
デブ「?」
お嬢「ククククク。探偵さんの宿題への「回答1」、さっそく活躍させるわ・・・手札より、雲魔物タービュランスを召喚!効果により場の雲魔物の数だけフォッグカウンターを、1つ乗せる!そしてカウンターを取り除き、「雲魔物スモークボール」を特殊召喚!!」
雲魔物-タービュランス 効果モンスター 星4/水属性/天使族/攻 800/守 0
このカードは戦闘では破壊されない。このカードがフィールド上に表側守備表示で存在する場合、このカードを破壊する。このカードが召喚に成功した時、フィールド上の「雲魔物」と名のついたモンスターの数だけこのカードにフォッグカウンターを置く。また、このカードに乗っているフォッグカウンターを1つ取り除く事で、自分のデッキまたはお互いの墓地から「雲魔物-スモークボール」1体を選んで特殊召喚する。
雲魔物-スモークボール
通常モンスター 星1/水属性/天使族/攻 200/守 600
小さな小さな雲魔物の子供雲。ひとりぼっちが大嫌いで、仲間達とそよ風に乗ってゆらゆらと散歩をするのが大好き。
デブ「Bloo-D!?・・・ではないか。リリース1体分ないし。」
お嬢「ククク。ご期待に添えなくて申し訳ないわ。」
デブ「添わなくていいよ!全力で!!でも、どうするつもりだい?まさかそのままターンエンドなワケないよね・・・あのドッキリビックリデッキのお嬢がさあ。」
お嬢「私そんな認知なの?まあいいわ。当然よ。魅せてあげる。私の新たな輝き!!手札より魔法カード、「ターンホイザーゲート」を発動!!!」
デブ「何い!?そのカードは!!レベルを!」
お嬢「そうよ、攻撃力1000以下の同じ種族のモンスター二体のレベルを、レベルの和の値に揃える!タービュランスとスモークボールをレベル合計の、「5」にするわ!!」
ターンホイザーゲート 通常魔法
自分フィールド上の攻撃力1000以下で同じ種族のモンスター2体を選択して発動できる。
選択した2体のモンスターは、その2体のレベルを合計したレベルになる。
デブ「って事は・・・」
お嬢「そう、出される答えは、二体のレベル5モンスターでエクシーズ召喚!!!」
「腕力も加護も、この輝きの前には共に凍てつき果てる!!お出でなさい、No.94 極氷姫クリスタル・ゼロ!!」
No.94 極氷姫クリスタル・ゼロ エクシーズ・効果モンスター
ランク5/水属性/戦士族/攻2200/守1600水属性レベル5モンスター×2
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターの攻撃力は、自分のエンドフェイズ時まで半分になる。この効果は相手ターンでも発動できる。
塾生徒s「「「「「おおお!」」」」
お嬢「そして更なる進化!!クリスタル・ゼロに重ね、エクストラデッキからFA-クリスタル・ゼロ・ランサーをエクシーズ召喚!!」
FA-クリスタル・ゼロ・ランサー
エクシーズ・効果モンスター ランク6/水属性/戦士族/攻2200/守1600 水属性レベル6モンスター×3
このカードは自分フィールド上の水属性・ランク5のエクシーズモンスターの上にこのカードを重ねてエクシーズ召喚する事もできる。このカードの攻撃力は、このカードのエクシーズ素材の数×500ポイントアップする。フィールド上のこのカードが破壊される場合、代わりにこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事ができる。また、1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。相手フィールド上の全てのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
美しき氷の戦士が槍を片手に魔王へと対峙するッ!
デブ「こりゃ予想外過ぎるわ・・・しかも綺麗だな・・・って攻撃力3700!?」
お嬢「そうよ。エクシーズ素材の数×500のアップよ。更に、オーバーレイユニットを使い発動!!相手フィールドモンスターの効果をこのターン無効かする!!」
デブ「おおう!?」
FAクリスタル・ゼロ・ランサー 攻撃力3200に
魔王龍ベエルゼ⇒効果無効
お嬢「ベエルゼの破壊耐性もこれで消え去った!!バトルよ。ゼロランサーでベエルゼを切り拓く!!」
デブ「うわあああああああ!!」
お嬢「「ゼロ・ブラックアリエル!!」」
魔王龍ベエルゼ⇒破壊
デブライフ 3300
お嬢「ベエルゼ狩りコンプリート。これでターンエンドよ!!」
お嬢(流れはこっちに来てる・・・ってのは早計かしら?でも、FAクリスタル・ゼロ・ランサーは破壊耐性もある・・・ベエルゼ主体のデッキなら対抗策はそこまでない・・・いや、そうでもないわ。考えるのよ私。例えば、墓地に眠るゾンビキャリアとレベル4で、レベル6のバウンズ効果シンクロモンスター、バルガンあたりとか・・・ゾンビキャリアの蘇生効果が起点になるだろうし・・・)
ゾンビキャリア チューナー(効果モンスター)星2/闇属性/アンデット族/攻 400/守 200
手札を1枚デッキの一番上に戻して発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールド上から離れた場合ゲームから除外される。
デブ「俺のターン・・・ドロー!!よしよし!!きた!!!魔法カード「死者蘇生」だ!!」
お嬢「!!ストレートに来たわね!!」
デブ「蘇生させるのは当然「魔王龍ベエルゼ」!!!」
魔王龍ベエルゼ⇒蘇生
お嬢(ッ!!彼の手札なんて分からないけど!死者蘇生+召喚権+ゾンビキャリアがあればバルガンなりなんなりで突破できるのに・・・あくまでベエルゼなのね!・・・彼は恐らく安定+確実性主義・・・ゾンビキャリアを使うときは本当に決めに来るとき・・・!)
デブ「バトル!!ベエルゼでFAクリスタル・ゼロランサーへ攻撃!!」
塾生徒A「自爆特攻だとお!?」
デブ「俺は200のダメージを受けるが・・・ベエルゼは破壊されない!!更にベエルゼ第二の効果!!このカードにより受けた戦闘ダメージを自らの攻撃力に加える!!」
お嬢「ッ!!」
デブライフ 3100
ベエルゼ攻撃力3200
デブ「ターンエンド・・・うーん。ちょっと足りない気もするけど・・・」
お嬢「ドロー。本当、試験日が今日で良かったわ。もう少し遅かったら今私負けていたわね。」
デブ「あはは。そんなこと言ってもしょうがないよ。」
塾生徒s「???」
デブ「それに、今でも十分お嬢に勝つことは出来るって信じているしね。」
お嬢「言ってくれるわね。・・・悔しいけど実際、動けないわ。モンスターをセット。クリスタルゼロランサーも守備にしてターンエンドよ。」
塾生徒B「え?なんで?さっきみたいにまた効果無効にして倒せばいいじゃん!」
塾生徒A「ばかだなあ。効果無効にしてエクシーズ素材を送ったら、攻撃力が2700まで下がって普通に力負けしちゃうだろ。」
塾生徒B「あ、そうか!じゃあさっきの自爆特攻は。」
塾生徒A「プレッシャーかけでしょ。攻撃をあげて着々と攻撃するつもりだよ」
お嬢(嫌なやり方!!探偵さんが「壊して造るデュエル」、仮面神父が「システムに押し込めるデュエル」なら、彼のデュエルは「押し潰すデュエル」・・・圧倒的にタフすぎる・・・!クリスタル・ゼロ・ランサー
にもオーバーレイユニット分の破壊耐性はあるけれど・・・このままじゃ・・・)
デブ「ドロー!よし、ダーク・グレファーを召喚!!」
ダーク・グレファー 効果モンスター 星4/闇属性/戦士族/攻1700/守1600
このカードは手札からレベル5以上の闇属性モンスター1体を捨てて、手札から特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、手札から闇属性モンスター1体を捨てる事で、自分のデッキから闇属性モンスター1体を墓地へ送る。
お嬢(セットしているのはただのスモークボール・・・手札には雲魔物アルトスにモンスターの羊雲。それからサルベージ・・・このまま。ジリ損になるのなら・・・)
デブ「バトルフェイズ!ベエルゼでセットモンスターを攻撃!!更にダーク・グレファーで守備表示のゼロランサーを攻撃だ!!」
お嬢「セットモンスターはスモークボールで破壊される。そしてFAクリスタル・ゼロ・ランサーの効果・・・発動しない!!」
デブ「何ィ!!破壊耐性を使わないだと!!」
スモークボール⇒破壊
FAクリスタル・ゼロ・ランサー⇒破壊
デブ「何を狙っているんだ、お嬢!!」
お嬢「ククク。戦略的敗北だわ。」
デブ「・・・嘘、じゃないんだよな、お嬢の場合。ターンエンドだ。その戦略、見せてもらう。」
お嬢「ドローよ。てよし!!最高の一枚が来た!!!まず「サルベージ」発動よ。攻撃力1500以下の水属性モンスター二体を墓地から手札に戻す!「アシッド」と「タービュランス」を手札に!そして場の「召喚雲」の効果で「アシッドクラウド」を特殊召喚!その上で「タービュランス」を召喚!雲魔物カウンターを2つ乗せる!そしてデッキより「スモークボール」を二体特殊召喚!!」
スモークボール×2体
お嬢「まずは小技から・・・レベル1のスモークボール二体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!!」
デブ「!!」
お嬢「戦闘の守護者、「No.39 希望皇ホープ・ルーツ」を守備表示でエクシーズ召喚する!」
No.39 希望皇ホープ・ルーツ エクシーズ・効果モンスター ランク1/光属性/戦士族/攻 500/守 100
レベル1モンスター×2
自分または相手モンスターの攻撃宣言時、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
そのモンスターの攻撃を無効にし、そのモンスターがエクシーズモンスターだった場合、このカードの攻撃力はそのモンスターのランク×500ポイントアップする。
デブ「なんだよビックリしてまた汗出たよ。・・・召喚雲の発動の為わざと「クリスタル・ゼロ・ランサー」を破壊させたのは分かったよ。でもそれで出てくるのがコレってちょっとな。」
お嬢「慌てないで頂戴。あくまでこれは小技。本筋はこっち・・・!!タービュランスとアシッドクラウドでオーバーレイ!!!エクシーズ召喚、ランク4!!!「バハムート・シャーク」!!!」
バハムート・シャーク エクシーズ・効果モンスター ランク4/水属性/海竜族/攻2600/守2100 水属性レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。水属性・ランク3以下のエクシーズモンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。このターンこのカードは攻撃できない。
お嬢「バトル!バハムートシャークでダーク・グレファーを攻撃!!」
デブ「そっちか!」
バハムートシャーク攻撃力2600VSダーク・グレファー攻撃力1700
ダーク・グレファー⇒破壊 900ダメージ
デブライフ 2200
お嬢「・・・メインフェイズ、2。セットはしなくていいのよね。相手のセットないし。「マインドクラッシュ」とか使わないだろうし。」
デブ「?」
お嬢「ククク。一見劣性、一手逆襲。既に我が手中に魔王は捉えた!!バハムートシャークの効果発動!!オーバーレイユニットを一つ使い、エクストラデッキから水属性のランク3以下のエクシーズを特殊召喚する!!出でよ、「No.30」!!」
デブ「!!!」
塾生徒A「でたあああああああ!!!最低のコンボ!!」
お嬢「「破滅のアシッド・ゴーレム」!!!」
No.30 破滅のアシッド・ゴーレム エクシーズ・効果モンスター ランク3/水属性/岩石族/攻3000/守3000
レベル3モンスター×2
自分のスタンバイフェイズ時、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除くか、自分は2000ポイントダメージを受ける。このカードのエクシーズ素材が無い場合、このカードは攻撃できない。このカードがフィールド上に存在する限り、自分はモンスターを特殊召喚できない。
デブ「うげええ!!えげつないのくるのか!?」
お嬢「当然!!魔法カード「強制転移」発動!!「アシッドゴーレム」と「ベエルゼ」を交換する!!」
デブ「くるなよ!!!くるなよ!!!ぎゃああああああ!!」
アシッドゴーレム⇔魔王龍ベエルゼ
お嬢「ククククク!!!「魔王龍ベエルゼ」!!!確かに頂いたわ☆「「あしっどごーれむ」をかわいがってね」?」
デブ「この~~~~!!外道!下衆!!大悪党!!!」
お嬢「ククク。最高の気分よ。ターンエンド。さあ酸の海に溺れなさい!!」
塾生徒B「えーっと?」
塾生徒A「はぁ。あのね、あのエクシーズモンスターはオーバーレイユニットがないと、特殊召喚と自身の攻撃が出来ないの。しかも、スタンバイ時に2000ダメを持ち主に与える・・・そーゆうモンスターを押し付けたの。」
塾生徒B「え!!そんなの詰みじゃん!!」
デブ「はーはーはーはー。」だらだら
お嬢「ククク。汗まみれよ。豚骨ラーメンでも作るのかしら?そんなに緊張しないでよ?」
デブ「全く・・・だからお嬢とのデュエルは嫌なんだよ。結局こういうワケ分からない追いつめられ方しちゃうしさ・・・でも。まだ俺のチャンスは・・・ある!!ドロー!!!」
デブ「!!!」
お嬢「スタンバイフェイズ!!クク、2000ダメージを喰らいなさい!!!」
デブ「ぐわあああああああああああああああ!!!!」
塾生徒s(完全にお嬢が悪者だよね・・・)
デブライフ 200
お嬢「ククククク!!残念ね。ベエルゼがいたなら攻撃力2000Upだったの・・・!!」
デブ「っふ」にやり
お嬢「!!!」
デブ「・・・本当ならさ。今回、すごい手札事故なんだよね。この手札。このドロー。なのにその事故こそが僕を助けるのだから・・・デュエルって本当楽しいよな!!」
デブ「行くぜええ!「アシッドゴーレム」をリリース!!手札から、「D-HERO ディアボリックガイ」をアドバンス召喚!!!」
お嬢「そんな!!!リリースで処理された!?」
D-HEROディアボリックガイ
効果モンスター(準制限カード) 星6/闇属性/戦士族/攻 800/守 800
自分の墓地に存在するこのカードをゲームから除外して発動する。自分のデッキから「D-HERO ディアボリックガイ」1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
デブ「今こそ!!勝機来た!!手札をデッキの一番上において、墓地の「ゾンビキャリア」を蘇生させる!そしてレベル6のディアボリックガイとレベル2チューナー、ゾンビキャリアでシンクロ召喚!!!」
お嬢「この局面でまたなの!」
デブ「何度倒れても、時を超えて蘇る!!それが我が魔王!!!現れろ!!「魔王龍ベエルゼ」!!!」
「「「「おおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」」」」」」
デブ「バトル!!ホープルーツへ攻撃!!」
お嬢「させない!!ホープルーツの効果!!オーバーレイユニットを送り、戦闘を無効に!!」
デブ「ふん!ターンエンド!」
お嬢(不味いわ。こっちの必殺の手筋・・・転移アシッドゴーレムをいなされた!!しかもベエルゼの展開までされたし・・・こっちにもベエルゼはいるしホープルーツで防御できるとはいえ、「ツキ」が傾いている・・・。ここは堅く守りきらないと!!)
お嬢「ドロー!!・・・モンスターをセット。更にカードをセット。ターンエンドよ」
デブ「よっしゃ!ふううううううううううううう。助かったぁぁぁぁぁぁ!!」
お嬢「?」
デブ「いやさ。お嬢の事だからこのターンに早速逆襲してくるかと思ってさ。心臓バッキバッキだよ。」
お嬢「人を妖怪か何かの様に言わないで頂戴。こんなに美人に言うなんて失礼だわ。」
デブ「うわ~~~ぁ。ま、でも。これで済んだなら、俺の勝ちだ。」
お嬢「!?」
デブ「この「ドロー」こそ。現時点、俺の最大の切り札。行くぞおおおドロー!!!!!」
お嬢「まさか!!!ゾンビキャリアでデッキに戻したのは!!!」
デブ「言ったよな!「この初手手札、事故だ」って・・・魔法カード発動「ランクアップマジック「ザ・セブンス・ワン」発動!!!これが止めだ!!!」
RUM-七皇の剣(ザ・セブンス・ワン) 通常魔法
自分のドローフェイズ時に通常のドローをしたこのカードを公開し続ける事で、そのターンのメインフェイズ1の開始時に発動できる。「CNo.」以外の「No.101」~「No.107」のいずれかをカード名に含むモンスター1体を、自分のエクストラデッキ・墓地から特殊召喚し、そのモンスターと同じ「No.」の数字を持つ「CNo.」と名のついたモンスターをその特殊召喚したモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。「RUM-七皇の剣」の効果はデュエル中に1度しか適用できない。
お嬢「最悪過ぎる・・・!!出すのは!この場合!!」
デブ「「最大」!!!伝説の存在がお嬢を打ち抜くぜ!!!「No.107 銀河眼の時空竜」をエクストラデッキから特殊召喚し、そして…時を超えた世界に「CNo.107 超銀河眼の時空龍」!!!喰らい尽くぜえ!」
放たれる混沌たる七つの光。
やがて黄色の輝きに収束すると、タキオンドラゴンが顕現。更に時の支配者たる強大なる三つ首の龍、ネオタキオンへと進化した!
CNo.107 超銀河眼の時空龍 エクシーズ・効果モンスター
ランク9/光属性/ドラゴン族/攻4500/守3000レベル9モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。このカード以外のフィールド上に表側表示で存在する全てのカードの効果はターン終了時まで無効になり、このターン、相手はフィールド上のカードの効果を発動できない。また、このカードが「No.107 銀河眼の時空竜」をエクシーズ素材としている場合、以下の効果を得る。●自分フィールド上のモンスター2体をリリースして発動できる。このターンこのカードは1度のバトルフェイズ中に3回までモンスターに攻撃できる。
「「「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」」」」」」」
お嬢「攻撃力4500のネオタキオンドラゴン!!!」
お嬢(っ~~~~~~~~~~~~!!!初手から事故していた「七皇の剣」を!!ゾンビキャリアの蘇生効果のデメリットでデッキトップにしやがったのね!!!タキオンドラゴンの効果は!!!正に殲滅!!!何より!!)
塾生徒B「いけええ!!ネオタキオン!!!」
塾生徒A「かっけえええ!!!お嬢をぶっ倒せえ!!!」
ジャッジ「ふむ。これはグッときますね。」
塾講師「彼は前から「ベエルゼ」に頼りきり、それ以上の打点や攻め方を考えていない傾向がありましたが・・・どうやら打ち開いた様ですね。それもあくまで理性で考え抜かれている。」
お嬢「完~~~~~~~~~全に魅せられたぁぁぁぁぁぁあ!!!!私がヒール!?許せないわ!」
デブ「いくぞおおお!!!!俺の全力!!!手札から「ダークリゾネーター」を召喚!!加えて、墓地の「D-HEROディアボリックガイ」を除外する事で、デッキからもう一枚のD-HEROディアボリックガイを特殊召喚する!!!」
デブ「ここで!!ネオタキオンの効果発動!!!場のモンスター2体、「D-HEROディアボリックガイ」「ダークリゾネーター」をリリースして、ネオタキオンはこのターン、相手モンスターを3回攻撃出来る!!」
お嬢「殲滅効果!!!」
デブ「更に念には念を!!ネオタキオンのオーバーレイユニットを一つ墓地に送り!!!このカード以外のフィールド上に表側表示のカード効果はターン終了時まで無効!!そしてこのターン中、お嬢はフィールド上のカードの効果を発動できなくなる!」
ベエルゼ⇒効果無効
召喚雲⇒効果無効
ホープルーツ⇒効果無効
セットカード⇒発動不可
デブ「・・・ベエルゼにダメージを攻撃力に変換する効果があって良かったよ。自分のエース相手に三回サンドバックにする勝ち筋なんて選びたくないってね。バトルだ!!」
ジャッジ(・・・女子生徒のモンスターは相手からから奪った「ベエルゼ」、「ホープ・ルーツ」「セットモンスター」・・・ネオタキオンによる三回攻撃で殲滅+前ターンに出した「ベエルゼ」・・・4回の攻撃。こりゃ決まりそうだな。気持ち、ウィナーコールの準備しとくか。)
お嬢「!!!」
デブ「ネオタキオンの無効効果で「ホープルーツ」の戦闘回避も、「ベエルゼ」の超耐性も封印された!!まずはネオタキオンでベエルゼを攻撃!!!一撃目ェェェェええええ!!!」
お嬢「ぐぎゃあああああああああ!!!!!」
ネオタキオン攻撃力4500 VS 魔王龍ベエルゼ攻撃力3000
⇒魔王龍ベエルゼ破壊 お嬢ライフ2500-1500=1000
デブ「許せベエルゼ!!!続いて!!ホープルーツを攻撃!!2撃目ェェェェェええ!!!」
お嬢「くううううううう!!!!」
ホープルーツ⇒破壊
デブ「そして3度ェェェェ!!!セットモンスターに攻撃!!!」
お嬢「このまま・・・負けてたまるかあああああああ!!!セットモンスターは「雲魔物―羊雲」!!!戦闘破壊されたときフィールドに「羊雲トークン」を守備表示で2体特殊召喚する!!!」
デブ「なに!!!」
お嬢「このカードは墓地発動!!!ネオタキオンの効果のフィールドでの発動拒絶の範疇ではない!!!悪いけど、あたし、もう負けるわけにはいかないのよ!!!その程度で潰されてたまるか!!!」
雲魔物―羊雲 効果モンスター 星1/水属性/天使族/攻 0/守 0
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分フィールド上に「雲魔物トークン」(天使族・水・星1・攻/守0)を2体守備表示で特殊召喚する。このトークンは「雲魔物」と名のついたカード以外の生け贄召喚のための生け贄にはできない。
トークン2体⇒守備だし
デブ「!!!流石だよお嬢!!そのギリギリの貪欲さ!!執念!!!ベエルゼでトークンを1体を攻撃!!!」
トークン1体⇒破壊
デブ「ターンエンドだ!!さあ!!お嬢!!!この軍勢の前にどうするんだ!!!魅せてくれよ俺にさ!!!」
塾生徒A「耐え抜いたけれど。こんな状況、打点じゃ少なくとも越えようがない。どうするんだよ・・・」
ジャッジ(うーん、ちょっと長引いたか。まあすぐ終わるには変わりないかな。あんなの勝てる気がしないね。)
お嬢「・・・」
デブ(ここで終わる。ワケないだろう?僕が安定を貪る豚なら、君は勝利を貪る狼だ。・・・負けはしない、勝つ。優勢のはずだ。制圧はしたハズだ。なのに。このお嬢と戦っているとそんなモノが全部藁の家に見えてしまうのは何故だろう?粉々に破壊される様を観たくなるのは何故だろう?)
お嬢「いくわ。ドロー!!!・・・!!!最後の最後で!!魔法カード。「フォッグ・コントロール」発動!!雲魔物トークンをリリースして、貴方の場のベエルゼにカウンターを乗せる!!!」
デブ「!?!?何の意味が!?」
お嬢「な~~~んにも意味はないわ。ただこれでフィールドに雲魔物がいなくなった・・・これでフィールドの「召喚雲」を発動できる!!」
デブ「何!!ってそんなカードあったの忘れていた!!」
お嬢「このカードは手札からの特殊召喚だけじゃない!!このカードを墓地に送り、墓地の雲魔物を蘇生させる事も出来るわ!!」
召喚雲 永続魔法
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、自分の手札または墓地からレベル4以下の「雲魔物」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。この効果は1ターンに1度だけ自分のメインフェイズに使用する事ができる。墓地から特殊召喚した場合はこのカードを破壊する。
お嬢「この効果で墓地の雲魔物アシッドクラウドを蘇生させる!!更に!!手札から雲魔物アシッドクラウドを召喚!!」
デブ「レベル4が二体・・・ランク4で突破するつもりなのか!?このドラゴンたちを!!」
お嬢「・・・クククククククククククク!!!」
デブ「!?」
塾生徒s「!?」
お嬢「ククククク!!!ぁハハハハハハハハハハ!!!本当にデュエルって素晴らしいわ!!貴方が出した「ネオタキオン」故に私は追いつめられたけれど!!!それ故に私は貴方に勝つことが出来る!!!最期の最後の最後!!!魔法カード「ターンホイザーゲート」。発動よ!!!」
デブ「ここで!?ここで二度だと!?」
お嬢「覚えてるわよね?このカードは攻撃力1000以下の2体の同種族モンスターのレベルを合計した数値にする・・・!!レベル4が二体!!つまりレベル8に変化するわ!!!」
雲魔物アシッドクラウド×2⇒レベル8
デブ「!!!」
お嬢「行くわよ・・・レベル8の二体でオーバーレイネットワークを構築!!!エクシーズ召喚!!!」
殺戮の守護者!!!そのピアノ線で切り裂き、勝利を引き摺り込め!!!
「ランク8!!!No.15 ギミック・パペット-ジャイアントキラー!!!」
No.15 ギミック・パペット-ジャイアントキラー エクシーズ・効果モンスター
ランク8/闇属性/機械族/攻1500/守2500 レベル8モンスター×2
自分のメインフェイズ1でこのカードのエクシーズ素材を一つ取り除き、相手フィールド上の特殊召喚されたもンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターを破壊する。破壊したモンスターがエクシーズモンスターだった場合、さらにそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。この効果は1ターンに2度まで使用できる。
デブ「何ィィいいいいいいいいいいいいいいいい!?」
お嬢「終わりよ!!ジャイアントキラーの効果発動!!オーバーレイユニットを一つ墓地に送り!!特殊召喚されたモンスターを破壊する!!そして!!エクシーズモンスターの場合!!その攻撃力分のダメージで焼き切る!!!」
デブ「!!!」
お嬢「随分と!!!長くついちゃったけれど!!これが終点!!「デストラクション・キャノン」!!!」
デブ「ふ・・・ぐああああああああああああああああああああああ!!!!」
CNo.107 超銀河眼の時空龍⇒破壊
4500ダメージ!!!
デブライフ 200-4500=-4300
WINお嬢―LOSEデブ
ジャッジ「決着ウウウウ!!!」
お嬢「コンプリート!」
・・・休憩所。
お嬢「」ごくごくごくごく・・・
お嬢「ぷはぁ!!!生き返るわ。」
デブ「良い飲みっぷりだね、お嬢。」
お嬢「あら。貴方も何か飲みに?」
デブ「いや。ご飯ご飯。超お腹減ったし。誰かさんのせいでねェ。」
お嬢「・・・誰かしらね?」ぷい
デブ「冗談冗談。まあでも、実際疲れたね今日のデュエル。もう集中力も体力も0だよ。」
お嬢「その割には止めがオーバーキル過ぎたと思うけど。本当危なかったわ。ギリギリ。本当にギリギリよ。」
デブ「あはは。そっか、ネオタキオンがいなければ、ジャイアントキラーでバーン喰らう事はなかったのか・・・あはは。本当に何が最善か分からないよね。デュエルってさ。」
お嬢「本当よ。今回勝てたのは運だけよ。」
デブ「そんな事ないでしょ。俺だってアシッドゴーレム処理できたのは完全に「運」だったし。お嬢の戦略が上回っていたさ。」
お嬢「そういう事じゃなくて。あと少し時期が違っていたら。「魔王龍ベエルゼ」は更なる進化が出来たでしょ?」
デブ「お!!やっぱ知っていたんだ。そうそう、滅茶苦茶楽しみでさぁ~~~。」
お嬢「「魔王超龍ベエルゼウス」。レベル10のシンクロモンスター。確定ではないけれど、4000もの攻撃力と、相手モンスターの攻撃力を0にして、その分の回復をする効果、って噂されているわね。」
デブ「そう!!こいつあれば、今の俺のベエルゼデッキに足りない「勝ち筋の少なさ」を改善できてるし!」
お嬢「もしも今日あったなら。墓地にレベル2チューナー、「ゾンビキャリア」がいたのだし。最初のFAクリスタル・ゼロ・ランサー辺りに効果使って一瞬で勝てたのでしょうね。」
デブ「それは違うでしょ。現時点で最高の力を出す。それがデュエルだろ?勿論、今日のお嬢の「ターンホイザーゲート」みたいに新しいカードを取り入れて進化していくべきだけど。でもそれは「今」、一時の部分の話でしょ?無いものを考慮するのは絶対に違うよ。」
お嬢「そう。そうね。そんなこと言っていたらしょうがないか。」
デブ「そ。というか、俺の事気にしてくれてるの?段位アップとかの事?」
お嬢「別に。ただ世間一般的に見たら、完全にあたし悪側じゃないかしら?」
デブ「確かにねー。でもほら。そこは「ヨネ・ナーガ哲学」。じゃない?」
お嬢「なんだっけ?それ?」
デブ「あれ、知らない?昔の有名な勝負師の考え方。「自分にとって消化試合だろうと何だろうと、相手にとって重要な対局ならばこそ、全力で人事を振り絞って負かす」。全力で打ち込むことに意味があり、手を抜けば自分にマイナスが残る。そういう理論だよ。たとえそれが相手を殺すような事でもね。」
お嬢「・・・成程ね。」
お嬢(あたしが憧れるデュエリストたち・・・アイドルさんやお師匠・・・悔しいけれどあの仮面神父だって、決闘中は何者の介入を許さない。そんなところがあった。だから。だからこそ、あの瞬間、世の中の物事を忘れてあんなにも魅せられたのね。)
お嬢「そうね。そんな下らない事で悩むなんて意味ないわね。っは!!」
デブ「うんうん。それでいいと思うよ。というか!なんで俺がお嬢を励ましているんだよ!!逆!!逆!!!」
お嬢「クク。ちょっと位しおらしくしないと、本当に悪党になるし。」
デブ「何言ってんだか。ま、またいい勝負しようぜ。お嬢!」
お嬢「勿論よ。・・・あら。速報よ。ベエルゼウスの効果が判明したらしいわ」
デブ「まじで!今日ももうお腹いっぱいだな~。えっと」
ぴ
魔王超龍 ベエルゼウス 星10 闇属性 ドラゴン族・シンクロ ATK/4000 DEF/4000
闇属性チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
①:このカードは戦闘・効果では破壊されない。②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカード以外の自分のモンスターは攻撃できない。③:1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力を0にし、その元々の攻撃力分だけ自分はLPを回復する。また、このターンこのカードの戦闘によって発生する相手プレイヤーへの戦闘ダメージは半分になる。
・・・
デブ「ベエルゼから出しにくいのかよ!?」
お嬢「なんというか。本当私たち、翻弄されてるわね。時代というかなんというか。」
お嬢(ま。でも、お師匠。また一つ進化できたと思うわ・・・もっともっと魅せつけやるのよ。この世の中に。私のデュエルを!!)
・・・どこかの場所 暗いアジトの中
仮面神父「おやや。クライアントはまだいらっしゃらない様ですね。」
サフィラ「今のうちに言い訳を考えておいた方がいいのではないか?」
仮面神父「?姫?言い訳とは?」
サフィラ「この前の「大襲撃計画」の事じゃ。どう考えてもアレは失敗。それこそ契約違反であろう。罰を受けてもおかしゅうない。」
仮面神父「おお!!姫がこんな私の事を心配してくださった!!奇跡だ!!」
サフィラ「五月蠅いのう。じゃが。実際此度の計画は、」
「大襲撃の際、強盗チームに「ドラッグ」を打ち込んでおき、騒乱の中で周囲の大会出場者達にも「感染」させる。更にマスメディアに対して、「事件の目撃映像」として「ドラッグ」が注入された映像を渡す。最終的には、TVを利用して大規模な「中毒者」を増やす。パンデミック。それが「デュエレスト株式会社」を利用した計画だったよな?神父さん?」
仮面神父「!・・・これはこれはクライアント様。半年ぶりでしょうか?」
???「ボクも忙しくて連絡がとれなかったには非があるけど。今回の失敗、どういう事?」
仮面神父「申し訳ございませんでした。襲撃計画そのものは失敗です。今回失敗に終わった最大の原因をご存知ですか?」
???「?何者かが邪魔をし、通報したとだけ。」
仮面神父「それ。探偵殿一味なのですよ。」
???「!!!探偵が!?」
仮面神父「そう。彼らによって邪魔されてしまいました。本当に申し訳ない。」
???「ふざけるな!!!なぜ探偵が出てくる!!探偵はこの「ドラッグ」にあまりに近すぎる!!真相をすぐに突き止められるぞ!!」
仮面神父「だからこそです。関わってしまったことは本当に只の偶然。一時の奇跡。だからこそ、彼を此方側に引き摺り込んでしまいましょう。」
???「なに?」
仮面神父「この「修羅三千世界」計画のシンボルを、最も望んでいるのは他ならぬ探偵様。この奇跡、必ずや縋らざるを得ない。そうは思いませんか?」
???「悔しいがそうだろうな。けれど、最も望んでいるのは、ボクだ。間違えるなよ。」
仮面神父「これは失敬。そうでしたね。それと、今回襲撃そのものは失敗しましたが、結果的に大勢のセキュリティ捜査官が「ドラッグ」を目にしています。彼らは直ちに危険はないと考えている様ですが。こちらか指令をだせば潜伏した「ドラック」が暴れまわる。ある意味では厄介なセキュリティを先に潰す伏線が張れてよかったかもしれません。」
???「そうか。ならいい。進展があったなら許す。」
仮面神父「ありがとうございます。それとは別に、インターネット上を通じて既に少しずつ「ドラッグ」を流し始めています。そろそろ「第二段階」に入る感染者もいるでしょう。後は、あなたの作戦を実行すればこの国の10%に、ドラッグを。」
???「分かっている。ここ一か月が勝負か。探偵の事はボクもどうにか引き込めるようにするよ。」
???「必ず、ボクが取り戻してみせる。何を犠牲にしても。何を捨ててもな。」
第9話 大決闘時代の航海者達 エンド
今日のエース
お嬢「ふふん。宿題回答よ!!・・・ってアレ?お師匠は?」
ワイド「申し訳ございません。ご主人はまた調査に出てしました。」
お嬢「っち。本当に間が悪いわね。ワイドさん、お相手してくれるかしら?」
ワイド「肯定。」
お嬢「ありがとう。今回のエースは「FAクリスタル・ゼロ・ランサー」よ。」
FA-クリスタル・ゼロ・ランサー エクシーズ・効果モンスター
ランク6/水属性/戦士族/攻2200/守1600 水属性レベル6モンスター×3
このカードは自分フィールド上の水属性・ランク5のエクシーズモンスターの上にこのカードを重ねてエクシーズ召喚する事もできる。このカードの攻撃力は、このカードのエクシーズ素材の数×500ポイントアップする。
フィールド上のこのカードが破壊される場合、代わりにこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事ができる。
また、1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。相手フィールド上の全てのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
ワイド「美しいカードです。」
お嬢「そうね。それだけで既に出す意義はあるのだけど。このカード、強さも一流よ。まず打点強化があるから最低でも3700の攻撃力になるし。効果無効に破壊耐性まで!!けど一番の特徴は、ランク5の水属性から出せる事ね。」
ワイド「御嬢様はクリスタル・ゼロから出しましたね。他にもフリザードンやアビス・スプラッシュが該当します。」
お嬢「水属性に絞ったデッキなら、効果で奈落の落とし穴を避けれるクリスタル・ゼロが一番だと思うわ。美しいし。それにクリスタル・ゼロで相手モンスターの攻撃力を半減したうえで、ゼロ・ランサーの打点で潰すっていう終盤の決め手もいいと思うわ。」
ワイド「どちらかというと、今回の場合は出し方の方が特徴的だったと考えますが。」
お嬢「ターンホイザーゲートの事?そうね。タービュランス召喚+ターンホイザーゲートの二枚で出せるしね。感覚的にはちょっとした「RUM」を使っているみたいなデッキ構築になるわ。このカード。面白すぎだわ。」
お嬢「まだまだ宿題の回答、用意しているから。ちゃっちゃと探偵さんに魅せてあげたいわ。」
雲魔物はエクシーズというか、シャークさんの恩恵をバリバリ受けたカテゴリー。
冗談じゃなく、使い手によって全く違うギミック含ませていておもしろい、のに。再販が恐ろしくないカテゴリ。宝玉、ヴォルカニックですら強化しているんだから、新規出してもええんやで。コナミの執拗なアモンとジムいじめはやめて欲しき。