少年 VS 喪服の女
少年「・・・あと一回しかない決闘だ。ワイド、ボーイッシュ、皆、力を貸してくれ・・・!!「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」と「時読みの魔術師」を置く。そして!俺は、モンスターとカードを1ずつセット。」
少年「更に永続魔法、「補給部隊」を発動。これがいる限り、如何なる効果でモンスターが破壊されても1ドロー出来る!」
喪服「小癪な。」
補給部隊 永続魔法
(1):1ターンに1度、自分フィールドのモンスターが戦闘・効果で破壊された場合にこの効果を発動する。自分はデッキから1枚ドローする。
少年「ターンエンド・・・時に「オッドアイズ」の効果発動!」
喪服「・・・!」
少年「このカードの力は!自身を破壊し。デッキから攻撃力1500以下のペンデュラムモンスターをサーチする・・・来てくれェ・・・「星読みの魔術師」・・・!」
オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン
星読みの魔術師→手札に
少年手札 1枚
喪服「「振り子」の札の仕組み。完全に理解したのか。」
少年「生憎と、400戦近く決闘できた。完全に、理解している。このカード達がお前を倒す道しるべになってくれるはず・・・だ。」
喪服「言っていろ。私の順。ドロー。自らの場にモンスターのいないとき、この札を特殊召喚できる。現れよ。
「フォトン・スラッシャー」。そして「ガガガガードナー」を通常召喚する。」
少年「・・・ランク4か。」
喪服「終わりへ向かうぞ。永続魔法、「エクシーズ・チェンジ・タクティクス」の発動をした上で。二体のレベル4のモンスターでエクシーズ召喚。」
具現せよ。我が呪い!!
「No.39 希望皇ホープ!!!」
No.39 希望皇ホープ エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000 レベル4モンスター×2
自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
そのモンスターの攻撃を無効にする。このカードがエクシーズ素材の無い状態で攻撃対象に選択された時、このカードを破壊する。
場に具現したモノは。
本来持つべき黄金の輝きのない、くすみ切った漆黒の希望の戦士。
それはむしろ、穢れと絶望。ディストピアの守護者。
少年「黒いホープ!?」
喪服「禍々しいと思うか?だが、貴様の姿にそっくりだぞ?」
少年「・・・?」
喪服「知っているだろう?あらゆる災厄を閉じ込めていた「パンドラの箱」の寓話。災厄が飛び散った後、たった一つ残されていた「希望」こそが人間の救い。」
少年「そうだ。だから俺だって今ここいる。最悪の部屋の中にホープがあったからこそ。1回でも勝てるチャンスがあったからこそ。」
喪服「否。貴様は自分が易々とその「希望」に操られていると思わないのか?何故寓話では「災厄」を詰めこんだ箱の中に「希望」が元々詰めこまれていた?それは、「希望」こそが、没する事なく際限もない、最悪の「災厄」だからだ。」
少年「意味が分からない。」
喪服「「希望」がある限り、人間はどんな苦しみをも耐えようとする。事実、「居場所が分かった」「また会える」という、たったそれだけの希望で貴様はあの九百と九十九の敗北を乗り越えここにいる。だがな。その「希望」こそが苦難へ自ら足を運ばせる呪いだ。徒労や自身の命を省みず、飛んで火にいる夏の虫。自らの命の幕を下ろさせる。それも、「自らの決断」でな。」
少年「だからなんだ?」
喪服「もう一回だけ聞こう?今すぐここから去」
少年「断る。」
喪服「・・・本当に莫迦者が。「エクシーズ・チェンジ・タクティクス」を発動。ホープのX召喚成功時、五百の命を払う事で山より札を一枚手にする。」
エクシーズ・チェンジ・タクティクス 永続魔法
自分フィールド上に「希望皇ホープ」と名のついたモンスターがエクシーズ召喚された時、500ライフポイントを払い、このカードの効果を発動できる。デッキからカードを1枚ドローする。「エクシーズ・チェンジ・タクティクス」は自分フィールド上に1枚しか表側表示で存在できない。
喪服ライフ3500 手札4枚
少年「・・・」
喪服「まだ終わりではない。エクストラデッキの「CNo.39 希望皇ホープレイ」を場のホープに直接X召喚する。つまり。「エクシーズ・チェンジ・タクティクス」を再び発動させるという事。五百の命を払い、一枚を山より引く。ドロー。」
喪服ライフ 3000 手札5枚
CNo.39 希望皇ホープレイ エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000 光属性レベル4モンスター×3
このカードは自分フィールド上の「No.39 希望皇ホープ」の上にこのカードを重ねてエクシーズ召喚する事もできる。自分のライフポイントが1000以下の場合、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、エンドフェイズ時までこのカードの攻撃力を500ポイントアップして相手フィールド上のモンスター1体の攻撃力を1000ポイントダウンする。
少年「狙いはダイレクトXによる複数回のドローか!」
喪服「戦闘。CNo.39 希望皇ホープレイで伏せたソレへ攻撃。」
少年「伏せていたのは「スクラップ・ゴブリン」。戦闘では破壊されない。」
喪服「そんなところだと思っていた。ニ枚を伏せ、終了。」
少年「いや、まだだ!エンドフェイズにリバースカードオープン!速攻魔法「スクラップ・スコール」!!墓地にスクラップモンスター、「スクラップ・ビースト」を送り、ドロー。スクラップ・ゴブリンを破壊する!」
喪服「ふん。」
少年「そして!自軍のモンスターが破壊されたことで「補給部隊」による1ドローの支援が送られる!ドロー!」
喪服手札3 伏せ2 「X・チェンジ・タクティクス」 モンスター 「ホープレイ」
少年手札1→3
少年(何も!手札強化に秀でているのは相手だけじゃない。しかも相手はライフを切り崩して戦っている・・・この勝負。ここで決める!!)
少年「僕のターン、ドロー!場に!「星読みの魔術師」の振り子のモンスターを置き!!「ペンデュラム召喚」!!!発動!!手札より現れよ!!「スクラップ・ゴーレム」!!エクストラデッキより現れよ!!「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」!!」
スクラップ・ゴーレム
オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン ⇒特殊召喚。
喪服「来たか!!その手筋ッ!!」
少年「スクラップ・ゴーレムの効果発動!墓地のスクラップチューナー、「スクラップ・ビースト」を蘇生させる!」
少年「レベル5のスクラップ・ゴーレムと、チューナーモンスター、レベル4スクラップ・ゴブリンでシンクロ召喚!!」
分解!理解!!再構築!!
心と体を寄せ集め、鋼の意思が舞い降りる!!
シンクロ召喚!!レベル9!「スクラップ・ツイン・ドラゴン」!!!
スクラップ・ツイン・ドラゴン シンクロ・効果モンスター 星9/地属性/ドラゴン族/攻3000/守2200
「スクラップ」と名のついたチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分フィールド上に存在するカード1枚と相手フィールド上に存在するカード2枚を選択して発動する事ができる。選択した自分のカードを破壊し、選択した相手のカードを手札に戻す。
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、シンクロモンスター以外の自分の墓地に存在する「スクラップ」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。
少年「よし・・・ッ!」ふら・・・
ばたん
少年「っ!!」
少年(足に力が…!!立て!俺!)
喪服「無理もない。こうしてまだ闘っている事そのものが奇跡なのだ。立てぬのか?なら勝敗は」
少年「立てる・・・!!立てるッ!」
喪服「ッ!!何でまだ立てるのだ・・・!」
少年「この勝負に勝てば。彼女の元へ行ける。それだけだ。手札からもう一枚の永続魔法「補給部隊」を発動!!」
補給部隊 永続魔法
(1):1ターンに1度、自分フィールドのモンスターが戦闘・効果で破壊された場合にこの効果を発動する。自分はデッキから1枚ドローする。
少年「ツイン・スクラップの効果を発動!!!場のオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを破壊し!お前の場のホープレイと先にセットしたカードをバウンズする!!」
喪服「!」
CNo.39 希望皇ホープレイ→バウンズ
セットカードA→バウンズ
X素材のNo.39 希望皇ホープ等→墓地へ
少年「消えろ!!希望皇!!そして破壊されたオッドアイズはエクストラデッキに戻り!!二つの「補給部隊」の効果でカードにより2枚ドローする!!」
ホープレイ⇒破壊
オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン⇒破壊
少年手札1枚⇒3枚。
少年「これが!闇の中で進化したスクラップの力!!バトルだ、ツインスクラップでダイレクトアタック!!!3000の攻撃力を喰らって負けろォォォ!!」
喪服「っは。罠発動。「ピンポイント・ガード」。貴様の攻撃宣言時に無敵となったレベル4モンスターを蘇生させる。蘇れ、「ガガガガードナー。守備表示だ。」
ピンポイント・ガード 通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時、自分の墓地のレベル4以下のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを表側守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはそのターン、戦闘及びカードの効果では破壊されない。
少年「・・・どうせそうなるよな。そりゃそうだ。1000回目なんだ。そんな甘いワケがない。カードを一つ伏せて。ターンエンド。」ふーふー。
少年手札2枚
喪服手札4枚
喪服「引く。・・・私はな。本当に貴様に敬意を払う。よくぞ、ここまで我が呪いに立ち向かった。故に。苦しまぬよう全力ですり潰してくれる。」
少年「そんな事はどうでもいい。早く動け。」
喪服「はッ。既に敗戦だけなら百戦錬磨。否、九百九十九戦か。その眼は修羅に棲む獣のモノだ。喜べ、貴様の愛する「グリムロ」に少々だが近づきつつあるぞ?」
少年「彼女は、獣なんかじゃない。」
喪服「ふん。「終末の騎士」を召喚。騎士は特殊召喚時、山より闇のモンスターを墓地へ送る。堕ちろ、「BF精鋭のゼピュロス」。更に、レベル4モンスターの召喚に成功したことで手札のカゲトカゲを特殊召喚する。」
BF精鋭のゼピュロス 効果モンスター 星4/闇属性/鳥獣族/攻1600/守1000
このカードが墓地に存在する場合、自分フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を手札に戻して発動できる。このカードを墓地から特殊召喚し、自分は400ポイントダメージを受ける。「BF-精鋭のゼピュロス」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
少年「レベル4が3・・・いや、4体・・・!」
喪服「そうだ。ゼピュロスの効果を発動。場の札「エクシーズ・チェンジ・タクティクス」を手札に戻すことでライフを400削り・・・ッぅ!特殊召喚。「エクシーズ・チェンジ・タクティクス」を再び発動。二重X召喚・・・ッ!!」
喪服ライフ→2600
「具現せよ!黒き皇達よ!」
ゼピュロス+カゲトカゲ⇒!!
ガガガガードナー+終末の騎士⇒!!
二体のNo.39希望皇ホープ!!!
少年「・・・くそ。読めたよ・・・!終焉が!!」
喪服「ホープのX召喚に成功したことにより、500の命と引き換えに、山より札を引く!二体分だ。」
喪服ライフ 2600ー1000=1600
喪服手札 5枚
喪服「そしてだ。再びホープに直接X召喚を行う。一つの皇は混沌へ。一つの皇は唯一なる力へ。現れよ!!「CNo.39 希望皇ホープレイ」!「SNo.39 希望皇ホープONE」!」
SNo.39 希望皇ホープONE
エクシーズ・効果モンスター ランク4/光属性/戦士族/攻2510/守2000 光属性レベル4モンスター×3
このカードは自分フィールド上の「No.39 希望皇ホープ」の上にこのカードを重ねてエクシーズ召喚する事もできる。自分のライフポイントが相手より3000ポイント以上少ない場合、このカードのエクシーズ素材を3つ取り除き、ライフポイントを10ポイントになるように払って発動できる。相手フィールド上の特殊召喚されたモンスターを全て破壊し、ゲームから除外する。その後、この効果で除外したモンスターの数×300ポイントダメージを相手ライフに与える。
喪服「この瞬間、もう二度「エクシーズ・チェンジ・タクティクス」の効果を発動。命を千削り、二枚引く。」
喪服ライフ 1600-1000=600
喪服手札7枚
少年「手札強化もさることながら!「エクシーズ・チェンジ・タクティクス」の真の狙いは!!自身のライフを徹底的に削り続け、ホープの進化形態の効果の発動条件を満たす事かッ!!」
喪服「是。既に貴様は詰んでいる。CNo.39 希望皇ホープレイの効果を発動!!魂の一片を送り、貴様のモンスターの攻撃力を1500下げ、こちらの攻撃力を500上げる。」
少年「!!スクラップ・ドラゴンの攻撃力を0にした上で攻撃力4000となったCNo.39 希望皇ホープレイのワンショットキル・・・!!そうはさせない。リバースカードオープン。「禁じられた聖杯」!!CNo.39 希望皇ホープレイの効果を無効にする!!」
喪服「ならば更なる深淵へ潜れ。手札より、「RUMバリアンズ・フォース」を発動。「CNo.39 希望皇ホープレイ」をランクアップさせ、偽りの希望の正体、「CNo.39 希望皇ホープレイV」。X召喚。重ね重ね、「エクシーズ・チェンジ・タクティクス」の効果を発動。」
RUM-バリアンズ・フォース 通常魔法
自分フィールド上のエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターと同じ種族でランクが1つ高い「CNo.」または「CX」と名のついたモンスター1体を、選択したモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。その後、相手フィールド上にエクシーズ素材が存在する場合、相手フィールド上のエクシーズ素材1つを、この効果で特殊召喚したエクシーズモンスターの下に重ねてエクシーズ素材とする。
CNo.39 希望皇ホープレイV
エクシーズ・効果モンスター ランク5/光属性/戦士族/攻2600/守2000 レベル5モンスター×3
このカードが相手によって破壊された時、自分の墓地のエクシーズモンスター1体を選択してエクストラデッキに戻す事ができる。また、このカードが「希望皇ホープ」と名のついたモンスターをエクシーズ素材としている場合、以下の効果を得る。
●1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターを破壊し、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
喪服ライフ 600⇒100
手札7枚
少年「っ!ONEの発動でライフが減る前に・・・ドロー効果を最大限活用!どこまで徹底しているんだよォ!?しかも・・・V!?このカードは!」
喪服「言ったであろう?我らは「呪術師の家」。異世界の悪意も古の魔物もこの手で模倣できる。「SNo.39 希望皇ホープONE」の効果を発動!!!三千以上の命の差があるとき、我が命を十にし。ONEに重なる魂を全て墓地に送る事で、貴様の特殊召喚したスクラップドラゴンを破壊し、除外する!死ねェ!!」
少年「そんなモノも通してたまるかあッ!!手札より、「エフェクトヴェーラ―」を発動!その効果を無効にする!!!!」
喪服「!!!凌がれただと・・・!!何故抗う・・・!!餓鬼がぁ!!」
喪服ライフ 100⇒10 オーバーレイユニット0へ。
少年(凌ぎ・・・きれてるわけじゃない・・・!!まだ。まだ倒れるわけには・・・!!)ひゅー
喪服「ならば!!「CNo.39 希望皇ホープレイV」の力を!重なりの「No.39希望皇ホープ」を一つ送り、貴様のスクラップ・ツイン・ドラゴンを破壊!!そしてその攻撃力分の痛みを貴様が受ける!!燃え尽きろ。」
閃光・・・そして爆破ッ!!
屑鉄の竜は本来あるべき、木端微塵、バラバラのスクラップと化す・・・!!
少年「があああああああああああああああああああ!!!う。ツインスクラップ・・・!!!」
スクラップツインドラゴン⇒破壊
少年ライフ 4000-3000=1000
少年「だけど!補給部隊達の効果!!!カードを2枚ドローする!!更にスクラップドラゴンの効果発動!墓地から現れ、俺を助けてくれ!守備表示!!「スクラップ・ゴブリン」!!」
スクラップ・ゴブリン チューナー 星3/地属性/獣戦士族/攻 0/守 500
フィールド上に表側守備表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された場合、バトルフェイズ終了時にこのカードを破壊する。このカードが「スクラップ」と名のついたカードの効果によって破壊され墓地へ送られた場合、「スクラップ・ゴブリン」以外の自分の墓地に存在する「スクラップ」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える事ができる。また、このカードは戦闘では破壊されない。
少年手札1⇒3
喪服「ふん。またその卑しい戦闘では破壊されぬモンスターか。戦闘。ホープVでゴブリンを攻撃。戦闘終了。これで貴様のゴブリンは壊れる。そうだな?」
少年「そうだ。戦闘をされた後ひとりでに壊れる。だが、その時にもう一つの効果!!墓地のスクラップカードを手札に回収する!戻ってこい!!「スクラップ・ゴーレム」!!」
喪服「・・・」
少年手札3⇒4(スクラップ・ゴーレム。)
少年「はあ。はあ。アンタの攻撃・・・全て乗り切ったぞ・・・!!」
喪服「ふん。真の絶望とは。壊されることじゃない。濡れた真綿で絞め殺す様に、無力さを抱いてゆっくりと逝く事ッ!手札の「RUM-アージェントカオスフォース」を捨て。ホープVに重ねる。エクストラデッキより出でよ…!」
少年「!!」
希望と言う「呪い」はここに完結する!!
現れよ!!No.99 希望皇龍ホープドラグーン!!!
No.99 希望皇龍ホープドラグーン エクシーズ・効果モンスター
ランク10/光属性/ドラゴン族/攻4000/守2000 レベル10モンスター×3
このカードは手札の「RUM」魔法カード1枚を捨て、自分フィールドの「希望皇ホープ」モンスターの上にこのカードを重ねてX召喚する事もできる。
(1):1ターンに1度、自分の墓地の「No.」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
(2):このカードを対象とするモンスターの効果が発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。その発動を無効にし破壊する。
CNo.39 希望皇ホープレイV⇒No.99 希望皇龍ホープドラグーン オーバーレイユニット3つ。
壮大なる希望の守護者、歯向かう者の絶望の使者。終焉の龍が顕現する!
少年「そんな!ここでこんな大型だと!?」
喪服「No.99 希望皇龍ホープドラグーンの効果発動。墓地の「No.」を蘇生させる・・・出でよ。「No.39希望皇ホープ」。」
少年「何をする気だ!」
喪服「私が味わった絶望はこんなものではない!!手札より「RUM-千死蛮巧」を捨てる・・・。」
少年「!!そうか!何てことを!」
喪服「二体目だ。蘇生したホープを、希望皇龍へと進化。」
No.39希望皇ホープ⇒No.99 希望皇龍ホープドラグーン オーバーレイユニット1つ
喪服「このホープドラグーンの効果により。「CNo.39 希望皇ホープレイ」を守備表示で蘇生させる…。そして三度。墓地の「RUM-アージェントカオスフォース」を手札に戻す。」
少年「嘘だ・・・」
喪服「ソレを捨て、具現せよ。「ホープONE」をも、No.99 希望皇龍ホープドラグーンへ解き放つ。」
SNo.39 希望皇ホープONE⇒No.99 希望皇龍ホープドラグーン オーバーレイユニット1つ
少年「攻撃力4000のNo.99 希望皇龍ホープドラグーンが三体も!?」
喪服「それだけではない。こいつ等は自分を対象とするモンスターの効果に対して重なりを一つ取り除くことで無効。破壊する。」
少年「!!」
喪服「貴様の除去は、シンクロモンスター、「スクラップ・ドラゴン」「スクラップ・ツイン・ドラゴン」による破壊、バウンズに頼ったモノ。ならばそれを妨害すれば貴様の歯向かう筋はなくなる。更に私は、二体の希望皇龍ホープドラグーンの効果により。墓地の「No.39 希望皇ホープ」「CNo.39 希望皇ホープレイ」を。効果を無効にして守備表示で蘇生させる。出でよ、絶望の尖鋭共。」
少年「場が、埋まる・・・!!なんなんだよ・・・なんだこれは!!!」
喪服「札を三枚伏せ。終わりだ。」
喪服の場
No.99 希望皇龍ホープドラグーン甲 素材3
No.99 希望皇龍ホープドラグーン乙 素材1
No.99 希望皇龍ホープドラグーン丙 素材1
CNo.39 希望皇ホープレイ 守備表示 効果無効
No.39 希望皇ホープ 守備表示 効果無効
伏せ3枚 エクシーズ・チェンジ・タクティクス 手札2 ライフ10
少年「はあ・・・はぁ」
喪服「さあ。この布陣。この絶望の前にどう足搔く?」
少年「・・・」ひゅーひゅー
喪服(…三体の「No.99 希望皇龍ホープドラグーン」は勿論の事ながら。真の罠は伏せた札。「奈落の落とし穴」「ブレイクスルー・スキル」・・・そして何よりも。「魔法の筒」。)
喪服(…この抜け目ない餓鬼の事だ。盾に過ぎない「ホープ」だけ破壊して、出来た隙間に「スクラップゴーレム」による、送り付け効果・・・「ゴブリン」辺りを攻撃表示で送り付けて、それを攻撃する事で私の命を0にする、などと考えているだろう。だがそんな甘い考えはやがて絶望へと変わる。)
少年(どうすれば。どうすればいいんだ。越える?越えなきゃ…越えなきゃ・・・)
がくん。
少年「ッ!!あ。あ。あ。はぁ。はぁ。はあ。」
少年(不味い。しこうが。きれる。またきれてしまう。)
喪服「この決闘の敗北が見えてきたな?絶望したか?それでいい。それでお前は苦しみから放たれる。私の出来る最高の慈悲だ。死ね。」
少年(知るかよ。もう生きるのも死ぬのもどうでもいい。ここで勝って。彼女を救うんだ・・・!!)
少年「お。れの・・・のターン!ドローォ!」
少年手札 5枚
少年「俺は!「振り子の力」を発動!!現れよ!!「スクラップ・ゴーレム」!!「オッドアイズ・ペンデュラムドラゴン」!!!」
喪服「はっ!!そんな奇怪な動きすら、我が掌の上!!罠を発動!「奈落の落とし穴!!」攻撃力1500以上の召喚・特殊召喚したモンスターを破壊し除外する!!」
少年「!!」
喪服「更にこの罠は対象を取らず、同時召喚ならば全て壊せる・・・!「スクラップドラゴン」に「オッドアイズ・ペンデュアイズ・ドラゴン」!!絶望の奈落へ堕ちろ!!」
少年「こんなのものは、絶望でもなんでもない!!チェーンして手札より速攻魔法!!「スクラップ・スコール」発動!!!墓地へ「スクラップ・ビースト」を落とし!!カードをドロー!「スクラップ・ゴーレム」を破壊し!!墓地へ送る!!」
喪服「除外を避けたか!」
スクラップ・スコール 速攻魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する「スクラップ」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。
自分のデッキから「スクラップ」と名のついたモンスター1体を墓地へ送り、カードを1枚ドローする。その後、選択したモンスターを破壊する。
少年「スクラップ・ゴーレムが破壊されたことにより!!2枚の「補給部隊」の効果発動!!デッキから2ドロー出来る!」
少年(この3枚のドローで!俺の未来は決まる。何を犠牲にしてもいい!!なんだってもういらない。だから。あの子へ辿り着くための力を・・・力をくれえ!!)
少年「ドローォォォォォ!!!」
少年(!!!このカードは…組み立てろ。勝機へと。考えろ。考えるんだ・・・!!「最悪」を潜れ!!)
喪服「だが!!オッドアイズは「奈落」に堕ち、除外だ!!」
少年手札3枚⇒6枚
オッドアイズ・ペンデュアイズ・ドラゴン⇒除外
スクラップ・ゴーレム⇒墓地へ
少年「・・・勝利への構想は出来た。」
喪服「莫迦な事を。出来合いの妄想だ。」
少年「その妄想は現実だ。覚悟はいいか!「サイクロン」を発動!その左側のセットカードを破壊する!」
喪服「っち!」
「ブレイクスルー・スキル」→破壊
少年「更に俺は!!フィールド魔法「スクラップ・ファクトリー」発動!!このカードがある限り!!スクラップモンスターが効果で破壊されたとき、デッキから別のスクラップモンスターを呼ぶことが出来る・・・!」
少年「そして手札より「スクラップ・キマイラ」を召喚!!召喚成功時、墓地のスクラップモンスターを吊り上げる・・・!!現れよ!!チューナーモンスター、スクラップ・ビースト!!」
スクラップ・キマイラ 効果モンスター 星4/地属性/獣族/攻1700/守 500
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地に存在する「スクラップ」と名のついたチューナー1体を選択して特殊召喚する事ができる。このカードをシンクロ素材とする場合、「スクラップ」と名のついたモンスターのシンクロ召喚にしか使用できず、他のシンクロ素材モンスターは全て「スクラップ」と名のついたモンスターでなければならない。
スクラップ・ファクトリー フィールド魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、フィールド上の「スクラップ」と名のついたモンスターの攻撃力・守備力は200ポイントアップする。また、フィールド上に表側表示で存在する「スクラップ」と名のついたモンスターがカードの効果によって破壊され墓地へ送られた時、自分はデッキから「スクラップ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。「スクラップ・ファクトリー」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
スクラップ・キマイラ⇒召喚
スクラップ・ビースト⇒特殊召喚
喪服「性懲りもなくまた出す気か?」
少年「彼女を解き放つまで。」
喪服「救えない奴だ。希望に魅入られた結果、こんなにも絶望的な状況の中まだ勝てると思っているとは。」
少年「「魅入られる」だと。本当にそう思うなら…見せてやる・・!!希望は!!ここにある希望は!!呪いなんかじゃあない!必ず幸せになるための力なんだってな!!」
喪服「下らん!!もう黙れ!醜いだけだ!!」
少年「スクラップは!元々醜いガラクタの塊!!けど何度壊れたって再び立ち上がる!!スクラップレベル4のキマイラに、レベル4のビーストをチューニング!!シンクロ召喚!!」
☆4+☆4=☆8ッ!!
死線を超える覚悟はいいか!!
「スクラップ・ドラゴン」!!!
999回の敗北の中、それでも俺と共に戦ってくれた歴戦の屑鉄龍が咆哮をあげる!
喪服「莫迦が!!言った筈だ!!スクラップ・ドラゴンの効果では!ホープドラグーンを超える事は出来ない!!」
少年「いや。アンタは忘れている!スクラップ・ドラゴンの真の力を!!そして「スクラップ」は「奈落」を超えた事を!!」
少年「スクラップ・ドラゴンの効果発動!!「スクラップ・ドラゴン」自身と、素材が三つの「No.99 希望皇龍ホープドラグーン」を破壊する!!」
喪服「血迷ったことを!!ホープドラグーンの効果を発、・・・!!」
喪服「まさか・・・!!!貴様!!本気で!!この修羅を超えるつもりか!!!」
少年「・・・そうだ。アンタが言っていたNo.99 希望皇龍ホープドラグーンによるスクラップ・ドラゴン攻略が生きるのは!!スクラップ・ゴーレムが墓地にいない時だけだ!どうせ「奈落の落とし穴」があったから想像の範疇を超えたのだろうが!屑鉄の再生力を舐めるな!!」
スクラップ・ドラゴン シンクロ・効果モンスター 星8/地属性/ドラゴン族/攻2800/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上1ターンに1度、自分及び相手フィールド上に存在するカードを1枚ずつ選択して発動する事ができる。選択したカードを破壊する。
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、シンクロモンスター以外の自分の墓地に存在する「スクラップ」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。
喪服(くそ!!ここでホープドラグーンの効果を無効にして破壊すれば!!スクラップ・ドラゴンが破壊されたとき発動する効果、「スクラップモンスターを蘇生」によって、再びゴーレムが蘇生される!!そしてゴーレムの効果は墓地のスクラップモンスターの蘇生・・・つまりチューナーを蘇生させて再び「スクラップ・ドラゴン」をS召喚…!スクラップのループコンボ!)
スクラップ・ループ
1 「スクラップ・ドラゴン(ツインも含む)」の効果発動。自身の破壊と相手を破壊orバウンズ。
2 「ホープドラグーン」により無効にして破壊。
3 破壊された時「スクラップ・ドラゴン」は墓地から「スクラップ・ゴーレム」を復活させる。
4 「スクラップ・ゴーレム」は墓地からチューナーを蘇生させる。
5 二体でシンクロ、再び「スクラップ・ドラゴン」をS召喚→1へ戻る。
喪服(恐ろしいのは…!単にスクラップ・ドラゴンの効果で蘇生されるだけでなく、効果破壊が発生する事で「スクラップ・ファクトリー」の効果でも同様に新しい「スクラップ・ゴーレム」を呼び出せる事…!つまり、無効にした時点で次のスクラップ・ドラゴンを二体呼び出すことが確定される。)
喪服(・・・故に。最高の答えは!あえて「無効」にしない事!私の場にはモンスターが五体もいる。攻撃力4000のホープドラグーン一体残っていればそれで十分・・・「あえて」無効にせず、この連鎖を食い止める。二体の攻撃力4000のホープドラグーンは残るのだ、それならば・・・!!
いや違う!!事態はそんな簡単ではない…奴め!!)
喪服(スクラップドラゴンの効果「自軍の1枚を破壊する」対象を、効果を発する「スクラップ・ドラゴン」自身にしているッ!!これでは「スクラップ・ファクトリー」の効果が発動し!!デッキから「スクラップ・ゴーレム」が出てきてしまうッ!!ゴーレムは新たなスクラップ・ドラゴンを生み出す・・・!そうなれば、みすみす攻略を進められてしまう・・・!!餓鬼がァ!!だが!)
☆無効にした場合出来る事→ファクトリーによるスクラップ・ゴーレムのリクルート スクラップドラゴンによるスクラップゴーレムの蘇生。ホープドラグーンは無事。
☆通した場合出来る事→スクラップ・ファクトリーによるスクラップ・ゴーレムのリクルート ホープドラグーンは破壊。
喪服(だがな!仮に通した場合…!次に狙われるのは素材が一つずつ残った「ホープドラグーン」の二体!つまり後続のスクラップ・ドラゴンどもの効果も二回までは無効に出来る。無効すればホープドラグーンの二体は守られる…!
そして、無効にすべきは「ツイン」だけでよい!
既に奴は「スクラップ・ツイン」を一枚使っている。つまり、二枚のホープドラグーンを対処出来るスクラップ・ツインの効果「だけ」を二回無効にすればいい。スクラップ・ドラゴン」は効果を通してもいい!
「スクラップ・ドラゴン」では対処できるのは一体。二体の攻撃力4000のホープドラグーンの内、一体残っているのだから!その時点でスクラップのループは終わる!)
喪服(だが…それで本当にいいのか…!?あの修羅を超えたこの餓鬼が、それだけの終着点で済ますのか…?あえて「無効にしない」ことなど想定しているハズ。そこまで考慮しているはずだ。体にガタがきているとはいえ、そんなミスはしない・・・まだ何かある・・・!)
喪服(奴の手札は三枚。何か。何かを仕掛けるとしたら…。そうだ!例えば、「死者蘇生」「厳征龍レドックス」。何らかの方法で「スクラップ・ツイン・ドラゴン」を蘇生させる方法を持っているとすれば!
…「無効にしなかった場合」残っている「ホープドラグーン」は一体。「スクラップ・ツイン」の蘇生により残ったホープドラグーン一体とホープがバウンズされて、二体のモンスターによる攻撃…!ホープドラグーンは全て攻略されてしまう・・・!)
喪服(「魔法の筒」があるが、より深く考えろ!この餓鬼の恐ろしさを私は既に知っている…!所詮攻撃反応型の罠!何が邪魔するかは分からない!「禁じられた聖槍」でもあればそれで終了だ・・・!出来る限りそれに依存した手は打ちたくない…ッ。最善を打つのだ!もしこの効果を無効にした場合は・・・!!!)
喪服(!っ!この場合!「ファクトリー」のリクルートはあまり関係ない…!!シンクロ先の「スクラップ・ドラゴン」共の総量が問題なのだ!奴の残りのスクラップ・ドラゴンは「スクラップ・ドラゴン」が場に一体にエクストラに二枚、「スクラップ・ツイン・ドラゴン」がエクストラに二枚!奴の狙いは「ホープドラグーン」の全滅…!つまり五回の「スクラップ・ドラゴン」の効果を全ての「ホープドラグーン」にぶち当てるつもりだ!)
喪服(ホープドラグーンに残るユニットは丁度5つ。つまりは・・・!!)
喪服「見切った。…貴様のスクラップが燃え尽きるのと!!我がホープドラグーンの魂の重なり!!どちらが早く尽きるかの勝負ッ!!ホープドラグーンの効果発動!!無効にし、破壊する!!」
No.99 希望皇龍ホープドラグーン甲 素材2に
スクラップドラゴン⇒破壊
少年「この時!!スクラップ・ドラゴンの効果発動!!破壊された場合墓地のスクラップモンスターを蘇生させる!!現れよ、「スクラップ・ゴーレム」!!」
スクラップ・ゴーレム⇒蘇生
喪服「!!やはり工場は稼働せずか!「スクラップ・ファクトリー」はやはり脅迫の材料…!!」
少年「そのままゴーレムの効果でゴブリンを蘇生させ!シンクロ召喚!」
喪服「!!!」
少年「レベル8!!スクラップ・ドラゴン!!!」
少年「スクラップ・ドラゴンの効果発動!!自身、スクラップ・ドラゴンと、素材を三つ残したホープドラグーンを壊す!!」
喪服「無効にする!そして破壊だ!」
ホープドラグーン甲 素材1へ
少年「っ!!!うおお!スクラップ・ゴーレムを蘇生させる!!」
少年「三度!!三度だあああ!!ゴーレム蘇生!!ビースト蘇生!!シンクロ加速!!!スクラップ・ツイン!!!発動!!!」
喪服「うおおおおおお!!!!!!させない!!無効、破壊だ!!!」
ホープドラグーン甲 素材0へ
少年の言葉と共に手を振ると、光と共に屑鉄の龍が呼び起され、喪服の叫びとともにその龍は木端微塵にされる。
それはもはや遊戯と呼ばれる物の類ではない。
数々の
少年「ゴーレム蘇生!!ゴブリン蘇生!!シンクロ!!レベル8、スクラップ・ドラゴン!!効果により、素材の1つ残ったホープドラグーンと自身を破壊する!!」
喪服「消し飛べェェェェェェ!!!ホープドラグーンの効果により無効にし、破壊する!!」
ホープドラグーン乙 素材0
少年「スクラップ・ゴーレムを蘇生!!!そしてビーストを蘇生させる!!シンクロ召喚!!!スクラップ・ツイン・ドラゴン!!!」
喪服「おおおお!来い!!」
少年「うおおおおおおおおおおおおおお!!!ツインドラゴンの効果!!!自身と素材を一つ残したホープドラグーンともう一体のホープドラグーンをバウンズする!!」
喪服「ホープドラグーンの効果により無効に破壊する!!!」
少年「ゴーレムを蘇生!!!」
スクラップ・ゴーレム⇒蘇生
ホープドラグーン丙⇒0へ
少年「はあはあはあ・・はあ!!」
喪服「はあ、はっ!!!耐えきったぞ!!スクラップ・ドラゴン、そしてツイン!!これでお前の六体の弾丸は消えた!!再装填は出来ない…!これで!!いかにゴーレムがいようと、貴様の「スクラップ・ドラゴン」はもうエクストラデッキにいない!!元より、お前に残されていたスクラップ・ドラゴンは計五体!ホープドラグーンの重なりが五枚あった以上、迎撃は可能であった!!私のドラグーンは素材を亡くしたとはいえ、依然三体無事!!二体のホープもいる!!この勝負!!貴様の負けだ!!!」
少年「・・・はあ。はあ。はあ。」
喪服(・・・来るか・・・!「死者蘇生」!「レドックス」!だが!いくらこの場面で「スクラップ・ツイン・ドラゴン」を出そうと、対処できるのは「二体」!未使用の「ファクトリー」の効果でデッキから「ゴーレム」を呼び出そうと既に「シンクロ」すべき「スクラップ・ドラゴン」の方がいない!三体のホープドラグーンは突破できぬ!)
少年「もう少し。もう少しなんだあああ!!手札から「厳征龍レドックス」の効果を!手札のスクラップ・ゴブリンを捨てる事で発動!こい!「スクラップ・ツイン・ドラゴン」!!」
喪服「っはあ!」
スクラップ・ツイン・ドラゴン→蘇生
少年「自身を破壊し!「ホープドラグーン」二体ををバウンズする!!」
喪服「既に見切っている。」
少年「ファクトリーの効果により!デッキからスクラップ・ゴーレムをリクルート!!」
ホープドラグーン甲 ホープドラグーン乙 ⇒エクストラデッキへ
スクラップ・ゴーレム→特殊召喚
少年「はあ!はあ!!」
喪服「やはり、最初の段階で「無効」にしておいて正解だった。その程度の一手は読んでいる。お前にもはや攻撃力4000のホープドラグーンを超える手はない!これで終わりだ!」
少年「・・・いいや!!希望はまだ終わらないんだ!」
喪服「なにい!?」
少年「一枚目のゴーレムにより!!スクラップ・ビーストを蘇生!!」
喪服「何をしている!!!スクラップ・ツイン・ドラゴンはもうエクストラデッキにいないのだぞ!!!貴様の行為には何も意味がない!!」
少年「それは!!どうだ!!レベル5のゴーレムとレベル4チューナー、ビーストで、シンクロ召喚!!」
喪服「これは!!!」
「見ろ…ッ!!!!希望の光は!!暗闇の真夜中でも!!騒々しく下世話に輝いている!!
少年「現れろォッ!!レベル9シンクロモンスター!!「浮鵺城」!!!」
眠る事なく世界を見下ろす、不死鳥を模した
浮鵺城 シンクロ・効果モンスター 星9/風属性/機械族/攻 0/守3000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、自分の墓地からレベル9モンスター1体を選択して特殊召喚できる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、召喚・特殊召喚されたレベル8以下のモンスターは、そのターンには攻撃できない。
喪服「こいつはあああ!?」
少年「浮鵺城は!シンクロ召喚成功時にレベル9モンスターを蘇生させる!!!現れよ!!スクラップ・ツイン・ドラゴン!!!」
スクラップ・ツイン・ドラゴン⇒攻撃表示で蘇生
喪服「召喚しただけで、スクラップ・ツイン・ドラゴンの蘇生だと!?」
少年「スクラップ・ツイン・ドラゴンの効果発動・・・!!「星読みの魔術師」を破壊し!!「ホープドラグーン」と「CNo.39 希望皇ホープレイ」の二体をバウンズする!!」
喪服「ぬおおおおおおおお!!!」
CNo.39 希望皇ホープレイ守備力2000 No.99ホープドラグーン⇒エクストラデッキへ
星読みの魔術師⇒エクストラデッキへ
喪服の場 No.39 希望皇ホープ守備表示 伏せカード一枚 エクシーズ・チェンジ・タクティクス
喪服「まだそんな手を残していただと!どこまでもしぶとい奴め!」
少年「おおおおお!更にもう一枚のゴーレムの効果で!墓地のスクラップ・ビーストを蘇生させる!そして攻撃表示だ!」
スクラップ・ビースト→特殊召喚!
互いのモンスター
少年の場
スクラップ・ビースト
スクラップ・ツイン・ドラゴン
浮鵺城
スクラップ・ゴーレム
喪服の場
No.39 希望皇ホープ 守備表示 効果無効済み
伏せカード一枚 エクシーズ・チェンジ・タクティクス
喪服(流石に二枚目の「浮鵺城」はないか。…本当に。本当に見事であった。お前は、強い。三体の「ホープドラグーン」を突破するとは。私はお前に敬意を表する。だが、悲しいが。まだ私には必殺の一枚「魔法の筒」を忍ばせている。殴りかかった瞬間が最後だ。)
喪服(…仮に今のスクラップ・ツインの効果対象が「ホープドラグーン」と「魔法の筒」だとしても、結局攻撃可能なツイン一体で「ホープ」を一枚蹴散らすだけ。他の雑魚はレベルが低すぎる故に「浮鵺城」自身の効果で攻撃は出来ぬ。加えて私の手札には「最後の手段」がある・・・命を削るには届かぬまま私のターンに入り手札の「Vサラマンダー」の効果で「ホープレイ」まで繋げ、私は勝てていた。…下らぬか。現実は一つだけだけだ。)
喪服(攻撃して来い、小僧。お前の勝利は幻だが、目前だ。目の前に吊るさらった「勝利」と言う「希望」に手を伸ばせ。その時こそ「災厄」はお前の首を括る!お前は自ら首を吊るすのだ。そして我が使命は守られる!)
少年「…分かっているんだよ。分かっているんだ。その最後の一枚。俺を破滅させる気なんだろ・・・?」
喪服「さあな?だが貴様の手札が尽き、場のスクラップ・ツイン・ドラゴンの効果も既に起動済みだ。誰が試すことが出来ようか?」
少年「俺は・・・地獄を超えた今。そんな。そんなモノで俺はもう、立ち止まらない・・・!!」
少年「これが!!!これがァ!!俺の最期の切り札だァァ!!届けェ!「スクラップ・ツイン・ドラゴン」「浮鵺城」!!!レベル9でオーバーレイネットワークを構築!!!」
喪服「何を!!!何を言っている!!!!この!この最終地点で!!ここにきて!!!エクシーズだと!?莫迦な!」
☆9スクラップ・ツイン・ドラゴン×☆9浮鵺城=ランク9・・・!!!
少年「現れろ・・・!!その一瞬の幻を!幸せを!!俺の手で現実に変えてみせる!!!ランク9!!「幻子力空母エンタープラズニル」!!!」
幻子力空母エンタープラズニル エクシーズ・効果モンスター
ランク9/風属性/機械族/攻2900/守2500 レベル9モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●相手フィールド上のカード1枚を選んでゲームから除外する。
●相手の手札をランダムに1枚選んでゲームから除外する。
●相手の墓地のカード1枚を選んでゲームから除外する。
●相手のデッキの一番上のカードをゲームから除外する。
その巨体は、夢想を具現化させる俺たちの最後の砦。
緑の霞を伴いながら空母が出撃する…!
喪服「莫迦な!?除去持ちだとォ!?」
少年「エンタープラズニルの効果発動!!こいつはあらゆる相手のカード1枚を除外できる!!ユニットの「浮鵺城」を送り!!伏せカードを除外する!!」
空母から発する緑の光線が、秘められた罠を異次元へと消失させる!
喪服「ぬおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
伏せカード「魔法の筒」⇒除外
少年「最後の攻撃だ!!エンタープライズ!!ホープを突き破れェ!!!」
喪服「莫迦な!そんな莫迦な!貴様は!私の地獄を越えていくのか!」
エンタープライズ 攻撃力2900 VS No.39 希望皇ホープレイ守備力2000
⇒ 希望皇撃沈!!
少年「うおおおおおおおおおおお!!!スクラップ・ゴーレム!ダイレクトアタックだ!これで俺は勝つんだあああああああ!!!」
ガラクタ冷蔵庫のゴーレムが最後の突撃を仕掛けた時。
彼女の心はもう傾いていた。そして、深く深呼吸をし、いつか忘れた穏やかな声で、ゆっくりとカードを見せる。
喪服「・・・手札から「ガガガガードナー」を守備表示で特殊召喚する…!」
少年「!!!!まだそんなカードォォォォお!!!!」
大盾構える戦士が希望を遮る・・・!
ガガガガードナー→守備表示で特殊召喚。
喪服「更に!手札一枚を捨てる事で戦闘破壊を免れる・・・「Vサラマンダー」を捨てる。」
少年「ここまで来て。ここまでまだ!また!勝てないのかよォ!!!くそがあああああああああああああああ!!!ターンエンド!」
喪服「・・・引く・・・。」
少年「はァハ。はああ。はァ。・・・殺せよ。万策は尽きた。アンタなら出来るんだろう?」
喪服「・・・いいや。私はもう殺せない。」
少年「何!?」
喪服「今引いた札は「オノマトピア」。ただの魔法だ。故に。私には何もできない・・・いや。仮にモンスターを引けたとしても、この状況では貴様を殺す方法はなかった。」
少年「それじゃあ。それじゃあ俺の勝ちなの・・・か?」
喪服「そうだ。だが。だがな。少しだけ。お前と話がしたかった。まことに悔しいが、私の絶望を、しつこく粘つき、そして超えてみせた貴様とな。故に意味もない「ガガガガードナー」を発動した。」
少年「話・・・?」
喪服「我が従妹、「グリムロ」は今、深い闇の中にいる。この家の忌むべき習慣と歴史に溺れてな。そして・・・恐らく、もう助からない。」
少年「・・・何と言われようが、俺は行く。」
喪服「だろうな。だが。お前は必ず、彼女の闇の前で選択を突きつけられる。」
少年「選択?」
喪服「どこまでも残酷な。残酷な選択だ。けれど、絶対諦めるな。この闇を、修羅を切り抜けた貴様ならば、必ず「答え」を・・・くうう!」
喪服の女の焼け焦げた手が灰となり崩れ去った・・・!足からもその浸食が始っている・・・
少年「大丈夫か!?」
喪服「・・・「呪い」はお前へ情報を渡すことを拒んでいる様だな。」
少年「何故!なんでここにきて俺へ味方するんだ!お前は敵で!俺に拷問まがいの様なことをして!」
喪服「私が選ばなかった道を往こうするお前なら・・・これ以上この家の鎖を断ち切れるかもしれない。そう思っただけさ。」
少年「何を言っているんだよ!?」
喪服「・・・は。女にはな。人に話すべきではない、ささめき事があるのだよ。特に、人妻、未亡人にはな。」
言葉を発するたびに肉体は灰へ変わっていく。既に下半身は崩れかけてきた。
喪服「必ず。あの娘を救え。貴様に私が昔出来なかった事を託す。そしてよく見ておけ、私の負け方を。」
少年「!!」
燃えたぎる体とは裏腹に、久しく海面で呼吸をしたような清々しい気分を喪服の女は感じている。
憑き物がとれた、のではない。
今や彼女にとって、自身の呪われた人生すら愛おしかった。
そして恋人の肩に手を置く、悪戯っ子の様な顔をしながら。
喪服の女は、自身のデッキへと手をかざした。
喪服の女 サレンダーにより敗北。
喪服ライフ10―10=0
千戦目・・・WIN 少年!! LOSE 喪服!!
同時に、闇の決闘、「深海」の完全勝利!!!
少年「サレンダー・・・」
喪服「覚えておけ。選択肢を。お前ならきっと・・・救え・・・」
(・・・惜しみない憎しみに潰された人生だったけれど。惜しみなく愛を知れた人生だっ・・・た。どうか笑って・・・やっと貴・・・の元・・・)
そこで意図は途切れた。
体の全てを灰へ変え、灰は「鮫」の様に深海の闇を泳ぐ。
急カーブを四度決めると・・・やがて四散した。
・・・深海が終わる・・・
・・・・・・・・
少年「・・・ここは・・・!!現実世界に戻ってこれたのか・・・!」
少年は周りを見渡すが。そこには誰もいない。少しだけ焦げ臭いにおいがした。
少年「・・・アンタの人生だの希望だの、なんて知ったこっちゃない。けど。彼女を救う。そうなんだよな・・・?」
ワイド「やりましたね。マスター。」
少年「ワイド!!・・・長い長い間。息を止め続けるような。そんな苦しみの中にいたよ。でも、お前のお蔭で、生き残れた・・・ありがとう。」
ワイド「当然のことです。マスター。よくぞ生き残ってくれました。私は、最大限の敬意と感動を感知します。」
少年「はは・・・・・・・!!いけない・・・倒れそうだ・・・」くら
ワイド「当然です。既に5日もの時間がたっています。」
少年「いつか…五日!?まずい・・・グリムロが!今日殺されてしまう!!・・・今倒れるわけには・・・っく!」
ワイド「―――――――了解しました。「どうせ」、休むことを推奨しても無理なのならば、せめて。」
すっ
少年「ん・・・これは・・・?」
ワイド「この家で見つけた気付けの薬です。原材料は、芥子より抽出されたアルカロイドを合成したオピエイト系統の薬物です。」
少年「・・・?えっと・・・わるい、もうあたまぜんぜん回らなくて。どういうもの?」
ワイド「端的に言って、アヘンです。」
少年「!?」
ワイド「確実に元気が出ます。」
少年「・・・わかった。それもらう。いま、戦えるのなら、なんでもいい。そうだな?・・・行こう。」
第十二話 「焔の如く」 エンド
毎度読んでいただきありがとうございます!
やりたかった事は、ミスタvsギアッチョみたいなタフな射撃と反射の果し合い…ミスしてないといいな(遠い目)
今週の連続投稿は一旦終わりです。
来週には次話を投稿します。
次回、少年の壮絶なる死闘の終わり。探偵の背負う十字架の始まり。
「ウタカタ」。お楽しみに。