遊戯王 決闘探偵 -雲と鉄-   作:T3PO

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君に会う前の自分を忘れたみたいに。
君がいたころの記憶を忘れられるならば、どんなにいいのだろう。



第十四話 呪解のデュエル

「無理やりコンクリート流し込みましたァ」という、雑さが漂う荒い山道を。私達はお師匠の運転するレンタカーで上がっていく。

 

 

アイドル「ふわァ~~~。飲み過ぎで吐きそうェ。」

 

探偵「もう少し我慢しろよ。あと少しで着く。・・・アレ。こっちの道であっているかな?」

 

ワイド「肯定。2キロ以上道成りです」

 

そばかす娘「・・・」

お嬢「・・・暇。」

 

 

 

昨日の晩。お師匠とワイドさん、アイドルさんはかつて経験した、「精霊と呪術師の家」の事件について説明してくれた。正直に言って、簡単に信じきれるものではなかったし、私自身はその「グリムロ」に会った事はないから何とも言えなかったけれど。

悲痛な表情を浮かべるお師匠と、それを必死で茶化そうとするアイドルさんのおどけ方を見ていると、2人にとってその記憶がどれだけ辛かったのかだけは伝わった。

 

けれど。二人が話したのは、決闘が終わり、探偵さんが倒れ、アイドルさんが助けを呼んだそこまでだった。事の結末。「グリムロ」がどうなったのかを、彼らは話さなかった。

それを昨晩尋ねると、お師匠は「明日行く場所で話す。」とだけ言って、それ以上質問されてないための様に酒を浴びる程飲んで。それでぶっ倒れた。

 

・・・酒は飲んでも飲まれるなっていうけど、確実に自ら飲まれていった感じね。

 

お嬢「・・・大丈夫なのアンタ?」

 

そばかす娘「あたしは大丈夫だってえの。」

 

 

強がっちゃって。

私はある程度薄情者だから、彼らの話を他人事として聞けたけれど。

まっすぐ真面目で情の深いこの娘にとっては、お師匠たちに深く感情移入しているはず。

それに、お師匠に救われたこの娘なら、お師匠がどんな思いで自分を助けたのかを察知して、余計な悩み事を考えてしまうのだろう。

 

・・・

 

「デュエルしたいなァ・・・」

 

ぼそっと呟かれた独り言を、言ったのが自分だと私が気づいたちょうどそのタイミングで。車は三階立ての真っ白な建物の前で止まった。その建物は近代美術館の様に静かなで生きた気配のない四角系で、なんとなく、洋式の墓石みたいだなって思った。

 

・・・

 

建物に入ると、御揃いの和服を着た二人のスタッフが迎えてくれた。お師匠達はその人たちに軽く会釈をし、奥の部屋に入ると・・・

 

 

そばかす娘「うお!これってBK!?」

 

探偵「そうだよ。この頃からオーバーハンドレッドカオスナンバーズも複製になったんだな。」

 

お嬢「この写真の人!「雲魔物」の使い手の名士!「アモン・ガラム」!お師匠!この建物って!」

 

探偵「そう。ここは「著名な決闘者」と「カードのコピー技術」に関する資料館。とりあえずは自由に見ていいよ。結構面白いから。」

 

お嬢「いいの!じゃあ1時間くらいしたらエントランスに戻ってくるわ。」

 

探偵「分かった。その後、見せたいところへ連れて行く。」

 

アイドル「すまんち、漏れちょっとトイレ行ってくるww」

 

探偵「勝手に行ってろ。」

 

お嬢「あの、私が付き添いましょうか?」

 

アイドル「お嬢ちゃんヤサシスww」

 

探偵「放っておけ。こいつも大人なんだから・・・まァ。ヤバかったら呼ぶんだぞ。」

 

アイドル「ういww・・・げ。やば、胃液の味がするwww」

 

探偵「はやく行け!」

 

 

・・・

 

そばかす娘「へェ。「セスタス」はこの写真の「アリト」って人のカードだったんだ。ラテンな感じでカッコいいな。」

 

お嬢「このコーナーは「カード複製史」。丁度いいわね。」

 

そばかす娘「何が?」

 

お嬢「これ今度、塾の筆記試験で出るところ。こういう歴史表みたいのが渡されて、空欄に該当する年代とか代表カードを記入してくのよ。紛らわしいのは、「未来技術系カード」でも「機皇帝」は早めに開発されて「メタイオン」はかなり後なのよね。」

 

そばかす娘「ひっかけ問題って事か。・・・学校とか塾って。楽しいか?」

 

お嬢「まあまあね。」

 

そばかす娘「まあまあなのかよ?・・・って言うか、アンタ友達少なさそ。「そんなことないわ。」

 

そばかす娘「即答!?なんか焦ってね!?」

 

お嬢「焦ってないし。ただ皆私とデュエルするの怯えているだけだし。」

 

そばかす娘「ガッツリ少ない!というか、やれ「転移アシッドゴーレム」だの「クリスティア」だの「ハンデス」だのウザったい戦術ばっかりしてるから!」

 

お嬢「よく、「周りで見る分には楽しいけど、対戦するのは嫌」って言われるわ。」

 

そばかす娘「・・・ゴメン。」

 

お嬢「謝らないでよ!一番腹立つ!」

 

そばかす娘「まあ。アンタの場合、そういうポジションでも構わないですタイプでしょ?「一人で昼飯食べますけど何か問題でも?」みたいな。」

 

お嬢「ランチ位友達と食べるわよ!貴女の私のイメージどうなっているのよ!?・・・ってこの前も塾のメンバーに言った気がするわ。私、そんなにイメージ悪い感じなのかしら。」

 

そばかす娘「え。いや。別に、そこまで、おかしく無」

 

お嬢「それだけ、「強くて」「孤高」なのよね、私。本当まいっちゃうわ。魅せすぎて。クク。」

 

そばかす娘「・・・アンタって時々もの凄いバカになるよね。」

 

お嬢「ま、雑談はこれ位にして。貴女は大丈夫なの?昨日の話聞いて。変な事考えていのじゃない?」

 

そばかす娘「!・・・う~~ん。あんまり大丈夫ではない、かな。なんかゴチャゴチャしてる。結局。あの人があたしを助けてくれたのって、自分が助けれなかったあの女の子との被ったからだとは思うけど。・・・どんな理由だとしても、探偵さんはあたしにとって、恩人。だから、昔死なせてしまった事で苦しんでいるなら助けてあげたい。」

 

お嬢「貴女のそういう処は美点ね。それにお師匠に似ていると思う。けど。ちょっと違う気がするのよね。」

 

そばかす娘「あたし何かが「助ける」なんて、おごがましいかな?」ぐすん

 

お嬢「ネガティブは似なくていいのよ!そこじゃない。「死なせてしまった」って所よ。」

 

そばかす娘「え?だって、部長の野郎は「探偵が殺した」って言っていたし、話の中でもその娘は動かなくなったって。」

 

お嬢「そうね。けど。もしも、本当に「殺してしまったなら」。今のお師匠はいないと思うのよね。2パターンで。」

 

そばかす娘「?」

 

お嬢「1パターン目。もし殺してしまっているなら。たぶんお師匠。直後に自殺するでしょう?あのネガティブさ加減なら。」

 

そばかす娘「それは!・・・ちょっとありえるかも。」

 

お嬢「まあ四割がた冗談よ。2パターン目。むしろ、もっと、明るくなっているハズ。確かに凄惨な過去よ。トラウマにもなるわ。それでも15年前の「完結した話」。昨夜の話の力の入り具合や、部長の精神攻撃だってあそこまで効かない。と私は勝手に思う。喪に服すのだとしても中途半端だし。」

 

そばかす娘「・・・まだ。まだ。それじゃあ。探偵さんの中でその話は。」

 

お嬢「完結していない。のだと思う。勝手な空想だけれどね。・・・もうすぐ約束の時間よ。戻りましょう。」

 

そばかす娘「うん。」

 

 

・・・エントランス前

 

コーヒーを飲む探偵と黙するワイド。

 

探偵「・・・」

 

ワイド「――――よろしいのですか?あの部屋へ彼女たちを連れて行って。」

 

探偵「あそこまで話してオチを教えないのはダメだろう。・・・覚悟はしてるいよ。色々叱られちゃうんだろうな。」

 

ワイド「肯定です。ですが、誰にだって否定は出来ないと、判断します。」

 

探偵「ん。ありがとう。・・・」

 

アイドル「ふわア~~~。快調快調www胃の中のナマズ、大海を知るwww」

 

探偵「下品だし、昨日お前が意識朦朧としながら食ったのは「どぜう」。ドジョウだ。ファンが泣くぞ?」

 

アイドル「ダイジョーブ博士太郎wwもうバレてるww最近ファンの贈り物が、地酒と乾き物になりつつあるww」

 

探偵「悲しいな。」

 

アイドル「はずかしながらwww友達みんな結婚し始めた故一人酒www超楽しいwww街のワルイ酒、大体皆トモダチwww」

 

探偵「だったら・・・さっさと早く、結婚でもしろ。容姿はいいんだ。喋り方だって抑えればいい。だから。何だ、お」

 

アイドル「「俺を気にするな」とか、言ったら殴るよ?」

 

探偵「・・・」

 

アイドル「昔言ったよね?「一緒にその罪を背負う」。ボクと君は、少なくとも「親友」だった筈だ。それも同罪のね。今更、「責任は俺に一人にある」とか言い出しているんじゃないよ?それがどれだけボクにとって残酷なのか、分かっている?」

 

探偵「・・・すまん。」

 

アイドル「・・・www何てねwwwうっひょ、早くダーリンとか言いたいダッチャ♡っていうかいっそ、漏れら結婚しちゃうかいwww幸せな家庭を築こうゾイwww」

 

探偵「・・・。」

 

アイドル「おいおいwwどうしたwwまさか本気にしちゃったかいww冗」

 

探偵「なあ。」

 

アイドル「!」

 

探偵「今夜。二人で話をしたい、かもしれない。冗談じゃない大事な話を。」

 

アイドル「!!!何だよ「かもしれない」ってww・・・分かったヨ。「かもしれない」を楽しみに、待っている。」

 

探偵「・・・ありがとう。」

アイドル「ん。」

 

ワイド「お二方。後ろを確認してください。」

 

探偵 アイドル「?」

 

 

 

そばかす娘「た、たんていさんふぁ・・・」

お嬢「あ。アイドルさんが。お師匠と・・・」

 

そばかす娘&お嬢「「結婚するの!?」」

 

探偵「違うよ!?」

アイドル「違うんかーいwww」

 

そばかす娘「た、探偵さんが。けっこんしたら、あたし、すぐ家出ていくから!じゃましないから!」

 

探偵「悲痛過ぎる!そんな事しないから!!」

 

そばかす娘「でも結婚はするんだぁ」だばぁ

 

探偵「そこじゃない!言葉難しい!「根本的に」しないの意!」

 

お嬢「アイドルさんはもっといい男性を捕まえられるはずです!まだ妥協する時ではないです!!」

 

アイドル「ふぇぇ…ガチのトーンだよぉ…」

 

お嬢「いくらお師匠とはいえ。ちょっと、許しがたいわよ・・・」グぐぐぐぐ

 

探偵「なにそのノリは!?あーもう!騒がない!大した事じゃない!・・・そう。金の話をしようとしていただけさ。」

 

お嬢「お金?」

 

探偵「・・・そう。ここの管理費をコイツに出してもらっているからな。その分いつ払うべきか、とかそういうしみったれた話だよ。」

 

お嬢「本当かしらねえ?ここで話してもいい・・・?ここって?」

 

探偵「ここ。」

 

お嬢「Here?」

 

探偵「Yes Here。」

 

お嬢「・・・え。何。このミュージアム、お師匠とアイドルさんが建てたの!?」

そばかす娘「ええ!?」

 

探偵「そうだよ。」

アイドル「まあ普段の運営は他の人に任せているけどww」

 

お嬢「・・・色々ツッコミたいし、微妙にそうやって話題をずらそうとする思惑も見え見えだけれど。いいわ。これから建物立ててまで守りたかった場所へ、行くのでしょう?」

 

アイドル「勿論。だよね?」

探偵「ああ。・・・ワイド。パスワードとか用意しておいて・・・それと、「準備」を。」

 

ワイド「肯定」

 

 

 

 

探偵さんに連れられて、私たちは非常用のエレベーターに乗って地下へと向かう。

エレベーターの地下1階のボタンは埃まみれで、普段だれも使われないのだと思う。

 

エレベーターを降りると、飾り気のないパイプだらけの通路が続く。狭く息苦しい洞窟の様な通路の先には、埃ぽっい木製の扉が待っていた。突然のアンティーク調のデザイン。違和感。古びた扉と裏腹に、電子ロックがかけられているみたい。

 

探偵「よしワイド、パスワードを」

 

アイドル「いや漏れ打つよ。覚えているから・・・ちょちょいっと。」

 

P! P…!!

 

意図も容易く解除されるロック・・・この先が、お師匠が見せたかった景色。昨日の話の終り。

 

 

意を決して。入る。

そこには・・・!!

 

そばかす娘「え・・・え!?」

お嬢「・・・。」

 

 

納得。見ただけで十分に納得出来た。

お師匠は、やっぱり呪われていたんだ。十五年間もの月日を蝕まれるほど邪悪な呪いに。

 

扉を開けた先は、色とりどりの花に囲まれた透明な柩。

 

・・・成程。お師匠の説明は正しかった。

 

陶器の様に白い肌。烏の濡れ羽の少女。

身体のラインがハッキリと分かる白いワンピースと、真っ赤なオートクチュール。ゾッとする程美しかった。

その少女、「グリムロ」は透明な柩の中で妖精のように眠っていた。

 

恐ろしいのは、その顔や身体は私たちと殆ど変らない十代の少女のもので、とてもじゃないけれどお師匠やアイドルさんと同い年に見えない。

 

すーすー、と呼吸の音はする。

だから。この少女は生きている。生きているのだ。けれど、決してその目を覚ますことのない。とんだ眠り姫。

 

だから、これは呪い。「希望」こそが呪い。喪服の女が話したことは、正しかった。正しすぎた。

 

探偵「・・・これが、俺の話のオチだ。暴走し、皆殺しを企む「精霊グリムロ」だけを殺す術がなかった。だから、彼女は、精霊と臍の緒がつながった自らの「意識」ごと、「精霊グリムロ」と共に封印した・・・ワイドの力でな。」

 

ワイド「記憶も、意識も。突き詰めれば脳が発する「電子」と呼べます。だから私はあの時、「彼女」の心を電子へ強制的に転換して、電子カードへと封印しました・・・その代償として、私は精霊の体を無くしてしまいましたが。」

 

アイドル「全てが終わった後、ボクと彼とワイドさんは。この秘密を隠した。そして意識はないまま、肉体は生き続けるこの娘を守る為、必死で金を稼いだ。本当に必死に。手段を選ばず。どんな汚い手を使ってでも名声や勝利を貪った。「異質なアイドル」として。「どんな手を使っても勝率を維持するプロデュエリスト」として。」

 

探偵「そうやって、やっとこのミュージアムを建てた。彼女を守るために。いつか彼女が眠りから覚める時が来ると信じて。一時期とはいえカードの精霊そのものになったからか、彼女は全く年も取らない。食事や栄養もいらない。きっと100年後も500年後も変わらないだろう。」

 

アイドル「だから。探偵は。ボクは。待つ。その日が来る日を・・・嘘みたいに。」

 

お師匠は、柩の上に置かれた、黒いカードを手に取る。

 

探偵「これがその「カード」。この中に、「彼女の心」と、彼女に憑依しようとしていた「グリムロの精霊」が封印されている。・・・手段はない。何もわからないけど。いつか、「何か」が起きて、このカードに眠る「彼女」を体に戻す方法が生まれる・・・そう。信じているんだ。」

 

やっぱり。呪いだ。希望と言う名の。

申し訳ないけれど私は断言する。彼女は、死ぬべき存在だった。

なんて残酷なのだろう。目覚めないくせに体だけ生きているというのは。

これじゃあ、お師匠達は諦める事が出来ない。

 

容易に想像できる。お師匠は、自らが救えなかった罪の意識のムチと、「もしかしたら何かの切っ掛けで彼女は蘇るかもしれない。」というVain Hopeのアメに身を寄せて。自分で砕いた楔を繋いで彼はきっとあの娘を待つ。ワイドさんと二人きり救いを乞う。

 

アイドルさんは、きっと笑う。お師匠と罪を共有したのは自分だって。それが親友だと悲しくおどけてながら。きっと胸に抱える濁流の様な思いを飲み込んで。それでも笑う。

 

2人とも、そんな救いのない闇を抱えて15年を過ごしてきた。そしてこれからも待つのだろう。酷すぎる。コレを「呪い」と言わずになんと呼ぶの?

 

彼女は死ぬべきだった。もう二度と手に戻らないのなら彼らは別の選択肢を選べたのに。その命(希望)は、罪だ。

 

 

 

 

・・・気づいたら、もう宿の部屋に帰っていた。私はずっとボーっとしていたのだろう。

 

部屋の中で、お師匠の顔は殆ど無色で、アイドルさんは無表情で、そばかす娘は無想に逃げて、ワイドさんの声は機械的なのに震えている様に聞こえた。

 

このままじゃ、いけない。これじゃあまりに寒くて、狭すぎる。こんな所にいてはいけない。

 

「事情」、「義理」、「心」、「愛」、「時」、「歳」、「過去」、「悲しみ」。・・・知ったことじゃないのよ。そんな事は知らないのよ。私は知らない。

 

すべき事はたった一つ。

 

黙って私に見惚れていればいいのよ。

だから!馬鹿みたいに!大声をあげて!!

 

お嬢「ふう・・・うおおおおおおおおおお!!!」

 

隠し持っていたデュエルアンカーをお師匠へ投げつける!!

 

がしゃん!!

 

見事命中!ナイスコントロール!私!

 

アイドル「!?」

探偵「はい!?」

 

そばかす娘「!!」

 

お嬢「ククク!分かっているわね!」

 

そばかす娘「!ああ!!はあ!」

 

私の意図に気が付いたそばかす娘もアイドルさんにデュエルアンカーを投げつける!

ナイスピッチ。腐っても、もとい、更生しても元強盗団頭領!

 

アイドル「へ?え?なにこれは?」

探偵「?どういうつもりだ?」

 

お嬢「どうもこうもないわよ!私たちとデュエルしてもらうわよ!」

 

アイドル「いええ!?」

 

そばかす娘「探偵さんも!アンタも!そんな暗い顔して!こっちの身にもなれ!」

 

お嬢「そう!ばっかじゃないの!?ばっかじゃないの!?ばーか!」

 

そばかす娘「そうだ!バーカ!」

 

探偵「小学生レベルの罵倒!?」

 

そばかす娘「お嬢!あたしは、庭でやる!」

 

お嬢「分かったわ!せいぜい頑張ってちょうだい。ククク。」

 

そばかす娘「そっちこそ!」

 

だッ

 

アイドル「ええ?ええええ?げ、引きずらないで!?あーれーぇ???」

 

もの凄く強引に走り抜け外へ飛び出すそばかす娘。ギャグみたいにズルズルと引きずられるアイドルさん・・・本当すいません!

けど、私達に出来るのは、これだけなんです。

 

探偵「・・・何で、この場で突然デュエルなのか俺には分からない。だけどいいよ。そういや宿題の回答だって見なきゃな。」

 

お嬢「そんな強がっても駄目よ、ダメダメ。今のお師匠の顔、殆ど死人よ。最低な顔。今なら簡単に勝てるわ。そうでしょう?ワイドさん。」

 

ワイド「―――――肯定。」

 

お嬢「とはいえ、格上相手に闘うのだもの。私が勝ったらご褒美を貰わなくちゃ。」

 

探偵「褒美?」

 

お嬢「そう。私が勝ったら。あの「ミュージアム」の所有権、頂くわ。」

 

探偵「!?何を言っているんだ!そんな事許すワケがないだろ!」

 

お嬢「お師匠が許す許さないの問題じゃないの。忘れたのかしら?私の家は大金持ち。その気になればこんな小さな施設、簡単に買い上げることが出来る。つまり、正確に言えば「御褒美」じゃないわね。そう、「このミュージアムを守りたければ私を倒してみせないさい!」・・・クク。悪役台詞楽しいわ。」

 

探偵「・・・冗談でも。許すことは出来ないぞ。お嬢さん。構えろ。」

 

お嬢「クク。イイ顔。やっぱり、この方法で正解だったわ。」

 

 

「「デュエル」!!」

 

お嬢 VS 探偵 

集中豪雨警報異常あり(キャッツズ&ドッグス) VS 振り子式屑鉄(スクラップ・ペンデュラム)

 

お嬢「先行は頂くわ。雲魔物タービュランスを召喚するわ。召喚成功時フォッグカウンターを場の雲魔物の数だけ載せる。そしてそれを取り除くことでデッキから「雲魔物―スモークボール」を特殊召喚する!」

 

雲魔物タービュランス 効果モンスター

星4/水属性/天使族/攻 800/守 0

このカードは戦闘では破壊されない。このカードがフィールド上に表側守備表示で存在する場合、このカードを破壊する。このカードが召喚に成功した時、フィールド上の「雲魔物」と名のついたモンスターの数だけこのカードにフォッグカウンターを置く。

また、このカードに乗っているフォッグカウンターを1つ取り除く事で、自分のデッキまたはお互いの墓地から「雲魔物-スモークボール」1体を選んで特殊召喚する。

 

雲魔物-スモークボール⇒特殊召喚

 

お嬢「更に魔法カード、「馬の骨の対価」を発動するわ。呼び出したスモークボールをリリースして2ドローよ。」

 

馬の骨の対価 通常魔法

効果モンスター以外の自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を墓地へ送って発動できる。デッキからカードを2枚ドローする。

 

スモークボール⇒墓地へ

お嬢手札5枚へ

 

探偵「美味しい流れだな。だが、攻撃力800のタービュランスをそのままにするのなら、上手とは言えないぞ。」

 

お嬢「慌てないでよ。そんな面白くない事をするワケないでしょう?フィールドに水属性モンスターがいる時、私はこのモンスターを特殊召喚出来る!出でよ。「サイレント・アングラー」!」

 

サイレント・アングラー 効果モンスター 星4/水属性/魚族/攻 800/守1400

自分フィールド上に水属性モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。このターン自分は手札からモンスターを特殊召喚できない。

 

サイレント・アングラー⇒特殊召喚。

 

探偵「成程。」

 

お嬢「二体の水属性レベル4モンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!!」

 

「勝利への激流!神話とゴシップの渡し舟たる鮫龍!「バハムートシャーク」!!」

 

バハムート・シャーク エクシーズ・効果モンスター ランク4/水属性/海竜族/攻2600/守2100 水属性レベル4モンスター×2

1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。水属性・ランク3以下のエクシーズモンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。このターンこのカードは攻撃できない。

 

バハムート・シャーク⇒X召喚

 

お嬢「そして!バハムート・シャークの効果をX素材の「タービュランス」を墓地に送り発動よ!現れなさい、「潜航母艦エアロ・シャーク」!!そしてXチェンジ!「FA-ブラック・レイ・ランサー」を「エアロ・シャーク」に重ねるわ!」

 

FA-ブラック・レイ・ランサー 

エクシーズ・効果モンスター ランク4/水属性/獣戦士族/攻2100/守 600

水属性レベル4モンスター×3

このカードは自分フィールド上のエクシーズ素材の無い水属性・ランク3のエクシーズモンスターの上にこのカードを重ねてエクシーズ召喚する事もできる。このカードの攻撃力は、このカードのエクシーズ素材の数×200ポイントアップする。フィールド上のこのカードが破壊される場合、代わりにこのカードのエクシーズ素材を全て取り除く事ができる。

また、このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、相手フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊できる。

 

FA-ブラック・レイ・ランサー⇒X召喚。

 

探偵「バハムート・シャークにブラック・レイ・ランサー。高打点と破壊耐性付きのXモンスター二体による様子見。水属性デッキとしては安定手。だが、その程度の陣形、突破されないと思っているのか?」

 

お嬢「まさか。「「スクラップ・ツイン・ドラゴン」による二体同時バウンズ」。ひょっとしたら「レッドデーモン」なんて手段もあるかもしれないわね。だからこそ、私はこの手を用意した!」

 

お嬢「「宿題への回答その2」!二体の同じランクのXモンスターで・・・X召喚!!」

 

探偵「何!?Xモンスター同士でX召喚だと!?」

 

 

「心は空を裂き未来へ向かう!跳ね馬の様に乱暴に、縦横無尽に駆け抜けろ!」

 

お嬢「X召喚!!現れて!英雄の力!」

 

「FNo.0 未来皇ホープ!!」

 

バハムート・シャーク×FA-ブラック・レイ・ランサー・・・!!!

FNo.0 未来皇ホープ!!!

 

 

FNo.0 未来皇ホープ エクシーズ・効果モンスター

ランク0/光属性/戦士族/攻 0/守 0 「No.」モンスター以外の同じランクのXモンスター×2

ルール上、このカードのランクは1として扱う。

(1):このカードは戦闘では破壊されず、このカードの戦闘で発生するお互いの戦闘ダメージは0になる。

(2):このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時に発動できる。

その相手モンスターのコントロールをバトルフェイズ終了時まで得る。

(3):フィールドのこのカードが効果で破壊される場合、代わりにこのカードのX素材を1つ取り除く事ができる。

 

 

古の英雄の力を模した赤き戦士が、私のフィールドに現れる!

 

探偵「ッ!」

 

お嬢「どう?想定外でしょう?この力は。特に、今の死んだ魚の目をした貴方ならなおさら。」

 

探偵「・・・何が言いたい?」

 

お嬢「感じないの?このモンスターから?未来圏へ吹き抜ける爽やかな風を。考えるだけで清々しくならない?「未来」?」

 

探偵「・・・」

 

お嬢「お師匠。貴方の時間は止まりすぎている。「俺のせいで彼女が死んだ」?「いつまでも待つ」?ふざけないで頂戴。どう見ても被害者はお師匠とアイドルさん、ワイドさん。悪いのはあの「グリムロ」じゃない。それなのに、自分を切り崩して、大好きなデュエルまで彼女を守るためのツールにして。そんなの見てられない。見捨てなさいよ。」

 

探偵「やめろ。」

 

お嬢「やめないわ。弟子として言わせてもらう。貴方達のこれまでの生き方は殆ど自殺よ。余生よ。いっそあの女の人真似て喪服でも着たら?」

 

探偵「・・・言いたい事は死ぬほど分かっている。分かっているさ。だから、やめろ。君に俺たちがどれだけの気持ちでここまで来たって分かっているのか?何度も何度も後悔して。お嬢さんが言った様な自問自答を死ぬほど繰り返して。それでも最善を尽くして!やっと、やっと彼女を待つだけの環境を整えた!こうするしかなかった!」

 

お嬢「知ったことじゃないわ。一々同情していたら何も言えないじゃない・・・だから、私が思い知らせてあげるわ。まだやり直せる。未来はまだお師匠の元にあるって事を!ターンエンド!さあお師匠のデュエル、見せてつけて頂戴!」

 

探偵「ッ!」

 

 

 

・・・同時刻。旅館の庭。

川辺でタイヤを引きずり走るスポ根特訓の様な妙な状況で、タイヤ側のアイドルは叫ぶ。

 

アイドル「いたい!いたい!もうストップストップ!三十路前だから!これ以上やったら死ぬww」

 

そばかす娘「ふう。これだけ離れていれば探偵さんにも声は聞こえないな。よし。デュエル!」

 

アイドル「ちょww強引wwってかチミ漏れに何か恨みあるんかいwww」

 

そばかす娘「無い!けど!アンタとあたしはデュエルしなきゃいけないんだ!」

 

アイドル「www」

 

そばかす娘「むかつくんだよ、うざいんだよ、アンタ!ふざけた薄ら笑いして!「必死に茶化しています」みたいなアピールしやがって!」

 

アイドル「ちょww人格否定ですかいwww漏れッチちょっとショックwww」

 

そばかす娘「何が「漏れ」だよ!分かっているんだよ!アンタはきっと、探偵さんの事を、」

 

アイドル「「愛している」とでも?」

 

そばかす娘「・・・そうでしょ?だって15年間も探偵さんと秘密を共有してさ。」

 

そばかす娘「探偵さんは、まだ理解できるよ。自分が「グリムロ」さんの永い眠りの直接の原因になった事や、・・・ムカつくけど彼女を慕っていたのならまだ、待っていられるのも分かる。けど、アンタは違う。確かにアンタも彼女の友人だったかもしれないけど。探偵さん程あの事件に踏み込む覚悟はなかったはずだ!なのに、まだこうして秘密の共有やお金の協力をしている。それは、本当の意味で探偵さんを孤独にさせないために!アンタは愛しているからこそ!」

 

アイドル「www何でもかんでも色恋沙汰にするのはティーンエイジャーの悪い癖だぜwww漏れと彼は「親友」www「親友」ならどこまでも付き合うのが使命ww」

 

そばかす娘「そうやって、アンタが自分を誤魔化すのなら!あたしがぶん殴って目を覚ましてやる!構えろよ!このデュエルでアンタの本音を引きづり出してやる!」

 

アイドル「超野蛮wwま、いいでしょうwwwよろしいwいっちょ揉んでヤンよwww」

 

 

 

「「デュエル」!!」

 

そばかす娘 VS アイドル

エクシーズ戦士団 vs THEE MICHELLE GUN INVELOSE(ミッシェル・ガン・インヴェルズ)

 

そばかす娘「先行はあたし!「BKヘッドギア」を召喚!そしてその効果でデッキから「BK」モンスターの「BKスパー」を墓地に落とす!更に「戦士の生還」を使って墓地に眠る「スパー」を手札に回収する!」

 

BKヘッドギア 効果モンスター 星4/炎属性/戦士族/攻1000/守1800

このカードが召喚に成功した時、デッキから「BK」と名のついたモンスター1体を墓地へ送る事ができる。フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードは、1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。

 

戦士の生還 通常魔法

(1):自分の墓地の戦士族モンスター1体を対象として発動できる。その戦士族モンスターを手札に加える。

 

BKヘッドギア⇒召喚

 

そばかす娘「そして、手札に戻した「BKスパー」を自身の効果で特殊召喚する!出てこい!「スパー」!」

 

 

BKスパー 効果モンスター

星4/炎属性/戦士族/攻1200/守1400

自分フィールド上に「BK」と名のついたモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。この方法で特殊召喚した場合、このターン自分はバトルフェイズを行えない。

 

アイドル「うほwwいい流れ作るじゃんww」

 

そばかす娘「まだ!流れは途切れない!二体のBKでエクシーズ召喚!ランク4!!「BK拘束蛮兵リードブロー!!を攻撃表示で!!」

 

BK拘束蛮兵リードブロー エクシーズ・効果モンスター ランク4/炎属性/戦士族/攻2200/守2000 「BK」と名のついたレベル4モンスター×2

自分フィールド上の「BK」と名のついたモンスターが戦闘またはカードの効果によって破壊される場合、その破壊されるモンスター1体の代わりにこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事ができる。また、このカードのエクシーズ素材が取り除かれた時、このカードの攻撃力は800ポイントアップする。

 

BK拘束蛮兵リードブロー⇒攻撃表示でX召喚

 

そばかす娘「更に1枚伏せてターンエンド!」

 

アイドル「ふむふむwwやたらデカい肉壁ですなwwこりゃ怖いのおww」

 

そばかす娘「下らない事言ってないで早くドローしろ!アンタの本気の感情見せてみろよ!」

 

アイドル「「本気のあたし~~~見せつけるまでww私眠れない♪」ってかwwwそんじゃいくでェ。ティーンエイジャーに三十路前の悲しみ見せてやんよwwドローww」

 

アイドル「「BK」ww戦闘や効果での「破壊」に対して異常にタフな群体、ってか「BK拘束蛮兵リードブロー」だけかそれはwww全く鬱陶しいwww」

 

そばかす娘「アンタの口調の方がよっぽど鬱陶しいね。」

 

アイドル「ごもっともwwwだwけwどwその手の、探偵チン系の「堅いデッキ」ってのは実は漏れッチの得意な相手ナリ。」

 

そばかす娘「何?」

 

アイドル「「We Are Steel Swarm」。侵略者にそんな壁が通じると思うのカイ?場にインヴェルズがいない時、コイツを特殊召喚出来る。「インヴェルズの魔細胞」。」

 

「キシャあ!!」

怨嗟の声を上げながら悪意の天道虫が飛来する!!

 

インヴェルズの魔細胞 効果モンスター

星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0

自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。

このカードは「インヴェルズ」と名のついたモンスターのアドバンス召喚以外のためにはリリースできず、シンクロ素材にもできない。

 

そばかす娘「!キモチワルイ!」

 

アイドル「げへへ。ならもっとキモチワルイ物見せてあげようw「インヴェルズの魔細胞」をリリースして、手札から「インヴェルズ・ギラファ」をアドバイス召喚だw」

 

インヴェルズ・ギラファ 効果モンスター

星7/闇属性/悪魔族/攻2600/守 0

このカードは「インヴェルズ」と名のついたモンスター1体をリリースして表側攻撃表示でアドバンス召喚できる。「インヴェルズ」と名のついたモンスターをリリースしてこのカードのアドバンス召喚に成功した時、相手フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。

選択した相手のカードを墓地へ送り、自分は1000ライフポイント回復する。

 

同胞なる「魔細胞」を躊躇いなく捕食し。古代の悪しき絶対捕食者が召喚される!

 

アイドル「「ギラファ」の効果発動。アドバンス召喚成功時に相手の場のカード1枚のカードを「墓地に送る」。」

 

そばかす娘「なんだと!?「墓地に送る」だと?」

 

アイドル「そう。チミの「BK」や探偵チン「スクラップ」デッキは「破壊」に対する執拗な耐性や後続維持能力がウリの一つだけれど。漏れッチの「インヴェルズ」は破壊以外の除去を得意とするデッキなのでねwさあその筋肉君を墓地に送ってもらおうかw」

 

そばかす娘「っち!リバースカードオープン!「禁じられた聖杯」!そのギラファの捕食を止める!」

 

禁じられた聖杯 速攻魔法

フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。エンドフェイズ時まで、選択したモンスターの攻撃力は400ポイントアップし、効果は無効化される。

 

アイドル「!」

 

そばかす娘「「リードブロー」は守る!!アンタのギラファには黙っていてもらう!」

 

そばかす娘(攻撃力はあっちの方が高いけれど!殴り合いならリードブローの独壇場!)

 

アイドル「・・・www」

 

そばかす娘「な、なにニヤニヤしてるんだよ!」

 

アイドル「いやいやwwチミ、中々熱い娘だねw下手に温存させない思い切りのいいカード裁きっぷり。嫌いじゃないネ。けど。」

 

アイドル「手札の速攻魔法。「侵略の汎発感染」発動。このターン「ヴェルズ」に魔法・罠の効果をガードするバリアを発生させるwwあ、ちなみに「インヴェルズ」も「inヴェルズ」だからOKねw」

 

そばかす娘「そんな!!」

 

アイドル「「禁じられた聖杯」は実質無効wさあ喰われなw。効果により「BK拘束蛮兵リードブロー」を捕食るぜ。ついでに漏れのライフも1000回復w」

 

侵略の汎発感染 速攻魔法

自分フィールド上の全ての「ヴェルズ」と名のついたモンスターは、このターンこのカード以外の魔法・罠カードの効果を受けない。

リードブロー⇒墓地送り

アイドルライフ⇒5000に

 

アイドル「バトルだ。ギラファで嬲る。」

 

そばかす娘「っく・・・きゃああああああああああ!!」

 

インヴェルズ・ギラファ⇒ダイレクトアタック

そばかす娘ライフ 残り1400

 

そばかす娘「・・・っく!くそ!アンタ!強いじゃねえかよ!」

 

アイドル「漏れはカードを2枚伏せてターンエンド。「We Are Steel Swarm」。インヴェルズにその程度の妨害なんて何も意味がないw故に「絶対捕食者」。そして漏れは腐っても「決闘アイドル」。この何年もアイドルとしてデュエル界を走ってきたww若いチミが簡単にぶん殴れるほど軽くはないぞよ?」

 

そばかす娘「っ!殴れるか殴れないかは歳の問題じゃねえ!ドロー!」

 

アイドル 場 インヴェルズ・ギラファ 伏せカード2枚 手札1枚 ライフ5000

そばかす娘 手札3枚 ライフ1400

 

そばかす娘「今度はこっちの番だ!手札から!「BKスイッチヒッター」を召喚!効果で墓地の「BKヘッドギア」を蘇生させる!」

 

⇒BKヘッドギア蘇生

 

そばかす娘「二体のBKでエクシーズ召喚!出でよランク4!!」

 

アイドル「ほほうwwまたリードブローかいww」

 

そばかす娘「違う!新たな一枚!煌めけノヴァ!!!「No.79 BK 新星のカイザー」!!」

 

No.79 BK新星のカイザー エクシーズ・効果モンスター

ランク4/炎属性/戦士族/攻2300/守1600 レベル4モンスター×2

1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。自分の手札・墓地から「BK」と名のついたモンスター1体を選んで、このカードの下に重ねてエクシーズ素材とする。

このカードの攻撃力は、このカードのエクシーズ素材の数×100ポイントアップする。

また、このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、その時にこのカードが持っていたエクシーズ素材の数まで、自分の墓地からレベル4以下の「BK」と名のついたモンスターを選択して特殊召喚できる。

 

閃光が弾け、新しい星が生まれた・・・!

そしてその星の中から、極大のカイザーナックルを拳に着けた帝王が荒々しく登場する!

 

No.79 BK新星のカイザー⇒X召喚

 

アイドル「かっちょいいカードが出てきたなwコレ、チミのエースかい?」

 

そばかす娘「・・・違う。けど、大切なカードの一枚!こっちが何度いらないって言っても探偵さんが渡してきた。そんな大切なカードだからな!」

 

アイドル「ほほうwwつまりプレゼントなワケだ。中々探偵チンの寵愛受けているじゃないw」

 

そばかす娘「ちょ、寵愛!?ちげーし!馬鹿なあたしだって分かっているんだよ。・・・あの人は只、亡くした「彼女」の後悔で、気紛れにあたしを助けてくれただけ。こっちの思いなんて、所詮、一方通行でこっちを見てくれているワケじゃないんだって。」

 

アイドル「www」

 

そばかす娘「なあ!アンタもそうなんじゃないのか!?あたしと同じ、このドスンとした重りを!十五年間背負ってきたんじゃないのか!?だとしたら、アンタはあたしより救われない!せめて!吐き出せよ!」

 

アイドル「おいおいおい。随分な事を言うじゃないかいwww漏れをチミの純情センチメンタル事情に巻き込むなw

 

そばかす娘「でも!アンタは絶対に、」

 

アイドル「いいかい。別に、これはキレて言っているわけではないがwww・・・キミに関係あるの?」

 

そばかす娘「!!」

 

アイドル「キミが探偵チンに恩義を感じていたり、ボクに何かを感じ取ったとして。だから何だ?何十年も持っていた感情や付き合いを、君がとやかく言えるのかい?どんな立場だい?」

 

そばかす娘「それは・・・」

 

アイドル「いじわる言ってごめんねwwwでwもwそんな言葉、全ッ然ッ届かないねwwぷぎゃあwww」

 

そばかす娘「ッ!ならせめて!この拳を届かせてやる!「新星のカイザー」の効果発動!墓地の「BK」を自身のオーバーレイユニットにする!あたしは「BKヘッドギア」をカイザーの素材にする!そして「新星のカイザー」はX素材の数×100ポイント攻撃力を上げる!素材は今三つ!攻撃力は300上がって2600!!バトルだ!「新星のカイザー」でギラファを攻撃!」

 

アイドル「なに?「インヴェルズ・ギラファ」の攻撃力は2600。相討ち狙いか!?」

 

そばかす娘「どうかな!「ノヴァ・ノーザングラン」ッ!」

 

アイドル「・・・。見切ったゼ。リバースカードオープン。トラップカード「侵略の侵喰感染」。手札、場の「ヴェルズ」モンスターを別の「ヴェルズ」に交換するこのカードで、このカードで「インヴェルズ・ギラファ」をデッキに戻し、別の「インヴェルズ・ギラファ」を手札に加える。」

 

そばかす娘「なにい!?」

 

アイドル「そしてその攻撃を命で受けよう。」

 

カイザー渾身のストレートを当たる瞬間!悪意のクワガタは姿を消失させる。

そして、そのままの勢いでパンチはプレイヤーのアイドルの元へ辿り着く!

 

アイドル「ぐ、おおおおおおおおおおお!!いちいいいいいwwwwwww」

 

アイドルのライフ 5000-2600=2400!

 

侵略の侵喰感染 永続罠

1ターンに1度、自分の手札または自分フィールド上に表側表示で存在する、「ヴェルズ」と名のついたモンスター1体をデッキに戻して発動できる。デッキから「ヴェルズ」と名のついたモンスター1体を手札に加える。

 

インヴェルズ・ギラファ⇒デッキへ

インヴェルズ・ギラファ⇒手札へ

 

そばかす娘「くっそ!逃げやがった!」

 

アイドル「おいおいwwwダイレクトアタックが決まったんだぜww喜べよww」

 

そばかす娘「うぜえ!」

 

アイドル「攻撃力を2600というギラファの同じ数値にした上で相討ちを狙い。更に破壊されたときに発動する「新星のカイザー」のオーバーレイユニット分BKを蘇生させる効果で後続を呼び、大ダメージを仕掛ける。うんwwいいじゃないww大ダメージを受けるっていう結果は変わらないww」

 

そばかす娘「全然違う!本当なら!蘇生させた三体で3000ダメージ以上の追撃が出来た!その上でリードブローも展開できた!くっそ、ギラファを一枚分確保されたし!完全に失敗だよ!」

 

アイドル「wwwで、どうするかい?wwこのデュエル辞めるかい?」

 

そばかす娘「そんなワケない。アンタがあたしより強かったとしても!全力で殴り抜ける!カードを一枚伏せてターンエンド!」

 

アイドル「ほほうwwならば留めを刺してやるぜ!!!ドローww」

 

そばかす娘 フィールド No.79 BK新星のカイザー 伏せカード 手札1枚 ライフ 1400

アイドル フィールド 伏せカード1枚 侵略の侵喰感染 手札3枚 ライフ 2400

 

アイドル「リバースカードオープンw「侵略の波紋」。ライフを500払い墓地のレベル4以下のインヴェルズを蘇生wwwこいww「インヴェルズの魔細胞」www」

 

インヴェルズの魔細胞⇒蘇生

アイドルのライフ 1900へ

 

そばかす娘「リリース用のモンスターを確保しやがった!」

 

アイドル「大☆正☆解。魔細胞を生贄に捧げ、手札の「インヴェルズ・ギラファ」を召喚!!ギラファの効果で「新星のカイザー」捕食って1000ライフ回復www墓地送りだから「カイザー」の効果は発動できないゴザイマスwww」

 

そばかす娘「くそう!くそう!」

 

No.79 BK新星のカイザー⇒墓地送り

アイドル ライフ 2900へ

 

アイドル「さあてインヴェルズ・ギラファでダイレクトアタックwwwチミのその青々しい主張もこれで終了www」

 

そばかす娘「そうはいかねえ!リバースカードオープン!「ピンポイント・ガード」!!」

 

アイドル「おおおおおおおおおお!?」

 

そばかす娘「ダイレクトアタック時に墓地からレベル4以下のモンスターを無敵状態で蘇生させる!こい!「BKスパー」!!」

 

ピンポイント・ガード 通常罠

相手モンスターの攻撃宣言時、自分の墓地のレベル4以下のモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターを表側守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはそのターン、戦闘及びカードの効果では破壊されない。

 

BKスパー⇒守備表示で蘇生

 

そばかす娘「これで!アンタの攻撃は凌いだ!」

 

アイドル「はあ。はあ・・・鬱陶しい。けど、やるぅ♪イイねイイねそーゆう粘りのいいデュエル!そうじゃなきゃ侵略しがいがないってモノなりwwwターンエンドwww」

 

そばかす娘「はあ。はあ。」

 

アイドル「さあ頑張れ頑張れ。もっと全力出さないと漏れの本音は聞けないゾwww。」

 

そばかす娘「・・・いや、もう。そんな事はもういい。」

 

アイドル「へ?おいwwwおいwwwあんなに活き込んでおいてもう諦めちゃうのかよwww飽きるの早すぎwww」

 

そばかす娘「そうじゃない!アンタはきっと、誰にも言えないような本音がある。絶対に、重くてやり場のない感情があるはずだ!」

 

そばかす娘「けど!…アンタがソレを言いたくないのに、無理に引きずりそうとするなんて。一人でひっそりと抱えていたい、他人には見せれるワケない気持ちだって当然在るのに。すっげえ失礼だった。すいません。」ぺこお

 

アイドル「お。おう。なんだい、イイ子じゃないかいww許せる!!」

 

そばかす娘「そしてそれ以上に!そんな事よりも、このデュエルが楽しくなってきた!アンタのその「侵略」!ぶち抜いて殴りぬけてやる!アンタだってそうだろ!このデュエル!楽しいだろ!!」

 

アイドル「!!!・・・当然。漏れを誰だと思ってやがりますか?有象無象の偶像が犇めく芸能界で、只一人プロ・オブ・プロ認めた、「決闘アイドル」。いいぜえ。デュエルに心燃やさないワケが無しwwwターンエンドだ。」にやり。

 

そばかす娘(ああ。お嬢。アンタの「野望」の意味。何かやっと分かった気がするよ。誰かが、他の誰かを助けたり、心を癒すなんて本当に「奇跡的」なことなんだ。そう簡単には誰かの本音には届かないし、心を重ね、繋げるなんて、とっても難しい。助けようなんて、思い上がりだった!!結局、皆、それぞれ違う寂しさを持っていて、どうしようもなく一人で孤独なんだ。)

 

そばかす娘(けど。デュエルなら!デュエルの興奮は!その鼓動に包まれている時間だけは、誰もが、やっと自由になれる!孤独だろうと、誰かと一緒に楽しむことが出来るんだ。だから、あの下衆なお嬢は!「デュエル」で「世界征服」を目指している!世界中の誰もが同じデュエルを楽しめるなら!その時だけ、誰もが自分の苦しみを忘れて、誰かと心を重ねれる!救われるんだ!)

 

そばかす娘「だからこそ!このデュエルを全力で楽しんで!アンタと心を響かせてやる!このパンチの振動で!あたしのターン!!ドロー!!」

 

そばかす娘 フィールド BKスパー 手札2枚 ライフ 1400

アイドル フィールド インヴェルズ・ギラファ 侵略の侵喰感染 手札2枚 ライフ 2900

 

そばかす娘「あたしは!魔法カード「愚かな埋葬」発動!デッキから「BKグラスジョー」を墓地に落とす!」

 

アイドル「!?この土壇場で墓地を肥やして何をする気だい!?」

 

そばかす娘「ただの墓地肥やしじゃない!「BKグラスジョー」が効果で墓地に送られた時、墓地の「BK」を手札に回収する!戻って!「BKスイッチヒッター」!」

 

BKグラスジョー 効果モンスター 星4/炎属性/戦士族/攻2000/守 0

このカードが攻撃対象に選択された時、このカードを破壊する。このカードがカードの効果によって墓地へ送られた時、自分の墓地から「BK グラスジョー」以外の「BK」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える事ができる。

 

BKスイッチヒッター⇒手札

 

アイドル「「愚かな埋葬」を「戦士の生還」に変換するとは面白い小技をwwさあ魅せてくれやwwwチミの一撃ww」

 

そばかす娘「当ったり前だ!Bkスイッチヒッターを召喚‼効果で「BKグラスジョー」を蘇生させる!そして、「BK」、スイッチヒッター、グラスジョー、スパー、の三体のレベル4モンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚ン!!」

 

アイドル「!!!」

 

「心を動かすあっついビート!!渾身の一撃で導火線に火を付けろ!」

 

「No.105 BK 流星のセスタス!!」

 

No.105 BK 流星のセスタス

エクシーズ・効果モンスター ランク4/炎属性/戦士族/攻2500/守1600 レベル4モンスター×3

自分フィールド上の「BK」と名のついたモンスターが相手モンスターと戦闘を行うバトルステップ時にこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。

その相手モンスターの効果はターン終了時まで無効化され、その自分のモンスターはその戦闘では破壊されず、その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。この効果は相手ターンでも発動できる。

 

アイドル「かあ!いいね!その「No.」!!近距離パワー型って感じだぜwwさあ来いヤ!」

 

そばかす娘「当たり前!「流星のセスタス」でインヴェルズ・ギラファを攻撃!そしてその瞬間、素材となった、「スイッチヒッター」を墓地に送り、戦闘破壊を無効+受けるハズだった100のダメージをアンタに与える!」

 

アイドル「意外と安、ぐあああああああああ!!!wwwww」

 

アイドルのライフ 2800へ

 

そばかす娘「あたしはカードを一枚伏せてターンエンド!アンタの番だ!」

 

アイドル「しゃあああああ!ドロー!!」

 

そばかす娘 フィールド No.105 BK 流星のセスタス 伏せ1枚 手札0枚 ライフ 1400

アイドル フィールド インヴェルズ・ギラファ 侵略の侵喰感染 手札3枚 ライフ 2800

 

アイドル(さて、どうするかwww「流星のセスタス」は戦闘面に関しては「リードブロー」より堅いモンスター。当然、効果除去するけれどwww)

 

アイドル(リリース源は問題ないとして、「どっち」の除去・・・「ギラファ」を狙うべきかwww「モース」を狙うべきかwww・・・あの伏せカード、また「ピンポイント・ガード」みたいな類なら面倒すぎる!)

 

アイドル「www全力でチミに勝つには!全力で全部食わなきゃダメだよねェ!?」

 

そばかす娘「っ!」

 

アイドル「残さず全部頂きます。フィールドの「侵略の侵喰感染」の効果発動ww手札の「インヴェルズを呼ぶもの」をデッキに戻して!デッキから「インヴェルズ・モース」を手札に加える。インヴェルズ・トレード!」

 

そばかす娘「インヴェルズ・モース!!そいつは!」

 

アイドル「フヒヒ。「さァ!吸い込んでくれ!漏れの心も、体もそう全部チミが♪」www。インヴェルズ・ギラファを生贄にして、「インヴェルズ・モース」をアドバンス召喚。」

 

ギラファよりも細身の体をした、しなやかなる狩猟者が闇より出現する!!

 

インヴェルズ・モース 効果モンスター 星6/闇属性/悪魔族/攻2400/守 0

「インヴェルズ」と名のついたモンスターをリリースしてこのカードのアドバンス召喚に成功した時、1000ライフポイントを払う事で、相手フィールド上のカードを2枚まで選択して持ち主の手札に戻す。

 

そばかす娘「!!!」

 

アイドル「こいつを召喚した時ライフを1000払い、相手の場のカードを二枚バウンズする!対象は「セスタス」とそのセットカード!」

 

アイドルのライフ 1800へ

 

アイドル「さっきの「ピンポイント・ガード」や「ミラーフォース」ならたまったモノじゃあないからなア。さあ、吹き飛ばせ!モース!!」

 

マントのような翼を広げ飛翔するモース!その羽ばたきが禍々しき二つ暴風を生み、セスタスとセットカードへ迫る!!

 

アイドル「喰らって!!これでボクの勝ちだア!!」

 

そばかす娘「っは!アンタの顔!随分「ガチ」になって!除草してるぜ!」

 

アイドル「!!!」

 

そばかす娘「けれど!幸運はあたしに吹き込んだ!リバースカードオープン!カウンタートラップだ!」

 

アイドル「なんだって!?このタイミングでカウンタートラップ!?」

 

そばかす娘「発動せよ!「リ・バウンド」!相手が「バウンズ」効果を発動した時、その効果を無効にする!そして!更にアンタの手札か場のカードを一枚除外する!!」

 

アイドル「!!!そんな!ボクの決め札が!!」

 

そばかす娘「除外するのは、「インヴェルズ・モース」だ!」

 

リ・バウンド カウンター罠

フィールド上のカードを手札に戻す効果を相手が発動した時に発動できる。

その効果を無効にし、相手の手札・フィールド上からカードを1枚選んで墓地へ送る。

また、セットされたこのカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、デッキからカードを1枚ドローする。

 

インヴェルズ・モース⇒除外

 

アイドル「っく!だけれど!まだ手はある!フィールドにモンスターがいない今!「インヴェルズの魔細胞」を守備表示で特殊召喚する!」

 

インヴェルズの魔細胞⇒特殊召喚

 

そばかす娘「!!あたしがモンスター一枚引けばそれで詰むような壁を!」

 

アイドル「それでも諦めないのがデュエリスト。ターンエンドだ!」

 

そばかす娘「アンタ、やっぱり探偵さんの「親友」だ!そのあきらめの悪さ!打たれ強さ!」

 

アイドル「アタボウよwwwさあ引いてみせてよ!ボクのライフを殴りぬけてみろ!」

 

そばかす娘「ドロー!!!・・・っ!!」

 

アイドル「!!その顔!モンスターじゃなか」

 

そばかす娘「魔法カード、発動!「RUM-バリアンズ・フォース」!!」

 

アイドル「!?」

 

そばかす娘「このカードでセスタスの再構築し!カオス化させる!ランクアップ・Xチェンジ!」

 

心に秘めた激情を!星の帯へと乗せて、繋げてみせろ!!!

 

CNo.105 BK彗星のカエストス

エクシーズ・効果モンスター ランク5/炎属性/戦士族/攻2800/守2000

レベル5モンスター×4

このカードが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、破壊したモンスターの元々の攻撃力の半分のダメージを相手ライフに与える。また、このカードが「No.105 BK 流星のセスタス」をエクシーズ素材としている場合、以下の効果を得る。

●1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターを破壊し、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。

 

パープルのボディに燃え盛るカオスを背負いし、BKの絶対王者!勇ましくデュエル(リング)に登りあがる!

 

アイドル「まさか!カオスかまで操るとは。見事、ナリwww」

 

そばかす娘「「カエストス」の効果発動!素材の「BKスパー」を墓地に送り、アンタの場にいる「魔細胞」を燃やし尽くす!!散れ!」

 

アイドル「ぐおおおおおおおおおおお!!!」

 

インヴェルズの魔細胞⇒破壊

 

そばかす娘「これで!!アンタを守る壁はいなくなった!!!」

 

アイドル「っくううう!!!」

 

そばかす娘「最後のアタックだ!「BK彗星のカエストス」!!ダイレクトアタック!!渾身のパンチを入れてやれええ!!!」

 

そばかす娘「ライラライラライララィ!!!ライラライラライララィ!!!」

 

背に背負いしブースターからカオスの焔を燃やしだし!彗星が如しスピードでアイドルへ飛来する!!そして、そばかす娘の掛け声と共にラッシュをぶちまかす!その一発一発が、メテオ・インパクト!!!

 

アイドル「く。があああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

 

アイドルのライフ 1800-2800=-1000

 

そばかす娘 Win –アイドルLose !!

 

そばかす娘「しゃあああ!!!勝った!!」

 

アイドル「はあああ。悔しいィいいなあああ。ああ悔しい!!・・・wwwいやあ。いいデュエルだったwww」

 

そばかす娘「っけ。結局デュエルした時だけかよ。その喋り方辞めた時のアンタは結構熱かったのに。」

 

アイドル「ふひひwwwサーセンwwwあの「リ・バウンド」が反撃の決め手やったなww慎ましく「ギラファ」を選んでいれば良かっ・・・、そっか。そのカードの真意は打倒探偵チン。」

 

そばかす娘「っ!なんでアンタら一味はいとも容易くこっちの考えをズバリ見抜いて来るんだよ。そうだよ!探偵があたしとデュエルした場合絶対に出してくる「スクラップ・ツイン・ドラゴン」を仕留める為に入れたのが、たまたまアンタの決め札に噛みあったんだよ。」

 

アイドル「にゃるほどねwwwしかし、そうだとしたら、メラ申し訳なしwww本当は漏れじゃなくて探偵チンとデュエルしたかったでしょう?」

 

そばかす娘「まあね。けど、アンタと勝負出来て良かったとも思っているよ。・・・アンタが何と言おうと、あたしはアンタの苦しみを分かち合いたい。そう思っているんだ。だって」

 

アイドル「「同じ男を愛した友」だからとか言うんじゃあないよねwww」

 

そばかす娘「う。うっさい!うっさい!」

 

アイドル「当wたwりwかwよw。チミ、ロクでもないロマンチスト☆ティーンエイジャーだなwww」

 

そばかす娘「うるせえ!!やっぱりアンタなんか大嫌いだ!!」

 

アイドル「ふぇふぇふぇwwwサーセンwwwまあ。少し、気分が晴れたよ。アリガトな。」

 

そばかす娘「ふ、ふん!」

 

 

 

・・・ 第十四話 「呪解のデュエル」エンド




一応補足すると、「リ・バウンド」は破壊以外の除去を真っ先に狙われる「BK拘束蛮兵リードブロー」をガードする意味合いを持っています。「アークナイト」「カステル」対策にあがる「スキルプリズナー」や「ブレイクスルー・スキル」と比べると範囲は迫るものの、カウンタートラップのため確実に決められる点と「緊急脱出装置」もメタる点が優位です。確実性は下がりますが、アリト風に「カウンタートラップを活用するBKデッキ」を使いたいならお勧めです。



「未来圏」云々は宮沢賢治・・・というか、「魔王」ですハイ。
ライラライラライラらいは・・・you are king of king♪ な感じで。
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