戦記絶唱シンフォギア みんなの笑顔のために   作:(´・ω・`)しょんぼりくん

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第一話 仮面ライダー

『奏、お前なんでボーカルユニットなんてやってるの?』

 

『そんなの決まってるだろ、皆の笑顔をみたいからだよ。それに歌ってて気持ちいし、逆に達也は何で科学者やってるの?』

 

『そんなの決まってるでしょ、楽しいからだよ。』

 

そう椅子から立ち上がり両手を空にあげる。

 

『未知の冒険!世界の謎!そして人が作り上げた科学!その探求を追求するのって楽しくない?』

 

『私そういうの興味ない。』

 

ガックシと若干姿勢が崩れた。

 

『まったくこれかだから阿呆奏は…勉強をしなさい勉強を…』

 

『達也は逆に歌の練習をしろよ、この前デュエットした時ホントに酷かったからな。』

 

『あれは僕のせいじゃない、正確に数値を出せない機材がおかしいの。』

 

『言い訳が酷いな…まあそんなところがお前らしいけどさ。』

 

仕方なさそうに息を吐き達也の隣に立つ。

 

『私は歌で、達也は科学でみんなの笑顔を守ろう。な?』

 

『もちろん、人の笑顔を守るのも科学者としての務めだからね。』

 

そう二人は拳を軽くぶつけた、その二人の笑顔はとても綺麗なものだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふと、目が覚めた。ガラス越しに真っ白な天井が見えた。

 

『天羽奏さん、バイタルチェック完了しました。』

 

そういうと箱がスライドする、その場から起き上がり周囲を見渡す。完全に滅菌された空間なためか真っ白な背景が続いている。しばらく動けなかったためか軽く息を吐いた。

 

『身体に異常はありません、定期検査はこれで終了となります。お疲れ様でした。』

 

「うん、ありがとさん。」

 

そう言い検査ポッドから立ち上がり部屋から出た。そしてそのまま検査員の女性が近づいて来た。

 

「お疲れ様です、前より状態がよくなってますよ。あの時、絶唱をした時はもう駄目かと思いましたけど…よかったです。」

 

「そうですね、あれから随分と経つし。」

 

そのまま更衣室で着替える途中であるペンダントに目がいく、それを開けると男性の写真が入っていた。

 

「…すみません、ちょっと無神経でした。」

 

「いいんですよ……もう終わった事ですから。」

 

達也…もう会えないんだよな。

 

「…私も女々しいな。」

 

そう言いペンダントを閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー特異災害対策機動部二課 本部ーーー

 

 

 

 

 

ここは特異災害対策機動部二課、この世界ではノイズと呼ばれる災害が発生する。ノイズは人を襲う謎の生命体のようなものだ、その存在に対応するために作られた組織だ。ノイズには通常兵器が通用しない、そのためそのノイズに対抗するために作られたシンフォギアと呼ばれる物を使い奏者として戦い続けノイズの被害を食い止めている。そしてその奏者として戦える人物は現在一人だけだった。

 

「よ、翼。」

 

「奏!」

 

そう椅子で休憩している翼に声を掛ける、翼の方は元気そうに奏と立ち会った。

 

「ごめんな、私が一緒に出られたらよかったんだけど…」

 

「大丈夫、むしろ無理しないで、まだ体が治りきってないんだから…」

 

そう心配そうに声を掛けた、実は天羽奏もその奏者の一人だったのだがシンフォギアの奥の手である絶唱と呼ばれる物使用して体に後遺症が残ったためシンフォギアを使用する事ができなくなった。精確には使用禁止になっただなのだ、そのため現在は翼一人となっている。

 

「まったくダンナも固いよな。」

 

「そう言わないで、司令も心配して言ってるのだから…」

 

「わかってるよ、だから悔しいんだよ。」

 

そう不貞腐れる奏、それをなだめる翼、彼女たちがいなければノイズによる被害は大きなる一方だったろう。だが正直な所翼一人ではどうにも苦しい状況だった。ノイズはいつ何処で発生するのかもわからない、そのため後手に回る上に数も平均で70を超えることなど一人だけでは対処しきれない場面も多い、そのためできれば戦線に復帰して欲しいのだが彼女の上官がそれを止めていたのだ。

 

「奏は次のライブに集中して、戦場は私に任せて。」

 

「…わかったよ。」

 

そう返事はしたが…納得はしてなさそうだった。その時にサイレンが鳴り響いた。

 

「また…奏、行って来る。」

 

「うん、指令室で見てるから行って来な。」

 

そう自身の相棒を見届ける奏、その顔は何処か辛そうだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー特異災害対策機動部二課 指令室ーーー

 

奏が指令室に入ると既にそこには既に司令官である風鳴弦十郎が指揮をしており藤尭 朔也と友里 あおいが情報収集を行っていた。

 

「状況は?」

 

「翼さんが現場に到着、既に戦闘を開始しております。」

 

「避難はまだ30%ほど完了しております、自衛隊の到着は約20分後です。」

 

「自衛隊の方に情報を共有する、ノイズの被害範囲は?」

 

「現在翼さんを中心に半径8キロほどです。」

 

「規模がいつもより小さいな…」

 

「そうだな。」

 

ノイズが出現する場合は基本的に数が多いため通常兵器が効かない事も考慮し被害範囲は大きい物となる。にも関わらずいつもより範囲が小さい。すると指令室に緊急アラームが鳴り響いた。

 

「翼さんがいる場所とは別にノイズが出現しました!」

 

「なに!?」

 

「発生地点は!?」

 

「12キロ先です。数の方も多く被害範囲も最初より大きいと思われます。」

 

「状況を確認できるか?」

 

「市街地に配置されている監視カメラで…映像回します!」

 

そこに映し出されたのは小さな女の子を抱えて走っていた。

 

「何であんな所に?」

 

「翼の方はいつ終わる!」

 

「まだ始まったばかりです、それに近くには避難地区がありますので離れる訳には…」

 

「……っ!」

 

それを聞いて奏が飛び出そうとした。

 

「奏待て!!」

 

「…ごめんダンナ、私やっぱり無理だよ。」

 

そして飛び出して向かった先は奏が使用してきた聖遺物、ガングニールの保管場所だった。そこからガングニールを取り出しそのまま部屋を飛び出そうとした。

 

『やめておけ。』

 

そう後ろから声を掛けられた、聞き覚えの無い声だった。その場をゆっくりと振り返るとそこには謎のスーツを着た人物がいた。血の様に赤い宇宙服のようなスーツで胸にコブラのマークがあった。顔の方にも特殊フェイスで覆われており何処かしら怪しげな雰囲気を醸し出していた。

 

『前の状態ならまだしも今の状態で変身しても無駄だ、せいぜいノイズの前で強制解除されて殺されるだけだ。』

 

「お前…誰だ?」

 

そうガングニールのペンダントを握りしめる、相手の方は部屋の隅に体を預け不気味なフェイスを向けていた。

 

『俺の名前は……内緒だ☆』

 

「ふざけんな!」

 

『冗談だよ、俺の名前はブラッドスターク、俺の事はそうだな…スタークと呼んでくれ。』

 

『取り敢えず無理はしないことだ、それに今から行っても無駄だしな。』

 

「どういう意味だ?」

 

『そうだな、敢えて言うなら……正義のヒーロー様の登場かな?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの…あなたは?」

 

「…君を助けに来た。」

 

手に持っているフルボトルを振り成分を強くする。そしてそれをビルドドライバーにセットする。

 

ラビット!! タンク!!

 

ベストマッチ!!

 

そしてそのままボルテックレバーを回しフルボトルをシェイクしボトル内の『トランジェルソリッド』をドライバー内部に取り込む。そして『ビルディングモジュール』が起動、『スナップライドビルドー』が展開される。

 

Are you redy?

 

「変身!!」

 

鋼のムーンサルト!!

ラビット!!

タンク!!

 

イェーイ!!

 

「さぁ…実験を始めようか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『頑張れよビルド、期待してるぜ。』




木宮達也

天羽奏の幼馴染、ツヴァイウイングのあのライブに来ていた際に事故に巻き込まれそのまま死亡した。

天羽奏

多分この作品で準主人公みたいな人、達也の事は好きだったが思いを伝えられずそのまま引きづっている。原作通り絶唱を歌ったが一命を取り留めた、だがその後遺症としてガングニールの使用ができなくなっている。

ブラッドスターク

なぞの人物、まだ何もしていないが何故か胡散臭く見える。
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