戦記絶唱シンフォギア みんなの笑顔のために 作:(´・ω・`)しょんぼりくん
響「お、お人好し…」
馬鹿「おい、馬鹿って何だ馬鹿って!」
翼「暴走族とは何だ!私は防人だ!」
スターク『どっちも同じだろ。』
馬鹿・翼「「同じゃない!」」
スターク『おぉ、息ぴったり、最初っから響ともそれぐらい仲良ければよかったのに…』
響「ははは…あれは私にも問題があったので…」
暴走「暴走族と言えば俺だろ!さっさと出せ!」
馬鹿「お前の出番はまだ先だろ!ナニイッテンダ!」
狼「すまん、出てくるなと言ったんだが…」
響「○○○さんも同じでは…あれ?」
スターク『セーフ、間に合ったぜ(規制音)次からは気を付けてくれよ。』
未来「すみません…こら響!龍くんも失礼だろ!」
馬鹿「わ、わりぃ。けどそんなに怒ることないだろ!」
未来「なによ!」
馬鹿「なんだよ!」
スターク『何だかヒートアップしてきたな…』
可愛い「そうだな……てなんだこの名前!?」
ビルド「それじゃ第三話をどうぞ!」
可愛い「ふざけんな!!」
―――ビルド研究所(倉庫)―――
「これが今回のお題か…」
そう自身の手にあるのは海賊、電車、キリン、扇風機、おばけ、マグネットだ。
『さっき見せたホークガトリングと同じように武器を一つ作ってみろ。』
「…今回はやけに多いな。」
『以外と成果を出すのが早いからな、これぐらいが丁度いい。』
そうボトルを触る、前まではベストマッチを二つずつ渡されていた。だが今回は六本、恐らくすべてベストマッチだろう。
「…なぁ。」
そう足をプラプラしながら机の上に座っているスタークに声を掛ける。
「このライダーシステムを使わせてもらってるのには感謝している。けど何で政府の組織と連携しないんだ?そうすればもっと早く対処が…」
『そうしたいのは山々だが連中は胡散臭過ぎる、組織が大きくなればなるほど統制と把握が難しくなるものだからなぁ。』
そう自分のボトルと思われる物を触りながら答える、この発言から恐らくライダーシステムは何らかの理由で秘匿されているのだろう。
「そりゃ…そうだけど…」
『奴らに協力するのは…その疑問を解いてからだ。』
机から離れ倉庫から出ようと出口に向かう。
「何処に行くんだ?」
『ちょっとした用事だ。一人、見所がある奴がいる。』
―――特異災害対策起動部・本部―――
「情報規制は完了しました、自己処理の方も別の政府機関と合同で行っております。」
「避難警報は解除、避難民の人たちも無事に帰っていきます。」
「わかった…それで、例の件は?」
「”仮面ライダー”ですね?」
するとスクリーンに例の人物たちが映し出された、謎の仮面ライダーともう一人、ブラッドスタークが映し出された。
「人々を守る謎の仮面ライダー…そして奏のガングニールを奪ったブラッドスターク。」
「警察や様々な政府機関と連携して情報を集めていますが戦闘データ以外目新しい物は…特にブラッドスタークに至っては進歩がありません。」
「仮面ライダーの方は戦闘に参加しているためブラッドスタークより情報が集まっていますがそれでもどんなシステムで動いているのかまったくわかりません。」
「そうなのよねぇ、私の作ったシンフォギア以外にノイズに対抗する物なんてある筈がないし…」
「シンフォギア特有のフォニックゲインも発生していません、今の状態じゃ未知のシステムとしか…」
「しかもブラッドスタークに至ってはこの施設に簡単に侵入しましたからね、防犯カメラにもセンサーにも何も映っていませんでした。」
「ちょっと、どうなってるのよ~最高の防衛システムじゃなかったの~!」
そう悔しそうにじたばたと悔しがるのは櫻井了子、この特異災害対策起動部のシンフォギア適合者のメディカルチェックに加え、聖遺物の管理、二課本部の防衛システム構築など、特異災害対策機動部二課の主要技術を引き受けているのが彼女だ。
「防犯システムは完璧だったのにどうやって抜けたのよぉ!」
「そうですね…一体どうやって。」
「奏の方は?」
「ガングニールを奪われてちょっとその…落ち込んでいます。」
「とは言え今の所こちら側に危害は加えられていません、翼さんの方で戦闘はありましたが…どちらかと言うと吹っ掛けた方なので…」
「まあ気持ちはわからなくもないんですけどね…」
「翼さんと響ちゃんも…まだギクシャクしたままですしね。」
「色々と情報が混雑し過ぎてる上にこっちの方も混雑し過ぎて…」
「はぁ…まったく。」
謎の組織、その上身内での問題、そしてブラッドスターク、悩みの種は多すぎて整理できない。
(とは言えブラッドスタークは恐らく向こうから接触してくる筈、仮面ライダーの方もノイズが出現すれば現れる。)
対応が後手に回っている状態だが少なくとも状況はあまり悪化はしていない、ガングニールは奪われたもののノイズの被害は抑えられている。ガングニールの奪還は考えなければいけないがそれでもまだ明確に敵対していない以上下手に仲をこじれさせる必要はない。
(ブラッドスターク…一体何者なんだ?)
「…それで、例の彼は?」
「現在、情報秘匿のため人を向かわせています。」
「坂城…龍士か。」
かく言う龍士の方は部屋で渡されたボトルとドラゴンの方を見ていた。とは言え科学者でもない龍士にとっては何のことだかさっぱりだが取り敢えず普通の物ではないと言う事は分かっていた。
「変なボトルだな…あのドラゴンもそうだけど…」
「キュル~。」
そう鳴き声のような物を上げながら龍士の上を飛び回っている、とは言え予想外の事に慣れているのでそこまでは気にしてないが…それよりも響があの格好をしていたのが気になっていた。
「変な奴には助けられるし、響はおかしな格好をしてたし…どうなってんだよぉ。」
そう悩んでいると部屋のインターホンが鳴り響く、龍士は取り敢えず考えるのをやめ玄関に向かいドアを開けた。
『よお、元気にしているようで何よりだ。』
「お前はっ!?」
『入るぞ~』
そう勝手に部屋に侵入したスタークと言う人物、その行動に思わず驚き止めようとしたが間に合わなかった。
『ほぉ、以外と綺麗好きなのか。』
「ちげぇよ…知り合いが勝手に掃除していくだけだ。」
『さっきの響って奴か…』
「いやもう一人いるんだよ、未来っていうんだけど…てそういうのどうでもよくて、何でお前がここにいるんだよ!」
『お前が持っているボトルとクローズドラゴンについて話に来た。』
そう言うとそこら辺に座り同じように龍士も座った。
「クローズドラゴンって、今も飛んでるあれか?」
『そうだ、こいつにはある機能を搭載している。ライダーシステムを使うためにな。』
「ライダーシステム?何だそれ?」
『ノイズに対抗するために開発された、防衛システムの一つだ。』
「…これが?」
『そのままじゃノイズに対抗できない、それを可能にするにはあいつと同調する必要があるのと…こいつが必要だ。』
そう懐から黒いドライバーのような物を取り出した、レバーのような物がついており大きな丸いガラスのような物と溝のような物が2つある。
『これはビルドドライバー…有機物と無機物のボトルを組み合わせて変身することができる。』
「…無機物と有機物?なんだそれ?」
それを聞いたスタークはため息を吐いた、上にいるドラゴンも同じようにため息を吐いている。
『お前が持っているのはドラゴン、生き物つまり分類上有機物に入る。空想上の生き物だがな。』
「あぁ、有機物ってそういうことか…」
『そして無機物はその逆、生き物じゃないやつだ。例えばここにある畳やスマホがそうだ。』
そう龍士のスマホを手に取りこちらに見せる。
「それじゃ俺一つしか持ってねぇぞ、どうやってそれ使うんだよ。」
『それを可能にするためのクローズドラゴンだ、あれにはボトルの成分を二倍にする『ボルケニックチャージャー』がある。つまりそのボトル一本だけで変身が可能って訳だ。』
「まじか…まじか!」
そう自分のフルボトルを見ながら喜ぶ、そして立ち上がりクローズドラゴンを捕まえようとするが綺麗に回避される。
『無駄だ、クローズドラゴンはお前の精神状態を解析しある基準を満たさなければ答えない。』
「俺の精神って…どうすればいいんだよ。」
『それはお前が見つけろ、だがこれを使わせる前に聞きたい事がある。
もしこれ使うとして…お前は何のために戦う?』
その時、スタークの雰囲気が変わった。その威圧に押され思わず言葉が詰まる。
「何のためって…そりゃみんなのために…」
『それは何故だ。』
「そりゃその……人が困ってたら助けるもんだろ。」
『…気持ちがこもってないなぁ。』
『そんなんじゃ一生これは使えないぞ。』
そう言いながら立ち上がり玄関から出て行った。
「何だよそれ!どういう意味だよ!」
その声に反応する事はせずスタークは出て行った、その後すぐに政府の機関が入ってきた。
その後車に乗せられ二課の本部に連行されている、だがさっきの事もあってかイライラした態度を隠せずにいた。
(何だよあいつ…勝手に渡して置いた癖に…)
そう手元にあるボトルをいじりながら大人しくしている、クローズドラゴンはフードの中に入っている。
「この後、俺はどうなるの?」
「……」
「けっだんまりかよ。」
そう不貞腐れる龍士だが突然スマホが鳴り出す、龍士のスマホだ。
「…出ていい?」
「こちらの事は内密に…」
そう釘を刺された、それに思わず顔をしかめながらもスマホを取り出し電話に出ようとする。
「未来?こんな時間に…もしもし?」
『龍くん!助けて!!』
「っ!未来!どうした!?」
思わず慌てて返した、こんな夜中になんで!?
『急にノイズが現れて、それで…』
その言葉を最後に未来との通信が途絶えた。
「おい未来!どうしたんだ!?未来!!」
「〇〇町にノイズが発生したようです。」
「ルートを変更しろ、鍋田の車両を前に付けろ。」
その町を聞いて思わず龍士の目が見開いた、ノイズの発生し尚且つ未来がよく通る場所だ。それを聞き外に出ようとする所を黒服の男性に止められる。
「君!落ち着きたまえ!」
「君の知り合いなら直ぐに奏者が…」
「…どけ。」
そうボトルを振り成分を活性化させる。そのまま黒服を無理矢理引きはがし走行中の車から飛び出した。
「おい!君!」
そう数回転がり衝撃を流しそのまま町の方に向かう。ボトルを使えばすぐだ!
「とは言え町の何処に…」
「キュル~。」
するとフードからクローズドラゴンが飛び出した、ドラゴンが先導する。
「まさか…未来を探しているのか!?」
「キュル~。」
「頼む!」
そうドラゴンが飛ぶ先について行く、そして途中でノイズと接触する。
「こんな時にっ!?」
「キュル~」
ドラゴンが急に龍士のボトルを咥えた。
「お前何を!?」
そしてそのまま上に投げ自分のスロットに入れる。
そしてクローズドラゴンから炎が放たれる。それが前にいたノイズを倒していく。
「未来!何処だ!?」
そう大声を出しながら未来を捜索していく、すると未来の姿が見えた。
「未来!」
未来の方も思わずこちらに振り向きそして龍士もそちらに向かおうとした時、ビルが瓦解を始める。
「っ!ドラゴン!」
「キュル~」
そう言うとドラゴンがボトルをこちらに投げ渡した、それを振り始め未来に降りかかる瓦礫に狙いを定める。
「おらぁぁ!!」
そのまま殴ぐるとその瓦礫が砕け吹き飛ばされる、思わずその光景に唖然としたが未来の腕から血が流れているのを見て駆け寄る。
「おい未来!無事か!?」
「龍…くん?」
そうおぼろげな目で龍士を見ている、それを見て返答を聞きたい所だが場所が場所だ。目立った傷も腕が多少切れているだけのため直ぐに避難する事を選んだ。
「未来立てるか?無理なら俺が背負って…」
龍士がその質問を投げかけようとした時、未来が突然泣き出した。
「っ!やっぱり何処か痛いのか!?」
「違うの…ごめんなさい、危ない事に巻き込んじゃって…私がやめてって言ったのに…」
そう涙を流しながら苦しそうに答える、自分があれだけ偉そうに説教していたのに、いざ危機が迫ると彼を頼った行為を後悔しているのだろう。
「んなこと気にすんな!それよりも早く移動するぞ。」
そう未来を抱きかかえその場から離脱しようとする。だが外を見る限りノイズだらけだ、未来を抱えた状態ではこのまま外に出る訳にはいかない。どうすれば…
ライフルモード
『勝手に連れ出しやがって…』
アイススチーム!
その音声と共に周囲のノイズが凍結する。
天空の暴れ者!!
ホークガトリング!!
イェーイ!!
そしてそこにビルドのガトリンガーが凍結をしていないノイズを倒してく。
フルボトル!機関銃!
そうスタークがスチームガンに挿し凍結したノイズに構える。
スチームショット!
弾が連射され凍結しているノイズに向けて乱射し倒していく、そして龍士の前にビルドとスタークが立った。
『試作品は意外と使えるな…機関砲をモデルにしたんだが…』
「そのボトルってどうやって作るの?」
『企業秘密、さぁ仕事の時間だぞ。』
「はいはい。」
そう言うとビルドはボトルを二本取り出し振り始める、その間にスタークは何体か撃ち抜きその間にビルドをベルトに挿した。
キリン!サイクロン!
ベストマッチ!
Are you ready?
「ビルドアップ!」
嵐を呼ぶ巨塔!
キリンサイクロン!
イェーイ!!
「さて…実験を始めようか。」
『どうやら別の場所にノイズが発生している。奏者たちはそっちにいるようだ。俺たちで頑張るぞ。』
「わかってるよ。」
そうビルドが『キリネックブレイカー』を伸縮させノイズを倒していく、スタークの方はライフルを構え龍士の近くで撃ち始める。
『坂城、さっさと立て。いつまでも面倒は見てられないぞ。』
ビルドが『サイクストーマー』でノイズを吹き飛ばす。
「よし、これだけ距離を取れば!」
タカ!!ガトリング!!
ベストマッチ!!
Are you redy?
天空の暴れ者!!
ホークガトリング!!
イェーイ!!
ホークガトリンガー!
そう変身を行い空に飛びガトリンガーの『リボルマガジン』を回し始める。
Ten!Twenty!Thirty!Forty!Fifty!Sixty!Seventy!Eighty!Ninety!One hundred!Full bullet!
『サードアイホーク』でノイズに照準を合わせ発射した。『シックスガンマズル』から『バレットイレイザー』が放たれる。
「す、すげぇ。」
そう驚く、すごいあれほど数を一瞬で、ビルドが上空から下りて来た。
「終わったか…」
『…いや。』
そうスタークがライフルでそこら辺にあった車両を撃ち抜いた。その車両は爆破ししばらく燃え続けたがその中に人影が見えた。
「誰だ!」
そうガトリンガーを向ける、そしてその人影がこちらにむかって歩いて来た。
「なんだ、ばれてたのか。」
そう火の中から出てきたのは謎の白い鎧を着た女性だった。
「意外と察しがいいんだなそっちは。」
「君は誰だ?」
「別にいいだろそんな事…それより。」
そう手に持っている鞭をしならせ地面に叩きつける。
「お前たちの持っているボトルって奴を寄こせ。そしたら見逃してやる。」
「それはできない、これは僕にとっても大事な物だ。」
『悪いがこれは玩具じゃないんだ、遊ぶんなら他を渡りな。』
「…ああそうかよ、ならそのムカつく顔と一緒に叩き潰してやる!」
そう再び鞭をしならせた。
「ここからは…俺が相手だ。」
「は、てめぇ何かが相手になんのかよ!」
相対するビルドと謎の女性。
「きゃあああぁぁぁぁ!!!」
「未来!!」
さらなる危機が二人を襲う。
『さっさと答えを出せ!!龍士!!』
そうスタークが問いかける。
「…親父、母ちゃん。見ててくれ。」
Wake UP!!