アホアホ凸撃ツインスナイパー   作:にわKA

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どうも、作者のにわKAです。

牛歩更新

稚拙な文章ですが最後まで見てくれると嬉しいです

感想・評価よろしくお願いします!

...今回も例によって例の如く会話文多めです。文章構築力がががががが。


9."死闘"と書いて『ちゃばんげき』と読む。

 

 

 

さて、風紀委員の2人を縄でぐるぐる巻きにした所で、ドウモ=シャチョサン。

超天才つよつよスナイパーのフタバちゃんぞ。ひれ伏せ(豹変)

 

今は、丁度さっき到着した先生と一緒に、捕縛した二人に聴取をしようとしているところです。素直に吐くんだよ、あくしろよ!(短気)

 

「...それで、風紀委員は一体ここに何しに来たの? 返答に応じては拷問もやぶさかではない」

 

"シロコ、一旦落ち着いて。君たちの目的を教えてくれないかな?"

 

「...それはーーーー

 

 

 

 

 

『それは私から説明しましょう』

 

イオリちゃんが先生からの質問に答えようと口を開いたとき、突然、どこからか声が聞こえた。

いや、私はこの声を聞いたことがある。というか、何回も聞いたし、多分母親の声より聴いた声だわ。

 

そう、このネチネチしててヒナちゃんが大好きで横乳がはみ出てそうな声は...!!

 

 

 

 

 

突如、捕縛した2人と先生との間に1人の生徒がホログラムとして現れた。

 

"...君は?"

 

『こんにちは、アビドスの皆様。私はゲヘナ学園、風紀委員会所属の行政官...』

 

 

 

 

 

『アk「あっ! アコちゃんだ!!」......ええ、アコです』

 

わっ、割って入ったらすっごい不機嫌な顔されちゃった。メンゴやん。

 

"この子は...フタバの知り合い?"

 

「いんや? 全く知り合いじゃないし、なんなら初対面だね!!」

 

『ええ。私としても、このような形式(ホログラム)の状態ではありますが、初対面ではありますね』

 

「え、アコちゃん私のこと知ってたの? いやはや、私も有名になったものだねぇ...フタバちゃん感激で涙出てきちゃうよ...まあ嘘だけどね」

 

出てもいないけど、涙をぬぐう仕草をしてみる。

それを無視するかのようにアコちゃんは口を開いて話し始めた。

 

『コホン...とりあえず、今の状況について少し説明させていただきたいと思いますが...よろしいですね?』

 

 

...と、いうわけでイオリちゃんが反省文確定させられたりしたけど、アコちゃんが色々説明してくれたよ!!

おら、3行で説明してみろやァ! ハイ...(一人芝居)

まあ、要約すると...

 

・便利屋捕まえるためにアビドス自治区まで進攻したオ!

・でも部下(イオリちゃん)の指揮が予想より曲がっててめっちゃ被害出しちゃったよ、ごめんね!!

・まあ、それはそれとして便利屋の身柄はこっちで拘束しとくじゃんね!!! 意義? (認めるわけ)ないです。

 

という感じで...うん、頭ゲヘナなのは風紀委員も変わらないね。いや、頭ゲヘナじゃないとゲヘナの治安維持できないか...?

 

閑話休題(それはそうとして)

 

『というわけですので、便利屋68を速やかにこちらへ渡してほしいのですが...』

 

『...そうはいきません』

 

「あらっ?」

 

 

 

『一学園の治安組織が、他の学園の敷地内で堂々と戦闘するという行為...自治権の観点からして、明らかな違法行為です!』

 

「そうよ!! 少なくとも、紫関ラーメンを爆破したあの便利屋の連中の処遇は私たちで決めるわ!!」

 

「そうだそうだー! 他の自治区で暴れる頭ゲヘナ色に染まった連中に、アルちゃんたちを預けれるわけないだろうがー!」

 

"フタバ、ステイ"

 

「くぅん...」

 

アビドスのみんなが、アコちゃんの提示した提案にことごとく反対しまくる。そのせいか、アコちゃんも一瞬眉を顰めはした。

けど、それを悟らせないほどの一瞬ですぐにいつも通りの顔に戻し、そして残念そうな顔をして私たちに言い放った。

 

 

 

『...なるほど...私にとっても、あまりこう言う手は使いたくありませんでしたが...』

 

アコちゃんがハンドサインを出す。

それと同時に、私たちをいつの間にか取り囲んでいた別動隊の風紀委員が一斉に私たちに向けて銃口を向けた。

 

「っ...! まだ残兵が...!」

 

『あくまでも私たちの目的は便利屋の身柄の確保...しかし、それを邪魔するのであるというのならば...』

 

 

 

 

 

『実力行使...しても構いませんよね?』

 

 

 

不敵な笑みを浮かべ、私たちに向けてそう告げるアコちゃん。その笑みは、たとえこの場におらず、ホログラム越しであったとしても、鳥肌が立つほどの代物だ。

いやぁ、あの顔されるとチビりそうになるよね。なんて言うか、獲物を狙う目っていうか...

 

私は、一歩踏み出して、アコちゃんに問う。

 

 

 

「ねえ、アコちゃんたちはさ...本当に便利屋の身柄を確保したいだけなの?」

 

『ええ。そのために、私たちはここを訪れたのですから』

 

「そっか...」

 

『ええ。ですから、早く身柄をーーーー

 

 

 

 

 

 

 

異議あり!

 

 

 

 

 

『!?』

 

「「!?」」

 

「「「『"!?"』」」」

 

私の一言に、その場にいた全員が驚愕の表情を露わにした。

 

「アコちゃん、その言い分は甘すぎる...甘すぎるよ!!」

 

『え、はい? 何がですか??』

 

"えっと、フタバ...?"

 

「まず第一に、こんな人数率いて他自治区に乗り込むなんて愚行を...あのヒナちゃんがするわけないでしょうが!!」

 

『うぐっ...』

 

「こんな強硬的で非効率な風紀委員会らしくもない手段、ヒナちゃんがするわけないんだよね!!」

「てかヒナちゃんならイオリちゃんが戦闘不能になった瞬間に前線出てきてフルボッコにしてくるもんね!!」

 

『えぇ...』

 

「じゃあ誰が首謀したかっては話になるわけだけど...これだけの兵力をかき集められるのは風紀委員会No.2のアコちゃん...いや、アコ被告!!」

 

『被告っ!?』

 

「貴方しかいないんだよ!!」

 

ジリジリと言論で詰め寄る私に、アコちゃんもタジタジになっていく。

いいね、この調子で行こう。てかアコちゃんこんな嘘下手だったっけ?? まあ雰囲気デバフみたいなもんか。

 

 

『で、ですが、それは...それは貴女の推論でーーーー

 

 

 

「うるさいんだよ!!

細かいことをぐちぐちと!!」

 

 

 

 

『えぇ!?』

 

「てかさ、アコちゃんだって便利屋相手にこんな大人数で来るわけないでしょ? バカじゃないんだしさ」

 

『...』

 

「沈黙は肯定とみなす、これ戦場の鉄則ね。それでだけど...アコちゃんが欲しいのは、『先生の身柄』...そうでしょ?」

 

その場に静かな沈黙が響き渡る。

 

「連邦ちゃ...んんっ、連邦生徒会長が残した超法的機関であるS.C.H.A.L.Eの顧問...アコちゃんたちにとってはあの条約を結ぶに当たって不確定要素に十分になり得る存在だしねぇ。そんな危険な要素...アコちゃんなら気にしないわけがないよね。頭の切れる、アコちゃんならさ!」

 

人差し指をアコちゃんに向け、常人であれば恥ずかしくて死にそうになるくらいかっこいいポーズをキメる。

うむ、我ながらふつくしい...あ、私はナルシストではないからね?

 

対するアコちゃんは俯いたまま口を開かずにいる。よく見るとプルプル震えているのは私の推論が図星だったせいか、この場の雰囲気のせいかは私には分からないけども。

 

少しの間の後、ようやくアコちゃんが口を開いた。

 

 

 

『...そこまで言い当てられーーーー

 

「というわけで、判決!」

 

『!?』

 

ようやく開けた口から発せられたセリフに被せるように言い放つ。

まだ!!

私のバトルフェーズは終了してないZE☆

 

 

 

「ここからは裁判長に判決を決めてもらおう!!」

 

"裁判長??"

 

「さあ、アコ被告の判決はどうなんだいっ!! コハル裁判長!!」

 

"え、誰!?"

 

ニョキッ

横乳(エッチ)なのはダメ! 死刑!!」

 

「ほな死刑で」

 

『ちょっと待ってください!? 何か失礼なこと言いませんでした、その裁判長!?』

 

"いや、それよりも今の誰!? どこから出てきたの!?"

 

「先生、考えちゃダメだよ。感じないと」

 

"意味がわからないよ!?"

 

「まあ、そんなことはどうでもよくて...」

 

"そんなこと...??"と困惑している先生を横目に、アコちゃんに言う。

 

「裁判長から死刑宣告が出てるわけだしさ、アコちゃん。観念しなよ」

 

『...』

 

数秒、いや、数十秒だろうか。沈黙がその場を支配する。その沈黙が、私の推論を正解とするのか、不正解とするのかは予定調和のように分かりきっていたけど。

 

 

 

沈黙の末、アコちゃんは諦めたように溜息を一つ吐き、おもむろに拍手をこちらへ向けた。

 

『ええ、ええ。とても聞きごたえのある推論でしたよ。点数を上げるなら100点満点ですね』

 

「でしょ? もっと褒めてくれたまへ」

 

『ええ、見事な推論...いえ、推理でしたよ。まるで手の内を全て見透かされているような...不気味極まりない推理でした』

 

「不気味極まりないって...普通に考えたら導き出せただけだよ」

 

『...ともあれ、今はっきりしました』

 

アコちゃんは拍手する手を止め、先ほどのように私たちを囲んでいる風紀委員に再度ハンドサインを出す。

 

『やはり、貴女たちシャーレには実力行使をしなければいけないということが』

 

「...んー、やっぱりこうなっちゃうかぁ」

 

『優れた指揮能力と超法的機関S.C.H.A.L.Eの顧問という肩書きを持つ先生。そして、優れた戦闘知識を持ち、正義実現委員会では副委員長候補とまだ言われた道野フタバさん...あなた方に動かれては何が起きるか予想できたものではないですから』

 

「ふーん...」

 

うーん、再三言うけど、私は暴力反対だからなぁ...

ま、私がやるわけじゃ無いし、時間も稼げたからいっか!!

 

「ふむ...やっぱり甘ちゃんだね、アコちゃん」

 

『? 何を言ってるんですか?』

 

「あ、いやね。いくら雑兵かき集めても、やっぱり中身が子供で、しかも油断してるなら、案外思い通りに行くなって思ってさ」

 

『...はい?』

 

先ほどまでの余裕そうな表情が、アコちゃんの顔から剥がれ落ちる。うっすらと青筋が浮かぶか浮かばないかを維持してる当たりを見るに、やっぱり貶しっていうのは古今東西誰にでも大なり小なり効くから大切だね。

 

「...アコちゃんさ、何か見落としてない?」

 

『私が見落としているものがあると? まさか、ありえませんよ』

 

「焦りと怒りは盲目の元だよ? それに、ちゃーんと見落としてる物はあるよ」

 

 

 

 

 

「もっとも、物じゃなくて人だけどさ」

 

 

 

ダダダダダダダダダダダダダダダダダダンッ!!

 

 

 

私がそう言った瞬間、軽快な銃撃音と共に...

 

 

 

 

 

「許せない!許せない!許せない!許せない!許せない!許せない!許せない!許せない!許せない!許せない!うあああああああああああああああああああっ!!!!」

 

何処からともなく現れたハルカちゃんが、イオリちゃんのことを後ろから不意打ちで叩きのめした。

 

 

 

「ぐっ!? うぅ......っ」

 

 

 

他の銃器より幾分重く、至近距離ではすぐに標準を合わせずらいスナイパー持ちが、いきなりの襲撃に対応できるわけも無く、イオリちゃんとその近くにいた数名の風紀委員の子たちが倒れ伏した。

その銃撃を皮切りに、いつの間にか起き上がっていた便利屋のみんなが奇襲をかける。

 

「ナイス不意打ち! ほら、みんな! 今がチャンスだよ!」

 

それに便乗するようにアビドスの子たちも風紀委員に向けて銃弾をばら撒く。

眼前の風紀委員が瞬く間にダウンして行く様子は、まさに無双シリーズを彷彿とさせた。

 

 

『彼女たちが不意打ちするのを読んで...ッ!』

 

「まあね。いつの間にか起き上がってたハルカちゃんと目が合った瞬間、『あ、何か企んでる目だ』って思ったからね。そしたら大当たりってわけだよ!」

 

「許せない!許せない!許せない!許せない!許せない!」

 

ハルカちゃんがいつも以上に張り切って撃ちまくってる...あ、待ってそれフタバちゃんも巻き込まれーーーー

 

 

ブスッ!*1

 

アッーーーー!!*2

 

 

 

「な、なんかフレンドリーファイアみたいなこと起こってない!?」

 

「ん、気にしたら負ける」

 

『気にした方がいいと思いますよ!?』

 

"みんな集中!!"

 

「いや先生は気にかけてあげなさいよ! 一応シャーレの部員でしょ!?」

 

"フタバなら大丈夫、多分!"

 

「多分で済ませて良いの!?」

 

『前方より迫撃砲来ます!!』

 

 

ドゴォォーーーーン!!

 

 

「きゃぁぁっ!?」

 

「セリカちゃんが吹っ飛ばされちゃいました!?」

 

先生側はカオスが極まったような感じになっているし...

 

 

 

 

 

「第二中隊、全滅です! 一時撤退を要求します!!」

 

『第二中隊は撤退を! 第七中隊は待機陣形から戦闘陣形にーーーー

 

「第四中隊、これ以上の戦闘続行は不可能です!! 撤退して再整備します!!」

 

『なっ...! それなら第八中隊は投擲陣形から突入の準備をーーーー

 

「第三中隊、巻き上がった砂が煙幕になって視界が奪われーーーー

 

『くっ...! たかが10人に...流石は先生と言ったところでしょうかね...!』

 

風紀委員側は完全に波に乗ってる私たちのせいでどんどん味方が減らされて焦りが見えてきている。

 

それでも尚、指揮に目に見えるくらいの穴が無いのは流石だと思う。

 

戦場は撃てや撃たれやのしっちゃかめっちゃかの騒ぎだ。こうなるとは予想してなかったなぁ...やっぱアドリブってクソだわ! 今度からはちゃんと脳内で考えてから行動に移すようにしよう。

 

 

"みんな、あともう少しだよ! 踏ん張って!"

 

『全中隊、出し惜しみせずに全力を以てして対処を!!』

 

戦場のボルテージはもはやMAXになっていた。両陣営は一歩も引かず、まさに死力を尽くす戦い。

各々がただひたすらに相手を討つことだけを考えて弾を撃ち合う、そんな戦い。

 

 

 

しかし、そんな戦場に一つの声が上がると、全員が動きを止めた。

 

 

 

 

 

「そこまでよ」

 

 

 

「「「「『"!!"』」」」」

 

「「『!!』」」

 

 

 

突如、威圧感のこもった声が戦場に響いた。その声は少女が発した声だとは理解っているが、何故かそんなようには聞こえさせない、重みがある声だった。

 

『ひ、ヒナ委員長...!?』

 

その声にいの一番に反応したのはアコちゃんだった。先ほどまでの焦りとは比較にならないほどの顔。冷や汗と震えが全身を支配している様に見える。

 

「委員長...って...」

 

「風紀委員会の...!?」

 

それに遅れる様に反応するアビドスのみんな。

 

誰一人として、動くことはなかった。そう、今ここに、圧倒的強者がいるのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヒナちゃんキターーーー(° ∀° )ーーーー!!」

 

...否定、ただ一人を除いて、誰も動くことはなかった。

 

 

 

 

『ヒナ委員長、ど、どうしてここに...』

 

「アコ、逆に聞きたいのだけれど、ここまで大量の風紀委員を動かしておいて、よくバレないと思ったわね?」

 

 

うーん、ド正論!ww そりゃバレるよね。だって相手は天下の風紀委員長ぞ?

 

「それで、どうしてこんなことを?」

 

『え、いえその...以前からマーキングしていた素行の悪い便利屋の捕獲をしようと...』

 

「そう、でも便利屋はいないようだけれど?」

 

『えっ!? そ、そんなまさか...』

 

ヒナちゃんがそう指摘し、アコちゃんが戦場だった場所を見渡す。

いつの間にか便利屋のみんなはどこかへ消えており、そこには多数のダウンした風紀委員と、アビドスのみんなだけが残されていた。

いつも思うけど、便利屋のみんな逃げ足速いね...見習いたい、その生存本能。いやマジで。

 

「...もしアコの言う通りだったとしても、これだけの人数を便利屋に割くのは不効率よ。それに、もっと別の目的があったんでしょう?」

 

『それは...』

 

「おおよそ、ゲヘナにとっての不安要素の確認及び排除ってところね? でも、私たちは生徒会じゃない。そういうのは万魔殿(パンデモニウ・ムソサエティー)のタヌキどもに任せておけばいい。」

 

「そうだそうだー! アンタらの出る幕じゃなかったってわけだよー!!」

 

"フタバステイッッ!!"

 

「チョップッッ!?」

 

「フタバ...?」

 

先ほどまでアコちゃんに説教していたヒナちゃんが、私の名前を聞いた瞬間こちらに顔を向けた。え? 初対面のはずだよね?? 接点作って無かったよね??? 私フラグ立ててなかったよね!?!?

 

「そう、貴女が...」

 

え、いやいや何々!? 怖いって、ゆっくりこっち近づかないでよ!? 近づくなって!! 怖いって!!

 

「...貴女の正義実現委員会にいた頃の戦闘ログは見させてもらっているわ。今も相変わらずのようね」

 

「あ、ども...え、私の戦闘ログとかあんの???」

 

「? ええ」

 

あるんかい!? 結構大事なデータじゃないの!? 前はそんなの無かったはずだけど!? 何でぇ!?!?

わ、私何も変なことしてなかったよね、今回は!! 情報漏洩じゃねぇかトリニティのセキュリティガバガバすぎるでしょざっけんな!!

 

「ま、まあいいや...それで、風紀委員長ちゃんはどう落とし前をつけるつもりなのかな?」

 

「落とし前?」

 

「うん。なんせ、他所の自治区に不法侵入して荒らしたんだもん...それ相応の落とし前が必要ってもんじゃないのかな?」

 

「そうね...でも、そちらだって風紀委員会の公務を妨害したのも事実...そうでしょう?」

 

うーん、ああ言えばこう言うね...まあ事実だから何も言えないけどね!

 

「んー、こういう時ホシノちゃんがいてくれればなぁ...お得意のマイペースさで乗り切ってくれると思うんだけど...」

 

『いくらホシノ先輩でも無理があるんじゃ...?』

 

「ホシノ...それって、アビドスの小鳥遊ホシノのこと?」

 

お、食いついたね。

 

「うん、そのホシノで合ってるよ。今はいないけどね......あ、前言撤回」

 

 

 

「うへ~、これはまた何があったんだか、大変なことになってるね~」

 

呑気な声が私たちの耳に入る。私たちがその声の元へ振り返ると、そこにはピンクのロングヘア―を携えた小柄な少女...もとい小鳥遊ホシノが立っていた。

 

『ホシノ先輩! 今までどこに?』

 

「昼寝してたら、ちょっと寝坊しちゃってさ~」

 

「いや、ちょっとどころじゃないでしょ...」

 

「小鳥遊ホシノ...」

 

「うへ? 私のこと知ってるんだ?」

 

「ええ。情報部にいた頃、各自治区の要注意人物のことはある程度把握していたから。そっちの子も一緒にね」

 

そう言い、ヒナちゃんが私の方に視線をちらりと向けた。

え、いや、私正実時代はなんも騒ぎとか起こしてなかったよ?? なんなら上級生とかと全くかかわらずにクラスメートのみんなとキャッキャウフフしてただけだよ!?

私がやった問題行動はブラックマーケットに通ったぐらいだよ!? ブラックマーケット通ったぐらいでマーキングされんの!?

 

あー、ほら! 先生から"フタバ、過去に何やらかしたの..."って視線向けられてるって! やめっ、やめろォ!

 

「特に貴女...小鳥遊ホシノ。貴女はあの一件以来、アビドスをさったと思っていたのだけれど...」

 

「.........」

 

「それに、貴女...道野フタバ。貴女も、突然正義実現委員会から脱退して、そのままトリニティを退学したと聞いているわ」

 

「まあね」

 

「.........いえ、そういうことね......だからシャーレが.........」

 

ヒナちゃんは考えに耽る様な姿勢で何かを推理し、すぐにその姿勢を解いた。

 

「...アコ、イオリ、チナツ」

 

『...はい』

 

「...委員長」

 

 

 

「撤収準備、帰るわよ」

 

その一言によって、その場にいた風紀委員の生徒全員が動揺しながらも銃を下ろし、撤収準備に入った。

そそくさと撤収する風紀委員にチラリと視線を向け、再度こちらへ向き直るヒナちゃん。

 

次の瞬間、ヒナちゃんはこちらへ深々と頭を下げ、謝罪の言葉を連ねた。

 

その様相にアビドスのみんなも、風紀委員の子たちも驚愕の表情を露わにした。

そりゃ、一つの自治区で武力的に1番強い子が弱小自治区の子たちに頭下げて謝罪したら驚かれるわな。

 

 

 

そんなこんなで、私たちの『柴関ラーメン爆破事件(+α)』の幕は降りたのだった。

 

最後にヒナちゃんが先生に内緒話(意味深)してたのは無視しよう。あれは今の私には関係なさそうだし。

*1
※銃弾が当たる音です

*2
※フタバが痛みに悶える声です




Q.掲示板回がまだ出来ていないのは何なんや?

A.意外と書くのが難しくて..,いや、やっぱ他の方の掲示板回見ると改めてすげぇなって...



追記
サブタイトルつけ忘れてたのです!!
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