アホアホ凸撃ツインスナイパー   作:にわKA

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どうも、作者のにわKAです。

稚拙な文章ですが、最後までお読みいただけると嬉しいです。

感想・評価よろしくお願いします!


6.いつの間にか銀行強盗終わってたんだけど、どうしてくれんの?(憤慨)

 

 

 

〈ホシノ視点〉

 

 

 

シロコちゃんの「銀行を襲う」発言から数分...

 

私たちは先生の指揮の下、銀行を襲っていた。

そう、なんの比喩もなく、その名の通り、銀行を襲っている。

 

セリカちゃんとノノミちゃんが警備員を無力化し、一般客を大人しくさせ、シロコちゃんが銀行員にあの集金書類を出すように脅す。

インカムからは、先生からの指示が適宜出されていて案外銀行強盗はトントン拍子で進んでいる。

 

 

 

 

 

...一方、一緒に銀行に乗り込んだフタバちゃんはというと...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダダダダダダダダダッ!!

 

 

 

「ひゃっはー!! 汚物は消毒じゃい!!」

 

 

 

「それは世紀末の方のセリフでは!?!?」

 

天井に向かって銃を乱射してた。何やってるの??

 

 

「乱射するのやめてください!! フタバ先輩!!」

 

「私は止まねぇからよ... お前らが止まんねぇかぎり、その先に私はいるぞ! だからよ、止まるんじゃねぇぞ...!!」

 

「それはどこぞの団長のセリフですよ!?!? いいから落ち着いてください!!」

 

「あ、はい」スンッ

 

「うわぁ!? 急に落ち着かないでください!」

 

「注文が多い!!」バシッ!!

 

「ガッ!?」バタン...

 

「えぇ!? 一般の方を殴っちゃダメじゃないですか!!」

 

 

ヒフミちゃんとコントしてるし、本当に何やってるの???

 

 

 

『''フタバ!! 一旦落ち着いて!!''』

 

「せんせー、銀行強盗なんて人生に一回できるかできないかの体験だよ? 楽しまなくちゃね!!」

 

『''もうちょっと真剣にやろうよ!?''』

 

「銀行強盗に真剣もクソも無いんだよせんせー!! ははは!!」

 

『''ダメだ、頭がハイになってる...ホシノ!!''』

 

「あー、あれ(・・)だね? りょーかい」

 

 

私はフタバちゃんの後ろへ気取られぬように近寄り...

 

 

 

「ふんっ!!」ドゴッ!!

 

「あべしっ」ドサッ

 

 

 

愛銃の銃床部分で思いっきりフタバちゃんの頭を殴りつけた。

 

「うわぁ...痛そう...」

 

 

少し可哀そうだけど、計画を円滑に進めるためには仕方のない犠牲...コラテラルダメージってやつだから大丈夫。なはず...

 

 

 

その後、シロコちゃんから任務達成の合図がかかったので、私たちはフタバちゃんを担いで帰ることとなった...

 

 

 

 

 

 

〈フタバ視点〉

 

「んぅ.........はっ!? ここは私? どこはだれ?」

 

"それを言うなら『ここはどこ? 私はだれ?』じゃないかな?"

 

「あ、先生。私銀行強盗してたはずなんだけど...なんでせんせーにおぶられてるの??」

 

せんせーの揺れ動く背中の上で目を覚ました。空は既に夕焼けになっていて、大小様々な雲たちが澄んだオレンジ色の空に綺麗に映えている。

あ、せんせーの洋服いい匂い。スンスン。

 

"フタバが案の定暴れたから、ホシノに頼んでやってもらったんだよ。あと匂い嗅ぐのはやめてね"

 

「え、マジィ!? このフタバちゃんの意識を刈り取るとは...ホシノちゃん、許せん!!(逆恨み)」

 

"自業自得だよ...みんなは先に戻ってるから、私たちも急ぐよ。立てる?"

 

「ふっ、中等部から鍛えたフタバちゃんの足腰を舐めてもらっちゃあ困るぜ、せんせー。フタバちゃんレッグは時速500kmだからね!」

 

 

私はせんせーの背中からスタイリッシュに降りると、隣にぴったりと並んで一緒に歩きだした。

 

 

「そうだ。私が気絶してる時に何かあった?」

 

''まあ、色々あったね...シロコが現金を奪ってきちゃったり、この前の便利屋のみんなが現れたり...''

 

「わお、結構色々あったんだね...」

 

''うん...でも、これからもっと忙しくなるだろうし、気を引き締めていかなくちゃね''

 

「...無理はしないでね」

 

''...ありがとう。フタバは急に優しくなるよね''

 

「うぉーい?? 私はいつでも優しくてかっこいいでしょうが!!」

 

''はいはい。さ、早く帰ろっか''

 

「はーい」

 

 

 

さりげなくせんせーと手を繋いでアビドス高校へと歩みを進めた。少し私の顔が赤くなっていたのは、多分夕焼けのせいだと思う。そう思うことにしよう。

 

 

 

 

 

 

ーーーーアビドス高等学校、対策委員会の教室にて

 

「なっ、何これ!? 一体どう言うことなの!?」

 

セリカちゃんが机に手を叩きつけながら勢いよく立ち上がる。困惑と怒りが混じったような顔をしながら。

 

 

「現金輸送車の集金記録だとアビドスで788万円集金したことになってる。だから私たちの学校に来たトラックで間違いない」

 

「でも...その後すぐにカタカタヘルメット団に対して『任務補助金500万提供』とあります...」

 

「それってつまり...」

 

そう、アビドスのみんなのお金を、ヘルメット団に横流ししてたということになるのだ。

なんて奴らだ! 生かしてはおけん!!

処す? ねぇ、処す処す?? もう処そうぜ!!(戦闘狂)

 

 

"ヘルメット団の背後にいるのは、そのカイザーローンってことになるね..."

 

「でも、それはおかしくはないですか? カイザーローンは私たちが借金をしている相手です。なのに学校を襲撃させるなんて...もし学校が破産したら貸し付けたお金も回収できないはずです...」

 

 

 

「はいはーい。私に一つ仮説があるんだよねー」

 

そう言い、聡明博識超天才のフタバちゃんが手を挙げる。

 

「仮説ってなんですか? フタバ先輩」

 

「まあ、ここからはフタバちゃんの推理になっちゃうんだけどね。多分カイザーはアビドス(ここ)の土地が欲しいんじゃないかな?」

 

「土地...? 砂だらけの土地をですか?」

 

アビドスのみんなが頭に疑問符を浮かべる。

 

「うん、それなら辻褄が合うんだよ、ヘルメット団に襲撃させて土地をゲットする計画ならね。それに加えてアビドスからお金も回収できて一石二鳥...って魂胆なんじゃない?」

 

「でも、こんな土地を手に入れてもどうしようもないんじゃないかな? おじさんたちも植物の栽培とかを始めようとしてみたけど、結局失敗しちゃったし」

 

「それじゃあ、土地の性質は関係ないとしたら?」

 

「...それって、つまり?」

 

「例えば...そうだなぁ、アビドスの土地に何かが埋まってるとしたら(・・・・・・・・・・・・)?」

 

「何かが埋まってる...鉱石とかですか?」

 

「いや、それならわざわざここを襲撃しなくても、手頃な砂漠を見つけて採掘すればいいだけの話。だからもっと別の何かが埋まってるんだと思うよ。そうだね...これも私の例えばの話になっちゃうんだけど...」

 

 

 

 

 

「カイザーの手に渡ったら、このキヴォトスの序列が崩れ去るくらいには危険なもの...なんじゃないかなーって」

 

 

 

「「「「!!」」」」

 

「そ、それって...めちゃくちゃマズイことじゃない!!」

 

「序列が崩れ去るほどの危険なものが...!?」

 

 

「...まあ、全部私の憶測でしかないから何とも言えないんだけどね〜。ただアビドスの全土地で鉱石を採掘して売り捌きたいから襲撃してるかもって可能性もあるわけだし」

 

「...でも、とりあえずはっきりしたね。カイザーは危険すぎる。今にでも襲撃するべき」

 

「そうね!! これだけ証拠が揃ってればカイザーの奴らも言い訳なんてできないわ!!」

 

 

おろ? みーんなやる気満々じゃーん。いいねいいね、その調子でカイザーぶっ潰そうぜ!!

...って行きたいところだけど...

 

 

 

「それは違うよ!!(DNGNRNP)」

 

「「!?」」

 

 

「確かに、カイザーを追い詰める為の証拠はここにある。でも、その証拠は私たちが銀行強盗っていう方法を使って手に入れた物。だからそれを使ってカイザーに乗り込むって言うのは、逆に私たちの首を締める結果になると思うんだよね〜」

 

「な、なるほど。確かにそうですね...」

 

「そゆことだから、一旦この集金記録は口外しないようにね〜。ヒフミちゃんも、銀行強盗とかのことは内密に...ね?」

 

「は、はい!」

 

 

 

 

 

 

その後の会議は滞りなく進み、時間も時間なので一度解散という形で会議は終了した。

帰り際にヒフミちゃんがティーパーティーにこの事を進言してみると言ってくれたが、ホシノちゃんはそれを否定した。

まあ、ティーパーティーがこの事について知らないわけないし、下手に手を出すわけにはいかないもんね。しょうがないね!!(諦)

 

ちなみにそれを聞いたヒフミちゃんは、落ち込んでトボトボ帰って行ってしまった。ごめんねヒフミちゃん...お労しやヒフミ上...

 

 

 

そんなこんなで、今は先生と一緒に帰路についている。

 

 

 

「いやー、今日は疲れたね。せんせー」

 

"それはフタバが暴れたからでしょ。まあ、私も少し疲れたかな..."

 

「あはは〜」

 

 

 

澄み切った夜空を星々が鮮明に彩る。

 

 

"フタバ、ちょっと聞いていいかな"

 

「何? せんせー?」

 

せんせーが私に顔を向けずに話し掛ける。

 

 

"フタバが今日の会議中に言ったあの推理のことなんだけど..."

 

「あー、あれね! ただの私の推理だからあんまり当てにならないよ?」

 

"いや、その割には妙に真実味を帯びたような話し方だったよね"

 

「...せんせー、言いたいことがあるなら率直に聞いてよ」

 

 

 

"フタバ...君には何が見えてるの?"

 

 

 

「......せんせー......」

 

"......"

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それは流石にアニメの見過ぎだよ...?」

 

"...へ?"

 

「いや、何が見えてるも何も、ただの推理だって。それ以上でもそれ以下でもないよ......」

 

"そ、そっか..."

 

「まさか私が未来を見てるとでも思ったの? 無い無い無い、そんなどこぞの万年声無しセクシーフォックスじゃないんだからさ...」

 

"万年声無しセクシーフォックス...?"

 

「とにかく、私はただ推論を述べただけだよ。それより、早く帰ろうよー、フタバちゃんは疲れ切ってもうヘトヘトだよぉ〜」

 

"う、うん。そうだね。帰ろっか..."

 

澄み切った夜空を背に私たちはシャーレへと戻った。

私の顔は夜空に照らされ、少し青かった。

 

 

 

 

 

──────────

────────

──────

────

──

 

 

 

コンコン

 

 

 

「はい、どなたでしょうか......貴女でしたか」

 

「あ、やっほ...わっぴ〜、サクラコちゃん」

 

大聖堂に入るための扉がノックされ、それを一人の生徒が開ける。開けた先にはまた一人の生徒が立っていた。

 

 

「ここにいらしたということは、また礼拝ですか?」

 

「うん、正解。もし取り込み中じゃなければ、大丈夫かな?」

 

「ええ、清掃もちょうど終わっているので...少し、お節介になってしまうと思うのですが、一つ聞いてもいいですか?」

 

「...どしたの?」

 

...その生徒の様子は、一見明るく取り繕っているように見える。だが、目元には化粧でも隠し切れないほど深く刻まれた隈があり、顔色もどこか悪く、歩き方も少しおぼつかない様子だ。

 

 

「...何日間、寝ていないのですか?」

 

「あはは...やっぱりバレちゃったか〜...大丈夫だよ。ちゃんと寝たい時に寝てるから」

 

「で、ですが、やはりその隈は...」

 

「大丈夫だから。気にしないで。私、もう行くね」

 

「っ...」

 

彼女から強い圧を感じ、ついたじろいでしまう。

 

 

 

「それじゃ、礼拝してくるね」

 

「...はい」

 

 

 

そのまま彼女は少しばかりふらついた足つきで聖堂の廊下から奥へと歩いて行ってしまった。

 

 

「サクラコちゃん、今の子は?」

 

廊下の奥から、彼女とすれ違う様に修道服を模した制服を着た生徒が歩いてくる。

 

「彼女は...私の同級生の道野フタバさんです。最近礼拝に来るようになったんです」

 

「ふーん...顔色が悪いように見えたけど、どうしたんだろうね」

 

「...彼女は...大切な人を亡くしてしまったと、以前礼拝にいらっしゃった時に言っていました。おそらく、その心の傷がまだ癒えていないと言うことでしょう...」

 

「なるほどね...礼拝で少しは癒えるといいね...」

 

「ええ、そうですね...」

 

 

 

 

 

 

大聖堂内にて、一人の少女が手を合わせ、祈りを捧げている。

ごめんなさい

「...」

救えなくてごめんなさい

祈りを捧げる彼女の顔は、口は酷く歪み、隈は深く、お世辞にも健勝そうとは到底思えない面持ちである。

役に立たなくてごめんなさい

「......」

代わりに死んであげられなくてごめんなさい

祈りを捧げる手は少し震えている。

私なんかが生き残ってごめんなさい

「.........」

ごめんなさい、ごめんなさい

ゆっくりと、しかし確実に時間が過ぎていく。

ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい

その時間は彼女にとって心を落ち着かせる時間か。

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい

それとも、癒えぬ心を正当化する時間か。

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい

あるいは...

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい

 

「...」

 

目を開けた少女は立ち上がると、自分の荷物を持って大聖堂を後にした。

 

 

その悲痛な叫びをこの聖堂に残したまま。

 

 

 




暗い過去がある明るい子って良いよね。私は好きです。

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