IS〜巻き込みたい系男子と巻き込まれ系男子〜   作:ネオバレットファイア

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プロローグ
開幕


 

 

 

〜〜〜

 

「なぁ、土門、今日はどうする?」

 

「そうだなぁ、せっかく温泉旅行に来たんだ。部屋でエクバか遊戯王かバトスピでもやろうぜ。」

 

「お前なぁ、何がせっかくだよ。結局部屋に引き籠ってるなら近場の銭湯でもいいじゃねぇか。」

 

「たしかにwwww」

 

「ウェーイwwww」

 

などと言いながらハイタッチをする馬鹿2人。

引きこもりを宣言した土門修介(どもん しゅうすけ)と旅行を満喫したい京谷大雅(きょうや たいが)この作品における主人公だ。

 

「んじゃあ、適当にぶらぶらしますか。」

 

「そうだな。あいつらに土産買って行かなきゃだしな。」

 

そう言って2人は観光街をブラブラと歩く。とりあえず2人の言う友達への土産を買った後はやることがなくなったのだろうか、そのまま居酒屋へふらふら〜っと吸い込まれるように入っていった。

 

 

〜2時間後〜

 

2人は気分良く居酒屋から出てきた。その2人の手には土産と酒瓶数本が入った袋が握られていた。多分土産が増えたのだろう。

 

「いやぁ、まさかこんな所で高校時代の○○と合うとは思わなかったなぁ!」

 

「そうだな、しかも店長だとよ。まぁ、実家の店だしわかるっちゃわかるな。あいつ妙に料理うまかったしな」

 

 

 

 

「きゃあー!ひったくりよ!誰か!誰か捕まえて!」

 

そんな声が聞こえた2人は聞こえた方に向くと男が走ってきた。

 

「なぁ、土門これ捕まえたら俺らモテるんじゃね?」

 

「あぁ、間違いないだろうな」

 

2人は所謂イケメンと呼ばれる部類の人間だがその残念な人間性が周りの女子を寄せ付けなかったので人生で彼女が出来たことは一度もなかった。

モテると思い込んだ馬鹿は強い。この2人がいい手本だ。この2人高校時代はバスケットボールで全国制覇をしたことがある。入部理由も不純なもので先輩に「モテるからやらないか?」と誘われたのでホイホイとついていきバスケット初心者にも関わらず驚異的なスピードで成長し全国制覇まで登り詰めたのである。だが、人間性故モテることはなかった。

 

さて話は戻るが単純馬鹿の2人はモテると確信し行動に移すのは早かった。まず走ってきた男をそのままスルーした。

え?と思うだろうがそこからが早かった。

 

「土門スティール!」

「京谷カバー!」

 

この掛け声と同時に修介は男の襟首を掴み引き寄せる。大雅はひったくられた鞄を取り戻す。そのまま携帯を取り出し警察へ通報。

修介は男を抑え込む。

 

「犯人確保ー!」

「えぇ、場所は、はいお願いします。」

 

そこへ持ち主であろう女性が近寄ってくる。それと同時に周りに野次馬が集まってくる。

 

「くくくくくく、あはははははははは!」

 

集まってくると同時に男が高笑いを始めた。あらかじめこれを予想してたであろう様子である。

 

「お前ら馬鹿だな!俺を押さえ込んだつもりだろうが無駄だ結果は変わらんぞ!憎むならあの女を憎むんだな!」

 

「「は?」」

 

そこから先の疑問の言葉を2人は紡ぐことはなかった。いや、できなかった。何故なら2人は商店街は大きな爆発に巻き込まれたからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「ここは?」」

 

2人同時に目を覚ましたのは深い霧が立ち込めた所だった。

勿論2人にこの場所の心当たりはない。

 

「おお、目が覚めたか。いやぁ、すまんな。」

 

いきなり現れたのは美女それも絶世の。この馬鹿2人はやはり反応せずにはいられない。

 

「いえ、謝らないで下さい。貴女は何も悪いことはしていません」

 

「そう言ってくれると助かる。でだ、ここからが本題なんだが、お前達2人転生しないか?」

 

「「え?」」

 

「一応そういう神様規定でな」

 

「「え?神様?」」

 

「え?」

「「え?」」

 

ここで2人の顔は急激に変わる。

修介はみるみると青く、大雅はかなり興奮しているようだ。

 

「いよっしゃ!土門!当たりだ!当たりだぞ!」

 

「いや、本当そういうの勘弁してくれ。」

 

「なんでだよ!夢にまでみた神様転生だぞ!」

 

「そういうので主人公と絡みたくないんだよ!」

 

「お話の途中悪いが転生は決まっていてな。土門修介、君の願いは届かない」

 

「どうしてぇ!やだぁ!平凡に生きたい〜」

 

いまさらどの口が言うかである。

 

「なら、乗り気な京谷大雅、君の要望を聞こう。」

 

「えっと、ISの世界がいい。それと勿論特殊能力くれるんでしょ?」

 

「ふふ、勿論だ。」

 

「じゃあ、篠ノ之束を超える頭脳そして身体能力と圧倒的動体視力と空間把握能力が欲しい。」

 

「しかもよりによってISかよぉ!絶対平凡にに生きてやるからな!」

 

もう黙っとけと言いたい所だがこの後のことを考えると今のうちに言いたいことを言わせてやるのがせめてもの優しさだろう。

 

「では、土門修介には原作知識を失って転生をプレゼントしよう。」

 

そう言うと2人の足場がぱかっと開き2人は落ちていった。

 

 

 

 

 

「よし、設定はこれでよし…あっ!まぁ、京谷大雅のことだ。そこはむしろ喜ぶだろう。」

 

神は最後の最後に失敗したようだがこれから2人の平凡と巻き込みの戦いが始まるのであった。

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