IS〜巻き込みたい系男子と巻き込まれ系男子〜 作:ネオバレットファイア
〜〜〜
「鈴ちゃん、元気そうだね!」
「だからと言って抱きつくな!変態!」
「失礼な!もし借りに変態だとしてもそれは変態と言う淑女だよ!」
久しぶりに会った鈴ちゃんに抱きつきながらぐぬぬぬなどやっている僕は至って普通である つまり正常運転だ。
「はぁ、もういいわよ。それより、アデルはどこよ。リベンジしてやるわ!」
「燃えてるねぇ。でもでも、鈴ちゃんさぁ?愛しのマイダーリン織斑一夏のことは気にしなくていいの?もしかしてアデルに乗り換えた?」
「ちょっ!ばっ!ぱっかじゃないの?べ、別に一夏とは腐れ縁なだけだし…」
これだから人をからかうのはやめられないんだよねぇ。
「へー、じゃあ一夏に言ってこよ!」
「や、やめろ!」
「へへーん、じゃあ鈴ちゃん。寮はあっちだから迷わないでね?」
「わかってるわよ」
そう言って鈴ちゃんはプリプしながら寮へと足を向けて歩いて行った。
「で?そこのおねぇさんはいつまで僕のこと見てるのかな?」
後ろの方でガサッと音がなり扇子を持った水色髪のお姉さんが現れた。
「あら?ばれちゃった?」
そう言いながら扇子を開くと扇子には出現!!と達筆で書かれていた。
「で?対暗部の更識さんが天才のベルナデットさんに何か用かな?」
「あらつれないのね。まぁ、いいわ。ねぇ、天才さん。この学校に何しに来たの?貴女ならISなんて知らなくてもMSがあればいいんじゃないのMSはISと比べて量産なんていくらでもできるんでしょ?」
「案外おねぇさんもバカなんだね。MSはISと違って攻める物はあっても守るものなんてこれっぽっちもないのさ。全ては乗り手次第。それでも死ぬときは死ぬんだよ。人間なんて惨めなものさ。偶然何かに巻き込まれたかと思えばそのままあっさり死んでしまう。偶然なんてこの世にないのにね。全ての事象は起こるべくして起こった。これがこの世の全てさ。わかるかい?」
「いいえ、私にはさっぱりね。これっぽっちもわからないわ。分かりたくもない。」
「そう。じゃあ、簡単な質問をしよう。新しい人類は出てくると思う?」
「さぁ?出てきても10年先20年先じゃないかしら?」
「これも間違い。新人類はもう出てきてる。2人もね。第一の条件として僕はこの2人を見に来たのさ。」
「!?それって」
「じゃあ〜ね〜これ以上は織斑せんせいに怒られるしまた今度ね」
適当なこと言って逃げるが一番だね。今まで喋ってた内容ほぼ嘘。
確かに一夏とアデルはニュータイプもしくはイノベイターの片鱗は見せてるけどまだ、そうと決まったわけじゃない。
僕の主人公はアデル、いや土門と一夏だけでいい。他の有象無象のニュータイプなんていらない。
2人がニュータイプかイノベイターに目覚めるならば僕は喜んでこの二度目の命を投げ出そう。
「世界は思ったほど難しくできてない。それが僕が篠ノ之束を超える頭脳を手に入れてわかった事。それに、おもちゃなんてそこら辺に転がってるしね。」
一方その頃寮の屋上にて1人の少女が携帯を片手に通話ボタンを押すか押さないかを悩んでいた。
「私は、一夏の側にずっといたい。一夏に認められる様な女になりたい。守られているだけの女ではいやなのだ。だが、姉に頼れば…「頼っていいんじゃないか?」アデル!」
「済まないな、アホな隣人が夜な夜な徘徊していて屋上に居ることが多いんだ。それで、今日もここかと思えば、珍しい先客が居たんでな。それでだ篠ノ之。お前が姉とどういう関係なのかは知らないが姉に頼らないとダメな時なんてざらにある。だけどその分自分が姉を助ける場面も多々ある。
だから、別に何も姉に頼るのは悪いことじゃない。寧ろお前の場合は頼ってあげたほうがいいんじゃないか?」
俺はそう一息で言うと少女、篠ノ之箒は驚いた顔をした後少し俯き何かを決心したらしい。
「あぁ、お前のおかげで少し決心をできそうだ。すまないありがとうオルコット」
「別に俺は俺の言いたい事を言っただけだ、礼を言われるような事はしてない。だが、まぁ、感謝されるのは悪くないな」
「あー、モッピーとアデルがいちゃついてる!酷いよアデル!僕と言う存在がいながら!」
はぁ、いい感じにカッコよく決めてただけなんだが…まぁ、何時もの煩いのが帰ってきて一安心って所か?
ん?一安心?いや、まて、おかしい。
なんで、俺はこいつが居なくて不安になったんだ?
「いちゃついてなどいない!それとモッピーと呼ぶな!」
「あれれ〜?モッピーもしかして恥ずかしがってる?」
「恥ずかしがってなどいない!貴様がモッピーなどとよぶからd…ひゃん!」
ベルナデットはおよそ人間ではできないであろう挙動で篠ノ之の背後に周り耳に息を吹きかけていた。
いや、寧ろそんな事はどうだっていい。今大事なのは俺があいつに抱いてる感情だ。これは有体に言うとするならば間違いなく…いや、やめておこう。多分何かの間違いだ。
「聞いた?アデルひゃん!だって!」
「ああ、面白いな。それより、部屋に戻るぞ」
「はいはい、それより鈴ちゃん転校してきたよ。やったね!」
「うぇ、まじかよ。もう絡まれるのはごめんだぞ?」
「あー、それ無理そうリベンジに燃えてたし。」
「あーマジか」
そうだ、何時もの様にアホみたいな会話して忘れようそれが一番だ。
「すまないが、デュノアとオルコットはその、付き合っているのか?」
「「いや?全然?」」
「ふふ、そうか。すまないオルコット付き合って貰って」
「いや、俺が勝手にやっただけだって言ったろ?それでいいんだ。」
「じゃあの、モッピー。もう少しで織斑先生が見回りするからすぐ戻った方がいいよ」
「あぁ、また明日」
めっちゃ久しぶり!
過去編書くとかほざいたけど結局過去編はまた今度ね。