IS〜巻き込みたい系男子と巻き込まれ系男子〜   作:ネオバレットファイア

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巻き込まれ11回 奪われし姫君

 

 

 

 

〜〜〜

 

学年別クラストーナメントもあと一週間と迫ったある日。

まぁ、突然と言ったら突然なんだが。シャアと俺は今アリーナで対峙している。

ベルナデットはどちらに相応しいのかと言う男の矜持を掛けて、な。

今の気持ちは多分、いや、間違いなく俺はベルナデットに恋をしている。これ以上は偽る必要もない位にだ。

この勝負に勝って俺は伝えようと思う。俺の偽りのない気持ちを。

 

「織斑一夏、君の好きなタイミングで初めてくれたまえ。」

 

「あ、あぁ、それより本当にやるんだな?」

 

「「もちろんだ。」」

 

そう、もちろんだ。俺はこいつに勝たなければいけない。長年一緒だった奴をこんなポッと出のよくわからん奴に渡したくない。

 

「悪いが君にはナイトの役を降りてもらう。私が私の道を歩む為にな」

 

「行くぞ!ケルディム!目標を狙い撃つ!」

「サザビー、行くぞ」

 

その言葉と同時に試合開始のブザーがなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

管制室、そこでは一夏とベルナデットが試合を見ていた。

 

「ねぇ、一夏。争いをなくすことができて他者とすれ違う事なく相互理解をできる人間がいたらどうする?」

 

「え?そうだなぁ。まずそいつと友達になって一緒に少しづつでいいから世の中の争いごとをなくしたいと思う。」

 

「まぁ、おおよそその通りだろうね。もし、その人間になれる可能性が自分にあるとしたら?」

 

「多分、同じように世界から争いごとを無くそうとするだろうな」

 

「例え世界から疎まれようと?」

 

「あぁ、絶対に無くして見せる」

 

「そう、その覚悟見せて貰うよ。はい、コレ」

 

そう言ってベルナデットが一夏に差し出したのは水色、白、緑が混ざった綺麗な指輪だった。

 

「?これは?」

 

「君にはその可能性がある。そのずば抜けた可能性と直感それを一夏で試したい。多分この試合が終わると僕は何処かおかしくなると思う。その前に君に渡しておかなければならないと思ってね。ほら、もう一夏の事君とか言い出す始末だ。だから、後は頼んだ。僕がおかしくなってもいつも通りに接してくれると助かる。」

 

「え?どういう事だよ!」

 

「悪いけどもう時間がない。簡単に言うなら僕の中で君とアデルは友人から他人に変わるって事。じゃあ、試合はもうそろそろ終わるからピットに行かなきゃ」

 

そう言ってベルナデットは早足で管制室を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだよ、こいつ、強すぎだろ。間違いなく俺の中で1位2位を争う敵だ。

だが、それこそ燃えてくるってもんだ。

 

「行くぞ!シャア!これで決める!TRANSーAM!」

 

「ほう?それが噂に聞くガンダムの切り札か。いいだろう魅せて貰おう。この世界のガンダムの性能とやらを!」

 

ケルディムが赤く発光するとそのままGNライフルで的確にサザビーのファンネルを落として行く。

 

「これほどまでとはな。だが、その切り札が君のだけと思っているのが君の思い違いだ。そして敗北理由だ。私も行こう。その速さの先へTRANSーAM!」

 

「なっ!それをどこで!」

 

「動揺したな。それが君の慢心故の感情だと知るがいい。この機体自体彼女から貰ったものだ。」

 

「シャアァァァァァァァァア!」

 

そのまま俺は、シャアに蹴り飛ばされ、ビームアックスで連続で切りつけられ初めて敗北を味わった。

 

「これで、もう、君は彼女のナイトではない。彼女には相応しくなかったのだ。そこを踏まえてもう一度彼女との付き合い方を考えるがいい。」

 

「シャア、カッコよかったよ。早く戻ってきてその機体のデータ収集させて」

 

「あぁ、わかった。今戻るよベルナデット」

 

「ベルナデット。俺は…「アデル君はいいよ。その機体をあげるからあんまり関わらないでくれる?」あ、あぁ、すまなかった。シャアお前は何を!」

 

「特にこれといって私は何もしていない。ベルナデット、今戻るよ。それではアデル・オルコット、私が言った意味をよく理解する事だな。」

 

 

 

 

 

 

 

くそ!くそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそ!

どうしたと言うんだ!なんで!なぜ!?

俺は更衣室で後悔していた。もう少し早くあいつに想いを伝えておけば、あの時シャアとの対談を止めておけばそんな後悔ばかりしていた。

 

「最強なんて名前は大したもんじゃないわね。いきなり出てきた奴に女を取られるしベルナデットには見捨てられる。それで、自分を責めてるの?」

 

いつの間にか鈴音がきてたようだ。

 

「お前には関係ない。」

 

ない胸を張って威張っている。だが、彼女も泣いていたのか、目元が少し赤い。

 

「あるわよ。同じガンダムマイスターとしてね。いや、でも負けたあなたは元ガンダムマイスターね。」

 

「なにが言いたい!」

 

「は?男ならウジウジしてんじゃないわよ!奪われたなら奪い返す器量ぐらい見せてみなさいよ!それでも、一番長くあいつに寄り添った男?そりゃあベルナデットに見放されるわけよね?」

 

「てめぇ!」

 

気がつくと俺は鈴音の胸ぐらを掴んでいた。

 

「いや、すまない。」

 

「いいわよ。でも、ベルナデットが元に戻ったらあたしのリベンジ受けて貰うわよ?」

 

「あぁ、そのくらいは受けてたつ。」

 

今はシャアにリベンジするべく一から鍛え直しだな。

 

「それより、鈴音目が赤いぞ?どうした?」

 

「うっさいわね!放っておきなさい!」

 

「あぁ、そういう事にしておこう。」

 

おおかた一夏に変な事言われたのだろう。







こういう展開って数少ないよね?きっと

感想、評価待ってます。





ちょっと作者の小話

作者「この展開は修正しなきゃなぁ、でもこれの代わりになに突っ込むよ」
友人「こういうのどうよ?(2話ぐらい前からの展開)」
作者「それだ!でも、出すキャラどういう名前にすっかな?」
友人「シャアでいいんじゃね?(逆シャア見ながら)」
作者「うん、それでいいや」
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